JPH0620976B2 - 布帛の折畳み機 - Google Patents

布帛の折畳み機

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JPH0620976B2
JPH0620976B2 JP62333837A JP33383787A JPH0620976B2 JP H0620976 B2 JPH0620976 B2 JP H0620976B2 JP 62333837 A JP62333837 A JP 62333837A JP 33383787 A JP33383787 A JP 33383787A JP H0620976 B2 JPH0620976 B2 JP H0620976B2
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JP
Japan
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fabric
cloth
folding
bar
folding machine
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JP62333837A
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勝則 坂下
敏幸 毛利
正富 宮城
美男 津村
禎造 西
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Suminoe Textile Co Ltd
Original Assignee
Suminoe Textile Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、連続的に製造されていくパイル編織物(ウィ
ルトン,タフテットカーペット,モケット)等の布帛
を、折目位置を安定させつつ、引張りや弛みによる皺を
発生させることなく上方へ交互に重合させ乍ら折畳む装
置に関する。
〔従来の技術〕
連続して製造される長尺の布帛は次の加工工程に移送す
るため、あるいは収容保管のために折畳む必要がある
が、パイル編織物のように表面の風合が重視される布帛
の折畳みによる皺は、解反後に回復しない場合は布帛の
品質不良とされる。
ところで布帛を折畳むための振落とし装置は、通常は布
帛送り量と同期して左右に往復移動するガイドロール等
のロール群により布帛を振りながら自由落下させて、折
返しつつ積み重ねつつテーブル上に折畳むようにしてい
るのである(例えば特公昭46−5278号、実公昭5
2−158479号等)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに自由落下中の布帛は風や布帛自体のテンション
むら等の影響を受け易く、皺の発生を完全に防止できな
い。即ち、従来の振落とし式の折畳み機は、単に布帛の
送り量と振り量の同期による制御であるため、折目位置
は布帛まかせで安定しなかった。折目位置が安定しない
と布帛は引張られたり、弛んだりして皺が発生する。特
に柔軟な布帛は平面上に垂らす際の自立がほとんどない
ため、少しでも弛むと皺が発生する。また引張ると伸び
たり、折畳まれた布帛の層間で滑りを生じ、これも皺の
要因となる。以上の点から皺なく折畳むために作業者の
補助を必要としているのが実状である。また風等の要因
の排除機構として振落とし高さを低くするものもある
が、振落とし高さを低くすると布帛の自重による布帛張
力が小さくなり、布帛がロールに巻付いたり、ガイドバ
ーに引掛かる等の問題があった。
また前記した従来例にかかるものは、機構上の制約によ
り布帛の折畳み巾を随意に変更し得ないばかりか、布帛
捌きバーに断面が嘴状をなす、その他広巾な板状体を用
いているので、布帛に対する摩擦抵抗が大となってパイ
ル編織物のように表面の風合いが重視される布帛とか、
重量のある布帛の折畳みには不都合を来たし易いのであ
る。その他一般にヤード畳み機と称される装置は、布帛
の折返し位置の折目を押さえて、反物を引張りつつ折畳
むので皺はできにくいが、パイル編織物のように押さえ
られると厚みが変わる布帛や、引張ると伸びる布帛に適
用できない問題があった。
本発明はかかる点に鑑み、皺の発生がなく、しかもパイ
ル編織物のような柔軟な布帛の表面風合を損なうことな
く折畳むことのできる簡易な構成で、かつ動作の確実な
布帛の折畳み機の提供を目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
本発明にかかる布帛の折畳み機は、布帛を連続的に下方
へ送りつつ、この布帛を挟んで左右へ往復移動する振落
としロール群によりテーブルに振落として該テーブル上
に折返して積み重ねてゆく布帛の折畳み機において、上
記ロール群を軸装したスライダーに、夫々上下斜方向に
クロスさせて開設したガイド溝へ、布帛を挟んで位置
し、かつ外周が断面円形とされた一対の布帛捌きバーを
上記クロス方向に移動しうるよう支持すると共に、これ
ら各布帛捌きバーを布帛の折返し方向に応じて折目の内
側に来る位置に向けて交互に押出させるようにしたこと
を特徴とする。なお、前記一対の布帛捌きバーは内部中
空な円筒状に形成して該バーの布帛に対接する周面にエ
アの噴気孔を開設し、布帛捌きバーが所定位置に至った
とき布帛に対しエアを噴出させるようにしてもよいので
ある。
〔作 用〕
本発明によれば、スライダーの移動により一方の布帛捌
きバーで押し出させて布帛を折返していく際にその折返
し方向に布帛を押す側の布帛捌きバーを押し出させるこ
とで、バーによる押力により折畳まれていく布帛に張力
を与えて皺を防止し、除去することができると共に、折
返し位置では折目の内側から上記押し出されたバーによ
り折目位置を定位置に保持し、該折目が内側にずれるの
を阻止し、不要な引張力の作用や弛みを除去できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に用いて説明する。
第1図は折畳み装置の正面図、第2図は側面図を示し、
製造された布帛1は上方位置から下方のテーブルリフタ
ー2上に連続的に降ろされていく。
テーブルリフター2の上方位置にはプーリー(またはス
プロケット)3,3に巻回したベルト(またはチェン)
4によって左右方向に直線的に強制往復駆動されるスラ
イダー5が備えられ、第2図に示す駆動機構20で駆動
される。
このスライダー5は下降してくる布帛1を左右に振って
折返すための振落としロール群21を備えており、第3
図に示すように送りロール6と、その下方の2個のガイ
ドロール7,8とが装備され、布帛1は送りロール6に
巻回されたのち両ガイドロール7,8の間を通って下方
へ送られる。この場合、送りロール6は強制回転ローラ
であり、ガイドロール7,8は遊動ローラである。
またガイドロール7,8は下方位置においてスライダー
5に一対のガイド溝9,10がX字状にクロスして開設
され、それぞれのガイド溝9,10に内部を中空とした
円筒形をなす非回転の布帛捌きバー11,12がその軸
受部を遊嵌して取付けられる。これら布帛捌きバー1
1,12はそれぞれがスライダー5との間に取付けたエ
アシリンダ13,14によりそれぞれのガイド溝9,1
0中を上下斜め方向にクロスして移動するように構成さ
れており、布帛捌きバー11がガイド溝9の最下端に至
った時および、布帛捌きバー12がガイド溝10の最下
端に至った時、それぞれリミットスイッチ15,16が
これを検知するようになっている。
また各布帛捌きバー11,12には布帛折返し位置にお
いてガイド溝の最下端に至った時に布帛に向けてエアを
噴気するための噴気孔17(第4図に示す)が開口され
ているのであり、さらに上記各エアシリンダ13,14
および円筒形の布捌きバー11,12の各端部には、図
示しないが夫々所要のタイミングで開閉される圧縮空気
供給用の弁その他がとりつけられている。
第1図の左右部分に設けた押さえ板18,19は布帛1
の折返し部分を上から軽く押さえるためのものである。
尚、前述のテーブルリフター2はその上に積み重ねられ
る布帛1の折畳み量増大と共に下降して、送りロール6
と積み重ねた布帛最上面との高さを一定に保つように調
整する周知の油圧駆動タイプのものである。
上記布帛捌きバー11,12は従来装置において作業者
が補助する際に使用する竿に相当するもので、布帛1は
両布帛捌きバー11,12の間を通ってテーブルリフタ
ー2に至る。即ち布帛1はスライダー5の左右往復移動
により振られながら自由落下してくるが、第4図の両側
に実線と破線で示しているように上記一方の布帛捌きバ
ーを折返す布帛の折目の内側にあてがうことにより折目
が内側に位置ずれするのを防止している。また、布帛捌
きバー11,12は布帛1の耳端に対し常に直角となる
折目を作る。これは従来装置では外乱等により折目が耳
端に対し斜め方向となって、皺の発生要因となることが
あったためである。
次に動作を説明すると、第4図は布帛1が右端で折変え
される状態aで、この後、b→c→dの順に移動して振
り落とす状態を示している。尚送りロール6は移動量
(イ)に同期して布帛1を下方へ送り出す。その送り量(ロ)
は移動量(イ)に対して布帛捌きバーのクロス動作量(ハ)と
布帛の折目ループ量の分をオーバーフィードする。
aの状態の時、折目の内側にはいっている布帛捌きバー
11がエアシリンダ13によりガイド溝9の最下端へ押
し出され折目を作っている。他方の布帛捌きバー12は
ガイド溝10の上端にある。また布帛捌きバー11は押
し出されると同時に噴気孔17からエアを噴出し、エア
圧により布帛1に張力を与えて弛みを除去すると共に折
目位置Xを保持する。
スライダー5が前記aの状態から左方向へ逆移動するに
伴い、上記、押し出されていた布帛捌きバー11がガイ
ド溝9の上端に引き上げられ、かつ噴気が停止される。
bはこの時の布帛捌きバー11,12の位置と布帛1の
姿勢を示している。bの状態の布帛の姿勢と折返し時a
の布帛姿勢はほぼ同じであり、またオーバーフィードの
影響でやや弛み気味で折返されるため、引張られて折目
位置Xがずれることはない。このとき第1図の右側の押
さえ板19が下降して折目部分を上から軽く押え、これ
により一層確実にずれを防止する。
次に、布帛捌きバー11,12のうち、布帛1を移動方
向に押す側のバー12はエアシリンダ14によってガイ
ド溝10の最下端まで押し出されると共に、押す方向の
斜め下方に向けてエアを噴出する。cはこの時の布帛捌
きバー11,12の位置と布帛姿勢を示している。弛み
気味であった布帛1は布帛捌きバー12の押力とエアの
力にて引張られ、皺が防止,除去される。この位置cで
は折目位置から距離があるので、引張られても折目位置
Xがずれることがない。
その後再びオーバーフィードされることにより布帛1は
弛み、dの状態で左側の折返し位置に達し、aと同様な
手順で折目が形成される。
以上の動作の繰り返しにより布帛1が積み重ねられてい
く。
このように布帛1は布帛捌きバー11,12の押圧と両
バーから噴出されるエア圧により弛みをなくして振落と
されて、折返し位置に至ってその部分の折目が定位置に
形成される。
〔発明の効果〕
以上詳述したことによって明らかなように本発明によれ
ば、布帛の折畳みにほとんど張力を必要とせず、また折
目を外力で押さえることなく折目位置を安定化すること
ができ、折目位置の安定によって布帛の弛み、引張りの
偏りをなくし、柔軟軽量な布帛でも風等の影響を受け
ず、自然な状態で振落として皺なく折畳むことができ
る。従ってパイル編織物のような柔軟な布帛の表面風合
を損なうことがないのであり、特に本発明は、一対の布
帛捌きバーを支持するガイド溝を左右に往復駆動するス
ライダーに設けしめているので、布帛の折畳み巾を大小
調整可能ならしめうるのである。
なお、上記布帛捌きバーを中空の円筒状に形成して該バ
ーの布帛に対接するがわの周面にエア噴出用の噴気孔を
開設し、布帛捌きバーが所定位置に至ったとき布帛に対
し噴気孔からエアを噴出させるようにすると、エア圧に
より折返し位置での布帛の弛みをなくして布帛捌きバー
からの離反を円滑ならしめうるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は布帛折畳み機
の正面図、第2図は側面図、第3図は振落とし機構の拡
大図、第4図は折返し動作の説明図である。 1……布帛、2……テーブルリフター、5……スライダ
ー、6……送りロール、7,8……ガイドロール、9,
10……ガイド溝、11,12……布帛捌きバー、1
3,14……エアシリンダ、17……噴気孔、21……
振落としロール群。
フロントページの続き (72)発明者 津村 美男 奈良県桜井市大字芝873―3 (72)発明者 西 禎造 群馬県桐生市境野町3―2153―1 西工業 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭52−158479(JP,U) 特公 昭46−5278(JP,B1) 実公 昭48−33220(JP,Y1)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】布帛を連続的に下方へ送りつつ、この布帛
    を挟んで左右へ往復移動する振落としロール群によりテ
    ーブルに振落として該テーブル上に折返して積み重ねて
    ゆく布帛の折畳み機において、上記ロール群を軸装した
    スライダーに、夫々上下斜方向にクロスさせて開設した
    ガイド溝へ、布帛を挟んで位置し、かつ外周が断面円形
    とされた一対の布帛捌きバーを上記クロス方向に移動し
    うるよう支持すると共に、これら各布帛捌きバーを布帛
    の折返し方向に応じて折目の内側に来る位置に向けて交
    互に押出させるようにしたことを特徴とする布帛の折畳
    み機。
  2. 【請求項2】布帛捌きバーを内部中空な円筒状に形成し
    て該バーの布帛に対接する周面にエア噴出用の噴気孔を
    開設せしめたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の布帛の折畳み機。
JP62333837A 1987-12-28 1987-12-28 布帛の折畳み機 Expired - Lifetime JPH0620976B2 (ja)

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JP62333837A JPH0620976B2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28 布帛の折畳み機

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JP62333837A JPH0620976B2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28 布帛の折畳み機

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JPH01176785A JPH01176785A (ja) 1989-07-13
JPH0620976B2 true JPH0620976B2 (ja) 1994-03-23

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