JP2022057182A - 鞍乗り型車両のメインステップ構造 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022057182000001
【課題】メインステップを意識的に収納させることができる鞍乗り型車両のメインステップ構造を提供する。
【解決手段】鞍乗り型車両のメインステップ構造は、固定部材(82)と、ステップピン(85)と、メインステップ(90)と、メインステップ(90)を展開方向(R1)に付勢する付勢部材(95)と、を備え、メインステップ(90)に対して相対回動可能に支持された操作部材(100)を備え、操作部材(100)には固定部材(82)に当接する当接部(102A)が設けられ、メインステップ(90)と操作部材(100)との係合状態および係合解除状態を切り替え可能な係合機構(104)が設けられ、係合機構(104)は、メインステップ(90)が収納位置(P2)に移動し、操作部材(100)を固定部材(82)に当接させた場合に、メインステップ(90)と操作部材(100)とを係合状態にする。
【選択図】図4

Description

本発明は、鞍乗り型車両のメインステップ構造に関する。
従来、鞍乗り型車両のメインステップ構造として、メインステップを回動可能に支持して、メインステップをリターンスプリングにより展開状態に付勢する構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1では、通常時には、メインステップを展開状態にすることで運転者が足を乗せ易くし、車体をバンクさせる際にメインステップが路上等に接触した場合に、メインステップがリターンスプリングの付勢力に抗して回動することでメインステップを路上から退避可能としている。
特開2003-072632号公報
メインステップが展開された場合、車幅方向に突出するため、コンパクトさの観点および車両取り回し性の観点からは収納状態に保持させたい需要がある。特に、メインステップが展開された状態では、メインステップの近傍に設けられたスタンドを、運転者が操作し難い場合もある。ただし、メインステップは運転者が走行時に足を乗せる部分であるため、外乱などによって無意識に収納されることがなく意識的に、収納させることが望ましい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、メインステップを意識的に収納させることができる鞍乗り型車両のメインステップ構造を提供することを目的とする。
鞍乗り型車両のメインステップ構造は、車体に固定される固定部材と、前記固定部材に支持されるステップピンと、前記ステップピンに回動可能に支持されるメインステップと、前記メインステップを展開位置に向けて前記ステップピンの軸回りの展開方向に付勢する付勢部材と、を備える鞍乗り型車両のメインステップ構造において、前記ステップピンに回動可能に支持され前記メインステップに対して相対回動可能に支持された操作部材を備え、前記操作部材には、前記固定部材に当接して前記展開方向に回動することを規制する当接部が設けられ、前記メインステップと前記操作部材との間には、前記メインステップと前記操作部材との係合状態および係合解除状態を切り替え可能な係合機構が設けられ、前記係合機構は、前記メインステップが収納位置に移動した状態で、前記操作部材を前記当接部が前記固定部材に当接する回動規制位置に移動させた場合に、前記メインステップと前記操作部材とを係合状態にすることを特徴とする。
上記構成において、前記係合機構は、係合部材と、前記係合部材が係脱する係合部とを備え、前記係合部材は、前記係合部に係脱する係脱部材と、前記係脱部材を前記係合部に付勢する付勢部とを備え、前記係合部は、前記係脱部材が係脱可能に進入する係合溝であってもよい。
また、上記構成において、前記メインステップは、ステップ本体部と、前記ステップ本体部から延びて前記ステップピンに回動可能に支持されるステップ基部とを備え、前記ステップ基部は、前記ステップピンの軸線視で前記操作部材に重複する重複部位を有し、前記重複部位には、前記係合部材が配設され、前記操作部材には、前記係合部材の回動軌跡上に前記係合部が設けられていてもよい。
また、上記構成において、前記操作部材には、前記係合部よりも前記展開方向の下流側であって、前記係合部材の回動軌跡上に、前記係合部材が係脱する第2の係合部が設けられ、前記第2の係合部は、前記メインステップが前記展開位置に移動し、前記操作部材が前記回動規制位置に移動した状態で、前記係合部材と係合してもよい。
また、上記構成において、前記操作部材には、前記当接部よりも前記展開方向の下流側に設けられ、前記固定部材に当接して前記展開方向とは反対の収納方向に回動することを規制する第2の当接部が設けられ、前記操作部材は、前記回動規制位置と、前記第2の当接部が前記固定部材に当接する第2の回動規制位置との間を回動可能であり、前記第2の係合部は、前記操作部材を前記第2の回動規制位置に移動させた状態で、前記メインステップを前記収納位置に移動させる場合に、前記メインステップから離脱してもよい。
また、上記構成において、前記操作部材には、前記メインステップの下面に沿って延出する延出部が設けられていてもよい。
また、上記構成において、車両側面視において、シートの前下方に設けられたステップフロアと、前記シートの下方に設けられたスタンドとの間に、前記メインステップが配置されていてもよい。
鞍乗り型車両のメインステップ構造は、車体に固定される固定部材と、前記固定部材に支持されるステップピンと、前記ステップピンに回動可能に支持されるメインステップと、前記メインステップを展開位置に向けて前記ステップピンの軸回りの展開方向に付勢する付勢部材と、を備える鞍乗り型車両のメインステップ構造において、前記ステップピンに回動可能に支持され前記メインステップに対して相対回動可能に支持された操作部材を備え、前記操作部材には、前記固定部材に当接して前記展開方向に回動することを規制する当接部が設けられ、前記メインステップと前記操作部材との間には、前記メインステップと前記操作部材との係合状態および係合解除状態を切り替え可能な係合機構が設けられ、前記係合機構は、前記メインステップが収納位置に移動した状態で、前記操作部材を前記当接部が前記固定部材に当接する回動規制位置に移動させた場合に、前記メインステップと前記操作部材とを係合状態にする。この構成によれば、操作部材を操作してメインステップと係合させることにより、展開位置に付勢されるメインステップを収納位置に保持することができる。よって、メインステップを保持する場合には、操作部材の操作が必要であり、意識的にメインステップを収納位置に保持させることができる。
上記構成において、前記係合機構は、係合部材と、前記係合部材が係脱する係合部とを備え、前記係合部材は、前記係合部に係脱する係脱部材と、前記係脱部材を前記係合部に付勢する付勢部とを備え、前記係合部は、前記係脱部材が係脱可能に進入する係合溝であってもよい。この構成によれば、簡易な構成で、操作部材の回動操作に応じて、メインステップと操作部材とを係脱させることができる。
また、上記構成において、前記メインステップは、ステップ本体部と、前記ステップ本体部から延びて前記ステップピンに回動可能に支持されるステップ基部とを備え、前記ステップ基部は、前記ステップピンの軸線視で前記操作部材に重複する重複部位を有し、前記重複部位には、前記係合部材が配設され、前記操作部材には、前記係合部材の回動軌跡上に前記係合部が設けられていてもよい。この構成によれば、メインステップと操作部材との相対回動時に係合部材が確実に操作部材に突き当たるため、係合部材と係合部を確実に係脱させ易くできる。
また、上記構成において、前記操作部材には、前記係合部よりも前記展開方向の下流側であって、前記係合部材の回動軌跡上に、前記係合部材が係脱する第2の係合部が設けられ、前記第2の係合部は、前記メインステップが前記展開位置に移動し、前記操作部材が前記回動規制位置に移動した状態で、前記係合部材と係合してもよい。この構成によれば、メインステップが展開位置に移動する際にメインステップと操作部材とを係合状態にできる。また、展開位置に移動したメインステップは、操作部材と係合しているため、メインステップを展開位置から収納位置に向けて移動させる場合に、操作部材も一体的に回動させることができる。
また、上記構成において、前記操作部材には、前記当接部よりも前記展開方向の下流側に設けられ、前記固定部材に当接して前記展開方向とは反対の収納方向に回動することを規制する第2の当接部が設けられ、前記操作部材は、前記回動規制位置と、前記第2の当接部が前記固定部材に当接する第2の回動規制位置との間を回動可能であり、前記第2の係合部は、前記操作部材を前記第2の回動規制位置に移動させた状態で、前記メインステップを前記収納位置に移動させる場合に、前記メインステップから離脱してもよい。この構成によれば、メインステップと操作部材とが係合した状態で操作部材が第2の回動規制位置に移動した場合には、メインステップを更に収納方向に移動させることにより、操作部材とメインステップの係合を解除することができる。よって、メインステップに対する展開位置から収納位置への回動という単純な操作により、操作部材とメインステップの係合を解除することができる。
また、上記構成において、前記操作部材には、前記メインステップの下面に沿って延出する延出部が設けられていてもよい。この構成によれば、メインステップが展開位置で操作部材と係合している場合には、延出部はメインステップに沿って延出しており、メインステップが展開位置から収納位置に移動する途中で係合が解除された場合には、延出部とメインステップとの間の間隔が広がるため、延出部を操作し易く操作部材を操作し易くできる。
上記構成において、車両側面視において、シートの前下方に設けられたステップフロアと、前記シートの下方に設けられたスタンドとの間に、前記メインステップが配置されていてもよい。この構成によれば、メインステップを収納位置に保持することでスタンドの操作をし易くできる。また、メインステップを収納位置に保持してもステップフロアに運転者は足を置くことができる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 車体フレームと車体フレームに支持される燃料タンクと収納部を示す左側面図である。 図1のIII-III線断面図である。 左側のメインステップ構造の斜視図である。 メインステップが展開位置に移動し、クリックレバーの第1当接部がブラケットに当接した状態を示す図である。 図5の状態のメインステップおよびクリックレバーが収納方向に回動して、クリックレバーの第2当接部がブラケットに当接した状態を示す図である。 図6の状態からメインステップがさらに収納方向に回動し、メインステップが収納位置に移動した状態を示す図である。 メインステップが収納位置に移動し、クリックレバーの第1当接部がブラケットに当接した状態を示す図である。 図5のIX-IX線断面に対応する模式図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。なお、以下の説明の側面図では、左右一対で設けられるものは、片側のものだけが図示されている。
自動二輪車1は、車体フレーム(フレーム)Fにパワーユニットとしてのエンジン10が支持され、前輪2を操舵可能に支持する操舵系11が車体フレームFの前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム12が車体フレームFの後部側に設けられた車両である。自動二輪車1は、乗員が跨るようにして着座する乗車用のシート13が車体フレームFの後部の上方に設けられた鞍乗り型車両である。
図2は、車体フレームFと車体フレームFに支持される燃料タンク57と収納部71を示す左側面図である。
車体フレームFは、前端に設けられるヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14の後部から後下がりに延出する左右一対のメインフレーム15,15と、メインフレーム15,15の前端部から後下方に延びる左右一対のダウンフレーム16,16と、を備える。また、車体フレームFは、メインフレーム15,15の後端から下方に延出する左右一対のピボットフレーム17,17と、ピボットフレーム17,17の上部から後上がりに車両後端部まで延びる左右一対のシートフレーム18,18と、を備える。さらに、車体フレームFは、メインフレーム15、15とダウンフレームを連結する左右一対の連結フレーム19、19と、ダウンフレーム16、16の下端とピボットフレーム17、17の下端とを連結する左右一対のステップフレーム20、20と、を備える。
メインフレーム15,15は、ヘッドパイプ14の上部から後下がりに延びるメインフレーム本体部15a,15aと、ヘッドパイプ14の下部とメインフレーム本体部15a,15aの前部とを連結する補強フレーム部15b,15bとを備える。
メインフレーム本体部15a,15aは、ヘッドパイプ14の上部から後下がりに延びる本体部前部15c、15cと、本体部前部15c、15cの後端から本体部前部15c、15cよりも緩い傾斜で後下がりに延びる本体部後部15d、15dとを備える。本体部前部15c、15cは、平面視では、後方側ほど車幅方向の間隔が大きくなるように延びている。また、本体部後部15d、15dは、平面視では、互いに略平行に後方へ直線状に延びている。
補強フレーム部15b,15bは、本体部前部15c,15cよりも緩やかな傾斜で後下がりに延び、後方側ほど互いの車幅方向の間隔が大きくなっている。
連結フレーム19、19は、メインフレーム15、15の本体部前部15c、15cの上下方向中間部とダウンフレーム16、16の上下方向中間部とを連結する左右一対の第一連結フレーム19a、19aと、本体部前部15c、15cの後端部とダウンフレーム16、16の上下方向中間部とを連結する左右一対の第二連結フレーム19b、19bと、を備える。
ステップフレーム20、20は、平面視では、車幅方向外側に突出する略U字状である。ステップフレーム20、20は、ダウンフレーム16、16の下端から車幅方向外側に突出した後、後方に屈曲して直線状に延び、後部では後方に進むに連れて車幅方向内側に傾斜してピボットフレーム17、17の下端に連結される。
ピボットフレーム17,17は、ピボット孔17a、17a(図2参照)を上下の中間部に備え、このピボット孔17a、17aには、左右のピボットフレーム17,17を車幅方向に連結するピボット軸31(図1参照)が挿通される。
シートフレーム18、18は、ピボットフレーム17、17の上部から後上がりに延びるシートフレーム本体部18a、18aと、ピボットフレーム17、17の上下方向中間部とシートフレーム本体部18a、18aとを連結するサブフレーム部18b,18bとを備える。
シートフレーム本体部18a,18aは、ピボットフレーム17、17の上部から後上がりに延びる立ち上り部18c,18cと、立ち上り部18c,18cの上端から後方に直線状に延出する後方延出部18d、18dとを備える。後方延出部18d、18dは、立ち上り部18c,18cよりも緩い傾斜で後上がり延びる。
車体フレームFは、メインフレーム15、15の本体部後部15d,15dの前部を車幅方向に連結する前側クロスフレーム21や、ピボットフレーム17,17の上端部を車幅方向に連結する中間側クロスフレーム22、ピボットフレーム17,17の下端部を車幅方向に連結する下側クロスフレーム23、シートフレーム本体部18a,18aの前部を車幅方向に連結する後側クロスフレーム24、シートフレーム本体部18a,18aの後端部を車幅方向に連結する後端側クロスフレーム25などのクロスフレームを備える。
図2に示すように、車体フレームFは、ダウンフレーム16,16の下端部に前側エンジンハンガ27を備え、前側クロスフレーム21に上側エンジンハンガ28を備え、メインフレーム本体部15a,15aの後端部に後側エンジンハンガ29を備え、下側クロスフレーム23に下側エンジンハンガ30を備える。
前側エンジンハンガ27、上側エンジンハンガ28、後側エンジンハンガ29、及び、下側エンジンハンガ30を介して、エンジン10(図1参照)が車体フレームFに支持される。
図1に示すように、スイングアーム12は、ピボット軸31に前端部を軸支され、ピボット軸31を中心に上下に揺動する。後輪3は、スイングアーム12の後端部に挿通される後輪車軸32に軸支される。
エンジン10は、車幅方向に延びるクランク軸(不図示)を支持するクランクケース35と、クランクケース35の前部から前上方に延びるシリンダ部36とを備える。クランクケース35は、メインフレーム15,15の本体部後部15d,15dの下方に位置する。シリンダ部36は、メインフレーム15,15に沿うように前上方に延び、その前部は、左右のダウンフレーム16,16の間、及び、左右の連結フレーム19,19の間に位置する。クランクケース35の後部には、変速機が収納されている。
エンジン10は、シリンダ部36のシリンダ軸線Cが鉛直よりも水平側に近くなるように前傾しているエンジンであり、エンジン10の上方には空間が確保される。
エンジン10の出力は、エンジン10の出力軸(不図示)と後輪3との間に巻き掛けられるチェーン37によって後輪3に伝達される。
エンジン10の排気管38は、シリンダ部36のシリンダヘッドから下方に引き出され、エンジン10の下方を通って後方へ延び、スイングアーム12の右側方のマフラー39に接続される。
エンジン10に供給される吸気(外気)を浄化する浄化装置41は、メインフレーム15,15の前部の上方でヘッドパイプ14の後方に配置される。
シート13は、運転者(乗員)用の前側シート44と、前側シート44よりも一段高いパッセンジャー(同乗者)用の後側シート45とを一体に備える。シート13は、前端部のヒンジ軸13aを介して上下に回動可能に設けられている。
前側シート44は、ピボットフレーム17,17の上方に位置する。また、前側シート44は、クランクケース35の後部の上方に位置する。
後側シート45は、シートフレーム18,18の後部の上方に位置する。後側シート45の左右の側方には、後側シート45に着座したパッセンジャーが把持する把持部46,46がそれぞれ設けられる。
シートフレーム18,18には、左右一対のパッセンジャーステップ49,49が支持される。運転者用の左右一対のステップフロア50,50は、前側シート44の前下方に設けられる。ステップフロア50、50は、ステップフレーム20、20の上方に位置する。ステップフロア50、50は、ステップフレーム20、20の上方に沿って、前後方向に延びている。ステップフロア50、50は、ピボットフレーム17、17よりも前方まで延び、燃料タンク57の下方まで延びている。ステップフロア50、50の後方には、左右一対のメインステップ構造80、80が配置される。メインステップ構造80、80はピボットフレーム17、17に支持される。運転者は、メインステップ構造80、80のメインステップ90、90に足を乗せることで、立ち乗り可能である。
メインスタンド51は、ピボットフレーム17,17の下部に連結される。メインスタンド51の軸51aは、メインステップ90、90の下方に位置する。メインスタンド51の操作部51bは、収納時には、メインステップ90、90よりも上方に延びている。サイドスタンド52は、車体フレームFの下部の左端部に設けられる。サイドスタンド52の軸52aは、左側のメインステップ90よりも前下方に位置する。サイドスタンド52は、収納時には、メインステップ90よりも後方に延びて、端部52bが軸52aの略水平方向後方に位置する。
燃料タンク57は、メインフレーム15、15の本体部後部15d,15dの上方に配置される。燃料タンク57の後部が、シート13の前側シート44の下方に位置する。燃料タンク57は、前部の上面に給油口57aを備える。給油口57aは、給油口リッド70で開閉可能に覆われる。給油口リッド70は前下部のヒンジ軸70aを介して前後に回動可能に支持される。燃料タンク57の後方には、収納部71が設けられる。収納部71は、シート13の下側に配置される。収納部71は、シート13で開閉可能に閉塞される。
図1に示すように、自動二輪車1は、車体を覆う車体カバー60を備える。車体カバー60は、ヘッドパイプ14及び操舵系11の上部を前後及び左右側方から覆うフロントカバー61と、フロントカバー61の下部の後方で、メインフレーム15,15を上方及び左右の側方から覆う上部カバー62と、上部カバー62の下方で、エンジン10及び車体フレームFの後部を側方から覆う左右一対の中間側面カバー63,63とを備える。また、車体カバー60は、エンジン10を下方から覆うアンダーカバー64と、上部カバー62の後方でシート13の下方を側方から覆う左右一対のリアカバー65,65と、エンジン10の後部の下部及びピボットフレーム17,17の下部を側方から覆う左右一対のフレームカバー66,66とを備える。
フロントカバー61には、上下に延びる板状のウインドスクリーン67が設けられる。ヘッドライト68は、フロントカバー61に設けられる。
また、自動二輪車1は、後輪3を上方から覆うリアフェンダー54と、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー55とを備える。
上部カバー62の前部及び中間側面カバー63,63の前部は、上下に合わさることで、断面逆U字のトンネル状のセンタートンネル部69を形成する。車体フレームFの前部及びシリンダ部36は、センタートンネル部69の内側に収納されている。
センタートンネル部69の上面が給油口リッド70よりも低い位置に配置されることで、フロントカバー61と給油口リッド70との間には、下方に窪んだ跨ぎ部56が形成される。前側シート44に着座する運転者は、自動二輪車1の乗降時に、跨ぎ部56に足を通すことができ、容易に乗り降りできる。
図3は、図1のIII-III線断面図である。図4は、左側のメインステップ構造80の斜視図である。
左側のメインステップ構造80と、右側のメインステップ構造80は、左右対称に構成されるため、以下では、左側のメインステップ構造80について説明する。
シート13の下方には、メインステップ構造80が配置される。メインステップ構造80は、ステップホルダー81を備える。ステップホルダー81は、車両側面視で、前側に底辺を有する三角板状に形成されている。ステップホルダー81の後部には、車幅方向内側に凹んだ凹部81Aが形成されている。
ステップホルダー81の下部には、車幅方向外側に突出する台座部81Bが形成されている。台座部81Bには、ブラケット(固定部材)82が固定される。ブラケット82は、略上面視で、車幅方向外側が開放されたU字状に形成されている。ブラケット82は、詳細には、前後に延びる底板部82Aと、底板部82Aの前後両端から車幅方向外側に突出する支持板部82B、82Cとを備える。底板部82Aには、車幅方向に貫通する固定孔82D(図3参照)が形成されている。
固定孔82Dには、締結部材の一例としてのフランジ付きボルト83が挿通される。フランジ付きボルト83は、車幅方向に延びており、ステップホルダー81の固定孔81C(図3参照)を介して車体フレームFに締結されている。すなわち、フランジ付きボルト83は、車体フレームFのステップフレーム20の後端部20a(図2参照)およびピボットフレーム17の締結部17bに締結されている。フランジ付きボルト83により、ステップホルダー81およびブラケット82が車体フレームFに共締めされる。なお、ステップホルダー81の下部は、このフランジ付きボルト83で固定されるが、ステップホルダー81の上部は、締結部材の一例としてのソケットボルト84で車体フレームFに固定されている。
フランジ付きボルト83とソケットボルト84は、カラー83A、84Aや、ワッシャー84Bを介して、車体フレームFに締結される。
ブラケット82における前後の支持板部82B、82Cには、それぞれ、厚み方向に貫通する支持孔が形成され、この支持孔には、前後方向に延びる棒状のステップピン85が挿通される。ステップピン85は、前端(一端)85Aが拡径されており、後端(他端)85Bからそれらの支持孔に挿通され、ステップピン85は支持板部82B、82Cに架け渡された状態とされる。ステップピン85の後端85Bには、割りピン(抜け止め部材)87が支持され、割りピン97と、拡径の前端85Aとにより、ステップピン85がブラケット82に対して抜け止めされる。
ステップピン85には、メインステップ(ステップアーム)90が回動可能に支持される。
メインステップ90は、ステップピン85に回動可能に支持されるステップ基部91と、ステップ基部91から幅方向外側に延びるステップ本体部92とを備える。
ステップ基部91は、前後方向(ステップピン85の軸方向)に間隔を空けて配置された前側基部(第1基部)93と後側基部(第2基部、重複部位)94とを備える。
ステップ本体部92の上面には、複数の歯状の滑り止め92Aが形成されている。
図5は、メインステップ90が展開位置P1に移動し、クリックレバー100の第1当接部102Aがブラケット82に当接した状態を示す図である(図5は、ステップ展開状態を示す。ステップ展開状態では、メインステップ90は固定されておらずメインステップ90が収納方向R2へ回動自由の状態である。)。
図6は、図5の状態のメインステップ90およびクリックレバー100が収納方向R2に回動して、クリックレバー100の第2当接部102Bがブラケット82に当接した状態を示す図である。
図7は、図6の状態からメインステップ90がさらに収納方向R2に回動し、メインステップ90が収納位置P2に移動した状態を示す図である。
図8は、メインステップ90が収納位置P2に移動し、クリックレバー100の第1当接部102Aがブラケット82に当接した状態を示す図である(図8は、ステップ収納状態(メインステップ90を収納位置P2で固定した状態)を示す。ステップ収納状態では、メインステップ90と係合するクリックレバー100が付勢回動規制位置Q1にあり、メインステップ90が収納位置P2で固定された状態である。つまり、メインステップ90とクリックレバー100の係合が解除されない限り、メインステップ90が収納位置P2で固定された状態である。)。
メインステップ90は、ステップピン85の軸回りを回動する。メインステップ90は、ステップホルダー81の外側側面に沿って延びる図7、図8に示す収納位置P2と、ステップホルダー81の外側側面に交差した車幅方向に延びる図5に示す展開位置P1と、の間を回動可能に支持される。メインステップ90は、ステップ基部91の当接部91A(図3参照)がブラケット82に当接されて展開位置P1に保持される。
以下の説明では、ステップピン85の軸回り方向を展開方向R1および収納方向R2として説明する。展開方向R1は、メインステップ90が収納位置P2から展開位置P1に向けて回転する方向である。収納方向R2は、メインステップ90が展開位置P1から収納位置P2に向けて回転する方向である。
図4に示すように、ステップピン85には、付勢部材の一例としてのねじりばね状のリターンスプリング95が支持される。リターンスプリング95は、コイル部分95Aが、メインステップ90の前側基部93と後側基部94との間に配置され、ステップピン85に巻かれるように配置される。リターンスプリング95は、一端95Bが折り曲げられており、メインステップ90を展開方向R1に押圧するように、前側基部93に引っ掛けられている。また、他端95Cがブラケット82を収納方向R2に押圧するようにブラケット82に突き当てられている。リターンスプリング95は、メインステップ90を展開位置P1に向けて付勢し、展開方向R1に付勢する。
ステップピン85には、クリックレバー(操作部材)100が回動可能に支持されている。
クリックレバー100は、前後一対の板状の回動部101、102を備える。回動部101,102には、それぞれ貫通孔が形成されてステップピン85が挿通される。回動部101、102は、ステップ基部91を挟むようにその前後両側に配置される。
後側の回動部102の外周部には、図5、図7に示すように、ブラケット82の底板部82Aにおける内壁面82A1に当接する第1当接部(当接部)102Aが形成されている。第1当接部102Aは、ステップピン85の径方向において、回動中心85Cとブラケット82の底板部82Aとの最短距離よりも長くなる部分で構成される。本実施の形態では、第1当接部102Aは、図5に示すように、ブラケット82の内壁面82A1に沿って直線状に延びている。第1当接部102Aは、底板部82Aよりも下方に延びており、底板部82Aの内壁面82A1との当接可能な面積を大きくし易くなっている。
後側の回動部102の上部には、第1当接部102Aが底板部82Aの内壁面82A1に当接している状態で、該底板部82Aの内壁面82A1と離間する第2当接部(第2の当接部)102Bが形成されている。この第2当接部102Bは、図5(後面視)に示すように、第1当接部102Aが底板部82Aの内壁面82A1に当接している状態で、第1当接部102Aよりも、ステップピン85の軸回りの反時計回り方向(展開方向R1の下流側)に位置する。第2当接部102Bは、底板部82Aの内壁面82A1に当接して収納方向R2の回転を規制する。第2当接部102Bは、ステップピン85の径方向において、回動中心85Cとブラケット82の底板部82Aとの最短距離よりも長くなる部分で構成される。本実施の形態では、第2当接部102Bは、図6に示すように、回動部102から径方向に突出する形状に形成されている。
回動部102の外周部の径は、第1当接部102Aと第2当接部102Bとの間において、回動中心85Cとブラケット82の底板部82Aとの距離よりも短くなっており、クリックレバー100は、第1当接部102Aがブラケット82に当接する位置(図5参照)と、第2当接部102Bがブラケット82に当接する位置(図6参照)との間で回動可能に構成されている。
ここで、クリックレバー100が、自重や、リターンスプリング95の付勢力を受けて展開方向R1に回動する場合に、第1当接部102Aがブラケット82に当接すると(図5参照)、クリックレバー100は、展開方向R1の回動が規制される。そこで、以下では、第1当接部102Aがブラケット82に当接するクリックレバー100の回動位置を付勢回動規制位置(回動規制位置)Q1と呼ぶ。
また、クリックレバー100が、運転者等の操作力により収納方向R2に回動する場合に、第2当接部102Bがブラケット82に当接すると(図6参照)、クリックレバー100の収納方向R2の回動が規制される。そこで、以下では、第2当接部102Bがブラケット82に当接するクリックレバー100の回動位置を、操作回動規制位置(第2の回動規制位置)Q2と呼ぶ。
クリックレバー100が付勢回動位置Q1から操作回動規制位置Q2までに回動する回動量は、メインステップ90が展開位置P1から収納位置P2に回動するまでの回動量よりも小さくなっている。
前側の回動部(第1回動部)101と後側の回動部(第2回動部)102とは、屈曲棒状のレバー本体部(延出部)103で一体に接合されている。レバー本体部103は、クリックレバー100が付勢回動規制位置Q1に移動している場合には、回動部101、102の下端から車幅方向に突出した状態であり、第1当接部102Aに直交する方向に突出している。具体的には、レバー本体部103は、後面視では、展開位置P1に移動したステップ本体部92の下面に沿って延びている。
図9は、図5のIX-IX線断面に対応する模式図である。
メインステップ90と、クリックレバー100との間には、係合機構104が設けられる。係合機構104は、クリックボール(係合部材)105を有する。クリックボール105は、メインステップ90の後側基部94と、クリックレバー100の後側の回動部102との間に配置される。本実施形態では、クリックボール105はメインステップ90に支持される。なお、図5~図8では、説明の便宜のために、クリックボール105はハッチングを付して図示している。
後側基部94の後面には、クリックボール105を支持する凹み状の支持孔91B(図9参照)が形成されている。支持孔91Bは、ステップピン85の長手方向に沿って前方に凹んでいる。本実施形態の支持孔91Bは、図5に示す後面視で、ステップピン85の車幅方向内側下方に形成されている。
支持孔91Bには、付勢部の一例としての圧縮スプリング106が挿入される。圧縮スプリング106の後端(一端)には、係脱部材の一例としてのスチールボール107が配置される。スチールボール107は、圧縮スプリング106によって、後方に付勢される。後側基部94におけるクリックボール105の配置部位は、図5-図8に示すステップピン85の軸線視で、クリックレバー100に重複している。クリックボール105は、クリックレバー100の後側の回動部102の前面(内壁)に向かって付勢されている。
圧縮スプリング106とスチールボール107とにより、本実施形態のクリックボール(係合部材)105が構成される。クリックボール105は、メインステップ90と共にステップピン85の軸回りに一体的に回動する。
クリックレバー100の後側の回動部102には、クリックボール105が係脱可能な展開係合孔(第2の係合部)102Cと収納係合孔(係合部)102Dとが形成される。展開係合孔102Cと収納係合孔102Dとは、前後方向(厚み方向)に貫通した丸孔状に形成されている。
展開係合孔102Cと収納係合孔102Dとは、クリックレバー100とメインステップ90とが相対回動する場合に、メインステップ90と共に移動するクリックボール105が描く回動軌跡上に形成される。展開係合孔102Cと収納係合孔102Dとは、ステップピン85の周方向に所定の間隔を空けて形成されている。
本実施形態では、展開係合孔102Cは、クリックレバー100が付勢回動規制位置Q1に移動し、メインステップ90が展開位置P1に移動した場合に、クリックボール105と係合する位置に形成されている。換言すれば、展開係合孔102Cは、クリックボール105を介してメインステップ90に係合した場合に、メインステップ90の底面の延出方向L2とクリックレバー100のレバー本体部103の延出方向L1との間の間隔(隙間)が所定の相対角度(相対回動角度)θ1となる状態でクリックボール105と係合する位置に形成されている。
一方、収納係合孔102Dは、本実施形態では、メインステップ90が収納位置P2に移動し、クリックレバー100が付勢回動規制位置Q1に移動した場合に、クリックボール105と係合する位置に形成されている。換言すれば、収納係合孔102Dは、メインステップ90の延出方向L2とレバー本体部103の延出方向L1との間の間隔(隙間)が所定の相対角度θ3となる状態でクリックボール105と係合する位置に形成されている。相対角度θ3は相対角度θ1よりも大きい。
展開係合孔102Cおよび収納係合孔102Dは、クリックボール105のスチールボール107が進入して係合すると、クリックレバー100とメインステップ90が係合されて一体化される。よって、クリックレバー100とメインステップ90とが一体で回動、一体で回動停止可能となる。
また、展開係合孔102C又は収納係合孔102Dから、クリックボール105のスチールボール107が退避して離脱すると、クリックレバー100とメインステップ90が相対回動可能となる。
よって、メインステップ90とクリックレバー100とは、クリックボール105、展開係合孔102C、収納係合孔102Dにより、メインステップ90の延出方向L2とクリックレバー100の延出方向L1との間が相対角度θ1、θ3の場合に係合して一体となり、メインステップ90の延出方向L2とクリックレバー100の延出方向L1との間が相対角度θ1、θ3でない場合に相対回動可能となる。なお、図7に示す相対角度θ2は、相対角度θ1よりも大きく、相対角度θ3よりも小さい。
本実施形態では、係合部は、厚み方向に貫通した孔状の係合孔の構成を説明するが、孔状に代えて、後方に凹んだ溝状でもよい。
本実施形態における係合機構104は、クリックボール105と、展開係合孔102Cと、収納係合孔102Dとで構成される。
次に、本実施形態のメインステップ構造80の作用を説明する。
図5に示すように、メインステップ90は当接部91Aがブラケット82(底板部82Aの内壁面82A1)に当接した状態で展開位置P1に保持される。このとき、クリックボール105が展開係合孔102Cに係合しており、メインステップ90とクリックレバー100は一体となる。よって、メインステップ90は、展開位置P1では、クリックレバー100により展開方向R1への回動が規制されるとともに、収納方向R2への回動は許容される。
この状態で、例えば、運転者がメインステップ90の先端を上方に移動させる操作をした場合、メインステップ90は収納位置P2に向けて収納方向R2に回動する。このとき、クリックレバー100は、展開係合孔102Cおよびクリックボール105により、メインステップ90と係合しているため、相対角度θ1の状態を維持して回動する。そして、クリックレバー100の第2当接部102Bがブラケット82に当接すると、クリックレバー100の収納方向R2の回動が規制され、相対角度θ1の状態でメインステップ90の回動も規制される。
このとき、メインステップ90に更に収納方向R2に回動させる力を作用させると、クリックボール105が展開係合孔102Cから離脱して係合解除状態となり、メインステップ90とクリックレバー100が相対回動可能となる。よって、図7に示すように、クリックボール105は、展開係合孔102Cと収納係合孔102Dとの間に移動し、メインステップ90は収納位置P2に移動する。
メインステップ90が収納位置P2に移動した状態(このとき、メインステップ90とクリックレバー100の係合は解除された状態)で、メインステップ90から手を離すなどしてメインステップ90に対して操作力が作用しなくなると、リターンスプリング95の付勢力によりメインステップ90が展開方向R1に回動して展開位置P1に向けて移動する。
このとき、クリックボール105も展開位置P1に向けて回動し、メインステップ90とクリックレバー100との間隔が相対角度θ1となった場合に、クリックレバー100の展開係合孔102Cに係合する。よって、クリックレバー100は、付勢回動規制位置Q1に移動する際に、メインステップ90と係合した状態に戻る。
一方で、メインステップ90を収納位置P2に保持した状態で、クリックレバー100を展開方向R1に操作してクリックレバー100を付勢回動規制位置Q1に回動させると、クリックレバー100の収納係合孔102Dが、クリックボール105の位置に相対的に接近して、図8に示すようにクリックボール105と係合する。このため、メインステップ90とクリックレバー100が係合するため、メインステップ90は、付勢回動規制位置Q1に移動したクリックレバー100により、リターンスプリング95の付勢力に抗した状態で収納位置P2に保持される。
このように、本実施形態では、メインステップ90を収納位置P2に保持する場合には、運転者等がクリックレバー100を操作する必要がある。したがって、メインステップ90のみを操作してメインステップ90を収納状態に保持可能な構成に比べて、運転者等が意識的に作業をする必要があり、運転者等にメインステップ90を収納位置P2に移動させたことを認識させ易くなっている。また、外乱(メインステップ90と路面の接触等)による収納方向R2の荷重のみでは収納位置P2で保持されることがなく、意図してクリックレバー100の操作をしない限りは、通常のメインステップと同様にリターン機能が作用しメインステップ90は展開位置P1に戻される。
特に、本実施形態では、メインステップ90を展開位置P1から収納位置P2に移動させる際に、クリックレバー100がメインステップ90から離脱する。そして、クリックレバー100がメインステップ90から離脱すると、クリックレバー100とメインステップ90の間隔が相対角度θ1から、相対角度θ1よりも大きい相対角度θ2になる。このため、メインステップ90とクリックレバー100のレバー本体部103との間に手などを入れ易くなり、クリックレバー100を付勢回動規制位置Q1に向けて回動させ易くなっている。
本実施形態では、操作回動規制位置Q2に移動したクリックレバー100に対して、メインステップ90が収納方向R2に回動することにより、メインステップ90とクリックレバー100の係合が解除される。つまり、クリックレバー100よりも長いメインステップ90を操作することにより、梃の原理を利用して、メインステップ90とクリックレバー100の係合を解除し易くできる。なお、メインステップ90の回動量とクリックレバー100の回動量とに差があるため、メインステップ90とクリックレバー100との係合を解除する操作を容易にできる。
また、メインステップ90を収納位置P2に移動させることによって、クリックレバー100とメインステップ90の間隔が広がるため、メインステップ90とクリックレバー100のレバー本体部103との間に手などを入れ易くなり、クリックレバー100を付勢回動規制位置Q1に向けて押し下げて回動させ易くなっている。
したがって、メインステップ90を収納位置P2に保持する場合には、メインステップ90とクリックレバー100という二部材の操作により、意識的にメインステップ90を収納位置P2に保持させることができる。
本実施形態では、収納位置P2に保持されたメインステップ90を展開させる場合には、例えば、メインステップ90の先端に展開方向R1に十分な力を作用させて、クリックボール105を展開係合孔102Cから離脱させる。これにより、メインステップ90とクリックレバー100とが相対回動可能となり、リターンスプリング95の付勢力により、メインステップ90が展開位置P1に移動する。また、この際に、クリックボール105が展開係合孔102Cに係合し、メインステップ90とクリックレバー100とが係合した状態に戻る。
また、メインステップ90、90の下方には、メインスタンド51と、サイドスタンド52とが配置されている。
メインステップ90、90が展開位置P1に移動した状態では、メインスタンド51やサイドスタンド52の操作をし難い場合がある。
これに対して、本実施形態では、クリックレバー100を操作することにより、メインステップ90を収納位置P2に保持可能となるため、メインステップ90を使用しない場合には、意識的に、メインステップ90を収納させることにより、メインスタンド51やサイドスタンド52の操作をし易くできる。
ここで、本実施形態の自動二輪車1は、シート13の前下方にステップフロア50、50を備えており、通常走行においては、運転者は、ステップフロア50、50に足を乗せての走行が可能であり、メインステップ90、90を使用しない限りは収納した状態で走行することが可能である。一方で、悪路走行など特定の状態において、ステップフロア50、50に代えてメインステップ90、90に足を乗せて走行したい場合には、メインステップ90、90を収納状態から展開して利用することが可能である。特に立ち乗りする状況などを想定した場合にメインステップ90、90を利用することが可能となっている。
また、本実施形態のメインステップ90、90はリターンスプリング95、95により展開位置P1に付勢されており、意識的に収納しない限りはメインステップ90、90は展開されるため、運転者(ユーザ)のニーズに合わせた利用が可能である。つまり日常的にメインステップ90、90を利用しない運転者(ユーザ)はメインステップ90、90を収納して走行可能であり、メインステップ90、90を必要とする場合にメインステップ90、90を展開して利用することが可能である。また常時メインステップ90、90を利用する運転者(ユーザ)はメインステップ90、90を展開した状態とし、不要の場合に収納するなどのフレキシビリティな使用が可能である。
以上説明したように、本発明を適用した本実施の形態によれば、車体に固定されるブラケット82と、ブラケット82に支持されるステップピン85と、ステップピン85に回動可能に支持されるメインステップ90と、メインステップ90を展開位置P1に向けてステップピン85の軸回りの展開方向R1に付勢するリターンスプリング95と、を備える鞍乗り型車両のメインステップ構造において、ステップピン85に回動可能に支持されメインステップ90に対して相対回動可能に支持されたクリックレバー100を備え、クリックレバー100には、ブラケット82に当接して展開方向R1に回動することを規制する第1当接部102Aが設けられ、メインステップ90とクリックレバー100との間には、メインステップ90とクリックレバー100との係合状態および係合解除状態を切り替え可能な係合機構104が設けられ、係合機構104は、メインステップ90が収納位置P2に移動した状態で、クリックレバー100を第1当接部102Aがブラケット82に当接する付勢回動規制位置Q1に移動させた場合に、メインステップ90とクリックレバー100とを係合状態にする。したがって、クリックレバー100を操作してメインステップ90と係合させることにより、展開位置P1に付勢されるメインステップ90を収納位置P2に保持することができる。よって、メインステップ90を保持する場合には、クリックレバー100の操作が必要であり、意識的に、メインステップ90を収納位置P2に保持させることができる。
本実施形態では、係合機構104は、クリックボール105と、クリックボール105が係脱する収納係合孔102Dとを備え、クリックボール105は、収納係合孔102Dに係脱するスチールボール107と、スチールボール107を収納係合孔102Dに付勢する圧縮スプリング106とを備え、収納係合孔102Dは、スチールボール107が係脱可能に進入する係合孔(係合溝)である。したがって、簡易な構成で、クリックレバー100の回動操作に応じて、メインステップ90とクリックレバー100とを係脱させることができる。
また、本実施形態では、メインステップ90は、ステップ本体部92と、ステップ本体部92から延びてステップピン85に回動可能に支持されるステップ基部91とを備え、ステップ基部91は、ステップピン85の軸線視でクリックレバー100に重複する後側基部94を有し、後側基部94には、クリックボール105が配設され、クリックレバー100には、クリックボール105の回動軌跡上に収納係合孔102Dが設けられている。したがって、メインステップ90とクリックレバー100との相対回動時にクリックボール105が確実にクリックレバー100に突き当たるため、クリックボール105と収納係合孔102Dを確実に係脱させ易くできる。
また、本実施形態では、クリックレバー100には、収納係合孔102Dよりも展開方向R1の下流側であって、クリックボール105の回動軌跡上に、クリックボール105が係脱する展開係合孔102Cが設けられ、展開係合孔102Cは、メインステップ90が展開位置P1に移動し、クリックレバー100が付勢回動規制位置Q1に移動した状態で、クリックボール105と係合する。したがって、メインステップ90が展開位置P1に移動する際にメインステップ90とクリックレバー100とを係合状態にできる。また、展開位置P1に移動したメインステップ90は、クリックレバー100と係合しているため、メインステップ90を展開位置P1から収納位置P2に向けて移動させる場合に、クリックレバー100も一体的に回動させることができる。
また、本実施形態では、クリックレバー100には、第1当接部102Aよりも展開方向R1の下流側に設けられ、ブラケット82に当接して展開方向R1とは反対の収納方向R2に回動することを規制する第2当接部102Bが設けられ、クリックレバー100は、付勢回動規制位置Q1と、第2当接部102Bがブラケット82に当接する操作回動規制位置Q2との間を回動可能であり、展開係合孔102Cは、クリックレバー100を第2回動規制位置Q2に移動させた状態で、メインステップ90を収納位置P2に移動させる場合に、メインステップ90から離脱する。したがって、メインステップ90とクリックレバー100とが係合した状態でクリックレバー100が第2回動規制位置Q2に移動した場合には、メインステップ90を更に収納方向R2に移動させることにより、クリックレバー100とメインステップ90の係合を解除することができる。よって、メインステップ90に対する展開位置P1から収納位置P2への回動という単純な操作により、クリックレバー100とメインステップ90の係合を解除することができる。
また、本実施形態では、クリックレバー100には、メインステップ90の下面に沿って延出するレバー本体部103が設けられている。したがって、メインステップ90が展開位置P1でクリックレバー100と係合している場合には、レバー本体部103はメインステップ90に沿って延出しており、メインステップ90が展開位置P1から収納位置P2に移動する途中で係合が解除された場合には、レバー本体部103とメインステップ90との間の間隔が広がるため、レバー本体部103を操作し易くクリックレバー100を操作し易くできる。
また、本実施形態では、車両側面視において、シート13の前下方に設けられたステップフロア50と、シート13の下方に設けられたメインスタンド51及びサイドスタンド52との間に、メインステップ90が配置されている。したがって、メインステップ90を収納位置P2に保持することでメインスタンド51やサイドスタンド52の操作をし易くできる。また、メインステップ90を収納位置P2に保持してもステップフロア50に運転者は足を置くことができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、係合部材としてのクリックボール105がメインステップ90に支持され、クリックレバー100に展開係合孔102C、収納係合孔102Dが形成された構成を説明したが、展開係合孔102C、収納係合孔102Dがメインステップ90に形成され、クリックレバー100にクリックボール105が支持された構成でもよい。なお、この場合には、クリックボール105は係合部に対応する。
また、上記実施形態では、係合部材の一例としてクリックボール105の構成を説明したが、リターンスプリング95の付勢力に抗してメインステップ90とクリックレバー100とを一体に係合可能であればよい。よって、係合の付勢部材として、圧縮スプリング106による構成を例示したが、例えば、油圧でもよい。また、係合部材としては、例えば、突起でもよい。
また、上記実施形態では、第1当接部102Aや第2当接部102Bは、後側の回動部102に設けられた構成を説明したが、後側の回動部102に代えて、前側の回動部101に設けてもよいし、また、前後の回動部101、102の両方に設けてもよい。
また、上記実施形態では、メインステップ90と、クリックレバー100との間には、係合機構104が設けられる構成として、係合機構104が、メインステップ90のステップ基部91と、後側の回動部102との間に設けられた構成を説明したが、ステップ基部91と後側の回動部102との間に代えて、ステップ基部91と前側の回動部101との間に係合機構104が設けられてもよい。また、ステップ基部91と前側の回動部101と、ステップ基部91と後側の回動部102との間の両側に設ける構成でもよい。
上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両や4輪以上を備えた鞍乗り型車両に適用可能である。
13 シート
50 ステップフロア
51 メインスタンド(スタンド)
52 サイドスタンド(スタンド)
82 ブラケット(固定部材)
85 ステップピン
90 メインステップ
94 後側基部(重複部位)
95 リターンスプリング(付勢部材)
100 クリックレバー(操作部材)
102A 第1当接部(当接部)
102B 第2当接部(第2の当接部)
102C 展開係合孔(第2の係合部)
102D 収納係合孔(係合部)
103 レバー本体部(延出部)
104 係合機構
105 クリックボール(係合部材)
106 圧縮スプリング(付勢部)
107 スチールボール(係脱部材)
P1 展開位置
P2 収納位置
Q1 付勢回動規制位置(回動規制位置)
Q2 操作回動規制位置(第2の回動規制位置)
R1 展開方向
R2 収納方向

Claims (7)

  1. 車体に固定される固定部材(82)と、前記固定部材(82)に支持されるステップピン(85)と、前記ステップピン(85)に回動可能に支持されるメインステップ(90)と、前記メインステップ(90)を展開位置(P1)に向けて前記ステップピン(85)の軸回りの展開方向(R1)に付勢する付勢部材(95)と、を備える鞍乗り型車両のメインステップ構造において、
    前記ステップピン(85)に回動可能に支持され前記メインステップ(90)に対して相対回動可能に支持された操作部材(100)を備え、
    前記操作部材(100)には、前記固定部材(82)に当接して前記展開方向(R1)に回動することを規制する当接部(102A)が設けられ、
    前記メインステップ(90)と前記操作部材(100)との間には、前記メインステップ(90)と前記操作部材(100)との係合状態および係合解除状態を切り替え可能な係合機構(104)が設けられ、
    前記係合機構(104)は、前記メインステップ(90)が収納位置(P2)に移動した状態で、前記操作部材(100)を前記当接部(102A)が前記固定部材(82)に当接する回動規制位置(Q1)に移動させた場合に、前記メインステップ(90)と前記操作部材(100)とを係合状態にする
    ことを特徴とする鞍乗り型車両のメインステップ構造。
  2. 前記係合機構(104)は、係合部材(105)と、前記係合部材(105)が係脱する係合部(102D)とを備え、
    前記係合部材(105)は、前記係合部(102D)に係脱する係脱部材(107)と、前記係脱部材(107)を前記係合部(102D)に付勢する付勢部(106)とを備え、
    前記係合部(102D)は、前記係脱部材(107)が係脱可能に進入する係合溝である
    ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のメインステップ構造。
  3. 前記メインステップ(90)は、ステップ本体部(92)と、前記ステップ本体部(92)から延びて前記ステップピン(85)に回動可能に支持されるステップ基部(91)とを備え、
    前記ステップ基部(91)は、前記ステップピン(85)の軸線視で前記操作部材(100)に重複する重複部位(94)を有し、
    前記重複部位(94)には、前記係合部材(105)が配設され、
    前記操作部材(100)には、前記係合部材(105)の回動軌跡上に前記係合部(102D)が設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両のメインステップ構造。
  4. 前記操作部材(100)には、前記係合部(102D)よりも前記展開方向(R1)の下流側であって、前記係合部材(105)の回動軌跡上に、前記係合部材(105)が係脱する第2の係合部(102C)が設けられ、
    前記第2の係合部(102C)は、前記メインステップ(90)が前記展開位置(P1)に移動し、前記操作部材(100)が前記回動規制位置(Q1)に移動した状態で、前記係合部材(105)と係合する
    ことを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両のメインステップ構造。
  5. 前記操作部材(100)には、前記当接部(102A)よりも前記展開方向(R1)の下流側に設けられ、前記固定部材(82)に当接して前記展開方向(R1)とは反対の収納方向(R2)に回動することを規制する第2の当接部(102B)が設けられ、
    前記操作部材(100)は、前記回動規制位置(Q1)と、前記第2の当接部(102B)が前記固定部材(82)に当接する第2の回動規制位置(Q2)との間を回動可能であり、
    前記第2の係合部(102C)は、前記操作部材(100)を前記第2の回動規制位置(Q2)に移動させた状態で、前記メインステップ(90)を前記収納位置(P2)に移動させる場合に、前記メインステップ(90)から離脱する
    ことを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両のメインステップ構造。
  6. 前記操作部材(100)には、前記メインステップ(90)の下面に沿って延出する延出部(103)が設けられている
    ことを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両のメインステップ構造。
  7. 車両側面視において、シート(13)の前下方に設けられたステップフロア(50)と、前記シート(13)の下方に設けられたスタンド(51、52)との間に、前記メインステップ(90)が配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両のメインステップ構造。
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