JP2700380B2 - ベルト用バックル - Google Patents

ベルト用バックル

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JP2700380B2
JP2700380B2 JP6066665A JP6666594A JP2700380B2 JP 2700380 B2 JP2700380 B2 JP 2700380B2 JP 6066665 A JP6066665 A JP 6066665A JP 6666594 A JP6666594 A JP 6666594A JP 2700380 B2 JP2700380 B2 JP 2700380B2
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JP
Japan
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buckle
insertion hole
release button
belt
pair
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JP6066665A
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昇 千葉
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Nax Co Ltd
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Nax Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44BBUTTONS, PINS, BUCKLES, SLIDE FASTENERS, OR THE LIKE
    • A44B11/00Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts
    • A44B11/25Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts
    • A44B11/26Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts with push-button fastenings
    • A44B11/263Buckles; Similar fasteners for interconnecting straps or the like, e.g. for safety belts with two or more separable parts with push-button fastenings with a push-button acting perpendicularly to the main plane of the buckle

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  • Buckles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バンドやベルトの締結
用帯材(以下これらをベルトと総称する)の端部を止着
するバックルに関し、殊にロックを解除する為の押しボ
タンを備えた形式のバックルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ベルトの一端若しくは両端を止着
するものであって、ロック解除用のボタンを備えたバッ
クルは、例えば自動車や飛行機の座席安全ベルト等で使
用されているように種々のものが提供されている。この
ようなバックルは通常ロック解除ボタンを構成する部品
をバックル本体に組み込んで製作されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来のこ
の種のバックルにあっては、構成部品が多くて製作コス
トが高くつき、比較的安価なベルトには採用し難いとい
う問題点がある。更に従来のバックルにあっては、ロッ
ク解除ボタンを押してロックを解除した状態で、手でベ
ルト端部をバックルら引き抜かないと、ボタンから手を
離した時に再びロックされる構造となっている。従っ
て、ロック解除操作には2アクションを必要とし片手操
作が難しいという欠点がある。
【0004】そこで、このような従来品の欠点を解決す
ることができるバックル構造として、ロック解除ボタン
を備えたバックル本体を合成樹脂による一体成型品によ
って安価に製作することができ、解除ボタンを押すこと
によりロック解除を行うことができ、これにより、片手
によるワンタッチ操作によって簡単にロック解除ができ
る新規なバックルが実開昭62−95611号公報に提
案されている。
【0005】しかしながら、ここに記載の先行技術は、
バックル本体と差込み体とのワンウエイ方式のものであ
って、バックル本体に対して2本のベルトを連結するこ
とができる構造にはなっていない。また、バックル本体
の差込み穴内の構造や差込み体の構造も複雑で成形も容
易とは言い得ないこのとなっている。そこで、本発明の
目的は、バックル本体に対し左右からベルト端部を挿入
ロックすることができ、しかもワンタッチで左右のロッ
クを同時に解除するとともにベルト端部をバックル本体
から同時に弾き出すことのできるツウウエイ方式のバッ
クルを合成樹脂による一体成型品によって低コストで提
供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るバックルにあっては、左右両側面に向
かって開口する左右一対の差込穴(1),(1)を有し
且つ上下に弾性揺動可能なプッシュ式ロック解除ボタン
(2)を上面に備えた合成樹脂による一体成型品のバッ
クル本体(A)と、前記差込穴(1),(1)に挿入さ
れる先端鋭突な板状の弾性舌片(3)とその左右に平行
して突出された一対のガイド棒(9),(9)とを備え
且つ後端部にベルト挿通孔(4)を有する合成樹脂によ
る一体成型品の一対のインサート部材(B),(B)
から成り、前記ロック解除ボタン(2)は、弾性揺動可
能なヒンジ部(5)を介してバックル本体(A)の前後
何れかの縁部に連結され、前記差込穴(1)の奥はロッ
ク解除ボタン(2)の下方で開放されており、前記イン
サート部材(B)の弾性舌片(3)は、前記一対のガイ
ド棒(9),(9)とは独立して上下方向に弾性揺動
し、鋭突な先端から後方に向かって上向きの傾斜面
(6)が形成され、該傾斜面(6)の後端に係合段部
(7)が設けられており、この係合段部(7)が弾性舌
片(3)をバックル本体(A)の差込穴(1)に挿入し
たときに差込穴(1)の奥部開口上縁に係合ロックする
ようにその位置が設定されており、かつ、この姿勢にお
いて前記一対のガイド棒(9),(9)によって弾性舌
片(3)の下方には解除のための下方への移動スペース
が確保され、更に前記ロック解除ボタン(2)の下端に
左右から差し込まれた前記弾性舌片(3),(3)の傾
斜面(6),(6)同時に押し下げて左右のインサー
ト部材(B),(B)のロックを同時に解除するための
押圧部(8),(8)左右に設けられている構造とし
たものである。
【0007】殊に本発明にあっては、前記インサート部
材(B)の弾性舌片(3)を挿入するための前記差込穴
(1)がバックル本体(A)の左右両側部に形成され、
ロック解除ボタン(2)の押圧部(8)が左右から差し
込まれた弾性舌片(3)、(3)の傾斜面(6)、
(6)を同時に押圧するように左右に設けられているバ
ックルを提供する。
【0008】
【作用】上記の如く構成されたベルトバックルにあって
は、夫々のインサート部材(B)、(B)のベルト挿通
孔(4)、(4)に図2に示すごとくベルト(C)の端
部を止着し、このインサート部材(B)、(B)をバッ
クル本体(A)差込穴(1)、(1)に左右から挿入し
てベルト(C)を締結するのに使用される。インサート
部材(B)の弾性舌片(3)を差込穴(1)に挿入する
と、弾性舌片(3)の係合段部(7)が図3に示すよう
に、差込穴(3)の奥部の開口上縁に係合しロックされ
る。また、ロック解除ボタン(2)を押すと、ロック解
除ボタン(2)の押圧部(8)、(8)が弾性舌片
(3)の傾斜面(6)を押圧して弾性舌片(2)を下方
に弾性変形させる。この傾斜面(6)に受ける下向きの
力の分力が弾性舌片(2)を外に押し出す力として作用
する。弾性舌片(2)の係合段部(7)が差込穴(1)
の開口上縁から外れると、前記弾性舌片自身の弾性反発
力と前記外向きの力とによってインサート部材(B)が
バックル本体(A)から弾き出される。これにより、ワ
ンタッチで左右のインサート部材(B)、(B)の弾性
舌片のロックを解除すると同時に自動的にインサート部
材(B)、(B)をバックル本体から弾きだすことがで
きるものであ。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照にし
て説明する。図1ないし図5は本発明に係るバックルの
一実施例を示すものであって、このバックルは、左右両
側面に向かって開口する左右一対の差込穴(1)、
(1)を有し且つ上下に弾性揺動可能なロック解除ボタ
ン(2)を上面に備えたバックル本体(A)と、前記差
込穴(1)、(1)に挿入される先端鋭突な板状の弾性
舌片(3)を備え且つ後端部にベルト挿通孔(4)を有
する一対のインサート部材(B)、(B)とによって構
成されている。前記バックル本体(A)並びにインサー
ト部材(B)は夫々合成樹脂により一体成型品によって
形成されている。
【0010】前記バックル本体(A)のロック解除ボタ
ン(2)は弾性揺動可能なヒンジ部(5)を介してバッ
クル本体(A)の前後何れかの縁部に連結されており、
これにより、ロック解除ボタン(2)を押し下げた後、
手を離すと元位置に復元するように形成されている。
又、前記差込穴(1)、(1)の奥はロック解除ボタン
(2)の下方で開放されている。
【0011】更に、前記インサート部材(B)の弾性舌
片(3)の鋭突な先端から後方に向かって上向きの傾斜
面(6)が形成され、該傾斜面(6)の後端に係合段部
(7)が設けられており、この係合段部(7)が弾性舌
片(3)をバックル本体(A)の差込穴(1)に挿入し
たときに差込穴(1)の奥部開口上縁に係合ロックする
ようにその位置が設定されている。また、前記バックル
本体(A)のロック解除ボタン(2)の下端には、左右
から差し込まれたインサート部材(B)、(B)の弾性
舌片(3)、(3)の傾斜面(6)、(6)を押し下げ
てロックを解除する押圧部(8)、(8)が設けられて
いる。尚、実施例では前記弾性舌片(3)の傾斜面
(6)が緩やかな円弧で形成されているが直線で形成し
てもよい。
【0012】尚、図に示した実施例では、前記インサー
ト部材(B)に、弾性舌片(3)と平行してガイド棒
(9)が設けられている。このガイド棒(9)は弾性舌
片(3)と共に差込穴(3)に挿入した時に、弾性舌片
(3)の係合段部(7)が、解除のための下方への移動
スペースを残した状態で、弾力的に差込穴奥部の開口上
縁に係合するように、差込穴(1)内での弾性舌片の位
置を確保している。
【0013】上記の如く構成されたベルトバックルにあ
っては、夫々のインサート部材(B)、(B)のベルト
挿通孔(4)、(4)に図2に示すごとくベルト(C)
の端部を止着し、このインサート部材(B)、(B)を
バックル本体(A)差込穴(1)、(1)に左右から挿
入してベルト(C)を締結するのに使用される。インサ
ート部材(B)の弾性舌片(3)を差込穴(1)に挿入
すると、弾性舌片(3)の係合段部(7)が図3に示す
ように、差込穴(3)の奥部の開口上縁に係合しロック
される。この場合、弾性舌片(3)が適度な弾力性を維
持した状態で係合するように、差込穴(1)の上壁面
(1a)を奥に至るほど少し下がるように傾斜させてお
くのがよい。
【0014】而して、バックル本体(A)のロック解除
ボタン(2)を押すことによりワンタッチで左右の弾性
舌片(3)、(3)のロックを解除することができる。
即ち、ロック解除ボタン(2)を押すと、ロック解除ボ
タン(2)の押圧部(8)、(8)が弾性舌片(3)の
傾斜面(6)を押圧して弾性舌片(2)を下方に弾性変
形させる。この傾斜面(6)に受ける下向きの力の分力
が弾性舌片(2)を外に押し出す力として作用する。弾
性舌片(2)の係合段部(7)が差込穴(1)の開口上
縁から外れると、前記弾性舌片自身の弾性反発力と前記
外向きの力とによってインサート部材(B)がバックル
本体(A)から弾き出される。これにより、ワンタッチ
で左右のインサート部材(B)、(B)の弾性舌片のロ
ックを解除すると同時に自動的にインサート部材
(B)、(B)をバックル本体から弾きだすことができ
るものである。
【0015】上記実施例では、バックル本体(A)の左
右からインサート部材(B)、(B)を装着する実施例
を示したが、図6に示すように、先に述べた実施例のバ
ックル本体(A)に対し、その前後縁部にもベルト挿通
孔(11)、(12)を設けてベルトをバックル本体
(A)を介してクロス状に締結できるようにすることも
可能である。
【0016】以上本発明の代表的な実施例について説明
したが、本発明は必ずしも上記の実施例構造のみに限定
されるものでなく、本発明の構成要件を備え、且つ効果
を有する範囲内で適宜変更して実施出来ることは勿論で
ある。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記のごとく構成されているも
のであるから、ロック解除ボタンを押すことによりロッ
ク解除と同時にベルト端部を止めたインサート部材をバ
ックル本体から弾き出すことができ、これにより、片手
によるワンタッチ操作によって簡単にベルトを解くこと
のできると共に、合成樹脂による一体成型品によって低
コストで提供するに当たって、バックル本体の左右に差
込穴を設けることにより、左右からベルト端部を挿入ロ
ックすることができ、しかもワンタッチで左右のロック
を解除すると同時に左右のベルト端部をバックル本体か
ら弾き出すことのできるツウーウエイ方式のバックルを
合成樹脂による一体成型品によって低コストで提供する
ことができ顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベルトバックルの一実施例を示す
斜視図。
【図2】図1におけるD−D線に沿った断面図であっ
て、ベルトが付けられた状態が示されている。
【図3】上記ベルトバックルのロック状態を示す1部断
面図。
【図4】上記ベルトバックルのロック解除時の動作を示
す図3同様の断面図。
【図5】本発明におけるバックル本体のみの平面図。
【図6】 バックル本体の他の実施例を示す平面図。
【符号の説明】
(1)差込穴 (2)ロック解除ボタン (3)弾性舌片 (4)ベルト挿通孔 (5)ヒンジ部 (6)傾斜面 (7)係合段部 (8)押圧部 (A)バックル本体 (B)インサート部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右両側面に向かって開口する左右一対
    の差込穴(1),(1)を有し且つ上下に弾性揺動可能
    なプッシュ式ロック解除ボタン(2)を上面に備えた合
    成樹脂による一体成型品のバックル本体(A)と、前記
    差込穴(1),(1)に挿入される先端鋭突な板状の弾
    性舌片(3)とその左右に平行して突出された一対のガ
    イド棒(9),(9)とを備え且つ後端部にベルト挿通
    孔(4)を有する合成樹脂による一体成型品の一対の
    ンサート部材(B),(B)とから成り、前記ロック解
    除ボタン(2)は、弾性揺動可能なヒンジ部(5)を介
    してバックル本体(A)の前後何れかの縁部に連結さ
    れ、前記差込穴(1)の奥はロック解除ボタン(2)の
    下方で開放されており、前記インサート部材(B)の弾
    性舌片(3)は、前記一対のガイド棒(9),(9)と
    は独立して上下方向に弾性揺動し、鋭突な先端から後方
    に向かって上向きの傾斜面(6)が形成され、該傾斜面
    (6)の後端に係合段部(7)が設けられており、この
    係合段部(7)が弾性舌片(3)をバックル本体(A)
    の差込穴(1)に挿入したときに差込穴(1)の奥部開
    口上縁に係合ロックするようにその位置が設定されてお
    り、かつ、この姿勢において前記一対のガイド棒
    (9),(9)によって弾性舌片(3)の下方には解除
    のための下方への移動スペースが確保され、更に前記ロ
    ック解除ボタン(2)の下端に左右から差し込まれた
    記弾性舌片(3),(3)の傾斜面(6),(6)を同
    時に押し下げて左右のインサート部材(B),(B)の
    ロックを同時に解除するための押圧部(8),(8)
    左右に設けられているベルト用バックル。
JP6066665A 1994-03-09 1994-03-09 ベルト用バックル Expired - Lifetime JP2700380B2 (ja)

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