JP2017157777A - 処理方法および処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】純水を用いることなく処理対象物を薄型化することができる処理方法を提供すること。
【解決手段】処理方法は、処理対象物WFの内部に当該処理対象物WFの一方の面WF1に平行なクラック層CRを形成する境界層形成工程と、クラック層CRを境にして処理対象物WFを分割する分割工程とを備えている。分割工程は、前記処理対象物の厚み方向に当該処理対象物を離間させる。処理装置は、処理対象物の内部に当該処理対象物の一方の面に平行なクラック層を形成する境界層形成手段30と、クラック層を境にして当該処理対象物を分割する分割手段とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、処理方法および処理装置に関する。
従来、処理対象物の薄型化を行うための方法として、処理対象物を研磨する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−66376号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の処理方法では、処理対象物の冷却や洗浄等に純水を用いなければならないという不都合がある。
本発明の目的は、純水を用いることなく処理対象物を薄型化することができる処理方法および処理装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の処理方法は、処理対象物の内部に当該処理対象物の一方の面に平行な境界層を形成する境界層形成工程と、前記境界層を境にして前記処理対象物を分割する分割工程とを備えている、という工程を採用している。
この際、本発明の処理方法では、前記分割工程は、前記処理対象物の厚み方向に当該処理対象物を離間させる、ことが好ましい。
一方、本発明の処理装置は、処理対象物の内部に当該処理対象物の一方の面に平行な境界層を形成する境界層形成手段と、前記境界層を境にして当該処理対象物を分割する分割手段とを備えている、という構成を採用している。
以上のような本発明によれば、処理対象物の内部に境界層を形成し、当該境界層を境にして当該処理対象物を分割するので、純水を用いることなく処理対象物を薄型化することができる。
この際、処理対象物の厚み方向に当該処理対象物を離間させれば、処理対象物を確実に分割できる。
本発明の一実施形態に係る処理装置の平面図。 第1貼付手段の側面図。 第2貼付手段の側面図。 (A)〜(C)は、分割手段の動作説明図。
なお、本実施形態におけるX軸、Y軸、Z軸は、それぞれが直交する関係にあり、X軸およびY軸は、所定平面内の軸とし、Z軸は、前記所定平面に直交する軸とする。さらに、本実施形態では、Y軸と平行な矢印AR方向から観た場合を基準とし、方向を示した場合、「上」がZ軸と平行な図1中手前方向で「下」がその逆方向、「左」がX軸の矢印方向で「右」がその逆方向、「前」がY軸の矢印方向で「後」がその逆方向とする。
図1〜4において、処理装置10は、処理対象物としての半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」という場合がある)WFの一方の面WF1に第1接着シートAS1を貼付して一次加工品WK1を形成する第1貼付手段20と、ウエハWFの内部に当該ウエハWFの一方の面WF1に平行な境界層としてのクラック層CRを形成する境界層形成手段30と、ウエハWFの他方の面WF2に第2接着シートAS2を貼付して二次加工品WK2を形成する第2貼付手段40と、クラック層CRを境にしてウエハWFを分割して第1、第2薄型化ウエハWT1、WT2を形成する分割手段50とを備えている。
第1貼付手段20は、第1剥離シートRL1の一方の面に第1接着シートAS1が仮着された第1原反RS1を支持する支持ローラ21と、第1原反RS1を案内するガイドローラ22と、第1剥離シートRL1を折り曲げて当該第1剥離シートRL1から第1接着シートAS1を剥離する剥離部材としての剥離板23と、駆動機器としての回動モータ24Aによって駆動され、ピンチローラ24Bとで第1剥離シートRL1を挟み込む駆動ローラ24と、第1剥離シートRL1を回収する回収ローラ25と、剥離板23で剥離された第1接着シートAS1をウエハWFの一方の面WF1および第1フレーム部材としての第1リングフレームRF1に押圧して貼付する押圧手段としての押圧ローラ26と、駆動機器としてのリニアモータ27のスライダ27Aに支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって、ウエハWFおよび第1リングフレームRF1を吸着保持可能な保持テーブル28とを備え、ウエハWFおよび第1リングフレームRF1に第1接着シートAS1を貼付して一次加工品WK1を形成する。
境界層形成手段30は、駆動機器としてのリニアモータ31のスライダ31Aに支持されたレーザ照射器32を備えている。
第2貼付手段40は、第2剥離シートRL2の一方の面に第2接着シートAS2が仮着された第2原反RS2から当該第2接着シートAS2を剥離し、当該第2接着シートAS2をウエハWFの他方の面WF2および第2フレーム部材としての第2リングフレームRF2に貼付して二次加工品WK2を形成するもので、実質的に第1貼付手段20と同様の構成であり、第1貼付手段20における付番号の先頭2の記号を4に置き換えることで説明ができるので、その説明を省略する。なお、第2貼付手段40は、保持テーブル48で一次加工品WK1および第2リングフレームRF2を吸着保持する構成になっている。
分割手段50は、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって第1接着シートAS1を介してウエハWFおよび第1リングフレームRF1を吸着保持可能な保持面51Aを有する下テーブル51と、駆動機器としての回動モータ52の出力軸52Aに右端部が支持され、減圧ポンプや真空エジェクタ等の図示しない減圧手段によって第2接着シートAS2を介してウエハWFおよび第2リングフレームRF2を吸着保持可能な保持面53Aを有する上テーブル53とを備え、下テーブル51と上テーブル53とをX−Z平面内の回転方向に相対移動させ、ウエハWFの厚み方向に当該ウエハWFを離間させる構成になっている。
以上の処理装置10において、ウエハWFから第1、第2薄型化ウエハWT1、WT2を形成する手順を説明する。
先ず、各部材が初期位置に配置された図2、図3、図4A中実線で示す処理装置10に対し、作業者が第1、第2原反RS1、RS2を図2、3に示すようにセットした後、図示しない操作パネルやパーソナルコンピュータ等の入力手段を介して自動運転開始の信号を入力する。そして、作業者または多関節ロボットやベルトコンベア等の図示しない搬送手段が、図2中実線で示すように第1リングフレームRF1およびウエハWFを保持テーブル28上に載置すると、第1貼付手段20が図示しない減圧手段を駆動し、第1リングフレームRF1およびウエハWFを保持テーブル28の上面で吸着保持する。
その後、第1貼付手段20がリニアモータ27を駆動し、保持テーブル28を左方向に移動させ、第1リングフレームRF1およびウエハWFが所定位置に到達したことが光学センサや撮像手段等の図示しない検知手段に検知されると、回動モータ24Aを駆動し、保持テーブル28の移動速度に合わせて第1原反RS1を繰り出す。これにより、第1接着シートAS1が剥離板23で第1剥離シートRL1から剥離され、押圧ローラ26によって第1リングフレームRF1およびウエハWFの一方の面WF1に貼付されて一次加工品WK1が形成される(第1貼付工程)。一次加工品WK1が図2中二点鎖線で示す所定の位置に到達すると、第1貼付手段20がリニアモータ27および図示しない減圧手段の駆動を停止する。次いで、作業者または図示しない搬送手段が、図3中実線で示すように、第1接着シートAS1が下方となる状態で一次加工品WK1を保持テーブル48の上面に載置する。その後、作業者または図示しない搬送手段が一次加工品WK1を囲むように第2リングフレームRF2を保持テーブル48の上面に載置すると、第2貼付手段40が図示しない減圧手段を駆動し、第2リングフレームRF2および一次加工品WK1を保持テーブル48の上面で吸着保持する。
そして、第2貼付手段40がリニアモータ47を駆動し、保持テーブル48を右方向に移動させると、当該保持テーブル48の移動に同期させて境界層形成手段30がレーザ照射器32およびリニアモータ31を駆動し、当該レーザ照射器32を前後方向に移動させる。レーザ照射器32は、ウエハWFの内部にその焦点が合うようになっているので、リニアモータ31、47の相対移動により、ウエハWFの内部全体にX−Y平面に沿うクラック層CRが形成される(境界層形成工程)。ウエハWFの内部全体にクラック層CRが形成されると、境界層形成手段30がレーザ照射器32の駆動を停止し、その後、一次加工品WK1が図3中二点鎖線で示す所定位置に到達すると、第2貼付手段40がリニアモータ47の駆動を停止する。次いで、第2貼付手段40がリニアモータ47を駆動し、保持テーブル48を左方向に移動させ、上記第1貼付手段20と同様の動作を行うことにより、図3の符号AAの図に示すような二次加工品WK2が形成される(第2貼付工程)。保持テーブル48が初期位置に復帰すると、第2貼付手段40がリニアモータ47の駆動を停止するとともに、図示しない減圧手段の駆動を停止する。
次いで、作業者または図示しない搬送手段が、図4Aに示すように、第1接着シートAS1が下方となる状態で二次加工品WK2を下テーブル51の保持面51A上に載置すると、分割手段50が図示しない減圧手段を駆動し、二次加工品WK2を保持面51Aで吸着保持する。その後、分割手段50が回動モータ52を駆動し、上テーブル53を反時計回転方向に回転させ、図4Bに示すように、上テーブル53を二次加工品WK2に当接させた後、図示しない減圧手段を駆動し、当該二次加工品WK2を保持面53Aで吸着保持する。そして、分割手段50が回動モータ52を駆動し、上テーブル53を時計回転方向に回転させ、図4Cに示すように、クラック層CRを境にしてウエハWFを分割することで、薄型化された第1、第2薄型化ウエハWT1、WT2を形成する(分割工程)。次に、作業者または図示しない搬送手段が第1、第2薄型化ウエハWT1、WT2を保持すると、分割手段50が図示しない減圧手段の駆動を停止し、第1、第2薄型化ウエハWT1、WT2の吸着保持を解除する。その後、図示しない搬送手段が第1、第2薄型化ウエハWT1、WT2を次工程に搬送すると、各手段がそれぞれの駆動機器を駆動し、各部材を初期位置に復帰させ、以降上記同様の動作が繰り返される。
以上のような実施形態によれば、ウエハWFの内部にクラック層CRを形成し、当該クラック層CRを境にして当該ウエハWFを分割するので、純水を用いることなくウエハWFを薄型化することができる。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。また、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれる。
例えば、第1、第2貼付手段20、40は、帯状の接着シート基材に閉ループ状の切込が形成されることで、その内側が第1、第2接着シートAS1、AS2とされ、所定の間隔を隔てて複数の第1、第2接着シートAS1、AS2が第1、第2剥離シートRL1、RL2に仮着された原反を繰り出してもよい。
第1、第2貼付手段20、40は、帯状の接着シート基材が第1、第2剥離シートRL1、RL2に仮着された原反が採用された場合、切断刃、レーザカッター、熱カッター、エアカッター、圧縮水カッター等の切断手段により、接着シート基材に閉ループ状の切込を形成し、当該切込の内側に第1、第2接着シートAS1、AS2を形成してもよい。
第1、第2貼付手段20、40は、帯状の接着シート基材を第1、第2リングフレームRF1、RF2に貼付した後、上記のような切断手段により、接着シート基材に閉ループ状の切込を形成し、当該切込の内側に第1、第2接着シートAS1、AS2を形成してもよい。
第1、第2貼付手段20、40を構成する剥離部材は、ローラや線状部材でもよい。
第1、第2貼付手段20、40を構成する押圧手段は、ブレード材、ゴム、樹脂、スポンジ、エアの吹き付け等の押圧部材を採用することができる。
保持テーブル28、48は、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等で、ウエハWF、第1、第2リングフレームRF1、RF2、一次加工品WK1等を支持してもよい。
第2貼付手段40は、なくてもよく、この場合、分割手段50は、保持面53Aで直接ウエハWFの他方の面WF2を保持すればよい。
境界層形成手段30は、分割される前のウエハWFにレーザ光LBを照射するものであればよく、例えば、第1接着シートAS1を貼付する前のウエハWFにレーザ光LBを照射してもよい。
境界層形成手段30は、第1接着シートAS1が貼付されたウエハWFに対して第1接着シートAS1側からレーザ光LBを照射してもよいし、第2接着シートAS2が貼付されたウエハWFに対して第1接着シートAS1側または第2接着シート側からレーザ光LBを照射してもよいし、ウエハWFの外周面側からレーザ光LBを照射してもよいし、第1接着シートAS1側、第2接着シートAS2側、外周面側のうち2つまたは全部の方向からレーザ光LBを照射してもよい。
境界層形成手段30は、保持テーブル28、48または下テーブル51または上テーブル53で吸着保持されたウエハWFに対してレーザ光LBを照射してもよい。
境界層形成手段30は、焦点が線状のレーザ光(線状レーザ光)や焦点が面状のレーザ光(面状レーザ光)を照射可能なレーザ照射器を採用してもよいし、複数のレーザ照射器を採用してもよいし、リニアモータ31を採用しなくてもよい。
境界層形成手段30は、焦点の位置を任意に決定することができ、形成される第1薄型化ウエハWT1と第2薄型化ウエハWT2との厚みの比は、50対50でもよいし、1対99でもよいし、1000対1でもよく、希望する薄型化ウエハの厚みに合わせてその焦点を決定することができる。
境界層形成手段30は、X線や紫外線等のエネルギー線や振動や脈動等を付与してウエハWFの厚み方向中間部にクラック層CRを形成してもよい。
境界層形成手段30は、クラック層以外に、改質層や空隙等を形成してもよい。なお、クラック層とは、化学的または物理的にウエハWFにひび割れや割れを生じさせた層のことであり、改質層とは、化学的または物理的にウエハWFの性質や強度を変更して脆弱化または軟化した層のことであり、空隙とは、何もない空間または、実質的に何もないが当該空隙を挟んだ両者が接触している状態を含む。
境界層形成手段30は、ウエハWFの内部に部分的にX−Y平面に沿う境界部を形成してもよい。
分割手段50は、メカチャックやチャックシリンダ等のチャック手段、クーロン力、接着剤、粘着剤、磁力、ベルヌーイ吸着、駆動機器等で二次加工品WK2の第1接着シートAS1側および第2接着シートAS2側の少なくとも一方側を保持する構成としてもよい。
分割手段50は、ウエハWFを分割する際に、下テーブル51と上テーブル53とを上下方向に相対移動させ、ウエハWFの厚み方向に当該ウエハWFを離間させてもよいし、下テーブル51や上テーブル53の支持面に平行な面方向に直線的に相対移動させたり、支持面に平行な面内で円周方向に相対回転させたりしてもよく、下テーブル51および上テーブル53の少なくとも一方を移動させたり回転させたりしてもよい。
ウエハWFは、回路面を有するものであってもよく、当該回路面は、一方の面WF1側でもよいし、他方の面WF2側でもよいし、それら両方の面側でもよいし、後の工程で回路面を形成する場合は、第1、第2薄型化ウエハWT1、WT2に分割された分割面(クラック層CRが形成されていた面)でもよい。
二次加工品WK2は、第1、第2リングフレームRF1、RF2および第2接着シートAS2の少なくとも1つを備えていなくてもよい。
第1、第2フレーム部材は、円形、楕円形、三角形以上の多角形のものや、環状でないもの等、その他の形状であってもよい。
処理装置10は、ウエハWF、第1、第2リングフレームRF1、RF2および、一次、二次加工品WK1、WK2を搬送する駆動機器である多関節ロボットやベルトコンベア等の搬送手段を備えていてもよいし、第1、第2リングフレームRF1、RF2を複数収納できるストック手段を備え、搬送手段が当該ストック手段から第1、第2リングフレームRF1、RF2を保持テーブル28、48上に搬送するようにしてもよい。
第1、第2接着シートAS1、AS2および処理対象物の材質、種別、形状等は、特に限定されることはない。例えば、第1、第2接着シートAS1、AS2は、円形、楕円形、三角形や四角形等の多角形、その他の形状であってもよいし、感圧接着性、感熱接着性等の接着形態のものであってもよく、感熱接着性の第1、第2接着シートAS1、AS2が採用された場合は、当該第1、第2接着シートAS1、AS2を加熱する適宜なコイルヒータやヒートパイプの加熱側等の加熱手段を設けるといった適宜な方法で接着されればよい。また、このような第1、第2接着シートAS1、AS2は、例えば、接着剤層だけの単層のもの、基材シートと接着剤層との間に中間層を有するもの、基材シートの上面にカバー層を有する等3層以上のもの、更には、基材シートを接着剤層から剥離することのできる所謂両面接着シートのようなものであってもよく、両面接着シートは、単層又は複層の中間層を有するものや、中間層のない単層又は複層のものであってよい。また、処理対象物としては、例えば、食品、樹脂容器、シリコン半導体ウエハや化合物半導体ウエハ等の半導体ウエハ、回路基板、光ディスク等の情報記録基板、ガラス板、鋼板、陶器、木板または樹脂板等、任意の形態の部材や物品なども対象とすることができる。なお、第1、第2接着シートAS1、AS2を機能的、用途的な読み方に換え、例えば、情報記載用ラベル、装飾用ラベル、保護シート、ダイシングテープ、ダイアタッチフィルム、ダイボンディングテープ、記録層形成樹脂シート等の任意の形状の任意のシート、フィルム、テープ等を前述のような任意の処理対象物に貼付することができる。
本発明における手段および工程は、それら手段および工程について説明した動作、機能
または工程を果たすことができる限りなんら限定されることはなく、まして、前記実施形態で示した単なる一実施形態の構成物や工程に全く限定されることはない。例えば、第1貼付工程は、処理対象物の一方の面に第1接着シートを貼付可能なものであれば、出願当初の技術常識に照らし合わせ、その技術範囲内のものであればなんら限定されることはない(他の手段および工程についての説明は省略する)。
また、前記実施形態における駆動機器は、回動モータ、直動モータ、リニアモータ、単軸ロボット、多関節ロボット等の電動機器、エアシリンダ、油圧シリンダ、ロッドレスシリンダおよびロータリシリンダ等のアクチュエータ等を採用することができる上、それらを直接的又は間接的に組み合せたものを採用することもできる(実施形態で例示したものと重複するものもある)。
10 処理装置
20 第1貼付手段
30 クラック層形成手段
50 分割手段
AS1 第1接着シート
CR クラック層
LB レーザ光
WF ウエハ(処理対象物)
WF1 一方の面

Claims (3)

  1. 処理対象物の内部に当該処理対象物の一方の面に平行な境界層を形成する境界層形成工程と、
    前記境界層を境にして前記処理対象物を分割する分割工程とを備えていることを特徴とする処理方法。
  2. 前記分割工程は、前記処理対象物の厚み方向に当該処理対象物を離間させることを特徴とする請求項1に記載の処理方法。
  3. 処理対象物の内部に当該処理対象物の一方の面に平行な境界層を形成する境界層形成手段と、
    前記境界層を境にして当該処理対象物を分割する分割手段とを備えていることを特徴とする処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021193060A1 (ja) * 2020-03-24 2021-09-30 リンテック株式会社 薄化ウエハの製造方法および薄化ウエハの製造装置

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