JP2018006505A - シート剥離装置および剥離方法 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1中手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
繰出手段22は、駆動機器としての回動モータ22Aによって駆動される繰出ローラ22Bを備えている。
リード保持手段23は、駆動機器としての直動モータ23Aの出力軸23Bに支持された収容手段23C内に収容され、収容手段23Cの底面である吸着面23Dに形成された吸引孔23Eを介して剥離用テープPTを吸着保持する減圧ポンプや真空エジェクタ等の吸引手段23Fを備えている。
保持補助手段24は、駆動機器としての直動モータ24Aの出力軸24Bに支持され、剥離用テープPTを吸着面23Dに当接させる補助ローラ24Cを備えている。
押圧手段25は、収容手段23C内に収容された駆動機器としてのリニアモータ25Aのスライダ25Bに支持され、収容手段23Cの底面から突没可能に設けられた押圧ヘッド25Cと、コイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段25Dとを備えている。
切断手段26は、収容手段23C内に収容された駆動機器としてのリニアモータ26Aのスライダ26Bに支持され、収容手段23Cの底面から突没可能に設けられた切断刃26Cを備えている。
移動手段31は、駆動機器としてのリニアモータ31Aのスライダ31Bに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によってウエハWFを吸着保持可能な支持面31Cを有するテーブル31Dを備えている。
押え付け手段32は、駆動機器としてのリニアモータ32Aのスライダ32Bに支持された駆動機器としての回動モータ32Cと、回動モータ32Cの図示しない出力軸に支持された押え付けローラ32Dとを備えている。
挟み込み手段33は、駆動機器としての直動モータ33Aの出力軸33Bに支持された支持部材33Cと、支持部材33Cに支持されたピンチローラ33Dと、支持部材33Cに支持され、その上面に切断刃26Cの進入を受容する溝33Fが形成されたシート支持部材33Eとを備えている。
屈曲部圧着手段51は、駆動機器としてのリニアモータ51Aのスライダ51Bに支持された支持フレーム51Cと、支持フレーム51Cに支持された駆動機器としての直動モータ51Dと、その出力軸51Eに支持された上チャック部材51Fと、上チャック部材51F上に支持された駆動機器としての直動モータ51Gと、その出力軸51Hに支持され、上チャック部材51Fに形成された孔51J内に配置された吸着パッド51Kと、支持フレーム51Cの下部に支持された下チャック部材51Lとを備えている。なお、吸着パッド51Kは、図示しない減圧ポンプや真空エジェクタ等の減圧手段によって吸着保持が可能に設けられている。
外周部圧着手段52は、保持手段20の収容手段23Cと、張力付与手段30のシート支持部材33Eとで構成されている。
先ず、作業者が剥離用テープPTを図1中実線で示すようにセットした後、各部材が初期位置で待機する図1中実線で示すシート剥離装置10に対し、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の入力手段を介して自動運転開始の信号を入力する。すると、保持手段20が吸引手段23Fを駆動し、吸着面23Dで剥離用テープPTを吸着保持する。そして、人手または多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない搬送手段によって、接着シートASが上方となる状態でウエハWFが支持面31C上に載置されると、張力付与手段30が図示しない減圧手段を駆動し、ウエハWFの吸着保持を開始する。その後、張力付与手段30がリニアモータ31Aを駆動し、テーブル31Dを右方向に移動させ、図1中二点鎖線で示すように、接着シートASの左端部を押圧ヘッド25Cの直下に位置させる。
駆動し、各部材を初期位置に復帰させ、以降同様の動作が繰り返される。
テープ支持手段21は、繰出手段22方向に付勢されることなく剥離用テープPTを支持してもよく、この場合、繰出手段22は、繰出ローラ22Bとで剥離用テープPTを挟み込むピンチローラ等を採用すればよい。
保持補助手段24は、補助ローラ24Cに代えてまたは併用して、棒状部材、板状部材、エアの吹き付けで剥離用テープPTを吸着面23Dに当接させる構成を採用することができるし、接着シートAS剥離後の剥離用テープPTをリード保持手段23のみで保持可能であれば、なくてもよい。
加熱手段25Dは、剥離用テープPTが感圧接着性の接着シートの場合、あってもよいし、なくてもよい。
押圧手段25および切断手段26の少なくとも一方は、収容手段23Cに収容されずに、リニアモータ25A、26Aが図示しないフレームで支持されていてもよい。
付勢手段は、ばね21Dに代えてまたは併用して、ゴム、樹脂等の弾性部材や、駆動機器等を採用してもよい。
他の装置で剥離用テープPTが接着シートASに貼付されている場合、保持手段20は、テープ支持手段21、繰出手段22、リード保持手段23、保持補助手段24、押圧手段25および切断手段26はなくてもよく、それらの代わりに駆動機器や吸着保持等で接着シートASに貼付されている剥離用テープPTを保持する構成を採用すればよい。
他の装置で剥離用テープPTを切断する場合、本願発明において切断手段26はなくてもよいし、剥離用テープPTを切断しなくてもよい。
押え付け手段32は、ウエハWFから剥離された接着シートASをウエハWFに貼付されている接着シートASに接触するように押え付けてもよいし、接触しないように押え付けてもよいし、接着シートASの左端部、中間部、右端部等、どの位置で当該接着シートASを押え付けてもよいし、押え付けローラ32Dの最下部以外の位置で接着シートASの折曲部を押え付けてもよいし、なくてもよい。
挟み込み手段33は、ピンチローラ33Dに代えてまたは併用して、板状部材やエアの吹き付け等で押え付けローラ32Dとで剥離用テープPT等を挟み込んでもよいし、なくてもよい。
シート支持部材33Eは、直動モータ33A以外の駆動機器で移動するようにしてもよいし、溝33Fがなくてもよい。
逃げ溝42Aは、ニードル62が複数設けられている場合、各逃げ溝42Aにニードル62が1本ずつまたは複数本ずつ入るように設けてもよいし、なくてもよい。
外周部圧着手段52は、収容手段23Cおよびシート支持部材33E以外の部材で反対端部AS2を圧着する構成としてもよいし、保持手段20で保持した端部とは別の端部と他の端部とを、折り曲げられた接着シートASにおいて対向する外周部同士として圧着する構成としてもよいし、対向する外周部の全体を圧着してもよいし、一部を圧着してもよいし、なくてもよい。
前記実施形態では、接着シートASの反対端部AS2の位置合わせを行ったが、当該反対端部AS2の位置合わせは行わなくてもよい。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
前記実施形態において、ローラが採用されている場合、各ローラを回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、各ローラの表面をゴムや樹脂等の弾性変形が可能な部材で構成してもよいし、各ローラを弾性変形しない部材で構成してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材が採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等による押圧部材を採用したり、大気やガス等のエアの吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧手段や押圧部材の押圧部をゴムや樹脂等の弾性変形が可能な部材で構成してもよいし、弾性変形しない部材で構成してもよいし、剥離手段や剥離部材が採用されている場合は、板状部材、丸棒、ローラ等で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材を支持または保持する構成のものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよいし、切断手段や切断刃が採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等の切断部材を採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断部材を移動させて切断するようにしたりしてもよい。
20 保持手段
30 張力付与手段
40 折曲手段
50 圧着手段
60 屈曲部保持手段
62 ニードル(貫通部材)
AS 接着シート
AS1 屈曲部
WF ウエハ(被着体)
Claims (3)
- 被着体に貼付された接着シートを剥離するシート剥離装置であって、
前記接着シートを保持する保持手段と、
前記保持手段で保持した前記接着シートに張力を付与して前記被着体から当該接着シートを剥離する張力付与手段と、
前記張力付与手段で剥離された接着シートの面内における所定の位置を折り曲げて屈曲部を形成する折曲手段と、
前記折曲手段で折り曲げられた前記接着シートを圧着する圧着手段とを備え、
前記折曲手段で形成された前記屈曲部を保持する屈曲部保持手段を更に備えていることを特徴とするシート剥離装置。 - 前記屈曲部保持手段は、前記接着シートを貫通可能な貫通部材を備え、当該貫通部材を前記屈曲部に貫通させて当該屈曲部を保持することを特徴とする請求項1に記載のシート剥離装置。
- 被着体に貼付された接着シートを剥離するシート剥離方法であって、
前記接着シートを保持する保持工程と、
前記保持工程で保持した前記接着シートに張力を付与して前記被着体から当該接着シートを剥離する張力付与工程と、
前記張力付与工程で剥離された接着シートの面内における所定の位置を折り曲げて屈曲部を形成する折曲工程と、
前記折曲工程で折り曲げられた前記接着シートを圧着する圧着工程とを備え、
前記折曲工程で形成された前記屈曲部を保持する屈曲部保持工程を更に備えていることを特徴とするシート剥離方法。
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