JPH0838306A - 椅子における背凭用外殻枠体の取付け装置 - Google Patents

椅子における背凭用外殻枠体の取付け装置

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JPH0838306A
JPH0838306A JP17838994A JP17838994A JPH0838306A JP H0838306 A JPH0838306 A JP H0838306A JP 17838994 A JP17838994 A JP 17838994A JP 17838994 A JP17838994 A JP 17838994A JP H0838306 A JPH0838306 A JP H0838306A
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JP
Japan
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backrest
support rod
outer shell
shell frame
recess
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Withdrawn
Application number
JP17838994A
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English (en)
Inventor
Yutaka Takeuchi
裕 竹内
Atsurou Murakami
敦郎 邑上
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Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Publication date
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 椅子の合成樹脂製の背凭用外殻枠体41を背
凭支持杆40に対して簡単に装着する。 【構成】 背凭用外殻枠体41の裏板41a表面下部側
には、矩形パイプ状の背凭支持杆40の上端部外周が下
方から嵌まる複数の装着枠部42を上下一列状に設け
て、背凭支持杆40に対して背凭用外殻枠体41をその
前後、左右のガタ付きがないようにワンタッチで挿入で
きるように構成する。裏板41aの表面には、最上段の
装着枠部42の上端位置に対応する箇所に背凭支持杆4
0が上向き移動不能とするストッパー片44を設ける一
方、該装着枠部42内には、背凭支持杆40に穿設した
係止孔45に係止して当該背凭支持杆40を下向きに抜
け不能とする係止爪46を設ける。これにて、ボルトを
使用することなく抜け不能に装着できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、椅子における背凭用外
殻枠体(シェル体)を座受体の後から突出すまく背凭支
持杆に対して装着する取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、椅子における背凭用外殻枠体(シ
ェル体)を座受体の後から突出すまく背凭支持杆に対し
て装着する取付け装置として、例えば、特開平6−15
550号公報に記載されたものがある。この装置は、表
面にクッション体を着脱自在に装着した合成樹脂製の背
凭用外殻枠体の裏面下端側に、背凭支持杆の上端部が裏
面方向及び下方向から嵌まり得る凹所を形成し、前記ク
ッション体を装着する前に、背凭用外殻枠体の表面側か
ら前記凹所において背凭支持杆の上端部にねじ止めする
構成が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
構成によれば、背凭用外殻枠体に掛かる人の背凭荷重が
すべてねじの螺着箇所に作用することになるので、その
荷重に耐えるようにねじ螺着部分の合成樹脂製板部分等
の剛性を高くする必要があった。また、背凭用外殻枠体
における前記凹所に背凭支持杆が嵌まっても、両者が互
いにガタついたり横ずれや、上下ずれし易く不安定であ
るので、前記ねじ止め作業作業も困難であるという問題
があった。
【0004】本発明は、これらの問題に鑑みてなされた
ものであって、背凭用外殻枠体と背凭支持杆との装着作
業が容易となり、両者のガタ付きもなつなるようにした
椅子における背凭用外殻枠体の取付け装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の椅子における背凭用外殻枠
体の取付け装置は、椅子における座受体の後部から上向
きに延びるように側面視略L字状に形成された背凭支持
杆に、表面側にクッション体を着脱自在に装着してなる
合成樹脂製のシェル状の背凭用外殻枠体を、取付けする
装置であって、前記背凭用外殻枠体の裏面下端側には、
背凭支持杆の上端部外周が下方から嵌まる凹所を形成
し、該凹所内には、前記背凭支持杆の開口上端に嵌合す
る下向き突起を設ける一方、前記背凭用外殻枠体の裏面
には、前記凹所より外周部位において前記背凭支持杆の
裏面側に突設した補強板の屈曲縁が嵌合する係合溝を形
成し、前記凹所において前記背凭用外殻枠体の表面側か
ら背凭支持杆にねじ締着するように構成したものであ
る。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、椅子にお
ける座受体の後部から上向きに延びるように側面視略L
字状に形成された背凭支持杆に、表面側にクッション体
を着脱自在に装着してなる合成樹脂製のシェル状の背凭
用外殻枠体を、取付けする装置であって、前記背凭用外
殻枠体の裏面下端側には、前記背凭支持杆の上端部外周
が下方から嵌まる凹所を形成し、該凹所内と背凭支持杆
の内面といずれか一方には、左右対の嵌合溝を設け、他
方には嵌合突条とを設けて、互いに相手部材に対して上
下方向に摺動させて嵌合するように構成し、且つ前記凹
所内と背凭支持杆の内面といずれか一方には係合爪を、
他方には係合爪に係止して、背凭用外殻枠体が背凭支持
杆に対して上向き抜け不能とする係合部を設けたもので
ある。
【0007】そして、請求項3に記載の発明は、椅子に
おける座受体の後部から上向きに延びるように側面視略
L字状に形成された背凭支持杆に、表面側にクッション
体を着脱自在に装着してなる合成樹脂製のシェル状の背
凭用外殻枠体を、取付けする装置であって、前記背凭用
外殻枠体の表面下部側には、前記背凭支持杆の上端部外
周が下方から嵌まる装着枠部を設け、前記背凭用外殻枠
体の表面には、前記装着枠部の上端位置に対応する箇所
の前記背凭支持杆が上向き移動不能とするストッパー片
を設ける一方、該装着枠部内には、背凭支持杆に穿設し
た係止孔に係止して当該背凭支持杆を下向きに抜け不能
とする係止爪を設けたものである。
【0008】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明する。図1は椅子1の斜視図、図2は第1実施例の椅
子1の一部切欠き側断面図、図3は第1実施例の各部品
の斜視図である。本実施例の椅子1は、キャスタ付きの
脚体におけるガススプリング等の支柱3に金属製の支持
枠4を固着し、この支持枠4に合成樹脂製の外殻枠体と
しての座受体2を載置し、該座受体2の上面にクッショ
ン体5を載置して固定する。
【0009】そして、背凭クッション体7付き背凭用外
殻枠体8を後述するように取りつけた側面視略L字状の
背凭支持杆9下端が、前記支持枠4の後面解放部内に嵌
挿され、該支持枠4の左右両側板に穿設された長ガイド
孔10,11に挿通した支持軸12,13を介して背凭
支持杆9が上下回動可能に装着されており、且つ付勢バ
ネ14に抗して背凭支持杆9が後傾回動するように構成
されている。
【0010】次に、図3〜図5を参照しながら、背凭用
外殻枠体8と背凭支持杆9との取付け装置の構造につい
ての第1実施例について説明する。前記背凭支持杆9
は、断面略矩形の角型パイプ状であり、背凭支持杆9の
上部側裏面には正面視でほぼ半円状の補強板19が溶接
等により固着されており、この補強板19の外周縁(円
周縁)には、前向きに屈曲させた屈曲縁19aが形成さ
れている。
【0011】合成樹脂製の背凭用外殻枠体8は、ガラス
短繊維をポリアミド樹脂(ナイロン樹脂)、ポリアセタ
ール樹脂、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂に混入し
たガラス繊維強化プラスチック材にて、シェル状に射出
成形したものであり、該背凭用外殻枠体8の裏面下端側
には、正面視でほぼ半円状に表面側(前面側)に突出す
るようにした基部16が一体的に形成されており、且つ
背凭用外殻枠体8の表面側には、前記基部16等から多
数の補強リブ15が正面視で縦長に一体的に突設されて
いる(図3参照)。
【0012】背凭用外殻枠体8における前記基部16に
は、図4及び図5に示すように、裏面側から見て、背凭
用外殻枠体8の下端及び裏面に解放した矩形状の凹所1
7が一体的に形成されている。また、前記凹所17内に
は、前記背凭支持杆9の開口上端に嵌合する下向き突起
20を複数を設ける一方、前記背凭用外殻枠体8の裏面
には、前記凹所17より外周部位において前記背凭支持
杆9の裏面側に突設した補強板19の屈曲縁19aが嵌
合する係合溝21が形成されている。
【0013】そして、前記背凭用外殻枠体8の下端の凹
所17に対して背凭支持杆9をその上端が嵌まるように
差し込むと同時に補強板19の屈曲縁19aを係合溝2
1に嵌め込むと、当該背凭支持杆9の開口上端に対して
複数の突起20が嵌合する。これにより、背凭支持杆9
と背凭用外殻枠体8とが左右方向、前後方向及び上下方
向のいずれにもガタ付きなく嵌合し、不用意に脱落しな
い。この状態で、前記凹所17において前記背凭用外殻
枠体8の表面側から背凭支持杆9の前面側に形成した少
なくとも一つ、好ましくは複数の雌ねじ部22に対して
それぞれねじ23にて締着するのである。
【0014】以上のように構成すると、背凭支持杆9と
背凭用外殻枠体8との装着作業が至極容易になる。しか
も、背凭用外殻枠体8の表面側に対する人の背凭荷重が
作用したとき、ねじ23及び雌ねじ部22に大きな負荷
を掛けることなく、背凭用外殻枠体8の裏面基部16が
補強板19に支持され、且つ屈曲縁19aと係合溝21
との嵌合状態にて支持されるので、背凭用外殻枠体8の
板厚さを不必要に太くする必要もないのである。
【0015】なお、背凭クッション体7は、発泡ポリウ
レタンフオーム、軟質PVCフオーム等のスポンジ状の
クッション材の表面に軟質合成樹脂製の合成皮革あるい
はシート、天然繊維製織物、合成繊維製織物、もしくは
これらの混紡の織物等の表皮材を接着剤等にて張設して
構成され、クッション材内に埋め込んだ環状の金属製等
のリング体24が背凭クッション体7の裏面に形成され
た取付け孔25内に露出している。他方、背凭用外殻枠
体8の表面側(前面側)には、図3及び図5に示すよう
に、前記リング体24を弾性的に挟持する係合爪26を
適宜離れた位置に複数箇所一体的に形成しておく。これ
により、前述のように、背凭支持杆9に背凭用外殻枠体
8を取りつけた後、当該背凭用外殻枠体8の表面に前記
背凭クッション体7を押しつけると、取付け孔25箇所
内でリング体7が係合爪26に離れ不能に挟持するの
で、背凭クッション体7を装着できるのである。
【0016】図6〜図8に示す第2実施例では、椅子に
おける座受体の後部から上向きに延びるように側面視略
L字状に形成された背凭支持杆30は、ガラス短繊維を
ポリアミド樹脂(ナイロン樹脂)、ポリアセタール樹
脂、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂に混入したガラ
ス繊維強化プラスチック材にて一体的に射出成形したも
のであり、他方、表面側に背凭クッション体7を係合爪
26を介して着脱自在に装着してなる同じく前記同様の
ガラス繊維強化プラスチック製の合成樹脂製のシェル状
の背凭用外殻枠体31の裏面下端側には、前記背凭支持
杆30の上端部外周が下方から嵌まるようにした正面視
略半円状等の凹所32を形成する。
【0017】そして、前記凹所32内には、左右一対の
嵌合溝33,33を一体的に形成する。この嵌合溝3
3,33は、上下長手であって下端が解放されており、
各嵌合溝33の上端は凹所32の内面に連なる。他方、
背凭支持杆30の前面(表面)側には、前記両嵌合溝3
3,33に下側から挿入嵌合できる左右一対で上下長手
の嵌合突条34,34を突設する。
【0018】さらに、前記凹所32の内には、窓孔35
を設け、この窓孔35内に上方後向きに突出する弾性的
な係合爪36を設ける。背凭支持杆30の前面(表面)
側には、前記両嵌合溝33,33の間の下方位置に係合
片37を突設し、この係合片37に前記係合爪36に対
して係脱できる孔状の係合部38を穿設する。この構成
により、図6に示すように、背凭支持杆30の上端に対
して背凭用外殻枠体31の凹所32を上から差し込む
と、左右対の嵌合溝33に対して左右対の嵌合突条3
4,34が嵌まり込み、凹所32の上端内面に背凭支持
杆30の上端が当接する近傍にて、係合部38に対して
係合爪36が係合する(図7(b)参照)。これによ
り、背凭支持杆30に背凭用外殻枠体31をワンタッチ
で装着することができ、且つ抜け不能となる。
【0019】そして、前記凹所32と背凭支持杆30の
上端外周との嵌め合い及び左右の嵌合溝33,33と嵌
合突条34,34との嵌め合いにより、背凭支持杆30
に対する背凭用外殻枠体31の左右のガタ付きがなくな
る。また、凹所32の上端内面と背凭支持杆30の上端
縁との当接にて背凭用外殻枠体31が背凭支持杆30に
対して下向きにずれ移動することがなくなる。さらに、
係合部38に対して係合爪36が係合すると、背凭用外
殻枠体31が上向きに抜け不能となる。
【0020】このように、背凭支持杆30と背凭用外殻
枠体31との嵌合溝33と嵌合突条34とにより、背凭
支持杆30に対して背凭用外殻枠体31の前後、左右の
ガタ付きがない状態のもとで、人の背凭荷重が嵌合溝3
3と嵌合突条34とを介して背凭支持杆30に伝達で
き、且つ係合部38と係合爪36との係合により、簡単
な構造で背凭用外殻枠体31を背凭支持杆30から抜け
不能にできる効果を奏する。
【0021】なお、本実施例においては、凹所32内に
左右対の嵌合突条34,34と係合部38を設ける一
方、背凭支持杆30の表面に左右対の嵌合溝33,33
と係合爪36とを設けても、前記と同様の作用・効果を
奏するのである。図9〜図11に示す第3実施例では、
椅子における座受体2の後部から上向きに延びるように
側面視略L字状に形成された金属製背凭支持杆40は、
断面略矩形の角型パイプ状である。
【0022】合成樹脂製の背凭用外殻枠体41は、ガラ
ス短繊維をポリアミド樹脂(ナイロン樹脂)、ポリアセ
タール樹脂、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂に混入
したガラス繊維強化プラスチック材にて、シェル状に射
出成形したものであり、該背凭用外殻枠体41の裏板4
1aの表面側には、前述の各実施例と同様に背凭クッシ
ョン体7が係合爪26により着脱自在に装着されるもの
である。この背凭用外殻枠体41の裏板41aの表面側
下端側には、正面視でほぼ円弧状に表面側(前面側)に
突出し、横断面が略コ字型の複数の装着枠部42が上下
一列状にて一体的に形成されている。そして、前記矩形
状の背凭支持杆40の上端を装着枠部42内に挿入させ
たとき、裏板41aと複数の装着枠部42とによって背
凭支持杆40が左右及び前後にガタ付きなく嵌合できる
ように設定するのである。
【0023】なお、背凭用外殻枠体41の裏板41aの
表面側には、前記装着枠部42より外側に多数の補強リ
ブ43が正面視で縦長に一体的に突設されている(図3
参照)。さらに、背凭用外殻枠体41における裏板41
aの表面側であって、最上段の装着枠部42の上端縁よ
りやや上方位置に、ストッパー片44を前向きに突出さ
せ、前記裏板41aと装着枠部42と間に挿入嵌合した
背凭支持杆40の上端がストッパー片44に当接してそ
れ以上背凭支持杆40が上方に移動しないように規制す
る。また、前記最上段の装着枠部42の内面には、背凭
支持杆40に穿設した係止孔45に係止して当該背凭支
持杆40を下向きに抜け不能とする一つ乃至複数個の係
止爪46を設けるのである。
【0024】このように構成すると、背凭支持杆40の
上端を装着枠部42内に挿入させるだけで、当該背凭支
持杆40は背凭用外殻枠体41における裏板41aと複
数の装着枠部42とによって囲まれて、背凭用外殻枠体
41と背凭支持杆40との両者が左右及び前後にガタ付
きなく嵌合でき、しかも、ストッパー片44が背凭支持
杆40の上端を位置決めし、係止爪46と係止孔45と
の係止により背凭支持杆40の下向き移動も不能とする
ので、ワンタッチで背凭用外殻枠体41を背凭支持杆4
1に装着できるという効果を奏するのである。
【0025】
【発明の作用・効果】以上要するに、請求項1〜請求項
3記載の各発明は、椅子における座受体の後部から上向
きに延びるように側面視略L字状に形成された背凭支持
杆に、表面側にクッション体を着脱自在に装着してなる
合成樹脂製のシェル状の背凭用外殻枠体を取付けする装
置であって、請求項1においては、前記背凭用外殻枠体
の裏面下端側には、背凭支持杆の上端部外周が下方から
嵌まる凹所を形成し、該凹所内には、前記背凭支持杆の
開口上端に嵌合する下向き突起を設ける一方、前記背凭
用外殻枠体の裏面には、前記凹所より外周部位において
前記背凭支持杆の裏面側に突設した補強板の屈曲縁が嵌
合する係合溝を形成し、前記凹所において前記背凭用外
殻枠体の表面側から背凭支持杆にねじ締着するように構
成したものであり、背凭用外殻枠体の下端の凹所に対し
て背凭支持杆をその上端が嵌まるように差し込むと同時
に補強板の屈曲縁を係合溝に嵌め込むと、当該背凭支持
杆の開口上端に対して複数の突起が嵌合する。これによ
り、背凭支持杆と背凭用外殻枠体とが左右方向、前後方
向及び上下方向のいずれにもガタ付きなく嵌合し、不用
意に脱落しないという効果を奏する。この状態で、前記
凹所において前記背凭用外殻枠体の表面側から背凭支持
杆の前面側に形成した雌ねじ部に対してねじにて締着す
るだけで良いから、背凭用外殻枠体の背凭支持杆に対す
る装着作業が至極容易になるという効果を奏する。
【0026】また、請求項2記載の発明では、背凭用外
殻枠体の裏面下端側には、背凭支持杆の上端部外周が下
方から嵌まる凹所を形成し、該凹所内と背凭支持杆の内
面といずれか一方には、左右対の嵌合溝を設け、他方に
は嵌合突条とを設けて、互いに相手部材に対して上下方
向に摺動させて嵌合するように構成し、且つ前記凹所内
と背凭支持杆の内面といずれか一方には係合爪を、他方
には係合爪に係止して、背凭用外殻枠体が背凭支持杆に
対して上向き抜け不能とする係合部を設けたものである
から、背凭支持杆と背凭用外殻枠体との嵌合溝と嵌合突
条とにより、背凭支持杆に対して背凭用外殻枠体をその
前後、左右のガタ付きがないようにワンタッチで挿入で
きる。
【0027】さらに、係合部と係合爪との係合により、
簡単な構造でボルトを使用することなく背凭用外殻枠体
を背凭支持杆から抜け不能にできる効果を奏する。そし
て、請求項3に記載の発明では、背凭用外殻枠体の表面
下部側には、背凭支持杆の上端部外周が下方から嵌まる
装着枠部を設けたものであるから、背凭支持杆は、背凭
用外殻枠体の表面と装着枠部で囲まれるので、背凭支持
杆に対して背凭用外殻枠体をその前後、左右のガタ付き
がないようにワンタッチで挿入できる。
【0028】そして、前記背凭用外殻枠体の表面には、
前記装着枠部の上端位置に対応する箇所の前記背凭支持
杆が上向き移動不能とするストッパー片を設ける一方、
該装着枠部内には、背凭支持杆に穿設した係止孔に係止
して当該背凭支持杆を下向きに抜け不能とする係止爪を
設けたものであるから、装着枠部内に挿入した状態の背
凭支持杆は、ストッパー片にて上向きに移動不能にで
き、且つ係止孔と係止爪との係止にて下向きに移動不能
にできるというように、ボルトを使用することなく抜け
不能に装着できるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】椅子の斜視図である。
【図2】椅子の一部切欠き側断面図である。
【図3】第1実施例の背凭支持杆と背凭用外殻枠体との
斜視図である。
【図4】背凭用外殻枠体における凹所の一部切欠き斜視
図である。
【図5】第1実施例の背凭支持杆と背凭用外殻枠体との
側断面図である。
【図6】第2実施例の背凭支持杆と背凭用外殻枠体との
側断面図である。
【図7】(a)は図6のVII −VII 線矢視断面図、
(b)は装着状態を示す断面図である。
【図8】第2実施例の背凭支持杆の斜視図である。
【図9】第3実施例の背凭支持杆と背凭用外殻枠体との
側断面図である。
【図10】第3実施例の背凭用外殻枠体の一部切欠き表
面図である。
【図11】第3実施例の背凭支持杆と背凭用外殻枠体と
の斜視図である。
【符号の説明】
1 椅子 2 座受体 8,31,41 背凭用外殻枠体 9,30,40 背凭支持杆 16 基部 17,32 凹所 19 補強板 19a 屈曲縁 20 突起 21 係合溝 23 ねじ 33 嵌合溝 34 嵌合突条 36 係合爪 38 係合部 42 装着枠部 44 ストッパー片 45 係止孔 46 係止爪

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子における座受体の後部から上向きに
    延びるように側面視略L字状に形成された背凭支持杆
    に、表面側にクッション体を着脱自在に装着してなる合
    成樹脂製のシェル状の背凭用外殻枠体を取付けする装置
    において、前記背凭用外殻枠体の裏面下端側には、背凭
    支持杆の上端部外周が下方から嵌まる凹所を形成し、該
    凹所内には、前記背凭支持杆の開口上端に嵌合する下向
    き突起を設ける一方、前記背凭用外殻枠体の裏面には、
    前記凹所より外周部位において前記背凭支持杆の裏面側
    に突設した補強板の屈曲縁が嵌合する係合溝を形成し、
    前記凹所において前記背凭用外殻枠体の表面側から背凭
    支持杆にねじ締着するように構成したことを特徴とする
    椅子における背凭用外殻枠体の取付け装置。
  2. 【請求項2】 椅子における座受体の後部から上向きに
    延びるように側面視略L字状に形成された背凭支持杆
    に、表面側にクッション体を着脱自在に装着してなる合
    成樹脂製のシェル状の背凭用外殻枠体を取付けする装置
    において、前記背凭用外殻枠体の裏面下端側には、前記
    背凭支持杆の上端部外周が下方から嵌まる凹所を形成
    し、該凹所内と背凭支持杆の内面といずれか一方には、
    左右対の嵌合溝を設け、他方には嵌合突条とを設けて、
    互いに相手部材に対して上下方向に摺動させて嵌合する
    ように構成し、且つ前記凹所内と背凭支持杆の内面とい
    ずれか一方には係合爪を、他方には係合爪に係止して、
    背凭用外殻枠体が背凭支持杆に対して上向き抜け不能と
    する係合部を設けたことを特徴とする椅子における背凭
    用外殻枠体の取付け装置。
  3. 【請求項3】 椅子における座受体の後部から上向きに
    延びるように側面視略L字状に形成された背凭支持杆
    に、表面側にクッション体を着脱自在に装着してなる合
    成樹脂製のシェル状の背凭用外殻枠体を取付けする装置
    において、前記背凭用外殻枠体の表面下部側には、前記
    背凭支持杆の上端部外周が下方から嵌まる装着枠部を設
    け、前記背凭用外殻枠体の表面には、前記装着枠部の上
    端位置に対応する箇所の前記背凭支持杆が上向き移動不
    能とするストッパー片を設ける一方、該装着枠部内に
    は、背凭支持杆に穿設した係止孔に係止して当該背凭支
    持杆を下向きに抜け不能とする係止爪を設けたことを特
    徴とする椅子における背凭用外殻枠体の取付け装置。
JP17838994A 1994-07-29 1994-07-29 椅子における背凭用外殻枠体の取付け装置 Withdrawn JPH0838306A (ja)

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