JP6821524B2 - シート振動低減装置 - Google Patents
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Description
特許文献1には、シートに固定される平板状の取付基板と、取付基板に固着された第1ゴム弾性体と第1ゴム弾性体に弾性支持された第1マス部材とからなる第1振動系と、取付基板に固着された第2ゴム弾性体と第2ゴム弾性体に弾性支持された第2マス部材とからなり第1振動系と近接した位置に並列に配置された第2振動系とを備え、第1振動系と第2振動系が同一方向において、10〜30Hzの範囲の異なる共振周波数にチューニングされた構成のダイナミックダンパーの構成が提案されている。
また、ダイナミックダンパーの場合には、特定の周波数に限られた効果となるため、幅広い周波数の振動に対しては振動の低減効果が小さくなっていた。
また、本発明によれば、従来のダイナミックダンパーのような特定の周波数のみの振動を抑制するものとは異なり、幅広い周波数域で振動を効果的に抑制できることから、大入力と小入力のあらゆる路面入力によるシート振動を低減することができる。
さらに、本発明によれば、シートバックに設けられるシートパッドに凸部を形成した構造となるので、新たに従来のようなダイナミックダンパーを付加することなく、既存のシートパッドに凸部を設けることで振動を抑制することが可能であり、シートの質量やコストの増大を抑えることができる。
さらに、本発明によれば、既存のシートパッドに複数の縦溝を形成することで、シートバックの後壁に対する接地面積の大きな縦リブを形成することができる。そして、複数の縦リブを形成することで、振動の挙動に対する剛性の高いシートパッドの構造を実現することができる。
さらに、本発明によれば、シートパッドの側部とサイドパッドの側部との間に隙間が形成されるので、その隙間がシートパッドのシート幅方向の横挙動の変位代となり、振動領域を確保することができる。すなわち、シートバックがシート幅方向に変位したときに、その振動領域で振動しても、シートバックがサイドサポートのサイドパッドに当接することがない。このように、本発明では、隙間によって前述のシートパッドの横挙動を吸収できるとともに、操舵時の横加速度の発生に伴うサイドサポートによるサイドサポート性も従来と変わらずに確保することができる。
そのクッションフレーム2Aには、図示しない荷重支持プレートや支持スプリング、クッション部材等が装着され、これらの外側が合成繊維や皮革等から成る図示しないシート表皮によって覆われている。そのクッションフレーム2Aは、シートレール11、11を介して車体フロアに前後スライド可能に取り付けられている。
そのシートバックフレーム3Aには、荷重支持プレート(後述する板状部材)や図示しない支持スプリング、クッション部材等が装着され、これらの外側が合成繊維や皮革等からなるシート表皮39(図1参照)によって覆われている。そのシートバックフレーム3Aは、クッションフレーム2Aの側部フレーム21、21の各後部から上方に向けて突出する連結部21a、21aに左右方向(シート幅方向)を回転軸として傾動可能に連結されている。
左右の側部フレーム部31、31は断面略コ字状のプレート材であり、下部フレーム33は平板状のプレート材であり、側部フレーム31、31と下部フレーム33とは一体に接合されている。
このように構成されるシートパッド3Bは、例えば型にウレタンを注入して発泡させることで製造することができる。
これによりシートパッド3Bは、横荷重が掛かったときに縦リブ35を軸にして板状部材36に対して左右方向に変位した場合に、元の姿勢に復元可能に設けられている。
そして、シートパッド3Bの側部3cと、サイドパッド4Aの左右方向でシートパッド3B側の側部4aとを離間するとともに、シートバック3の前方側に開口する隙間(分離溝37という)が形成されている。シートパッド3Bとサイドパッド4Aとは後端側の接続部4bによって接続されている。分離溝37の幅寸法としては、例えば5mm程度に設定することができる。
図2、及び図9(a)に示すように、本実施形態のシート振動低減装置10では、シート1に乗員が座っている状態でシートバック3に横荷重が掛かったときに、シートパッド3Bに形成される縦リブ35の先端面35bがシートバック3の後壁に位置する板状部材36に当接した状態であるから、縦リブ35が前後方向に潰れることなく、図9(b)に示すように、縦リブ35が先端面35bを軸にして左右方向に傾倒し、シートパッド3Bが左右方向に変位した場合に元の姿勢に復元しようとする。このように縦リブ35がヒンジの機能をなすピン構造を構成するため、シートバック3の左右方向の全周波数領域における振動を吸収して減衰させることができる。
また、本実施形態では、シートパッド3Bの縦リブ35の先端面35bと板状部材36とを当接させて接着させた構成としているが、接着により固定することに限定されることはない。要は、凸部(縦リブ35)とシートバック3の後壁(板状部材36)とが当接していればよいのである。
2 シートクッション
3 シートバック
3A シートバックフレーム
3B、3C シートパッド
3a 後面
4 サイドサポート
4A サイドパッド
4a 側部
10 シート振動低減装置
34 支持棒材
35 縦リブ(凸部)
36 板状部材
37 分離溝
38 柱部材(凸部)
Claims (2)
- 車体のシートにおいて乗員の背部を支持するシートバック内に設けられ、該シートバックの振動を吸収するシート振動低減装置であって、
前記シートバックには、後側に向けて突出する凸部が形成されたシートパッドが設けられ、
前記シートバックの両側部には、内部にサイドパッドを有するサイドサポートを備え、
前記凸部は、前記シートバックの後壁に当接した状態で配置され、
前記シートパッドは、横荷重が掛かったときに前記凸部を軸にして前記後壁に対してシート幅方向に変位した場合に、元の姿勢に復元可能に設けられており、
前記シートパッドの後面に上下方向に延びる複数の縦溝が形成され、
前記凸部は、隣り合う前記縦溝同士の間に形成された縦リブであり、
前記シートパッドの側部と前記サイドパッドの側部との間に隙間が形成され、
前記隙間と前記縦溝とは、前記シート幅方向から見て少なくとも一部が重なることを特徴とするシート振動低減装置。 - 前記シートバックの後壁に沿って配置され、前記凸部の先端が当接される硬質部材の板状部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシート振動低減装置。
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