JP2021148653A - 半導体装置、検査用部品、および検査装置 - Google Patents

半導体装置、検査用部品、および検査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】検査に関するコストの低減を図ることができる半導体装置、検査用部品、および検査装置を提供することである。【解決手段】実施形態の半導体装置は、基板と、複数の外部接続端子と、半導体部品と、絶縁部とを持つ。前記基板は、第1面と、前記第1面とは反対側に位置した第2面とを含む。前記複数の外部接続端子は、前記第1面に設けられている。前記半導体部品は、前記基板に対して前記複数の外部接続端子とは反対側に位置する。前記絶縁部は、前記基板の厚さ方向で第1厚さを有した第1領域と、前記第1領域よりも外周側に位置し、前記厚さ方向で前記第1厚さよりも薄い第2厚さを有した第2領域とを含む。前記絶縁部は、前記基板とは反対側から前記半導体部品を覆う。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、半導体装置、検査用部品、および検査装置に関する。
検査時に半導体装置を押圧する検査用部品を備えた検査装置が知られている。
特開2005−172576号公報 国際公開第2007/094034号
本発明が解決しようとする課題は、検査に関するコストの低減を図ることができる半導体装置、検査用部品、および検査装置を提供することである。
実施形態の半導体装置は、基板と、複数の外部接続端子と、半導体部品と、絶縁部とを持つ。前記基板は、第1面と、前記第1面とは反対側に位置した第2面とを含む。前記複数の外部接続端子は、前記第1面に設けられている。前記半導体部品は、前記基板に対して前記複数の外部接続端子とは反対側に位置する。前記絶縁部は、前記基板の厚さ方向で第1厚さを有した第1領域と、前記第1領域よりも外周側に位置し、前記厚さ方向で前記第1厚さよりも薄い第2厚さを有した第2領域とを含む。前記絶縁部は、前記基板とは反対側から前記半導体部品を覆う。
第1の実施形態の半導体装置および検査装置を示す断面図。 第1の実施形態の第1半導体装置および検査用部品を示す図。 第1の実施形態の第2半導体装置および検査用部品を示す図。 第1の実施形態の第1変形例の半導体装置を示す断面図。 第1の実施形態の第2変形例の半導体装置を示す平面図。 第1の実施形態の第3変形例の半導体装置を示す平面図。 第1の実施形態の第4変形例の半導体装置を示す平面図。 第1の実施形態の第5変形例の半導体装置および検査用部品を示す図。 第1の実施形態の第6変形例の半導体装置および検査用部品を示す図。 第1の実施形態の第7変形例の半導体装置を示す図。 第2の実施形態の検査用部品を示す斜視図。 第2の実施形態の第1半導体装置および検査用部品を示す図。 第2の実施形態の第2半導体装置および検査用部品を示す図。 第2の実施形態の検査装置の一例を示す平面図。 第3の実施形態の第1半導体装置および検査用部品を示す図。 第3の実施形態の第2半導体装置および検査用部品を示す図。 第4の実施形態の第1半導体装置および検査用部品を示す図。 第4の実施形態の第2半導体装置および検査用部品を示す図。 第4の実施形態の変形例の半導体装置を示す断面図。 第1から第4の実施形態の変形例の半導体装置を示す断面図。
以下、実施形態の半導体装置、検査用部品、および検査装置を、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。以下の説明で、「同じ」、「平行」、「直交」とは、それぞれ「略同じ」、「略平行」、「略直交」である場合も含み得る。「重なる」とは、2つの物体の仮想的な投影像同士が重なることを意味し、2つの物体が互いに直接的には面しない(2つの物体の間に別の物体が存在する)場合も含み得る。「表面」とは、ヒョウメン(surface)を意味し、オモテメン(front face)には限定されない。「接続」とは、物理的な接続に限定されず、電気的な接続である場合も含み得る。
先に、+X方向、−X方向、+Y方向、−Y方向、+Z方向、および−Z方向について定義する。+X方向、−X方向、+Y方向、および−Y方向は、後述する基板10の第1面10aに沿う方向である(図2参照)。+X方向は、半導体装置1の第3端部40cから第4端部40dに向かう方向である(図2参照)。−X方向は、+X方向とは反対方向である。+X方向と−X方向とを区別しない場合は、単に「X方向」と称する。+Y方向および−Y方向は、X方向とは交差する(例えば直交する)方向である。+Y方向は、半導体装置1の第1端部40aから第2端部40bに向かう方向である(図2参照)。−Y方向は、+Y方向とは反対方向である。+Y方向と−Y方向とを区別しない場合は、単に「Y方向」と称する。+Z方向および−Z方向は、X方向およびY方向とは交差する(例えば直交する)方向である。+Z方向は、基板10から封止樹脂部40に向かう方向である(図2参照)。−Z方向は、+Z方向とは反対方向である。+Z方向と−Z方向とを区別しない場合は、単に「Z方向」と称する。Z方向は、半導体装置1の厚さ方向であり、基板10の厚さ方向である。以下では便宜上、+Z方向を「上」、−Z方向を「下」と称する場合がある。
半導体装置は、その内部に搭載される半導体部品の数が変更されることで、異なる能力を有することができる場合がある。例えば、半導体記憶装置のような半導体装置は、その内部に搭載される半導体メモリチップの数を増やすことで、大容量化を図ることができる。ここで、半導体装置の内部に搭載される半導体部品の数が変更されると、半導体装置の厚さが異なる場合がある。半導体装置の厚さが異なると、半導体装置の厚さに応じて半導体装置の検査に用いる検査用部品の種類を変更する必要が生じる。この場合、検査に関するコストの低減を図ることが難しい場合があり得る。
そこで、以下の実施形態では、互いに厚さが異なる複数種類(例えば2種類)の半導体装置が存在する場合でも、検査に関するコストの低減を図ることができる半導体装置、検査用部品、および検査装置について説明する。ただし以下に説明する実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
<1.検査に関する全体構成>
図1は、第1の実施形態の半導体装置1および検査装置200を示す断面図である。半導体装置1は、いわゆる半導体パッケージであり、半導体部品を内蔵した本体部5と、半導体装置1の外部に露出した複数の外部接続端子20とを有する。半導体装置1の詳細については後述する。
検査装置(テスター)200は、例えば、ベース210、検査用部品220、および移動機構230を備える。ベース210は、床面のような設置面に対して固定される。ベース210は、半導体装置1が載置される受け部(部品ソケット)211を有する。受け部211の底部には、複数の検査用端子(測定用端子)212が設けられている。検査用端子212は、半導体装置1が受け部211に載置された場合に、半導体装置1の外部接続端子20と接触し、外部接続端子20を通じて半導体装置1の内部と電気的に接続される。
検査用部品220は、例えばプッシャーと呼ばれる押圧部品であり、半導体装置1に対して受け部211とは反対側に配置される。移動機構230は、検査用部品220を受け部211に向けて移動させる。例えば、移動機構230は、検査用部品220を上下に移動させる。移動機構230は、検査用部品220が半導体部品1から離れた第1位置P1と、検査用部品220が半導体装置1に接し、受け部211の検査用端子212に向けて半導体装置1を押圧する第2位置P2との間で移動される。検査用部品220が第2位置P2に移動されることで、半導体装置1の外部接続端子20と検査装置220の検査用端子212との接触状態が安定する。この状態で、検査用端子212を通じて半導体装置1の電気的特性(例えば異常の有無)が検査される。例えば、移動機構230は、簡単な機構によって構成され、任意の高さ位置へ検査用部品220を移動させることが難しく、第1位置P1と第2位置P2の2つの位置にだけ検査用部品220を移動させることができる。
本実施形態の検査装置200では、互いに厚さ(Z方向の寸法)が異なる複数種類の半導体装置1を、1種類の検査用部品220によって押圧可能である。以下では、まず、複数種類の半導体装置1に含まれる2種類の半導体装置1Aa,1Ab(第1および第2の半導体装置1Aa,1Ab)について説明し、その後、本実施形態の検査用部品220である検査用部品220Aについて説明する。以下では、半導体装置1Aa,1Abを互いに区別しない場合は、半導体装置1Aと称する。また以下に述べる複数の実施形態の半導体装置1A,1B,1C,1Dを互いに区別しない場合は、半導体装置1と称する。以下では、半導体装置1が半導体記憶装置である例を取り上げて説明する。
<2.半導体装置の構成>
<2.1 第1半導体装置の構成>
図2は、第1半導体装置1Aaおよび検査用部品220Aを示す図である。まず、第1および第2の半導体装置1Aa,1Abで共通する構成について説明する。半導体装置1Aは、例えば、本体部5と、複数の外部接続端子20とを有する。本体部5は、例えば、基板10、複数の半導体メモリチップ30、および封止樹脂部40を含む。
基板10は、X方向およびY方向に沿う板状に形成されている。基板10は、+Z方向側から見た場合(すなわちZ方向で見た場合)に、半導体装置1の外形と同じ矩形状に形成されている。基板10は、絶縁性の基板本体と、基板本体に設けられた配線パターンとを含む。基板10は、第1面10aと、第1面10aとは反対側に位置した第2面10bとを有する。第1面10aは、−Z方向に向いた面である。第1面10aは、複数の外部接続端子20が取り付けられる複数のパッド(不図示)を有する。第2面10bは、+Z方向に向いた表面である。第2面10bは、複数の半導体メモリチップ30が電気的に接続されるパッド11を有する。第1半導体装置1Aaの基板10の厚さと、第2半導体装置1Abの基板10の厚さは、互いに同じである。
外部接続端子20は、基板10の第1面10aに設けられ、半導体装置1の外部に露出している。外部接続端子20は、外部のプリント配線基板に半導体装置1が実装される場合に、上記プリント配線基板の金属部(例えばパッド)に接続される電気接続部である。外部接続端子20は、「電極」と称されてもよい。例えば、複数の外部接続端子20は、X方向およびY方向に沿う格子状に配列されている。本実施形態では、複数の外部接続端子20は、BGA(Ball Grid Array)の半田ボールである。ただし、外部接続端子20は、上記例に限定されない。外部接続端子20は、導電ペーストを介して外部と接続されるパッドでもよいし、リードフレームやピンのような端子でもよいし、その他の態様で外部と接続される端子でもよい。以下では、複数種類の半導体装置1について、外部接続端子20の配置や大きさは同じであるものとする。
複数の半導体メモリチップ30は、基板10に対して、複数の外部接続端子20とは反対側に位置する。複数の半導体メモリチップ30の各々は、X方向およびY方向に沿う板状に形成されている。複数の半導体メモリチップ30は、Z方向に積層されている。半導体メモリチップ30は、例えば不揮発性のメモリチップであり、例えばNAND型フラッシュメモリチップである。ただし、半導体メモリチップ30は、上記例に限定されない。半導体メモリチップ30は、抵抗変化型のメモリチップやその他形式のメモリチップでもよい。半導体メモリチップ30は、「半導体部品」の一例である。ただし、「半導体部品」は、半導体メモリチップに限定されず、種々のIC(Integrated Circuit)部品が広く該当する。
封止樹脂部40は、基板10の第2面10bに設けられ、基板10とは反対側から複数の半導体メモリチップ30を一体に覆う。封止樹脂部40は、いわゆるモールド樹脂部であり、絶縁性を有する。封止樹脂部40は、「絶縁部」の一例である。封止樹脂部40は、+Z方向側から見た場合、半導体装置1の外形と同じ矩形状に形成されている。本実施形態では、封止樹脂部40は、基板10の第2面10bの全域を覆う。
封止樹脂部40は、第1から第4の端部40a,40b,40c,40dを有する。第1および第2の端部40a,40bは、X方向に沿う端部であり、互いにY方向に離間している。第1および第2の端部40a,40bは、半導体装置1の長手方向に沿う端部である。第3および第4の端部40c,40dは、Y方向に沿う端部であり、互いにX方向に離間している。
次に、第1および第2の半導体装置1Aa,1Abで異なる構成について説明する。第1半導体装置1Aaは、例えば2枚の半導体メモリチップ30を有する。ただし、第1半導体装置1Aaに搭載される半導体メモリチップ30の数は、1枚でもよく、3枚以上でもよい。
本実施形態では、2枚の半導体メモリチップ30は、第1半導体メモリチップ31と、第2半導体メモリチップ32とを含む。第1半導体メモリチップ31は、基板10の第2面10bに載置されている。第2半導体メモリチップ32は、基板10とは反対側から第1半導体メモリチップ31に重ねられている。第2半導体メモリチップ32は、第1半導体メモリチップ31に対して−X方向にずれて配置されている。第1および第2の半導体メモリチップ31,32は、それぞれ第1および第2の半導体メモリチップ31,32の+X方向の端部に設けられたボンディングワイヤBW1によって基板10の第2面10bのパッド11に電気的に接続されている。
封止樹脂部40は、第1領域41と、第2領域42とを含む。第1領域41は、+Z方向側から見た場合、封止樹脂部40の中央部に設けられている。第1領域41は、封止樹脂部40の外形よりも一回り小さい矩形状に形成されている。第1領域41の+Z方向の表面41aは、X方向およびY方向に沿う平面状に形成されている。第1領域41は、Z方向で、複数の半導体メモリチップ31,32およびボンディングワイヤBW1と重なり、複数の半導体メモリチップ31,32およびボンディングワイヤBW1を一体に覆う。第1領域41は、Z方向で、基板10の第2面10bに対して厚さT1を有する。厚さT1は、「第1厚さ」の一例である。
第2領域42は、+Z方向側から見た場合、第1領域41の外周側に位置する。本実施形態では、第2領域42は、+Z方向側から見た場合、矩形状の封止樹脂部40の外形の4辺に沿う枠状に設けられている。すなわち、第2領域42は、封止樹脂部40の第1から第4の端部40a,40b,40c,40dにそれぞれ設けられている。第2領域42の+Z方向の表面42aは、X方向およびY方向に沿う平面状に形成されている。例えば、第2領域42は、Z方向で、複数の半導体メモリチップ31,32と重ならない位置に設けられている。第2領域42は、Z方向で、外部接続端子20(例えば最外周に配置された外部接続端子20)の少なくとも一部と重なってもよい。第2領域42は、Z方向で、ボンディングワイヤBW1の少なくとも一部およびパッド11の少なくとも一部と重なってもよい。第2領域42は、Z方向で、基板10の第2面10bに対して厚さT2を有する。厚さT2は、「第2厚さ」の一例である。第2領域42の厚さT2は、第1領域41の厚さT1よりも薄い。
以上のような構成により、封止樹脂部40の周端部には、封止樹脂部40の中央部に対して低くなった段差部が設けられている。言い換えると、半導体装置1Aは、第1部分51と、第1部分51の外周側に位置してZ方向で第1部分51よりも薄い第2部分(張出部)52とを含む。第1部分51は、封止樹脂部40の第1領域41を含む部分である。第2部分52は、封止樹脂部40の第2領域42を含む部分である。
本実施形態では、第2領域42の厚さT2は、Z方向における半導体メモリチップ30(例えば、第1半導体メモリチップ31)の厚さS1よりも厚い。言い換えると、第2領域42の表面42aは、第1半導体メモリチップ31よりも+Z方向側に位置する。
本実施形態では、第1領域41の厚さT1と第2領域42の厚さT2との差は、第2領域42の厚さT2よりも小さい。例えば、第2領域42の厚さT2は、1.0mmである。第1領域41の厚さT1と第2領域42の厚さT2との差は、0.5mm未満であり、例えば0.1mm〜0.3mmである。例えば、第2領域42の表面42aは、第1半導体メモリチップ31と基板10とを接続するボンディングワイヤBW1よりも+Z方向側に位置する。一方で、第2領域42の表面42aは、第2半導体メモリチップ32に接続されたボンディングワイヤBW1の一部よりも−Z方向側(すなわち基板10の近く)に位置してもよい。第1半導体メモリチップ31は、「第1半導体部品」の一例である。第2半導体メモリチップ32は、「第2半導体部品」の一例である。
<2.2 第2半導体装置の構成>
図3は、第2半導体装置1Abおよび検査用部品220Aを示す図である。第2半導体装置1Abは、例えば4枚の半導体メモリチップ30を有する。第2半導体装置1Abに搭載される半導体メモリチップ30の数は、第1半導体装置1Aaに搭載される半導体メモリチップ30の数よりも多い。第2半導体装置1Abは、第1半導体装置1Aaと比べて、半導体メモリチップ30の数が多いことで大きな記憶容量を有する。ただし、第2半導体装置1Abに搭載される半導体メモリチップ30の数は、3枚以下でもよく、5枚以上でもよい。
本実施形態では、4枚の半導体メモリチップ30は、第1から第4の半導体メモリチップ31,32,33,34を含む。第1半導体メモリチップ31は、基板10の第2面10bに載置されている。第2半導体メモリチップ32は、基板10とは反対側から第1半導体メモリチップ31に重ねられている。第2半導体メモリチップ32は、第1半導体メモリチップ31に対して−X方向にずれて配置されている。第1および第2の半導体メモリチップ31,32は、それぞれ第1および第2の半導体メモリチップ31,32の+X方向の端部に設けられたボンディングワイヤBW1によって基板10の第2面10bのパッド11に電気的に接続されている。
第3半導体メモリチップ33は、基板10とは反対側から第2半導体メモリチップ32に重ねられている。第3半導体メモリチップ33は、第2半導体メモリチップ32に対して−X方向にずれて配置されている。第4半導体メモリチップ34は、基板10とは反対側から第3半導体メモリチップ33に重ねられている。第4半導体メモリチップ34は、第3半導体メモリチップ33に対して+X方向にずれて配置されている。第3および第4の半導体メモリチップ33,34は、それぞれ第3および第4の半導体メモリチップ33,34の−X方向の端部に設けられたボンディングワイヤBW2によって基板10の第2面10bのパッド12に電気的に接続されている。
第2半導体装置1Abの封止樹脂部40は、第1半導体装置1Aaの封止樹脂部40と同様に、第1領域41と、第2領域42とを含む。第2半導体装置1Abの第1領域41および第2領域42は、+Z方向側から見た場合、第1半導体装置1Aaの第1領域41および第2領域42と同じ形状を有する。第2半導体装置1Abの第1領域41は、Z方向で、複数の半導体メモリチップ31,32,33,34およびボンディングワイヤBW1,BW2と重なり、複数の半導体メモリチップ31,32,33,34およびボンディングワイヤBW1,BW2を一体に覆う。第2半導体装置1Abの第1領域41は、Z方向で、基板10の第2面10bに対して厚さT3を有する。厚さT3は、「第1厚さ」の別の一例である。
一方で、第2半導体装置1Abの第2領域42は、Z方向で、複数の半導体メモリチップ31,32,33,34と重ならない位置に設けられている。第2半導体装置1Abの第2領域42は、Z方向で、外部接続端子20(例えば最外周に配置された外部接続端子20)の少なくとも一部と重なってもよい。第2半導体装置1Abの第2領域42は、Z方向で、ボンディングワイヤBW1,BW2の少なくとも一部およびパッド11,12の少なくとも一部と重なってもよい。第2半導体装置1Abの第2領域42は、Z方向で、基板10の第2面10bに対して厚さT4を有する。厚さT4は、「第2厚さ」の別の一例である。第2領域42の厚さT4は、第1領域41の厚さT3よりも薄い。例えば、第2領域42の表面42aは、第1半導体メモリチップ31と基板10とを接続するボンディングワイヤBW1よりも+Z方向側に位置する。一方で、第2領域42の表面42aは、第4半導体メモリチップ34に接続されたボンディングワイヤBW2の少なくとも一部よりも−Z方向側(すなわち基板10の近く)に位置してもよい。第4半導体メモリチップ34は、「第2半導体部品」の別の一例である。
本実施形態では、第2半導体装置1Abの第1領域41の厚さT3は、第1半導体装置1Aaの第1領域41の厚さT1よりも厚い。第2半導体装置1Abの第1領域41の厚さT3は、例えば、第2半導体装置1Abの半導体メモリチップ30の枚数が第1半導体装置1Aaの半導体メモリチップ30の枚数と比べて多い分だけ厚い。一方で、第2半導体装置1Abの第2領域42の厚さT4は、第1半導体装置1Aaの第2領域42の厚さT2と同じである。言い換えると、半導体装置1Aa,1Abの第2領域42の厚さT2,T4は、内部に搭載される半導体メモリチップ30の枚数によらない一定の厚さである。
<3.検査用部品の構成>
次に、図2および図3を参照し、検査用部品220Aについて説明する。検査用部品220Aは、例えば、基部221と、突出部222とを有する。基部221は、移動機構230に取り付けられて移動機構230によって支持される。基部221は、+Z方向側から見た場合、半導体装置1Aの第1領域41を覆う矩形状に形成されている。基部221は、検査装置200の受け部211に半導体装置1Aが載置された場合、半導体装置1Aの第1領域41に面する。
突出部222は、基部221に対して−Z方向に突出して設けられている。本実施形態では、突出部222は、+Z方向側から見た場合、半導体装置1Aの第2領域42に対応する枠状に形成されている。すなわち、突出部222は、半導体装置1Aの封止樹脂部40の第1から第4の端部40a,40b,40c,40dに対応する枠状に形成されている。突出部222は、検査装置200の受け部211に半導体装置1Aが載置された場合、半導体装置1Aの第2領域42に面する。突出部222は、半導体装置1Aの検査時に、移動機構230によって検査用部品220Aが下方に移動されることで、半導体装置1Aの第2領域42に接触し、半導体装置1Aの第2領域42を検査装置200の受け部211に向けて押圧する。突出部222は、「押圧部」の一例である。
ここで、基部221に対する突出部222の突出量Qは、第1半導体装置1Aaの第1領域41の厚さT1と第2領域42の厚さT2との差よりも大きい。さらに、基部221に対する突出部222の突出量Qは、第2半導体装置1Abの第1領域41の厚さT3と第2領域42の厚さT4との差よりも大きい。これにより、突出部222は、検査用部品220Aが半導体装置1Aの第1領域41から離間した状態で、半導体装置1Aの第2領域42に接触して半導体装置1Aの第2領域42を検査装置200の受け部211に向けて押圧可能である。
<4.作用>
以上を纏めると、次のように言うことができる。例えば、外部接続端子20の配置が同じ場合、半導体装置1の厚さによらずに共通の検査用部品を使用したい。しかしながら、例えば任意の高さ位置へ検査用部品を移動させることが難しい検査装置の場合、半導体装置1の厚さに応じて検査用部品を交換する必要がある。この場合、半導体装置1の種類に応じて複数の検査用部品を準備する必要があり、検査に関するコストが高くなる。
そこで本実施形態では、半導体装置1Aは、第1厚さT1,T3を有した第1領域41と、第1厚さT1,T3よりも薄い第2厚さT2,T4を有した第2領域42とを含む封止樹脂部40を有する。このような構成によれば、半導体装置1の種類に依存しない厚さを持つ第2領域42が設けられることで、厚さが異なる複数種類の半導体装置1Aa,1Abに対して1つの検査用部品220(例えば検査用部品220A)を用いて検査することができる。これにより、検査に関するコスト低減を図ることができる。なお、検査用部品220は、上記2種類の半導体装置1Aa,1Abに加えて、例えば、8枚の半導体メモリチップ30を搭載した第3半導体装置や、16枚の半導体メモリチップ30を搭載した第4半導体装置などに対しても共通して使用することができる。
加えて、上記構成によれば、単純に検査用部品220の購入費用が抑えられるだけでなく、検査時の装置部品交換の回数が減ることによる人件費などの各種費用の削減、装置停止時間が減ることによる検査効率の向上も期待することができる。例えば、低温検査を行う場合、結露防止のために高温乾燥時間を経て装置部品交換を行うため必要がある。このため、低温検査を行う場合に検査用部品220の交換の回数を減らすことができると、検査効率のさらなる向上を期待することができる。
本実施形態では、第2領域42は、半導体メモリチップ30とZ方向で重ならない位置に設けられている。このような構成によれば、第2領域42の厚さT2,T4を半導体メモリチップ30の数によらずに設定することができる。
本実施形態では、第2厚さT2,T4は、Z方向における半導体メモリチップ30の厚さS1よりも厚い。このような構成によれば、例えば、検査用部品220が用いられる複数種類の半導体装置1に含まれる最も薄い半導体装置1として、封止樹脂部40の全体が厚さT2を有した半導体装置1を採用することができる。このような半導体装置1は、例えば、半導体メモリチップ30を1枚のみ有した半導体装置である。このような半導体装置1であっても、封止樹脂部40の全体が厚さT2を有することで、半導体装置1Aa,1Abと共通の検査用部品220を用いて検査を行うことができる。
本実施形態では、封止樹脂部40の第2領域42は、封止樹脂部40の外形の4辺に沿う枠状に設けられている。このような構成によれば、枠状の突出部222を有した検査用部品220Aによって半導体装置1Aを押圧することが可能になる。枠状の突出部222によれば、半導体装置1Aの全体をより安定して押圧することができるため、検査精度をより高めることができる。
次に、第1の実施形態のいくつかの変形例について説明する。各変形例において以下に説明する以外の構成は、上記第1の実施形態の構成と同様である。以下に説明する複数の変形例は、互いに組み合わされて実現されてもよい。
(第1変形例)
図4は、第1変形例の半導体装置1A(例えば第1半導体装置1Aa)を示す断面図である。第1変形例では、半導体装置1Aは、第1の実施形態の構成に加えて、コントローラチップ55および電子部品56を有する。
コントローラチップ55は、複数の半導体メモリチップ30を制御する電子部品である。コントローラチップ55は、半導体装置1に対する外部からのコマンド(例えば、リードコマンド、ライトコマンド、またはイレーズコマンド)に基づいて1つ以上の半導体メモリチップ30と通信を行い、上記コマンドで要求された処理を実行する。コントローラチップ55は、例えば、SoC(System on a chip)で構成されている。コントローラチップ55は、例えば、複数の外部接続端子20を介して外部と接続されるホストインターフェース、ボンディングワイヤBW1などを介して複数の半導体メモリチップ30と接続されるメモリインターフェース、CPU(Central Processing Unit)、および内部メモリなどを含む。内部メモリは、例えばSRAM(Static Random Access Memory)である。コントローラチップ55は、「コントローラ部品」の一例である。
コントローラチップ55は、基板10と第1半導体メモリチップ31との間に配置されている。例えば、コントローラチップ55は、基板10の第2面10bに設けられている。複数の半導体メモリチップ30は、コントローラチップ55上に積層されている。例えば、コントローラチップ55のZ方向の厚さS2は、半導体メモリチップ30の厚さよりも厚い。
電子部品56は、基板10の第2面10bに設けられている。電子部品56は、例えば、抵抗部品、コンデンサ部品、または各種IC部品であるが、これらに限定されない。電子部品56は、例えば、半導体メモリチップ30の数によらず共通して利用可能な部品である。
封止樹脂部40の第1領域41は、Z方向で、コントローラチップ55、複数の半導体メモリチップ30、およびボンディングワイヤBW1と重なり、基板10とは反対側からコントローラチップ55、複数の半導体メモリチップ30、およびボンディングワイヤBW1を覆う。
封止樹脂部40の第2領域42は、Z方向で、コントローラチップ55および複数の半導体メモリチップ30と重ならない位置に設けられている。封止樹脂部40の第2領域42は、電子部品56と重なり、基板10とは反対側から電子部品56を覆う。第2領域42の厚さT2は、コントローラチップ55のZ方向の厚さS2と、第1半導体メモリチップ31のZ方向の厚さS1との合計よりも厚い。
第1変形例の第2半導体装置1Abは、上述した第1変形例の第1半導体装置1Aaの構成に対して、第1の実施形態と同様に第3および第4のメモリチップ33,34が設けられている。このような構成によれば、半導体メモリチップ30とコントローラチップ55とが積層された半導体装置1であっても、第1の実施形態と同様に、検査に関するコストの低減を図ることができる。本実施形態では、第2領域42を利用して電子部品56が実装されている。このような構成によれば、半導体装置1に第2領域42が設けられる場合でも、半導体装置1の小型化を図ることができる。
(第2変形例)
図5は、第2変形例の半導体装置1Aを示す平面図である。第2変形例では、半導体装置1Aは、上記第1の実施形態の構成に対して、封止樹脂部40の第2領域42の位置が異なる。
第2変形例では、半導体メモリチップ30の長手方向は、半導体装置1Aの長手方向(封止樹脂部40の長手方向、X方向)と一致する。半導体メモリチップ30のX方向の両端部には、ボンディングワイヤBW1,BW2が接続されている。一方で、半導体メモリチップ30のY方向の両端部には、ボンティングワイヤが接続されていない。
第2変形例では、封止樹脂部40の第2領域42は、+Z方向側から見た場合、矩形状の封止樹脂部40の外形に含まれる互いに離れた2辺R1,R2(すなわち、封止樹脂部40の第1および第2の端部40a,40b)それぞれに沿って設けられている。2辺R1,R2は、封止樹脂部40の長手方向に沿う辺である。一方で、封止樹脂部40の第3および第4端部40c,40dには、第2領域42は、設けられていない。封止樹脂部40の第3および第4端部40c,40dには、第1領域41が設けられている。言い換えると、封止樹脂部40の第2領域42は、封止樹脂部40の端部のなかで、複数のボンディングワイヤBW1,BW2に対して隣り合わない端部40a,40bにだけ設けられている。第2変形例では、全てのボンディングワイヤBW1,BW2は、封止樹脂部40の第1領域41によって覆われている。このような構成によれば、封止樹脂部40の第2領域42の厚さT2,T4をボンディングワイヤBW1,BW2の高さによらずに低く設定することができる。これにより、半導体装置1Aの薄型化を図ることができる。
第2変形例では、コントローラチップ55および電子部品56は、半導体メモリチップ30に対してZ方向では重ならず、半導体メモリチップ30に対して−X方向側に位置する。コントローラチップ55および電子部品56は、基板10の第2面10bに設けられている。コントローラチップ55および電子部品56は、封止樹脂部40の第1領域41によって覆われている。第2変形例では、+Z方向側から見た場合、コントローラチップ55と封止樹脂部40の第2領域42との間の最短距離L2は、半導体メモリチップ30と封止樹脂部40の第2領域42との間の最短距離L1よりも短い。
第2変形例では、検査用部品220Aは、基部221と、一対の突出部222a,222bとを有する。突出部222a,222bは、第1の実施形態の突出部222と同様に、基部221から突出している。突出部222a,222bは、+Z方向側から見た場合、半導体装置1Aの第2領域42に対応する位置に設けられている。すなわち、一対の突出部222a,222bは、基部221のY方向の両端部に設けられている。一方で、突出部222a,222bは、基部221のX方向の両端部には設けられていない。突出部222a,222bは、検査装置200の受け部211に半導体装置1Aが載置された場合、半導体装置1Aの第2領域42に面する。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様に、検査に関するコストの低減を図ることができる。例えば本変形例では、封止樹脂部40の第2領域42は、封止樹脂部40の外形の互いに離れた2辺R1,R2それぞれに沿って設けられている。このような構成によれば、封止樹脂部40の両端部を検査用部品220Aによって押圧することができ、半導体装置1Aをより安定して支持することができる。本実施形態では、封止樹脂部40の第2領域42は、封止樹脂部40の長手方向に沿う2辺R1,R2に沿って設けられている。これにより、半導体装置1Aをさらに安定して支持することができる。
ここで、封止樹脂部40の第2領域42は、第1領域41よりも薄い。さらに、第1領域41と第2領域42との境界部は、段差を有し、外部に露出した比較的大きな表面積をする。このため、第2領域42の近傍は、第1領域41と比べて放熱性が良好である。本実施形態では、コントローラチップ55は、半導体メモリチップ30と比べて発熱量が大きい。+Z方向側から見た場合、コントローラチップ55と封止樹脂部40の第2領域42との間の最短距離L2は、半導体メモリチップ30と封止樹脂部40の第2領域42との間の最短距離L1よりも短い。このような構成によれば、コントローラチップ55で生じた発熱を、第2領域42を通じて外部に効率的に放熱することができる。これにより、半導体装置1Aの動作速度および寿命を向上させることができる。
(第3変形例)
図6は、第3変形例の半導体装置1Aを示す平面図である。第3変形例では、半導体装置1Aは、上記第1の実施形態の構成に対して、第2領域42の位置が異なる。
第3変形例では、半導体メモリチップ30の長手方向は、半導体装置A1の長手方向(封止樹脂部40の長手方向、X方向)と一致する。第3変形例では、半導体メモリチップ30のY方向の両端部には、ボンディングワイヤBW1,BW2が接続されている。一方で、半導体メモリチップ30のX方向の両端部には、ボンティングワイヤが接続されていない。このような構成によれば、第2変形例と比べて、ボンディングワイヤBW1,BW2の数を増やすことができる。
第3変形例では、封止樹脂部40の第2領域42は、+Z方向側から見た場合、矩形状の封止樹脂部40の外形に含まれる互いに離れた2辺R3,R4(すなわち、封止樹脂部40の第3および第4の端部40c,40d)それぞれに沿って設けられている。2辺R3,R4は、封止樹脂部40の長手方向とは直交した辺である。一方で、封止樹脂部40の第1および第2端部40a,40bには、第2領域42は、設けられていない。封止樹脂部40の第1および第2端部40a,40bには、第1領域41が設けられている。言い換えると、封止樹脂部40の第2領域42は、封止樹脂部40の端部のなかで、複数のボンディングワイヤBW1,BW2に対して隣り合わない端部40c,40dにだけ設けられている。第3変形例では、全てのボンディングワイヤBW1,BW2は、封止樹脂部40の第1領域41によって覆われている。このような構成によれば、封止樹脂部40の第2領域42の厚さT2,T4をボンディングワイヤBW1,BW2の高さによらずに低く設定することができる。これにより、半導体装置1Aの薄型化を図ることができる。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様に、検査に関するコストの低減を図ることができる。本変形例の構成によれば、封止樹脂部40の両端部を検査用部品220Aによって押圧することができ、半導体装置1Aをより安定して支持することができる。本変形例の構成によれば、例えば第2変形例と比べて第2領域42が小さいため、半導体装置1Aの内部の実装領域を大きく確保することができる。
(第4変形例)
図7は、第4変形例の半導体装置1Aを示す平面図である。第4変形例では、半導体装置1Aは、上記第1の実施形態の構成に対して、第2領域42の位置が異なる。
第4変形例の半導体装置1Aでは、封止樹脂部40の第2領域42は、+Z方向側から見た場合、封止樹脂部40の外形の4つの角部に設けられている。検査用部品220Aは、基部221と、4つの突出部222a,222b,222c,222dとを有する。4つの突出部222a,222b,222c,222dは、上記第1の実施形態の突出部222と同様に、基部221から突出している。4つの突出部222a,222b,222c,222dは、+Z方向側から見た場合、半導体装置1Aの第2領域42に対応する位置に設けられている。すなわち、4つの突出部222a,222b,222c,222dは、検査用部品220Aの基部221の4つの角部に設けられている。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様に、検査に関するコストの低減を図ることができる。本変形例の構成によれば、検査時に半導体装置1Aを安定して押圧することができるとともに、半導体装置1Aの内部の実装領域を大きく確保することができる。
(第5変形例)
図8は、第5変形例の半導体装置1Aを示す断面図である。図8中の上部は、検査用部品220Aに対して半導体装置1Aの位置ずれが生じている状態を示す。図8中の下部は、検査用部品220Aに対して半導体装置1Aの位置ずれが修正された状態を示す。
第5変形例では、封止樹脂部40の第1領域41は、第2領域42と隣り合う端部41eを有する。端部41eには、半導体装置1Aの位置ずれを修正するための傾斜部61が設けられている。傾斜部61は、第1領域41から第2領域42に近付くほど低くなるように傾斜している。傾斜部61は、例えば、第1領域41の全周の端部41e(+X方向の端部、−X方向の端部、+Y方向の端部、および−Y方向の端部)に設けられている。
第5変形例では、検査用部品220Aに対して半導体装置1Aの位置ずれが生じている状態で、半導体装置1Aに向けて検査用部品220Aを移動させると、検査用部品220Aの突出部222が封止樹脂部40の傾斜部61に接触する。この状態で検査用部品220Aを−Z方向にさらに移動させると、検査用部品220Aの突出部222に対して封止樹脂部40が逃げるように横ずれし、半導体装置1Aの位置ずれが修正される。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様に、検査に関するコストの低減を図ることができる。本変形例の構成によれば、半導体装置1Aの位置ずれが生じた場合でも、半導体装置1Aの位置ずれが修正される。これにより、検査効率のさらなる向上を期待することができる。
(第6変形例)
図9は、第6変形例の半導体装置1Aを示す断面図である。図9中の上部は、検査用部品200Aに対して半導体装置1Aの位置ずれが生じている状態を示す。図9中の下部は、検査用部品220Aに対して半導体装置1Aの位置ずれが修正された状態を示す。
第6変形例では、検査用部品220Aの突出部222は、X方向またはY方向で検査用部品の内側に向いた端部222eを有する。端部222eには、半導体装置1Aの位置ずれを修正するための傾斜部62が設けられている。傾斜部62は、X方向またはY方向で、検査用部品220Aの内側に向かうほど+Z方向に位置するように傾斜している。傾斜部62は、例えば、突出部222の全周の端部222e(+X方向の端部、−X方向の端部、+Y方向の端部、および−Y方向の端部)に設けられている。
第6変形例では、第5変形例と同様に、検査用部品220Aに対して半導体装置1Aの位置ずれが生じている状態で、半導体装置1Aに向けて検査用部品220Aを移動させると、検査用部品220Aの突出部222の傾斜部62が封止樹脂部40の第1領域41の表面41aに接触する。この状態で検査用部品220Aをさらに−Z方向に移動させると、検査用部品220Aの突出部222に対して封止樹脂部40が逃げるように横ずれし、半導体装置1Aの位置ずれが修正される。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様に、検査に関するコストの低減を図ることができる。本変形例の構成によれば、半導体装置1Aの位置ずれが生じた場合でも、半導体装置1Aの位置ずれが修正される。これにより、検査効率のさらなる向上を期待することができる。
(第7変形例)
図10は、第7変形例の半導体装置1Aを示す図である。第7変形例では、半導体装置1Aは、放熱用の金属部品71を有する。金属部品71は、基板10とは反対側から封止樹脂部40の第2領域42と重なり、第2領域42の表面42aに接着などで取り付けられている。金属部品71のZ方向の厚さは、封止樹脂部40の第1領域41の厚さT3と第2領域42の厚さT4との差(または厚さT1と厚さT2との差)と同じである。金属部品71のX方向およびY方向の形状は、封止樹脂部40の第2領域42のX方向およびY方向の形状と同じである。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様に、検査に関するコストの低減を図ることができる。本変形例の構成によれば、第1領域41と第2領域42との段差を利用して放熱用の金属部品71が設けられている。このような構成によれば、半導体装置1Aの厚さの増加を抑制しつつ、半導体装置1Aの放熱性の向上を図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、図11から図14を参照し、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、検査用部品220が回転されることで複数種類の半導体装置1に対して利用可能である点で、第1の実施形態とは異なる。第2の実施形態において以下に説明する以外の構成は、第1の実施形態の構成と同様である。
図11は、第2の実施形態の検査用部品220Bを示す斜視図である。本実施形態の検査用部品220Bは、第1の実施形態の検査用部品220Aと同様に、半導体装置1を検査装置200の受け部211に向けて押圧するプッシャーである。検査用部品220Bは、例えば、基部221と、一対の突出部222a,222bとを有する。突出部222a,222bは、第1の実施形態の突出部222と同様に、基部221から−Z方向に突出している。検査用部品220Bは、互いに厚さが異なる2種類の半導体装置1に対して使用可能である。
以下では、検査用部品220Bが使用可能な2種類の半導体装置1Ba,1Bb(第1および第2の半導体装置1Ba,1Bb)について説明し、その後、本実施形態の検査用部品220である検査用部品220Bの詳細について説明する。以下では、半導体装置1Ba,1Bbを互いに区別しない場合は、半導体装置1Bと称する。
図12は、第1半導体装置1Baおよび検査用部品220Bを示す図である。第1半導体装置1Baは、基板10、複数の外部接続端子20、1枚以上の半導体メモリチップ30、および封止樹脂部40を有する。第1半導体装置1Baの封止樹脂部40は、第2領域42を有しない。封止樹脂部40は、基板10の第2面10bに対して厚さT1を有する。第1半導体装置1Ba(例えば封止樹脂部40)は、X方向に第1幅W1を有する。第1半導体装置1Ba(例えば封止樹脂部40)は、Y方向に第2幅W2を有する。第2幅W2は、第1幅W1よりも小さい。
図13は、第2半導体装置1Bbおよび検査用部品220Bを示す図である。第2半導体装置1Bbは、基板10、複数の外部接続端子20、複数の半導体メモリチップ30、および封止樹脂部40を有する。第2半導体装置1Bbの封止樹脂部40は、第2領域42を有しない。封止樹脂部40は、基板10の第2面10bに対して厚さT3を有する。第2半導体装置1Bbの封止樹脂部40の厚さT3は、第1半導体装置1Baの封止樹脂部40の厚さT1よりも厚い。第2半導体装置1Bbの厚さT3は、例えば、第2半導体装置1Bbの半導体メモリチップ30の枚数が第1半導体装置1Baの半導体メモリチップ30の枚数と比べて多い分だけ厚い。第2半導体装置1Bbは、+Z方向側から見た場合、第1半導体装置1Baと同じ外形を有する。すなわち、第2半導体装置1Bb(例えば封止樹脂部40)は、X方向に第1幅W1を有する。第2半導体装置1Bb(例えば封止樹脂部40)は、Y方向に第2幅W2を有する。第1半導体装置1Baの基板10の厚さと、第2半導体装置1Bbの基板10の厚さは、互いに同じである。
次に、本実施形態の検査用部品220Bの詳細について説明する。検査用部品220Bの一対の突出部222a,222bは、半導体装置1Ba,1Bbの第1幅W1よりも小さく、且つ、半導体装置1Ba,1Bbの第2幅W2よりも大きな距離で互いに離れている。検査用部品220Bは、Z方向に沿う回転軸RPを中心に、例えば90°回転可能に移動機構230に支持されている。すなわち、検査用部品220Bは、一対の突出部222a,222bが第1半導体装置1Baの長手方向(X方向)に並ぶ第1状態(図12参照)と、一対の突出部222a,222bが第2半導体装置1Bbの長手方向とは交差した方向(例えば直交した方向、Y方向)に並ぶ第2状態(図13参照)とで回転可能である。
図12に示すように、上記第1状態では、検査用部品220Bの突出部222a,222bは、Z方向で、第1半導体装置1Baと重なる。上記第1状態では、検査用部品220Bの突出部222a,222bは、移動機構230によって検査用部品220Bが第1半導体装置1Baに向けて移動されることで、第1半導体装置1Baの封止樹脂部40に接して、第1半導体装置1Baを検査装置200の受け部211に向けて押圧する。
図13に示すように、上記第2状態では、検査用部品220Bの突出部222a,222bは、Z方向で、第2半導体装置1Bbと重ならない。上記第2状態では、検査用部品220Bの基部221は、Z方向で、第2半導体装置1Bbと重なる。上記第2状態では、検査用部品220Bの基部221は、移動機構230によって検査用部品220Bが第2半導体装置1Bbに向けて移動されることで、第2半導体装置1Bbの封止樹脂部40に接して、第2半導体装置1Bbを検査装置200の受け部211に向けて押圧する。
このような構成によれば、検査に関するコストの低減を図ることができる。例えば本実施形態では、半導体装置1Bは、X方向(第1方向)で第1幅W1を有し、Y方向(第2方向)で第1幅W1よりも小さな第2幅W2を有する。検査用部品220Bは、第1幅W1よりも小さく、且つ、第2幅W2よりも大きな距離で互いに離れた一対の突出部222a,222bを有する。このような構成によれば、検査用部品220Bを回転させることで、互いに厚さが異なる複数種類の半導体装置1Bに対して1つの検査用部品220Bを使用することができる。これにより、検査に関するコストの低減を図ることができる。
図14は、第2の実施形態の検査装置200の一例を示す平面図である。検査装置200は、例えば、複数(例えば4つ)の検査用部品220B(第1から第4の検査用部品220B1,220B2,220B3,220B4)を一体に保持した保持ユニットUを有する。保持ユニットUは、複数(例えば4つ)の検査用部品220Bを纏めて上記第1状態と上記第2状態との間で回転させる。このような構成によれば、回転軸RPの数を減らすことができ、検査装置200の低コスト化を図ることができる。ただし、検査用部品220Bは、上記例に代えて、図12、図13で示すように個々に回転させられてもよい。
(第3の実施形態)
次に、図15および図16を参照し、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、検査用部品220が半導体装置1を下方から引っ張ることで半導体装置1に力を加える点で、第1の実施形態とは異なる。第3の実施形態において以下に説明する以外の構成は、第1の実施形態の構成と同様である。
本実施形態の検査装置200は、互いに厚さが異なる複数種類の半導体装置1を、1種類の検査用部品220である検査用部品220Cによって押圧可能である。以下では、まず、複数種類の半導体装置1に含まれる2種類の半導体装置1Ca,1Cb(第1および第2の半導体装置1Ca,1Cb)について説明し、その後、検査用部品220Cについて説明する。以下では、半導体装置1Ca,1Cbを互いに区別しない場合は、半導体装置1Cと称する。
図15は、第1半導体装置1Caおよび検査用部品220Cを示す図である。第1半導体装置1Caは、例えば、第1の実施形態の第1半導体装置1Aaと同様の構成を有する。第1半導体装置1Caは、例えば、封止樹脂部40のX方向の両端部に第2領域42を有する。ただし、第2領域42は、封止樹脂部40の外形の4辺に沿う枠状に設けられてもよく、封止樹脂部40のY方向の両端部に設けられてもよく、封止樹脂部40の4つの角部に設けられてもよい。
図16は、第2半導体装置1Cbおよび検査用部品220Cを示す図である。第2半導体装置1Cbは、例えば、第1の実施形態の第2半導体装置1Abと同様の構成を有する。第2半導体装置1Cbは、例えば、封止樹脂部40のX方向の両端部に第2領域42を有する。ただし、第2領域42は、封止樹脂部40の外形の4辺に沿う枠状に設けられてもよく、封止樹脂部40のY方向の両端部に設けられてもよく、封止樹脂部40の4つの角部に設けられてもよい。第1半導体装置1Caの基板10の厚さと、第2半導体装置1Cbの基板10の厚さは、互いに同じである。第2半導体装置1Cbの第2領域42の厚さT4は、第1半導体装置1Caの第2領域42の厚さT2と同じである。
図15および図16に示すように、本実施形態の検査装置200は、受け部211の下方に配置された移動機構230を有する。検査用部品220Cは、例えば、一対の係合部250a,250bを有する。係合部250a,250bの各々は、基部251と、掛かり部252とを有する。基部251は、ベース210に設けられた貫通穴210aに通され、ベース210の内部を下方から上方に延びている。基部251の下端部は、移動機構230に接続されている。掛かり部252は、基部251の上端部に設けられている。本実施形態では、掛かり部252は、封止樹脂部40の一対の端部(例えば第3および第4の端部40c,40d)に沿って設けられている。
係合部250a,250bは、移動機構230によって、掛かり部252がZ方向で半導体装置1Cと重ならない第1位置P3と、掛かり部252が検査装置200の受け部211とは反対側から半導体装置1Cの第2領域42に面する第2位置P4との間で移動可能(例えば揺動可能)である。係合部250a,250bは、移動機構230によって第1位置P3から第2位置P4に移動された後、移動機構230によって−Z方向に移動される。これにより、掛かり部252は、検査用部品220Cが半導体装置1Cの第1領域41から離間した状態で、半導体装置1Cの第2領域42に接触して半導体装置1Cを検査装置200の受け部211に向けて押圧する。掛かり部252は、「押圧部」の一例である。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様に、検査に関するコスト低減を図ることができる。ただし、掛かり部252は、上記例に代えて、封止樹脂部40の一対の端部の中央部(例えば第3および第4の端部40c,40dのY方向の中央部)のみに対応して設けられてもよいし、封止樹脂部40の4つの角部にだけ対応して設けられてもよい。
(第4の実施形態)
次に、図17および図18を参照し、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、検査用部品220が半導体装置1を下方から引っ張ることで半導体装置1に力を加える点で、第1の実施形態とは異なる。第4の実施形態において以下に説明する以外の構成は、第3の実施形態の構成と同様である。
本実施形態の検査装置200では、互いに厚さが異なる複数種類の半導体装置1を、1種類の検査用部品220である検査用部品220Dによって押圧可能である。以下では、まず、複数種類の半導体装置1に含まれる2種類の半導体装置1Da,1Db(第1および第2の半導体装置1Da,1Db)について説明し、その後、検査用部品220Dについて説明する。以下では、半導体装置1Da,1Dbを互いに区別しない場合は、半導体装置1Dと称する。
図17は、第1半導体装置1Daおよび検査用部品220Dを示す図である。第1半導体装置1Daの封止樹脂部40は、第2領域42を有しない。一方で、本実施形態では、基板10は、本体部80と、複数(例えば4つ)の貫通部81とを有する。
本体部80は、基板10の大部分を形成し、上述した絶縁性の基板本体と、基板本体に設けられた配線パターンとを含む。本体部80は、第1面10aおよび第2面10bを含む。本体部80は、絶縁材料M1で形成されている。絶縁材料M1は、例えば、ガラスエポキシ樹脂など基板10を形成する一般的な絶縁材料である。絶縁材料M1は、「第1絶縁材料」の一例である。
貫通部81は、本体部80に設けられた空洞であり、基板10の第1面10aから第2面10bに達する。第1半導体装置1Daは、基板10の第1面10aから第2面10bまでに距離H1を持つ。
複数の貫通部81は、X方向に関して半導体メモリチップ30の両側に分かれて配置されている。同様に、複数の貫通部81は、Y方向に関して半導体メモリチップ30の両側に分かれて配置されている。「X方向に関して両側」とは、対象物(ここでは半導体メモリチップ30)に対して貫通部81がX方向で並ぶ場合に限定されず、図15に示すように、対象物に対して貫通部81がX方向とは異なる方向(例えばY方向)にずれて配置される場合も含む。この定義は、Y方向についても同様である。貫通部81は、例えば、Y方向に長手方向を有した矩形状または楕円状の長穴である。ただし、貫通部81は、Y方向とは異なる方向に長手方向を有した矩形状または楕円状の長穴でもよい。
封止樹脂部40は、第1部分(絶縁部本体)91と、第2部分(空洞部)92とを含む。第1部分91は、封止樹脂部40の大部分を形成し、基板10とは反対側から複数の半導体メモリチップ30を覆う。第1部分91は、絶縁材料M3で形成されている。絶縁材料M3は、例えば、封止樹脂部40を形成する一般的なモールド樹脂材料である。絶縁材料M3は、「第3絶縁材料」の一例である。
第2部分92は、第1部分91の内部で貫通部81に隣接して設けられている。第2部分92は、第1部分91の内部に設けられた空洞(切欠部)である。第2部分92は、+Z方向側から見た場合、貫通部81の長手方向とは異なる方向で、貫通部81よりも大きく形成されている。
図18は、第2半導体装置1Dbおよび検査用部品220Dを示す図である。第2半導体装置1Dbは、第1半導体装置1Daと同様に、本体部80、貫通部81、第1部分91、および第2部分92を有する。第2半導体装置1Dbにおける基板10の第1面10aから第2面10bまでの距離H2(すなわち第2半導体装置1Dbの基板10の厚さ)は、第1半導体装置1Daにおける基板10の第1面10aから第2面10bまでの距離H1(すなわち第1半導体装置1Daの基板10の厚さ)と同じである。
図17および図18に示すように、検査装置200は、受け部211の下方に配置された移動機構230を有する。検査用部品220Dは、例えば、複数の係合部250a,250b,250c,250dを有する。係合部250a,250b,250c,250dの各々は、例えば、基部251と、掛かり部252とを有する。基部251は、基部251は、ベース210に設けられた貫通穴210aに通され、ベース210の内部を下方から上方に延びている。基部251の下端部は、移動機構230に接続されている。掛かり部252は、基部251の上端部に設けられている。
係合部250a,250b,250c,250dは、半導体装置1Dの内部に設けられた第2部分(空洞部)92に挿入されて半導体装置1Dに係合可能である。本実施形態では、係合部250a,250b,250c,250dは、移動機構230によって、掛かり部252がZ方向で半導体装置1Dと重ならない第1位置P5(図中に2点鎖線で示す)と、掛かり部252が検査装置200の受け部211とは反対側から半導体装置1Dの基板10の第2面10bに面する第2位置P6(図中に破線または実線で示す)とで移動可能(例えば回転可能)である。係合部250a,250b,250c,250dは、移動機構230によって第1位置P5から第2位置P6に移動された後、移動機構230によって−Z方向に移動される。これにより、掛かり部252は、半導体装置1Dの基板10に接触して半導体装置1Dを検査装置200の受け部211に向けて押圧する。掛かり部252は、「押圧部」の一例である。
以上のような構成によれば、第1の実施形態と同様に、検査に関するコスト低減を図ることができる。本実施形態では、検査用部品220Dは、半導体装置1Dの内部に設けられた第2部分(空洞部)92に挿入されて半導体装置1Dに係合し、半導体装置1Dに検査装置200の受け部211に向かう力を加える。このような構成によれば、+Z方向側から見た場合に半導体装置1Dと重なる面積内に係合部250a,250b,250c,250dを配置することができる。これにより、検査装置200の小型化を図ることができる。
ただし、係合部250a,250b,250c,250dの数や配置は、上記例に限定されない。例えば、係合部は、半導体メモリチップ30のX方向の両側(または半導体メモリチップ30のY方向の両側)に分かれて2つだけ設けられてもよい。
(変形例)
図19は、第4の実施形態の変形例の半導体装置1Dを示す。図19に示すように、上述した半導体装置1Dは、検査後に、貫通部81が絶縁材料M2によって埋められ、第2部分92が絶縁材料M4によって埋められてもよい。絶縁材料M2および絶縁材料M4は、例えば、熱可塑性または熱硬化性の合成樹脂である。絶縁材料M2は、「第2絶縁材料」の一例である。絶縁材料M2は、例えば、絶縁材料M1とは異なる材料である。絶縁材料M4は、「第4絶縁材料」の一例である。絶縁材料M4は、例えば、絶縁材料M3とは異なる材料である。ただし、絶縁材料M4は、絶縁材料M3と同じ材料でもよい。絶縁材料M2および絶縁材料M4は、互いに同じ材料でもよい。
以上、いくつかの実施形態および変形例について説明したが、実施形態および変形例は上記例に限定されない。例えば、上述した実施形態および変形例は、互いに組み合わされて実現されてもよい。
図20は、ひとつの変形例の半導体装置1を示す。図20に示すように、半導体装置1は、封止樹脂部40の第1領域41の表面41aに、外部接続端子95(例えば半田ボールのような電気接続部、または半田ボールが接続されるパッド)を有してもよい。変形例の半導体装置1には、別の半導体装置DがZ方向に積層可能である。第1から第4の実施形態または変形例の構成によれば、当該変形例の半導体装置1に対して、上側の外部接続端子95に力を加えずに、下側の外部接続端子20に検査装置200の受け部211に向かう力を加えることができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、半導体装置は、例えば、第1領域と上記第1領域よりも薄い第2領域とを有した絶縁部を有する。このような構成によれば、検査に関するコストの低減を図ることができる。
以下、いくつかの半導体装置、検査用部品、および検査装置について付記する。
[1]第1面と、前記第1面とは反対側に位置した第2面とを含む基板と、
前記第1面に設けられた複数の外部接続端子と、
前記基板に対して前記複数の外部接続端子とは反対側に位置した第1半導体部品と、
前記基板の厚さ方向で第1厚さを有した第1領域と、前記第1領域よりも外周側に位置し、前記厚さ方向で前記第1厚さよりも薄い第2厚さを有した第2領域とを含み、前記基板とは反対側から前記第1半導体部品を覆う絶縁部と、
を備えた半導体装置。
[2]:[1]に記載の半導体装置において、
前記第2領域は、前記第1半導体部品と前記厚さ方向で重ならない位置に設けられた。
[3]:[1]または[2]に記載の半導体装置において、
前記第1厚さと前記第2厚さとの差は、前記第2厚さよりも小さい。
[4]:[1]から[3]のうちいずれか1つに記載の半導体装置において、
前記第2厚さは、前記厚さ方向における前記第1半導体部品の厚さよりも厚い。
[5]:[1]から[4]のうちいずれか1つに記載の半導体装置において、
前記第1半導体部品に対して前記基板とは反対側に位置した第2半導体部品と、
前記第2半導体部品に接続されたボンディングワイヤと、
をさらに備え、
前記第2領域は、前記基板と平行な表面を有し、前記表面は、前記厚さ方向で、前記ボンディングワイヤの少なくとも一部よりも前記基板の近くに位置する。
[6]:[1]から[5]のうちいずれか1つに記載の半導体装置において、
前記基板と前記第1半導体部品との間に位置したコントローラ部品をさらに備え、
前記第2厚さは、前記厚さ方向における前記第1半導体部品の厚さと、前記厚さ方向における前記コントローラ部品の厚さとの合計よりも厚い。
[7]:[1]から[6]のうちいずれか1つに記載の半導体装置において、
前記基板の第2面に設けられたコントローラ部品をさらに備え、
前記厚さ方向で見た場合、前記コントローラ部品と前記第2領域との間の最短距離は、前記第1半導体部品と前記第2領域との間の最短距離よりも短い。
[8]半導体装置の内部に設けられた空洞部に挿入されて前記半導体装置に係合し、前記半導体装置に検査装置の受け部に向かう力を加える係合部、
を備えた検査用部品。
[9]:[8]に記載の検査用部品と、
前記半導体装置が載置される受け部を含むベースと、
前記検査用部品を前記受け部に向けて移動させる移動機構と、
を備えた検査装置。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1,1A,1Aa,1Ab,1B,1Ba,1Bb,1C,1Ca,1Cb,1D,1Da,1Db…半導体装置、10…基板、10a…第1面、10b…第2面、20…外部接続端子、30…半導体メモリチップ(半導体部品)、40…封止樹脂部、41…第1領域、42…第2領域、51…半導体装置の第1部分、52…半導体装置の第2部分、55…コントローラチップ(コントローラ部品)、200…検査装置、220,220A,220B,220C,220D…検査用部品、222,222a,222b,222c,222d…突出部(押圧部)、230…移動機構、250a,250b,250c,250d…係合部、BW1,BW2…ボンディングワイヤ,T1,T3…第1領域の厚さ(第1厚さ)、T2,T4…第2領域の厚さ(第2厚さ)。

Claims (8)

  1. 第1面と、前記第1面とは反対側に位置した第2面とを含む基板と、
    前記第1面に設けられた複数の外部接続端子と、
    前記基板に対して前記複数の外部接続端子とは反対側に位置した半導体部品と、
    前記基板の厚さ方向で第1厚さを有した第1領域と、前記第1領域よりも外周側に位置し、前記厚さ方向で前記第1厚さよりも薄い第2厚さを有した第2領域とを含み、前記基板とは反対側から前記半導体部品を覆う絶縁部と、
    を備えた半導体装置。
  2. 前記絶縁部は、前記厚さ方向で見た場合に、矩形状の外形を有し、
    前記第2領域は、前記外形の互いに離れた2辺それぞれに沿って設けられた、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記絶縁部は、前記厚さ方向で見た場合に、矩形状の外形を有し、
    前記第2領域は、前記外形の4辺に沿う枠状に設けられた、
    請求項1に記載の半導体装置。
  4. 第1絶縁材料を含み第1面と前記第1面とは反対側に位置した第2面とを有した本体部と、空洞または第2絶縁材料を含み前記第1面から前記第2面に達した貫通部とを有した基板と、
    前記第1面に設けられた複数の外部接続端子と、
    前記基板に対して前記複数の外部接続端子とは反対側に位置した半導体部品と、
    第3絶縁材料を含み前記半導体部品を覆う第1部分と、前記第1部分の内部で前記貫通部と隣接して設けられ、空洞または第4絶縁材料を含む第2部分とを有した絶縁部と、
    を備えた半導体装置。
  5. 半導体装置の検査に用いられる検査用部品であって、
    前記半導体装置は、第1部分と、前記第1部分よりも外周側に位置し、前記半導体装置の厚さ方向で前記第1部分よりも薄い第2部分とを有し、
    前記検査用部品は、
    前記検査用部品が前記半導体装置の前記第1部分から離間した状態で、前記半導体装置の前記第2部分に接触可能な押圧部、
    を備えた検査用部品。
  6. 前記検査用部品は、
    前記半導体装置の前記第1部分に面する基部を有し、
    前記押圧部は、前記基部から突出して設けられ、
    前記基部に対する前記押圧部の突出量は、前記半導体装置の前記第1部分と前記半導体装置の前記第2部分との厚さの差よりも大きい、
    請求項5に記載の検査用部品。
  7. 半導体装置の検査に用いられる検査用部品であって、
    前記半導体装置は、前記半導体装置の厚さ方向とは交差した第1方向で第1幅を有し、前記厚さ方向および前記第1方向とは交差した第2方向で前記第1幅よりも小さな第2幅を有し、
    前記検査用部品は、
    基部と、
    前記基部から突出するとともに、前記第1幅よりも小さく、且つ、前記第2幅よりも大きな距離で互いに離れた一対の突出部と、
    を備えた検査用部品。
  8. 請求項5から請求項7のうちいずれか1項に記載の検査用部品と、
    前記半導体装置が載置される受け部を含むベースと、
    前記検査用部品を前記受け部に向けて移動させる移動機構と、
    を備えた検査装置。
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