JP6437343B2 - シート貼付装置およびシート貼付方法 - Google Patents
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前記被着体に貼付された前記接着シートを所定の形状に切断して貼付シートを形成する切断手段とを有し、前記切断手段は、前記貼付シートを折り返して前記データキャリアを包み込む包み込み部を形成可能に設けられていることを特徴とするシート貼付装置である。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、当該所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1の手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」が紙面に直交する手前方向であってY軸の矢印方向で「後」がその逆方向とする。
位置合わせ手段42は、そのスライダ44AをX軸方向とY軸方向との直交2軸方向に移動可能な駆動機器としての所謂XYテーブル44と、スライダ44Aに支持され、その出力軸45Aで支持した支持テーブル43のZ軸方向への移動と、X−Y平面内での回転とを可能にする駆動機器としての直動・回動モータ45と、支持テーブル43の上方に配置され、公知の被写体認識技術等により、撮像したものの位置を認識可能な撮像手段46とを備えている。
先ず、各部材が初期位置で待機する図1中実線で示すシート貼付装置10に対し、人手または多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない搬送手段によって、被着体WKが支持面43A上に載置されると、支持手段40が図示しない減圧手段を駆動し、当該被着体WKの吸着保持を開始する。
供給手段20は、枚葉の接着シートASを供給する構成でもよい。
データキャリア貼付手段30は、パーツフィーダ31に代えて、適宜な駆動機器を組み合わせて保持部材33にデータキャリアDCを保持させる構成のものを採用してもよい。
保持部材33は、減圧ポンプや真空エジェクタ等の減圧手段や、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段や、接着剤、磁力等でデータキャリアDCを保持する構成でもよい。
保持部材33は、複数のデータキャリアDCを保持し、それら複数のデータキャリアDCを接着面AFに貼付してもよいし、それら複数のデータキャリアDCのうちの一部である1または複数を接着面AFに貼付してもよい。
データキャリア貼付手段30は、データキャリアDCを接着面AFに貼付できればよく、例えば、パーツフィーダ31や保持部材33に代えて、駆動機器としての多関節ロボットやベルトコンベア等を採用してもよい。
データキャリア貼付手段30は、被着体WKに貼付された後の接着シートASにデータキャリアDCを貼付してもよいし、被着体WKに貼付されて切断手段60で切断された後の貼付シートSSにデータキャリアDCを貼付してもよい。
位置合わせ手段42は、撮像手段46に代えて、紫外線、赤外線、レーザ光線等の光線を照射する投光手段と、その反射光を検知するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の受光素子を備える受光手段とから構成される投受光型の光学センサや、反射型の光学センサを採用してもよいし、リミットスイッチや圧力センサ等の接触型のセンサを採用してもよいし、音波(超音波)センサ、磁力センサ、赤外線センサ等を採用してもよく、なんら限定されるものではない。
位置合わせ手段42は、人が目で見て支持テーブル43を移動させて位置合わせするようにしてもよく、その場合、撮像手段46はあってもよいし、なくてもよい。
他の装置で被着体WKを支持する場合、シート貼付装置10において支持手段40はなくてもよく、この場合、位置合わせ手段42は、供給手段20側(接着シートAS)を移動させればよい。
位置合わせ手段42は、支持テーブル43上に被着体WKが載置された後、供給手段20が被着体WKの一方の面に対向させて接着シートASを供給する前に、被着体WKの中心WCを外側テーブル41の中心TCに一致させるとともに、谷部WK2を直線TCY上に配置させてもよい。
位置合わせ手段42は、撮像手段46を切断手段60に支持させることなく切り離して配置したり、凹部41A内に設けて、被着体WKやデータキャリアDCを下方から位置認識するようにしたりしてもよい。
位置合わせ手段42は、上述のように接着シートASを移動させてもよいし、被着体WKと接着シートASとの両方を移動させてもよいし、なくてもよい。
押圧手段50は、供給手段20で供給された接着シートASを減圧ポンプや真空エジェクタ等の減圧手段によって吸着保持し、被着体WKに押圧して貼付する構成でもよい。
押圧手段50は、押圧部材を停止させておき、被着体WKを移動させてもよいし、押圧部材と被着体WKとの両方を移動させて接着シートASを被着体WKに押圧して貼付してもよい。
切断手段60は、図5(B)に示すように、被着体WKの外縁から四角形状に突出した凸部により構成され、折り返されることで、データキャリアDCを包み込むことが可能な包み込み部AS2を備えた貼付シートSSを形成するように接着シートASを切断してもよい。このような包み込み部AS2も、上記包み込み部AS1と同様の効果を得ることができる。
切断手段60が被着体WKの外縁から突出した凸部を形成するように接着シートASを切断する場合、被着体WKに凹み部WK1がある場合でも、当該凹み部WK1に表出した接着面AFにデータキャリアDCを貼付しなくてもよい。
なお、被着体WKの外縁から突出した凸部の形状や、包み込み部AS1、AS2の形状は、円形状、半円形状、楕円形状、半楕円形状、五角形以上の多角形状に突出した凸部により構成されていてもよいし、凹み部WK1の形状に合わせた形状でなくてもよい。
上記のような包み込み部AS1、AS2の折り返しは、人の作業により行うようにしてもよいし、駆動機器等により構成される折り返し手段により行うようにしてもよい。このような折り返し手段としては、例えば、包み込み部AS1、AS2を接着面AFの反対側から保持する保持部材と、この保持部材を接着面AF同士が接着するように回転させる駆動機器としての回動モータとを備えたものが例示できる。
なお、折り返し手段は、シート貼付装置10に装備させてもよいし、シート貼付装置10に装備させることなく、貼付シートSSが貼付された被着体WKを適宜な搬送手段によって折り返し装置に搬送し、貼付の後工程として折り返し装置により包み込み部AS1、AS2の折り返しを行うようにしてもよい。搬送手段は、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力等で被着体WKを保持する構成でもよい。
切断手段60は、図5(B)に示す貼付シートSSにおいて、包み込み部AS2がない凸部を形成するように接着シートASを切断してもよい。このような凸部も、円形状、半円形状、楕円形状、半楕円形状、三角形や五角形以上の多角形状であってもよい。
切断手段60は、レーザ光、イオンビーム、火力、熱、水圧、または空気圧等で切断を行う切断部材を構成してもよい。
切断手段60は、多関節ロボットや適宜な駆動機器を組み合わせたもので構成し、切断部材を移動させてもよい。
切断手段60は、切断部材を停止させておき、接着シートASおよび被着体WKを移動させて当該接着シートASを切断してもよいし、切断部材と接着シートASおよび被着体WKとの両方を移動させて当該接着シートASを切断してもよい。
切断手段60は、切断刃65を被着体WKの外縁に当接させた状態で、当該切断刃65における接着シートAS側を当該被着体WK側に傾斜させ、当該被着体WKの外縁に沿って移動させることで、当該被着体WKの外縁よりも小さな外縁を備えた貼付シートSSを形成してもよい。
切断手段60は、被着体WKの外縁と同形状となる外縁を備えた貼付シートSSを形成してもよいし、当該被着体WKの外縁よりも大きな外縁を備えた貼付シートSSを形成してもよい。
前記実施形態では、データキャリアDCと凹み部WK1との位置合わせを直線TCY上で行ったが、外側テーブル41の中心TCを通るX軸と平行な直線TCX上や、直線TCY、TCXと交差する任意の直線上でそれらの位置合わせを行ってもよい。
凹み部WK1としては、被着体WKの外縁部に形成された凹みだけでなく、被着体WKの面内に形成された凹みでもよく、そのような外縁部および面内に形成された凹みは、貫通孔でもよいし有底穴でもよい。
データキャリアDCに記憶させる情報は、被着体WKの製品名、ロット番号などの被着体WKについての各種情報、今までに被着体WKに施した処理の履歴情報、今後被着体WKに施す処理の内容を示す情報、次に被着体WKを送る工程や客先等の搬送先情報、被着体WKがウエハのように分割して使用される物の場合における不良品の位置情報等、被着体WKに関する情報であればどのような情報でもよい。
シート貼付装置10は、天地反転して配置したり横置きにしたりして、被着体WKの下面や側面に接着シートASを貼付するように構成してもよい。
位置合わせ手段42、切断手段60のように本願発明の独立請求項に構成要件として記載されていない構成要素については、それぞれ必要に応じて採用すればよく、なくてもよい。
20・・・供給手段
30・・・データキャリア貼付手段
42・・・位置合わせ手段
50・・・押圧手段
60・・・切断手段
DC・・・データキャリア
WK・・・被着体
WK1・・凹み部
AS・・・接着シート
AF・・・接着面
AS1・・包み込み部
AS2・・包み込み部
SS・・・貼付シート
Claims (4)
- 被着体の一方の面に接着面を対向させて接着シートを供給する供給手段と、
前記接着シートを押圧して前記被着体に貼付する押圧手段と、
前記接着シートの接着面にデータキャリアを貼付するデータキャリア貼付手段と、
前記被着体に貼付された前記接着シートを所定の形状に切断して貼付シートを形成する切断手段とを有し、
前記切断手段は、前記貼付シートを折り返して前記データキャリアを包み込む包み込み部を形成可能に設けられていることを特徴とするシート貼付装置。 - 前記被着体は、凹み部を備え、
前記データキャリア貼付手段は、前記凹み部に表出した前記接着シートの接着面に前記データキャリアを貼付可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシート貼付装置。 - 前記データキャリア貼付手段は、前記被着体に貼付される前の前記接着シートの接着面に前記データキャリアを貼付可能に設けられ、
前記接着シートに貼付された前記データキャリアが前記被着体の前記凹み部に配置されるように位置合わせを行う位置合わせ手段を有することを特徴とする請求項2に記載のシート貼付装置。 - 被着体の一方の面に接着面を対向させて接着シートを供給する工程と、
前記接着シートを押圧して前記被着体に貼付する工程と、
前記接着シートの前記接着面にデータキャリアを貼付する工程と、
前記被着体に貼付された前記接着シートを所定の形状に切断して貼付シートを形成する工程とを有し、
前記貼付シートを形成する工程は、前記貼付シートを折り返して前記データキャリアを包み込む包み込み部を形成可能であることを特徴とするシート貼付方法。
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JP2015034113A JP6437343B2 (ja) | 2015-02-24 | 2015-02-24 | シート貼付装置およびシート貼付方法 |
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