JP6654976B2 - シート剥離装置および剥離方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シート剥離装置および剥離方法に関する。
従来、被着体に貼付された接着シートを剥離し、当該接着シートを折り畳んで回収するシート剥離装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特願2015−239613号
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来のシート剥離装置では、誘導ローラによって接着シートを折り曲げた後、当該誘導ローラを初期位置に復帰させる際、接着シートの屈曲部が誘導ローラと共に移動してしまい、圧着手段で圧着する前の段階で屈曲部の折り曲げ姿勢が崩れ、当該接着シートを正確に折り畳めなくなる折畳み不良が生じるおそれがある。
本発明の目的は、接着シートの折畳み不良を防止することができるシート剥離装置および剥離方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のシート剥離装置は、被着体に貼付された接着シートを剥離するシート剥離装置であって、前記接着シートを保持する保持手段と、前記保持手段で保持した前記接着シートに張力を付与して前記被着体から当該接着シートを剥離する張力付与手段と、前記張力付与手段で剥離された接着シートの面内における所定の位置を折り曲げて屈曲部を形成する折曲手段と、前記折曲手段で折り曲げられた前記接着シートを圧着する圧着手段とを備え、前記折曲手段で形成された前記屈曲部を保持する屈曲部保持手段を更に備えている、という構成を採用している。
この際、本発明のシート剥離装置では、前記接着シートを貫通可能な貫通部材を備え、当該貫通部材を前記屈曲部に貫通させて当該屈曲部を保持する、ことが好ましい。
一方、本発明のシート剥離方法は、被着体に貼付された接着シートを剥離するシート剥離方法であって、前記接着シートを保持する保持工程と、前記保持工程で保持した前記接着シートに張力を付与して前記被着体から当該接着シートを剥離する張力付与工程と、前記張力付与工程で剥離された接着シートの面内における所定の位置を折り曲げて屈曲部を形成する折曲工程と、前記折曲工程で折り曲げられた前記接着シートを圧着する圧着工程とを備え、前記折曲工程で形成された前記屈曲部を保持する屈曲部保持工程を更に備えている、という構成を採用している。
以上のような本発明によれば、屈曲部保持手段を備えているため、圧着手段で圧着する前の段階で屈曲部の折り曲げ姿勢が崩れてしまうことがなくなり、当該接着シートの折畳み不良を防止することができる。
この際、屈曲部保持手段が貫通部材を備えていれば、屈曲部をより強く保持できる。
本発明の一実施形態に係るシート剥離装置の側面図。 (A)〜(C)はシート剥離装置の動作説明図。 (A)〜(D)はシート剥離装置の動作説明図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1中手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸と平行な図1中手前方向で「後」がその逆方向とする。
図1において、シート剥離装置10は、被着体としての半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」ともいう)WFに貼付された接着シートASを剥離する装置であって、接着シートASを保持する保持手段20と、保持手段20で保持した接着シートASに張力を付与してウエハWFから当該接着シートASを剥離する張力付与手段30と、張力付与手段30で剥離された接着シートASの面内における所定の位置を折り曲げて屈曲部AS1(図3(A)参照)を形成する折曲手段40と、折曲手段40で折り曲げられた接着シートASを圧着する圧着手段50と、折曲手段40で形成された屈曲部AS1を保持する屈曲部保持手段60と、接着シートASを回収する回収手段としての回収箱70とを備えている。なお、屈曲部AS1とは、折曲手段40で接着シートASを折り曲げた際、この折り曲げを実現するために当該接着シートASが折れ曲がった部位のこととする。
保持手段20は、巻回された剥離用テープPTを回転可能に支持するテープ支持手段21と、テープ支持手段21に支持された剥離用テープPTを当該テープ支持手段21とで挟み込み、当該剥離用テープPTに繰出力または巻取力を付与する繰出手段22と、剥離用テープPTのリード端部を保持するリード保持手段23と、リード保持手段23が剥離用テープPTを保持することを補助する保持補助手段24と、リード保持手段23に保持された剥離用テープPTを接着シートASに押圧して貼付する押圧手段25と、剥離用テープPTを切断する切断手段26とを備え、剥離用テープPTを介して接着シートASを保持する構成となっている。
テープ支持手段21は、回転軸21Aを中心に回動可能な回動アーム21Bの自由端側に支持され、巻回された剥離用テープPTを支持する支持ローラ21Cと、回動アーム21Bを繰出手段22方向に付勢する付勢手段としてのばね21Dとを備えている。
繰出手段22は、駆動機器としての回動モータ22Aによって駆動される繰出ローラ22Bを備えている。
リード保持手段23は、駆動機器としての直動モータ23Aの出力軸23Bに支持された収容手段23C内に収容され、収容手段23Cの底面である吸着面23Dに形成された吸引孔23Eを介して剥離用テープPTを吸着保持する減圧ポンプや真空エジェクタ等の吸引手段23Fを備えている。
保持補助手段24は、駆動機器としての直動モータ24Aの出力軸24Bに支持され、剥離用テープPTを吸着面23Dに当接させる補助ローラ24Cを備えている。
押圧手段25は、収容手段23C内に収容された駆動機器としてのリニアモータ25Aのスライダ25Bに支持され、収容手段23Cの底面から突没可能に設けられた押圧ヘッド25Cと、コイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段25Dとを備えている。
切断手段26は、収容手段23C内に収容された駆動機器としてのリニアモータ26Aのスライダ26Bに支持され、収容手段23Cの底面から突没可能に設けられた切断刃26Cを備えている。
張力付与手段30は、剥離用テープPTとウエハWFを相対移動させる移動手段31と、ウエハWFから剥離された接着シートASをウエハWF方向に押え付け、ウエハWFが接着シートASの剥離方向へ移動することを規制する押え付け手段32と、押え付け手段32とで剥離用テープPTや接着シートASを挟み込む挟み込み手段33とを備えている。
移動手段31は、駆動機器としてのリニアモータ31Aのスライダ31Bに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によってウエハWFを吸着保持可能な支持面31Cを有するテーブル31Dを備えている。
押え付け手段32は、駆動機器としてのリニアモータ32Aのスライダ32Bに支持された駆動機器としての回動モータ32Cと、回動モータ32Cの図示しない出力軸に支持された押え付けローラ32Dとを備えている。
挟み込み手段33は、駆動機器としての直動モータ33Aの出力軸33Bに支持された支持部材33Cと、支持部材33Cに支持されたピンチローラ33Dと、支持部材33Cに支持され、その上面に切断刃26Cの進入を受容する溝33Fが形成されたシート支持部材33Eとを備えている。
折曲手段40は、駆動機器としてのリニアモータ41のスライダ41Aに支持され、外周に逃げ溝42Aが形成された当接ローラ42を備えている。
圧着手段50は、屈曲部AS1側を圧着する屈曲部圧着手段51と、屈曲部AS1の反対側に位置し、折り曲げられた接着シートASにおいて対向する外周部である反対端部AS2(図3(A)参照)同士を圧着する外周部圧着手段52とを備え、折り曲げられた接着シートASを圧着して折り畳むようになっている。
屈曲部圧着手段51は、駆動機器としてのリニアモータ51Aのスライダ51Bに支持された支持フレーム51Cと、支持フレーム51Cに支持された駆動機器としての直動モータ51Dと、その出力軸51Eに支持された上チャック部材51Fと、上チャック部材51F上に支持された駆動機器としての直動モータ51Gと、その出力軸51Hに支持され、上チャック部材51Fに形成された孔51J内に配置された吸着パッド51Kと、支持フレーム51Cの下部に支持された下チャック部材51Lとを備えている。なお、吸着パッド51Kは、図示しない減圧ポンプや真空エジェクタ等の減圧手段によって吸着保持が可能に設けられている。
外周部圧着手段52は、保持手段20の収容手段23Cと、張力付与手段30のシート支持部材33Eとで構成されている。
屈曲部保持手段60は、上チャック部材51F上に支持された駆動機器としての直動モータ61と、その出力軸61Aに支持され、上チャック部材51Fに形成された孔51M内に配置されて接着シートASを貫通可能な貫通部材としてのニードル62とを備え、当該ニードル62を屈曲部AS1に貫通させて当該屈曲部AS1を保持するようになっている。
以上のシート剥離装置10において、ウエハWFに貼付された接着シートASを剥離する手順を説明する。
先ず、作業者が剥離用テープPTを図1中実線で示すようにセットした後、各部材が初期位置で待機する図1中実線で示すシート剥離装置10に対し、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の入力手段を介して自動運転開始の信号を入力する。すると、保持手段20が吸引手段23Fを駆動し、吸着面23Dで剥離用テープPTを吸着保持する。そして、人手または多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない搬送手段によって、接着シートASが上方となる状態でウエハWFが支持面31C上に載置されると、張力付与手段30が図示しない減圧手段を駆動し、ウエハWFの吸着保持を開始する。その後、張力付与手段30がリニアモータ31Aを駆動し、テーブル31Dを右方向に移動させ、図1中二点鎖線で示すように、接着シートASの左端部を押圧ヘッド25Cの直下に位置させる。
次いで、保持手段20が直動モータ24Aを駆動し、図1中二点鎖線で示すように、補助ローラ24Cを収容手段23Cの下方から退避させた後、回動モータ22Aおよび直動モータ23Aを駆動し、剥離用テープPTを繰り出しながら収容手段23Cを接着シートASの直上所定位置まで下降させる。その後、保持手段20がリニアモータ25Aを駆動し、図2(A)に示すように、押圧ヘッド25Cを下降させ、剥離用テープPTを接着シートASの左端部に押圧して貼付する。このとき、保持手段20が加熱手段25Dを駆動し、剥離用テープPTを加熱してもよい。接着シートASへの剥離用テープPTの貼付が完了すると、保持手段20が吸引手段23Fの駆動を停止するとともに、リニアモータ25Aおよび直動モータ23Aを駆動し、押圧ヘッド25Cおよび収容手段23Cを初期位置に復帰させる。
その後、張力付与手段30が直動モータ33Aを駆動し、ピンチローラ33Dと押え付けローラ32Dとで剥離用テープPTを所定の押圧力で挟み込んだ後、リニアモータ31Aを駆動し、接着シートASの左端部を押え付けローラ32Dの最下部の直下に位置させる。次に、保持手段20が回動モータ22Aを駆動し、剥離用テープPTを所定長さ巻き取るとともに、張力付与手段30がリニアモータ32Aを駆動し、図2(B)に示すように、押え付けローラ32Dの最下部で剥離用テープPTの折曲部を押圧する。次いで、張力付与手段30がリニアモータ31Aおよび回動モータ32Cを駆動し、テーブル31Dを左方向に移動させるとともに、押え付けローラ32Dを反時計回転方向に回転させる。これにより、接着シートASは、その折曲部が押え付けローラ32Dの最下部で押え付けられながらウエハWFから剥離される。なお、接着シートASの剥離中は、折曲手段40がリニアモータ41を駆動し、押え付けローラ32Dおよびピンチローラ33Dによって繰り出された剥離用テープPTや接着シートASに当接ローラ42を当接させ、それらに所定の張力を付与して当該剥離用テープPTや接着シートASが2つ折りになるように誘導する。
そして、ウエハWFから接着シートAS全体が剥離されると、張力付与手段30および折曲手段40が回動モータ32Cおよびリニアモータ41の駆動を停止し、図2(C)に示すように、押え付けローラ32Dとピンチローラ33Dとで接着シートASの剥離後端部を挟み込んだ状態で、回動モータ32Cの回転をロックさせる。次に、圧着手段50がリニアモータ51Aを駆動し、スライダ51Bを左方向に移動させた後、保持手段20および折曲手段40が回動モータ22Aおよびリニアモータ41を駆動し、接着シートASの剥離先端部付近の剥離用テープPTが切断刃26Cの直下に位置するように、当該剥離用テープPTおよび接着シートASを移動させる。次いで、保持手段20が回動モータ22Aの回転をロックさせた状態で、張力付与手段30が回動モータ32Cを駆動し、押え付けローラ32Dとピンチローラ33Dとの間から接着シートASの剥離後端部を脱出させるとともに、折曲手段40がリニアモータ41を駆動し、図3(A)に示すように、接着シートASの反対端部AS2の位置合わせを行う。その後、屈曲部保持手段60が直動モータ61を駆動し、図3(B)に示すように、その先端部が逃げ溝42Aに入り込むまでニードル62を下降させ、当該ニードル62で屈曲部AS1を保持する。次に、圧着手段50が図示しない減圧手段および直動モータ51Gを駆動し、吸着パッド51Kを昇降させて当該吸着パッド51Kで接着シートASを吸着保持した後、折曲手段40がリニアモータ41を駆動し、当接ローラ42を初期位置に復帰させる。このとき、屈曲部AS1に当接ローラ42の移動方向への力が加わるが、屈曲部AS1は、ニードル62の貫通によって保持されているので移動することはなく、接着シートASの折り曲げ姿勢が崩れることはない。そして、圧着手段50が直動モータ23A、51Dを駆動し、図3(C)に示すように、収容手段23Cとシート支持部材33Eとで反対端部AS2を圧着するとともに、上チャック部材51Fと下チャック部材51Lとで屈曲部AS1を圧着することで、接着シートASを折り畳む。次に、保持手段20が吸引手段23Fを駆動し、吸着面23Dで剥離用テープPTを吸着保持した後、リニアモータ26Aを駆動し、溝33Fを利用して切断刃26Cを昇降させることで剥離用テープPTを切断する。その後、保持手段20が直動モータ23Aを駆動し、収容手段23Cを初期位置に復帰させた後、直動モータ24Aを駆動し、補助ローラ24Cを初期位置に復帰させる。
次いで、圧着手段50がリニアモータ51Aを駆動し、スライダ51Bを初期位置に復帰させ、図示しない減圧手段の駆動を停止した後、圧着手段50および屈曲部保持手段60が直動モータ51D、51Gおよび61を駆動し、上チャック部材51F、吸着パッド51Kおよびニードル62を初期位置に復帰させる。これにより、2つ折りにされた接着シートASは、図3(D)に示すように、その自重によって回収箱70内に落下する。なお、上チャック部材51Fを初期位置に復帰させるときに、圧着手段50が加圧ポンプやタービン等の図示しない加圧手段を駆動し、吸着パッド51Kから空気やガス等の気体を噴出してもよい。
ウエハWFから接着シートAS全体が剥離されると、人手または図示しない搬送手段がテーブル31D上のウエハWFを次工程に搬送した後、各手段がそれぞれの駆動機器を
駆動し、各部材を初期位置に復帰させ、以降同様の動作が繰り返される。
以上のような実施形態によれば、屈曲部保持手段60を備えているため、圧着手段50で圧着する前の段階で屈曲部AS1の折り曲げ姿勢が崩れてしまうことがなくなり、当該接着シートASの折畳み不良を防止することができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれる。
例えば、保持手段20は、枚葉の剥離用テープを接着シートASに押圧して貼付する構成でもよいし、剥離用テープPTを介することなく、駆動機器や吸着保持等で直接接着シートASを保持してもよい。
テープ支持手段21は、繰出手段22方向に付勢されることなく剥離用テープPTを支持してもよく、この場合、繰出手段22は、繰出ローラ22Bとで剥離用テープPTを挟み込むピンチローラ等を採用すればよい。
保持補助手段24は、補助ローラ24Cに代えてまたは併用して、棒状部材、板状部材、エアの吹き付けで剥離用テープPTを吸着面23Dに当接させる構成を採用することができるし、接着シートAS剥離後の剥離用テープPTをリード保持手段23のみで保持可能であれば、なくてもよい。
加熱手段25Dは、剥離用テープPTが感圧接着性の接着シートの場合、あってもよいし、なくてもよい。
押圧手段25および切断手段26の少なくとも一方は、収容手段23Cに収容されずに、リニアモータ25A、26Aが図示しないフレームで支持されていてもよい。
付勢手段は、ばね21Dに代えてまたは併用して、ゴム、樹脂等の弾性部材や、駆動機器等を採用してもよい。
他の装置で剥離用テープPTが接着シートASに貼付されている場合、保持手段20は、テープ支持手段21、繰出手段22、リード保持手段23、保持補助手段24、押圧手段25および切断手段26はなくてもよく、それらの代わりに駆動機器や吸着保持等で接着シートASに貼付されている剥離用テープPTを保持する構成を採用すればよい。
他の装置で剥離用テープPTを切断する場合、本願発明において切断手段26はなくてもよいし、剥離用テープPTを切断しなくてもよい。
張力付与手段30は、繰出手段22の駆動、回動モータ32Cの駆動およびリニアモータ31Aの駆動のうち、少なくとも1つの駆動で接着シートASを剥離してもよいし、テーブル31Dを固定しておき、または、移動させつつ保持手段20等を移動させてウエハWFから接着シートASを剥離してもよいし、他の装置でウエハWFを移動させる場合、本願発明において移動手段31はなくてもよい。
押え付け手段32は、ウエハWFから剥離された接着シートASをウエハWFに貼付されている接着シートASに接触するように押え付けてもよいし、接触しないように押え付けてもよいし、接着シートASの左端部、中間部、右端部等、どの位置で当該接着シートASを押え付けてもよいし、押え付けローラ32Dの最下部以外の位置で接着シートASの折曲部を押え付けてもよいし、なくてもよい。
挟み込み手段33は、ピンチローラ33Dに代えてまたは併用して、板状部材やエアの吹き付け等で押え付けローラ32Dとで剥離用テープPT等を挟み込んでもよいし、なくてもよい。
シート支持部材33Eは、直動モータ33A以外の駆動機器で移動するようにしてもよいし、溝33Fがなくてもよい。
折曲手段40は、前記実施形態では、接着シートASを1回だけ折り曲げて2つ折りとしたが、2回以上折り曲げて3つ折り以上としてもよいし、ウエハWFに当接していた面の反対側の面同士が対向する2つ折りとした上で、3つ折り以上となるように接着シートASを折り曲げてもよいし、当接ローラ42に代えてまたは併用して、棒状部材や板状部材等を採用してもよいし、エアの吹き付け等で2つ折または3つ折り以上となるように接着シートASを折り曲げてもよい。
逃げ溝42Aは、ニードル62が複数設けられている場合、各逃げ溝42Aにニードル62が1本ずつまたは複数本ずつ入るように設けてもよいし、なくてもよい。
圧着手段50は、上チャック部材51Fに形成された孔51Jと同等の孔を下チャック部材51Lに設け、直動モータ51Gおよび吸着パッド51Kと同等のものを下チャック部材51Lの下面に設け、上側の吸着パッド51Kと下側の吸着パッド51Kとの少なくとも一方で接着シートASを吸着保持してもよいし、上下チャック部材51F、51Lとして、板状部材の他にローラ部材等の他の部材を採用してもよいし、エアの吹き付けで接着シートASを圧着してもよいし、折り畳まれた接着シートASを1枚ずつ保持して、回収箱70内に重ねて収納する重ね収納手段を備えてもよいし、なくてもよい。重ね収納手段は、駆動機器等を適宜組み合せて構成することができる。
外周部圧着手段52は、収容手段23Cおよびシート支持部材33E以外の部材で反対端部AS2を圧着する構成としてもよいし、保持手段20で保持した端部とは別の端部と他の端部とを、折り曲げられた接着シートASにおいて対向する外周部同士として圧着する構成としてもよいし、対向する外周部の全体を圧着してもよいし、一部を圧着してもよいし、なくてもよい。
屈曲部保持手段60は、ニードル62を複数設け、各ニードル62を1個の直動モータ61で移動させたり、各ニードル62をそれぞれ1個の直動モータ61で移動させたりしてもよいし、ニードル62の下方への移動量を増やし、屈曲部AS1の上側と下側との両方を貫通するように構成してもよいし、上チャック部材51Fに形成された孔51Mと同等の孔を下チャック部材51Lに設け、直動モータ61およびニードル62と同等のものを下チャック部材51Lの下面に設け、上側のニードル62と下側のニードル62との少なくとも一方で屈曲部AS1を保持してもよいし、貫通部材として針金、樹脂、木材、駆動機器の出力軸等のニードル以外の部材を採用してもよいし、吸着パッド、接着、粘着、磁着等の接着シートASを貫通させることなく屈曲部AS1を保持できるものを採用してもよいし、屈曲部AS1の上側、下側および側方等、いずれの位置から保持を行ってもよいし、例えば、Y軸方向に進退可能なシャフト部材や、屈曲部AS1の前側および後側を引掛けることが可能なフック部材等を屈曲部AS1の折り曲げ内側に挿入し、当該屈曲部AS1を保持するようにしてもよい。
回収手段は、回収箱70以外に、剥離した接着シートASを搬送するベルトコンベアや多間接ロボット等でもよいし、なくてもよい。
前記実施形態では、接着シートASの反対端部AS2の位置合わせを行ったが、当該反対端部AS2の位置合わせは行わなくてもよい。
また、本発明における接着シートAS、剥離用テープPTおよび被着体の材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、接着シートASおよび剥離用テープPTは、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよいし、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態のものであってもよく、感熱接着性の接着形態のものが採用された場合の貼付は、接着シートASや剥離用テープPTを加熱する適宜なコイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段を設けるといった適宜な方法で接着すればよい。また、このような接着シートASおよび剥離用テープPTは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材シートと接着剤層との間に中間層を有するもの、基材シートの上面にカバー層を有する等3層以上のもの、更には、基材シートを接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、被着体としては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートASを機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意の形状の任意のシート、フィルム、テープ等を前述のような任意の被着体に貼付することができる。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、保持手段は、接着シートを保持可能なものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせ、その技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(他の手段および工程についての説明は省略する)。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
前記実施形態において、ローラが採用されている場合、各ローラを回転駆動させる駆動機器を備えてもよいし、各ローラの表面をゴムや樹脂等の弾性変形が可能な部材で構成してもよいし、各ローラを弾性変形しない部材で構成してもよいし、押圧ローラや押圧ヘッド等の押圧手段や押圧部材が採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、ローラ、丸棒、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ等による押圧部材を採用したり、大気やガス等のエアの吹き付けにより押圧する構成を採用したりしてもよいし、押圧手段や押圧部材の押圧部をゴムや樹脂等の弾性変形が可能な部材で構成してもよいし、弾性変形しない部材で構成してもよいし、剥離手段や剥離部材が採用されている場合は、板状部材、丸棒、ローラ等で構成してもよいし、支持(保持)手段や支持(保持)部材等の被支持部材を支持または保持する構成のものが採用されている場合、メカチャックやチャックシリンダ等の把持手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等で被支持部材を支持(保持)する構成を採用してもよいし、切断手段や切断刃が採用されている場合、上記で例示したものに代えてまたは併用して、カッター刃、レーザカッタ、イオンビーム、火力、熱、水圧、電熱線、気体や液体等の吹付け等の切断部材を採用したり、適宜な駆動機器を組み合わせたもので切断部材を移動させて切断するようにしたりしてもよい。
10 シート剥離装置
20 保持手段
30 張力付与手段
40 折曲手段
50 圧着手段
60 屈曲部保持手段
62 ニードル(貫通部材)
AS 接着シート
AS1 屈曲部
WF ウエハ(被着体)

Claims (3)

  1. 被着体に貼付された接着シートを剥離するシート剥離装置であって、
    前記接着シートを保持する保持手段と、
    前記保持手段で保持した前記接着シートに張力を付与して前記被着体から当該接着シートを剥離する張力付与手段と、
    前記張力付与手段で剥離された接着シートの面内における所定の位置を折り曲げて屈曲部を形成する折曲手段と、
    前記折曲手段で折り曲げられた前記接着シートを圧着する圧着手段とを備え、
    前記折曲手段で形成された前記屈曲部を保持する屈曲部保持手段を更に備えていることを特徴とするシート剥離装置。
  2. 前記屈曲部保持手段は、前記接着シートを貫通可能な貫通部材を備え、当該貫通部材を前記屈曲部に貫通させて当該屈曲部を保持することを特徴とする請求項1に記載のシート剥離装置。
  3. 被着体に貼付された接着シートを剥離するシート剥離方法であって、
    前記接着シートを保持する保持工程と、
    前記保持工程で保持した前記接着シートに張力を付与して前記被着体から当該接着シートを剥離する張力付与工程と、
    前記張力付与工程で剥離された接着シートの面内における所定の位置を折り曲げて屈曲部を形成する折曲工程と、
    前記折曲工程で折り曲げられた前記接着シートを圧着する圧着工程とを備え、
    前記折曲工程で形成された前記屈曲部を保持する屈曲部保持工程を更に備えていることを特徴とするシート剥離方法。
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