JP2002264709A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2002264709A
JP2002264709A JP2001060610A JP2001060610A JP2002264709A JP 2002264709 A JP2002264709 A JP 2002264709A JP 2001060610 A JP2001060610 A JP 2001060610A JP 2001060610 A JP2001060610 A JP 2001060610A JP 2002264709 A JP2002264709 A JP 2002264709A
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JP
Japan
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seat
seat back
net material
shape
regulating member
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Pending
Application number
JP2001060610A
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English (en)
Inventor
Mikito Muramatsu
幹人 村松
Kunio Nishiyama
国男 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Araco Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランバーサポートなどのパッドを不要とし、
ネット材とパッドとの境界部分での相互の断面変化、あ
るいは相互の支持フィーリングの違いを解消するととも
に、部品点数および組み付け工数の削減を可能とする。 【解決手段】 シートクッション10に対してシートバ
ック20がリクライニングロッド28を回転支点として
前後に倒すことが可能で、かつシートバック20がシー
トバックフレーム22にネット材24を張ることで構成
された形式の車両用シートであって、前記リクライニン
グロッド28の軸上に、前記ネット材24をシート前方
へ膨らんだ形状に保持する規制部材30が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートバックがシ
ートバックフレームにネット材を張ることで構成された
軽量構造の車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用シートについても、その軽量化を
図るために種々の工夫がされており、一つの対策として
図7,8で示すようにシートバックをネット材で構成し
たシートが既に知られている。図7は車両用シートの斜
視図、図8は図7のB-B矢視方向の断面図である。これ
らの図面で明らかなようにシートバック50の構造とし
ては、シートバックフレーム52にネット材54が張ら
れているとともに、人体に対するランバーサポート5
6、サイドサポート58およびヘッドレスト60につい
てはパッドがそれぞれ使用されている。
【0003】前記ネット材54はシートバックフレーム
52に対し、平坦な背もたれ面をつくるように張られて
おり、人体を支持するために平坦では困る部分について
前記のサポート56,58が設けられている。とくにラ
ンバーサポート56については、着座時の座り心地なら
びに姿勢を適正に保つ上で重要である。なおランバーサ
ポート56のパッドは、図8で示すようにクリップ57
によって前記ネット材54に結合されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のように図7,8
で示す従来技術にあっては、ランバーサポート56やサ
イドサポート58のためのパッドが必要であるため、こ
れらのパッドと前記ネット材54との境界部分において
相互の断面変化、あるいは支持フィーリングの違いが生
じ、座り心地がわるい。また図8で示すランバーサポー
ト56の例で明らかなように、パッドを用いるとそれを
取り付けるためのクリップ57などが必要となり、部品
点数ならびに組み付け工数が多くなる。
【0005】本発明は前記課題を解決しようとするもの
で、その目的は、ランバーサポートなどのパッドを不要
とし、ネット材とパッドとの境界部分での相互の断面変
化、あるいは相互の支持フィーリングの違いを解消する
とともに、部品点数および組み付け工数の削減を可能と
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するためのもので、請求項1に記載の発明は、シートク
ッションに対してシートバックがリクライニングロッド
を回転支点として前後に倒すことが可能で、かつシート
バックがシートバックフレームにネット材を張ることで
構成された形式の車両用シートであって、前記リクライ
ニングロッドの軸上に、前記ネット材をシート前方へ膨
らんだ形状に保持する規制部材が設けられている。
【0007】この発明によれば、前記の規制部材による
ネット材の膨らみにより、例えばランバーサポートとし
ての支持機能が得られることとなり、そのサポートのた
めのパッドを廃止できる。したがってパッドを用いた場
合の不具合、つまりネット材とパッドとの境界部分での
相互の断面変化、あるいは相互の支持フィーリングの違
いがそれぞれ解消されて座り心地が向上する。またパッ
ドやその取付用クリップなどが不要であることから、シ
ートバックの部品点数および組み付け工数の削減が可能
となる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
された車両用シートであって、前記シートバックフレー
ムにおける両サイドの下部寄り部分の形状が、前記ネッ
ト材をシート前方へ膨らんだ形状に保持するように設定
されている。このようにネット材の膨らみを、前記の規
制部材に加えてシートバックフレームの両サイドによっ
ても保持することにより、この膨らみをランバーサポー
トとしたときに座り心地の向上ならびに適正な着座姿勢
の保持に役立つ。
【0009】請求項3に記載するように、前記シートバ
ックのランバーサポート部において前記ネット材をシー
ト前方へ膨らんだ形状に保持することが好ましい。また
請求項4に記載するように、前記規制部材の断面形状
は、前記リクライニングロッドの径よりも充分に大きい
径の円形に設定することが好ましい。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
された車両用シートであって、前記規制部材が衝撃緩衝
材で形成されている。この規制部材により、着座者の腰
部と前記リクライニングロッドとの間において衝撃を緩
和する機能を果たす。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜5によって説明する。図1はリクライニングタイプの
車両用シート(フロントシート)を表した斜視図、図2
は車両用シートの縦断面図である。これらの図面で示す
ように、シートがシートクッション10とシートバック
20とによって構成されているのは周知のとおりであ
る。そしてシートクッション10におけるクッションフ
レーム12のサイドブラケット14に対し、シートバッ
ク20におけるシートバックフレーム22の下部がリク
ライニングロッド28によって取り付けられている。つ
まりシートバック20は、シートクッション10に対し
てリクライニングロッド28の軸線を回転支点として前
後に倒すことができる。
【0012】前記のシートバックフレーム22の外形状
は、パイプ形状のメインフレーム22aによって決定さ
れている。また、このメインフレーム22aの背面側に
は、このメインフレーム22aよりも細いサブフレーム
22bが添えられ、かつこれらの両フレーム22a,2
2bが複数個の結合ピース22cにより結合されている
(図1)。さらにメインフレーム22aにおける両サイ
ドの下部寄り部分Aは前方へ張り出す格好で湾曲させて
いる。なお、シートバックフレーム22としては、図6
で示すように一般的なフレーム形状の下部寄り部分Aを
前方へ張り出す格好で湾曲させた外形状のものであって
もよい。
【0013】前記リクライニングロッド28の軸上に
は、このロッド28と比べて充分に外径の大きい円筒形
状の規制部材30が装着されている(図2)。この規制
部材30は、ビーズ発泡体や硬質ウレタンなどの衝撃緩
衝材によって形成されている。前記のシートバックフレ
ーム22には、ネット材24が被せつけた状態で張られ
ている。またシートバックフレーム22の上部には、ネ
ット材24の上からヘッドレスト26が装着され、これ
によってシートバック20が構成されている。なおネッ
ト材24には不織布(繊維)をネット状に編んだ物、あ
るいはネット状の織物が使用され、ヘッドレスト26に
はウレタンなどのパッド材を表皮でくるんだ一般的な構
造のものが使用されている。
【0014】図3は前記の規制部材30を単品で表した
平面図、図4は同じく規制部材30を表した端面図であ
る。これらの図面で明らかなように前記の規制部材30
は、一つの分割面31によって二つ割り形状になってい
る。そしてこれらは、図4(a)の状態から図4(b)
のようにリクライニングロッド28の軸上に装着された
後、不織布製の接着テープ32で相互に一体化される。
なお規制部材30をリクライニングロッド28に組み付
けるための構造としては、図5(a)(b)で示すよう
に規制部材30の一部34を分割し、これらをリクライ
ニングロッド28の軸上に装着するとともに、互いを接
着することにしてもよい。
【0015】さて図1,2で示すようにシートバックフ
レーム22の外側に張られたネット材24の形状は、主
としてこのシートバックフレーム22の形状によって決
定されている。とくにシートバック20における前面
(背もたれ面)を構成しているネット材24の形状は、
メインフレーム22aの前記下部寄り部分Aの湾曲形状
と、規制部材30の外径とに倣って滑らかに前方へ膨ら
んだ形状となっている。このネット材24の膨らみによ
り、図7,8で示すランバーサポート56のためのパッ
ドを用いることなく、ネット材24によってランバーサ
ポートとしての機能、つまり着座時の座り心地ならびに
着座姿勢を適正に保つ機能が得られる。
【0016】このように前記のパッドを廃止することに
より、ネット材とパッドとの境界部分での相互の断面変
化、あるいは相互の支持フィーリングの違いといった不
具合がそれぞれ解消されて座り心地が向上する。またパ
ッドやそれをネット材に取り付けるためのクリップなど
が不要となり、シートバック20の部品点数および組み
付け工数が削減される。さらに前記の規制部材30に衝
撃緩衝材が使用されていることから、この規制部材30
が着座者の腰部とリクライニングロッド28との間にお
いて衝撃の緩和機能を果たす。なお規制部材30に弾性
材を使用することも可能であるが、規制部材30が座屈
変形した状態での反発力を抑える上からも衝撃緩衝材の
方が好ましい。
【0017】前記のようにネット材24を前方へ膨らん
だ形状に保持してランバーサポートとしての機能を発揮
させるための基本構造は、前記規制部材30の外径によ
るものである。したがってメインフレーム22aにおけ
る両サイドの下部寄り部分Aを一般的な形状にした場合
でも、通常のシートと比較すれば、ネット材24による
ランバーサポートとしての機能が充分に得られる。これ
とは逆にメインフレーム22aにおける両サイドの下部
寄り部分Aの湾曲形状のみで、ネット材24に前記の膨
らみをもたせようとした場合、シートバック20におけ
る幅方向の中央部分での膨らみを維持することが難し
く、実現性に欠ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】リクライニングタイプの車両用シートを表した
斜視図
【図2】車両用シートの縦断面図
【図3】規制部材を単品で表した平面図
【図4】規制部材を表した端面図
【図5】規制部材の構造の変更例を表した端面図
【図6】シートバックフレームの異なる構造例を表した
斜視図
【図7】従来の車両用シートの斜視図
【図8】図7のB-B矢視方向の断面図
【符号の説明】
10 シートクッション 20 シートバック 22 シートバックフレーム 24 ネット材 28 リクライニングロッド 30 規制部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B68G 11/02 B68G 11/02 (72)発明者 西山 国男 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内 Fターム(参考) 3B084 EC01 EC03 3B087 BD02 DB02 DE03 3B096 AB08 AD04 BA00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションに対してシートバック
    がリクライニングロッドを回転支点として前後に倒すこ
    とが可能で、かつシートバックがシートバックフレーム
    にネット材を張ることで構成された形式の車両用シート
    であって、前記リクライニングロッドの軸上に、前記ネ
    ット材をシート前方へ膨らんだ形状に保持する規制部材
    が設けられている車両用シート。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された車両用シートであ
    って、前記シートバックフレームにおける両サイドの下
    部寄り部分の形状が、前記ネット材をシート前方へ膨ら
    んだ形状に保持するように設定されている車両用シー
    ト。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載された車両用シー
    トであって、前記シートバックのランバーサポート部に
    おいて前記ネット材をシート前方へ膨らんだ形状に保持
    している車両用シート。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載された車両用シートであ
    って、前記規制部材の断面形状が、前記リクライニング
    ロッドの径よりも充分に大きい径の円形に設定されてい
    る車両用シート。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載された車両用シートであ
    って、前記規制部材が衝撃緩衝材で形成されている車両
    用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009057579A1 (ja) * 2007-11-02 2009-05-07 Okamura Corporation 椅子の背凭れ及びその取付装置
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