JP2593752B2 - 自動生地柄合わせ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、自動生地柄合わせ装置
に係り、詳しくは、生地に付される模様が少なくとも横
方向に連続する場合例えば横縞模様や格子模様等である
場合に有用な機能を発揮する自動生地柄合わせ装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術】近年においては、洋服地や和服地等の布
状の生地として種々の素材からなるものが市販されるに
至っており、例えば、縦編みのニット生地は、チューブ
状に編み立てられたものに染色及び整理を施し、これを
切り開いた後に棒状の芯に丸く巻回させて仕上げるのが
通例である。このようにして巻回状態とされた原反を解
反させて裁断加工する場合には、先ず原反より生地を引
張り出して所定寸法に切断し、この切断した生地を多層
に重ね合わせた後に、裁断機等を用いて所望形状に切り
抜くことが行われる。この場合において、生地を多層に
重ね合わせる際には、各層毎に生地の柄合わせを行う必
要があり、特に生地の柄が縞模様や格子模様である場合
に、柄合わせが正確に行われていないと、裁断後の製品
に柄の斜行や曲がり等が生じ、或いは、各製品毎にバラ
ツキが生じる。従って、作業者は、生地の模様が曲がら
ぬように且つ生地の模様が各層全て一致するように、慎
重に手作業で柄合わせを行っているのが通例である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように縞模様や格子模様が付された生地は原反より引張
り出された時点で既に多少の斜行や曲がり等が発生して
おり、これが生地の癖となって現われるものであるた
め、生地を多層に重ね合わせて柄合わせを行う際には、
多数の作業者によって生地を一枚々重ね合わせると同時
に一人ずつが柄位置を確認しながら作業を行う必要があ
り、このため無駄な人手や手間を要することとなって当
該作業が煩雑且つ面倒なものとなり、作業能率及び生産
性の悪化を余儀無くされていた。また、上記生地の柄合
わせは、作業台の上面つまり水平面の上において行われ
ているのが現状であって、水平に拡げた生地を重ね合わ
せる場合には生地に収縮或いは伸長が必ず発生するもの
であるため、上記柄合わせ作業の困難性は一層顕著なも
のとなる。

【０００４】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、ニット生地等の有する諸特質に起因して従来にお
いては困難とされていた生地の柄合わせ作業の自動化を
可能ならしめ、作業能率及び生産性の向上を図り、ひい
ては生産コストの低廉化を図ることを技術的課題とする
ものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係る自動生地柄
合わせ装置は、少なくとも横方向に連続する模様を有す
る生地を裁断する際に前記模様の柄合わせを自動的に行
うべく、以下に示すように構成したことを特徴とする。
即ち、拡げられた生地を縦方向に送り出す複数の独立駆
動可能なベルトを横方向に並べて配置し、これら複数の
ベルトの縦方向一端より前記生地を垂下し、この垂下さ
れた生地を指向する複数の光学的読取手段を、前記複数
のベルトにそれぞれ対応して設置し、コンプレッサに連
通した小貫通孔を有するバキューム板を、前記垂下され
た生地の裏面側に設置し、前記複数の光学的読取手段か
らの信号に基いて制御手段が前記複数のベルトをそれぞ
れ正逆駆動させることにより、前記模様の特定部分を縦
方向の一箇所において合致させ、前記垂下された生地
を、前記コンプレッサで生成した負圧で前記バキューム
板の表面部に吸着した状態で裁断するものである。

【０００６】

【作用】上記手段によると、原反より引張り出されて拡
げられた生地が複数のベルトの駆動により送り出され、
該生地はベルトの一端より垂下した状態となるので、こ
の垂下している部分においては生地の自重により斜行や
曲がり等の癖が良好に取り除かれた状態となる。そし
て、この生地の垂下部分を指向している光学的読取手段
は、生地の模様における色の別異や濃淡を読み取り、こ
の読み取り結果に基づいて制御手段がベルトを正逆駆動
制御する。この場合、ベルトは横方向に複数並設されて
独立駆動可能とされており、且つ各々のベルトに対応し
て光学的読取手段が設置されているので、生地における
横方向に連続する模様の特定部分が垂直方向（縦方向）
の一箇所に合致するように、先ず第１の光学的読取手段
からの信号に基づいて制御手段が第１のベルトを正逆駆
動制御して生地を垂直方向に移動させて位置決めを行
い、次に第２の光学的読取手段からの信号に基づいて生
地の模様の特定部分が垂直方向の一箇所に合致するよう
に第２のベルトを正逆駆動制御し、以下同様に、第３、
第４…の光学的読取手段及びベルトにより生地の垂直方
向に対する位置を制御し、最終的に、生地における横方
向に連続する模様が横一直線状となるように生地の位置
決めを行った上で、垂下された生地をバキューム板の表
面部に吸着させる。このような状態で生地を所定寸法に
切断すれば、生地の斜行や曲がり等による悪影響を回避
した上で、以後の重ね合わせ作業や裁断作業を良好に行
うことが可能となる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明に係る自動生地柄合わせ装置の
実施例を図面に基づいて説明する。先ず、本発明が適用
される装置設備の全体構造を図１に基づいて説明する
と、当該装置設備は、前方より順に、生地が巻回されて
なる原反を載置してセットする原反台１と、該原反台１
に載置されている原反を上昇移動させて解反位置まで搬
送する原反昇降機２と、原反を解反位置において解反さ
せて所定寸法に渡って拡げる自動生地解反装置３と、複
数に分割されて個々のものが独立して駆動されるベルト
４…４と、該各ベルト４…４の直下方を指向して配設さ
れた複数のＣＣＤカメラ５…５と、コンプレッサー６の
駆動に起因して生成された負圧を生地に作用させるバキ
ューム板７…７と、該バキューム板７…７に対向配置さ
れて複数の針８…８が上部に配設された針板９と、該針
板９をレール１０、１０に沿って縦方向（ａーｂ方向）
に移動させる移動枠体１１とを有する。

【０００８】本発明に係る自動生地柄合わせ装置は、前
記ベルト４…４と、前記ＣＣＤカメラ５…５と、個々の
ＣＣＤカメラ５からの信号に基づいて対向配置されたベ
ルト４を正逆駆動制御する図外の制御手段（例えばマイ
クロコンピュータ）とから構成される。そして、前記Ｃ
ＣＤカメラ５…５は、図１に示す固定フレーム５１に、
横方向（ｘ−ｙ）に対して等間隔毎に図例では五個のも
のが並列に固設されている。このＣＣＤカメラ５は、色
の別異や濃淡を読み取るものであって、この読み取り結
果を電気信号として制御手段に送出するものである。ま
た、前記ベルト４…４は、バキューム板７…７の直上方
において横方向に図例では五個のものが並列配置されて
おり、各ベルト４は夫々独立して駆動されるものであ
る。具体的には、図２及び図３に示すように、ベルト４
の個数と同数のモータ５２…５２が固定設置されている
と共に、各モータ５２の回転はチェーン５３を介して駆
動筒体５４に伝達されるようになっており、この駆動筒
体５４と従動筒体５５とに渡ってベルト４が巻回されて
いる。従って、各モータ５２…５２の正逆回転に伴っ
て、各ベルト４…４が独立して縦方向に正逆駆動され
る。そして、個々のベルト４の横方向中央部下方を個々
のＣＣＤカメラ５が指向している。

【０００９】一方、前記原反昇降機２は、図４に示すよ
うに、左右の立設枠１２、１２の上下端部に回動可能に
取り付けられたスプロケット１３…１３（左方について
は図示せず）に無端状チェーン１４、１４を巻回し、こ
の双方の無端状チェーン１４、１４に複数の連結棒１５
…１５の両端を固着し、これらの連結棒１５…１５の所
定箇所に舌片状の受止体１６…１６を取り付けたもので
ある。そして、左右一対のスプロケット１３、１３は支
軸１７を介して固設された状態にあり、右方の立設枠１
２の下方に存するモータ１８の作動により無端状チェー
ン１４、１４が駆動され、これに伴って連結棒１５…１
５及び受止体１６…１６が上動及び下動を繰り返すよう
になっている。従って、図５に示すように、原反台１に
載置されている原反Ｘ…Ｘは、原反昇降機２により自動
的に一個ずつ持ち上げられ、その上端部に達した時点で
載置台部斜面２ａを転動して解反位置Ｓに至る。

【００１０】前記自動生地解反装置３は、図６に示すよ
うに、第１駆動ローラ２１及び第２駆動ローラ２２と四
本の補助ローラ２３…２３とからなる転動手段を有し、
前記第１、第２駆動ローラ２１、２２は図外のモータに
より正逆回転可能とされている。また、前記第１駆動ロ
ーラ２１の直前方には、エア流通管２５の上面に噴射孔
２６…２６を形成してなるエア噴射手段が備えられてお
り、このエア噴射手段は図７に示すように、エアホース
２７…２７を介して圧送されたエアがエア流通管２５の
噴射孔２６…２６から矢印で示すように上方に向かって
噴射されるものである。尚、図８に示すように、前記エ
アホース２７は小型のコンプレッサー２７ａに接続され
ており、この小型のコンプレッサー２７ａは図５に示す
ように原反昇降機２の下部に取付けられている。更に、
図６に示すように、前記エア流通管２５の直前方には、
ワイヤー２８でなる引掛部材が張り渡されており、この
ワイヤー２８の両端は、所定の回転半径で旋回可能な一
対のアーム部材２９…２９の前端部に固着されている。
このアーム部材２９は、モータ３０により支軸３１を中
心として強制的に旋回されるものである。そして、原反
の解反作業を行う場合には、図８に示すように、先ず、
第１駆動ローラ２１を矢印方向に回転駆動させることに
よって、解反位置Ｓに搬送された原反Ｘを反時計方向に
転動させると同時に、エア噴射手段のエア流通管２５よ
りエアを原反Ｘの外周面に噴射させる。これにより、原
反Ｘの生地終端部（巻き終わり部）Ｘａがエアの噴射に
伴って浮き上がることになるが、このような状態の下で
エアの噴射を停止させるか或いはアーム部材２９を僅か
に時計方向に手動で旋回させることにより生地終端部Ｘ
ａをワイヤー２８に当接させ、この当接した事実を圧力
センサー等により検知し、この検知に伴ってモータ３０
を起動させれば、ワイヤー２８に生地終端部Ｘａが引掛
った状態でアーム部材２９が同図に鎖線で示すように略
１８０°旋回し、これに伴って生地終端部Ｘａがベルト
４の上方を通過してその後方に至り、生地が拡げられた
状態となる。尚、前記モータ３０の起動開始時期の検知
は、上記のように圧力センサー等を用いるに限らず、例
えば浮き上がった状態にある生地終端部Ｘａの端縁が所
定の前方位置に達したことを検知する光学的センサー等
を用いることも可能である。

【００１１】このようにして原反Ｘが解反されて生地が
所定寸法に渡って拡げられた後は、以下に示すような処
理が行われる。即ち、図９と図１とを対比させて説明す
ると、生地がベルト４…４の上面を覆って拡げられた後
は、アーム部材２９が旋回端に達したことを検知するセ
ンサーからの信号等に基づいて、第１駆動ローラ２１及
び第２駆動ローラ２２が時計方向に回転して生地を送る
ことになるが、この場合ベルト４…４の表面は摩擦係数
が大きくされているので、ベルト４と第２駆動ローラ２
２との間において生地の弛み部Ｘｂが生じ、この弛み量
が所定量となったことを生地弛み量制御センサー３５が
検知した時点で前記第１、第２駆動ローラ２１、２２の
回転が停止する。この後、生地は、ベルト４…４によっ
て送り出されてバキューム板７…７の表面に沿って降下
することになるが、この降下時における生地の横方向の
ズレは生地幅センサー３６により検知され、この検知結
果に基づいてベルト４…４を横方向に移動させるか或い
は別途設けたスライド部材を生地の左右端に係合させて
横方向に移動させること等により、生地のズレを調整す
る。そして、生地の下端が所定の位置まで降下したこと
を下端位置制御センサー３７が検知した時点でベルト４
…４による生地の送り出しが停止する。

【００１２】この後においては、複数のＣＣＤカメラ５
…５と各ベルト４…４との連係動作により生地の柄合わ
せ処理を行うのであるが、この場合にＣＣＤカメラ５に
より検知された生地の色の別異或いは濃淡を示す検知信
号は制御手段を介して対向位置に存するベルト４に駆動
信号として送出される。そして、左端又は右端から順
に、対応するＣＣＤカメラ５とベルト４との間で生地の
水平方向に対する柄合せつまり生地の横縞を水平方向に
合致させる作業を行う。具体的には、先ず左端又は右端
のいずれかに存する第１のＣＣＤカメラ５からの信号に
基づいて制御手段がこれに対向する第１のベルト４を正
逆駆動することにより、垂下している生地の横方向所定
部分を上下動させ、これにより生地に付されている横縞
模様のうちの上下方向における特定の一箇所例えば色の
変化箇所或いは濃淡の変化箇所を、予め定められている
上下方向一定位置に合致させる。次に、上記第１のＣＣ
Ｄカメラ５に隣接する第２のＣＣＤカメラ５からの信号
に基づいて制御手段がこれに対向する第２のベルト４を
正逆駆動することにより、生地の上記に隣接する当該横
方向所定部分について、横縞模様の上下方向における特
定の一箇所を、上記予め定められている上下方向一定位
置に合致させる。このような動作を、更に隣接する第
３、第４…のＣＣＤカメラ５およびベルト４について同
様に行わせることにより、生地の横縞を水平方向に正確
に合致させるのである。

【００１３】上記の柄合わせ作業が完了した後は、コン
プレッサー６を起動させてバキューム板７…７の小貫通
孔７ａ…７ａを介して生地に負圧を作用させることによ
り、バキューム板７…７の表面部に生地を吸着させ、刃
物台４０に設置されたロータリーカッター４１（図５参
照）をガイドレール４２に沿って移動させることによ
り、生地の切断処理を行う。

【００１４】上記の切断処理が完了した後は、エアシリ
ンダ５０、５０の動作により移動枠体１１をレール１
０、１０に沿って前方に移動させ、これにより図５に鎖
線で示すように針板９をバキューム板７…７に押し付け
る。この場合、針板９の上端部には複数の針８…８が取
り付けられているので、前記切断された生地に針８…８
が突き刺さった状態となる。尚、バキューム板７…７の
上方には、針８…８が生地を突き刺した状態で前方に侵
入できるように、幅狭の溝部或いは小径の孔部が形成さ
れている。次に、このような状態で、負圧による生地の
吸着を解除させると共に、図外のエア吹き付け装置の動
作によりバキューム板７…７の裏面側から該バキューム
板７…７を通過させてエアを針８…８の近傍に吹き付け
ることにより生地を針板９に密着させて生地のカール等
を消失させ、この後、エアシリンダ５０、５０の動作に
より針板９を後方へ移動させることにより、前記切断さ
れた生地は針８…８に突き刺さった状態で針板９と共に
所定の位置に戻される。以上のような工程を繰り返し行
うことにより、生地の柄合わせをしながら当該切断され
た所定寸法の生地が針板９に多層に重ね合わせられる。

【００１５】上記の重ね合わせ作業が完了した後は、垂
直状態にある針板９を手動又はモータ等を用いて回動支
軸９ｂ、９ｂを中心として９０°回転させることによ
り、図１０に示すように水平状態にし、この後、当該針
板９の左右両端に取り付けられている針駆動用エアシリ
ンダ６０、６０の動作により全ての針８…８を下動させ
て生地より抜き取る。そして、この後は、針板９に対し
て接近移動及び離反移動可能な裁断台８０に多層の生地
を移載し、図外の裁断機で裁断を行う。

【００１６】尚、前述の本発明に係る自動生地柄合わせ
装置においては、光学的読取手段としてＣＣＤカメラ５
を用いたが、色の別異或いは濃淡を検知することが可能
なセンサー類であれば他のものを使用してもよく、また
ＣＣＤカメラ５及びベルト４の個数についても上記例示
の五個に限定されるものではない。また、上記例示のも
のは、生地の模様が横縞である場合の柄合わせ作業に本
発明を適用したものであるが、これ以外に、生地の模様
が格子等である場合の柄合わせ作業についても同様に本
発明を適用できるものである。

【００１７】

【発明の効果】以上のように本発明に係る自動生地柄合
わせ装置によれば、縦方向に生地を送り出すことが可能
で且つ独立駆動が可能である複数のベルトを横方向に並
設し、これに対応して設置された複数の光学的読取手段
からの信号に基づいて制御手段が前記ベルトを正逆駆動
制御するようにしたから、前記ベルトの縦方向一端から
垂下している生地の柄合わせを正確且つ自動的に行うこ
とが可能である。更に、垂下された生地を、バキューム
板の表面部に吸着させた状態で所定寸法に切断すれば、
生地の斜行や曲がり等による悪影響を回避した上で、以
後の重ね合わせ作業や裁断作業を良好に行うことが可能
となり、従来のように多数の作業者により柄合わせ作業
を行っていた場合と比較して、作業性及び生産性が向上
するのみならず、量産化に伴う低コスト化を図ることが
可能になる。また、前工程である生地解反作業及び後工
程である生地切断作業との連結がスムーズに行われるこ
とになり、これらの全ての工程の自動化に大きく寄与で
きることになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明が適用される装置設備の全体構成を示す
斜視図である。

【図２】本発明に係る自動生地柄合わせ装置を示す要部
平面図である。

【図３】本発明に係る自動生地柄合わせ装置を示す要部
正面図である。

【図４】前記装置設備のうちの原反昇降機を示す斜視図
である。

【図５】前記装置設備の作用を示す概略側面図である。

【図６】前記装置設備のうちの生地解反装置を示す平面
図である。

【図７】前記装置設備のうちのエア噴射手段を示す正面
図である。

【図８】前記生地解反装置の作用を示す側面図である。

【図９】前記装置設備の作用を示す斜視図である。

【図10】前記装置設備のうちの針板及び裁断台を示す斜
視図である。

【符号の説明】

４ ベルト ５ 光学的読取手段 ５２ モータ ５３ チェーン ５４ 駆動筒体 ５５ 従動筒体 Ｘ 原反

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくとも横方向に連続する模様を有す
   る生地を裁断する際に前記模様の柄合わせを自動的に行
   う装置であって、拡げられた生地を縦方向に送り出す複
   数の独立駆動可能なベルトを横方向に並べて配置し、こ
   れら複数のベルトの縦方向一端より前記生地を垂下し、
   この垂下された生地を指向する複数の光学的読取手段
   を、前記複数のベルトにそれぞれ対応して設置し、コン
   プレッサに連通した小貫通孔を有するバキューム板を、
   前記垂下された生地の裏面側に設置し、前記複数の光学
   的読取手段からの信号に基いて制御手段が前記複数のベ
   ルトをそれぞれ正逆駆動させることにより、前記模様の
   特定部分を縦方向の一箇所において合致させ、前記垂下
   された生地を、前記コンプレッサで生成した負圧で前記
   バキューム板の表面部に吸着した状態で裁断することを
   特徴とする自動生地柄合わせ装置。