JP5316049B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
本発明は、張設された面状弾性体で形成された支持面で着座者を弾性的に支持する車両用シートであって、前記支持面の周囲四辺に対応し、該周囲四辺のうち一辺ないし一対の対向する二辺に回動する機能部品が配設され、該回動する機能部品の配設されていない他の辺にシートの骨格をなすフレーム部材が配設されており、前記面状弾性体は周囲四辺の縁端に一体的に設けられた枠体に張設され、該枠体の前記他の辺が前記フレーム部材に固定されることにより張った状態で組み付けられて前記支持面を構成しており、前記枠体の前記機能部品の配置に対応する辺は、その裏面が該機能部品とは離間しており前記支持面に作用する荷重により弾性変形して前記機能部品に当たることのできる位置に配設されていることを特徴とする車両用シートである。
更に、枠体の機能部品の配置に対応する辺の裏面を、機能部品を受容可能な凹形状とすれば、枠体が大きく撓んで破損するのを防ぐ効果を一層確実に発揮させることが可能となる。
また、相互に当たることのある枠体の裏面または機能部品に緩衝材が備えられていれば、枠体と機能部品とが当たるときに直接当たることにより生じる音の発生を抑制することができる。
枠体22は、バックフレーム40に対応する上辺24及び両側辺26,26をバックフレーム40に固定することにより、下辺28をリクライニングロッド50から浮いた位置に配置する立体形状とされている。したがって、枠体22の下辺28とリクライニングロッド50との間には間隙があり、リクライニング装置52,52の作動に伴ってリクライニングロッド50が回動するのが枠体22によって妨げられない。
しかし、枠体22の下辺28に支持面16側から荷重Fが付与されると、枠体22は弾性変形してリクライニングロッド50に当たる。つまり、枠体22の下辺28は、荷重Fにより弾性変形を伴って変位させられ、塑性変形に至る前にリクライニングロッド50に当たり変位が妨げられる。したがって、枠体22の下辺28に対応する位置にはフレーム部材は無いが、枠体22の下辺28が大きく撓んで破損するのを防ぐことができる。
また、枠体22の下辺28のリクライニングロッド50と対向する裏面28bには、リクライニングロッド50を受容可能な湾曲形状の受け部29が形成されている。枠体22の下辺28は、この受け部29でリクライニングロッド50を受け入れた状態でリクライニングロッド50に当たる。そのため、その当たった状態においてリクライニングロッド50に対して枠体22の下辺28がずれにくく、リクライニングロッド50から外れて大きく撓むのを防ぐことができる。
また、枠体22の下辺28がリクライニングロッド50に当たる際には緩衝材54が介在するため、枠体22の下辺28とリクライニングロッド50とが直接当たることにより生じる音の発生を抑制することができる。
かかるシート10の構成によれば、従来のバックフレーム40及びリクライニングロッド50に変更を加えることなく、上記作用効果を得ることができる。
枠体22の下辺28の受け部29は、リクライニングロッド50を受容可能な凹形状であれば円弧形状には限らない。例えば、図6に示されるように、受け部30は角形の溝として形成されていてもよい。
緩衝材54は、枠体22の下辺28の受け部29とリクライニングロッド50とが当たるときに介在可能であればよく、リクライニングロッド50の全周に設けても良いし、枠体22の下辺28の受け部29に貼付してもよい。
また、上記実施形態ではシートバック14においてバックフレーム40が枠体22の上辺24と両側辺26,26との三辺に対応して設けられている例を示したが、本発明は、少なくとも対向する二辺にフレーム部材が設けられていれば適用することができる。例えば、支持面16の両側辺26,26に対応する位置にはフレーム部材が設けられているが、上辺24に対応する位置に、ヘッドレストを傾倒させることのできるアクティブヘッドレスト装置に係る機能部材が配置されている場合等にも本発明を適用することができる。
また、本発明は、シートバック14に限らず、シートクッションに適用することもできる。例えば、シートバック14において、フレーム部材が支持面の前辺と両側辺とに設けられており、後辺に対応する位置にシートを上下に変位させるリフター機構に係る機能部材であるロッドが備えられている場合等に本発明を適用することができる。
また、ネット20に変えて、弾性的に着座者を支持可能な織物や編物等からなるメッシュ状でない面状弾性体を適用することもできる。
14 シートバック
16 支持面
20 ネット
21 ネット組立体
22 枠体
24 上辺(他の辺)
26,26 側辺(他の辺)
28 下辺(機能部品の配置に対応する辺)
29 受け部
30 受け部
40 バックフレーム
50 リクライニングロッド
54 緩衝材
Claims (3)
- 張設された面状弾性体で形成された支持面で着座者を弾性的に支持する車両用シートであって、
前記支持面の周囲四辺に対応し、該周囲四辺のうち一辺ないし一対の対向する二辺に回動する部品が配設され、該回動する部品の配設されていない他の辺にシートの骨格をなすフレーム部材が配設されており、
前記面状弾性体は周囲四辺の縁端に一体的に設けられた枠体に張設され、該枠体の前記他の辺が前記フレーム部材に固定されることにより張った状態で組み付けられて前記支持面を構成しており、前記枠体の前記回動する部品の配置に対応する辺は、その裏面が該回動する部品とは離間しており前記支持面に作用する荷重により弾性変形して前記回動する部品に当たることのできる位置に配設されていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1に記載の車両用シートであって、
前記枠体の前記回動する部品の配置に対応する辺の裏面は前記回動する部品を受容可能な凹形状とされていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1又は請求項2に記載の車両用シートであって、
相互に当たることのある前記枠体の裏面または前記回動する部品に緩衝材が備えられていることを特徴とする車両用シート。
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