JP2021122620A - 針板及びそれを備えるミシン - Google Patents

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由美子 蒲原
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善孝 番場
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Abstract

【課題】切断部の仕上げを良好にする。
【解決手段】針板40では、針板孔44が、刃部34と共にカット対象物50を切断する孔側切断辺44Aと、カット対象物50の切断部52を逃がすための逃し辺44Bと、を含んで構成されている。具体的には、針板孔44が、刃部34の刃側切断辺34Aと共にカット対象物50を剪断する孔側切断辺44Aと、挿入される刃部34との間に隙間G1を形成する逃し辺44Bと、を有している。これにより、切断加工の前期において孔側切断辺44Aと刃側切断辺34Aとによってカット対象物50を切断することができる。また、切断加工の後期において、刃部34によって針板孔44内に押し込まれる切断部52を逃し辺44B側に逃がして、刃部34及び切断部52を針板孔44内に配置することができる。したがって、カット対象物50の切断部52の仕上げを良好にすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、針板及びそれを備えるミシンに関するものである。
下記特許文献1には、カット対象物(布)をカット(切断)して、カット対象物に模様などを形成することができるミシンが開示されている。具体的には、針棒の下端部に切断針回転装置が設けられており、切断針回転装置の切断針(カットワーク刃)が、針棒と同軸上に配置されると共に、針棒の軸回りに回転可能に構成されている。また、切断針回転装置の下側には、針板が設けられており、針板には、針板孔が形成されている。そして、切断針が針棒と共に下降して、切断針の刃部が針板孔内に挿入されることで、刃部及び針板孔によってカット対象物がカットされるようになっている。
特開2014−195491号公報
しかしながら、上記特許文献1のミシンでは、以下に示す点において改善の余地がある。すなわち、上記ミシンでは、切断針が針棒の軸回りに回転するため、切断針の回転位置に応じて切断針の向きが変化する。そして、上記特許文献1では、針板孔の形状について特に言及されていないが、切断針の向きの変化に対応するため、一般に、針板孔の形状が円形状に形成されている。このため、カット対象物をカットしたときに、カット対象物が引きちぎられるようになり、切断部における切断された面が荒れた面に形成される場合がある。これにより、上記ミシンでは、切断部の仕上げを良好にするという点において改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、切断部の仕上げを良好にすることができるミシンを提供することを目的とする。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、ミシンの針板であって、上下運動する針棒の下側に設けられた針板本体と、前記針板本体に形成され、前記針棒の下端部に取付けられたカットワーク刃の刃部が挿入される針板孔と、を備え、前記針板孔は、前記刃部と共にカット対象物を切断する孔側切断辺と、切断された前記カット対象物を逃がす逃し部と、を含んで構成されている針板である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記刃部が前記針板孔の内部に挿入したときに、前記カットワーク刃と前記逃がし部とにより前記カット対象物が通過可能な隙間を形成することを特徴とする針板である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記刃部は、前記孔側切断辺と共に前記カット対象物を切断する刃側切断辺を有し、前記刃側切断辺は、前記針棒の軸方向から見て、直線状に形成されており、前記孔側切断辺は、前記刃側切断辺に対応する直線形状であり、前記逃し部は、曲線形状であることを特徴とする針板である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、前記刃部は、前記孔側切断辺と共に前記カット対象物を切断する刃側切断辺を有しており、前記針板孔は、前記刃側切断辺と同形状の複数の辺によって構成された多角形状に形成され、前記孔側切断辺が、前記針板孔の一辺によって構成され、前記逃し部が、前記針板孔における他の複数の辺によって構成されている針板である。
本発明の1又はそれ以上の実施形態は、上記構成の針板を備えたことを特徴とするミシンである。
上記構成の針板及びミシンによれば、切断部の仕上げを良好にすることができる。
第1の実施の形態に係る針板が適用されたミシンを示す左斜め前方から見た斜視図である。 図1に示されるカットワーク刃の刃部及び針板孔を拡大して示す斜視図である。 (A)は、図2に示されるカットワーク刃によってカット対象物を切断する前の状態を模式的に示す前側から見た断面図であり、(B)は、(A)の状態からカットワーク刃が下降してカット対象物の切断後の状態を模式的に示す断面図である。 第2の実施の形態に係る針板が適用されたミシンの要部を示す左斜め前方から見た斜視図である。 図4に示されるカットワーク機構を分解した分解斜視図である。 図4に示されるカットワーク刃の刃部及び針板孔を拡大して示す斜視図である。
(第1の実施の形態)
以下、図1〜図3を用いて、第1の実施の形態に係る針板40が適用されたミシン10について説明する。なお、図面において適宜示される矢印UP、矢印FR、及び矢印RHは、それぞれミシン10の上側、前側、及び右側(幅方向一方側)を示している。以下、上下、前後、左右の方向を用いて説明する場合は、ミシン10の上下、前後、左右を示すものとする。
(ミシン10の全体について)
図1に示されるように、ミシン10は、ミシン本体12を有しており、ミシン本体12は、前側から見た正面視で、左側へ開放された略U字形状に形成されている。具体的には、ミシン本体12は、ミシン本体12の右端部を構成し且つ上下方向に延在された脚柱部12Aと、脚柱部12Aの上端部から左側へ延出されたアーム部12Bと、脚柱部12Aの下端部から左側へ延出されたベッド部12Cと、を含んで構成されている。
また、アーム部12Bの左端部には、針棒14が設けられている。針棒14は、上下方向を軸方向とする略円柱状に形成されて、アーム部12Bの内部において、ミシン本体12に支持されている。針棒14の下端部は、アーム部12Bから下側へ突出しており、針棒14の下端部には、後述するカットワーク刃30を固定するための針棒固定部16が設けられている。針棒固定部16には、固定孔(図示省略)が形成されており、当該固定孔は、下側へ開放され且つ断面略D字形状に形成されている。また、針棒14は針棒駆動機構(図示省略)に連結されており、ミシン10の作動時には、針棒駆動機構によって、針棒14が上下方向に往復移動するようになっている。
また、ミシン10は、布等のカット対象物50(図3参照)に対してカット(切断)を行うことができるミシンとして構成されている。具体的には、ミシン10は、カット時に用いられる、刺繍枠駆動装置20と、刺繍枠22と、カットワーク刃30と、針板40と、を有している。以下、カット時に用いられる、ミシン10の各構成について説明する。
(刺繍枠駆動装置20について)
刺繍枠駆動装置20は、ミシン本体12のベッド部12Cに着脱可能に装着されている。刺繍枠駆動装置20は、駆動アーム20Aと、キャリッジ20Bと、を含んで構成されている。駆動アーム20Aは、前後方向に延在された略直方体状に形成されて、ベッド部12Cの上側において、左右方向に移動可能に構成されている。キャリッジ20Bは、駆動アーム20Aに前後方向に移動可能に設けられている。そして、刺繍枠駆動装置20の駆動部(図示省略)によって、駆動アーム20A及びキャリッジ20Bが移動するように構成されている。
(刺繍枠22について)
刺繍枠22は、略矩形枠状に形成されている。刺繍枠22の右側の外周部には、右側へ突出した刺繍枠固定部22Aが形成されており、刺繍枠固定部22Aは、刺繍枠駆動装置20のキャリッジ20Bに固定されている。これにより、刺繍枠駆動装置20が駆動することで、刺繍枠22が、針棒14の下側において、前後及び左右に移動するように構成されている。また、刺繍枠22は、2部材によって構成されており、刺繍枠22によって、カット対象物50を上下に挟み込む構成になっている。これにより、カット対象物50が、刺繍枠22と共に、針棒14の下側で且つベッド部12Cの上側において、前後及び左右に移動可能に構成されている。
(カットワーク刃30について)
カットワーク刃30は、上下方向を軸方向とした略棒状に形成されている。カットワーク刃30の上部は、刃側固定部32として構成されており、刃側固定部32は、平面視で、針棒固定部16の固定孔に対応した略D字形状に形成されている。そして、刃側固定部32が、針棒固定部16の固定孔内に下側から嵌入されて、固定ネジS1によって針棒固定部16に固定されている。
図2にも示されるように、カットワーク刃30の下部は、カット対象物50を切断するための刃部34として構成されている。刃部34は、下側から見て、略D字形状に形成されている。具体的には、刃部34の外周部が、カットワーク刃30の軸方向から見て、前後方向に直線状に延在された刃側切断辺34Aと、左側へ凸となるように略円弧状に湾曲された刃側湾曲辺34Bと、を含んで構成されている。すなわち、刃側切断辺34Aは、左右方向に直交する面に沿った平面状に形成されている。そして、刃部34では、主として、刃側切断辺34Aが、カット対象物50を切断する機能を有している。すなわち、カットワーク刃30は、平断面視で、少なくとも刃側切断辺34Aを構成する直線部を含む非円形状に形成されている。
また、刃部34の刃側湾曲辺34Bの下端部には、傾斜面34Cが形成されている。傾斜面34Cの下端と、刃側切断辺34Aの下端と、が一致しており、傾斜面34Cは、正面視で、上側へ向かうに従い左側へ傾斜している。すなわち、刃部34の下端部が、正面視で、楔形状に形成されている。
(針板40について)
針板40は、上下方向を板厚方向とする略矩形板状に形成された針板本体42を有している。針板本体42は、ミシン本体12におけるベッド部12Cの上部に着脱可能に固定されると共に、カットワーク刃30の下側に配置されている。そして、刺繍枠22によって挟み込まれたカット対象物50が、針板40の上側に載置されるようになっている(図3参照)。
針板本体42には、針板孔44が貫通形成されており、針板孔44はカットワーク刃30の下側に配置されている。そして、針棒14が下降することで、カットワーク刃30の刃部34が針板孔44内に挿入される構成になっている。針板孔44は、平面視で、カットワーク刃30の刃部34と相似形を成す略D字形状に形成されている。具体的には、針板孔44の内周部が、平面視で、前後方向に直線状に延在された孔側切断辺44Aと、左側へ凸となるように略円弧状に湾曲された「逃し部」としての逃し辺44Bと、を含んで構成されている。すなわち、孔側切断辺44Aは、左右方向に直交する面に沿った平面状に形成されている。なお、図2において、針板孔44の内側において2点鎖線にて示され且つハッチングが施された部分は、カットワーク刃30の刃部34を投影したものを図示している。
また、針板孔44の大きさは、カットワーク刃30の刃部34よりも大きく設定されている。さらに、平面視で、刃部34の刃側切断辺34Aと針板孔44の孔側切断辺44Aとが左右方向に対向して配置される構成になっている。より詳しくは、刃部34が針板孔44内に挿入されたときには、刃側切断辺34A及び孔側切断辺44Aが、両者の間に微小な隙間を有する状態(略隙間のない状態)で、左右方向に対向配置される構成になっている(図3(B)参照)。
また、刃部34の針板孔44内への挿入時に、刃部34の刃側湾曲辺34Bと針板孔44の逃し辺44Bとの間に所定の隙間G1が形成されるように、刃部34及び針板孔44の大きさが設定されている。すなわち、刃側湾曲辺34Bと逃し辺44Bとの間の隙間G1は、平面視において、刃側湾曲辺34B(逃し辺44B)の周方向において、一定になるように設定されている。そして、隙間G1の寸法(刃側湾曲辺34Bと逃し辺44Bとの間の距離)が、カットされるカット対象物50の最大厚み以上に設定されている。
(作用効果)
上記のように構成されたミシン10では、針板40の上側にカットワーク刃30が設けられており、カットワーク刃30は、針棒14の下端部に針棒固定部16を介して固定されている。また、針板40には、カットワーク刃30の刃部34が挿入される針板孔44が貫通形成されている。そして、針板40の上側にカット対象物50を載置して、カットワーク刃30が針棒14と共に下降することで、カット対象物50がカットされる。
そして、図3(A)に示されるように、カット対象物50における針板40の針板孔44と上下方向に重なる部分を、切断部52とすると、カット対象物50に対する切断開始時には、刃部34(刃側切断辺34A)の下端が、切断部52の上面に当接し、切断部52を下側へ押圧する(図3(A)の2点鎖線にて示される刃部34を参照)。このため、刃側切断辺34Aの下端によって、切断部52が、針板孔44内に押し込まれる。
ここで、針板孔44には、カットワーク刃30の刃側切断辺34Aと共にカット対象物50を切断するための孔側切断辺44Aが形成されている。具体的には、孔側切断辺44Aが、平面視で、刃部34の刃側切断辺34Aと左右方向に対向して配置されている。すなわち、刃部34が針板孔44内に挿入されるときには、刃側切断辺34Aと孔側切断辺44Aとが略隙間のない状態で左右方向に対向配置される。このため、カットワーク刃30(刃部34)がさらに下降すると、刃側切断辺34Aと孔側切断辺44Aとによってカット対象物50に剪断力が発生して、カット対象物50における切断部52と他の部分との境界部が切断される。すなわち、刃側切断辺34Aと孔側切断辺44Aとによって、カット対象物50が剪断により切断される。その結果、カット対象物50に、略直線状の切断面54(図3参照)が形成される。また、このときには、刃部34によって切断部52が針板孔44内にさらに押し込まれる。
またここで、針板孔44は、カット対象物50の切断部52を逃がすための逃し辺44Bを有している。具体的には、刃部34が針板孔44内に挿入されたときには、刃部34と逃し辺44Bとの間に隙間G1が形成される構成になっている。このため、刃部34によって針板孔44内に押込まれた切断部52が、逃し辺44Bの上縁によって折り曲げられる。これにより、図3(B)に示されるように、切断部52が、刃部34と逃し辺44Bとの間の隙間G1内に逃がされる。すなわち、刃部34のカット対象物50への切断後において、切断部52が逃し辺44B側に逃がされて、刃部34及び切断部52が針板孔44内に配置される。以上により、カットワーク刃30によるカット対象物50に対するカットワークが終了する。
そして、刺繍枠駆動装置20を駆動させて、カット対象物50を針板40及びカットワーク刃30に対して相対移動させることで、カット対象物50に対して複数のカットワークが施される。
以上説明したように、本実施の形態のミシン10では、針板40の針板孔44が、刃部34と共にカット対象物50を切断する孔側切断辺44Aと、カット対象物50の切断部52を逃がすための逃し辺44Bと、を含んで構成されている。具体的には、針板孔44が、刃部34の刃側切断辺34Aと共にカット対象物50を剪断する孔側切断辺44Aと、挿入される刃部34との間に隙間G1を形成する逃し辺44Bと、を有している。これにより、上述したように、カット対象物50に対する切断加工の前期において孔側切断辺44Aと刃部34(刃側切断辺34A)とによってカット対象物50を切断することができる。また、カット対象物50に対する切断加工の後期において、刃部34によって針板孔44内に押し込まれる切断部52を逃し辺44B側に逃がして、刃部34及び切断部52を針板孔44内に配置することができる。したがって、カット対象物50の切断部52の仕上げを良好にすることができる。
すなわち、仮に、背景技術に記載したような、針板孔を円形にした場合のミシン(以下、このミシンを「比較例のミシン」という)では、針板孔が、本実施の形態の孔側切断辺44Aを備えない構成になる。そして、比較例のミシンにおいて、カットワーク刃30の刃部34が下降して、刃側切断辺34Aがカット対象物50を下側へ押圧すると、上述と同様に、カットワーク刃30の下端によって、カット対象物50が、針板孔内に押し込まれる。このときには、針板孔の内周面と、挿入される刃部34の刃側切断辺34Aとの間には、所定の隙間が形成される。このため、カット対象物50を剪断により切断させることが困難となり、針板孔内に押し込まれたカット対象物50が、針板孔の上縁と刃部34の下端とによって上下に引っ張られる。そして、刃部34がさらに下降することで、カット対象物50が、刃部34の下端に当接した部位において、引きちぎられて、切断される。これにより、比較例のミシンでは、カット対象物50の切断面が荒れた面に形成される可能性がある。
また、比較例のミシンでは、上述のように、針板孔内に押し込まれたカット対象物50が、針板孔の上縁と刃部34の下端とによって上下に引っ張られるため、カット対象物50の切断部52が伸びる可能性がある。
これに対して、本実施の形態のミシン10では、上述のように、針板40の針板孔44が、刃部34と共にカット対象物50を剪断により切断する孔側切断辺44Aと、カット対象物50の切断部52を逃がすための逃し辺44Bと、を含んで構成されている。すなわち、針板孔44が、刃部34と共にカット対象物50を切断する機能と、切断後の切断部52を逃し辺44B側へ逃がす機能と、の2つの機能を有している。このため、刃部34によって押込まれたカット対象物50を、刃部34及び孔側切断辺44Aによって切断し、切断された切断部52を逃し辺44Bによって逃し辺44B側へ良好に逃すことができる。これにより、カット対象物50において、切断される部位を明確に設定して、切断することができる。また、例えば、カット対象物50の切断後において、刃部34によって針板孔44内に押し込まれた切断部52が、刃部34にしごかれることを、逃し辺44Bによって抑制できる。したがって、切断部52の仕上げを良好にすることができる。
また、刃部34の刃側切断辺34A及び針板孔44の孔側切断辺44Aが、平面視で、前後方向に直線状に延在された平面状に形成されている。そして、前述のように、平面視で、刃側切断辺34A及び孔側切断辺44Aが、左右方向に対向して配置されている。これにより、刃側切断辺34A及び孔側切断辺44Aによってカット対象物50を剪断して切断することができる。これにより、切断部52の切断面54の仕上げを良好にすることができる。
また、針板孔44の逃し辺44Bは、左側へ凸となるように円弧状に湾曲された湾曲面として構成されている。すなわち、針板孔44が、平面視で、カットワーク刃30の刃部34の断面形状と相似形を成す、D字形状に形態されている。これにより、針板孔44の外形が過度に大きくなることを抑制しつつ、刃部34の針板孔44内への挿入時において、刃部34によって押し出される切断部52を逃し辺44B側へ良好に逃すことができる。
(第2の実施の形態)
次に、図4〜図6を用いて、第2の実施の形態に係る針板40が適用されたミシン100について説明する。なお、図4〜図6では、第1の実施の形態のミシン10と同様に構成された部分には、同一の符号を付している。
すなわち、ミシン100は、カットワーク刃30を針棒14に回転可能に連結し且つ所定の回転位置に保持するカットワーク機構110を有している。以下、ミシン100の各構成について説明する。
(カットワーク機構110について)
図4及び図5に示されるように、カットワーク機構110は、回転機構120と、ロック機構130と、を含んで構成されている。
<回転機構120について>
回転機構120は、ベース122と、回転体124と、ブラケット126と、を有している。
ベース122は、ベースプレート122Aを有しており、ベースプレート122Aは、上下方向を板厚方向とする略円板状に形成されている。ベースプレート122Aの中央部には、上側へ突出したベース固定軸122Bが形成されており、ベース固定軸122Bは、平面視で略D字形状に形成されている。そして、ベース固定軸122Bが、針棒固定部16の固定孔に下側から装着されて、固定ネジS1によって針棒固定部16に固定されている。これにより、ベース122が、針棒14に相対移動不能に連結されている。
ベース122は、後述する回転体124を連結するための連結柱122Cを有している。連結柱122Cは、上下方向を軸方向とする略円柱状に形成されて、ベースプレート122Aから下側へ延出されると共に、針棒14と同軸上に配置されている。
ベースプレート122Aの上面には、略中央部において、上側へ突出した嵌合部122Dが形成されている。嵌合部122Dは、平面視で略D字形状に形成されている。
さらに、ベースプレート122Aには、連結柱122C及び嵌合部122Dに対して径方向外側において、複数(本実施の形態では、8箇所)の円形状のロック孔122Eが貫通形成されている。ロック孔122Eは、針棒14の軸線ALを中心とする架空円上に配置されると共に、軸線AL回りに等間隔(45度毎)に配置されている。このロック孔122Eは、後述するロック機構130の一部を構成している。
回転体124は、上側へ開放された略有底円筒状に形成されている。具体的には、回転体124の中央部には、上側へ開放された連結凹部124Aが形成されており、連結凹部124Aは、平面視で円形状に形成されている。そして、ベース122の連結柱122Cが、連結凹部124Aに上側から挿入されて、回転体124が連結柱122Cに回転可能に支持されている。つまり、回転体124が、針棒14と同軸上に配置されて、針棒14の軸線AL回りに回転可能にベース122に連結されている。
回転体124の上面には、後述するロックピン132を収容するための収容凹部124Bが形成されている。収容凹部124Bは、上側へ開放された凹状に形成されると共に、平面視で円形状に形成されている。また、平面視における、軸線ALから収容凹部124Bまでの距離と、軸線ALからロック孔122Eまでの距離と、が一致している。これにより、回転体124の特定の回転位置において、収容凹部124B及びロック孔122Eが上下方向に対向して配置される構成になっている。そして、収容凹部124B及びロック孔122Eが上下方向に対向して配置される回転体124の位置をロック位置としている。すなわち、本実施の形態では、軸線AL回りにおいて、回転体124のロック位置が8箇所設定されている。
また、回転体124には、カットワーク刃30を固定するための固定孔124Cが上下方向に貫通形成されている。固定孔124Cは、平面視で、略D字形状に形成されており、収容凹部124Bに対して回転体124の周方向(回転方向)に180度離間して配置されている。
ブラケット126は、左右方向から見た側面視で、後側へ開放された略U字形板状に形成されている。具体的には、ブラケット126は、上壁126Aと、上壁126Aの前端部から下側へ延出された前壁126Bと、前壁126Bの下端部から後側へ延出された下壁126Cと、を含んで構成されている。
そして、上壁126Aが、ベース122におけるベースプレート122Aの上側に隣接して配置され、下壁126Cが回転体124の下側に隣接して配置されて、ベース122及び回転体124がブラケット126によって上下方向に挟み込まれている。これにより、ブラケット126によって、回転体124の下側への移動が制限されている。
上壁126Aには、嵌合孔126Dが貫通形成されている。嵌合孔126Dは、ベース122の嵌合部122Dに対応して、平面視で、略D字形状に形成されている。そして、嵌合部122Dが、嵌合孔126D内に嵌入されている。これにより、ブラケット126のベース122に対する軸線AL回りの相対回転が制限されている。
下壁126Cは、略円環板状に形成されており、針棒14と同軸上に配置されている。下壁126Cの外径は、回転体124の外径よりも大きく設定されている。また、下壁126Cの内径は、軸線ALから固定孔124Cまでの距離Lよりも大きく設定されている。すなわち、下側から見て、固定孔124Cが、下壁126Cの内側部分に配置されている。
<ロック機構130について>
ロック機構130は、回転体124の回転をロック(阻止)する機構として構成されている。ロック機構130は、前述したベース122に形成されたロック孔122Eと、ロックピン132と、付勢バネ134と、を含んで構成されている。
ロックピン132は、上下方向を軸方向とする略円柱状に形成されている。ロックピン132は、回転体124の収容凹部124B内に上下方向に相対移動可能に挿入されている。ロックピン132の上端部は、係合部132Aとして構成されており、係合部132Aは、上側へ凸となる半球状に形成されている。また、ロックピン132の直径は、ベース122のロック孔122Eの直径よりも大きく設定されている。
付勢バネ134は、圧縮コイルスプリングとして構成されている。付勢バネ134は、圧縮変形した状態で、ロックピン132と共に収容凹部124B内に収容されている。具体的には、付勢バネ134が、ロックピン132の下側に配置されており、付勢バネ134の下端部が収容凹部124Bの底面に係止され、付勢バネ134の上端部がロックピン132の下面に係止されている。これにより、付勢バネ134によってロックピン132が上側へ付勢されている。
そして、回転体124のロック位置では、ロックピン132における係合部132Aの頂部が、ロック孔122E内に配置され、係合部132Aがロック孔122Eの縁部に当接して、ロックピン132とロック孔122Eとが係合するようになっている。これにより、回転体124の回転がロック(阻止)される構成になっている。
さらに、回転体124のロック位置において、所定値以上の回転力を回転体124に付与することで、ロック機構130による回転体124に対するロック状態が解除される構成になっている。すなわち、所定値以上の回転力を回転体124に付与することで、ロックピン132が付勢バネ134の付勢力に抗して下側へ移動して、ロックピン132とロック孔122Eとの係合状態が解除されるようになっている。そして、回転体124を次のロック位置まで相対回転させて、ロックピン132がロック孔122Eに再び係合することで、ロック機構130によって回転体124がロック状態に復帰するように構成されている。すなわち、ロック機構130によって、回転体124が所定の回転角度(本実施の形態では、45度)毎にロックされる構成になっている。
そして、カットワーク刃30の刃側固定部32が、回転体124の固定孔124C内に下側から嵌入されて、カットワーク刃30が回転体124に固定されている。これにより、回転体124に対するカットワーク刃30の相対回転が制限された状態で、カットワーク刃30が、平面視で、軸線ALから距離L分だけ離間(偏心)した位置に配置されている。つまり、回転体124が、軸線AL回りに回転することで、カットワーク刃30が、軸線ALに対して偏心した位置で軸線AL回りに回転する構成になっている。
これにより、第2の実施の形態では、カットワーク機構110によって、カットワーク刃30が、軸線AL回りに所定回転角毎(45度毎)に保持され、針板40に対するカットワーク刃30の相対位置及び向きが変更するように構成されている。具体的には、カットワーク機構110の初期状態では、カットワーク刃30が初期位置(図6において実線にて示される位置)に保持されており、例えば、カットワーク刃30が初期位置から回転方向一方側(図6の矢印A方向側)に180度回転した場合には、カットワーク刃30が、図6の2点鎖線にて示される位置に配置される。そして、初期位置では、平面視で、カットワーク刃30の刃側切断辺34Aが前後方向に延在され、刃側湾曲辺34Bが左側(刃側切断辺34Aに対して軸線AL側)へ凸となるように、カットワーク刃30が配置されている。
また、図6に示されるように、第2の実施の形態では、針板40の針板孔44が、軸線ALを中心とする正八角形状に形成されている。すなわち、カットワーク刃30の保持位置の設定数と、針板孔44の辺数と、が一致している。針板孔44の各辺は、第1孔辺45A、第2孔辺45B、第3孔辺45C、第4孔辺45D、第5孔辺45E、第6孔辺45F、第7孔辺45G、第8孔辺45Hとして構成されており、第1〜第8孔辺45A〜45Hの長さと、下側から見たカットワーク刃30における刃側切断辺34Aの長さと、が一致している。
そして、カットワーク刃30の保持位置では、平面視で、カットワーク刃30が、針板孔44の内部に配置されると共に、カットワーク刃30の刃側切断辺34Aが、第1〜第8孔辺45A〜45Hの何れかの1辺と対向して配置されている。具体的には、初期位置のカットワーク刃30の刃側切断辺34Aが、左右方向において、第1孔辺45Aと略隙間のない状態で対向して配置されている。すなわち、第2の実施の形態では、カットワーク刃30が初期位置から回転方向一方側へ回転して、所定回転角毎に保持される毎に、刃側切断辺34Aと対向配置される針板孔44の辺が、第1孔辺45Aから回転方向一方側に隣接する針板孔44の各辺に変更される構成になっている。つまり、針板孔44の各辺と、各保持位置に保持されたカットワーク刃30と、が一体一に対応している。
これにより、第2の実施の形態では、平面視で、カットワーク刃30の刃側切断辺34Aと対向配置される針板孔44の辺が、本発明における「孔側切断辺」に対応し、カットワーク刃30の刃側切断辺34Aと対向配置されていない針板孔44の辺が、本発明における「逃し部」に対応している。例えば、カットワーク刃30が初期位置に保持された状態では、第1孔辺45Aが、本発明の「孔側切断辺」に対応し、第2〜第8孔辺45B〜45Hが、本発明の「逃し部」に対応する。また、例えば、カットワーク刃30が初期位置から回転方向一方へ180度回転された位置に保持された状態では、第4孔辺45Dが、本発明の「孔側切断辺」に対応し、第1〜第3孔辺45A〜45C及び第5〜第8孔辺45E〜45Hが、本発明の「逃し部」に対応する。すなわち、カットワーク刃30が軸線AL回りに回転保持される毎に、針板孔44において、「孔側切断辺」に対応する辺が変更するように構成されている。
また、平面視で、針板孔44と、カットワーク刃30の刃側湾曲辺34Bとの間には、隙間G2が形成されている。隙間G2は、第1の実施の形態と同様に、カット対象物50の最大厚み以上に設定されている。
また、図4に示されるように、針棒14の後側には、アーム部12B(図4では、不図示)内において、押え棒18が設けられている。押え棒18は、上下方向に延在された円柱状に形成されており、押え棒18の下端部がアーム部12Bから下側へ突出している。押え棒18は、図示しない操作レバーに支持されており、操作レバーが操作されることで上下方向に移動するように構成されている。
さらに、押え棒18の下端部には、押え140が設けられている。押え140は、押えプレート部142と、押え固定部144と、を含んで構成されている。押えプレート部142は、上下方向を板厚方向とする略円環板状に形成されて、カットワーク機構110の下側において、針棒14と同軸上に配置されている。押え固定部144は、左側から見て、略L字形ブロック状に形成されており、押え固定部144の下端部が、押えプレート部142の後端部に接続されている。そして、押え固定部144の上端部が、固定ネジS2によって押え棒18の下端部に固定されている。そして、図示しない操作レバーが操作されることで、押え140が、押え棒18と共に下側へ移動して、カット対象物50を上側から押えるようになっている。
また、カットワーク刃30が針棒14と共に下降するときには、カットワーク刃30が押えプレート部142内を挿通するように、押えプレート部142の内径が設定されている。
以上説明したように、第2の実施の形態のミシン100では、ベース122が針棒14の下端部に取付けられており、回転体124が針棒14の軸線AL回りに回転可能にベース122に連結されている。回転体124には、カットワーク刃30が設けられており、カットワーク刃30は、軸線ALから距離L分偏心した位置において、回転体124から下側へ延出されて、初期位置に配置されている。また、ロック機構130によって、回転体124の回転が、ロック位置において制限されている。これにより、カットワーク刃30が、軸線AL回りに所定回転角(45度)毎に保持される構成になっている。
また、針板40には、カットワーク刃30の刃部34が挿入される針板孔44が形成されており、針板孔44は、軸線ALを中心とする、正八角形状に形成されている。具体的には、平面視で、カットワーク刃30が針板孔44の内部に配置されると共に、針板孔44の第1孔辺45Aが、初期位置におけるカットワーク刃30の刃側切断辺34Aと対向して配置されている。また、針板孔44の第2〜第8孔辺45B〜45Hとカットワーク刃30の刃側湾曲辺34Bとの間には、隙間G2が形成されている。
これにより、第2の実施の形態においても、針板40の針板孔44が、刃部34(刃側切断辺34A)と共にカット対象物50を切断する第1孔辺45Aと、カット対象物50の切断部52を逃がすための第2〜第8孔辺45B〜45Hと、を含んで構成されている。これにより、第1の実施の形態と同様に、カットワーク刃30が下降することで、カット対象物50に対する切断加工の前期において第1孔辺45Aと刃部34(刃側切断辺34A)とによってカット対象物50を切断することができる。また、カット対象物50に対する切断加工の後期において、刃部34によって針板孔44内に押し込まれる切断部52を第2〜第8孔辺45B〜45H側に逃がして、刃部34及び切断部52を針板孔44内に配置することができる。したがって、第1の実施の形態と同様に、カット対象物50の切断部52の仕上げを良好にすることができる。
また、第2の実施の形態では、カットワーク刃30が、カットワーク機構110によって、針棒14の軸線AL回りに回転可能に構成されると共に、所定回転毎(45度毎)に保持されている。また、針板孔44は、針棒14の軸線ALを中心とした正八角形性に形成されている。すなわち、針板孔44の辺数と、カットワーク刃30が保持される位置の設定数と、が一致している。さらに、針板孔44の各辺を構成する第1〜第8孔辺45A〜45Hの長さと、カットワーク刃30の刃側切断辺34Aの長さと、が一致している。また、平面視で、カットワーク刃30が針板孔44の内部に配置されると共に、第1孔辺45Aがカットワーク刃30の刃側切断辺34Aと対向配置されている。
これにより、カットワーク刃30が、第2〜第8位置に保持された場合でも、平面視で、第2〜第8孔辺45B〜45Hがカットワーク刃30の刃側切断辺34Aと対向配置されると共に、カットワーク刃30と針板孔44との間に隙間G2を形成することができる。これにより、カットワーク刃30の第2〜第8位置においても、刃側切断辺34Aと針板孔44とによって、カット対象物50を剪断により切断し、刃部34によって針板孔44内に押し込まれる切断部52を隙間G2によって逃がして、刃部34及び切断部52を針板孔44内に配置することができる。したがって、カットワーク刃30を回転可能に構成した場合でも、カット対象物50の切断部52の仕上げを良好にすることができる。
なお、第1及び第2の実施の形態を発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができ、その変形も本発明に含まれる。
10 ミシン
12 ミシン本体
12A 脚柱部
12B アーム部
12C ベッド部
14 針棒
16 針棒固定部
18 押え棒
20 刺繍枠駆動装置
20A 駆動アーム
20B キャリッジ
22 刺繍枠
22A 刺繍枠固定部
30 カットワーク刃
32 刃側固定部
34 刃部
34A 刃側切断辺
34B 刃側湾曲辺
34C 傾斜面
40 針板
42 針板本体
44 針板孔
44A 孔側切断辺
44B 逃し辺(逃し部)
45A 第1孔辺(針板孔の一辺)
45B 第2孔辺(針板孔の一辺)
45C 第3孔辺(針板孔の一辺)
45D 第4孔辺(針板孔の一辺)
45E 第5孔辺(針板孔の一辺)
45F 第6孔辺(針板孔の一辺)
45G 第7孔辺(針板孔の一辺)
45H 第8孔辺(針板孔の一辺)
50 カット対象物
52 切断部
54 切断面
100 ミシン
110 カットワーク機構
120 回転機構
122 ベース
122A ベースプレート
122B ベース固定軸
122B 連結柱
122D 嵌合部
122E ロック孔
124 回転体
124A 連結凹部
124B 収容凹部
124C 固定孔
126 ブラケット
126A 上壁
126B 前壁
126C 下壁
126D 嵌合孔
130 ロック機構
132 ロックピン
132A 係合部
134 付勢バネ
140 押え
142 押えプレート部
G1 隙間
G2 隙間
S1 固定ネジ
S2 固定ネジ

Claims (5)

  1. ミシンの針板であって、
    上下運動する針棒の下側に設けられた針板本体と、
    前記針板本体に形成され、前記針棒の下端部に取付けられたカットワーク刃の刃部が挿入される針板孔と、
    を備え、
    前記針板孔は、
    前記刃部と共にカット対象物を切断する孔側切断辺と、
    切断された前記カット対象物を逃がす逃し部と、
    を含んで構成されている針板。
  2. 前記刃部が前記針板孔の内部に挿入したときに、前記カットワーク刃と前記逃がし部とにより前記カット対象物が通過可能な隙間を形成することを特徴とする請求項1に記載の針板。
  3. 前記刃部は、前記孔側切断辺と共に前記カット対象物を切断する刃側切断辺を有し、前記刃側切断辺は、前記針棒の軸方向から見て、直線状に形成されており、
    前記孔側切断辺は、前記刃側切断辺に対応する直線形状であり、
    前記逃し部は、曲線形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の針板。
  4. 前記刃部は、前記孔側切断辺と共に前記カット対象物を切断する刃側切断辺を有しており、
    前記針板孔は、前記刃側切断辺と同形状の複数の辺によって構成された多角形状に形成され、
    前記孔側切断辺が、前記針板孔の一辺によって構成され、前記逃し部が、前記針板孔における他の複数の辺によって構成されている請求項1又は請求項2に記載の針板。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の針板を備えたことを特徴とするミシン。
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