JP2011217906A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的シンプルな構成によって、ヒータ部材を安定的に配置しつつ、表皮材を見栄えよく係止することにある。
【解決手段】係止部材50が、表皮材一部(16)を間接的又は直接的に取付け可能な取付け部52と、ヒータ部材一部(24f,24s)を挿設可能な挿設部53と、被係止部材40に係止可能な係止部58を有し、取付け部52を、表皮材一部(16)を臨む挿設部53一側に延設するとともに、係止部58を、被係止部材40を臨む挿設部53他側に延設して、ヒータ部材一部(24f,24s)を挿設部53に挿設しつつ、表皮材一部(16)を取付け部52に取付けるとともに、被係止部材40に係止部58を係止することにより、ヒータ部材一部(24f,24s)を溝部4g側に導く構成とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、面状のヒータ部材を有する車両用シートに関する。
この種の車両用シートは、シート外形をなすパッド部材と、パッド部材を被覆の表皮材と、ヒータ部材と、係止構造を有する(特許文献1を参照)。パッド部材は、シート幅方向にパッド部材を横断する線状の凹部(溝部)を有する。
そしてヒータ部材は面状の部材であり、第一ヒータ部と、第二ヒータ部と、連結部を有する。連結部は、第一ヒータ部と第二ヒータ部(いずれも略矩形状)を連結する部位であり、典型的に各ヒータ部よりも幅狭の帯状部位である。
また係止構造は、吊り布と、被係止部材を有する。被係止部材は、シート幅方向に延びる線状部材であり、溝部の底面に配設できる。
吊り布は、帯状の布部材であり、表皮材一部に取付けることができる。典型的な吊り布は、その一側で表皮材に縫着されるとともに、その他側で被係止部材に係止される。例えば吊り布他側に線状部材を取付ける。そして吊り布の線状部材を、リング部材を介して被係止部材に係止する(いわゆるホグリング止めをする)ことができる。
公知技術では、第一ヒータ部と第二ヒータ部をパッド部材上に配置しつつ、連結部を、パッド部材の溝部に橋渡し状に配置する。そしてパッド部材を表皮材で被覆するに際して、表皮材一部を、吊り布を介して溝部の被係止部材に吊り込み状に係止するのであるが、このとき吊り布が、連結部に干渉しないよう配慮すべきである。
そこで公知技術では、複数の吊り布を、表皮材一部に所定の間隔をあけて配設する(特許文献1の図6を参照)。このとき複数の吊り布を、連結部に干渉しないように配設することで、表皮材一部を、連結部に邪魔されることなく被係止部材に係止できる。
特公平6‐40848号公報
ところで上述の構成では、ヒータ部材の設計誤差や、各ヒータ部の配置状態等によって、連結部の長さ寸法がバラつくことがある。このため冗長な連結部(いわゆる予長部分)が溝部から突出するなどして、ヒータ部材を安定して配置できなかった。
また上述の構成では、表皮材の全てに吊り布が配設されるわけではない(連結部と干渉する部分に吊り布が配設されない)ため、表皮材の吊りが甘くなる。もっともヒータ部材の外形や寸法を適宜変更するなどして、吊り布と連結部の干渉を極力回避することもできるが、そうするとヒータ部材の構成が複雑になりやすい。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、比較的シンプルな構成によって、ヒータ部材を安定的に配置しつつ、表皮材を見栄えよく係止することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の車両用シートは、シート外形をなすパッド部材と、パッド部材を被覆する表皮材と、表皮材とパッド部材の間に配設される面状のヒータ部材とを有する。
そして本発明では、ヒータ部材一部を、パッド部材の溝部に橋渡し状に配置するとともに、パッド部材を表皮材で被覆するに際して、表皮材一部を、係止構造によって溝部内に係止する。この種のシート構成では、比較的シンプルな構成によって、ヒータ部材を安定的に配置しつつ、表皮材を見栄えよく係止できることが望ましい。
本発明では、上述の係止構造が、溝部内の被係止部材と、表皮材一部を取付け可能な係止部材を有する。係止部材は、表皮材一部を間接的又は直接的に取付け可能な取付け部と、ヒータ部材一部を挿設可能な挿設部と、被係止部材に係止可能な係止部を有する。
そこで本発明では、取付け部を、表皮材一部を臨む挿設部一側に延設するとともに、係止部を、被係止部材を臨む挿設部他側に延設する。そしてヒータ部材一部を挿設部に挿設しつつ、表皮材一部を取付け部に取付けるとともに、被係止部材に係止部を係止することにより、ヒータ部材一部を溝部側に導く構成とした。
本発明では、ヒータ部材一部を溝部側に導く(ヒータ部材一部の余長を吸収する)ことにより、ヒータ部材を安定的に配置することができる。
また取付け部と係止部を、挿設部を挟んで延設することで、ヒータ部材の干渉を回避しつつ表皮材一部を溝部内に係止できる。このため本発明では、ヒータ部材の設計変更を極力伴うことなく、表皮材を見栄えよく係止できる。
第2発明の車両用シートは、第1発明の車両用シートであって、上述の挿設部が、ヒータ部材一部を保持可能な保持部と、保持部に連通する挿入部とを有し、ヒータ部材一部を、挿入部から挿入して保持部に導く構成である。
そこで本発明では、挿入部が、係止部側に開口するとともに、挿入部の開口寸法が、保持部よりも狭小である。このため保持部からのヒータ部材の脱落を極力防止しつつ、係止部をより長く延設できる(より広範囲の係止部を被係止部材に係止できる)。
第3発明の車両用シートは、第2発明の車両用シートであって、保持部が、ヒータ部材一部の外形形状に倣った線状空間であるとともに、挿入部が、保持部の一端に形成される。本発明によると、ヒータ部材一部を、挿入部(保持部の一端側)から挿入して、保持部内(他端側)にスムーズに導くことができる。
本発明に係る第1発明によれば、比較的シンプルな構成によって、ヒータ部材を安定的に配置しつつ、表皮材を見栄えよく係止することができる。また第2発明によれば、さらに見栄えのよいシート構成となる。また第3発明によれば、ヒータ部材一部をスムーズに挿設することができる。
車両用シートの斜視図である。 シートクッション一部の上面図である。 図2のIII-III線縦断面図である。 図3のIV-IV線縦断面図である。 実施例2の係止構造を示すシートクッション一部の縦断面図である。 実施例3の係止構造を示すシートクッション一部の縦断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図6を参照して説明する。なお各図には、車両用シート前方に符号F、車両用シート後方に符号B、車両用シート上方に符号UP、車両用シート下方に符号DWを適宜付す。
図1の車両用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8を有する。これら部材は、各々、シート外形をなすパッド部材(4P,6P,8P)と、パッド部材に被覆の表皮材(4S,6S,8S)を有する。
<実施例1>
本実施例では、シートクッション4が、上述の構成(4P,4S)と、ヒータ部材20を有する(図1〜図3を参照、各部材の詳細は後述)。
そしてヒータ部材20一部(後述の連結部24f,24s)を、パッド部材4P(後述の溝部4g)に橋渡し状に配置する。さらにパッド部材4Pを表皮材4Sで被覆するに際して、表皮材一部(後述の中表部16)を、後述の係止構造により溝部4gに係止する。
この種のシート構成では、比較的シンプルな構成によって、ヒータ部材20を安定的に配置しつつ、表皮材4Sを見栄えよく係止できることが望ましい。
そこで本実施例では、後述の係止構造によって、表皮材4Sを見栄えよく係止することとした。以下、各構成について詳述する。
[パッド部材]
パッド部材4Pは、略U字状(縦断面視)の部材であり、着座部4cと、一対の土手部4bと、溝部4gを有する(図3を参照)。
着座部4cは、シートクッション4中央の平坦部位であり、乗員の着座が可能である(図2を参照)。また一対の土手部4bは、シートクッション4両側の凸部位であり、車両のコーナリング時などに乗員の側方を支持できる。
そして溝部4gは、パッド部材4Pの凹部(線状)であり、後述の被係止部材40を配設できる。本実施例の溝部4gは、シート幅方向に着座部4cを横断する長さ寸法を有し、着座部4cの中間位置(後述の中表部16に対面可能な位置)に形成される。
[表皮材]
表皮材4Sは、パッド部材4Pを被覆可能な袋状の部材であり、複数の表皮ピース(第一表皮ピース14f,第二表皮ピース14s)を有する(図2及び図4を参照)。
第一表皮ピース14fは、着座部4cの前部を覆う部材であり、第二表皮ピース14sは、着座部4cの後部を覆う部材である。
本実施例では、第一表皮ピース14fの後端と、第二表皮ピース14sの前端をそれぞれ内折状として重ね合わせる(中表部16を形成する)。中表部16(表皮材一部)は、シート内方に突出するとともに、シート幅方向に延びる線状となる。この中表部16を、後述の係止構造を介して溝部4g内に吊り込み状に係止する。
[ヒータ部材]
ヒータ部材20は、表皮材4Sとパッド部材4Pの間に配置可能な面状部材である(図2及び図4を参照)。本実施例のヒータ部材20は、第一ヒータ部21と、第二ヒータ部22と、一対の連結部24f,24sを有する。
第一ヒータ部21と第二ヒータ部22は、ともに略矩形状の面状部位であり、溝部4gを挟んでシート前後に並列配置できる。第一ヒータ部21は、着座部4cの前部に配置でき、第二ヒータ部22は、着座部4cの後部に配置できる。
そして一対の連結部24f,24sは、各ヒータ部よりも幅狭の帯状部位であり、第一ヒータ部21と第二ヒータ部22を連結する。一対の連結部24f,24sは、シート正面で見てシート幅方向に左右対称に並列して、溝部4gに橋渡し状に配置される。
[係止構造]
本実施例の係止構造は、吊り布30と、被係止部材40と、係止部材50を有する(図3及び図4を参照)。
吊り布30は、溝部4gの形状に倣った長尺な帯状部材であり、典型的に布帛(織物,編物,不織布)製である。
本実施例では、上述の中表部16(表皮材一部)に沿うように、吊り布30を重層状に縫着して取付ける。このように吊り布30を中表部16に予め取付けることで、後述の係止部材50を、中表部16に比較的簡単に取付けることができる。
(被係止部材)
被係止部材40は、典型的に金属製の線状部材であり、シート幅方向に着座部4cを横断可能な寸法を有する(図3を参照)。
本実施例では、溝部4gの底側に被係止部材40を配置しつつ、被係止部材40の両端を、それぞれ土手部4b(内面側)に埋設する。
(係止部材)
係止部材50は、溝部4gの長さ寸法に倣った長尺な板状部材であり、取付け部52と、挿設部53と、係止部58と、押圧部59を有する(図3及び図4を参照)。係止部材50の材質は特に限定しないが、典型的には樹脂製である。
取付け部52は、係止部材50一側の平板部分であり、表皮材4Sの中表部16を、吊り布30を介して(間接的に)固定できる。また係止部58は、係止部材50他側の湾曲部分(縦断面視で略J字状)であり、上述の被係止部材40に係止できる。
また押圧部59は、後述する保持部54の上壁部分であり、連結部24f(24s)を溝部4g内に向けて押圧可能な部位である。本実施例の押圧部59は略矩形状(縦断面視)である。
(挿設部)
そして挿設部53は、略横L字状の切欠き部(貫通孔)であり、保持部54と、挿入部56を有する(図3及び図4を参照)。ここで上述の取付け部52は、挿設部53の上側を構成する(挿設部53の上側に延設した状態となる)。また係止部58は、挿設部53の下側を構成する(挿入部56を除く挿設部53の下側に延設した状態となる)。
保持部54は、連結部24f(24s)の外形に倣った線状空間(水平に延びる貫通孔)であり、連結部24f(24s)を保持できる。保持部54の幅寸法D1(シート幅方向の開口寸法)は、連結部24f(24s)の幅寸法以上に設定できる。
また挿入部56は、各連結部24f,24sを挿入して保持部54に導く部位である。本実施例の挿入部56は、保持部54内端の切欠き部分であり、上部側で保持部54に連通し、下部側が、係止部58側に開口する。そして本実施例では、挿入部56の幅寸法(開口寸法)D2が、保持部54の幅寸法D1よりも狭小に(短く)設定される。
本実施例では、一対の挿設部53を、係止部材50の中央位置に並列して形成する(図3を参照)。このとき係止部材50の左右に一対の保持部54を形成するとともに、それぞれの挿入部56を内端側に形成する。
なお本実施例では、一対の挿設部53の高さ位置を適宜設定するなどして、係止部材50の係止時において、一対の挿設部53を溝部4g内で開口させることが好ましい(図4を参照)。
[表皮材の被覆作業]
図3及び図4を参照して、第一ヒータ部21と第二ヒータ部22を着座部4cに接着固定するとともに、表皮材4Sでパッド部材4Pを被覆する。
つぎに一対の連結部24f,24s(ヒータ部材一部)を溝部4gに橋渡し状に配置しつつ係止部材50に挿設する。このとき本実施例では、各連結部24f,24sを、挿入部56(保持部54の一端側)から保持部54の他端側にスムーズに挿入できる。
そして各連結部24f(24s)を挿設部53に挿設するとともに、中表部16(表皮材一部)を取付け部52に縫着する。つぎに被係止部材40に係止部58を係止することにより、各連結部24f(24s)を溝部4g側に導く。
このように各連結部24f(24s)を溝部4g側に導く(ヒータ部材一部の余長を吸収する)ことで、ヒータ部材20を安定的にパッド部材4P上に配設できる。
また取付け部52と係止部58を、挿設部53を挟んで延設したことにより、各連結部24f,24sの干渉を極力回避しつつ、表皮材4Sを吊り込み状に係止できる。これにより本実施例では、ヒータ部材20の設計変更を極力伴うことなく、表皮材4Sを見栄えよく係止できる。
また本実施例では、挿設部53の形成位置を適宜調節するなどして、押圧部59によって、連結部24f(24s)を溝部4g内に向けて押圧できる。
このように各連結部24f,24sを押圧部59にて押圧して位置決めすることで、例えば乗員の着座動作等によるヒータ部材20の位置ズレが防止又は低減される(より見栄えのよいシート構成となる)。
以上説明したとおり、本実施例では、比較的シンプルな構成によって、ヒータ部材20を安定的に配置しつつ、表皮材4Sを見栄えよく係止できる。
また本実施例では、被係止部材40(線状)に係止部58(J字状)を引掛けて係止できるため、ホグリング止めと比較して係止作業を簡略化することができる(作業性の良い構成である)。
そして本実施例では、挿入部56が、保持部54よりも狭小である。このため連結部24f(24s)の保持部54からの脱落を極力防止しつつ、係止部58をより長く延設できる(比較的広範囲の係止部58を被係止部材40に係止できる)。
<実施例2>
本実施例の車両用シートは、実施例1の車両用シート2とほぼ同一の基本構成を備えるため、共通の構造は対応する符号を付す等して詳細な説明を省略する。
本実施例の係止部材50は、取付け部52と、挿設部53aと、係止部58と、押圧部59aを有する(図5を参照)。
押圧部59aは、挿設部53aの上壁部分であり、略円形状(縦断面視)の部位である。本実施例では、押圧部59aの曲率を適宜調節するなどして、連結部24f(24s)に過度のテンションをかけることなく溝部4g内に向けて押圧できる。
<実施例3>
本実施例の車両用シートは、実施例1の車両用シート2とほぼ同一の基本構成を備えるため、共通の構造は対応する符号を付す等して詳細な説明を省略する。
本実施例の係止部材50は、取付け部52と、挿設部53bと、係止部58と、押圧部59bを有する(図6を参照)。
押圧部59bは、挿設部53bの上壁部分からシート前後に張出す円弧部位(平板状)である。そして本実施例でも、押圧部59bの曲率を適宜調節するなどして、連結部24f(24s)に過度のテンションをかけることなく溝部4g内に向けて押圧できる。
また本実施例の押圧部59bは、連結部24f(24s)の引き込みによって、上側に自由に撓むことができるため、連結部24f(24s)に過度のテンションがかかることを好適に回避できる。
本実施形態の車両用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)本実施形態では、係止部材50を、吊り布30を介して(間接的に)中表部16に取付ける例を説明した。係止部材50は、吊り布30を介することなく、直接的に中表部16に取付けることができる。
(2)また本実施形態では、パッド部材4Pにヒータ部材20を固定する例を説明した。ヒータ部材は表皮材に固定(接着,縫着,融着等)することができる。またヒータ部材を、パッド部材と表皮材のいずれかに固定することなく、両部材の間に配置することができる。
(3)また本実施形態では、押圧部59によって、連結部24f(24s)を溝部4g内に向けて押圧する例を説明した。本実施例では、連結部の長さ寸法や挿設部の形成位置などにより、連結部24f(24s)を溝部4g内に押圧しない構成とすることもできる。
(4)また本実施形態では、挿入部56の下部側が係止部58側に開口する例を説明した。これとは異なり、挿入部の上部側が取付け部側に開口する構成とすることができる。また挿入部の側部側が、係止部材の側部に開口する構成とすることができる。
(5)また本実施形態では、一対の連結部24f,24sを有するヒータ部材20を例示したが、連結部の数を限定する趣旨ではない。連結部は単数でもよく、三以上の複数でもよい。連結部を単数とすることで、係止部材への挿設作業が比較的簡単となる。また連結部を複数とすることで、係止部材によって、ヒータ部材を安定的に位置決めできる。
(6)また本実施形態では、専らシートクッション4にヒータ部材20を配設する例を説明した。本実施例の構成は、シートバック6やヘッドレスト8等の各種シート構成にヒータ部材20を配設する場合に適用可能である。
2 車両用シート
4 シートクッション
4P パッド部材
4c 着座部
4b 土手部
4g 溝部
4S 表皮材
14f 第一表皮ピース
14s 第二表皮ピース
16 中表部
20 ヒータ部材
21 第一ヒータ部
22 第二ヒータ部
24f,24s 連結部
30 吊り布
40 被係止部材
50 係止部材
52 取付け部
53 挿設部
54 保持部
56 挿入部
58 係止部
59 押圧部

Claims (3)

  1. シート外形をなすパッド部材と、前記パッド部材を被覆する表皮材と、前記表皮材と前記パッド部材の間に配設される面状のヒータ部材とを有し、
    前記ヒータ部材一部を、前記パッド部材の溝部に橋渡し状に配置するとともに、前記パッド部材を前記表皮材で被覆するに際して、前記表皮材一部を、係止構造によって前記溝部内に係止する車両用シートにおいて、
    前記係止構造が、前記表皮材一部を取付け可能な係止部材と、前記溝部内の被係止部材を有し、
    前記係止部材が、前記表皮材一部を間接的又は直接的に取付け可能な取付け部と、前記ヒータ部材一部を挿設可能な挿設部と、前記被係止部材に係止可能な係止部を有し、
    前記取付け部を、前記表皮材一部を臨む前記挿設部一側に延設するとともに、前記係止部を、前記被係止部材を臨む前記挿設部他側に延設して、
    前記ヒータ部材一部を前記挿設部に挿設しつつ、前記表皮材一部を前記取付け部に取付けるとともに、前記被係止部材に前記係止部を係止することにより、前記ヒータ部材一部を前記溝部側に導く構成とした車両用シート。
  2. 前記挿設部が、前記ヒータ部材一部を保持可能な保持部と、前記保持部に連通する挿入部とを有し、前記ヒータ部材一部を、前記挿入部から挿入して前記保持部に導く構成であり、
    前記挿入部が、前記係止部側に開口するとともに、前記挿入部の開口寸法が、前記保持部よりも狭小である請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記保持部が、前記ヒータ部材一部の外形形状に倣った線状空間であるとともに、前記挿入部が、前記保持部の一端に形成される請求項2に記載の車両用シート。
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