JP5625821B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、面状体及び枠体(着座部をなす部材)と、フレーム部材と、ボード部材を有する車両用シートに関する。
この種の車両用シートとして、シートクッションとシートバックを有する車両用シートが公知である(特許文献1を参照)。シートバックは、シートクッションに対して起立可能に連結する部材であり、面状体及び枠体(着座部をなす部材)と、フレーム部材を有する。
フレーム部材は、シート骨格をなす部材(アーチ状)の枠部材である。また面状体は伸縮可能な布材(例えばメッシュ状)であり、枠体の中央に張設される。そして枠体は、フレーム部材を臨む側に溝部を有して、フレーム部材を嵌め込み可能である。
公知技術では、フレーム部材の着座側から枠体を嵌め込みつつネジ等にて略全周を固定することで、フレーム部材に枠体を取付ける。なおこの種のシートバックでは、フレーム部材の後側(着座側とは異なる側)に、平板状のボード部材を取付けることができる(特許文献2を参照)。
特開2006−122079号公報 特開2010−184521号公報
ところで公知技術では、フレーム部材(略全周)の着座側から枠体をネジ等にて固定する。このため同構成は、部品点数が増加しがちであるとともに、シートの組付け作業がやや面倒であった(やや複雑な構成であった)。
もっともフレーム部材一部に枠体を固定すればよいが、そうすると一部とは異なるフレーム部材の他部において枠体がグラつきやすい(取付け安定性にやや欠ける)。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、よりシンプルな構成によって、フレーム部材に枠体を安定性よく取付けることにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の車両用シートは、シートクッションシートバックの少なくとも一つが、シート骨格をなすフレーム部材と、着座部をなす面状体と、面状体を保持する枠体と、フレーム部材に取付け可能なボード部材を有する。
そして本発明では、上述の第一取付け構造によって、フレーム部材の着座側に枠体を取付けるとともに、着座側とは異なるフレーム部材の後側にボード部材を取付ける。この種のシート構成では、よりシンプルな構成によって、フレーム部材に枠体を安定性良く取付けられることが望ましい。
そこで本発明では、第二取付け構造によって、(フレーム部材にネジ止めすることなく)第一取付け構造とは異なる位置でボード部材に枠体を取付ける。さらにボード部材の規制部によって、フレーム部材に対する枠体の相対移動を規制する構成(取付け安定性のよい構成)とした。
第2発明の車両用シートは、第1発明の車両用シートであって、上述の規制部に、フレーム部材と当接可能なリブを設けることで、枠体の取付け安定性を好適に維持する構成とした。
本発明に係る第1発明によれば、取付け安定性を極力維持しつつ、フレーム部材に枠体を作業性良く取付けることができる。また第2発明によれば、取付け安定性を好適に維持することができる。
車両用シートの斜視図である。 シートバックの分解斜視図である。 シートバック一部の裏面図である。 シートバック一部の側面図である。 図3のV−V線断面図である。 図3のVI−VI線断面図である。 図4のVII−VII線断面図である。 フレーム部材の側面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図8を参照して説明する。各図には、適宜、車両用シート前方に符号F、車両用シート後方に符号B、車両用シート上方に符号UP、車両用シート下方に符号DWを付す。
図1の車両用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8(いずれもシート構成部材の一例)と、レール部材7を有する。レール部材7は、車両用シート2をスライド移動させるための部材である。
またヘッドレスト8は、一対のステー部材8aを有し、サポート部材SMを介して、シートバック6の上部に取付けられる(図2を参照)。一対のステー部材8aは、それぞれ棒状の部材であり、ヘッドレスト8下部に所定間隔をあけて並列配置できる。
シートバック6は、シートクッション4に対して起倒可能に連結する部材である(図1及び図2を参照)。本実施例のシートバック6は、フレーム部材6Fと、支持部材20と、ボード部材9を有する(詳細後述)。
そしてフレーム部材6Fの着座側に支持部材20を取付けるとともに、フレーム部材6Fの後側にボード部材9を取付ける。この種の構成では、よりシンプルな構成によって、フレーム部材6Fに支持部材20を安定性よく取付けられることが望ましい。
そこで本実施例では、後述のシンプルな構成によって、フレーム部材6Fに支持部材20を安定性よく取付けることとした。以下、各構成について詳述する。
[フレーム部材]
フレーム部材6F(略逆U字状の枠部材)は、上部フレーム6aと、一対の側部フレーム6bと、下部フレーム6cと、リクライニング軸Rを有する(図2を参照)。
上部フレーム6aは、シート上部をなす棒状部材(正面視で略逆U字状)であり、一対のサポートブラケットSBと、線状部材6dを有する。一対のサポートブラケットSBは、それぞれステー部材8aを挿入可能な筒状部材(略矩形)である。本実施例では、一対のサポートブラケットSBを、所定間隔をあけつつ、上部フレーム6aの後面側に並列配置する。線状部材6dは、上部フレーム6a(一対の自由端)に橋渡しされた棒状部材であり、後述のボード部材9(上部側)を係止できる。
また下部フレーム6cは、それぞれシート下部において一対の側部フレーム6b間に橋渡しされた平板部材である。下部フレーム6cの下端は、シート前方に向かって部分的に屈曲しており、一対の孔部Hが形成される。一対の孔部Hは、シート上下に貫通する孔部であり、後述のボード部材9(下部側)を係止できる。
そして一対の側部フレーム6bは、それぞれシート側部をなす平板部材であり、それぞれ上部フレーム6aの下端(自由端)側に固定される(図2を参照)。一対の側部フレーム6bの下端付近には、リクライニング軸Rを橋渡し状に取付けることができる。リクライニング軸Rは、シートクッション4に対してシートバック6が起倒(回転運動)する際の回転中心であり、シールド部材Srによって被覆される。
また側部フレーム6bの上部と下部に、それぞれブラケットBL(第一取付け構造の一部)を固定できる。ブラケットBLは、略L字状の平板部材であり、後述の枠体20a(側枠部)を臨む側に孔部H(ビス等を挿入可能な貫通孔)を有する。
また側部フレーム6b前側の途中(ブラケットBLとは異なる位置)に、複数の係着孔部H1(第一取付け構造の一部)を形成することができる。
[支持部材]
支持部材20は、乗員を支持可能な部材であり、フレーム部材6Fの着座側に取付けることができる(図1及び図2を参照)。
本実施例の支持部材20は、フレーム部材6Fよりも若干幅広い外形形状を有し、枠体20aと、面状体20bと、組付け部位50を有する。
(枠体)
枠体20aは、フレーム部材6Fに組付け可能な枠状の部材(アーチ状)であり、典型的に樹脂製である(図2を参照)。
枠体20aの材質は特に限定しないが、熱可塑性樹脂(ポリプロピレン,塩化ビニル樹脂,ポリエチレン)や、熱硬化性樹脂(フェノール樹脂,メラミン樹脂,エポキシ樹脂,ユリア樹脂)を例示できる。
本実施例の枠体20aは、中央が中空であるとともに、基本構成(上枠部22,一対の側枠部24,下枠部26)と、組付け部位50を有する。
上枠部22は、枠体20aの上部をなす部位であり、係合孔部22H(第二取付け構造の一部)を有する(図5を参照)。係合孔部22Hは、シート後方に開口する孔部であり、後述のボード部材9(係合爪)と係合可能な部位である。本実施例では、一対の係合孔部22Hが、シート幅方向に並列して形成される。
一対の側枠部24は、各々、枠体20aの側部をなす部位である。また下枠部26は、枠体20aの側部をなす部位であり、本実施例では枠体20a下部の平板部位である。
そして上枠部22と側枠部24は、略L字状(横断面視)をなしており、各々、外枠部30と、内枠部32を有する(図2では便宜上、側枠部の外枠部等にのみ符号を付す)。
外枠部30は、枠体20aの外形形状を構成する平板部位である。また内枠部32は、外枠部30の外縁から内方に向かって屈曲する部位であり、側部フレーム6bに対面できる。
本実施例の側枠部24では、内枠部32の上部と下部に、それぞれ孔部H(第一取付け構造の一部)を設けて、上述のブラケットBLに対面させる。
また外枠部30に複数の係着突部P1(第一取付け構造の一部)を設けて、シート外方に向けて突出配置させる。この係着突部P1は、上述の側部フレーム6b(係着孔部H1)に挿入係合できる。
(組付け部位)
組付け部位50は、略矩形(上方視)の部位であり、凹部51を有する(図2及び図6を参照)。凹部51は、組付け部位50の下部側に設けた凹み部位(側面視で略逆U字状)であり、上部フレーム6aを嵌込み可能である。
そして本実施例では、組付け部位50を上枠部22(後側)の中央に配設して、後方に(フレーム部材6Fを臨む向きに)張出させる。そして後述するように、上部フレーム6aに凹部51を係合することで、フレーム部材6Fに支持部材20を組付ける。
(面状体)
面状体20bは、乗員を弾性的に支持する面状の部材であり、弾性的に伸縮可能な部材であることが望ましい(図1及び図2を参照)。
ここで面状体20bの種類は特に限定しないが、布帛(織物,編物,不織布)、皮革(天然皮革,合成皮革)、ネット体(繊維を網目状に織製した部材)を例示できる。なおネット体は、繊維(天然繊維や合成繊維)を二次元的に交絡させてもよく、繊維を三次元的に交絡させてもよい。
本実施例では、面状体20b(ネット体)を、枠体20aの中央(中空状)に取付けることができる。なお枠体20aに対する面状体20bの取付け方法は特に限定しない。
例えば枠体20a(樹脂製)を成形する際に、成形型のキャビティ内などに面状体20bを張設する。そして成形型内に成形原料(溶融樹脂等)を流し込むことで、枠体20aを成形しつつ面状体20bを一体的に取付けることができる。そして面状体20bの縁部(網目)に、支持部材20の樹脂が侵入固化することで、面状体20bの周端を枠体20aに一体化することができる。
[ボード部材]
ボード部材9(平板状の部材)は、典型的に樹脂製であり、フレーム部材6Fの後側に取付けることができる(図1及び図2を参照)。
本実施例のボード部材9は、上側ボード部91と、後側ボード部92と、一対の側片部9bを有する。上側ボード部91と後側ボード部92は分割可能であり、それぞれ別々にフレーム部材6Fに取付けることができる。また後側ボード部92だけをフレーム部材6Fから取外すことで、フレーム部材6Fの後側を露出させることができる(ボード部材9の取外しが容易である)。
また一対の側片部9bは、後側ボード部92に固定される。一対の側片部9b(平板状)は、それぞれ後側ボード部92の側部からシート前方に突出して、シート両側を部分的に被うことができる。
上側ボード部91は、専らシートバック6上面の中央を被う部位(上方視で略長方形状)であり、第一分割部S1と、挿設孔9Hと、後述の係合爪91a及び規制部93を有する(図2〜図4、図6及び図7を参照)。本実施例の上側ボード部91は、ヘッドレスト8直下に収まる外形寸法を有する。
第一分割部S1は、上側ボード部91の周縁の折返し部分(略J字状に折返された部分)であり、後述の第二分割部S2を差込み(係止)可能である(図6及び図7を参照)。
挿設孔9Hは、上側ボード部91を上下に貫通する孔部であり、ステー部材8aを挿入することができる(図2を参照)。本実施例では、一対の挿設孔9Hを、シート幅方向に並列して設ける。こうすることで上側ボード部91をフレーム部材6Fに組付けたのち、一対の挿設孔9Hを介して、サポートブラケットSBにステー部材8aを挿設できる。
(係合爪)
係合爪91a(第二取付け構造の一部)は平板部位であり、上側ボード部91の前面に突出形成できる(図3及び図5を参照)。係合爪91aの先端は、返し(横断面視で略三角状)が形成されており、係合孔部22Hの内縁に係止できる。
本実施例では、一対の係合爪91aを、上側ボード部91前面においてシート幅方向に並列配置して、それぞれ係合孔部22Hに対面させる(図5を参照)。
(規制部)
規制部93は、上側ボード部91の裏面に突設される部位(上方視で略矩形)であり、開口部94と、リブ95を有する(図3及び図6を参照)。開口部94は、略C字状(縦断面視)に開口する部位であり、リブ95は、開口部94内に形成される平板部位(シート上下に長尺な平板状)である。
本実施例では、上側ボード部91の裏面中央に規制部93を突設して、組付け部位50及び上部フレーム6aに対面可能に配置する。そしてボード部材9の組付け時において、組付け部位50及び上部フレーム6aを開口部94内に配置して複数のリブ95に当接させる。このとき複数のリブ95は、開口部94内に並列配置しつつ、組付け部位50及び上部フレーム6aに当接(線的に当接)する(図4及び図7を参照)。
後側ボード部92は、専らシートバック6後面を被う部位であり、一対のフック部9dと、一対のブラケット部9cと、第二分割部S2を有する(図2、図6及び図7を参照)。後側ボード部92は、シートバック6上面一部に張出しており、その中央を除く部分を被うことができる。
第二分割部S2は、後側ボード部92の上縁全周の折返し部分(下向きに折返された部分)であり、上述の上側ボード部91に係止可能である(図6及び図7を参照)。
一対のフック部9d(略逆J字状の部位)は、線状部材6dに係止可能な部位であり、後側ボード部92の裏面上部に所定間隔をあけて設けることができる。また一対のブラケット部9c(平板部位)は、下部フレーム6cに固定可能な部位であり、後側ボード部92の裏面下部に所定間隔をあけて設けられる。一対のブラケット部9cは孔部Hを有して、上述の下部フレーム6c(孔部H)にビス止めすることができる。
[第一取付け構造]
第一取付け構造は、フレーム部材6Fの着座側に枠体20aを取付けるための構造であり、フレーム部材6Fと枠体20aの双方に設けることができる(図2を参照)。
本実施例の第一取付け構造は、側部フレーム6bの構成(ブラケットBL,係着孔部H1)と、支持部材20の構成(孔部H,係着突部P1)である。ここでブラケットBLとビスは典型的に金属製であり、フレーム部材6Fに対して枠体20aを比較的強固に固定できる。
[第二取付け構造]
第二取付け構造は、ボード部材9に枠体20aを取付けるための構造であり、ボード部材9と枠体20aの双方に設けることができる(図5を参照)。
本実施例の第二取付け構造は、ボード部材9の構成(係合爪91a)と、支持部材20の構成(係合孔部22H)である。そして第二取付け構造(係合爪91a,係合孔部22H)は、シート上部(側部フレーム6bとは異なる位置)に形成される。
[車両用シートの組付け作業]
図2を参照して、フレーム部材6Fに対して支持部材20を組付ける。本実施例では、組付け部位50を上部フレーム6aに引掛けることで、支持部材20のシート上下方向の位置決めをすることができる。
つぎに組付け部位50を回転中心として、支持部材20(下部側)をフレーム部材6Fに近づく方向に回転させて、フレーム部材6Fの着座側から支持部材20を組付ける。そしてフレーム部材6Fの着座側に枠体20aを被せつつ、第一取付け構造によって両部材を固定する。このとき係着突部P1を係着孔部H1に差し込みつつ、ブラケットBLの孔部Hと枠体20aの孔部Hを重ね合わせる。さいごに両孔部Hにビス等を挿設することにより、側部フレーム6bに枠体20aを取付けることができる。
つぎに図2、図5〜図7を参照して、フレーム部材6Fにボード部材9を組付ける。このとき上側ボード部91を上部フレーム6aに配置して、係合爪91aを係合孔部22Hに挿入係合する(第二取付け構造)。さらに組付け部位50及び上部フレーム6aを開口部94内に配置して複数のリブ95に当接させる。組付け部位50及び上部フレーム6aは、複数のリブ95の当接により、シート上方向への相対移動が規制される。
そして後側ボード部92で、フレーム部材6F裏面を被いつつ、第一分割部S1に第二分割部S2を嵌合(係止)することで、上側ボード部91と後側ボード部92を組付ける。そして一対のフック部9dを線状部材6dに係止しつつ、一対のブラケット部9cと下部フレーム6cをビス止めすることで、フレーム部材6Fにボード部材9を固定することができる。
ここで本実施例では、乗員の誤動作などにより、フレーム部材6Fに対して支持部材20をシート前方に引っ張ることがある。また乗員の着座動作や走行時の衝撃により、面状体20bに乗員が押付けられることがある(図2及び図8を参照)。このとき側部フレームの上部(ブラケットBLの孔部H)を回転中心として、枠体20aの上部側がシート前に向けて相対移動する(図8の破線状態を参照)。
このとき本実施例では、枠体20aとボード部材9が連結しつつ、双方でフレーム部材6Fに挟み込む構造である。このため上述のように枠体20aが引っ張られたとしても、フレーム部材6Fに引っかかるなどして外れにくい。さらに規制部93が枠体20aの相対移動を規制することから、フレーム部材6Fに対する枠体20aの相対移動を極力防止又は低減することができる。
以上説明したとおり本実施例では、第二取付け構造によって、(フレーム部材6Fにネジ止めすることなく)第一取付け構造とは異なる位置でボード部材9に枠体20aを取付けることができる。さらにボード部材9の規制部93によって、フレーム部材6Fに対する枠体20aの相対移動を規制する構成(取付け安定性のよい構成)とした。
また本実施例では、上述の規制部93によって、フレーム部材6Fに対する枠体20aの上方向の相対移動を規制したことから、枠体20aの取付け安定性を好適に維持することができる。さらにリブ95を当接させる構成とすることで、成形精度がよくガタつきが少ない。
このため本実施例によれば、よりシンプルな構成によって、フレーム部材6Fに支持部材20を安定性よく取付けることができる。
本実施形態の車両用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)本実施形態では、第一取付け構造と第二取付け構造の配設位置の一例を説明したが、これら各構造の配設位置を限定する趣旨ではない。すなわち第一取付け構造をシート側方、シート上部又はシート下部のいずれか一側に設けるとともに、第二取付け構造を前記一側とは異なる他側に設けることができる。
例えば第二取付け構造をシート下部(下部フレーム)に設けることで、組付け部位50及び上部フレーム6aのシート下方向への相対移動が規制される。また第二取付け構造をシート側部(側部フレーム)に設けることで、組付け部位50及び上部フレーム6aのシート外方向への相対移動が規制される。
(2)また本実施形態では、上側ボード部91と後側ボード部92を有するボード部材9(分割可能な構成)を例示したが、分割不能な構成のボード部材9とすることができる。
(3)また本実施形態では、規制部93を、上側ボード部91に設ける例を説明したが、後側ボード部92に設けることもできる。また本実施例の規制部93は一例であり、他の構成(例えばリブを省略した構成)をとることができる。また規制部93の形状も各種の形状(点状、格子状等)をとりえる。
(4)また本実施形態では、シートバック6を、シート構成部材の一例として説明した。本実施例の構成は、シートクッション等の各種シート構成部材に適用可能である。
2 車両用シート
4 シートクッション
6 シートバック
6F フレーム部材
6a 上部フレーム
6c 下部フレーム
6b 側部フレーム
6d 線状部材
7 レール部材
8a ステー部材
8 ヘッドレスト
9d フック部
9c ブラケット部
9 ボード部材
9b 側片部
9H 挿設孔
17 内面部
20 支持部材
20a 枠体
20b 面状体
22 上枠部
22H 係合孔部
24 側枠部
26 下枠部
30 外枠部
32 内枠部
50 組付け部位
51 凹部
91 上側ボード部
91a 係合爪
92 後側ボード部
93 規制部
94 開口部
95 リブ
BL ブラケット
P1 係着突部
R リクライニング軸
S1 第一分割部
S2 第二分割部
SB サポートブラケット
SM サポート部材
Sr シールド部材

Claims (2)

  1. シートクッションシートバックの少なくとも一つが、シート骨格をなすフレーム部材と、着座部をなす面状体と、前記面状体を保持する枠体と、前記フレーム部材に取付け可能なボード部材を有し、
    第一取付け構造によって、前記フレーム部材の着座側に前記枠体を取付けるとともに、前記着座側とは異なるフレーム部材の後側に前記ボード部材を取付ける構成の車両用シートにおいて、
    第二取付け構造によって、前記第一取付け構造とは異なる位置で前記ボード部材に前記枠体を取付けるとともに、前記ボード部材の規制部によって、前記フレーム部材に対する前記枠体の相対移動を規制する構成とした車両用シート。
  2. 前記規制部に、前記フレーム部材と当接可能なリブを設けた請求項1に記載の車両用シート。
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