JP2013147086A - 鞍乗り型車両用ステップ - Google Patents

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Abstract

【課題】車体フレームに支持されるステップ本体と、ステップ本体に締結されるカバー部材とから成る鞍乗り型車両用ステップにおいて、締結部材の個数を最小限としつつステップ本体にカバー部材を安定的に直接締結することで、コストの低減および生産性の向上を図るとともに、組付け性も高めることができるようにする。
【解決手段】ステップ本体41に、外側厚肉部47および内側厚肉部48と、厚肉部47,48間に配置される収容溝49とが設けられ、外側厚肉部47の収容溝49側に臨む内側面が第1傾斜面50に形成され、第1傾斜面50に近接、対向する第2傾斜面51を有するカバー部材42に、第1傾斜面50に開口して外側厚肉部47に設けられる嵌合凹部52に嵌合する嵌合突部53が突設され、カバー部材42の車幅方向に沿う内側が、単一の締結部材54でステップ本体41に締結される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、車体フレームに支持されるステップ本体と、乗員が足を載せる踏面を有して前記ステップ本体に締結されるカバー部材とから成る鞍乗り型車両用ステップに関する。
ステップ本体に締結プレートを位置決め係合し、ステップ本体を上方から覆うカバー部材を前記締結プレートに単一の締結部材で締結することでステップを構成するようにしたものが、特許文献1で既に知られている。
特許第4379883号公報
上記特許文献1で開示されたものでは、締結プレートを介してステップ本体およびカバー部材を安定的に締結しているものの、部品点数を減らすために締結プレートを省きたいと言う要望があり、その場合、単純に締結プレートを除いてステップ本体にカバー部材を直接締結する構造では、ステップ本体およびカバー部材を安定的に締結するためには2つ以上の締結部材を用いることが必要となる。しかるに締結部材の個数が増えると、コストの増加を招くとともに生産性の低下を招くことになる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、締結部材の個数を最小限としつつステップ本体にカバー部材を安定的に直接締結することで、コストの低減および生産性の向上を図るとともに、組付け性も高めることができるようにした鞍乗り型車両用ステップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車体フレームに支持されるステップ本体と、乗員が足を載せる踏面を有して前記ステップ本体に締結されるカバー部材とから成る鞍乗り型車両用ステップにおいて、前記ステップ本体に、前記車体フレームから側方に突出した状態に在る前記ステップ本体の車幅方向外側端部および内側端部に位置する外側厚肉部および内側厚肉部と、それらの厚肉部間に配置されるとともに前記カバー部材を上方から収容せしめるようにして前後および上方に開放する収容溝とが設けられ、前記外側厚肉部の前記収容溝側に臨む内側面が、前記車体フレームから側方に前記ステップ本体が突出した状態では車両の前後方向に沿う前方に向かうにつれて車幅方向の内側もしくは外側に位置するように傾斜した第1傾斜面に形成され、第1傾斜面に近接、対向する第2傾斜面を前記車幅方向外側に有する前記カバー部材に、第1傾斜面に開口するようにして前記外側厚肉部に設けられる嵌合凹部に嵌合するようにして第2傾斜面から突出する嵌合突部が突設され、前記カバー部材の前記車幅方向に沿う内側が、単一の締結部材で前記ステップ本体に締結されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記ステップ本体に、ピン孔を有する支持部が前記内側厚肉部に連なって一体に設けられ、前記ステップ本体を前記車体フレームから側方に突出した突出位置ならびに前記車体フレーム側に収納した収納位置間で回動することを可能として前記車体フレームに支持する支持ピンが前記ピン孔に挿通され、前記突出位置で車幅方向外側に臨む前記ステップ本体の外側面が、車両の前後方向に沿う前方に向かうにつれて車幅方向の内側に傾斜して第1および第2傾斜面と略平行に形成されることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記嵌合凹部および前記ピン孔が、車両の前後方向に延びて同一径に形成されることを第3の特徴とする。
本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに加えて、前記ステップ本体が金属製であり、前記カバー部材が樹脂製であることを第4の特徴とする。
本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、前記締結部材を上方から挿通せしめる挿通孔が設けられる前記カバー部材の上面に、車両の前後方向に沿う前記カバー部材の前端および後端にそれぞれ位置するとともに前記ステップ本体が車体フレームから側方に突出した状態で車幅方向に広がる凹凸部と、前記挿通孔の周囲に間隔をあけて配置される複数の突部とが設けられることを第5の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第5の特徴の構成のいずれかに加えて、前記車体フレームの一部を構成して前記ステップ本体を支持するステイに、前記車体フレームを覆う車体カバーの一部を支持するための支持孔が設けられることを第6の特徴とする。
なお実施の形態のねじ部材54が本発明の締結部材に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、ステップ本体の外側厚肉部および内側厚肉部間の収容溝にカバー部材を収容する際に、外側厚肉部の収容溝側に臨む側面である第1傾斜面に開口した嵌合凹部に嵌合突部を嵌合し、嵌合凹部の中心軸線まわりにカバー部材を回動させつつ該カバー部材を収容溝に収容することができ、ステップ本体の車幅方向外側に配置されて前後方向と交差する方向で斜めに傾斜した第1傾斜面に嵌合凹部が開口するのでカバー部材の組み付け時に嵌合凹部を外から確認し易くして組付け性を高めることができる。また外側厚肉部およびカバー部材間に間隙が生じることで踏面を踏んだ状態の足裏でステップの車幅方向外側部分を認識することが可能となり、踏面から足が外れてしまうことを防止することができる。しかもカバー部材は単一の締結部材でステップ本体に締結されるのであるが、収容溝に収容された状態にあるカバー部材は、ステップ本体に対して単一の締結部材の中心軸線まわりに回動することは抑制されており、単一の締結部材でカバー部材をステップ本体に強固に固定することができ、コスト低減を図るとともに生産性の向上を図ることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、ステップ本体を突出位置および収納位置間で回動することを可能として車体フレームに支持する支持ピンが、内側厚肉部に連なってステップ本体に一体に設けられる支持部に設けられるピン孔に挿通され、突出位置で車幅方向外側に臨むステップ本体の外側面が、車両の前後方向に沿う前方に向かうにつれて車幅方向の内側に傾斜しているので、突出位置にあるステップ本体に外部の物体が前方から当たってもステップ本体を収納位置側に回動させるようにして大きな荷重がステップ本体に作用しないようにすることができ、また突出位置で車幅方向外側に臨むステップ本体の外側面が第1および第2傾斜面と略平行であるので、外側厚肉部を平面視で略平行四辺形状とすることができ、嵌合凹部を設けるのに無駄を最小限とした効率的な形状となる。
本発明の第3の特徴によれば、嵌合凹部およびピン孔を、車両の前後方向に延びるとともに同一径とすることにより、生産時に単軸の同一ドリルで嵌合凹部およびピン孔を穿孔加工することができ、生産性の更なる向上を図ることができる。
本発明の第4の特徴によれば、ステップ本体が金属製であり、カバー部材が樹脂製であるので、カバー部材に嵌合突部を形成することを可能としつつ靴底を傷つけることを回避することができる。
本発明の第5の特徴によれば、カバー部材の上面に、車両の前後方向に沿うカバー部材の前端および後端にそれぞれ位置する凹凸部が車幅方向に広がるようにして設けられるので、乗員の足裏と、カバー部材との間の摩擦力を大きくしてステップから足が落ちてしまうことを抑止することができる。また締結部材を上方から挿通せしめるようにしてカバー部材に設けられる挿通孔の周囲に間隔をあけて配置される複数の突部がカバー部材の上面に設けられるので、挿通孔内に上方から足が入りこむことを防止し、足から締結部材に振動が直線及ぶことを防止することができる。
さらに本発明の第6の特徴によれば、車体フレームの一部を構成するステイに、ステップ本体が支持されるとともに車体カバーの一部が支持されるので、部品点数を少なくしてステップ本体および車体カバーを効率よく支持することができる。
自動二輪車の側面図である。 車体フレームの側面図である。 図1の要部拡大図である。 図3の4矢示部の一部切欠き拡大図である。 図4の5矢視図である。 図5の6−6線断面図である。 図6の7−7線断面図である。 図6の8−8線断面図である。 図6の9−9線断面図である。
本発明の実施の形態を、添付の図1〜図9を参照しながら説明すると、先ず図1および図2において、鞍乗り型車両であるスクータ型自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク11ならびに該フロントフォーク11に連なる操向ハンドル12を操向可能に支承するヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13から後下がりに傾斜するダウンフレーム14と、該ダウンフレーム14の下部から後方に延びる左右一対のロアフレーム15…と、それらのロアフレーム15…の後端部に前端寄りの部分が接合されて後方に延びる左右一対のリヤフレーム16…とを備える。
また前記車体フレームFは、前記ヘッドパイプ13、前記ダウンフレーム14、前記ロアフレーム15…および前記リヤフレーム16…に加えて、第1〜第4クロスパイプ17〜20、ピボットプレート21…およびステイ22…を備える。
前記ロアフレーム15は、前記ダウンフレーム14の下部に連設されるとともに側面視で後下がりに延びるフレーム前部15aと、該フレーム前部15aの下端からわずかに後上がりに傾斜して後方に延びるフレーム中間部15bと、そのフレーム中間部15bの後端から急角度で後ろ上がりに延びるフレーム後部15cとを一体に有する。左右一対のロアフレーム15…におけるフレーム中間部15b…の前部間には車幅方向に延びる第1クロスパイプ17が設けられ、この第1クロスパイプ17の車幅方向中間部には前記ダウンフレーム14の下端部が連設される。
また左右一対のロアフレーム15…におけるフレーム中間部15b…の中間部間には車幅方向に延びる第2クロスパイプ18が設けられ、左右一対のロアフレーム15…におけるフレーム後部15c…の中間部間には、平面視で後方に開いた略U字状に形成される第3クロスパイプ19が設けられ、左右一対の前記リヤフレーム16…の前端部は第3クロスパイプ19の左右両端部に連設され、第3クロスパイプ19の後方で前記リヤフレーム16…の前部に左右一対のロアフレーム15…におけるフレーム後部15c…の後端部が連設される。また左右一対の前記リヤフレーム16…の中間部間には第4クロスパイプ20が設けられる。
左右一対の前記ロアフレーム15…におけるフレーム中間部15b…の後端部およびフレーム後部15c…の前端部には、ロアフレーム15…から下方に垂下されるピボットプレート21…が固着され、前記ロアフレーム15…におけるフレーム後部15c…の中間部には後方に突出するようにしてステイ22…が締結される。
図1に注目して、前記車体フレームFのピボットプレート21…には、後輪WRの前方に配置されるエンジンEと、該エンジンEの出力を変速しつつ前記後輪WRに伝達するように構成されて後輪WRの左側方に配置される伝動装置Tとから成るパワーユニットPが上下に揺動することを可能として支承されており、後輪WRは前記パワーユニットPの後部に軸支される。また前記車体フレームFのうち左側のリヤフレーム16の後部および前記パワーユニットPの後部間にはリヤクッションユニット23が設けられる。前記エンジンEが備える吸気系24の上流端に配置されるエアクリーナ25は、前記パワーユニットPの上方に配置され、該パワーユニットPで支持される。
前記パワーユニットPの上方には、運転者用シート部26aと、該運転者用シート部26aの後方に配置される同乗者用シート部26bとを一体に有してタンデム型に構成される乗車用シート26が配置される。
前記車体フレームFと、前記パワーユニットPの一部とは車体カバー30で覆われるものであり、この車体カバー30は、前記ヘッドパイプ13を前方から覆うフロントカバー31と、前記ヘッドパイプ13および前記ダウンフレーム14を後方から覆って前記フロントカバー31の後部に連なるセンターカウル32と、前記乗車用シート26における運転者用シート部26aに座った運転者の両足を前方から覆うようにして前記センターカウル32の左右両側に連設されるレッグシールド33…と、前記ロアフレーム15…の前部を上方および両側方から覆うようにして前記センターカウル32および前記レッグシールド33…の下部に連なるフロアカバー34と、前記乗車用シート26の下方で前記リヤフレーム16…を側方から覆うシートサイドカバー35…と、側面視で前記フロアカバー34および前記シートサイドカバー35…間に配置されるシートロアカバー36…と、前記シートサイドカバー35…の前端部間を結んで前記乗車用シート26の前端部下方に配置されるシートセンターカバー37と、前記ステイ22の一部を側方から覆うようにして前記シートサイドカバー35…の前部および前記シートロアカバー36…の後部に連設されるステップカバー38…とを備える。
図3〜図6を併せて参照して、前記車体フレームFにおいて左右一対のロアフレーム15…におけるフレーム後部15c…の後部に取付けられるステイ22…には、前記乗車用シート26の同乗者用シート部26bに座った同乗者が足を載せるためのステップ40が支持されるものであり、前記ステップ40は、前記車体フレームFから側方に突出した突出位置(図3〜図5の実線で示す位置)と、前記車体フレームF側に収納される収納位置(図5の鎖線で示す位置)との間で回動することを可能として前記ステイ22に支持される。
前記ロアフレーム15におけるフレーム後部15cの後部には、支持板43が固着されており、前記ステイ22は、前記支持板43に上下一対のボルト44,44で一端部が締結されるステイ基部22aと、該ステイ基部22aの他端部に設けられるブラケット部22bとから成る。而して前記ステイ基部22aは、前記支持板43から後方に延びるとともにその他端部側に向かうにつれて車幅方向外側に位置するように傾斜して形成されるものであり、前記ブラケット部22bは、前記ステイ基部22aの他端部から車幅方向外側に突出するようにして前記ステイ基部22aの他端部に設けられる。而して前記ブラケット部22bは、一対の支持板45,46が車両の前後方向に間隔をあけて対向するように配設されて成る。
図7〜図9を併せて参照して、前記ステップ40は、前記車体フレームFの前記ステイ22に支持されるステップ本体41と、乗員が足を載せる踏面42aを有して前記ステップ本体41に締結されるカバー部材42とから成るものであり、前記ステップ本体41が金属製であり、前記カバー部材42が樹脂製である。而してこの実施の形態では、前記ステップ本体41がアルミニウム合金から成り、前記カバー部材42がポリプロピレンから成る。
前記ステップ本体41は、カバー部材取付け部41aと、前記ステイ22のブラケット部22bに回動可能に支持されるようにして前記カバー部材取付け部41aに一体に連なる支持部41bとから成り、前記カバー部材取付け部41aには、ステイ本体41の突出位置で車幅方向外側端部および内側端部に位置する外側厚肉部47および内側厚肉部48と、それらの厚肉部47,48間に配置されるとともに前記カバー部材42を上方から収容せしめるようにして前後および上方に開放する収容溝49とが設けられ、車幅方向に沿う前記カバー部材42の外側面および内側面は、前記収容溝49の両側面に近接、対向する。
前記外側厚肉部47の前記収容溝49側に臨む内側面は、ステップ本体41が突出位置にある状態では車両の前後方向に沿う前方に向かうにつれて車幅方向の内側もしくは外側(この実施の形態では内側)に位置するように傾斜した第1傾斜面50に形成され、第1傾斜面50に近接、対向する第2傾斜面51を前記車幅方向外側に有する前記カバー部材42に、第1傾斜面50に開口するようにして前記外側厚肉部47に設けられる嵌合凹部52に嵌合するようにして第2傾斜面51から突出する嵌合突部53が突設され、前記カバー部材42の前記車幅方向に沿う内側が、単一の締結部材であるねじ部材54で前記ステップ本体41のカバー部材取付け部41aに締結される。
また前記ステップ本体41が前記突出位置にある状態で車幅方向外側に臨む前記ステップ本体41の外側面41cは、車両の前後方向に沿う前方に向かうにつれて車幅方向の内側に傾斜して第1および第2傾斜面50,51と略平行に形成される。
前記支持部41bは、前記ブラケット部22bの両支持板45,46間に挿入されるようにして前記カバー部材取付け部41aの内側厚肉部48に一体に連なっており、ステップ本体41を前記突出位置および前記収納位置間で回動することを可能として前記ステイ22のブラケット部22bに支持する支持ピン55を挿通せしめるピン孔56が前記支持部41bに設けられる。しかも前記嵌合凹部52および前記ピン孔56は、車両の前後方向に延びて同一径に形成される
前記支持ピン55は、その一端に半径方向外方に張り出すフランジ部55aを一体に有するものであり、前記フランジ部55aを支持板45の外面に当接、係合させるようにして前記ブラケット部22aおよび前記ピン孔56に支持板45側から挿通される。また前記ブラケット部22bの支持板46からの前記支持ピン55の突出部には、前記支持板46の外面にワッシャ57を介して係合する止め部材58が挿通される。
前記ステップ本体21の支持部21bと、前記ステイ22の前記ブラケット部22bとの間には、ステップ40の前記突出位置および前記収納位置間での回動にクリック感を持たせるためのクリック機構60が設けられる。このクリック機構60は、前記ピン孔56と平行に延びて前記ブラケット部22bの支持板46側に開放した有底の収納孔61と、該収納孔61の開放端部に収納、保持されるクリックボール62と、該クリックボール62の一部を前記ステップ40の前記突出位置および前記収納位置で嵌合させるようにして前記支持板46に設けられる嵌合孔63,64と、前記クリックボール62を前記支持板46側に向けて付勢するようにして前記支持部41bおよび前記クリックボール62間に縮設されるクリックばね65とで構成され、前記嵌合孔63,64は、前記ピン孔56の中心軸線を中心とした円弧上に間隔をあけて配置されるようにして前記支持板46に設けられ、前記クリックばね65は前記収納孔61に収納される。
前記カバー部材42には、前記ねじ部材54を上方から挿通せしめる挿通孔67が設けられており、このカバー部材42の上面には、前記踏面42aと、車両の前後方向に沿う前記カバー部材42の前端および後端にそれぞれ位置する凹凸部68,69が設けられる。それらの凹凸部68,69は、前記ステップ本体41が車体フレームFから側方に突出した突出位置にある状態で複数の凹部68a,68a…,69a,69a…が車幅方向に間隔をあけて配置されるようにして車幅方向に広がって形成される。
前記ステップ本体21のカバー部材取付け部21aには、前記挿通孔67に対応した有底のねじ孔70が設けられており、そのねじ孔70の一部を内周で形成する円筒状のボス部71が、前記カバー部材取付け部21aに一体に突設される。また前記挿通孔67は、前記ボス部71を嵌合せしめる小径孔部67aと、該小径孔部67aよりも大径に形成されてカバー部材42の上面に開口する大径孔部67bとが同軸に連なって成り、前記大径孔部67bに収容される拡径頭部54aを有する前記ねじ部材54が前記ねじ孔70に螺合される。
また前記カバー部材42の上面には、前記挿通孔67の周囲に間隔をあけて配置される複数の突部72…が設けられるものであり、この実施の形態では3つの突部72,72,72が前記カバー部材42の上面に設けられる。
さらに前記車体カバー30の一部を構成する前記ステップカバー38は、前記ステイ22のステイ基部22aを覆うように形成されるものであり、このステイ22には、前記ステイ基部22aの他端部から上方に延びる支持腕部22cが固着され、この支持腕部22cの上端部には、前記ステップカバー38を支持するための支持孔73が設けられるとともに、前記ステップカバー38とは反対側に配置されて前記支持孔73に対応したウエルドナット74が固着され、前記ステップカバー38および前記支持孔73に挿通されるボルト75を前記ウエルドナット74に螺合して締め付けることでステップカバー38が前記ステイ22に固定される。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、乗車用シート26の同乗者用シート部26bに座った同乗者が足を載せるためのステップ40は、該ステップ40が前記車体フレームFから側方に突出した突出位置と、前記ステップ40が前記車体フレームF側に収納された収納位置との間で回動することを可能として、車体フレームFのステイ22に支持されており、該ステイ22に支持されるステップ本体41と、乗員が足を載せる踏面42aを上面に有してステップ本体41に締結されるカバー部材42とから成るものである。しかもステップ本体41に、車体フレームFから側方に突出した状態に在るステップ本体41の車幅方向外側端部および内側端部に位置する外側厚肉部47および内側厚肉部48と、それらの厚肉部47,48間に配置されるとともにカバー部材42を上方から収容せしめるようにして前後および上方に開放する収容溝49とが設けられ、外側厚肉部47の前記収容溝49側に臨む内側面が車両の前後方向に沿う前方に向かうにつれて車幅方向の内側に位置するように傾斜した第1傾斜面50に形成され、第1傾斜面50に近接、対向する第2傾斜面51を前記車幅方向外側に有するカバー部材42に、第1傾斜面50に開口するようにして前記外側厚肉部47に設けられる嵌合凹部52に嵌合するようにして第2傾斜面51から突出する嵌合突部53が突設される。
したがってステップ本体41の外側厚肉部47および内側厚肉部48間の収容溝49にカバー部材42を収容する際に、外側厚肉部47の収容溝49側に臨む側面である第1傾斜面50に開口した嵌合凹部52に嵌合突部53を嵌合し、嵌合凹部52の中心軸線まわりにカバー部材42を回動させつつ該カバー部材42を収容溝49に収容することができ、ステップ本体41の車幅方向外側に配置されて前後方向と交差する方向で斜めに傾斜した第1傾斜面50に嵌合凹部52が開口するのでカバー部材42の組み付け時に嵌合凹部52を外から確認し易くして組付け性を高めることができる。また外側厚肉部47およびカバー部材42間に間隙が生じることで踏面を踏んだ状態の足裏でステップ40の車幅方向外側部分を認識することが可能となり、踏面42aから足が外れてしまうことを防止することができる。
しかもカバー部材42の車幅方向に沿う内側が、単一のねじ部材54でステップ本体41に締結されるのであるが、収容溝49に収容された状態にあるカバー部材42は、ステップ本体41に対して単一のねじ部材54の中心軸線まわりに回動することは抑制されており、単一のねじ部材54でカバー部材42をステップ本体41に強固に固定することができ、コスト低減を図るとともに生産性の向上を図ることができる。
また前記ステップ本体41に、ピン孔56を有する支持部41bが前記内側厚肉部48に連なって一体に設けられ、前記ステップ本体41を前記車体フレームFから側方に突出した突出位置ならびに前記車体フレームF側に収納した収納位置間で回動することを可能として前記車体フレームFのステイ22に支持する支持ピン55が前記ピン孔56に挿通され、前記突出位置で車幅方向外側に臨む前記ステップ本体41の外側面41cが、車両の前後方向に沿う前方に向かうにつれて車幅方向の内側に傾斜して形成されるので、突出位置にあるステップ本体41に外部の物体が前方から当たってもステップ本体41を収納位置側に回動させるようにして大きな荷重がステップ本体41に作用しないようにすることができ、また突出位置で車幅方向外側に臨むステップ本体41の外側面41cが第1および第2傾斜面50,51と略平行であるので、外側厚肉部47を平面視で略平行四辺形状とすることができ、嵌合凹部52を設けるのに無駄を最小限とした効率的な形状となる。
また前記嵌合凹部52および前記ピン孔56が、車両の前後方向に延びて同一径に形成されるので、生産時に単軸の同一ドリルで嵌合凹部52およびピン孔56を穿孔加工することができ、生産性の更なる向上を図ることができる。
しかも前記ステップ本体41が金属製であり、前記カバー部材42が樹脂製であるので、カバー部材42に嵌合突部53を形成することを可能としつつ靴底を傷つけることを回避することができる。
また前記カバー部材42の上面には、車両の前後方向に沿う前記カバー部材42の前端および後端にそれぞれ位置するとともに前記ステップ本体41が車体フレームFから側方に突出した状態で車幅方向に広がる凹凸部68,69が設けられるので、乗員の足裏と、カバー部材42との間の摩擦力を大きくしてステップ40から足が落ちてしまうことを抑止することができる。
また前記ねじ部材54を上方から挿通せしめるようにしてカバー部材42に設けられる挿通孔67の周囲に間隔をあけて配置される複数の突部72…がカバー部材42の上面に設けられるので、挿通孔67内に上方から足が入りこむことを防止し、足からねじ部材54に振動が直線及ぶことを防止することができる。
さらに前記ステップ本体41を支持するステイ22に、車体カバー30の一部であるステップカバー38を支持するための支持孔73が設けられるので、部品点数を少なくしてステップ本体41および車体カバー30を効率よく支持することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
22・・・ステイ
30・・・車体カバー
40・・・ステップ
41・・・ステップ本体
41b・・・支持部
41c・・・ステップ本体の外側面
42・・・カバー部材
42a・・・踏面
47・・・外側厚肉部
48・・・内側厚肉部
49・・・収容溝
50・・・第1傾斜面
51・・・第2傾斜面
52・・・嵌合凹部
53・・・嵌合突部
54・・・締結部材であるねじ部材
55・・・支持ピン
56・・・ピン孔
67・・・挿通孔
68,69・・・凹凸部
72・・・突部
73・・・支持孔
F・・・車体フレーム

Claims (6)

  1. 車体フレーム(F)に支持されるステップ本体(41)と、乗員が足を載せる踏面(42a)を有して前記ステップ本体(41)に締結されるカバー部材(42)とから成る鞍乗り型車両用ステップにおいて、前記ステップ本体(41)に、前記車体フレーム(F)から側方に突出した状態に在る前記ステップ本体(41)の車幅方向外側端部および内側端部に位置する外側厚肉部(47)および内側厚肉部(48)と、それらの厚肉部(47,48)間に配置されるとともに前記カバー部材(42)を上方から収容せしめるようにして前後および上方に開放する収容溝(49)とが設けられ、前記外側厚肉部(47)の前記収容溝(49)側に臨む内側面が、前記車体フレーム(F)から側方に前記ステップ本体(41)が突出した状態では車両の前後方向に沿う前方に向かうにつれて車幅方向の内側もしくは外側に位置するように傾斜した第1傾斜面(50)に形成され、第1傾斜面(50)に近接、対向する第2傾斜面(51)を前記車幅方向外側に有する前記カバー部材(42)に、第1傾斜面(50)に開口するようにして前記外側厚肉部(47)に設けられる嵌合凹部(52)に嵌合するようにして第2傾斜面(51)から突出する嵌合突部(53)が突設され、前記カバー部材(42)の前記車幅方向に沿う内側が、単一の締結部材(54)で前記ステップ本体(41)に締結されることを特徴とする鞍乗り型車両用ステップ。
  2. 前記ステップ本体(41)に、ピン孔(56)を有する支持部(41b)が前記内側厚肉部(48)に連なって一体に設けられ、前記ステップ本体(41)を前記車体フレーム(F)から側方に突出した突出位置ならびに前記車体フレーム(F)側に収納した収納位置間で回動することを可能として前記車体フレーム(F)に支持する支持ピン(55)が前記ピン孔(56)に挿通され、前記突出位置で車幅方向外側に臨む前記ステップ本体(41)の外側面(41c)が、車両の前後方向に沿う前方に向かうにつれて車幅方向の内側に傾斜して第1および第2傾斜面(50,51)と略平行に形成されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両用ステップ。
  3. 前記嵌合凹部(52)および前記ピン孔(56)が、車両の前後方向に延びて同一径に形成されることを特徴とする請求項2記載の鞍乗り型車両用ステップ。
  4. 前記ステップ本体(41)が金属製であり、前記カバー部材(42)が樹脂製であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の鞍乗り型車両用ステップ。
  5. 前記締結部材(54)を上方から挿通せしめる挿通孔(67)が設けられる前記カバー部材(42)の上面に、車両の前後方向に沿う前記カバー部材(42)の前端および後端にそれぞれ位置するとともに前記ステップ本体(41)が車体フレーム(F)から側方に突出した状態で車幅方向に広がる凹凸部(68,69)と、前記挿通孔(67)の周囲に間隔をあけて配置される複数の突部(72)とが設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の鞍乗り型車両用ステップ。
  6. 前記車体フレーム(F)の一部を構成して前記ステップ本体(41)を支持するステイ(22)に、前記車体フレーム(F)を覆う車体カバー(30)の一部を支持するための支持孔(73)が設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の鞍乗り型車両用ステップ。
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