JPH0721154Y2 - 椅子の背凭れ等の取付装置 - Google Patents

椅子の背凭れ等の取付装置

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JPH0721154Y2
JPH0721154Y2 JP1991005304U JP530491U JPH0721154Y2 JP H0721154 Y2 JPH0721154 Y2 JP H0721154Y2 JP 1991005304 U JP1991005304 U JP 1991005304U JP 530491 U JP530491 U JP 530491U JP H0721154 Y2 JPH0721154 Y2 JP H0721154Y2
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JP
Japan
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engaging
backrest
shell
middle shell
shaft portion
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JP1991005304U
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JPH051354U (ja
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孝治 高橋
耕一 畑岡
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Okamura Corp
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Okamura Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、前面に椅子の背凭れ等
のクッション体を装着した中シェルに、その背面を覆う
外シェルを着脱容易に取付ける装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に椅子の背凭れは、図5に示すよう
に、前面にクッション体(01)を装着した中シェル(02)
と、中シェル(02)の背面を履う外シェル(03)とからな
り、中シェル(02)、外シェル(03)ともに、合成樹脂等の
硬質弾性材により成形されている。例えば、特開昭50−
146456号公報に示されているように、外シェル(03)の複
数箇所より、軸部(04)の先端に拡大した鉤部(05)を有す
る係合突起(06)が、前向きに突設されており、中シェル
(02)における係合突起(06)と対応する位置に穿設された
嵌合孔(07)に、この係合突起(06)を強制的に嵌合するこ
とにより、外シェル(03)は中シェル(02)に取付けられ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
では、一旦、係合突起(06)の鉤部(05)を嵌合孔(07)に強
制的に嵌合し係止すると、外シェル(03)を取外すことが
困難であり、無理に嵌合孔より係合突起(06)を抜き外そ
うとすると、嵌合孔(07)の側縁、あるいは係合突起(06)
の鉤部(05)が破損することがある。また、椅子に着座し
て、背凭れに荷重を掛けると、硬質弾性材よりなる中シ
ェル(02)、あるいは外シェル(03)が、相対的に捩れた
り、移動したりして、前述のように、嵌合孔(07)の側
縁、あるいは係合突起(06)の鉤部(05)が破損することが
ある。
【0004】そのため、従来は、嵌合孔(07)を長孔また
は大径孔として、軸部(04)との間に、軸部(04)を移動さ
せるための隙間(08)を形成しているが、この隙間(08)の
ために、外シェル(03)にがたつきが生じ、不快感を与え
るという問題がある。本考案は、軸部を、嵌合孔に対し
てがたつきがなく、かつ適当な移動を許容するようにし
て取付けることにより、上記問題点を解決することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】合成樹脂等の硬質弾性材
により成形され、かつ背凭れ等のクッション体が前面に
装着された中シェルと、この中シェルの背面に取付けら
れる外シェルとからなり、外シェルの前面の複数箇所
に、軸部の前端に一方向を向く鉤部を有する係合突起を
突設するとともに、中シェルにおける前記係合突起と対
応する位置に嵌合孔を穿設し、嵌合孔における前記鉤部
の方向における両側縁には、側部が中シェルより分離す
るとともに、先端が斜前方へ傾斜する1対の係止片を対
向して突設し、この係合突起を嵌合孔に後方より嵌入す
ることにより、係合突起をもって両係合片を押し拡げ、
鉤部を一方の係止片の先端に係止するとともに、係合突
起の軸部を押し拡げられた両係止片により弾性挟持する
ようにしたことにより、上記課題は解決される。
【0006】
【作用】外シェルにおける係合突起を、中シェルにおけ
る嵌合孔と一致させ、後方より外シェルを押圧すると、
嵌合孔両側縁には、クッション体方向に入り込むように
傾斜する1対の係止片が突設されているので、係合突起
は、両係止片を押し拡げさらに乗り越える。その結果、
鉤部は少くとも一方の係止片先端に係止されるととも
に、係合突起の軸部が、押し拡げられた両係止片により
弾性挟持される。したがって、外シェルは、がたつくこ
となく中シェルに取付けられ、椅子に着座して背凭れ等
に荷重が掛かり、中シェルあるいは外シェルが変形して
も、係止片が弾性変形するので、係合突起の軸部に大き
な負荷が掛かって軸部が折れるようなことはない。
【0007】
【実施例】図1〜図4は、本考案の実施例であって、前
面にクッション体(1)を装着した中シェル(2)の背面
を、外シェル(3)で覆った椅子の背凭れを示す。
【0008】中シェル(2)は、合成樹脂等の硬質弾性材
で成形されており、その背面下部には、背杆(6)の上端
における留め板(4)が、止めねじ(5)によって止着され
ている。
【0009】中シェル(2)の前面には、クッション材
(7)を外カバー(8)で被覆した前述のクッション体(1)
が装着されている。
【0010】中シェル(2)には、上下には、左右に対を
なす嵌合孔(9)(9)が穿設され、上方の各嵌合孔(9)の
上下両端縁には、互いに対向するとともに、側縁が中シ
ェル(2)より分離している上下1対の係止片(10)(10)が
突設されている。下方の各嵌合孔(9)の左右両端縁に
は、互いに対向するとともに、側縁が中シェル(2)より
分離している左右1対の係止片(10)(10)が突設されてい
る。
【0011】互いに対向する係止片(10)(10)は、図4に
示すように、その中間部から前向きに傾斜しており、弾
性変形可能となっている。
【0012】外シェル(3)も、合成樹脂等の硬質弾性材
を成形してなり、中シェル(2)よりも大きい湾曲度を有
するとともに、図2(A)(B)に示すように、上部よりも
下部の湾曲度が大きくなっている。外シェル(3)と中シ
ェル(2)とを接続した際に、中シェル(2)に取付けられ
た背杆(6)が嵌入しうるように、外シェル(3)の中央下
部には、凹段部(11)が形成されている。
【0013】外シェル(3)の前面における中シェル(2)
の各嵌合孔(9)と対応する位置には、軸部(12)の前端に
一方向を向く鉤部(13)を有する係合突起(14)が前向きに
突設されている。外シェル(3)の湾曲度にもとづいて、
下方の係合突起(14)の軸部(12)が、上方の係合突起(14)
の軸部(12)よりも若干長くなっている。
【0014】係合突起(14)は、図3に示すように、係合
突起(14)の軸部(12)の断面は、十字形もしくは星形であ
り、鉤部(13)は、軸部(12)の先端において、直角方向に
一側方を向いている。すなわち、図1に示すように、上
方の左右1対の係合突起(14)(14)の鉤部(13)(13)は、下
方を向き、また、下方の左右1対の係合突起(14)(14)の
鉤部(13)(13)は、互いに対向するように内側を向いてい
る。
【0015】さらに、鉤部の(13)の前面は、テーパー状
に傾斜しており、嵌合孔(9)の係止片(10)を押し拡げる
ための案内として機能するようになっている。
【0016】中シェル(2)に外シェル(3)を取付けるに
は、外シェル(3)の係合突起(14)を、中シェル(2)の嵌
合孔(9)に後方より嵌入する。すると、嵌合孔(9)両端
縁には、斜め前方に傾斜する係止片(10)(10)が突設され
ているので、係合突起(14)は、両係止片(10)(10)を押し
拡げつつこれを乗り越える。
【0017】その結果、鉤部(13)は少くとも一方の係止
片(10)の前端に係止するとともに、係合突起(14)の軸部
(12)は、押し拡げられた係止片(10)(10)により弾性挟持
される。
【0018】そのため外シェル(3)は、がたつくことな
く中シェル(2)に取付けられ、椅子に着座して背凭れ等
に荷重が掛かり、中シェル(2)あるいは外シェル(3)が
変形しても、係止片(10)が弾性変形するので、係合突起
(14)の軸部(12)に大きな負荷が掛かって軸部(12)が折れ
るようなことはない。
【0019】また、外シェル(3)を取外すには、例え
ば、湾曲度の大きい外シェルの(3)の下部中央を背後か
ら押し付けると、下部の係合突起(14)(14)は左右に拡が
り、鉤部(13)が係止片(10)から外れ易くなる。
【0020】このまま、外シェル(3)の下部の1対の係
合突起(14)(14)を中シェル(2)の嵌合孔(9)(9)より抜
き外し、次に、上方の1対の係合突起(14)(14)を、中シ
ェル(2)の嵌合孔(9)(9)から抜き取ればよい。
【0021】この抜き取り方は上述の方法に限定される
ものではなく、外シェル(3)を弾性的に大きく変形させ
るなどして、係合突起(14)を、一方の係止片(10)に係止
している鉤部(13)と反対方向に移動させれば、他方の係
止片(10)は外側方へ押し広げられ、鉤部(13)が係止片(1
0)から外れ、容易に係合突起(14)を抜き取ることができ
る。
【0022】さらに、係合突起(14)の軸部(12)の断面
が、十字形または星形であるから、外シェル(3)を大き
く変形させるなどして係合突起(14)を移動させ、係止片
(10)を押し拡げるとき、係合突起(14)の軸部(12)が捩れ
たり、折れたりすることがなく、取付部分の強度は大で
ある。
【0023】なお、外シェル(3)の鉤部(13)と中シェル
(2)の係止片(10)との結合時、両シェル(2)(3)の中央
部において、両者がその弾性力によって反発し合うよう
に両シェル(2)(3)の湾曲度を調整しておけば、外シェ
ル(3)と中シェル(2)とはさらに強力に接続される。
【0024】
【考案の効果】(a) 係合突起の鉤部は、係止片の先端
に係止するとともに、係合突起の軸部は、両係止片によ
り弾性挟持されるので、外シェルは、がたつくことなく
中シェルに取付けられる。
【0025】(b) 椅子に着座して背凭れ等に荷重が掛
かり、中シェルおよび外シェルが変形しても、係止片が
弾性変形して移動を許容するので、軸部が折れるような
ことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例である椅子の背凭れ部の分解斜
視図である。
【図2】(A)は、図1のA−A断面図である。 (B)は、図1のB−B断面図である。
【図3】(A)は、図1の係合突起の一部の拡大斜視図で
ある。 (B)は、(A)を角度を変えて見た斜視図である。
【図4】図1の組立後の一部断面図である。
【図5】従来技術を示す椅子の背凭れ部の一部拡大断面
図である。
【符号の説明】
(1)クッション体 (2)中シェル (3)外シェル (4)留め板 (5)止めねじ (6)背杆 (7)クッション材 (8)外カバー (9)嵌合孔 (10)係止片 (11)凹段部 (12)軸部 (13)鉤部 (14)係合突起

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂等の硬質弾性材により成形さ
    れ、かつ背凭れ等のクッション体が前面に装着された中
    シェルと、この中シェルの背面に取付けられる外シェル
    とからなり、外シェルの前面の複数箇所に、軸部の前端
    に一方向を向く鉤部を有する係合突起を突設するととも
    に、中シェルにおける前記係合突起と対応する位置に嵌
    合孔を穿設し、嵌合孔における前記鉤部の方向における
    両側縁には、側部が中シェルより分離するとともに、先
    端が斜前方へ傾斜する1対の係止片を対向して突設し、
    この係合突起を嵌合孔に後方より嵌入することにより、
    係合突起をもって両係合片を押し拡げ、鉤部を一方の係
    止片の先端に係止するとともに、係合突起の軸部を押し
    拡げられた両係止片により弾性挟持するようにしたこと
    を特徴とする椅子の背凭れ等の取付装置。
  2. 【請求項2】 係合突起の軸部が、横断面十字形または
    星形である請求項1記載の椅子の背凭れ等の取付装置。
JP1991005304U 1991-01-21 1991-01-21 椅子の背凭れ等の取付装置 Expired - Lifetime JPH0721154Y2 (ja)

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JPH051354U JPH051354U (ja) 1993-01-14
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JPH09327349A (ja) * 1996-06-12 1997-12-22 Toyo Kogei:Kk 椅子の背凭れの構造
JP5625822B2 (ja) * 2010-11-30 2014-11-19 トヨタ紡織株式会社 車両用シート
JP5625821B2 (ja) * 2010-11-30 2014-11-19 トヨタ紡織株式会社 車両用シート
JP7102312B2 (ja) * 2018-09-28 2022-07-19 タカノ株式会社 椅子の部品の係合構造、及び椅子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6218729U (ja) * 1985-07-15 1987-02-04

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