JP2021168207A - クリーニング品管理システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】事業者が客からクリーニング品を預かるとともに、預かっているクリーニング品を事業者が客へ引き渡す業務において、預かっているクリーニング品の情報を管理するクリーニング品管理システムとして、客が所持する利用者携帯端末と、事業者が業務を行う店舗に備えられる事業者端末とを備え、利用者携帯端末は、店舗の会員を識別する会員情報、または事業者が預かっているクリーニング品を示す電子預り票を出力する出力手段を備え、事業者端末は、出力手段によって出力された会員情報または電子預り票に基づいて、預かっているクリーニング品を特定する特定手段を備えて構成する。
【選択図】図11
Description
また、自身の電子端末を店員に貸すことを好ましく思わない客もいる。このため、客の電子端末を店員が借りることは、客の利便性の低下を招くおそれがあった。
図1から図12を用いて、本発明の第1実施形態について説明する。
まず、図1から図6を用いて、本発明の第1実施形態に係る商品管理システムを用いたクリーニングシステム1の構成について説明する。
ROM12は、読み出し専用のメモリであり、管理装置10を動作させるためのプログラムなどの各種情報を記憶する。
RAM13は、一時記憶領域であり、CPU11で用いられる情報や、通信部16で受信された情報などの各種情報を一時記憶する。
ハードディスク14は、補助記憶装置であり、後述の商品ファイルF1(図5参照)や預り商品履歴ファイルF2(図6参照)などの各種情報を記憶する。
操作部15は、管理装置10を操作する操作員から種々の操作を受け付けるための入力装置であり、各種キーなどを備える。
通信部16は、ネットワーク90を介して各種機器と通信するための通信インターフェースである。
ROM22は、読み出し専用のメモリであり、POS端末20を動作させるためのプログラムなどの各種情報を記憶する。
RAM23は、一時記憶領域であり、CPU21で用いられる情報や、通信部28で受信された情報などの各種情報を一時記憶する。
ハードディスク24は、補助記憶装置であり、後述の商品ファイルF1(図5参照)などの各種情報を記憶する。
表示部25は、例えば液晶ディスプレイであり、POS端末20を操作する店員に対して情報を表示する。
入力部26は、POS端末20を操作する店員から種々の操作を受け付けるための入力装置であり、表示部25の表示画面上に配置されたタッチパッド、ハンディースキャナー、カードリーダーなどを備える。
印字部27は、引き渡しを客が望んでいる商品についての情報(タグ番号など)を紙に印字して、引き渡し希望商品一覧を発行する。
通信部28は、ネットワーク90を介して各種機器と通信するための通信インターフェースである。
なお、POS端末20は、個人で営まれるクリーニング取次店に設けられているPOS端末であってもよいし、同一チェーン店のそれぞれに設けられている複数のPOS端末であってもよい。すなわち、本実施形態に係るクリーニングシステム1は、個人店及びチェーン店を網羅して構成可能なシステムである。
ROM52は、読み出し専用のメモリであり、利用者携帯端末50を動作させるためのプログラムや、タッチパネル54で表示される画像データ(画像フォーマット情報)などの、各種情報を記憶する。
RAM53は、一時記憶領域であり、CPU51で用いられる情報や、通信部55で受信された情報などの各種情報を一時記憶する。
タッチパネル54は、表示装置と、表示装置の表示画面上に配置された位置入力装置と、を備える。表示装置は、例えば液晶ディスプレイであり、利用者携帯端末50を操作する客に対して各種情報を表示する。位置入力装置は、例えばタッチパッドであり、利用者携帯端末50を操作する客から種々の操作を受け付ける。
通信部55は、ネットワーク90を介して各種機器と通信するための通信インターフェースであり、クリーニングを依頼する商品の明細情報などの各種情報の受信部でもある。
次に、図7から図12を用いて、クリーニングシステム1の動作について説明する。
まず、図7から図10を用いて、客から商品を預かる業務(預り業務)におけるクリーニングシステム1の動作について説明する。
なお、1人の客が、複数のクリーニング取次店に商品を預けている場合が考えられる。この場合、これら複数のクリーニング取次店のうち、ネットワーク90に接続されているPOS端末20を有するクリーニング取次店のそれぞれで、この客から商品を預かった際の電子伝票の一覧が、電子伝票一覧画面(図9)で表示されることになる。
このように、電子伝票一覧画面と、電子伝票一覧画面に基づいて表示される電子預り票画面は、クリーニング会員アプリケーションにて表示される画面のうちでも客による閲覧頻度の高い画面となる。
会員証画面(図8)は、通常、クリーニング会員アプリケーションの起動時のトップ画面となる。そこで、本実施形態のように、トップ画面である会員証画面において預り票アイコンG12を配置しておくようにすれば、トップ画面から簡易かつ少ない操作手順で電子伝票一覧画面に遷移させ、さらに電子預り票画面に遷移させることができる。
同図の電子伝票一覧画面においては、或るクリーニング取次店の系列におけるAB支店に預けた商品についての電子伝票の一覧が示されている。1つの電子伝票に対応する電子伝票エリアAR11においては、伝票番号エリアAR111、店舗名エリアAR112、預り日時エリアAR113が配置されている。
伝票番号エリアAR111においては、該当の電子伝票に付された伝票番号が表示される。
店舗名エリアAR112においては、対応の電子伝票を発行した店舗名が表示される。つまり、店舗名エリアAR112においては、該当の電子伝票が対応する預り商品を預かった店舗の名称が表示される。
預り日時エリアAR113においては、該当の電子伝票が対応する預り商品を店舗が預かった日時が表示される。
「お預け中」の状況マークSTMが表示されている場合、該当の電子伝票が対応する預り商品を、現在において店舗にて預り中であることを示している。
「ご予約中」の状況マークSTMが表示されている場合、該当の電子伝票が対応する預り商品について、客が引取予約を済ませていることを示している。
ここで、本実施形態のクリーニング会員用アプリケーションにて表示される電子伝票一覧画面は、図9のように全店舗に対応するものと、図20のように1店舗に対応するものとのいずれか一方であってもよい。あるいは、本実施形態のクリーニング会員用アプリケーションにおいて表示される電子伝票一覧画面は、全店舗に対応するものと1店舗に対応するものとで、例えば客の操作により選択されたものが表示されるようにしてもよい。
例えば、客は、利用者携帯端末50にて起動されたクリーニング会員用アプリケーションに対して所定の操作を行うことで、引取予約画面を表示させる。引取予約設定画面は、客が引取予約を設定する操作を行う画面である。
引取予約設定画面を表示させるにあたり、客は、例えば引取予約の対象となる引取商品を含む電子伝票を指定したうえで引取予約設定画面の表示を指示する操作を行う。
同図の引取予約設定画面においては、伝票番号エリアAR31、日時設定エリアAR32及び商品指定エリアAR33が配置されている。
伝票番号エリアAR31には、引取予約対象の商品を含む電子伝票の伝票番号が表示される。伝票番号エリアAR31にて表示される伝票番号は、客の操作により指定された伝票番号である。
日時設定エリアAR32は、引取予約の日時を指定する操作が行われる領域である。客は、日時設定エリアAR32に対する操作によって、自分が引取予約を行いたい日時を指定する。
客は、商品指定エリアAR33に配置される商品の欄のうちから、引取予約の対象とする商品の欄に対してタップ操作を行う。タップ操作が行われた欄には、同図に示されるようにチェックマークCHMが付され、該当の商品が引取予約の対象とされたことが示される。
なお、チェックマークCHMが付された状態の欄に対してタップ操作を行えば、チェックマークCHMが消去され、引取予約の対象として選択されていないことが示される状態に変化する。
クリーニング会員用アプリケーションが動作する利用者携帯端末50は、引取予約登録ボタンBT31に対する操作が行われたことに応じて、タッチパネル54に引取予約確認画面を表示させる。引取予約確認画面は、引取予約設定画面に対する操作により指定された引取予約の設定内容を、客が確認できるように表示する画面である。
図22は、引取予約確認画面の一例を示している。同図に示されるように、引取予約確認画面においては、引取予約の対象とされた店舗、引取予約の対象とされた商品を含む電子伝票の伝票番号、引取予約の日時、引取予約の対象とされた商品の一覧等が表示される。
これに対して、引取予約に際して、例えば客がまず引取予約対象の商品を指定し、指定された商品の引き取りが可能であるとして提示された日時の候補のうちから、引取予約の日時を指定できるようにしてもよい。
即ち、客は、例えば引取予約設定画面に対する操作によって前述のように引取予約対象の商品を指定する操作を行う。あるいは、商品の指定は、例えば図9または図20の電子伝票一覧画面において提示される電子伝票を指定する操作によって行えるようにされてもよい。この場合には、指定された電子伝票に対応する商品の全てが引取予約対象の商品として指定される。
上記のように引取予約対象の商品の指定が行われたことに応じて、利用者携帯端末50は、引取予約可能日時問合せを管理装置10に対して送信する。引取予約可能日時問合せには、引取予約対象として指定された商品を示す商品指定情報が含まれる。
管理装置10は、引取予約可能日時問合せの受信に応じて、受信された引取予約可能日時問合せに含まれる商品指定情報が示す商品を引き渡し可能な日時を求め、求めた日時を引取予約可能日時として利用者携帯端末50に送信する。
利用者携帯端末50は、受信された引取予約可能日時を、引取予約日時候補として表示する。客は、表示された引取予約日時候補のうちから、自分にとって都合のよい引取予約日時を選択する操作を行う。利用者携帯端末50は、選択された日時を、引取予約日時情報として管理装置10に対して送信する。管理装置10では、先に受信された引取予約可能日時問合せにより示される商品と、受信された引取予約日時情報が示す引取予約日時とを引取予約情報として出力する。
このような構成では、引取予約日時の指定にあたって、客に対して引き取りが可能な日時のみが候補として提示される。このため、例えば客が引き取り不可の日時を選択してしまったために、管理装置10側から引取予約不可の通知が返されることがない。これにより、例えば客が引取予約日時の指定のし直しの操作を行うことがなくなる。
次に、図11、12を用いて、クリーニングの完了した商品を客に引き渡す業務(引き渡し業務)におけるクリーニングシステム1の動作について説明する。クリーニングシステム1は、引き渡しを望む商品を利用者携帯端末50で選択した客が、クリーニング取次店に来店しているか否かの確認(来店確認)を、利用者携帯端末50で生成したバーコード(識別子)を用いて行って、来店確認の取れた客が引き渡しを望んでいる商品の情報を、POS端末20で印字する。
同図のバーコードウィンドウBCWにおいては、バーコードBCが表示されている。また、バーコードウィンドウBCWにおいては、消去ボタンBT21が配置されている。消去ボタンBT21に対するタップ操作が行われると、バーコードウィンドウBCWが消去され、電子預り票画面の表示に戻る。
なお、この処理におけるクリーニング取次店の店員の操作としては、例えば以下の3つの操作がある。1つ目の操作は、ステップS26でタグ番号が読み取られた商品についての情報がPOS端末20の表示部25に表示されている状態において、クリーニング取次店の店員が、表示部25で情報が表示されている商品のうち客に引き渡した商品を入力部26で選択する操作である。2つ目の操作は、クリーニング取次店の店員が、客に引き渡した商品に取り付けられていたタグに記載されているタグ番号を、入力部26で入力する操作である。3つ目の操作は、クリーニング取次店の店員が、客に引き渡した商品に取り付けられていたタグに記載されているバーコードを、入力部26で読み取る操作である。
このため、引き渡しを客が望んでいる商品の情報を、紙に印字して、引き渡し希望商品一覧を発行することができる。
しかし、クリーニングシステム1では、上述のように、引き渡しを客が望んでいる商品の情報を、紙に印字して、引き渡し希望商品一覧を発行することができる。このため、クリーニング取次店の店員は、商品が保管されているバックヤードに引き渡し希望商品一覧を持ち運び、引き渡しを客が望んでいる商品の情報を引き渡し希望商品一覧で確認しながら、引き渡しを客が望んでいる商品を探すことができる。このため、客から利用者携帯端末50を借りる必要がないとともに、どの商品の引き渡しを望んでいるのかを客に確認する必要もないので、預り票を電子化しつつ、客の利便性を向上させることができる。
このため、引き渡しを客が望んでいる商品の情報が利用者携帯端末50からPOS端末20に伝達されれば、利用者携帯端末50がPOS端末20の近傍に存在し、利用者携帯端末50を所持する客がクリーニング取次店に来店していることになる。したがって、商品の引き渡しを望んでいる客が店舗に来店しているか否かを、判別することができる。
また、引き渡しを客が望んでいる商品の情報が利用者携帯端末50からPOS端末20に伝達されなければ、図11の引き渡し業務においてステップS27以降の処理が行われず、引き渡し希望商品一覧が発行されない。このため、発行された引き渡し希望商品一覧に基づいて店員が商品を探したにもかかわらず、商品を引き渡す客が来店していないという状況を避けることができるので、クリーニング取次店における業務効率を改善することができる。
しかしながら、本実施形態の変形例として、例えば利用者携帯端末50にて表示させた会員情報のバーコードをPOS端末20が読み取ることで、引き渡し対象の商品の特定が行われるようにされてよい。会員情報のバーコードの表示は、例えば前述の会員証画面(図8)の表示として行われてよい。例えば、現在において客が店舗に預けている商品が1つしかない場合、あるいは客が、現在において店舗に預けている全ての商品の引き取りを希望するような場合には、複数の商品のうちから引き取り対象の商品を特定しなくともよい。このような場合には、会員情報のバーコードをPOS端末20に読み取らせることで、POS端末20は、読み取られた会員情報に基づいて、客が引き取りを希望する商品を特定できる。この場合、客は、商品を引き取る際に、例えば会員証画面を表示させればよく。電子預り票に対応するバーコードを表示させるまでの操作を行わなくともよくなる。
図13から図17を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。
まず、図13、14を用いて、本発明の第2実施形態に係る商品管理システムを用いたクリーニングシステム1Aの構成について説明する。
ROM32は、読み出し専用のメモリであり、店舗携帯端末30を動作させるためのプログラムや、タッチパネル34で表示される画像データ(画像フォーマット情報)などの、各種情報を記憶する。
RAM33は、一時記憶領域であり、CPU31で用いられる情報や、通信部35で受信された情報などの各種情報を一時記憶する。
タッチパネル34は、表示装置と、表示装置の表示画面上に配置された位置入力装置と、を備える。表示装置は、例えば液晶ディスプレイであり、店舗携帯端末30を操作する店員に対して各種情報を表示する。位置入力装置は、例えばタッチパッドであり、店舗携帯端末30を操作する店員から種々の操作を受け付ける。
通信部35は、ネットワーク90を介して各種機器と通信するための通信インターフェースである。
次に、図15から図17を用いて、クリーニングシステム1Aの動作について説明する。
預り業務では、クリーニングシステム1Aは、図7から図10を用いて上述したクリーニングシステム1と同様の動作を行う。
一方、引き渡し業務では、クリーニングシステム1Aは、以下に説明するように、引き渡しを望む商品を利用者携帯端末50で選択した客が、クリーニング取次店に来店しているか否かの確認(来店確認)を、利用者携帯端末50で生成したワンタイムパスワードを用いて行って、来店確認の取れた客が引き渡しを望んでいる商品の情報を、店舗携帯端末30に表示させる。
そこで、管理装置10は、ステップS45で利用者携帯端末50から送信された情報を受信すると、経過時間の計測を開始する。そして、この経過時間が予め定められた時間(例えば5分)を超えても、管理装置10がPOS端末20からワンタイムパスワードを受信しない場合、図15、16の処理を終了させる。
このため、引き渡しを客が望んでいる商品の情報を、クリーニング取次店内で持ち運び自由に設けられた店舗携帯端末30のタッチパネル34に表示させることができる。
しかし、クリーニングシステム1Aでは、上述のように、引き渡しを客が望んでいる商品の情報を、クリーニング取次店内で持ち運び自由に設けられた店舗携帯端末30のタッチパネル34に表示させることができる。このため、クリーニング取次店の店員は、商品が保管されているバックヤードに店舗携帯端末30を持ち運び、引き渡しを客が望んでいる商品の情報を店舗携帯端末30のタッチパネル34で確認しながら、引き渡しを客が望んでいる商品を探すことができる。このため、客から利用者携帯端末50を借りたり、電子商品預り票情報を印字したりする必要がないとともに、どの商品の引き渡しを望んでいるのかを客に確認する必要もないので、預り票を電子化しつつ、客の利便性を向上させることができる。
また、上述の2つのワンタイムパスワードが一致しなければ、図15、16の引き渡し業務においてステップS48以降の処理が進まず、引き渡しを客が望んでいる商品についての情報が、店舗携帯端末30のタッチパネル34に表示されない。このため、店舗携帯端末30のタッチパネル54に表示されている内容に基づいて店員が商品を探したにもかかわらず、商品を引き渡す客が来店していないという状況を避けることができるので、クリーニング取次店における業務効率を改善することができる。
クリーニング取次店は、既存顧客の中から特定の条件を満たす客(例えば、誕生日の近い客)を抽出してダイレクトメールを送信することがある。しかし、客の抽出やダイレクトメールの送信を行う作業には手間がかかるため、これらの作業の簡易化が要請されていた。
客が商品をクリーニング取次店に預ける際に、顧客コードや自身の氏名などを記載した会員カードとともに商品を袋に入れて、クリーニング取次店に預けるサービスがある。このサービスでは、客は、商品などを袋に入れてクリーニング取次店に持って行けば、商品の検品や精算を待つことなく、クリーニング取次店から退出することができる。このため、商品を預ける際に生じる客の待ち時間を短縮することができ、客の利便性を向上させることができる。しかし、客の勘違いにより、客が預けたと思っている商品と、客が実際に袋に入れた商品と、に齟齬が生じ、預けた商品をクリーニング取次店や工場が紛失したと客からクレームを受ける可能性があった。そして、このような客の勘違いは、客が商品を預けてから時間が経過するに従って、生じやすくなる。
上述の第2の変形例に係るサービスでは、精算を、商品を預ける際ではなく商品を引き渡す際に行うことになる。しかし、商品を引き渡す際に精算を行うようにすると、客が商品を引き取りに来店しないために、クリーニングを行ったにも関わらずクリーニング取次店が代金を回収できないおそれがあった。
この場合、上述の実施形態のように客がクリーニング取次店の店員に商品を手渡しで預ける場合にも、クレジットカード決済を適用することができる。具体的には、図8に示したバーコードG11を図7のステップS2においてPOS端末20が読み込むと、POS端末20が管理装置10にクレジットカード決済の依頼をかけ、管理装置10が決済サーバと通信してクレジットカード決済を行うようにすればよい。
客に商品を引き渡す場合、上述の実施形態では、客がクリーニング取次店に来店した後に、クリーニング取次店の店員が商品をバックヤードで探したり、探した商品を袋に入れたりする。このため、商品を引き取りに来店した客を、長時間に亘って待たせてしまう場合があった。
施錠可能なロッカーを用いて客への商品の引き渡しを行う場合には、ロッカーでの引き渡しを希望していることを、客から商品を預かる際に聞いておく。そして、工場でのクリーニングが完了して商品がクリーニング取次店に届くと、クリーニング取次店の店員が、その商品をロッカーに入れて、暗証番号を設定した上で施錠する。その後、POS端末20が、商品が入れられたロッカーの番号と、設定された暗証番号と、の入力をクリーニング取次店の店員の操作に応じて受け付けて、管理装置10を介して利用者携帯端末50に送信する。このようにすれば、利用者は、引き取りたい商品が入れられているロッカーの番号と、ロッカーの解錠に必要な暗証番号と、を認識することができ、ロッカーから商品を自由に取り出すことができる。
また、クリーニング取次店以外の店舗で客への商品の引き渡しを行う場合には、どこの店舗での引き渡しを希望しているのかを、客から商品を預かる際に聞いておく。そして、工場でのクリーニングが完了すると、予め客から指定されている店舗へ商品を輸送するとともに、客の氏名や電話番号などの情報を店舗に伝達する。このようにすれば、店舗に伝達された情報に基づいて、店舗の店員が来店した客の本人確認を行なって、客に商品を引き渡すことができる。
客から預かった商品に、汚れ、シミ、ほつれ、ボタン落ち、ボタン割れなどの異常があった場合に、異常が発生したのはクリーニング取次店に預けた後であると客からクレームを受ける可能性があった。
図19は、客から預かった商品がシャツであり、このシャツに異常が見つかった場合におけるイラストの一例を示す図である。図19のイラスト(イメージの一例)は、コメントの書き込みにより、客から預かったシャツの右腹部にシミがあるとともに、左袖のボタンが外れていることを表している。
この場合、店員は、例えば店舗携帯端末30(POS端末20でもよい)が備える撮像機能によって商品の異常箇所を撮像する。店員は、店舗携帯端末30を操作して、管理装置10が記憶する預り商品履歴ファイルF2から、異常箇所を撮像した商品の預り商品情報を呼び出す。店員は、呼び出した商品の情報に、撮像により得られた撮像画像データを登録する。この際、店員は、撮像画像データについて付加するコメント、つまり、異常箇所に関する客へのコメントを例えばテキスト形式で入力(登録)することができる。このように登録された撮像画像データとコメントは、例えば検品情報として、預り商品履歴ファイルF2における対応の商品の預り商品情報に対応付けられる。
図24(A)は、利用者携帯端末50にて表示される電子預り票画面の一例を示している。同図の電子預り票画面においては、預り商品のうち、ブレザーの商品の欄において詳細ボタンBT1が配置されている例が示されている。これは、ブレザーの商品について検品情報が対応付けられていることを示す。つまり、客は、電子預り票画面にて提示される商品について、詳細ボタンBT1が配置されているか否かにより、検品にて異常箇所が見つかったか否かを知ることができる。
同図の場合において、客がブレザーの商品についての検品情報の内容を確認する場合には、詳細ボタンBT1に対する操作を行う。詳細ボタンBT1に対する操作が行われたことに応じて、利用者携帯端末50は、管理装置10から対応の検品情報を取得し、取得した検品情報の内容が反映された検品情報画面を表示する。
図24(B)は、検品情報画面の一例を示している。同図の検品情報画面においては、撮像画像エリアAR1とコメントエリアAR2とが配置されている。撮像画像エリアAR1には、検品情報における撮像画像データの画像(イメージの一例)が表示される。また、コメントエリアAR2には、撮像画像データの画像に対応するコメントの内容が表示される。
客は、このような検品情報画面を見ることで、自分が預けた商品についてどのような異常が見つかったのかを把握できる。また、店舗側としては、写真により異常箇所を的確に客に伝えることができる。
そのうえで、例えば店舗側では、POS端末20から利用者携帯端末50に検品情報を送信した場合には、上記の「返信ボタン」または「了承ボタン」等に対する操作に応じた客からの対処方法の指示あるいは了承が得られなければ、料金精算やクリーニングの作業への移行などの、預かっている商品についての以降の業務を保留するようにしてよい。これにより、例えば商品を預かる前から存在していた異常箇所に関して客が認知していないことによりクレームを受けたり、対処方法が客の意図と異なっていたなどのクレームを受けたりすることが回避される。
利用者携帯端末50にBluetooth機能が搭載されており、Bluetoothを用いて来店確認を行う場合には、Bluetooth対応機器をクリーニング取次店に設け、このBluetooth対応機器と利用者携帯端末50とが接続されたか否かを確認することで、来店確認を行うことができる。なお、この場合には、Bluetooth対応機器と利用者携帯端末50とを予めペアリングさせておいてもよい。
漏洩同軸ケーブルを用いて来店確認を行う場合には、漏洩同軸ケーブルをクリーニング取次店に設け、クリーニング取次店が提供するネットワークに漏洩同軸ケーブルを介して利用者携帯端末50が接続したか否かを確認することで、来店確認を行うことができる。
利用者携帯端末50のGPS機能を用いて来店確認を行う場合には、このGPS機能を用いて取得した位置情報を利用者携帯端末50から管理装置10に送信し、取得した位置情報がクリーニング取次店の所在地と一致しているか否かを管理装置10が確認することによって、来店確認を行うことができる。
しかし、これに限らず、利用者携帯端末50は、客から預かった全ての商品のうち、引き渡しの可能な商品のみを表示することとしてもよい。この場合、利用者携帯端末50は、会員証画面(図8)において預り票アイコンG12がタップされると、電子伝票一覧画面(図9)をタッチパネル54に表示させるのではなく、引き渡しの可能な商品についての情報のみをタッチパネル54に一覧表示させてもよい。このようにすることで、引き渡しを望む商品を客が選択する際に、既に引き渡している商品や、クリーニングが完了していなかったりクリーニング取次店に届いていなかったりして引き渡すことができない商品が、利用者携帯端末50に表示されなくなる。このため、引き渡しを望む商品を客が選択しやすくなるようにして、客の利便性をさらに向上させることができる。なお、この場合、引き渡しの可能な商品についての情報のみをタッチパネル54に一覧表示させる際に、伝票番号を表示させなくてもよい。
また、クリーニングの完了した商品をそのまま長期間(例えば半年間以内)保管するサービスを提供しているクリーニング取次店がある。このサービスを提供している場合には、引き渡しを望む商品を客が選択する際に、利用者携帯端末50が、保管を客が望んだ商品については選択できないようにしてもよい。具体的には、客から商品を預かる際に、POS端末20が、商品の保管を客が望んでいるか否かを示す情報を、預かる商品の情報に紐付けて、管理装置10に送信し、管理装置10が利用者携帯端末50に送信する。また、客に商品を引き渡す際に、利用者携帯端末50が、商品の保管を客が望んだ商品については、タッチパネル54に表示させなかったり、タッチパネル54にグレーアウト表示させて選択できないようにしたりする。このようにすることで、保管を望んだ商品を誤って引き取ってしまうのを防止することができるので、客の利便性をさらに向上させることができる。
また、預り票として、預かる商品の情報を印字した紙を用いる場合には、この紙に任意の広告を印字すればよい。預り票として上述の紙を用いる場合、この紙は、客が商品を引き取るまで客の財布に滞留することになるので、広告が客に視認される頻度を高くすることができ、広告効果を向上させることができる。
なお、広告の情報を預り票に含める場合には、図7のステップS6においてPOS端末20から管理装置10に送信する情報に、どのような広告の情報を預り票に含めたのかを識別する情報を、含めてもよい。このようにすることで、どの客に対してどのような広告を配信したのかを、クリーニング取次店が把握することができる。
続いて、第3実施形態について説明する。本実施形態のクリーニングシステム1における店舗は、クリーニングの済んだ商品を客の自宅まで配達する配達サービスを提供する。客は、配達サービスを受けるにあたり、利用者携帯端末50にて動作するクリーニング会員用アプリケーションに対する操作により、配達予約を行う。
ステップS101:客は、クリーニング会員用アプリケーションが動作する利用者携帯端末50に対する所定操作によって、配達予約のための操作が行われる配達予約画面を表示させる。客は、配達予約画面に対して、配達してもらいたい商品を預かっている店舗、配達してもらいたい商品を含む電子伝票の伝票番号の指定、配達してもらいたい商品の指定、配達してもらいたい日時の指定、配達先(例えば自宅住所)の指定等の、配達予約に必要な項目を指定する操作(配達予約指定操作)を行う。なお、配達してもらいたい商品については、クリーニングが完了している商品のうちから指定できるようにして、クリーニングが完了していない商品については指定できないようにしてよい。
利用者携帯端末50は、上記のように行われた配達予約指定操作を受け付け、指定された店舗、伝票番号、商品、日時、配達先等の情報を取得する。
配達可否応答が配達可能を示していた場合、利用者携帯端末50は、配達可否通知表示として配達予約が受け付けられた旨の表示を行う。この際には、確認のために、配達予約指定操作により指定された店舗、伝票番号、商品、日時等の情報が表示されるようにしてよい。
一方、配達可否応答が配達不可を示していた場合、利用者携帯端末50は、配達可否通知表示として配達予約が受け付けられなかった旨の表示が行われる。
客がこのような集荷サービスを受けるにあたっても、上述の配達サービスに準じて、客が、利用者携帯端末50にて動作するクリーニング会員用アプリケーションに対する操作により、集荷予約を行うようにされてよい。このように集荷予約が行われる場合、集荷予約に対応して、利用者携帯端末50、管理装置10及びPOS端末20は、図25に準じた処理を実行してよい。
つまり、客は、クリーニング会員用アプリケーションが動作する利用者携帯端末50に対して、集荷予約指定操作を行う。集荷予約指定操作によっては、客は、例えば集荷依頼先の店舗、集荷してもらいたい日時、集荷してもらいたい商品の種類、数などを指定すればよい。なお、例えば、商品の種類や数など集荷作業者が自宅に赴いた時点で登録されてもよく、この場合には、集荷予約指定操作によって商品の種類、数などを指定しなくともよい。
集荷予約要求は、管理装置10から集荷依頼先の店舗のPOS端末20に転送される。集荷予約要求が受信されたPOS端末20の店舗の店員は、集荷予約要求に応じた集荷が可能かどうかを判断し、集荷可否指定操作をPOS端末20に対して行う。
POS端末20は、集荷可否指定操作に応じて集荷可否応答を送信する。送信された集荷可否応答は、管理装置10から利用者携帯端末50に転送される。
利用者携帯端末50は、受信された集荷可否応答の内容が反映された集荷可否通知表示を行う。
本実施形態のもとで、集荷予約と配達予約とのいずれについてもクリーニング会員用アプリケーションに対する操作によって行うことが可能なようにすれば、客は、自宅にあるクリーニングしてもらいたい商品を集荷してもらい、クリーニングが完了した商品を自宅まで配達してもらうことができる。つまり、客は、実店舗に赴かなくとも、例えば自宅にて、店舗にクリーニングを依頼し、クリーニングされた商品を受け取ることができる。
続いて、第4実施形態について説明する。本実施形態のクリーニングシステム1における店舗は、客に対する引き取り催促サービスを提供する。引き取り催促サービスは、クリーニングの仕上り日から一定以上の期間を経過しても商品を引き取りに来ていない客に対して、商品の引き取りを促すというサービスである。客がクリーニングのために店舗に引き渡した商品の引き取りを忘れているということはしばしば起こり得る。そこで、このようなサービスを提供すれば、商品の引き取りを忘れている客に、商品の引き取りのあることを思い出し、商品の引き取りを行ってもらうことができる。また、店舗にとっても、仕上がり日を経過した商品の保管数を削減することができる。
ステップS201:引き取り催促サービスにあたり、店舗側では、各々の事情等に応じて許容経過期間を任意に設定することができる。許容経過期間とは、引き取り催促の対象とされるまでの仕上り日からの経過期間である。本実施形態における経過期間としては日数単位で設定されればよいが、例えば時間単位で設定されてもよい。
店舗の店員は、例えば許容経過期間を変更する必要があるなどの理由で許容経過期間を設定する際には、POS端末20に対する所定の手順による操作(許容経過期間設定操作)を行う。POS端末20は、店員により行われる許容経過期間設定操作を受け付ける。
ステップS203:管理装置10は、許容経過期間設定要求が受信されたことに応じて、受信された許容経過期間設定要求に含まれる情報により示される店舗に、許容経過期間設定要求に含まれる情報により示される許容経過期間を対応付けた許容経過期間設定情報を記憶(更新)する。
このようにして、店舗ごとに許容経過期間が設定可能とされており、設定された許容経過期間は、許容経過期間設定情報として管理装置10にて記憶される。
ステップS211:管理装置10は、引き取り催促の実行タイミングに至ることを待機している。引き取り催促の実行タイミングは、例えば1日ごとの所定時刻であってよい。即ち、管理装置10は、予め定められたスケジュールのもとで、バッチ処理として、以下の引き取り催促に関連する処理を実行する。なお、引き取り催促実行タイミングとしてのスケジュールについても、店舗ごとに設定できるようにされてよい。
ステップS213:次に、管理装置10は、ステップS212により検索された期限超過商品に対応する顧客コードが示す顧客を、引き取り催促の通知対象顧客として特定する。
ステップS214:管理装置10は、ステップS213により特定された通知対象顧客ごとに対応させて引き取り催促情報を生成する。引き取り催促情報には、例えばステップS212にて検索された期限超過商品のうち、該当の顧客に対応する期限超過商品を示す情報が含まれている。
ステップS215:管理装置10は、通知対象顧客ごとに対応する利用者携帯端末50に対してプッシュ通知を送信する。当該ステップS215により送信されるプッシュ通知には、ステップS214により生成された該当顧客の引き取り催促情報が含められる。
ステップS222:プッシュ通知が受信されたことの報知に気付いた客は、例えばプッシュ通知をフォアグラウンドで表示させるための操作を行うことができる。このような操作に応じて、利用者携帯端末50は、クリーニング会員用アプリケーション上で、受信されたプッシュ通知に含まれていた引き取り催促情報の内容を示す画面の表示を行う。
これにより、客は、仕上り日から許容経過期間を経過しても未だ引き取っていない商品があることに気付くことができる。また、引き取り催促情報の内容を示す画面の表示を見ることで、どの商品を引き取っていないのかについても把握できる。
続いて、第5実施形態について説明する。第1実施形態にて説明したように、客はクリーニング会員用アプリケーションを用いて会員登録を行うことができる。そこで、第5実施形態として、クリーニング会員用アプリケーションの利用による会員登録の一具体例について説明する。
クリーニング取次店の場合、同じ系列店であっても、客が使用する店舗は、例えば自宅近辺や職場近辺の店舗に限られる。このようなことを考慮すると、会員の登録に関して、系列の全店共通に管理するよりは、店舗ごとに管理したほうが例えば管理装置10やPOS端末20などの記憶容量の削減や処理負荷の軽減が図られることとなって好ましい。
ステップS301:本実施形態において、客は、店舗の会員となるための会員登録を行うにあたり、自分の利用者携帯端末50にてクリーニング会員用アプリケーションを起動させる。客は、起動されたクリーニング会員用アプリケーション上で会員登録画面を表示させ、表示された会員登録画面に対して会員登録に必要な所定の情報(会員登録情報)を入力する操作(会員登録情報入力操作)を行う。会員登録画面を表示している利用者携帯端末50は、会員登録情報入力操作を受け付ける。会員登録情報には、例えば、会員となる対象の店舗、客のメールアドレス、携帯電話番号等の情報が含まれてよい。
また、会員登録情報の送信を指示する操作が行われた際に、入力された会員登録情報に不備のあることが判定された場合には、会員登録情報の入力に不備のあることを報知するメッセージなどが表示され、仮登録要求の送信は行われない。この場合、客は、会員登録画面に対して不備を修正するように情報の入力をし直すことができる。
ステップS304:また、管理装置10は、仮会員登録要求の受信に応じて、認証番号を生成する。
ステップS305:管理装置10は、ステップS304により生成した認証番号を記憶したうえで、認証番号を通知するための認証番号通知を、仮会員登録要求の送信元の利用者携帯端末50に送信する。
ここで、認証番号通知の送信は、例えば会員登録情報に含まれていたメールアドレスを宛先とする電子メールの送信として行われてよい。あるいは、認証番号通知の送信は、例えば会員登録情報に含まれていた携帯電話番号を宛先とするSMS(Short Message Service)の送信として行われてもよい。
ステップS307:客は、例えば認証番号入力画面に対して認証番号を入力したうえで、認証番号の送信を指示する操作を行う。この操作に応じて、利用者携帯端末50は、管理装置10に対して本登録要求を送信する。本登録要求には、ステップS306により入力された認証番号が含まれる。
ステップS309:管理装置10は、ステップS303により記憶した仮会員情報にステップS308により生成した会員IDを対応付け、正規の会員情報として記憶する。つまり、管理装置10は、会員情報の本登録を行う。
ステップS310:管理装置10は、ステップS308により生成した会員IDを通知する会員ID通知を利用者携帯端末50に送信する。
ステップS311:利用者携帯端末50は、ステップS309により送信された会員ID通知が示す会員IDを、クリーニング会員用アプリケーションが利用するデータとして記憶する。
ステップS324:会員情報要求を受信した管理装置10は、自己が記憶する会員情報のうち、受信された会員情報要求に含まれる会員IDに対応付けられた会員情報を、会員情報要求の送信元のPOS端末20に対して送信する。
ステップS325:ステップS324により会員情報を受信したPOS端末20は、受信された会員情報を、ローカルに記憶させる。これにより、店舗にて会員情報登録が行われたことになる。
このような手順では、店舗側で会員情報を入力する作業を行うことになるため、店舗側での作業負担が大きい。また、客にとっても、会員登録のためには店舗にまで赴いて用紙に各種項目を記入する必要がある。さらに、項目を記入した用紙を店員に渡してから、本部で会員登録の入力が完了するまでの間は正規の会員として扱われないために、例えば仮会員などのシステムを導入するような必要もあり、店舗側と客側との双方で手続が煩わしいという問題もあった。
そこで、本実施形態のように会員登録が行われるようにすれば、店舗側で会員情報を入力する作業が不要となり、作業負担が軽減される。また、本実施形態の場合には、例えば店舗に赴く前に事前に会員登録を行っておくことができるので、客が店舗に赴いた段階で正規の会員として扱われることとなり、上記のような煩わしさから解消される。
続いて、第6実施形態について説明する。本実施形態のクリーニングシステム1において、店舗は、客に対してクーポンを提供する。本実施形態のクーポンは、クリーニング会員用アプリケーションにより客に提供される電子的クーポンである。客は、クリーニング会員用アプリケーションの利用により、店舗から提供されるクーポンを使用できる。本実施形態のクーポンは、例えばワイシャツ、ジャケットなどのクーポンの適用対象となる商品種別が定められたうえで、使用回数(綴り枚数に該当)と、使用可能な有効期間とが定められる。
ステップS401:例えば客は、店舗にてクリーニング対象の商品を店員に渡して会計を行うにあたってクーポンを使用する場合、利用者携帯端末50にクリーニング会員用アプリケーションを起動させる。客は、起動されたクリーニング会員用アプリケーションに対してクーポン画面の表示を指示する操作(クーポン画面表示操作)を行う。クーポン画面は、例えば客が使用可能なクーポンのリストが提示される画面である。クーポン画面において提示されるクーポンは、例えば商品の種別ごとに区分されたクーポンのリスト項目が提示される。また、同じ商品の種別であっても、例えば値引き額や有効期間などのクーポン内容設定が異なるものが同時に発行されている場合には、クーポン内容設定ごとに区分されたクーポンのリスト項目が提示されてよい。
利用者携帯端末50は、上記のように行われるクーポン画面表示操作を受け付ける。
クーポンIDは、該当の発行クーポン情報が対応するクーポンを一意に示す識別子である。
対象商品コードは、該当の発行クーポン情報が対応するクーポンが対象とする商品の商品コードを示す。
クーポン内容は、例えば値引き額、クーポンが使用可能な条件(例えば、使用可能な性別、使用可能な会員のランク等)等のクーポンの内容に関する情報を示す。
クーポン使用可能回数は、該当の発行クーポン情報が対応するクーポンについて使用可能な回数(綴り枚数)を示す。
有効期間は、該当の発行クーポン情報が対応するクーポンが使用可能な期間を示す。
客別クーポン使用情報には、該当の客が現時点で使用可能な全てのクーポンごとのクーポン使用情報が格納される。このため、例えば客別クーポン使用情報には、現在の日時が有効期間に含まれていないクーポンのクーポン使用情報や、クーポン使用可能回数まで使用されたクーポンのクーポン使用情報については格納されなくともよい。
ステップS407:利用者携帯端末50は、使用クーポン選択操作により選択されたクーポンのクーポン情報をコード化したバーコードを表示させる。
このように客別クーポン使用情報が更新されることで、この後に客が利用者携帯端末50にてクーポン画面を表示させた場合には、使用されたクーポンのリスト項目においては、使用可能残数が前回よりも1つ少なくなって表示される。
このようにして本実施形態においては、クリーニング会員用アプリケーションを用いたクーポンの提供のサービスを行うことができる。
あるいは、1つの発行クーポン情報に対応する1つのクーポンとして、適用対象の商品については特に定められておらず、全ての商品が適用対象となるようなものが発行されてもよい。
また、例えばPOS端末20が、利用者携帯端末50にて表示された会員証画面から読み取った会員番号を管理装置10に送信し、管理装置10は、受信された会員番号に対応して使用可能なクーポンの情報をPOS端末20に送信するようにされてよい。POS端末20では受信されたクーポンの情報を表示し、店員が表示されたクーポンの情報を見て、客にクーポンの使用を勧めるようにしてもよい。この場合、クーポンが使用されれば、クーポンの使用に関する情報(使用クーポン情報)は、POS端末20から管理装置10に送信されるようにすればよい。
また、客から預かった商品が、客の使用可能なクーポンの適用対象であった場合には、該当のクーポンが自動的に適用され、適用に応じた精算処理がPOS端末20にて行われるようにされてよい。
続いて、第7実施形態について説明する。本実施形態の店舗では、クリーニングが完了した商品についての営業時間外での客への引き渡しとして、ロッカーを使用した商品引き渡しサービスを提供する。店舗では、例えば店舗が営業時間外で閉まっている状況であっても、客が使用できるような場所に複数のロッカーを設置する。
客は、営業時間外の商品の引き渡しのサービスを受けるにあたり、クリーニング会員用アプリケーションを用いてロッカー予約を行う。クリーニング会員用アプリケーションに対するロッカー予約のための操作(ロッカー予約操作)として、客は、引き取り対象の店舗、営業時間外の引き取り日時、引き取り対象の商品等を指定する操作を行う。
ロッカー予約操作により指定された情報(ロッカー予約指定情報)は、管理装置10を経由してPOS端末20に転送される。
POS端末20は、ロッカーの予約状況を示すロッカー予約管理情報を管理している。受信されたPOS端末20は、転送されたロッカー予約管理情報において示される商品の種別、数などに応じてロッカーの使用数を決定したうえで、ロッカーの予約が可能な状況であれば、今回受信されたロッカー予約指定情報に応じたロッカー予約の内容が反映されるようにロッカー予約管理情報を更新する。
店員は、例えばPOS端末20にて表示させたロッカー予約管理情報をみることで、ロッカーごとに収納する商品を把握し、ロッカーに商品を収納しておく。
ロッカー予約を行った客は、例えばロッカーの設置場所に赴くと、利用者携帯端末50にて起動されたクリーニング会員用アプリケーションの画面に、ロッカー予約IDのバーコードを表示させる操作を行う。ロッカーの設置場所には、ロッカー予約IDを読み取るスキャナを有するロッカー管理装置が設置されている。客は、ロッカー管理装置のスキャナにロッカー予約IDのバーコードを読み取らせる。ロッカー管理装置は、バーコードの読み取りにより取得したロッカー予約IDと、ロッカー予約管理情報とを照合して、ロッカー予約IDに対応して予約されていたロッカーのロックを解除する。なお、ロックが解除されたロッカーは、例えばランプなどによって客に報知されるようになっている。ロックが解除されたロッカーには、客が引き取るべき商品が入っている。客は、ロッカーから商品を取りだして引き取ることができる。
そこで、利用者携帯端末50は、ロッカー予約画面票操作を受け付けると、管理装置10に対して、管理装置10とロッカー予約先の店舗のPOS端末20との通信の可否についての問合せ(通信可否問合せ)を送信する。
ステップS505:利用者携帯端末50は、表示されたロッカー予約画面に対して客が行うロッカー予約操作を受け付ける。
ステップS506:客は、ロッカー予約操作により、引取日時や引き取り対象の商品の指定を完了すると、例えば指定した内容を確定(送信)させるための操作を行う。この操作に応じて、利用者携帯端末50は、管理装置10に対してロッカー予約要求を送信する。ロッカー予約要求には、ロッカー予約操作により指定された日時、引き取り対象の商品等の情報が含まれる。
なお、ロッカー予約完了表示においては、例えば客が確認を行えるように、ロッカー予約操作により指定された引取日時や引き取り対象の商品を表示してよい。また、ロッカー予約不可表示が行われた場合には、ロッカー予約画面に戻り、例えば、引取日時の変更、引き取り対象商品の数の変更等の操作が可能なようにされてよい。
ステップS511:管理装置10は、ステップS502により利用者携帯端末50から送信された通信可否問合せを受信すると、ロッカー予約先の店舗のPOS端末20との間での通信可否確認を行う。ここでの通信可否確認としては、例えば利用者携帯端末50が、POS端末20からのACKの送信を要求するリクエストを送信するようなものであればよい。
ステップS521:POS端末20は、管理装置10が通信可否確認のリクエストが受信されるのを待機している。
ステップS522:POS端末20は、通信可否確認のリクエストが受信されるとACK(応答)を管理装置10に対して送信する。
ステップS525:POS端末20は、今回のロッカー予約要求に対応してロッカーの予約が可能であるか否かについて判定する。具体的に、POS端末20は、ステップS524により参照したロッカー予約管理情報において示されるロッカーの予約状況のもとで、受信されたロッカー予約要求において示される予約日時において、ステップS524にて判定された数の空きのロッカーがあるか否かについて判定すればよい。空きのロッカーがあれば、予約が可能であると判定され、空きのロッカーがなければ予約が不可であると判定される。
ステップS527:また、この場合のPOS端末20は、ロッカー予約要求に対する応答として、予約可能であることを示すロッカー予約可否通知を管理装置10に対して送信する。
ステップS528:一方、ステップS525にて予約が不可であると判定された場合、POS端末20は、ロッカー予約要求に対する応答として、予約不可であることを示すロッカー予約可否通知を管理装置10に対して送信する。
このような処理が実行されることで、本実施形態のクリーニングシステム1において、クリーニング会員用アプリケーションを用いたロッカー予約が実現される。
続いて、第8実施形態について説明する。例えば会員である客が店舗に赴いてクリーニングの依頼のための商品の引き渡し、あるいはクリーニングが仕上がった商品の引き取りなどを行う場合、これまでの説明のように、客は、クリーニング会員用アプリケーションを用いる。つまり、客は、利用者携帯端末50にて会員証画面や電子預り票の画面を表示させ、店員に提示する。しかし、このような操作は客にとっては煩わしいと感じる場合がある。
そこで、本実施形態においては、利用者携帯端末50を所持するユーザが、店舗に近づいたことに応じて、利用者携帯端末50にてクリーニング会員用アプリケーションがフォアグラウンドの状態となるとともに、該当の店舗に対応するエントリ画面が表示されるようにする。ここでのエントリ画面は、例えば該当の店舗に対応する会員証画面や電子預り票の画面であればよい。あるいは、会員証画面や電子預り票の画面への遷移を指定する操作が可能とされた画面であってもよい。
このようにすれば、客が店舗に赴いて利用者携帯端末50を手に持った際には、既にクリーニング会員用アプリケーションがフォアグラウンドで動作しており、かつ、自分が赴いている店舗に対応するエントリ画面が表示されている状態となっている。これにより、客は、自分でエントリ画面を表示させるための操作を行う必要が無くなる。
エントリ画面表示機能を実現する構成の第1例は、利用者携帯端末50が有するGPS等の測位機能により測位された位置情報を用いるものである。また、エントリ画面表示機能を実現する構成の第2例は、店舗に備えられたビーコン装置(店舗ビーコン装置)と利用者携帯端末50との間でのビーコン信号の送受信を伴うものである。
即ち、ステップS601、S602によりクリーニング会員用アプリケーションが起動された利用者携帯端末50は、近接店舗通知が受信されていない場合に、例えば一定時間ごとにステップS601による端末位置情報の送信を実行する。
近接店舗通知は、ステップS601により送信された端末位置情報が示す位置から一定以内の距離に、利用者携帯端末50を所持する客が会員として登録されている店舗が存在することを通知する情報である。また、近接店舗通知には、通知対象の店舗を示す店舗IDが含まれている。
利用者携帯端末50は、ステップS603にてエントリ画面を表示させるにあたり、受信された近接店舗通知に含まれる店舗IDを参照して、近接店舗通知により通知された店舗を特定する。利用者携帯端末50は、特定した店舗に対応する会員証画面あるいは電子伝票一覧画面等によるエントリ画面を表示させる。
ステップS611:管理装置10は、利用者携帯端末50から送信される端末位置情報が受信されるのを待機している。
ステップS612:管理装置10は、端末位置情報が受信されると、受信された端末位置情報に含まれている会員IDごとに対応する店舗を特定する。管理装置10は、店舗ごとの店舗位置を示す店舗位置情報を記憶している。当該ステップS612において、管理装置10は、特定された店舗ごとの店舗位置情報が示す店舗位置を取得する。
ステップS613:管理装置10は、今回受信された端末位置情報が示す端末位置と、ステップS612にて取得された店舗位置とを比較する。
近接店舗が無いと判定された場合、管理装置10は、ステップS611に処理を戻す。
同図の処理を実行する利用者携帯端末50は、例えば、Bluetooth等の規格に従った近距離無線通信により送信されるビーコン信号を受信するビーコン受信部を備える。また、店舗には、ビーコン信号を送信する店舗ビーコン装置が設置される。店舗ビーコン装置は、通信距離内に位置して通信可能となった端末に対してビーコン信号を送信する。
店舗ビーコン装置が送信するビーコン信号は、例えば送信元の店舗ビーコン装置を示すビーコンIDを含む。また、利用者携帯端末50は、クリーニング会員用アプリケーションが利用する情報として、客が会員登録を行った店舗に設置された店舗ビーコン装置のビーコンIDを記憶(登録)している。
管理装置10は、店舗ごとの店舗ビーコン装置のビーコンIDを記憶している。クリーニング会員用アプリケーションが動作する利用者携帯端末50は、会員登録に対応する処理に際して、客が会員となった店舗の店舗ビーコン装置のビーコンIDを管理装置10から取得する。
ステップS621:店舗ビーコン装置は、通信距離内に位置したことで通信可能となったデバイスが探索されるのを待機している。
ステップS622:店舗ビーコン装置は、通信可能なデバイスが探索されたことに応じて、ペアリングを行ったうえで、ペアリング先のデバイスに対してビーコン信号を送信する。
ステップS631:利用者携帯端末50は、ビーコン受信部により通信可能なデバイスが探索されるのを待機している。
ステップS633:ビーコン信号が受信されると、例えばバックグラウンドで動作するクリーニング会員用アプリケーションの処理として、利用者携帯端末50は、受信されたビーコン信号が示すビーコンIDが登録されているか否かについて判定する。ビーコンIDが登録されていない場合、ステップS631に処理が戻される。
ステップS634:一方、ビーコンIDが登録されていた場合、利用者携帯端末50は、バックグラウンドで動作していたクリーニング会員用アプリケーションについてフォアグラウンドで動作するように起動させる。
ステップS635:そのうえで、利用者携帯端末50は、クリーニング会員用アプリケーションの画面として、受信されたビーコンIDが対応する店舗のエントリ画面を表示させる。
上記の処理によれば、客がクリーニング会員用アプリケーションを起動させる操作を行わなくとも、店舗に対して一定以内の距離に近づいたタイミングで、エントリ画面が表示される。通常、バックグラウンドの状態のアプリケーションをフォアグラウンドとするためには、例えば客が利用者携帯端末50を操作してアプリケーションを起動させる必要がある。しかし、本実施形態の場合には、客が操作を行わなくとも、クリーニング会員用アプリケーションが自動的にフォアグラウンドの状態となったうえで、エントリ画面が表示される。
(1)以上説明したように、本実施形態の一態様は、事業者が客からクリーニング品を預かるとともに、預かっているクリーニング品を前記事業者が前記客へ引き渡す業務において、預かっているクリーニング品の情報を管理するクリーニング品管理システムであって、前記客が所持する利用者携帯端末と、前記事業者が前記業務を行う店舗に備えられる事業者端末とを備え、前記利用者携帯端末は、店舗の会員を識別する会員情報、または前記事業者が預かっているクリーニング品を示す電子預り票を出力する出力手段を備え、前記事業者端末は、前記出力手段によって出力された会員情報または電子預り票に基づいて、預かっているクリーニング品を特定する特定手段を備えるクリーニング品管理システムである。
なお、逆に事業者端末に利用者携帯端末と無線通信が可能な通信デバイスを設けたうえで、事業者端末が、利用者携帯端末との無線通信を経由して会員情報または電子預り票の情報を取得できるようにしてよい。
このため、事業者は、商品が保管されている場所に事業者携帯端末の出力を持ち運び、この出力を確認しながら、引き渡しを客が望んでいる商品を探すことができる。したがって、どの商品の引き渡しを望んでいるのかを客に確認する必要がないとともに、客から利用者携帯端末を借りる必要もないので、預り票を電子化しつつ、客の利便性を向上させることができる。
このため、第1の選択操作または第2の選択操作を行った客が店舗に来店しているか否かを判別するための処理などにおいて、ワンタイムパスワードを用いることができる。
利用者携帯端末と事業者端末との間で近距離通信が確立しているということは、利用者携帯端末が事業者端末に近接しており、第1の選択操作または第2の選択操作を行った客が店舗に来店していることになる。このため、第1の選択操作または第2の選択操作を行った客が店舗に来店しているか否かを、近距離通信を用いて判別することができる。
このため、事業者は、商品が保管されている場所に表示部を持ち運び、表示部で表示される情報を確認しながら、引き渡しを客が望んでいる商品を探すことができる。しがたって、事業者の利便性も向上させることができる。
このため、事業者は、印字された媒体を商品が保管されている場所に持ち運び、この媒体に印字されている情報を確認しながら、引き渡しを客が望んでいる商品を探すことができる。したがって、事業者の利便性も向上させることができる。
このため、引き渡しを客が望んでいる商品の情報を、事業者が認識できるとともに事業者が持ち運ぶことができる形態で出力することができる。
保管を客が望んだ商品は、長期間に亘って引き渡しを客が望まない商品であるため、引き渡しを望んでいる商品として選択できないようにして、客の利便性をさらに向上させることができる。
以下に、本発明の技術的思想を付記項にて示す。
事業者が客から商品を預かるとともに、預かっている商品を前記事業者が前記客に引き渡す業務において、預かっている商品の情報を管理する商品管理システムであって、
前記客が所持する利用者携帯端末と、
前記事業者が前記業務を行う店舗に備えられた事業者端末と、
前記店舗に前記利用者携帯端末が存在しているか否かを判別する判別部と、を備え、
前記事業者が前記客から商品を預かる際に、前記事業者端末は、預かる商品の情報を示す電子預り票を生成し、
前記利用者携帯端末は、
前記事業者端末で生成された前記電子預り票を取得するとともに、
前記電子預り票を前記客が選択する第1の選択操作、または前記電子預り票で示される商品の中から引き渡しを望む商品を前記客が選択する第2の選択操作を受け付け、
前記事業者端末は、
前記利用者携帯端末により前記第1の選択操作が受け付けられた場合に、前記店舗に前記利用者携帯端末が存在していると前記判別部により判別されたことを条件として、前記客が選択した電子預り票で示される商品の情報を、前記事業者が認識できるとともに前記事業者が持ち運ぶことができる形態で出力するか、または、
前記利用者携帯端末により前記第2の選択操作が受け付けられた場合に、前記店舗に前記利用者携帯端末が存在していると前記判別部により判別されたことを条件として、前記客が選択した商品の情報を、前記事業者が認識できるとともに前記事業者が持ち運ぶことができる形態で出力することを特徴とする商品管理システム。
前記判別部を有する管理装置を備え、
預かっている商品を前記事業者が前記客に引き渡す際に、
前記利用者携帯端末は、前記選択操作を受け付けると、前記選択操作を受け付けた商品の情報と、予め定められた来店確認用情報と、を前記管理装置に送信するとともに、前記来店確認用情報を表示し、
前記事業者端末は、前記利用者携帯端末で表示された来店確認用情報を入力する操作を受け付けて、入力された来店確認用情報を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、前記利用者携帯端末から送信された来店確認用情報と、前記事業者端末から送信された来店確認用情報と、が一致するか否かを照合し、一致する場合には前記店舗に前記利用者携帯端末が存在していると前記判別部により判別し、一致しない場合には前記店舗に前記利用者携帯端末が存在していないと前記判別部により判別し、
前記事業者端末は、前記店舗に前記利用者携帯端末が存在していると前記判別部により判別されたことを条件として、前記利用者携帯端末が前記選択操作を受け付けた商品の情報を、前記管理装置から取得して出力することを特徴とする付記項1に記載の商品管理システム。
前記判別部を有する管理装置を備え、
前記利用者携帯端末は、自端末の位置情報を取得する位置情報取得部を備え、
預かっている商品を前記事業者が前記客に引き渡す際に、
前記利用者携帯端末は、前記選択操作を受け付けると、前記選択操作を受け付けた商品の情報と、前記位置情報取得部により取得した位置情報と、を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、前記利用者携帯端末から送信された位置情報と、前記店舗の位置情報と、が一致するか否かを照合し、一致する場合には前記店舗に前記利用者携帯端末が存在していると前記判別部により判別し、一致しない場合には前記店舗に前記利用者携帯端末が存在していないと前記判別部により判別し、
前記事業者端末は、前記店舗に前記利用者携帯端末が存在していると前記判別部により判別されたことを条件として、前記利用者携帯端末が前記選択操作を受け付けた商品の情報を、前記管理装置から取得して出力することを特徴とする付記項1に記載の商品管理システム。
事業者が客から商品を預かるとともに、預かっている商品を前記事業者が前記客に引き渡す業務において、預かっている商品の情報を管理する商品管理システムであって、
前記客が所持する利用者携帯端末と、
前記事業者が前記業務を行う店舗に備えられた事業者端末と、
前記店舗で預かっている商品に取り付けられる電子タグと、を備え、
前記事業者が前記客から商品を預かる際に、前記事業者端末は、預かる商品の情報を示す電子預り票を生成し、
前記利用者携帯端末は、
前記事業者端末で生成された前記電子預り票を取得するとともに、
前記電子預り票を前記客が選択する第1の選択操作、または前記電子預り票で示される商品の中から引き渡しを望む商品を前記客が選択する第2の選択操作を受け付け、
前記事業者端末は、
前記店舗内を持ち運び自由に設けられた表示部と、
前記電子タグを検出する検出部と、を備え、
前記検出部により、前記店舗で預かっている商品に取り付けられている電子タグを検出して、前記電子タグの位置情報を取得するとともに、
前記利用者携帯端末により前記第1の選択操作が受け付けられた場合に、前記客が選択した電子預り票で示される商品の情報と、前記検出部により取得した位置情報と、を前記表示部に表示させるか、または、
前記利用者携帯端末により前記第2の選択操作が受け付けられた場合に、前記客が選択した商品の情報と、前記検出部により取得した位置情報と、を前記表示部に表示させることを特徴とする商品管理システム。
事業者が客から商品を預かるとともに、預かっている商品を前記事業者が前記客に引き渡す業務において、預かっている商品の情報を管理する商品管理システムであって、
前記客が所持する利用者携帯端末と、
前記事業者が前記業務を行う店舗に備えられた事業者端末と、を備え、
前記事業者端末は、客の情報を管理するとともに、管理している情報に基づいて特定の条件を満たす客を抽出し、抽出した客の利用者携帯端末に情報を送信することを特徴とする商品管理システム。
事業者が客から商品を預かるとともに、預かっている商品を前記事業者が前記客に引き渡す業務において、預かっている商品の情報を管理する商品管理システムであって、
前記客が所持する利用者携帯端末と、
前記事業者が前記業務を行う店舗に備えられた事業者端末と、を備え、
前記事業者端末は、客から預かった商品についての情報の入力を受け付け、受け付けた情報を前記客の利用者携帯端末に送信することを特徴とする商品管理システム。
前記利用者携帯端末は、前記事業者端末から情報が送信された商品に対する客の要望の入力を受け付け、受け付けた要望を前記事業者端末に送信することを特徴とする付記項6に記載の商品管理システム。
事業者が客から商品を預かるとともに、預かっている商品を前記事業者が前記客に引き渡す業務において、預かっている商品の情報を管理する商品管理システムであって、
前記客が所持する利用者携帯端末と、
前記事業者が前記業務を行う店舗に備えられた事業者端末と、を備え、
前記利用者携帯端末は、前記事業者端末から情報が送信された商品の決済方法としてクレジットカード決済またはプリペイドカード決済を選択可能に設けられ、選択された決済方法を前記事業者端末に送信することを特徴とする付記項6または7に記載の商品管理システム。
事業者が客から商品を預かるとともに、預かっている商品を前記事業者が前記客に引き渡す業務において、預かっている商品の情報を管理する商品管理システムであって、
前記客が所持する利用者携帯端末と、
前記事業者が前記業務を行う店舗に備えられた事業者端末と、を備え、
前記事業者が前記客から商品を預かる際に、前記事業者端末は、預かる商品の情報を示す電子預り票を生成し、
前記利用者携帯端末は、
前記事業者端末で生成された前記電子預り票を取得するとともに、
前記利用者携帯端末が前記店舗内に存在しているか否かに関わらず、前記電子預り票を前記客が選択する第1の選択操作、または前記電子預り票で示される商品の中から引き渡しを望む商品を前記客が選択する第2の選択操作を受け付け、
前記事業者端末は、
前記利用者携帯端末により前記第1の選択操作が受け付けられた場合に、前記客が選択した電子預り票で示される商品の情報を、前記事業者が認識できるとともに前記事業者が持ち運ぶことができる形態で出力するか、または、
前記利用者携帯端末により前記第2の選択操作が受け付けられた場合に、前記客が選択した商品の情報を、前記事業者が認識できるとともに前記事業者が持ち運ぶことができる形態で出力することを特徴とする商品管理システム。
末、40…工場用端末、50…利用者携帯端末、90…ネットワーク
Claims (5)
- 事業者がクリーニング品を預かるとともに預かったクリーニング品を前記事業者が客へ引き渡す業務に対応し、前記事業者に預けられているクリーニング品を管理するクリーニング品管理システムであって、前記事業者の店員が操作するクリーニング品管理端末を備え、
前記クリーニング品管理端末は、
前記客が所持する携帯端末に表示される会員情報またはクリーニング品を収納する袋に付される識別情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた会員情報または前記識別情報と対応付けてクリーニング品を登録する登録手段と、
前記袋に収納された前記クリーニング品の異常通知を前記客の携帯端末で表示される前記クリーニング品の異常箇所の画像を取得する画像取得手段と、
前記携帯端末からの前記異常通知に対する応答を受信する受信手段とを備え、
前記登録手段により登録されたクリーニング品に対応する決済を前記携帯端末により可能な決済手段であって、前記異常通知が行われたクリーニング品を含む決済については、前記応答が得られるまで保留する決済手段
を備えるクリーニング品管理システム。 - 前記クリーニング品管理端末は、
前記受信手段が受信した前記異常通知に対する応答を表示または印刷する出力手段をさらに備える
請求項1に記載のクリーニング品管理システム。 - 請求項1または2に記載のクリーニング品管理システムにおいて備えられるクリーニング品管理端末であって、
前記読取手段、前記登録手段、前記画像取得手段、及び前記受信手段を備える
クリーニング品管理端末。 - コンピュータを、請求項3に記載のクリーニング品管理端末における各手段として機能させるためのプログラム。
- 事業者がクリーニング品を預かるとともに預かったクリーニング品を前記事業者が客へ引き渡す業務に対応し、前記事業者に預けられているクリーニング品を管理し、前記事業者の店員が操作するクリーニング品管理端末を備えるクリーニング品管理システムにおけるクリーニング管理方法であって、
前記クリーニング品管理端末は、
前記客が所持する携帯端末に表示される会員情報またはクリーニング品を収納する袋に付される識別情報を読み取る読取ステップと、
前記読取ステップにより読み取られた会員情報または前記識別情報と対応付けてクリーニング品を登録する登録ステップと、
前記袋に収納された前記クリーニング品の異常通知を前記客の携帯端末で表示させるために前記クリーニング品の異常箇所の画像を取得する画像取得ステップと、
前記携帯端末からの前記異常通知に対する応答を受信する受信ステップとを備え、
前記登録ステップにより登録されたクリーニング品に対応する決済を前記携帯端末により可能な決済ステップであって、前記異常通知が行われたクリーニング品を含む決済については、前記応答が得られるまで保留する決済ステップ
を備えるクリーニング品管理方法。
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