JP6438796B2 - シート剥離装置および剥離方法 - Google Patents

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本発明は、シート剥離装置および剥離方法に関する。
従来、被着体に貼付された接着シートを剥離するシート剥離装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−216606号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来のシート剥離装置では、フレーム保持部からリングフレーム(フレーム)を回収する機構はもとより、ウエハ(被着体)から剥離された粘着テープ(接着シート)を回収する機構が必要となり、装置の大型化や制御の複雑化を招来するという不都合がある。
本発明の目的は、装置の大型化や制御の複雑化を防止することができるシート剥離装置および剥離方法を提供することにある。
本発明のシート剥離装置は、被着体の一方の面に貼付された接着シートにより、フレームと一体化された一体物における当該被着体から、前記接着シートを剥離するシート剥離装置であって、前記接着シートに切込を形成し、当該接着シートを前記フレームに貼付された外側シートと前記被着体に貼付された内側シートとに分割する切断手段と、前記フレームと被着体とを所定の搬送方向に相対移動させ、当該被着体から前記接着シートを剥離しつつ、当該フレームを所定のフレーム回収位置に搬送する搬送手段とを備え、前記内側シートの外部から前記搬送方向に直交する直交線が当該搬送方向に移動したときに、当該直交線が最初に当該内側シートの外縁に当接する当接部を含む位置で、前記外側シートと内側シートとを連結する連結手段を備えていることを特徴とする。
本発明のシート剥離装置において、前記搬送手段は、前記フレームとで前記外側シートを挟み込むシート挟込手段を備えていることが好ましい。
本発明のシート剥離方法は、被着体の一方の面に貼付された接着シートにより、フレームと一体化された一体物における当該被着体から、前記接着シートを剥離するシート剥離方法であって、前記接着シートに切込を形成し、当該接着シートを前記フレームに貼付された外側シートと前記被着体に貼付された内側シートとに分割する切断工程と、前記フレームと被着体とを所定の搬送方向に相対移動させ、当該被着体から前記接着シートを剥離しつつ、当該フレームを所定のフレーム回収位置に搬送する搬送工程とを備え、前記切断工程とフレーム搬送工程との間に、前記内側シートの外部から前記搬送方向に直交する直交線が当該搬送方向に移動したときに、当該直交線が最初に当該内側シートの外縁に当接する当接部を含む位置で、前記外側シートと内側シートとを連結する工程を備えていることを特徴とする。
以上のような本発明によれば、外側シートと内側シートとを連結するため、フレームをフレーム回収位置に搬送するだけで、被着体から接着シートを剥離して当該剥離した接着シートをも回収することができるので、装置の大型化や制御の複雑化を防止することができる。
また、搬送手段にシート挟込手段を設ければ、フレームと被着体とを相対移動させる際に、外側シートがフレームから剥離してしまうことを防止することができる。
本発明の一実施形態に係るシート剥離装置の側面図。 図1のシート剥離装置の動作説明図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な図1中手前方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸の矢印方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸の矢印方向で「後」がその逆方向とする。
図1において、シート剥離装置10は、被着体としてのウエハWFの一方の面に貼付された接着シートASにより、フレームとしてのリングフレームRFと一体化された一体物WKにおける当該ウエハWFから、接着シートASを剥離する装置であって、接着シートASに切込CUを形成し、当該接着シートASをリングフレームRFに貼付された外側シートAS1とウエハWFに貼付された内側シートAS2とに分割する切断手段20と、リングフレームRFとウエハWFとを所定の搬送方向TDに相対移動させ、当該リングフレームRFを図示しない所定のフレーム回収位置に搬送する搬送手段30と、内側シートAS2の外部から搬送方向TDに直交する直交線SL(図2参照)が当該搬送方向TDに移動したときに、当該直交線SLが最初に当該内側シートAS2の外縁に当接する当接部PC(図2(A)参照)を含む位置で、外側シートAS1と内側シートAS2とを連結する連結手段40と、一体物WKを保持する一体物保持手段50とを備えている。
切断手段20は、駆動機器としての多関節ロボット21と、多関節ロボット21の先端アーム(作業アーム)22に着脱可能に支持された切断刃23とを備えている。多関節ロボット21は、その作業範囲内において先端アーム22に装着したものを何れの位置、何れの角度にでも変位可能な所謂6軸ロボットである。
搬送手段30は、駆動機器としてのリニアモータ31と、リニアモータ31のスライダ31Aに支持された駆動機器としての直動モータ32と、直動モータ32の出力軸32Aに支持されたベースプレート33に支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によってリングフレームRFを吸着保持可能な吸着パッド34と、リングフレームRFとで外側シートAS1を挟み込むシート挟込手段35とを備えている。シート挟込手段35は、ベースプレート33に支持された駆動機器としての直動モータ36と、直動モータ36の出力軸36Aに支持された押圧部材37とを備えている。
連結手段40は、剥離シートRLの一方の面に連結部材としての連結シートCSが仮着された原反RSを支持する支持ローラ41と、原反RSを案内する複数のガイドローラ42と、剥離シートRLから連結シートCSを剥離する剥離手段としての剥離板43と、駆動機器としての回動モータ44Aによって駆動される駆動ローラ44と、駆動ローラ44との間に剥離シートRLを挟み込むピンチローラ45と、剥離シートRLを回収する回収ローラ46と、駆動機器としての直動モータ47と、直動モータ47の出力軸47Aに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって連結シートCSを吸着保持可能な支持面48Aを有する押圧手段としての押圧部材48とを備えている。
一体物保持手段50は、駆動機器としてのリニアモータ51と、リニアモータ51のスライダ51Aに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって、リングフレームRFを吸着保持可能な支持面52Aから凹んだ凹部52Bを有する外側テーブル52と、凹部52B内に設けられ、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によってウエハWFを吸着保持可能な支持面53Aを有する内側テーブル53と、凹部52Bの下部に設けられ、外側シートAS1と内側シートAS2とを連結する接着シートAS領域を下部から支える出力軸54Aを有する駆動機器である下支え手段としての直動モータ54とを備えている。
以上のシート剥離装置10において、ウエハWFから内側シートAS2を剥離する手順を説明する。
先ず、各部材が初期位置に配置された図1中実線で示す状態のシート剥離装置10に対し、原反RSを同図に示すようにセットした後、操作パネルやパーソナルコンピュータ等の図示しない入力手段を介して運転開始の信号を入力すると、連結手段40が回動モータ44Aを駆動し、原反RSを繰り出す。そして、剥離板43上に位置する先頭の連結シートCSが所定位置に到達したことを光学センサや撮像手段等の図示しない検知手段が検知すると、連結手段40が回動モータ44Aの駆動を停止し、スタンバイ状態となる。
そして、作業者またはベルトコンベア等の図示しない移送手段が、接着シートASが上側となるように一体物WKを支持面52A、53A上の所定位置に載置する。次に、一体物保持手段50が図示しない減圧手段を駆動し、支持面52A、53AでリングフレームRFおよびウエハWFを吸着保持する。次いで、切断手段20が多関節ロボット21を駆動し、図2(A)に示すように、切込CUを形成して接着シートASを外側シートAS1と内側シートAS2とに分割する。そして、一体物保持手段50がリニアモータ51を駆動し、図1中二点鎖線で示すように、外側テーブル52を左方に移動させて押圧部材48の下方所定位置で停止させる。
次に、一体物保持手段50が直動モータ54を駆動し、出力軸54Aを上昇させて外側シートAS1と内側シートAS2とを連結する接着シートAS領域を下方から支える。次いで、連結手段40が回動モータ44Aおよび図示しない減圧手段を駆動し、原反RSを繰り出して剥離シートRLから剥離された連結シートCSを支持面48Aで保持する。そして、連結手段40が直動モータ47を駆動し、押圧部材48を昇降させて連結シートCSを外側シートAS1と内側シートAS2とに押圧して貼付することで、図2(A)に示すように、当接部PCを含む位置で、内側シートAS2が連結シートCSおよび外側シートAS1を介してリングフレームRFに繋がった状態となる。その後、一体物保持手段50がリニアモータ51を駆動し、図1中二点鎖線で示すように、外側テーブル52を左方に移動させて搬送手段30の下方所定位置で停止させる。
次いで、搬送手段30が直動モータ32、図示しない減圧手段および直動モータ36を駆動し、図2(B)に示すように、吸着パッド34でリングフレームRFを吸着保持するとともに、リングフレームRFと押圧部材37とで外側シートAS1を挟み込む。そして、一体物保持手段50が図示しない減圧手段の駆動を停止し、支持面52AでのリングフレームRFの吸着保持を解除する。次いで、搬送手段30がリニアモータ31および直動モータ32を駆動し、図2(C)に示すように、リングフレームRFを右斜め上方に移動させた後、図2(D)に示すように、当該リングフレームRFを右方向に移動させる。このとき、内側シートAS2が連結シートCSおよび外側シートAS1を介してリングフレームRFに繋がった状態となっているので、当該内側シートAS2は、移動されるリングフレームRFと共にウエハWFから剥離される。
ウエハWFから内側シートAS2全体が剥離され、リングフレームRFが所定の位置に達すると、搬送手段30がリニアモータ31の駆動を停止した後、図示しない減圧手段の駆動を停止する。これにより、リングフレームRFの下方に位置するリングフレームストッカや回収箱等の図示しないフレーム回収位置に、接着シートAS付きのリングフレームRFが回収される。また、ウエハWFから内側シートAS2が剥離されると、一体物保持手段50が図示しない減圧手段の駆動を停止し、支持面53AでのウエハWFの吸着保持を解除した後、作業者または図示しない移送手段がウエハWFを次工程に搬送する。そして、切断手段20、搬送手段30および一体物保持手段50が各部材を初期位置に復帰させ、以降上記同様の動作が繰り返される。
以上のような実施形態によれば、外側シートAS1と内側シートAS2とを連結するため、リングフレームRFを回収位置に搬送するだけで、ウエハWF材から内側シートAS2を剥離して当該剥離した内側シートAS2をも回収することができるので、装置の大型化や制御の複雑化を防止することができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれる。
例えば、切断手段20は、切断刃23のかわりにレーザカッター、熱カッター、エアカッター、圧縮水カッター等の他の構成のものを採用してもよい。
切断手段20は、ウエハWFの外縁に沿って接着シートASを切断したり、ウエハWFとリングフレームRFとの中間部で接着シートASを切断したり、リングフレームRFの開口内縁に沿って接着シートASを切断したりしてもよい。
切断手段20は、切込CUを楕円形、三角形や四角形以上の多角形、その他形状となるように形成してもよい。
切込CUは、リングフレームRFとウエハWFとを相対移動させたときに、当接部PCを含む位置で、リングフレームRFと内側シートAS2とが連結された状態となっていればよいので、切断手段20は、例えば、切取線のような断続的な(部分的に繋がった)切込CUを形成してもよい。
搬送手段30は、ウエハWFの一方の面に平行な方向を搬送方向TDとしてもよいし、当該一方の面に直交する方向を搬送方向TDとしてもよいし、当該一方の面に任意の傾斜角度で交差する方向を搬送方向TDとしてもよい。
搬送手段30は、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力等でリングフレームRFを保持する構成でもよい。
シート挟込手段35は、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段や、エアの噴き付けにより外側シートAS1をリングフレームRFとで挟み込んでもよいし、なくてもよい。
シート挟込手段35がリングフレームRFとで外側シートAS1を挟み込む位置は、いずれの位置でもよく、1箇所でもよいし複数個所でもよい。
搬送手段30は、切込CUを形成するときにシート挟込手段35と同等なもので接着シートASをリングフレームRFとで挟み込んでいてもよい。
搬送手段30は、吸着パッド34の位置を固定しておき外側テーブル52を移動させて、または、吸着パッド34と外側テーブル52との両方を移動させてリングフレームRFを図示しない所定のフレーム回収位置に搬送する構成でもよい。
連結手段40は、内側シートAS2に貼付した連結シートCSがリングフレームRF上にまで達する長さのものを採用してもよく、この場合、例えば、シート挟込手段35がリングフレームRFとで外側シートAS1および当該連結シートCSを挟み込む構成としてもよい。
連結手段40は、1つの切込CUに対して複数の連結シートCSを貼付してもよい。
連結手段40は、図2(A)中二点鎖線で示すような連結シートCSや、その他、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状の連結シートCSを貼付する構成であってもよい。
連結手段40は、一体物保持手段50が外側テーブル52を停止させることなく、連結シートCSを外側シートAS1と内側シートAS2とに貼付する構成でもよい。
連結手段40の押圧手段は、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力等で連結シートCSを保持する構成でもよい。
連結手段40の押圧手段は、大気やガス等の気体を吹き付けて連結シートCSを接着シートASに貼付する構成でもよい。
連結手段40の押圧手段は、連結シートCSを一旦保持することなく、ローラで押圧したり、エアを吹き付けたりして剥離板43で剥離された連結シートCSを直接接着シートASに貼付する構成でもよい。
連結手段40の剥離手段は、ローラ等で剥離シートRLを折り返す構成でもよい。
連結シートCSは、円形、楕円形、三角形以上の多角形、その他の形状であってもよい。
連結部材は、ステープラや接着剤等他の部材であってもよい。
連結手段40は、連結部材をなくし、例えば、外側シートAS1と内側シートAS2とを熱溶着や超音波溶着等の溶着により連結してもよい。
一体物保持手段50は、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力等でウエハWFやリングフレームRFを保持する構成でもよい。
下支え手段は、外側シートAS1と内側シートAS2とを連結する接着シートAS領域の下方に、大気やガス等の気体を吹き付けて接着シートASを支える構成でもよい。
一体物保持手段50は、他の装置や人手でウエハWFを保持する場合、なくてもよい。
シート剥離装置10は、接着シートASに貼付されたウエハWFや当該ウエハWFを個片化したチップ等を他の接着シートや、転写テーブル等の他の部材に転写する例えば特許文献1に記載されたような剥離装置(シート転写装置)に使用してもよい。
ウエハWFの他方の面には、保護シートや紙等の他の部材が貼付されていてもよい。
被着体の形状は、例えば円形、楕円形、三角形以上の多角形、その他の形状であってもよい。
フレームは、リングフレームRF以外に、環状でない(外周が繋がっていない)フレームや、円形、楕円形、三角形以上の多角形、その他の形状であってもよい。
また、本発明における接着シートAS、連結シートCS、被着体、およびフレームの材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、接着シートASは、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよいし、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態のものでもよく、感熱接着性の接着形態の連結シートCSが採用された場合は、当該接着シートを加熱する適宜なコイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段を設けるといった適宜な方法で接着されればよい。また、接着シートASおよび連結シートCSは、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材シートと接着剤層との間に中間層を有するもの、基材シートの上面にカバー層を有する等3層以上のもの、更には、基材シートを接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、被着体としては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、接着シートASを機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意の形状の任意のシート、フィルム、テープ等を前述のような任意の被着体に貼付することができる。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、切断手段は、接着シートに切込を形成し、当該接着シートをフレームに貼付された外側シートと被着体に貼付された内側シートとに分割可能なものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせ、その技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(他の手段および工程についての説明は省略する)。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
10 シート剥離装置
20 切断手段
30 搬送手段
35 シート挟込手段
40 連結手段
AS 接着シート
AS1 外側シート
AS2 内側シート
CU 切込
PC 当接部
RF リングフレーム(フレーム)
SL 直交線
TD 搬送方向
WF ウエハ(被着体)
WK 一体物

Claims (3)

  1. 被着体の一方の面に貼付された接着シートにより、フレームと一体化された一体物における当該被着体から、前記接着シートを剥離するシート剥離装置であって、
    前記接着シートに切込を形成し、当該接着シートを前記フレームに貼付された外側シートと前記被着体に貼付された内側シートとに分割する切断手段と、
    前記フレームと被着体とを所定の搬送方向に相対移動させ、当該被着体から前記接着シートを剥離しつつ、当該フレームを所定のフレーム回収位置に搬送する搬送手段とを備え、
    前記内側シートの外部から前記搬送方向に直交する直交線が当該搬送方向に移動したときに、当該直交線が最初に当該内側シートの外縁に当接する当接部を含む位置で、前記外側シートと内側シートとを連結する連結手段を備えていることを特徴とするシート剥離装置。
  2. 前記搬送手段は、前記フレームとで前記外側シートを挟み込むシート挟込手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のシート剥離装置。
  3. 被着体の一方の面に貼付された接着シートにより、フレームと一体化された一体物における当該被着体から、前記接着シートを剥離するシート剥離方法であって、
    前記接着シートに切込を形成し、当該接着シートを前記フレームに貼付された外側シートと前記被着体に貼付された内側シートとに分割する切断工程と、
    前記フレームと被着体とを所定の搬送方向に相対移動させ、当該被着体から前記接着シートを剥離しつつ、当該フレームを所定のフレーム回収位置に搬送する搬送工程とを備え、
    前記切断工程とフレーム搬送工程との間に、前記内側シートの外部から前記搬送方向に直交する直交線が当該搬送方向に移動したときに、当該直交線が最初に当該内側シートの外縁に当接する当接部を含む位置で、前記外側シートと内側シートとを連結する工程を備えていることを特徴とするシート剥離方法。
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