JPH07869B2 - 自動生地切断重ね合わせ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動生地切断重ね合わ
せ装置に係り、詳しくは、原反より引き出された生地を
切断し且つこの切断された生地を多層に重ね合わせてい
く工程の自動化技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年においては、洋服地や和服地等の布
状の生地として種々の素材からなるものが市販されるに
至っており、例えば、縦編みのニット生地は、チューブ
状に編み立てられたものに染色及び整理を施し、これを
切り開いた後に棒状の芯に丸く巻回させて仕上げるのが
通例である。このようにして巻回状態とされた原反を解
反させて裁断加工するに場合には、先ず原反より生地を
引張り出して所定寸法に切断し、この切断した生地を多
層に重ね合わせ後に、裁断機等を用いて所望形状に切り
抜くことが行われる。この場合、裁断加工に先立つ生地
の切断作業及び重ね合わせ作業は、作業台の上平坦面つ
まり水平面上において行われるのが通例であり、この切
断及び重ね合わせ作業が正確に行われないと、以後の裁
断作業において支障を来たすことになる。従って、作業
者は、生地の切断端緑が曲がらぬように、且つ重合状態
の生地が各層において位置ズレを生じないように慎重に
手作業で切断及び重ね合わせ作業を行っているのが通例
である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き服地等の生地は、原反より引き出された時点で既に
多少の斜行や曲がり等が発生しており、これが生地の癖
となって現われるものであるため、生地を所定寸法に切
断して重ね合わせる際には、多数の作業者によって生地
を緊張状態に引っ張った上で切断加工を行い且つ柄位置
の確認等を行いながら重ね合わせていかねばならず、こ
のため無駄な人手や手間を要することとなって当該作業
が煩雑且つ面倒なものとなり、作業能率及び生産性の悪
化を余儀無くされていた。また、上記生地の切断及び重
ね合わせは、作業台に上面つまり水平面の上において行
われる関係上、水平に拡げた生地を切断して重ね合わせ
る場合には生地に収縮或いは伸長が発生することとな
り、これが原因となって上記作業の困難性が一層顕著な
ものとなっていた。

【０００４】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、服地等の生地の有する諸特質に起因して従来にお
いては困難とされていた生地の所定寸法ずつの切断及び
重ね合わせ作業の自動化を可能ならしめ、作業能率及び
生産性の向上を図り、ひいては生産コストの低廉化を図
ることを技術的課題とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係る自動生地切
断重ね合わせ装置は、上記技術的課題を達成すべく、以
下に示すように構成したことを特徴とする。即ち、負圧
を発生させる負圧発生手段と、その表面に沿って垂下し
た生地に対して前記負圧発生手段からの負圧を作用させ
て該生地をその表面部に吸着させるバキューム板と、生
地幅方向にスライド可能に保持されて該バキューム板に
吸着している生地をその上方で切断する切断刃と、前記
バキューム板に対向配置され該バキューム板に対して接
近及び離反可能な針板と、該針板に先端を前記バキュー
ム板に向けた姿勢で取り付けられて前記切断された生地
の上縁部を突き刺す複数の針と、前記バキューム板の表
面の上縁部から空気を吹き出して前記生地の上縁部を前
記針の奥方へ押し付けるエア圧送手段とを具備してなる
ものである。

【０００６】

【作用】上記の技術的手段によると、先ず、前工程にお
いて生地を原反より引き出し、この引き出された生地を
バキューム板の表面部に沿って垂下させるのであるが、
この時点においては負圧発生手段は作動しておらず、従
って生地は自重によりバキューム板の表面部に沿って吊
り下げられた状態となり、これにより生地の斜行や曲が
り等の癖が好適に取り除かれる。そして、垂下状態にあ
る生地の幅方向位置調整や柄合わせ等の所定の作業を行
った後に負圧発生手段を作動させて前記生地に負圧を作
用させ、これにより該生地をバキューム板に吸着保持さ
せる。このようにして生地をバキューム板に吸着保持さ
せた後は、該バキューム板の上方に配設されている切断
刃（例えばロータリーカッター）を生地幅方向にスライ
ドさせ、これにより生地の垂下部分をその上方で切断す
る。この切断後においても、負圧発生手段の作用によ
り、切断された生地はバキューム板に吸着保持されたま
まの状態となるが、この間に、バキューム板に対向配置
されている針板が該バキューム板に向かって接近移動
し、所定位置まで移動した時点で針板に取り付けられて
いる複数の針が前記切断された生地を突き刺す。そし
て、この切断された生地に複数の針が完全に突き刺さっ
た時点で、負圧発生手段の作動を停止させて生地への負
圧の作用を解除し、吸着力を消失させる。この後は、針
板をバキューム板より離反移動させるのであるが、この
離反移動開始時には前記切断された生地が複数の針から
抜脱落下しないようにするために、バキューム板側より
生地に正圧を作用させる等の手段を講じることが好まし
い。以上のような動作を繰り返し実行することにより、
針板の針には同一寸法の多数枚の生地が重合状に突き刺
さった状態となり、この突き刺さった生地の枚数が所定
数となった時点で、当該一つの工程が完了する。この後
は、針板を９０°回転させて水平状態に保持し、複数の
針の全てを生地より抜き取り、この生地を重合状態のま
までまとめて裁断台上に移載して裁断機等を用いて所定
の形状に切り抜く。

【０００７】

【実施例】以下、本発明に係る自動生地切断重ね合わせ
装置の実施例を図面に基づいて説明する。先ず、本発明
が適用される装置設備の全体構造を図１に基づいて説明
すると、当該装置設備は、前方より順に、生地が巻回さ
れてなる原反を載置してセットする原反台１と、該原反
台１に載置されている原反を上昇移動させて解反位置ま
で搬送する原反昇降機２と、原反を解反位置において解
反させて所定寸法に渡って拡げる自動生地解反装置３
と、複数に分割されて個々のものが独立して駆動される
ベルト４…４と、該各ベルト４…４の直下方を指向して
配設された複数のＣＣＤカメラ５…５と、コンプレッサ
ー６の駆動に起因して生成された負圧を生地に作用させ
るバキューム板７…７と、該バキューム板７…７の上方
をガイドレール４２に沿って左右方向（生地幅方向ｘ−
ｙ方向）に移動可能な刃物台４０と、該バキューム板７
…７に対向配置された針板９と、該針板９の上部に取り
付けられた複数の針８…８と、該針板９をレール１０、
１０に沿って前後方向（ａーｂ方向）に移動させる移動
枠体１１とを有する。

【０００８】そして、本発明に係る自動生地切断重ね合
わせ装置は、負圧発生手段であるコンプレッサー６と、
該コンプレッサー６の駆動に起因して発生した負圧の流
通径路である多数の小貫通孔７ａ…７ａを有するバキュ
ーム板７…７と、ガイドレール４２に沿って移動可能な
刃物台４０に装備された切断刃であるロータリーカッタ
ー４１と、前記バキューム板７…７に対して接近及び離
反移動可能な針板９と、該針板９の上部においてエアシ
リンダ６０、６０の動作により突出及び後退動可能な複
数の針８…８とから構成される。図２に示すように、前
記バキューム板７…７は左右に複数（図例では四枚）の
ものが並列配置され、夫々のバキューム板７の上縁部に
は上下二列のスリット７ｂ、７ｃが形成されている。そ
して、図３及び図４に示すように、上方のスリット７ｂ
には、前記針８…８の先端が侵入できるようにスポンジ
７１が装填されていると共に、下方のスリット７ｃに
は、エア流通管７２及びエアーホース７３を介して図外
のエア圧送手段が通じており、従って下方のスリット７
ｃからはエア圧送手段より吐出されたエアが吹き出され
るようになっている。また、図５に示すように、前記針
８は、ブロック８１を介して横レール８２に取り付けら
れていると共に、該横レール８２は、エアシリンダ６
０、６０の動作により縦レール８３に沿ってスライド可
能とされている。従って、複数の針８…８は全て同時に
エアシリンダ６０、６０の動作により突出及び後退動さ
れるようになっている。尚、ブロック８１を横レール８
２に沿ってスライドさせることも可能であって、これに
伴って針８の左右方向に対する位置調整をも行うことが
可能である。更に、図６及び図７に示すように、前記刃
物台４０は、ガイドレール４２にローラ４３…４３を介
してスライド可能に吊支されていると共に、刃物台４０
の内部に固設されたモータ４４の回転が駆動ベルト４５
を介してロータリーカッター４１に伝達されるようにな
っている。

【０００９】一方、前記原反昇降機２は、図８に示すよ
うに、左右の立設枠１２、１２の上下端部に回動可能に
取り付けられたスプロケット１３…１３（左方について
は図示せず）に無端状チェーン１４、１４を巻回し、こ
の双方の無端状チェーン１４、１４に複数の連結棒１５
…１５の両端を固着し、これらの連結棒１５…１５の所
定箇所に舌片状の受止体１６…１６を取り付けたもので
ある。そして、左右一対のスプロケット１３、１３は支
軸１７を介して固設された状態にあり、右方の立設枠１
２の下方に存するモータ１８の作動により無端状チェー
ン１４、１４が駆動され、これに伴って連結棒１５…１
５及び受止体１６…１６が上動及び下動を繰り返すよう
になっている。従って、図９に示すように、原反台１に
載置されている原反Ｘ…Ｘは、原反昇降機２により自動
的に一個ずつ持ち上げられ、その上端部に達した時点で
載置台部斜面２ａを転動して解反位置Ｓに至る。

【００１０】前記自動生地解反装置３は、図１０に示す
ように、第１駆動ローラ２１及び第２駆動ローラ２２と
四本の補助ローラ２３…２３とからなる転動手段を有
し、前記第１、第２駆動ローラ２１、２２は図外のモー
タにより正逆回転可能とされている。また、前記第１駆
動ローラ２１の直前方には、エア流通管２５の上面に噴
射孔２６…２６を形成してなるエア噴射手段が備えられ
ており、このエア噴射手段は図１１に示すように、エア
ホース２７…２７を介して圧送されたエアがエア流通管
２５の噴射孔２６…２６から矢印で示すように上方に向
かって噴射されるものである。尚、図１２に示すよう
に、前記エアホース２７は小型のコンプレッサー２７ａ
に接続されており、この小型のコンプレッサー２７ａは
図９に示すように原反昇降機２の下部に取付けられてい
る。更に、図１０に示すように、前記エア流通管２５の
直前方には、ワイヤー２８でなる引掛部材が張り渡され
ており、このワイヤー２８の両端は、所定の回転半径で
旋回可能な一対のアーム部材２９…２９の前端部に固着
されている。このアーム部材２９は、モータ３０により
支軸３１を中心として強制的に旋回されるものである。
そして、原反の解反作業を行う場合には、図１２に示す
ように、先ず、第１駆動ローラ２１を矢印方向に回転駆
動させることによって、解反位置Ｓに搬送された原反Ｘ
を反時計方向に転動させると同時に、エア噴射手段のエ
ア流通管２５よりエアを原反Ｘの外周面に噴射させる。
これにより、原反Ｘの生地終端部（巻き終わり部）Ｘａ
がエアの噴射に伴って浮き上がることになるが、このよ
うな状態の下でエアの噴射を停止させるか或いはアーム
部材２９を僅かに時計方向に手動で旋回させることによ
り生地終端部Ｘａをワイヤー２８に当接させ、この当接
した事実を圧力センサー等により検知し、この検知に伴
ってモータ３０を起動させれば、ワイヤー２８に生地終
端部Ｘａが引掛った状態でアーム部材２９が同図に鎖線
で示すように略１８０°旋回し、これに伴って生地終端
部Ｘａがベルト４の上方を通過してその後方に至り、生
地が拡げられた状態となる。尚、前記モータ３０の起動
開始時期の検知は、上記のように圧力センサー等を用い
るに限らず、例えば浮き上がった状態にある生地終端部
Ｘａの端縁が所定の前方位置の達したことを検知する光
学的センサー等を用いることも可能である。

【００１１】このようにして原反Ｘが解反されて生地が
所定寸法に渡って拡げられた後は、以下に示すような処
理が行われる。即ち、図１３と図１とを対比させて説明
すると、生地がベルト４…４の上面を覆って拡げられた
後は、アーム部材２９が旋回端に達したことを検知する
センサーからの信号等に基づいて、第１駆動ローラ２１
及び第２駆動ローラ２２が時計方向に回転して生地を送
ることになるが、この場合ベルト４…４の表面は摩擦係
数が大きくされているので、ベルト４と第２駆動ローラ
２２との間において生地の弛み部Ｘｂが生じ、この弛み
量が所定量となったことを生地弛み量制御センサー３５
が検知した時点で前記第１、第２駆動ローラ２１、２２
の回転が停止する。この後、生地は、ベルト４…４によ
って送り出されてバキューム板７…７の表面に沿って降
下することになるが、この降下時における生地の左右方
向（ｘ−ｙ方向）のズレは生地幅センサー３６により検
知され、この検知結果に基づいてベルト４…４を左右方
向に移動させるか或いは別途設けたスライド部材を生地
の左右端に係合させて左右方向に移動させること等によ
り、生地のズレを調整する。そして、生地の下端が所定
の位置まで降下したことを下端位置制御センサー３７が
検知した時点でベルト４…４による生地の送り出しが停
止する。

【００１２】この後においては、複数のＣＣＤカメラ５
…５と各ベルト４…４との連係動作により生地の柄合わ
せ処理を行うのであるが、この場合のＣＣＤカメラ５は
色の別異或いは濃淡を検知するものであって、この検知
信号は制御手段（例えばマイクロコンピュータ）を介し
て対向位置に存するベルト４に駆動信号として送出され
る。そして、左端又は右端から順に、対応するＣＣＤカ
メラ５とベルト４との間で生地の水平方向に対する柄合
せつまり生地の横縞を水平方向に合致させる作業を行
う。この柄合わせ作業が完了した後は、コンプレッサー
６を起動させてバキューム板７…７の小貫通孔７ａ…７
ａを介して生地に負圧を作用させることにより、バキュ
ーム板７…７の表面に生地を吸着させ、刃物台４０に設
置されたロータリーカッター４１をガイドレール４２に
沿って移動させることにより、生地の切断処理を行う。

【００１３】上記の切断処理が完了した後は、エアシリ
ンダ５０、５０の動作により移動枠体１１をレール１
０、１０に沿って前方に移動させ、これにより図９に鎖
線で示すように針板９をバキューム板７…７に押し付け
る。この場合、針板９の上端部には複数の針８…８が取
り付けられているので、前記切断された生地に針８…８
が突き刺さった状態となる。次に、このような状態で、
負圧による生地の吸着を解除させると共に、バキューム
板７…７の裏面側に存するエアホース７３及びエア流通
管７２を介してスリット７ｃからエアを針８…８の近傍
に吹き付けることにより生地を針板９に密着させて生地
のカール等を消失させ、この後、エアシリンダ５０、５
０の動作により針板９を後方へ移動させることにより、
前記切断された生地は針８…８に突き刺さった状態で針
板９と共に所定の位置に戻される。以上のような工程を
繰り返し行うことにより、生地の柄合わせ及び切断を行
いながら当該切断された所定寸法の生地が針板９に多層
に重ね合わせられる。

【００１４】上記の重ね合わせ作業が完了した後は、垂
直状態にある針板９を手動又はモータ等を用いて回動支
軸９ｂ、９ｂを中心として９０°回転させることによ
り、図１４に示すように水平状態にし、この後、当該針
板９の左右両端に取り付けられているエアシリンダ６
０、６０の動作により全ての針８…８を下動させて生地
より抜き取る。そして、この後は、針板９に対して接近
移動及び離反移動可能な裁断台８０に多層の生地をまと
めて移載し、図外の裁断機で裁断を行う。

【００１５】尚、前述の本発明に係る自動生地切断重ね
合わせ装置について、バキューム板７…７の枚数や針８
…８の本数は図示のものに限定されるものではなく、ま
た切断刃としてのロータリーカッター４１及び刃物台４
０の構成についても上記例示のものに限定されるもので
はない。

【００１６】

【発明の効果】以上のように本発明に係る自動生地切断
重ね合わせ装置によれば、負圧手段の作用により、垂下
状態にある生地をバキューム板に吸着保持させ、このよ
うな状態で切断刃をスライドさせて生地を切断し、この
後負圧により吸着保持力を解除させた上で、針板をバキ
ューム板に押し付けて前記切断された生地に針を突き刺
し、このような動作を繰り返して行うことにより針板に
多層の生地を重ね合わせるようにしたから、従来のよう
に生地の切断及び重ね合わせ作業を多数の作業者の手作
業で行っていた場合と比較して、作業性及び生産性が向
上するのみならず、量産化に伴う低コスト化を図ること
が可能になる。また、前工程である柄合わせ工程及び後
工程である裁断工程との連係がスムーズに行われること
になり、これら全て工程の自動化に大きく寄与できるこ
ととなる。しかも、バキューム板の表面に沿って垂下し
た生地を、バキューム板の表面部に吸着させ、この状態
で生地を切断し、更に生地の上縁部を針で突き刺すこと
により、切断された生地を、この上縁部を保持した状態
で針板に吊下げることができる。従って、切断された生
地には自重による張力が加わることになり、生地が原反
より引き出された時点での斜行や内部応力に起因する曲
がり等の癖を有していても、生地を自然に緊張させて真
っ直ぐに矯正することができる。また、バキューム板の
表面の上縁部から空気を吹き出して生地の上縁部を針の
奥方へ押し付けることにより、針板がバキューム板から
離反する際に、生地の上縁部を針に確実に突き刺すこと
ができ、切断された生地がバキューム板に取り残された
り針板から脱落することがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明が適用される装置設備の全体構成を示す
斜視図である。

【図２】本発明に係る自動生地切断重ね合わせ装置のう
ちのバキューム板の表面側を示す斜視図である。

【図３】本発明に係る自動生地切断重ね合わせ装置のう
ちのバキューム板の内部構造を示す概略平面図である。

【図４】本発明に係る自動生地切断重ね合わせ装置のう
ちのバキューム板の内部構造を示す概略側面図である。

【図５】本発明に係る自動生地切断重ね合わせ装置のう
ちの針の取付状態を示す概略平面図である。

【図６】本発明に係る自動生地切断重ね合わせ装置のう
ちの切断刃の構成を示す縦断側面図である。

【図７】本発明に係る自動生地切断重ね合わせ装置のう
ちの切断刃の構成を示す横断平面図である。

【図８】前記装置設備のうちの原反昇降機を示す斜視図
である。

【図９】前記装置設備の作用を示す概略側面図である。

【図10】前記装置設備のうちの生地解反装置を示す要部
平面図である。

【図11】前記装置設備のうちのエア噴射手段を示す正面
図である。

【図12】前記生地解反装置の作用を示す側面図である。

【図13】前記装置設備の作用を示す斜視図である。

【図14】前記装置設備のうちの針板及び裁断台を示す斜
視図である。

【符号の説明】

６ 負圧発生手段（コンプレッサー） ７ バキューム板 ７ａ 小貫通孔 ８ 針 ９ 針板 ４０ 刃物台 ４１ 切断刃（ロータリーカッター）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 負圧を発生させる負圧発生手段と、その
   表面に沿って垂下した生地に対して前記負圧発生手段か
   らの負圧を作用させて該生地をその表面部に吸着させる
   バキューム板と、生地幅方向にスライド可能に保持され
   て該バキューム板に吸着している生地をその上方で切断
   する切断刃と、前記バキューム板に対向配置され該バキ
   ューム板に対して接近及び離反可能な針板と、該針板に
   先端を前記バキューム板に向けた姿勢で取り付けられて
   前記切断された生地の上縁部を突き刺す複数の針と、前
   記バキューム板の表面の上縁部から空気を吹き出して前
   記生地の上縁部を前記針の奥方へ押し付けるエア圧送手
   段とを具備してなることを特徴とする自動生地切断重ね
   合わせ装置