JP2021144968A - 記憶装置及び記憶装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い性能を有する磁気抵抗効果素子を用いた記憶装置を提供する。【解決手段】メモリセルMCは、セレクタSE及びセレクタの上面上の抵抗変化素子VRを含む。セレクタは、可変抵抗材料32(層)、下部電極31及び上部電極33を含む。可変抵抗材料は、例えば2端子間スイッチ素子であり、2端子のうちの第1端子は可変抵抗材料の上面及び底面の一方に相当し、2端子のうちの第2端子は可変抵抗材料の上面及び底面の他方である。可変抵抗材料は、酸化シリコン(SiO2)を含む。シリコン酸化物及びシリコン酸化物と電気的に接続された抵抗変化素子を含む記憶装置の製造方法は、シリコン酸化物に、シリコン酸化物の第1面からドーパントをイオン注入により導入することを含み、シリコン酸化物の第1面をイオンビームにより削る。【選択図】図4

Description

実施形態は、概して記憶装置に関する。
磁気抵抗効果素子を用いた記憶装置が知られている。
特開2019-57582号公報
高い性能を有する記憶装置を提供しようとするものである。
一実施形態による、シリコン酸化物、及び上記シリコン酸化物と電気的に接続された抵抗変化素子を含む記憶装置の製造方法は、シリコン酸化物に、上記シリコン酸化物の第1面からドーパントをイオン注入により導入することを含む。上記シリコン酸化物の上記第1面がイオンビームにより削られる。
図1は、第1実施形態の記憶装置の機能ブロックを示す。 図2は、第1実施形態のメモリセルアレイの回路図である。 図3は、第1実施形態のメモリセルアレイの一部の断面の構造を示す。 図4は、第1実施形態のメモリセルの構造の例の断面を示す。 図5は、第1実施形態の可変抵抗材料のドーパント濃度分布の例を示す。 図6は、第1実施形態の記憶装置の一部の製造工程の間の或る時点での構造を示す。 図7は、図6に続く時点の構造を示す。 図8は、図7に続く時点の構造を示す。 図9は、図8に続く時点の構造を示す。 図10は、図9に続く時点の構造を示す。 図11は、参考用の可変抵抗材料のドーパント濃度分布の例を示す。 図12は、第2実施形態のメモリセルの構造の例の断面を示す。 図13は、第2実施形態の可変抵抗材料及び周囲の要素のドーパント濃度分布の例を示す。 図14は、第2実施形態の記憶装置の一部の製造工程の間の或る時点での構造を示す。 図15は、図14に続く時点の構造を示す。 図16は、図15に続く時点の構造を示す。 図17は、第3実施形態のメモリセルの構造の例の断面を示す。 図18は、第3実施形態の可変抵抗材料及び周囲の要素のドーパント濃度分布の例を示す。 図19は、第3実施形態の記憶装置の一部の製造工程の間の或る時点での構造を示す。 図20は、図19に続く時点の構造を示す。 図21は、第4実施形態の記憶装置の一部の製造工程の間の或る時点での構造を示す。 図22は、図21に続く時点の構造を示す。 図23は、図22に続く時点の構造を示す。 図24は、第4実施形態の記憶装置の一部の製造工程の間の或る時点での構造を示す。 図25は、図24に続く時点の構造を示す。 図26は、第4実施形態の可変抵抗材料の表面のラフネスとメモリセルの特性の関係を示す。
以下に実施形態が図面を参照して記述される。以下の記述において、略同一の機能及び構成を有する構成要素は同一の参照符号を付され、繰り返しの説明は省略される場合がある。略一の機能及び構成を有する複数の構成要素が相互に区別されるために、参照符号の末尾にさらなる数字又は文字が付される場合がある。
図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なり得る。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。また、或る実施形態についての記述は全て、明示的に又は自明的に排除されない限り、別の実施形態の記述としても当てはまる。各実施形態は、この実施形態の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、実施形態の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定しない。
本明細書及び特許請求の範囲において、ある第1要素が別の第2要素に「接続されている」とは、第1要素が直接的又は常時或いは選択的に導電性となる要素を介して第2要素に接続されていることを含む。
以下、xyz直交座標系が用いられて、実施形態が記述される。以下の記述において、「下」との記述及びその派生語並びに関連語は、z軸上のより小さい座標の位置を指し、「上」との記述及びその派生語並びに関連語は、z軸上のより大きい座標の位置を指す。
<第1実施形態>
<1.構造(構成)>
<1.1.全体の構造>
図1は、第1実施形態の記憶装置の機能ブロックを示す。図1に示されるように、記憶装置1は、メモリセルアレイ11、入出力回路12、制御回路13、ロウ選択回路14、カラム選択回路15、書込み回路16、及び読出し回路17を含む。
メモリセルアレイ11は、複数のメモリセルMC、複数のワード線WL、及び複数のビット線BLを含む。メモリセルMCは、データを不揮発に記憶することができる。各メモリセルMCは、1つのワード線WL及び1つのビット線BLと接続されている。ワード線WLは行(ロウ)と関連付けられている。ビット線BLは列(カラム)と関連付けられている。1つの行の選択及び1つ又は複数の列の選択により、1つ又は複数のメモリセルMCが特定される。
入出力回路12は、例えばメモリコントローラ2から、種々の制御信号CNT、種々のコマンドCMD、アドレス信号ADD、データ(書込みデータ)DATを受け取り、例えばメモリコントローラにデータ(読出しデータ)DATを送信する。
ロウ選択回路14は、入出力回路12からアドレス信号ADDを受け取り、受け取られたアドレス信号ADDにより特定される行と関連付けられた1つのワード線WLを選択された状態にする。
カラム選択回路15は、入出力回路12からアドレス信号ADDを受け取り、受け取られたアドレス信号ADDにより特定される列と関連付けられた複数のビット線BLを選択された状態にする。
制御回路13は、入出力回路12から制御信号CNT及びコマンドCMDを受け取る。制御回路13は、制御信号CNTによって指示される制御及びコマンドCMDに基づいて、書込み回路16及び読出し回路17を制御する。具体的には、制御回路13は、メモリセルアレイ11へのデータの書込みの間に、データ書込みに使用される電圧を書込み回路16に供給する。また、制御回路13は、メモリセルアレイ11からのデータの読出しの間に、データ読出しに使用される電圧を読出し回路17に供給する。
書込み回路16は、入出力回路12から書込みデータDATを受け取り、制御回路13の制御及び書込みデータDATに基づいて、データ書込みに使用される電圧をカラム選択回路15に供給する。
読出し回路17は、センスアンプを含み、制御回路13の制御に基づいて、データ読出しに使用される電圧を使用して、メモリセルMCに保持されているデータを割り出す。割り出されたデータは、読出しデータDATとして、入出力回路12に供給される。
<1.2.メモリセルアレイの回路構成>
図2は、第1実施形態のメモリセルアレイ11の回路図である。図2に示されるように、メモリセルアレイ11は、M+1(Mは自然数)本のワード線WLa(WLa<0>、WLa<1>、…、WLa<M>)及びM+1本のワード線WLb(WLb<0>、WLb<1>、…、WLb<M>)を含む。メモリセルアレイ11はまた、N+1(Nは自然数)本のビット線BL(BL<0>、BL<1>、…、BL<N>)を含む。
各メモリセルMC(MCa及びMCb)は、2つのノードを有し、第1ノードにおいて1本のワード線WLと接続され、第2ノードにおいて1本のビット線BLと接続されている。より具体的には、メモリセルMCaは、αが0以上M以下の整数の全てのケース及びβが0以上N以下の整数の全てのケースの全ての組合せについて、メモリセルMCa<α、β>を含み、メモリセルMCa<α、β>は、ワード線WLa<α>とビット線BL<β>との間に接続される。同様に、メモリセルMCbは、αが0以上M以下の整数の全てのケース及びβが0以上N以下の整数の全てのケースの全ての組合せについて、メモリセルMCb<α、β>を含み、メモリセルMCb<α、β>は、ワード線WLb<α>とビット線BL<β>との間に接続される。
各メモリセルMCは、1つの抵抗変化素子VR(VRa又はVRb)及び1つのセレクタSE(SEa又はSEb)を含む。より具体的には、αが0以上M以下の整数の全てのケース及びβが0以上N以下の整数の全てのケースの全ての組合せについて、メモリセルMCa<α、β>は、抵抗変化素子VRa<α、β>及びセレクタSEa<α、β>を含む。さらに、αが0以上M以下の全てのケース及びβが0以上N以下の整数の全てのケースの全ての組合せについて、メモリセルMCb<α、β>は、抵抗変化素子VRb<α、β>及びセレクタSEb<α、β>を含む。
各メモリセルMCにおいて、抵抗変化素子VRとセレクタSEは直列に接続されている。抵抗変化素子VRは1本のワード線WLと接続されており、セレクタSEは1本のビット線BLと接続されている。
抵抗変化素子VRは、低抵抗の状態と高抵抗の状態との間を切り替わることができる。抵抗変化素子VRは、この2つの抵抗状態の違いを利用して、1ビットのデータを保持することができる。抵抗変化素子VRの例は、磁気抵抗効果を発現する磁気抵抗効果素子、相変化素子を含む。以下の記述は、抵抗変化素子VRが、磁気抵抗効果素子である例に基づく。 セレクタSEは、例えばスイッチング素子であってよい。スイッチング素子は、2つの端子を有し、2端子間に第1閾値未満の電圧が第1方向に印加されている場合、そのスイッチング素子は高抵抗状態、例えば電気的に非導通状態である(オフ状態である)。一方、2端子間に第1閾値以上の電圧が第1方向に印加されている場合、そのスイッチング素子は低抵抗状態、例えば電気的に導通状態である(オン状態である)。スイッチング素子は、さらに、このような第1方向に印加される電圧の大きさに基づく高抵抗状態及び低抵抗状態の間の切り替わりの機能と同じ機能を、第1方向と反対の第2方向についても有する。スイッチング素子のオン又はオフにより、当該スイッチング素子と接続された抵抗変化素子VRへの電流の供給の有無、すなわち当該抵抗変化素子VRの選択又は非選択が制御されることが可能である。
<1.3.メモリセルアレイの構造>
図3は、第1実施形態のメモリセルアレイ11の一部の断面の構造を示す。
図3に示されるように、半導体基板(図示せず)の上方に複数の導電体21が設けられている。導電体21は、y軸に沿って延び、x軸に沿って並ぶ。各導電体21は、1つのワード線WLとして機能する。
各導電体21は、上面において、複数のメモリセルMCbのそれぞれの底面と接続されている。メモリセルMCbは各導電体21上でy軸に沿って並んでおり、このような配置によってメモリセルMCbは行列状に配置されている。各メモリセルMCは、セレクタSEとして機能する構造と、抵抗変化素子VRとして機能する構造を含む。セレクタSEとして機能する構造及び抵抗変化素子VRとして機能する構造は、各々、後述のように1又は複数の層を含む。
メモリセルMCbの上方に、複数の導電体22が設けられている。導電体22は、x軸に沿って延び、y軸に沿って並ぶ。各導電体22は、底面において、x軸に沿って並ぶ複数のメモリセルMCbのそれぞれの上面と接している。各導電体22は、1つのビット線BLとして機能する。
各導電体22は、上面において、複数のメモリセルMCaのそれぞれの底面と接続されている。メモリセルMCaは各導電体22上でx軸に沿って並んでおり、このような配置によってメモリセルMCaは行列状に配置されている。y軸に沿って並ぶ複数のメモリセルMCaのそれぞれの上面上に、さらなる導電体21が設けられている。図2に示される最下の導電体21の層からメモリセルMCaの層までの構造がz軸に沿って繰り返し設けられることによって、図2に示されるようなメモリセルアレイ11が実現されることが可能である。
メモリセルアレイ11は、さらに、導電体21及び導電体22、並びにメモリセルMCを設けられていない領域において層間絶縁体を含む。
<1.4.メモリセルの構造>
図4は、第1実施形態のメモリセルMCの構造の例の断面を示す。図3を参照して記述されるように、各メモリセルMCは、セレクタSE、及びセレクタSEの上面上の抵抗変化素子VRを含む。各メモリセルMCは、さらなる層を含んでいても良い。そのような層の例は、抵抗変化素子VRの上面上のハードマスク44を含む。図4及び以下の記述は、この例に基づく。
セレクタSEは、可変抵抗材料(層)32を含む。セレクタSEは、図4に示されるように、下部電極31及び上部電極33をさらに含み得る。可変抵抗材料32は、例えば2端子間スイッチ素子であり、2端子のうちの第1端子は可変抵抗材料32の上面及び底面の一方に相当し、2端子のうちの第2端子は可変抵抗材料32の上面及び底面の他方である。可変抵抗材料32は、酸化シリコン(SiO)を含み、イオン注入により導入されたドーパントを含有する。ドーパントの例は、ヒ素(As)、ゲルマニウム(Ge)、アンチモン(Sb)、キセノン(Xe)、及びクリプトン(Kr)を含む。
下部電極31及び上部電極33は、例えば、窒化チタン(TiN)を含むか、TiNからなる。
抵抗変化素子VRは、例えば、MTJ(magnetic tunnel junction)を含み、トンネル磁気抵抗効果を示す。具体的には、抵抗変化素子VRは、強磁体(層)41、絶縁体(層)42、及び強磁性体(層)43を含む。例として、図4に示されるように、絶縁体42は強磁性体41の上面上に位置し、強磁性体43は絶縁体42の上面上に位置する。
強磁性体41は、強磁性体41、絶縁体42、及び強磁性体43の界面を貫く方向に沿った磁化容易軸(強磁性体41中の矢印により示されている)を有し、例えば界面に対して45°以上90°以下の角度の磁化容易軸を有し、例えば界面と直交する方向に沿った磁化容易軸を有する。強磁性体41の磁化の向きは記憶装置1でのデータの読出し及び書込みによっても不変であることを意図されている。強磁性体41は、いわゆる参照層として機能することができる。強磁性体41は、複数の層を含んでいてもよい。強磁性体41は、SAF(synthetic antiferromagnetic)構造を有していてもよい。この場合、強磁性体41は、2つの強磁性体、及び2つの強磁性体の間の導電体を含む。当該導電体は、2つの強磁性体を反強磁性的に交換結合させる。
絶縁体42は、例えば、酸化マグネシウム(MgO)を含むか、MgOからなり、いわゆるトンネルバリアとして機能する。
強磁性体43は、例えば、コバルト鉄ボロン(CoFeB)又はホウ化鉄(FeB)を含むか、CoFeB又はFeBからなる。強磁性体43は、強磁性体41、絶縁体42、及び強磁性体43の界面を貫く方向に沿う磁化容易軸(強磁性体43中の矢印により示されている)を有し、例えば界面に対して45°以上90°以下の角度の磁化容易軸を有し、例えば界面と直交する方向に沿う磁化容易軸を有する。強磁性体43の磁化の向きはデータ書込みによって可変であり、強磁性体43は、いわゆる記憶層として機能することができる。
強磁性体43の磁化の向きが強磁性体41の磁化の向きと平行であると、抵抗変化素子VRは、より低い抵抗を有する状態にある。強磁性体43の磁化の向きが強磁性体41の磁化の向きと反平行であると、抵抗変化素子VRは、より高い抵抗を有する状態にある。
強磁性体43から強磁性体41に向かって或る大きさの書込み電流が流れると、強磁性体43の磁化の向きは強磁性体41の磁化の向きと平行になる。一方、強磁性体41から強磁性体43に向かって別の大きさの書込み電流が流れると、強磁性体43の磁化の向きは強磁性体41の磁化の向きと反平行になる。
ハードマスク44は、導電体からなる。図4に示される要素以外の部分には、図示せぬ層間絶縁体が設けられている。
<1.5.可変抵抗材料のドーパント濃度分布>
図5は、第1実施形態の可変抵抗材料32のドーパント濃度分布の例を示す。図5は、或る厚さを有する可変抵抗材料32への、或る条件でのイオン注入の結果生じるドーパントの濃度の分布を示す。図5に示されるように、照射されたイオンの一部は、可変抵抗材料32を通過して、下部電極31にも到達する。以下、可変抵抗材料32及び下部電極31の組のうちの、z軸に沿って上部電極33から離れる方向は、深さ方向と称される。
一般に、イオン注入により形成されるドーパントの濃度分布は、イオン注入の対象において、イオンが進行する方向に沿って広がる正規分布を有する。図5の例では、ドーパント濃度分布は、可変抵抗材料32中で或る極大値を有する。図5では、ドーパント分布は、下部電極31においてピークを有する。これは、可変抵抗材料32と下部電極31が相違する材料を有するためである。以下、説明の便宜上、可変抵抗材料32と下部電極31の組のうちの、可変抵抗材料32中の最大値の濃度がピーク濃度と称される。また、一般に、イオン注入の対象物の中の、イオンが侵入する面の近傍のドーパント濃度は、ほぼゼロである。そして、イオンの侵入面からイオン注入の対象物の内部に近いほど、ドーパント濃度が高い。同様に、可変抵抗材料32及び下部電極31の組のうちのイオンが侵入する面から深さ方向における或る位置において、ドーパント濃度はゼロである。すなわち、図5の例では、下部電極31の底面において、ドーパント濃度はゼロである。
一方、図5に示されるように、可変抵抗材料32のドーパント濃度は、可変抵抗材料32の上面、すなわち可変抵抗材料32と上部電極33の界面においても、ゼロよりもはるかに高い。すなわち、可変抵抗材料32の上面のドーパント濃度は、下部電極31の底面でのドーパント濃度よりも高い。図5の例では、ドーパント濃度分布のうちの、可変抵抗材料32中のピーク濃度の約4分の1である。
<1.6.製造方法>
図6〜図10を参照して、第1実施形態の記憶装置の製造方法が記述される。図6〜図10は、第1実施形態の記憶装置の一部の製造工程の間の状態の構造を順に示す。
図6に示されるように、複数の導電体21(ワード線WL)と、層間絶縁体51が形成される。層間絶縁体51は、導電体21の間の領域に位置し、例えば、導電体21の間の領域を埋め込む。次いで、下部電極31Aが形成される。下部電極31Aは、後に下部電極31へと加工される導電体である。下部電極31Aは、導電体21の上面上及び層間絶縁体51の上面上に亘り、xy面に沿って広がる。さらに、下部電極31Aの上面上に、シリコン酸化物(層)32Aが形成される。シリコン酸化物32Aは、xy面に沿って広がる。シリコン酸化物32Aは、後の工程で、可変抵抗材料32へと加工される要素である。
図7に示されるように、シリコン酸化物32Aに対して、上方からヒ素イオンがイオン注入によって導入される。シリコン酸化物32Aは、上記のように可変抵抗材料32へと加工される要素であり、イオン注入は、可変抵抗材料32が所望の特性を有することを可能にするドーズ量やエネルギーを用いて行われる。例えば、イオン注入は、シリコン酸化物32Aのうちの深さ方向における中央より下側にドーパントのピーク濃度が位置する条件で行われる。イオン注入により、シリコン酸化物32Aは、可変抵抗材料32Bとなる。
図8に示されるように、可変抵抗材料32Bの上面がイオンビームエッチング(IBE)によりエッチバックされる。IBEでイオンビームの例は、アルゴン(Ar)、Kr、及びXeを含む。IBEにより、可変抵抗材料32Bの上面は低下し、可変抵抗材料32Cとなる。可変抵抗材料32Cは、後の工程で可変抵抗材料32へと成形される要素であり、例えば、可変抵抗材料32の厚さと同じ又は実質的に同じ厚さを有する。
図9に示されるように、可変抵抗材料32Cの上面上に、上部電極33A、強磁性体41A、絶縁体42A、及び強磁性体43Aが、この順に形成される。上部電極33A、強磁性体41A、絶縁体42A、及び強磁性体43Aは、後の工程で、それぞれ、上部電極33、強磁性体41、絶縁体42、及び強磁性体43へと成形される要素である。
さらに、強磁性体43の上面上に、ハードマスク44Aが形成される。ハードマスク44Aは、メモリセルMCが形成される予定の領域の上方において残存するとともに残りの部分で開口47を有する。ハードマスク44Aをマスクとして用いるIBEによって、強磁性体43A、絶縁体42A、強磁性体41A、上部電極33A、可変抵抗材料32C、及び下部電極31Aが部分的に除去される。この結果、図4に示されるように、強磁性体43、絶縁体42、強磁性体41、上部電極33、可変抵抗材料32、及び下部電極31が形成される。IBEによって、ハードマスク44Aの上面は低下し、ハードマスク44となる。この後、導電体22が形成される。
<1.7.シリコン酸化物32Aのエッチバックの詳細>
図10を参照して、図8を参照して記述されるシリコン酸化物32Aのエッチバックがさらに記述される。
図10は、左下の部分において、第1実施形態のシリコン酸化物32Aのエッチバックされる量(厚さ)と可変抵抗材料32の或る電圧との関係の例を示す。図10は、さらに、図7の工程の終了直後の、すなわちエッチバック前の可変抵抗材料32Bのドーパント濃度分布の例を示す。
可変抵抗材料32の特性は、図2を参照して記述されるように可変抵抗材料32のオンとオフとの間のスイッチングが生じる電圧の境界である閾値電圧(第1閾値及び第2閾値等)と、フォーミング電圧を含む。フォーミング電圧は、可変抵抗材料32を含む可変抵抗材料が一般に有する特性である。可変抵抗材料32を含む可変抵抗材料は、スイッチングを発現できるようになるために、可変抵抗材料32の使用の中で最初に或る高さの電圧を印加される必要がある。可変抵抗材料32は、この電圧を一旦印可された後は、スイッチングを行うことができるようになり、この電圧はフォーミング電圧と称される。閾値電圧及びフォーミング電圧は可変抵抗材料の電流の流れやすさに少なくとも部分的に依存する。そして、電流の流れやすさは、可変抵抗材料がシリコンをベースとしている場合、可変抵抗材料中のドーパントの濃度に少なくとも部分的に依存する。可変抵抗材料32が、望まれる特性を有することを可能にするために、閾値電圧とフォーミング電圧がある目標の高さに設定される。そのような高さとなることを目指して決定される量、可変抵抗材料32Bの上面(可変抵抗材料32Bの深さ方向に沿う軸(深さ方向軸)の座標がゼロの位置の面)がエッチバックされる。以下、深さ軸上の或る座標は深さ方向位置と称される場合がある。
図10に示される可変抵抗材料32Bのドーパント濃度分布の例では、可変抵抗材料32Bの上面でのドーパント濃度がピーク濃度(=8C(Cは或る特定の値))の4分の1(=2C)であると、可変抵抗材料32の閾値電圧及びフォーミング電圧が目標の高さを有する。この関係に基づいて、可変抵抗材料32Bの上面からのエッチバック厚さが決定される。図10の例に基づくと、ピーク濃度を有する深さ方向位置と可変抵抗材料32Bの上面との距離が100%であると扱われると、深さ方向位置が可変抵抗材料32Bの上面から、可変抵抗材料32Bの上面とピーク濃度の深さ方向位置との間の距離の25%の位置において、ドーパント濃度が2aである。このことに基づいて、可変抵抗材料32Bは、上面からピーク濃度の深さ方向位置までの厚さ(=4t)の4分の1(=t)の厚さの部分を除去される。このようなエッチバックの結果、可変抵抗材料32Cは、図5に示されるドーパント濃度分布を有することになる。
上記のように、対象物への不純物のイオン注入により対象物中に形成される不純物の濃度の分布は、対象物の深さ方向(イオンを注入される面から離れる方向)に沿って、正規分布を有することが知られている。一方で、可変抵抗材料32のドーパント濃度分布は、正規分布の端の一部を欠いている。このため、可変抵抗材料32のドーパント濃度は、上面においてゼロよりもはるかに高く、ピーク濃度に向かって上昇し続ける。上面でのドーパント濃度は、図10を参照して記述されるように、閾値電圧及びフォーミング電圧の目標値に依存し、さらに、ピーク濃度の位置、イオン注入のエネルギーなどの要素にも依存する。このため、上面での濃度は、記憶装置1の設計事項に依存する。しかしながら、正気分布の特性に起因して、可変抵抗材料32は、上面において、ピーク濃度の8分の1以上の濃度を有する。
<1.8.利点(効果)>
第1実施形態によれば、以下に記述されるように、高い性能を有する記憶装置1が実現されることが可能である。
図11は、図5と同様に、参考用のメモリセルMCrの可変抵抗材料132のドーパント濃度分布の例を示す。メモリセルMCrは、第1実施形態での可変抵抗材料32に代えて可変抵抗材料132を含む。メモリセルMCrは、可変抵抗材料132にドーパントが導入された後に可変抵抗材料132がエッチバックされることなく、上部電極33が設けられることにより形成される。このため、可変抵抗材料132のドーパント濃度分布は、ドーパントが導入された直後の形状と同じである。図5及び図10を参照して記述されるように、イオン注入により導入された不純物の濃度は、ガウス分布を有する。このため、図11からも分かるように、可変抵抗材料132は、上面を含む部分において、ドーパントの濃度が非常に低く、ゼロに近い領域(低濃度領域)を含む。このような低濃度領域は、可変抵抗材料132の閾値電圧及びフォーミング電圧の高さの決定に寄与する。すなわち、ドーパントが少ない領域は電流を流しにくく、このため、低濃度領域の存在は、可変抵抗材料132の閾値電圧及びフォーミング電圧を、意図せずに高くし得る。このことは、図10にも示されている。図10に示されるように、エッチバック厚さがゼロであると、閾値電圧及びフォーミング電圧は、目標値よりも高い。
第1実施形態の記憶装置1によれば、可変抵抗材料32は、可変抵抗材料32の上面、すなわち可変抵抗材料32と上部電極33の界面においても、ゼロよりもはるかに高いドーパント濃度を有する。例えば、すなわち、可変抵抗材料32の上面のドーパント濃度は、下部電極31の底面でのドーパント濃度よりも高く、例えば、可変抵抗材料32のピーク濃度の約4分の1である。このため、可変抵抗材料32の閾値電圧及びフォーミング電圧は、可変抵抗材料132の閾値電圧及びフォーミング電圧より低い。よって、記憶装置1は、参考用のメモリセルMCrを含むケースよりも少ない消費電力で動作することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、セレクタSEの構造の点で、第1実施形態と異なる。第2実施形態は、その他の点については、第1実施形態と同じである。以下、第2実施形態の構成のうち、第1実施形態の構成と異なる点が主に記述される。
<2.1.構造(構成)>
図12は、第2実施形態のメモリセルMCの構造の例の断面を示す。第2実施形態のメモリセルMC及びセレクタSEは、第1実施形態でのメモリセルMC及びセレクタSEとの区別のために、それぞれ、メモリセルMC2及びセレクタSE2と称される場合がある。
図12に示されるように、セレクタSE2は、導電体34をさらに含む。導電体34は、可変抵抗材料32の上面上に位置する。上部電極33は、導電体34の上面上に位置する。導電体34は、導電性の元素、例えば金属と、IBEで使用され得るイオンを含有する。導電体34は、上部電極33とともに、電極として機能することができる。
<2.2.可変抵抗材料のドーパント濃度分布>
図13は、第2実施形態の可変抵抗材料32及び周囲の要素のドーパント濃度分布の例を示す。図13は、或る厚さの可変抵抗材料32への或る条件でのイオン注入及びその後の処理(後述される)の結果生じるドーパントの濃度の分布を示す。
図13に示されるように、ドーパントは、第1実施形態と同じく可変抵抗材料32と下部電極31中に分布することに加えて、導電体34中にも分布する。ドーパント濃度の分布は、可変抵抗材料32中のピークを中心にz軸(深さ方向)に沿って上下それぞれに向かって減少し、ガウス分布に近似する。
上記のように、ドーパントの濃度分布は、可変抵抗材料32及び導電体34に亘る。このため、ドーパントの濃度分布のうちの、低濃度の部分は、導電体34中に位置する。よって、ドーパントの濃度は、可変抵抗材料32の上面においても高い。図13の例では、ピーク濃度が約8Cであるのに対して、可変抵抗材料32の上面でのドーパントの濃度は約3Cである。ドーパントの濃度分布のうちのドーパント濃度がC以下の部分は、導電体34中に位置する。
<2.3.製造方法>
図14〜図16を参照して、第2実施形態の記憶装置の製造方法が記述される。図14〜図16は、第2実施形態の記憶装置の一部の製造工程の間の状態の構造を順に示す。図14〜図16は、図13と同様にドーパントの濃度分布も示し、ドーパント濃度分布を破線により示す。
図14に示されるように、第1実施形態の図6及び図7のステップが実行される。この結果、ドーパントの濃度分布が形成される。
図15に示されるように、可変抵抗材料32Bの上面上に金属層52が形成される。金属層52は、例えば、上部電極33と同じ材料又は上部電極33に含まれる材料と同じ材料からなり、例えば、TiNを含むか、TiNからなる。次いで、金属層52の上方からIBEが行われる。IBEでイオンビームの例は、Ar、Kr、及びXeを含む。
図16に示されるように、図15のIBEが継続される。IBEによって、使用されるイオンの一部は、可変抵抗材料32Bに侵入する。また、IBEによるエネルギーを受け取ることによって、金属層52中の金属元素の一部も可変抵抗材料32Bに侵入する。この結果、可変抵抗材料32Bの上部に、導電体34Aが形成されるとともに、可変抵抗材料32Cが形成される。導電体34Aは、後の工程によって、導電体34へと成形される要素である。IBEは継続され、金属層52は、除去される。IBEはさらに継続され、導電体34Aの上面も低下する。このため、可変抵抗材料32Cと導電体34Aの組は、可変抵抗材料32Bよりも薄い。
この後、図9を参照して記述されるのと同様に、導電体34Aの上面上に、上部電極33A、強磁性体41A、絶縁体42A、強磁性体43A、及びハードマスク44Aが、この順に形成される。次いで、ハードマスク44Aをマスクとして用いるIBEによって、強磁性体43A、絶縁体42A、強磁性体41A、上部電極33A、導電体34A、可変抵抗材料32C、及び下部電極31Aが部分的に除去される。この結果、図12に示されるように、強磁性体43、絶縁体42、強磁性体41、上部電極33、導電体34、可変抵抗材料32、及び下部電極31が形成される。
<2.4.利点>
第2実施形態の記憶装置1によれば、可変抵抗材料32へと成形される可変抵抗材料32Bのドーパント濃度の低い部分は、導電体34Aへと加工され、電極の一部として機能する。このため、可変抵抗材料32は、可変抵抗材料32の上面、すなわち可変抵抗材料32と導電体34の界面においても、ゼロよりもはるかに高いドーパント濃度を有する。例えば、すなわち、可変抵抗材料32の上面のドーパント濃度は、下部電極31の底面でのドーパント濃度よりも高く、例えば、可変抵抗材料32のピーク濃度の約4分の1である。このため、第1実施形態と同じ原理により、記憶装置1は、参考用のメモリセルMCrを含むケースよりも少ない消費電力で動作することができる。
<第3実施形態>
第3実施形態は、セレクタSEの構造の点で、第1実施形態と異なる。第3実施形態は、その他の点については、第1実施形態と同じである。以下、第3実施形態の構成のうち、第1実施形態の構成と異なる点が主に記述される。
<3.1.構造(構成)>
図17は、第3実施形態のメモリセルMCの構造の例の断面を示す。第3実施形態のメモリセルMC及びセレクタSEは、第1実施形態でのメモリセルMC及びセレクタSEとの区別のために、それぞれ、メモリセルMC3及びセレクタSE3と称される場合がある。
図17に示されるように、セレクタSE3は、第1実施形態での上部電極33に代えて、上部電極36を含む。上部電極36は、可変抵抗材料32の上面上に位置する。上部電極36は、可変抵抗材料32に含まれるドーパントと同じドーパントを含有する。
<3.2.可変抵抗材料のドーパント濃度分布>
図18は、第3実施形態の可変抵抗材料32及び周囲の要素のドーパント濃度分布の例を示す。図18は、或る厚さの可変抵抗材料32への或る条件でのイオン注入の結果生じるドーパントの濃度の分布を示す。
図18に示されるように、ドーパントは、第1実施形態と同じく可変抵抗材料32と下部電極31中に分布することに加えて、上部電極36中にも分布する。ドーパント濃度の分布は、可変抵抗材料32中のピークを中心にz軸に沿って上下それぞれに向かって減少し、ガウス分布に従う。
上記のように、ドーパントの濃度分布は、可変抵抗材料32及び上部電極36に亘る。このため、ドーパントの濃度分布のうちの、低濃度の部分は、上部電極36中に位置する。よって、ドーパントの濃度は、可変抵抗材料32の上面においても高い。図18の例では、ピーク濃度が約8Cであるのに対して、可変抵抗材料32の上面でのドーパントの濃度は約2Cである。ドーパントの濃度分布のうちのドーパント濃度が低い部分、例えばC以下の部分は、上部電極36中に位置する。
<3.3.製造方法>
図19〜図20を参照して、第3実施形態の記憶装置の製造方法が記述される。図19〜図20は、第3実施形態の記憶装置の一部の製造工程の間の構造を順に示す。図19〜図20は、図18と同様にドーパントの濃度分布も示し、ドーパント濃度分布を破線により示す。
図19に示されるように、第1実施形態の図6のステップが実行されて、下部電極31A及びシリコン酸化物32Aが形成される。さらに、シリコン酸化物32Aの上面上に、上部電極36Aが形成される。上部電極36Aは、後の工程で上部電極36へと加工される要素である。
図20に示されるように、第1実施形態の図7のステップと同様に、上部電極36Aの上方からヒ素イオンがイオン注入によって導入される。イオンの注入の標的であるシリコン酸化物32Aは、上部電極36Aにより覆われている。このため、イオンの有するエネルギーは、イオンが上部電極36Aを通過する間に減衰する。この減衰が考慮された上で、イオン注入は、可変抵抗材料32が所望の特性を有することを可能にするドーズ量やエネルギーを用いて行われる。例えば、イオン注入は、シリコン酸化物32Aのうちの深さ方向における中央近傍にドーパントのピーク濃度が位置する条件で行われる。イオン注入により、シリコン酸化物32A及び上部電極36Aは、それぞれ、可変抵抗材料32B及び上部電極36Bとなる。上部電極36Bは、後の工程で上部電極36へと成形される要素である。イオン注入により形成されるドーパント濃度分布のうちの低濃度の部分は、上部電極36A中に位置する。このため、ドーパント濃度は、図18を参照して記述されるように、可変抵抗材料32の上面においても高い。
この後、図9を参照して記述されるのと同様に、上部電極36Bの上面上に、強磁性体41A、絶縁体42A、強磁性体43A、及びハードマスク44Aが、この順に形成される。次いで、ハードマスク44Aをマスクとして用いるIBEによって、強磁性体43A、絶縁体42A、強磁性体41A、上部電極36B、可変抵抗材料32B、及び下部電極31Aが部分的に除去される。この結果、図12に示されるように、強磁性体43、絶縁体42、強磁性体41、上部電極36、可変抵抗材料32、及び下部電極31が形成される。
<3.4.利点>
第3実施形態の記憶装置1によれば、可変抵抗材料32へと成形されるシリコン酸化物32Aは、上部電極36Bを介してドーパントを導入される。このため、シリコン酸化物32Aは、シリコン酸化物32Aの上面、すなわちシリコン酸化物32Aと上部電極36Aの界面においても、ゼロよりもはるかに高いドーパント濃度を有する。よって、可変抵抗材料32は、可変抵抗材料32の上面、すなわち可変抵抗材料32と上部電極36の界面においても、ゼロよりもはるかに高いドーパント濃度を有する。例えば、すなわち、可変抵抗材料32の上面のドーパント濃度は、下部電極31の底面でのドーパント濃度よりも高く、例えば、可変抵抗材料32のピーク濃度の約4分の1である。このため、第1実施形態と同じ原理により、記憶装置1は、参考用のメモリセルMCrを含むケースよりも少ない消費電力で動作することができる。
<第4実施形態>
第4実施形態は、第1実施形態又は第2実施形態に組み合せて使用され、メモリセルMCの製造方法に関する。
<4.1.第1実施形態との組合せのケース>
図21〜図23は、第4実施形態の記憶装置の一部の製造工程の間の構造を順に示す。図21〜図23は、第4実施形態が第1実施形態に組み合せられた場合について示す。
図21は、第1実施形態の図6に後続する構造を示し、図7の工程と同じ工程を示す。図21に示されるように、ドーパントのイオン注入によって、表層に位置する可変抵抗材料32B(シリコン酸化物32A)の表面の算術平均粗さRa(以下、単にラフネスと称される場合がある)が、イオン注入前よりも高くなることがある。
図22に示されるように、可変抵抗材料32Bの上面上に犠牲材53が形成される。犠牲材53は、例えば、イオン注入前の可変抵抗材料32Bと同じ材料を含むか、イオン注入前の可変抵抗材料32Bと同じ材料からなる。すなわち、犠牲材53は、例えば、シリコン酸化物を含むか、シリコン酸化物からなる。
図23に示されるように、ここまでの工程で得られる構造が、IBEによってエッチバックされる。イオンビームの角度は、xy面に対して、低角度を有し、例えば10°〜30°の角度を有する。IBEによって、犠牲材53が除去される。IBEは、継続され、可変抵抗材料32Bの上面を部分的に除去する。低角度のイオンビームは、エッチング対象の物体を単に除去するだけでなく、対象物のうちのイオンビームに晒される面(すなわち上面)を平坦化する。このため、IBEにより、可変抵抗材料32Bの上面のラフネスは低下し、可変抵抗材料32Cが形成される。
図23の工程は、第1実施形態の図9の工程に継続する。
<4.2.第2実施形態との組合せのケース>
図24及び図25は、第4実施形態の記憶装置の一部の製造工程の間の構造を順に示す。図24及び図25は、第4実施形態が第2実施形態に組み合せられた場合について示す。
図24は、第2実施形態の図14に後続する構造を示す。図24に示されるように、ドーパントのイオン注入によって、表層に位置する可変抵抗材料32B(シリコン酸化物32A)の表面のラフネスが、イオン注入前よりも高くなることがある。次いで、可変抵抗材料32Bの上面上に金属層52が形成される。
図25に示されるように、ここまでの工程で得られる構造が、IBEによってエッチバックされる。イオンビームの角度は、図23を参照して記述されるとの同じく、xy面に対して、低角度を有し、例えば10°〜30°の角度を有する。IBEによって、第2実施形態の図16を参照して記述されるのと同じく、金属層52が除去されるとともに、可変抵抗材料32Bの上部に導電体34が形成される。低角度のIBEにより、図23を参照して記述されるとの同じく、導電体34の上面のラフネスは低下する。
図25の工程は、第2実施形態の図9を参照して記述される工程に継続する。
<4.3.イオンビームの角度>
図26を参照して、低角度のイオンビームを用いたエッチングによるエッチング対象物のラフネスの低下について記述される。
図26は、第4実施形態の可変抵抗材料32の表面(特に、上面)のラフネスとメモリセルMCの特性の関係を示す。特性の代表として、フォーミング電圧及び閾値電圧が示されている。図26に示されるように、フォーミング電圧及び閾値電圧は可変抵抗材料32の表面のラフネスに依存する。表面ラフネスが小さいと、フォーミング電圧及び閾値電圧も低い。理由は、表面ラフネスが高いと、可変抵抗材料32中に生じる電界の不均一性が高いからである。
<4.4.利点>
第4実施形態によれば、可変抵抗材料32は、低角度のIBEにより表面をエッチングされる。このため、可変抵抗材料32の表面のラフネスは低い。低い表面ラフネスの可変抵抗材料32では、電界の不均一性が抑制される。よって、フォーミング電圧及び閾値電圧が低いことにより、性能の高いメモリセルMCを含んだ記憶装置1が実現されることが可能である。
<5.変形例>
ここまで、各メモリセルMCが、下部においてセレクタを有するとともに、上部において抵抗変化素子VRを有する例が使用されて、実施形態が記述された。しかしながら、各メモリセルMCが、上部においてセレクタを有するとともに、下部において抵抗変化素子VRを有していてもよい。
また、各抵抗変化素子VRにおいて、いわゆる記憶層として機能する強磁性体43が絶縁体42の下側に位置するとともにいわゆる参照層として機能する強磁性体41が絶縁体42の上側に位置する構造が例として使用されて、実施形態が記述された。しかしながら、強磁性体43が絶縁体42の下側に位置するとともに強磁性体41が絶縁体42の上側に位置していてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…記憶装置、11…メモリセルアレイ、12…入出力回路、13…制御回路、14…ロウ選択回路、15…カラム選択回路、16…書込み回路、17…読出し回路、MC…メモリセル、WL…ワード線、BL…ビット線、VR…抵抗変化素子、SE…セレクタ、21…導電体、22…導電体、31…下部電極、32…可変抵抗材料、33…上部電極、34…導電体。

Claims (16)

  1. シリコン酸化物、及び前記シリコン酸化物と電気的に接続された抵抗変化素子を含む記憶装置の製造方法であって、
    前記シリコン酸化物に、前記シリコン酸化物の第1面からドーパントをイオン注入により導入することと、
    前記シリコン酸化物の前記第1面をイオンビームにより削ることと、
    を備える記憶装置の製造方法。
  2. 前記シリコン酸化物に前記ドーパントを導入することの後に、前記第1面上に金属を形成することと、
    前記シリコン酸化物の前記第1面を削ることの前に前記金属をイオンビームにより削ることと、
    をさらに備える請求項1に記載の記憶装置の製造方法。
  3. 前記シリコン酸化物の前記第1面を削ることは、前記シリコン酸化物の一部に導電体を形成することを含む、
    請求項2に記載の記憶装置の製造方法。
  4. 前記シリコン酸化物に前記ドーパントを導入することの前に、前記シリコン酸化物の前記第1面上に導電体を形成することをさらに備え、
    前記シリコン酸化物に前記ドーパントを導入することは、前記導電体に前記ドーパントを導入することを含む、
    請求項1に記載の記憶装置の製造方法。
  5. 前記シリコン酸化物の前記第1面を削ることの前に、前記シリコン酸化物の前記第1面上に導電体又は絶縁体を形成することをさらに備え、
    前記シリコン酸化物の前記第1面を削ることは、前記導電体又は前記絶縁体を除去することを含み、
    前記イオンビームは、前記導電体又は前記絶縁体が広がる面に対して10°以上30°以下の角度を有する、
    請求項1に記載の記憶装置の製造方法。
  6. 前記ドーパントは、ヒ素、ゲルマニウム、又はアンチモンを含む、
    請求項1に記載の記憶装置の製造方法。
  7. 前記抵抗変化素子は、定常状態で相違する2つの抵抗の一方を有する、
    請求項1に記載の記憶装置の製造方法。
  8. 前記抵抗変化素子は、第1強磁性層と、第2強磁性層と、前記第1強磁性層と前記第2強磁性層の間の絶縁層を含む、
    請求項1に記載の記憶装置の製造方法。
  9. 抵抗変化素子と、
    前記抵抗変化素子と電気的に接続され、第1電極及びシリコン酸化物を含む素子と、
    を備え、
    前記シリコン酸化物は、対向する第1面及び第2面を有し、
    前記シリコン酸化物は、前記第2面において前記第1電極と接し、
    前記シリコン酸化物及び前記第1電極は、ドーパントを含み、
    前記ドーパントは、前記シリコン酸化物の前記第1面において前記シリコン酸化物中の最大濃度の8分の1より高い第1濃度を有し、前記シリコン酸化物の第1面から前記シリコン酸化物の前記第2面に向かって前記第1濃度から前記最大濃度へ上昇し続ける、
    記憶装置。
  10. 抵抗変化素子と、
    前記抵抗変化素子と電気的に接続され、ドーパントを含んだシリコン酸化物と、
    前記シリコン酸化物と接し、前記ドーパントを含んだ導電体と、
    を備える記憶装置。
  11. 前記導電体は、アルゴン、クリプトン、又はキセノンを含む、
    請求項10に記載の記憶装置。
  12. 前記導電体は、対向する第1面及び第2面を有し、
    前記シリコン酸化物は、前記導電体の前記第2面と接する第3面を有し、
    前記ドーパントの濃度は、前記導電体中で前記導電体の前記第1面から前記導電体の前記第2面に向かって上昇するとともに前記シリコン酸化物中で前記第3面から、前記第3面より離れる方向に向かって上昇する、
    請求項10に記載の記憶装置。
  13. 前記シリコン酸化物は、前記導電体と接する第1面を有し、
    前記シリコン酸化物の前記第1面の算術平均粗さは、0.3nm以下である、
    請求項10に記載の記憶装置。
  14. 前記ドーパントは、ヒ素、ゲルマニウム、又はアンチモンを含む、
    請求項10に記載の記憶装置。
  15. 前記抵抗変化素子は、定常状態で相違する2つの抵抗の一方を有する、
    請求項10に記載の記憶装置。
  16. 前記抵抗変化素子は、第1強磁性層と、第2強磁性層と、前記第1強磁性層と前記第2強磁性層の間の絶縁層を含む、
    請求項10に記載の記憶装置。
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