JP2021052131A - シート折畳装置およびシート折畳方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】接着シートの折畳み不良を極力防止することができるシート折畳装置およびシート折畳方法を提供すること。【解決手段】シート折畳装置EAは、接着シートASの一方の面AS1に当接手段11を当接させて当該接着シートASを折り返し、一方の面AS1を相互に対向させて屈曲部AS2を形成する屈曲部形成手段10と、屈曲部AS2が形成された接着シートASを圧着し、一方の面AS1同士を当接させて当該接着シートASを折り畳む折畳手段20とを備え、屈曲部形成手段10は、屈曲部AS2が形成された接着シートASから当接手段11を抜き取る際、屈曲部AS2における接着シートASの一方の面AS1側である屈曲部AS2内面に気体を吹き付ける気体吹付手段13を備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、シート折畳装置およびシート折畳方法に関する。
従来、接着シートを折り畳んで廃棄する装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたシート剥離装置10(シート折畳装置)では、誘導ローラ32C(当接手段)によって接着シートAS(接着シート)に屈曲部AS1(屈曲部)を形成した後、当接手段を接着シートから抜き取る際、当該接着シートが当接手段と共に移動して屈曲部の折り曲げ姿勢が崩れ、接着シートを正確に折り畳めなくなる折畳み不良が生じるおそれがある。
本発明の目的は、接着シートの折畳み不良を極力防止することができるシート折畳装置およびシート折畳方法を提供することにある。
本発明は、請求項に記載した構成を採用した。
本発明によれば、屈曲部が形成された接着シートから当接手段を抜き取る際、屈曲部内面に気体を吹き付けけるので、接着シートが当接手段と共に移動することがなくなり、接着シートの折畳み不良を極力防止することができる。
また、当接手段の内部から気体を吹き付けるようにすれば、気体を吹き付けるための他の部材を設ける必要がなくなり、装置の構成を簡素化することができる。
また、当接手段の内部から気体を吹き付けるようにすれば、気体を吹き付けるための他の部材を設ける必要がなくなり、装置の構成を簡素化することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
図1において、シート折畳装置EAは、接着シートASの一方の面AS1に当接手段としての当接ローラ11を当接させて当該接着シートASを折り返し、一方の面AS1を相互に対向させて屈曲部AS2(図2(B)参照)を形成する屈曲部形成手段10と、屈曲部AS2が形成された接着シートASを圧着し、一方の面AS1同士を当接させて当該接着シートASを折り畳む折畳手段20とを備え、被着体WKに貼付された接着シートASを被着体WKから剥離する剥離手段30と、被着体WKを支持する被着体支持手段40と、折り畳んだ接着シートASを廃棄するシート廃棄手段50とでシート剥離装置EA1が構成されている。なお、屈曲部AS2とは、屈曲部形成手段10で接着シートASを折り返し、一方の面AS1を相互に対向させた際、この折り返しを実現するために当該接着シートASが折れ曲がった部位のことである。
屈曲部形成手段10は、スライダ12Aで当接ローラ11を回転可能に支持し、当接ローラ11を接着シートASに対して接近離間させる駆動機器としてのリニアモータ12と、屈曲部AS2が形成された接着シートASから当接ローラ11を抜き取る際、屈曲部AS2における接着シートASの一方の面AS1側である屈曲部AS2内面に空気やガス等の気体を吹き付ける気体吹付手段13とを備えている。
気体吹付手段13は、当接ローラ11の内部を複数(本実施形態では8個)の空間SPに区分けする隔壁13Aと、各空間SPに独立して連通され、各空間SPから当接ローラ11の外周面に抜ける図示しない吹出孔から気体を吹き出す加圧ポンプやタービン等の加圧手段13Bとを備え、当接ローラ11の内部から気体を吹き付ける構成となっている。
気体吹付手段13は、当接ローラ11の内部を複数(本実施形態では8個)の空間SPに区分けする隔壁13Aと、各空間SPに独立して連通され、各空間SPから当接ローラ11の外周面に抜ける図示しない吹出孔から気体を吹き出す加圧ポンプやタービン等の加圧手段13Bとを備え、当接ローラ11の内部から気体を吹き付ける構成となっている。
折畳手段20は、駆動機器としてのリニアモータ21のスライダ21Aに支持された支持フレーム22と、支持フレーム22に支持された駆動機器としての直動モータ23と、直動モータ23の出力軸23Aに支持された押圧部材としての上チャック部材24と、支持フレーム22の下部に支持された押圧部材としての下チャック部材25とを備えている。
剥離手段30は、感熱接着性の剥離用テープPTを繰り出す繰出手段31と、剥離用テープPTを接着シートASに押圧して貼付する押圧手段32と、剥離用テープPTを切断する切断手段33と、被着体WKから剥離された接着シートASを被着体WK方向に押え付け、被着体WKが接着シートASの剥離方向へ移動することを規制する押え付け手段34とを備えている。
繰出手段31は、回転軸31Aを中心に回転可能な回転アーム31Bに支持され、剥離用テープPTを支持する支持ローラ31Cと、駆動機器としての回動モータ31Dの図示しない出力軸に支持された駆動ローラ31Eと、回転アーム31Bを駆動ローラ31E方向に付勢する付勢手段としてのばね31Fと、駆動機器としての直動モータ31Gの出力軸31Hに支持された収容手段31Jと、収容手段31J内に収容され、収容手段31Jの底面である吸着面31Kに形成された吸引孔31Lを介して剥離用テープPTを吸引する減圧ポンプや真空エジェクタ等の吸引手段31Mと、駆動機器としての直動モータ31Nの出力軸31Pに支持され、剥離用テープPTを吸着面31Kに当接させる補助ローラ31Qとを備えている。
押圧手段32は、収容手段31J内に収容された駆動機器としてのリニアモータ32Aと、リニアモータ32Aのスライダ32Bに支持され、収容手段31Jの底面から突没可能に設けられた押圧ヘッド32Cと、押圧ヘッド32Cに設けられたコイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段32Dとを備えている。
切断手段33は、収容手段31J内に収容された駆動機器としてのリニアモータ33Aと、リニアモータ33Aのスライダ33Bに支持され、収容手段31Jの底面から突没可能に設けられた切断刃33Cとを備えている。
押え付け手段34は、駆動機器としてのリニアモータ34Aと、リニアモータ34Aのスライダ34Bに支持された駆動機器としての回動モータ34Cと、回動モータ34Cの図示しない出力軸に支持された押え付けローラ34Dと、駆動機器としての直動モータ34Eの出力軸34Fに支持された支持部材34Gと、支持部材34Gに回転可能に支持されたピンチローラ34Hと、支持部材34Gに支持され、その上面に切断刃33Cの進入を受容する溝34Jが形成されたシート支持部材34Kとを備えている。
繰出手段31は、回転軸31Aを中心に回転可能な回転アーム31Bに支持され、剥離用テープPTを支持する支持ローラ31Cと、駆動機器としての回動モータ31Dの図示しない出力軸に支持された駆動ローラ31Eと、回転アーム31Bを駆動ローラ31E方向に付勢する付勢手段としてのばね31Fと、駆動機器としての直動モータ31Gの出力軸31Hに支持された収容手段31Jと、収容手段31J内に収容され、収容手段31Jの底面である吸着面31Kに形成された吸引孔31Lを介して剥離用テープPTを吸引する減圧ポンプや真空エジェクタ等の吸引手段31Mと、駆動機器としての直動モータ31Nの出力軸31Pに支持され、剥離用テープPTを吸着面31Kに当接させる補助ローラ31Qとを備えている。
押圧手段32は、収容手段31J内に収容された駆動機器としてのリニアモータ32Aと、リニアモータ32Aのスライダ32Bに支持され、収容手段31Jの底面から突没可能に設けられた押圧ヘッド32Cと、押圧ヘッド32Cに設けられたコイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段32Dとを備えている。
切断手段33は、収容手段31J内に収容された駆動機器としてのリニアモータ33Aと、リニアモータ33Aのスライダ33Bに支持され、収容手段31Jの底面から突没可能に設けられた切断刃33Cとを備えている。
押え付け手段34は、駆動機器としてのリニアモータ34Aと、リニアモータ34Aのスライダ34Bに支持された駆動機器としての回動モータ34Cと、回動モータ34Cの図示しない出力軸に支持された押え付けローラ34Dと、駆動機器としての直動モータ34Eの出力軸34Fに支持された支持部材34Gと、支持部材34Gに回転可能に支持されたピンチローラ34Hと、支持部材34Gに支持され、その上面に切断刃33Cの進入を受容する溝34Jが形成されたシート支持部材34Kとを備えている。
被着体支持手段40は、駆動機器としてのリニアモータ41と、リニアモータ41のスライダ41Aに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって吸着保持が可能な支持面42Aを有するテーブル42とを備えている。
シート廃棄手段50は、被着体WKから剥離した接着シートASを回収する回収箱51を備えている。
以上のシート折畳装置EAを備えたシート剥離装置EA1の動作を説明する。
先ず、図1中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート剥離装置EA1に対し、当該シート剥離装置EA1の使用者(以下、単に「使用者」という)が同図のように剥離用テープPTをセットした後、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の入力手段を介して自動運転開始の信号を入力する。すると、剥離手段30が吸引手段31Mを駆動し、吸着面31Kでの剥離用テープPTの吸着保持を開始する。
先ず、図1中実線で示す初期位置に各部材が配置されたシート剥離装置EA1に対し、当該シート剥離装置EA1の使用者(以下、単に「使用者」という)が同図のように剥離用テープPTをセットした後、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の入力手段を介して自動運転開始の信号を入力する。すると、剥離手段30が吸引手段31Mを駆動し、吸着面31Kでの剥離用テープPTの吸着保持を開始する。
次いで、使用者または、多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない搬送手段が、図1中実線で示すように、接着シートASが貼付された被着体WKを支持面42A上の所定の位置に載置すると、被着体支持手段40が図示しない減圧手段を駆動し、支持面42Aでの被着体WKの吸着保持を開始する。その後、被着体支持手段40がリニアモータ41を駆動し、テーブル42を右方に移動させ、図1中二点鎖線で示すように、接着シートASの左端部(剥離先端部AS3)が押圧ヘッド32Cの直下に位置した時点で、リニアモータ41の駆動を停止する。次に、剥離手段30が直動モータ31Nを駆動し、図1中二点鎖線で示すように、補助ローラ31Qを収容手段31Jの下方から退避させた後、回動モータ31Dおよび直動モータ31Gを駆動し、剥離用テープPTを繰り出しながら、収容手段31Jを接着シートASの直上の所定位置まで下降させる。そして、剥離手段30が加熱手段32D、回動モータ31Dおよびリニアモータ32Aを駆動し、図2(A)に示すように、剥離用テープPTを繰り出しながら、加熱された押圧ヘッド32Cを下降させ、当該押圧ヘッド32Cで剥離用テープPTを接着シートASの剥離先端部AS3に押圧して貼付する。
接着シートASへの剥離用テープPTの貼付が完了すると、剥離手段30が吸引手段31Mの駆動を停止するとともに、リニアモータ32Aおよび直動モータ31Gを駆動し、押圧ヘッド32Cおよび収容手段31Jを初期位置に復帰させる。次いで、剥離手段30が直動モータ34Eを駆動し、ピンチローラ34Hと押え付けローラ34Dとで剥離用テープPTを所定の押圧力で挟み込む。その後、被着体支持手段40がリニアモータ41を駆動し、テーブル42を左方に移動させ、当該接着シートASの剥離先端部AS3を押え付けローラ34Dの最下部の直下に位置させる。次に、剥離手段30が回動モータ31Dを駆動し、剥離用テープPTを所定長さ巻き取るとともに、リニアモータ34Aを駆動し、図2(B)に示すように、押え付けローラ34Dの最下部で剥離用テープPTを折り曲げながらその折曲部を押圧する。そして、剥離手段30および被着体支持手段40が回動モータ34Cおよびリニアモータ41を駆動し、テーブル42を左方に移動させながら、押え付けローラ34Dを反時計回転方向に回転させるとともに、屈曲部形成手段10がリニアモータ12を駆動し、当接ローラ11を剥離用テープPTや接着シートASに当接させつつ右方に移動させる。これにより、接着シートASは、剥離用テープPTに続いて接着シートASが押え付けローラ34Dの最下部で押え付けられながら被着体WKから剥離され、当接ローラ11によって接着シートASが折り返され、当該接着シートASの一方の面AS1が相互に対向して屈曲部AS2が形成されていく。
被着体WKから接着シートAS全体が剥離されると、剥離手段30および屈曲部形成手段10が回動モータ34Cおよびリニアモータ12の駆動を停止し、押え付けローラ34Dとピンチローラ34Hとで接着シートASの剥離後端部AS4を挟み込んだ状態で、回動モータ34Cの回転をロックさせる。次いで、剥離手段30および屈曲部形成手段10が回動モータ31Dおよびリニアモータ12を駆動し、当接ローラ11を左右方向に移動させるとともに、剥離用テープPTを繰り出したり巻き取ったりして、当該剥離用テープPTにおける接着シートASの剥離先端部AS3付近の領域を切断刃33Cの直下に位置させる。その後、剥離手段30が回動モータ31Dの回転をロックさせた状態で、屈曲部形成手段10および剥離手段30がリニアモータ12および回動モータ34Cを駆動し、押え付けローラ34Dとピンチローラ34Hとの間から接着シートASの剥離後端部AS4を脱出させ、図2(B)中二点鎖線で示すように、接着シートASの剥離先端部AS3と剥離後端部AS4との位置合わせを行う。次に、折畳手段20がリニアモータ21を駆動し、上チャック部材24および下チャック部材25を図2(B)に示す位置に移動させた後、屈曲部形成手段10がリニアモータ12および加圧手段13Bを駆動し、図3(A)に示すように、屈曲部AS2に面した空間SPに連通する図示しない吹出孔から屈曲部AS2内面に気体を吹き付けながら、当接ローラ11を初期位置に復帰させる。
そして、折畳手段20および剥離手段30が直動モータ23、31Gを駆動し、図3(B)に示すように、上チャック部材24と収容手段31Jとを下降させて接着シートASを圧着し、一方の面AS1同士を当接させて当該接着シートASを折り畳む。次いで、剥離手段30が吸引手段31Mを駆動し、吸着面31Kで剥離用テープPTを吸着保持した後、リニアモータ33Aを駆動し、切断刃33Cを昇降させることで剥離用テープPTを切断する。その後、剥離手段30が直動モータ31Gを駆動し、収容手段31Jを初期位置に復帰させた後、直動モータ31Nを駆動し、補助ローラ31Qを初期位置に復帰させる。次に、折畳手段20がリニアモータ21を駆動し、スライダ21Aを初期位置に復帰させた後、直動モータ23を駆動し、上チャック部材24を初期位置に復帰させる。これにより、2つ折りにされた接着シートASは、図3(C)に示すように、その自重によって回収箱51内に落下して回収される。そして、使用者または図示しない搬送手段がテーブル42上の被着体WKを次工程に搬送すると、各手段がそれぞれの駆動機器を駆動し、各部材を初期位置に復帰させ、以降同様の動作が繰り返される。
以上のような実施形態によれば、屈曲部AS2が形成された接着シートASから当接ローラ11を抜き取る際、屈曲部AS2内面に気体を吹き付けけるので、接着シートASが当接ローラ11と共に移動することがなくなり、接着シートASの折畳み不良を極力防止することができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれる。
例えば、屈曲部形成手段10は、接着シートASを2回以上折り曲げて3つ折り以上としてもよいし、被着体WKに当接していた面の反対側の面同士が対向する2つ折りとした上で、3つ折り以上となるように接着シートASを折り曲げてもよいし、当接部材として当接ローラ11に代えてまたは併用して、棒状部材や板状部材等を採用してもよいし、上チャック部材24および下チャック部材25の少なくとも一方に屈曲部AS2を保持する屈曲部保持手段を備えてもよく、このような屈曲部保持手段は、例えば、屈曲部AS2を吸着保持したり、針や突起物などの貫通部材を当該屈曲部AS2に貫通させたりして屈曲部AS2を保持するもの等、どのようなものでもよい。
気体吹付手段13は、内部が2つまたは3つ以上の空間SPに区分けされていてもよいし、内部が区分けされていなくてもよいし、屈曲部AS2に最も近い1つの空間SPに連通する吹出孔から屈曲部AS2に気体を吹き付けてもよいし、屈曲部AS2側に位置する1つまたは複数の空間SPに連通する吹出孔から屈曲部AS2に気体を吹き付けてもよいし、全ての空間SPに連通する全ての吹出孔から屈曲部AS2に気体を吹き付けてもよいし、屈曲部AS2の前後方向中央部に気体を吹き付けてもよいし、屈曲部AS2の前後方向両端部に気体を吹き付けもよいし、屈曲部AS2の前後方向中央部および前後方向両端部に気体を吹き付けてもよいし、屈曲部AS2の全体に気体を吹き付けてもよいし、当接ローラ11から独立した別体の構成としてもよいし、当接ローラ11に代えてまたは併用して採用された棒状部材や板状部材等から屈曲部AS2に気体を吹き付けてもよい。
気体吹付手段13は、内部が2つまたは3つ以上の空間SPに区分けされていてもよいし、内部が区分けされていなくてもよいし、屈曲部AS2に最も近い1つの空間SPに連通する吹出孔から屈曲部AS2に気体を吹き付けてもよいし、屈曲部AS2側に位置する1つまたは複数の空間SPに連通する吹出孔から屈曲部AS2に気体を吹き付けてもよいし、全ての空間SPに連通する全ての吹出孔から屈曲部AS2に気体を吹き付けてもよいし、屈曲部AS2の前後方向中央部に気体を吹き付けてもよいし、屈曲部AS2の前後方向両端部に気体を吹き付けもよいし、屈曲部AS2の前後方向中央部および前後方向両端部に気体を吹き付けてもよいし、屈曲部AS2の全体に気体を吹き付けてもよいし、当接ローラ11から独立した別体の構成としてもよいし、当接ローラ11に代えてまたは併用して採用された棒状部材や板状部材等から屈曲部AS2に気体を吹き付けてもよい。
折畳手段20は、チャック部材24、25に代えてまたは併用して、ローラ等の他の部材を採用してもよいし、エアの吹き付けで接着シートASを圧着して折り畳んでもよいし、接着シートASの剥離先端部AS3と剥離後端部AS4との位置合わせを行わないで接着シートASを圧着して折り畳んでもよいし、対向する接着シートASの全体または一部を圧着して接着シートASを折り畳んでもよい。
剥離手段30は、枚葉の剥離用テープを接着シートASに貼付する構成でもよいし、剥離用テープPTを介することなく、駆動機器や吸着保持等で接着シートASを直接保持して剥離してもよいし、回動モータ31Dの駆動、回動モータ34Cの駆動およびリニアモータ41の駆動のうち、少なくとも1つの駆動で接着シートASを剥離してもよいし、接着シートASを折り畳む際、収容手段31Jおよびシート支持部材34Kで接着シートASを圧着しなくてもよいし、本発明のシート折畳装置EAやシート剥離装置EA1に備わっていてもよいし、備わっていなくてもよいし、他の装置で剥離用テープPTが接着シートASに貼付されている場合、繰出手段31、押圧手段32および切断手段33が備わっていなくてもよい。
繰出手段31は、付勢手段としてばね31Fに代えてまたは併用して、ゴム、樹脂等の弾性部材、駆動機器や、駆動ローラ31Eとで剥離用テープPTを挟み込むピンチローラを採用してもよいし、補助ローラ31Qに代えてまたは併用して、棒状部材、板状部材、エアの吹き付けで剥離用テープPTを吸着面31Kに当接させる構成を採用してもよいし、剥離用テープPTを吸引手段31Mのみで保持可能であれば、補助ローラ31Qを備えていなくてもよいし、回転アーム31Bを駆動ローラ31E方向に付勢することなく剥離用テープPTを支持してもよく、この場合、駆動ローラ31Eとで剥離用テープPTを挟み込むピンチローラ等を採用すればよい。
押圧手段32は、収容手段31Jに収容されていなくてもよいし、剥離用テープPTとして感圧接着性のものが採用された場合、加熱手段32Dがあってもよいし、なくてもよい。
切断手段33は、収容手段31Jに収容されていなくてもよいし、他の装置で剥離用テープPTを切断する場合、なくてもよい。
押え付け手段34は、接着シートASにおける被着体WKから剥離された領域を被着体WKに貼付されている領域に接触するように押え付けてもよいし、接触しないように押え付けてもよいし、接着シートASの左端部、中間部、右端部等、どの位置で接着シートASを押え付けてもよいし、押え付けローラ34Dの最下部以外の位置で接着シートASの折曲部を押え付けてもよいし、ピンチローラ34Hに代えてまたは併用して、板状部材やエアの吹き付け等で押え付けローラ34Dとで剥離用テープPT等を挟み込んでもよいし、直動モータ34E以外の駆動機器でシート支持部材34Kを移動させてもよいし、シート支持部材34Kに溝34Jが設けられていなくてもよい。
繰出手段31は、付勢手段としてばね31Fに代えてまたは併用して、ゴム、樹脂等の弾性部材、駆動機器や、駆動ローラ31Eとで剥離用テープPTを挟み込むピンチローラを採用してもよいし、補助ローラ31Qに代えてまたは併用して、棒状部材、板状部材、エアの吹き付けで剥離用テープPTを吸着面31Kに当接させる構成を採用してもよいし、剥離用テープPTを吸引手段31Mのみで保持可能であれば、補助ローラ31Qを備えていなくてもよいし、回転アーム31Bを駆動ローラ31E方向に付勢することなく剥離用テープPTを支持してもよく、この場合、駆動ローラ31Eとで剥離用テープPTを挟み込むピンチローラ等を採用すればよい。
押圧手段32は、収容手段31Jに収容されていなくてもよいし、剥離用テープPTとして感圧接着性のものが採用された場合、加熱手段32Dがあってもよいし、なくてもよい。
切断手段33は、収容手段31Jに収容されていなくてもよいし、他の装置で剥離用テープPTを切断する場合、なくてもよい。
押え付け手段34は、接着シートASにおける被着体WKから剥離された領域を被着体WKに貼付されている領域に接触するように押え付けてもよいし、接触しないように押え付けてもよいし、接着シートASの左端部、中間部、右端部等、どの位置で接着シートASを押え付けてもよいし、押え付けローラ34Dの最下部以外の位置で接着シートASの折曲部を押え付けてもよいし、ピンチローラ34Hに代えてまたは併用して、板状部材やエアの吹き付け等で押え付けローラ34Dとで剥離用テープPT等を挟み込んでもよいし、直動モータ34E以外の駆動機器でシート支持部材34Kを移動させてもよいし、シート支持部材34Kに溝34Jが設けられていなくてもよい。
被着体支持手段40は、被着体WKを移動させずにまたは移動させつつ、剥離用テープPTを移動させてもよいし、リニアモータ41に代えてまたは併用して、多関節ロボット等の他の駆動機器で被着体WKと剥離用テープPTとを移動させてよいし、本発明のシート折畳装置EAやシート剥離装置EA1に備わっていてもよいし、備わっていなくてもよい。
シート廃棄手段50は、折り畳まれた接着シートASを1枚ずつ保持し、回収箱51内に重ねて収納するベルトコンベアや多間接ロボット等の重ね収納手段を備えていてもよいし、剥離した接着シートASを搬送する単数または複数の駆動機器で構成されてもよいし、なくてもよいし、本発明のシート折畳装置EAやシート剥離装置EA1に備わっていてもよいし、備わっていなくてもよい。
接着シートAS、剥離用テープPTおよび被着体WKの材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、接着シートASおよび剥離用テープPTは、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよいし、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態のものであってもよい。また、このような接着シートASや剥離用テープPTは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材シートと接着剤層との間に中間層を有するもの、基材シートの上面にカバー層を有する等3層以上のもの、更には、基材シートを接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、被着体WKとしては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートASを機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意の形状の任意のシート、フィルム、テープ等を前述のような任意の被着体WKに貼付することができる。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、折畳手段は、屈曲部が形成された接着シートを圧着し、一方の面同士を当接させて当該接着シートを折り畳むものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせ、その技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(他の手段および工程についての説明は省略する)。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
前記実施形態において、ローラ等の回転部材が採用されている場合、当該回転部材を回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、回転部材の表面や回転部材自体をゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、回転部材の表面や回転部材自体を変形しない部材で構成してもよいし、ローラの代わりに回転するまたは回転しないシャフトやブレード等の他の部材を採用してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材といった被押圧物を押圧するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等の部材を採用したり、大気やガス等の気体の吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材(被保持部材)を支持(保持)するものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤(接着シート、接着テープ)、粘着剤(粘着シート、粘着テープ)、磁力、ベルヌーイ吸着、吸引吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよいし、切断手段や切断部材等の被切断部材を切断または、被切断部材に切込や切断線を形成するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等で切断するものを採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断するものを移動させて切断するようにしてもよい。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
前記実施形態において、ローラ等の回転部材が採用されている場合、当該回転部材を回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、回転部材の表面や回転部材自体をゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、回転部材の表面や回転部材自体を変形しない部材で構成してもよいし、ローラの代わりに回転するまたは回転しないシャフトやブレード等の他の部材を採用してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材といった被押圧物を押圧するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等の部材を採用したり、大気やガス等の気体の吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧するものをゴムや樹脂等の変形可能な部材で構成してもよいし、変形しない部材で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材(被保持部材)を支持(保持)するものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤(接着シート、接着テープ)、粘着剤(粘着シート、粘着テープ)、磁力、ベルヌーイ吸着、吸引吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよいし、切断手段や切断部材等の被切断部材を切断または、被切断部材に切込や切断線を形成するものが採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等で切断するものを採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断するものを移動させて切断するようにしてもよい。
EA シート折畳装置
10 屈曲部形成手段
11 当接ローラ(当接手段)
13 気体吹付手段
20 折畳手段
AS 接着シート
AS1 一方の面
AS2 屈曲部
10 屈曲部形成手段
11 当接ローラ(当接手段)
13 気体吹付手段
20 折畳手段
AS 接着シート
AS1 一方の面
AS2 屈曲部
Claims (3)
- 接着シートの一方の面に当接手段を当接させて当該接着シートを折り返し、前記一方の面を相互に対向させて屈曲部を形成する屈曲部形成手段と、
前記屈曲部が形成された接着シートを圧着し、前記一方の面同士を当接させて当該接着シートを折り畳む折畳手段とを備え、
前記屈曲部形成手段は、前記屈曲部が形成された接着シートから前記当接手段を抜き取る際、前記屈曲部における前記接着シートの一方の面側である屈曲部内面に気体を吹き付ける気体吹付手段を備えていることを特徴とするシート折畳装置。 - 前記気体吹付手段は、前記当接手段の内部から前記気体を吹き付けることを特徴とする請求項1に記載のシート折畳装置。
- 接着シートの一方の面に当接手段を当接させて当該接着シートを折り返し、前記一方の面を相互に対向させて屈曲部を形成する屈曲部形成工程と、
前記屈曲部が形成された接着シートを圧着し、前記一方の面同士を当接させて当該接着シートを折り畳む折畳工程とを実施し、
前記屈曲部形成工程では、前記屈曲部が形成された接着シートから前記当接手段を抜き取る際、前記屈曲部における前記接着シートの一方の面側である屈曲部内面に気体を吹き付ける気体吹付工程を実施することを特徴とするシート折畳方法。
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