JPS6238258B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6238258B2
JPS6238258B2 JP56107211A JP10721181A JPS6238258B2 JP S6238258 B2 JPS6238258 B2 JP S6238258B2 JP 56107211 A JP56107211 A JP 56107211A JP 10721181 A JP10721181 A JP 10721181A JP S6238258 B2 JPS6238258 B2 JP S6238258B2
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JP
Japan
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workpiece
needle
separation
workpieces
pile
Prior art date
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Expired
Application number
JP56107211A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5767436A (en
Inventor
Buretsushingu Hyuubaato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Levi Strauss and Co
Original Assignee
Levi Strauss and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Levi Strauss and Co filed Critical Levi Strauss and Co
Publication of JPS5767436A publication Critical patent/JPS5767436A/ja
Publication of JPS6238258B2 publication Critical patent/JPS6238258B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41HAPPLIANCES OR METHODS FOR MAKING CLOTHES, e.g. FOR DRESS-MAKING OR FOR TAILORING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • A41H43/00Other methods, machines or appliances
    • A41H43/02Handling garment parts or blanks, e.g. feeding, piling, separating or reversing
    • A41H43/0228Separating from piles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は表裏を交互にして単一の山に積重ねた
繊維製被加工物を二つの別個の山に分離する自動
方法に関する。
衣類製造工業においては積重ねた繊維製被加工
物の層を互いに分離してこれを他の加工部門に搬
送することがしばしば望まれる。このような分離
装置の従来例は米国特許第3253824号および第
3442505号明細書に記載されている。これら特許
明細書に指摘されているように、積重ねた織物の
層を分離することは極度に困難である。なぜなら
ば切断の際織物の層のはじの糸がからみあつて一
体になる傾向があるからである。積重ねた層の配
置をくずすことなしにはじ糸が互に一体にからみ
合つた状態から各層を分離するにはかなりの工夫
を要する。
積重ねた被加工物の層を分離装置に整合させ、
かつ分離後にこれらを所定の配向関係で他の加工
部門に搬送するためには層の配置を乱さないこと
が望ましい。織物の層が整合していない場合、こ
れらは次の加工部門へ整合した関係で正規に搬送
されず次の加工部門へ到達時その位置が狂つてし
まうことになる。
衣類製造工業の一作業として、交互に表を上に
し下にして層状に一つの山に積重ねた織物を広い
テーブルの上で切断して左右のポケツトの表布を
作る作業がある。この結果、交互に左右のポケツ
ト表布を積重ねた小さな山が複数えられる。つい
で、これらの左右のポケツト表布を一方はすべて
左側のものであり他方はすべて右側のものである
二つの別個の山に分けることが必要である。この
ことを自動的に行なうためには、上述のように積
重ねた山から不整合を生ずることなしに交互に左
右の表布を効果的に分離することが必要であるば
かりでなく、積重ねた山の中に同じ方向に配向さ
れた、すなわち、表を上か下にして積重ねられた
二つの表布があるかどうか検出することも必要で
ある。さらに、分離ヘツドで分離された表布の一
つが脱落していないかどうか検出することも必要
である。なぜならば、この場合、一方の山の表布
の数が不足することになるからである。
本発明は上述およびその他の不利点を解消する
もので、単一の山に積重ねたシート状被加工物か
らその層を交互に逐次分離して複数の山にする改
良された被加工物分離搬送方法を提供するもので
ある。
単一の山に積重ねたシート状被加工物からその
最上層の被加工物を交互に第1の位置と第2の位
置とに搬送する被加工分離搬送方法において、互
いに平行でかつ対向して取付けられた一対の回転
素子であつて互いに他方の回転素子から遠ざかる
方向に突出する針をそれぞれ具えた回転素子を、
積重ねたシート状被加工物の最上層の被加工物に
回転素子の針が回転方向に応じて係合又は離脱す
るように回転させる段階、及び最上位の被加工物
に回転素子の針を係合させた状態で、回転素子の
少なくとも一方を針が最上位の被加工物と係合す
る方向に回転させることによつて、回転素子を他
方の回転素子に接近させる段階を含み、これによ
つて最上位の被加工物の少なくとも一つの縁部を
針の力によつて次位の被加工物の対応縁部から引
き離すように巻き上げて、被加工物の山から最上
位の被加工物を分離するようにしたことを特徴と
する被加工物分離搬送方法が与えられる。
この改良された方法においては、積重ねた山か
ら最上位の層の被加工物を分離する装置と分離さ
れた最上位の被加工物を交互に第1の位置と第2
の位置とに搬送する装置とを使用する。分離装置
は積重ねた山の最上位の被加工物の一つ又はそれ
以上の縁部を次位の層の被加工物の縁部から巻上
げて引離しついでこの被加工物の縁部を巻上げた
状態でこれを積重ねた山から持上げる装置を有す
る。好適な実施例では、交互の被加工物の層は互
に違つた色に色づけされた表面を有し、分離装置
は分離された各被加工物の表が上向きか下向きか
を検出する光電装置を有する。
ある好適な実施例においては、分離装置は前に
分離した被加工物を第1又は第2の位置で釈放す
ると同時に積重ねた被加工物の山からその最上位
のものを分離するようにしている。ある好適な実
施例においては、被加工物の分離は搬送装置に担
持された一対の分離ヘツドによつて行なつてい
る。この分離ヘツドを積重ねた被加工物上に交互
に下降させ、ついで上昇させ一方の分離された山
に向つて水平方向に移動させこの山の上に下降さ
せている。
別の実施例においては、分離ヘツドを搬送装置
に担持させないで可動とし、分離した被加工物を
ベルト式移送装置に引渡し、このベルトによつて
被加工物を交互に第1と第2の位置に移送してい
る。
これらの実施例のあるものでは、最上位の層の
被加工物の分離は水平方向に可動な一つ又はそれ
以上の分離棒によつて助成される。この分離棒は
最上位の層をその山から分離する際これに圧接し
て最上位の層内に移動する屈曲部を生じさせるよ
うにしている。この屈曲部を生じさせることによ
つて積重ねた山の最上位の層の糸と次位のものの
糸との係合を解くことができる。
したがつて、本発明の目的は単一の山に積重ね
た織物状の被加工物の交互の層を逐次分離して複
数の山に分ける方法を提供することにある。
本発明の上述の目的、ならびに特長および利点
は以下添附図面を参照して説明する好適な実施例
の詳細な説明からより容易に理解されよう。
第1図を参照して、交互に表を上下にして単一
の山に積重ねた織物の被加工物10(煩雑をさけ
るため点線で示す)は機枠14内で上下動するよ
うに取付けた供給側エレベータ12上に担持され
ている。このエレベータ機構12の詳細は後記す
る。この供給側エレベータ12の左右にはそれぞ
れ附加的な竪形エレベータ16,18が位置して
いる。これらのエレベータ16,18も機枠14
内で上下動するようにしてある。エレベータ12
は被加工物20の山10から被加工物の層が逐次
取去られるにつれてその上動の調節ができるよう
な機構にしてあるが、エレベータ16,18は被
加工物1枚の厚さに相当する距離だけ割出し下動
するような機構となつている。これらエレベータ
12,16,18の作用は詳細に後述する。
エレベータ12,16,18の上方には分離機
構が位置しており、この分離機構は別個の分離ヘ
ツド24,26をその右端部および左端部にそれ
ぞれ担持する水平な板部材、すなわちアーム22
を有する。各分離ヘツド24,26は積重ねた被
加工物の山10から最上位の被加工物20をその
山10の残りの部分の配置を乱すことなく取去る
ことができる。このことについては特に第7図を
参照して詳細に後記する。
水平な板部材22は竪方向に延びるパイプ28
の下端に取付けられており、このパイプ28は水
平方向に可動の往復台30に一対の水平方向に延
びる可撓性な帯状部材32によつて可撓的に取付
けられている。第2の竪方向に延びる中空のパイ
プ34も水平な板部材22にブラケツト36によ
つて取付けられており、このブラケツト36も第
1のパイプ28に取付けられている。ある実施例
ではパイプ34は図示しない真空源に接続するこ
とができる。しかし、このパイプ34は分離ヘツ
ドを作動させる空気管38用の単なる導管として
もよい。
往復台30は積重ねた被加工物の山の存在する
区域上で架枠43に取付けた一対の竪方向に間隔
を置いて水平方向に平行に延びるレール40上を
往復動する。往復台30はスリーブ軸受42およ
び図示しないローラ輪によつてレール40上を滑
動する。レール40の両端部に設けたスプロケツ
ト46にモータによつて駆動されるスプロケツト
チエーン44を巻付けて往復台30をレール40
上で往復動させる駆動力を与える。往復台30は
一対のリンク48と三角形部材50を経てチエー
ン44に取付けられている。すなわち一方のリン
ク48の一端は往復台30の頂部に枢着されてお
り、他方のリンク48の一端は往復台30の底部
に枢着され、前記一方のリンク48の他端は三角
形部材50の第1の頂点に枢着され、前記他方の
リンク48の他端は三角形部材50の第2の頂点
に枢着される。三角形部材の第3の頂点はチエー
ン44に回転自在に取付けられている。従つてチ
エーン44と往復台30のスリーブ軸受42には
引張力のみが加えられることになる。三角形部材
50のチエーン44に枢着された頂点からローラ
が外方に突出し、ローラ52は長方形のブラケツ
ト54内に収容されている。この長方形のブラケ
ツト54は往復台30に固定したハブ58内に回
転自在に取付けられた軸56の一端部に取付けら
れている。
軸56のブラケツト54が取付けられていない
方の端部にはクランク機構60が設けてある。こ
のクランク機構60はパイプ28に取付けられて
おり、ローラ52が両スプロケツト46の端部を
通過するたびにパイプ28、したがつて分離ヘツ
ド24,26を上昇下降する。
両スプロケツト46は真中の供給される側の被
加工物の山と一方の分離され受取られた被加工物
の山との間の距離にほぼ相当する距離だけ互に間
隔を隔てている。水平な板部材、すなわちアーム
22の長さも真中の供給側被加工物の山10と一
方の分離された被加工物の山との間の距離に等し
い。それゆえ、往復台30が第6図に示すように
その行程の最右端側にある時は、分離ヘツド24
は図示しない受取り側エレベータ18上に位置
し、分離ヘツド26は図示しない真中の供給側エ
レベータ12上に位置することになる。往復台3
0がその行程の最左端側にある時は、第6図に仮
想線で示すように分離ヘツド26は受取り側エレ
ベータ16上に位置し、分離ヘツド24は真中の
供給側エレベータ12上に位置することになる。
詳細に後述するように、分離ヘツド24,26の
一方が受取り側エレベータ16,18の一方の上
に位置して前に分離された被加工物を釈放するの
と同時に他方の分離ヘツドは真中のエレベータ1
2上に担持され供給される被加工物の山10の中
の最上位の被加工物20に係合する。
第3図を参照して、エレベータを上下動させる
装置を詳細に述べる。以下の説明では、供給側エ
レベータ12のみについて述べるが、この説明が
他のエレベータ16,18にもあてはまることは
いうまでもない。ただし、エレベータ12の上動
は分離される各層の厚さに相当するだけ割出され
るのに対して、エレベータ16,18の下動はそ
の受取つた被加工物の山の上に載置される分離さ
れた各層に対してそれぞれ割出される。
エレベータ12は台部62とこの台部62と一
体に竪方向に延びる部分64とを有する。この台
部62は供給される被加工物の山を担持する水平
なプラツトホームを構成しており、竪方向部分6
4は機枠14内に設けた竪方向に延びる棒67上
にエレベータ12を滑動自在に取付ける環状滑り
軸受66を有する。第4図に示すように、棒67
の背後にこれと間隔を隔てて設けた竪方向に延び
るレール70にまたがるように一対のローラ68
を設けてエレベータ12の台部分62が水平面内
に回転しないようにしてある。ローラ68はエレ
ベータ12の竪方向に延びる部分64にこれと一
体に設けたハブ72によつて取付けてある。
エレベータ12の台部分62はスプロケツトプ
ーリ76とスプロケツト80に巻付けた竪方向に
延びるスプロケツトチエーン74によつて上下動
される。スプロケツトプーリ76はエレベータ1
2の基部にある水平軸78に取付けてあり、スプ
ロケツト80はエレベータ12の頂部にある水平
軸82に回転自在に取付けてある。これら水平軸
78,82は機枠14に固定したハブ又はブラケ
ツト内に回転自在に取付けられている。下側のス
プロケツトプーリ76には電動機86によつて駆
動される駆動チエーン84も巻付けられている。
モータ86は図示しない適当な減速装置を含むこ
とはもちろんである。下側のスプロケツトプーリ
76は軸78にピン止めされておらずこの軸78
の囲りに自由に回転する。各エレベータ12,1
6,18は独立のモータによつて駆動されること
はもちろんである。
エレベータ12の台部分62を水平面内に完全
に安定化させるため、第4図に示すようにこの台
部分62の前部の両側に一対の竪方向に延びる棒
88,90を設けてある。第4図に示すように、
竪棒90は台部分62の右側にあり、竪棒88は
台部分62の左側にある。エレベータの水平な台
部分62の下方に設けたローラ92,94が竪棒
88,90にそれぞれ圧接している。竪棒88は
水平方向に揺動するアーム96に取付け、このア
ーム96は台部分62の後部側で点98において
機枠14に枢着されている。これによつて被加工
物を供給側エレベータ12の台部分62上に載置
する時竪棒88をエレベータ12から開位置へ向
つて揺動させることができる。ついで棒88を閉
位置へ揺動させて被加工物の山がエレベータ12
から移動しないようにする。
機枠14はエレベータ12の水平な台部分62
を収容する切欠部102を有する水平な作業台1
00をその頂部に有する。この水平な台100は
他のエレベータを収容する同様な切欠部分を有す
る。一対の光電検知器104を切欠部102の両
側に置いてエレベータ12に担持される被加工物
の山の最上位のものの存否を検出する。これらの
検知器はモータ86の割出し動作を制御する図示
しない制御盤に接続され、被加工物の山の一層が
分離ヘツドによつて取去られるごとにその厚さに
相当する距離だけエレベータ12をモータ86に
よつて上動させる。第2の対の光電検知器106
を機枠14の水平な台100の上に取付けて上向
きに指向させ分離ヘツド24,26によつて運ば
れる織物の被加工物の裏側の明暗度(コントラス
ト)を検出するようにしてある。このコントラス
トというのは、ポケツト表布の材料であるデニム
は一方の側は青色をしており、反対側は白線によ
る縞模様を有するため生ずるものを指す。白線に
よる縞模様を有する側はより光を反射するため検
知器106によつて検知できる。この検知器10
6はさらに分離過程の順序動作をだめにしてしま
う分離ヘツドによるポケツト表布の取りこぼしが
あつたかどうかの情報をも提供するものである。
往復台30の動作の制御、ならびに分離ヘツド
24,26の動作の制御は当業者に良く知られて
いるので詳細には述べない。このシーケンス制御
装置は往復台30の駆動と同期して回転するよう
に設けたタイミング用円板を基本的に含む。この
タイミング用円板は空圧弁と駆動モータとを適正
な逐次的タイミングで附勢する検知装置を有す
る。
次に第1図、第2図および第7図ないし第9図
を参照して分離ヘツドの動作を述べる。ここでは
分離ヘツド26に関して特に説明するが、これは
分離ヘツド24にも同じくあてはまることはもち
ろんである。
分離ヘツド26は水平な板部材、すなわち、ア
ーム22に取付けた一対の間隔を隔てた長方形の
水平な枠部材108,109を有する。これらの
枠部材108,109には各別の円筒状素子11
0,112の群がそれぞれ取付けられている。円
筒状素子110,112は軸114,116にそ
れぞれ偏心的に取付けられ回転する。軸114は
第8図に示すように円筒形素子110の円形断面
の右下側の四分円のほぼ中心を通るように心合せ
されている。軸116は円筒状素子112の断面
の左下側の四分円のほぼ中心を通るように心合せ
されている。円筒状素子110,112ならびに
軸114,116はすべて互いに平行である。枠
部材108,109はブラケツト111によりア
ーム22に調節自在に取付けて円筒状部材11
0,112の間隔がどんな被加工物20を取扱か
う時でもその幅より少し小さくできるようにして
ある。第10図から良く分るように、円筒状素子
110は軸114に沿つてその間隔が調節自在で
あり、円筒状素子112は軸116に沿つてその
間隔が調節自在である。
各円筒状素子110,112(以下シリンダと
略称する)はこれにねじこむように取付けた少く
とも一対の針120を有し、この針120が第8
図に示すように円筒面を越えて僅かに突出しかつ
円筒面と鋭角をなすようにしてある。各針120
はねじを切つた穴123にねじ込んだねじ121
に取付けてある。シリンダ110の針120は円
筒面に対し反時計方向に傾斜するように取付けて
ある。シリンダ112の針120は円筒面に対し
て時計方向に傾斜するように取付けてある。それ
ゆえ、シリンダ110,112の針はそれぞれ最
上位の織物層20の両端部に向いている。
各シリンダ110,112はその外側に円筒形
の発泡層122を有し、針120はこの層122
から被加工物の山10の一つの織物層の厚さより
僅かに小さいように調節される距離だけ突出して
いる。このため、水平のアーム22を分離ヘツド
26と共に織物層の山10の頂部に下降させる
と、針120は最上位の織物層20だけ刺し通
す。シリンダ110,112を互に反対方向に回
転させるために、シリンダ112の軸116にク
ランクアーム124を設けてこのクランクアーム
124を空圧操作装置、すなわち、空圧シリンダ
128の軸126に枢着する。空気ホース130
によつて適正な圧力差を空圧シリンダ128に与
えると軸126は空圧シリンダ128内に引きこ
まれるかこれから伸長する。軸126が空圧シリ
ンダ128内に引きこまれると、シリンダ112
は第8図に示すように時計方向に回転する。同様
な操作装置を枠部材108の反対側に配置して軸
114を作動させ、これによつてシリンダ110
をシリンダ112と同時にその回転方向と反対方
向に回転させる。
枠部材108,109の中間においてアーム2
2の下向きに延びる部分131に第2の針132
を取付けアーム22の下方にシリンダ110,1
12の曲面の相対応する部分に接する仮想面に垂
直に突出するようにしてある。発泡部材134が
この針132を取囲んでいる。
シリンダ、例えばシリンダ110間の間隔をそ
の回転軸に沿つて調節自在としてあるので、種々
の形状および寸法の被加工物に対処することがで
きる。
以下本発明に係る装置の動作を説明する。分離
ヘツド26を往復台移送機構により詳細に前述し
たようにしてエレベータ12上の織物片の積重ね
た山10の最上位の層20上に下降させる。シリ
ンダ110,112上の発泡層122ならびに針
132の周囲の発泡部材134は僅かに圧縮さ
れ、空圧操作装置128および枠部材108の反
対側にあるこれに対応する操作装置が附勢されシ
リンダ110,112は互いに反対方向に回転し
て針120を最上位の織物層に刺し込む。シリン
ダ110,112は軸114,116に偏心的に
取付けてあるので、これを偏心させないで取付け
た時よりも針の運動経路はより望ましいものとな
る。この偏心的な針の動きによつて突きささる角
度はより望ましいものとなる。すなわち、針12
0は最上層20にほとんど直角に突きささる。ま
た針120が積重ねた織物層にほぼ平行になつた
時には針の竪方向変位は少なくなり、引つかけ作
用を行なう。
シリンダ110,112は織物層20の両縁部
に近接して位置するように調節できるので、これ
を反対方向に回転させることによつて最上層の両
縁部を巻上げることとなり、これによつて最上位
の織物層を次位の織物層から離さないようにする
ような糸のからみ合いを断つことができる。この
結果、最上層の両縁部を巻上げることに加えて最
上層を真直ぐ引延すことができる。静止した針1
32の目的は最上位の織物層の分離の際その不整
合を防止することにある。針120の作用で糸の
からみ合いを断つと、分離ヘツド26は上昇して
最上層を運び去る。分離ヘツド26を適当な受取
り側エレベータ16上に積重ねられた織物層上に
位置させ下降させた後に、操作装置128を逆方
向に作動させて軸126を伸長させ、それによつ
てシリンダ110,112を前と逆方向に互に反
対方向に回転させて針120を最上層20から引
抜きこの織物層を釈放する。この時、発泡層12
2,134はその弾性によつて織物層を針から分
離し、分離した最上層20をエレベータ16上に
積重ねた層の最上位のものの上に釈放するのを助
成する。前述のように、エレベータ12上に担持
された山10から最上層20を取去ると、光電セ
ル104の作用によつてこの山10は一つの織物
層の厚さにほぼ等しい距離だけ上方へ割出され
る。エレベータ16の位置を制御する光電セル1
04は分離ヘツド26から釈放され新たに積まれ
た最上層の厚さにほぼ等しい距離だけこのエレベ
ータ16を下方へ割出すように作用する。
分離ヘツド操作装置128の制御は前述の図示
しないタイミング用円板機構によつて行なう。他
の実施例では他の形式の制御装置たとえば接触ス
イツチと光電検知器を用いても良いことはもちろ
んである。
第11図は本発明に係る表布分離装置を衣服製
造組立ラインに用いた例を示す。この例では、表
布分離装置は組立ラインの入力部に表布を交互に
送るとともにすべて同一の型の表布を一つの山に
積重ねるのに用いている。これは単一の表布の山
を二つの山に分割している第1図の装置とは対照
的である。第11図に示すように、上述の形式の
表布分離装置136は主供給源である被加工物の
積重ねた山10の最上層を分離してこの分離した
最上層を逐次的かつ交互に受取り側エレベータ1
6の山の上と整合テーブル142上に載置してい
る。この整合テーブル142は実際は透明なガラ
スの水平面であつてサーボ機構138によつて担
持されている。図示しない静置の光電検知器によ
つてサーボ機構138を制御して表布分離装置1
36によつてテーブル142上に載置された被加
工物140が真空式搬送機構144に対して正確
に位置づけされるようにテーブル142の位置決
めをしている。搬送機構144はついで水平方向
に往復動して分離された被加工物140を組立ラ
インの一つの入力部に載置する。このラインの残
部は第11図には図示していない。サーボ機構1
38ならびに搬送機構144は一般によく知られ
ているのでその詳細は述べない。これらの機構に
ついては例えば米国特許第3548196号および第
3442505号明細書を参照されたい。このようにし
て一方の表布を別の山に積み、他方の表布を直接
処理機構の送り装置上に載置することによつて分
離されたものの半分を再び積重ねることがさけら
れる。
第12A図ないし第12H図には第7図ないし
第10図に例示した分離ヘツドの変形を示してあ
る。同様な素子には同様な参照番号を用いこれに
ダツシユをつけてある。この変形に示す基本的な
分離ヘツドは第8図ないし第10図に示したもの
と真中の針132′を除いて本質的に同一であ
る。この真中の針132′は分離作業中最上層2
0の位置を回転シリンダ110′,112′に対し
て固定して最上層20の分離時又はこれを既に分
離した被加工物の山の上に釈放する際に不整合が
生じないようにするためのものである。
この変形例における真中の針132′は竪方向
に延びるアーム200から突出する軸202の端
部に取付けてある。このアーム200は第8図の
板部材22に取付けてもよいし独立に設けてもよ
い。このアーム200は分離作業時に回転シリン
ダ110′,112′の回転と同時に上下動するよ
うにしてある。はぎ取り部材204を軸202と
同軸的に設け、針132′が露出して最上層20
を突通す第1の位置と針132′がはぎ取り部材
204の下端部で覆われる第12H図に示す第2
の位置との間で軸202上を滑動できるようにし
てある。はぎ取り部材204は単に自重および慣
性によつて作動するようにしてもよいし空圧シリ
ンダ又はばねによつて作動するようにしてもよ
い。
この変形例の動作を第12A図ないし第12H
図の順に説明する。第12A図においては分離ヘ
ツドは最上層20上に下降しており針132′は
最上層20を貫通しており、はぎ取り部材204
はその下縁部に加わる織物20の力によつてその
最高位置に上昇している。第12B図および第1
2C図においては、回転シリンダ110′,11
2′は互に反対方向に回転して最上層20に係合
しその外縁部を同じ山10の次位の層の対応する
縁部から上方へ巻上げている。回転シリンダ11
0′,112′はアーム200に対して上方へ持上
げられ、最上層20は突出する針132′の周囲
で屈曲して第12D図からよく分るように最上層
20の分離がさらに促進される。
第12E図においては分離ヘツドは最上層20
の分離を終りこれを先述の実施例について述べた
ようにして第1の位置又は第2の位置へ運ぶ。
第12F図においては分離ヘツドは最上層20
を受取り側エレベータ16,18の一方の上に既
に載置しており、回転シリンダ110′,11
2′は離脱しようとしている。回転シリンダ11
0′,112′の離脱は第12G図に示すように互
に反対方向に回転させることによつて行なう。つ
いで、分離ヘツドは受取り側エレベータから離れ
て上昇し、はぎ取り部材204は慣性によつて軸
202上の最下位置に滑動して最上層20から針
132′を離し分離作業が終了する。
別の実施例としてはぎ取り部材204をアーム
200に対し静止的にし、軸202をアーム20
0内で上動できるようにしてもよいことはもちろ
んである。本発明によれば針132′は露出し、
かつ隠蔽されるようになつている。
第13A図ないし第13F図は第12A図ない
し第12H図に図示の実施例の変形を示す。この
実施例においては一対の分離棒206を用いて最
上層の分離を助成している。分離棒206は回転
シリンダ110′,112′に平行に設けてある。
これらの分離棒206はレバーアームで支持する
か、又は第13G図に示すように回転シリンダ1
10′,112′の両端部にこれをまたぐように位
置する一対の水平部材210に設けた水平なみぞ
孔208内に延びるようにしてもよい。水平部材
210は分離ヘツドの板部材22に取付けてあ
る。このため、分離棒206は最上位の被加工物
20に平行な面内でみぞ孔208内を水平方向に
滑動できる。分離棒206は第13G図に示すよ
うに水平部材210に取付けた引張ばね212に
よつてその最外方位置へ附勢されている。
第12A図ないし第12H図に示す実施例との
もう一つの違いは回転シリンダ110′,11
2′が真中の針132′とはある程度無関係に上下
に移動可能としてあることである。このため、針
132′を支持している竪棒200は油圧又は空
圧式操作装置213のプランジヤの端部を形成す
るようにし、この操作装置213を分離ヘツドの
板部材22に取付けてある。この変形例の動作を
第13A図ないし第13F図を参照して説明す
る。第13A図に示すように分離ヘツドをまず積
重ねた被加工物の山の最上層20上に下降させ
る。ついで回転シリンダ110′,112′を互に
反対方向に回転させて被加工物20に針120′
を係合させる。ついで分離ヘツドを僅かに上動さ
せるとともに操作装置213によつて針132′
を下方に延びさせ積重ねた被加工物の山10の最
上層20と接触させておく。回転シリンダ11
0′,112′を上動させると同時に、被加工物2
0は分離棒206の周りに屈曲させられ分離棒2
06に針132′の方へ向う内向きの力が加わ
る。分離作業が進むにつれて、第13D図および
第13E図に示すように分離棒206は被加工物
20の中心に向つて引かれる。この間、操作装置
213によつて針132′は分離された被加工物
20の中心を被加工物の山10の最上層に圧接し
ている。最終的に分離ヘツドは回転シリンダ11
0′,112′とともに真中の針132′を持上
げ、第13F図に示すように分離された被加工物
20はその山10から分離する。
上述の動作を単に逆に行なうことによつて分離
ヘツドは分離した被加工物20を一方の受取り側
エレベータ16,18上に釈放する。第12A図
ないし第12H図に示した実施例同様に、最上位
の被加工物20の釈放後に針132′がこれから
引抜かれるとはぎ取り部材204は慣性力又はば
ね力によつてこの被加工物20を針132′の端
部からはぎ取つて分離作用を助成する。
第14A図ないし第14F図は第12A図ない
し第12H図に図示した実施例の別の変形を示
す。この実施例と第12A図ないし第12H図に
示したものとの主なる相違は回転シリンダ11
0′,112′は互に反対方向に回転して最上位の
被加工物20に係合離脱するばかりでなく、被加
工物20との係合および離脱時にそれぞれより近
づく向きに又はより遠去かる向きに同時に移動す
るようにしてあることである。すなわち、第14
B図ないし第14E図に示すように、分離ヘツド
を最上位の被加工物20上に下降させた後、シリ
ンダ110′,112′を互に反対方向に回転させ
て針120′を最上位の被加工物20に係合させ
ると同時にシリンダを針132′の係合する被加
工物20の中央部に向つて互に近づく向きに転動
させる。シリンダ110′,112′が針132′
に近接して所定の間隔を隔てる点に到達すると、
分離ヘツドは被加工物20の両端部がシリンダ1
10′,112′に巻かれた状態のまま上動する。
シリンダ110′,112′を移動させると同時に
回転させる機構を第14F図に示す。第14F図
はシリンダを移動回転させる好適な機構の一例を
単に示すものであつて、他にも種々の形式の機構
があることはもちろんである。第14F図に示す
シリンダ110′,112′の特定の移動機構に発
明があるというよりはむしろその移動のさせ方を
本出願人はその発明と見なすものである。
第14F図に示すように、シリンダ110′,
112′は対称的に設けた軸114′,116′上
にそれぞれ取付けてある。この軸114′,11
6′は第1の実施例に開示のようにシリンダ11
0′,112′を偏心的に取付けるものでないこと
は注目されたい。偏心回転的に取付ける変形は当
業者には明白なので殊更記載しないこととする。
軸114′,116′は分離ヘツドの板部材22に
取付けた水平な枠部材216の水平なみぞ孔21
4内に担持されている。この枠部材216は軸1
14′,116′の各端部まで延びるように位置し
てシリンダ110′,112′を支持している。
軸114′,116′のそれぞれ一端部に歯車2
18を取付けてある。歯車218はそれぞれ枠部
材216に取付けた空圧式操作装置222のプラ
ンジヤの端部に固定したラツク部材220にかみ
合つている。空圧式操作装置222は二方向作動
式のものである。プランジヤが後退するとラツク
部材220は被加工物20の中心に向つて、すな
わち、シリンダ110′,112′の中間に設けた
部材200に向つて移動する。両操作装置222
を同時に作動してシリンダ110′,112′を同
時に反対方向に回転させるとともに互に近づく向
きに転動させる。もちろん、シリンダ110′,
112′を被加工物20から離脱させるために
は、操作装置222はラツク部材220を伸長さ
せシリンダ110′,112′を互に遠去かる向き
に反対方向に回転させるように作動する。上述の
ようにこの同じ目的を達成するための変形が数多
くあることは当業者には明白であるので、本出願
人はこの動作を行なう特定の機構は発明として特
許請求しないこととする。
第14F図に示すシリンダ110′,112′は
例示の目的上その寸法を誇張して示してある。実
際には、シリンダ110′,112′の直径は比較
的小さくして被加工物20が巻付けられるように
してある。
第15A図ないし第15F図は本発明のさらに
別の実施例を示す。これまで述べた分離ヘツドは
移送用往復台機構によつて移動させ分離した被加
工物を二つの別々の山に分けていた。第15A図
ないし第15F図に示すものを含む以下に述べる
実施例では分離ヘツドは供給側の山10に比較的
近接した位置に止まるものとしている。分離され
た被加工物はコンベヤベルトによつて逐次第1お
よび第2の位置へ移送される。このようなベルト
には握持部材を設けてもよいし、衣服の自動製造
装置に関与する当業者によく知られている形式の
真空作動式ベルトを用いてもよい。
本実施例においては、分離ヘツドは突出する針
120′を有する回転可能な単一のシリンダ22
4を有する。シリンダ224は表布の山10の一
方の縁部に位置している。分離棒226をこの縁
部と反対側にシリンダ224に近接させて位置さ
せてある。分離の際シリンダ224は例えば第1
5B図に示すように時計方向に回転させて針12
0′を最上位の被加工物20の縁部に係合させ
る。これによつて被加工物20の縁部は巻上げら
れる。クランプ部材228を時計方向に回転させ
て被加工物の山10の残りの被加工物の縁部が持
上がらないように保持する。
シリンダ224をついで第15C図に示すよう
に円弧状に分離棒226上を移動させ、次に被加
工物10の山の頂部を横切つて水平方向に移動さ
せる。分離棒226を第13G図に示すような枠
体内に取付けて被加工物20の引張力に対抗して
ばねで附勢させるようにすることができる。被加
工物20を分離棒226の周りに屈曲させること
とこの分離棒226を被加工物の山を横切つて移
動させることとによつて移動する屈曲部を被加工
物に生じさせこれによつて被加工物20の糸を下
層のものから離脱させるため分離は大いに助成さ
れる。分離棒226が被加工物の山を横切つて移
動する速度は回転シリンダ224の移動速度の半
分であることは明白である。
回転シリンダ224は被加工物20の巻上げら
れた端部を被加工物の山10の一方の側に近接し
てこの上方に位置する真空式移送ベルト230に
引渡す。シリンダ224が反時計方向に回転して
針120′が被加工物20から離脱する時、被加
工物20はベルト230の孔232を介して加え
られる真空によつて当業者にとつてよく知られて
いるようにして把持される。シリンダ224の戻
り行程にシリンダ224は被加工物20を上方に
押上げ真空式ベルト230に接触させる。同時に
分離棒226はこれに設けたばねの力によつて原
位置へ戻る。特定の形式の移送ベルトを例示した
が、カムによつて作動される握持部材を有するベ
ルトのようなその他の適当な形式の移送ベルトを
用いてもよいことはもちろんである。
これまで述べた実施例にはない本実施例の一つ
の特長は、被加工物の山10から分離された被加
工物20は反転することである。この分離され反
転された被加工物のベルト230による第1又は
第2の位置への引渡しは別個の制御の下に行な
う。第1および第2の位置上を走るベルトに作用
する真空を交互にかつ逐次的に止めて被加工物を
第1の位置についで第2の位置に順次落下させる
ようにする。
最上位の被加工物を分離し反転する別の実施例
を第16A図ないし第16F図に示す。この実施
例では回転可能な円筒状素子110′,112′は
それぞれ別個の揺動アーム234,236に取付
けてある。この揺動アーム234,236は水平
な回転軸238,240の一端部にそれぞれ取付
けられている。回転シリンダ110′,112′を
回転させる機構は第8図ないし第10図に示した
実施例のものと同様にすることができる。これと
は別に、シリンダ110′,112′を別個のサー
ボモータによつて回転させてもよい。軸238,
240はクランクを介して作動する空圧式操作装
置によつて回転させることができ、又さらに別の
サーボモータ又は空圧式操作装置によつて作動さ
せてもよい。これらの動作を行わせる機構は当業
者には明白なので詳細な説明は行わない。
動作に当り、シリンダ110′,112′をレバ
ーアーム234,236および軸238,240
によつて回転させる。当初はシリンダ110′,
112′は最上位の被加工物20上に位置する。
ついでシリンダ110′を反時計方向に回転させ
て最上位の被加工物20の一縁部を巻上げる。ク
ランプ用フツク部材229を次に次位の被加工物
の縁部に圧接させる。この後シリンダ110′を
時計方向に回転させてその針120′を被加工物
20の縁部から離脱させる。同時にシリンダ11
2′も時計方向に回転させてその針120′を被加
工物20の反対側の縁部に係合させてこれを次位
の層の縁部から巻上げる。
第16D図に示すように、シリンダ112′を
レバーアーム236によつて上方へ持上げるとと
もに時計方向に連続的に回転させる。このため被
加工物20はシリンダ112′の周りに巻かれな
がら上方へ引上げられ、上方にある真空式コンベ
ヤベルト230の直下に位置する水平に突出する
支持部材242上を通過する。第16E図および
第16F図に示すように被加工物20はベルト2
30の真空によつて把持され、シリンダ112′
がレバーアーム236によつて原位置へ戻される
につれてベルト230によつて運び去られる。つ
いでこの動作を繰返すか、又は一連の逆の動作を
行なう。すなわち、例えばシリンダ112′を又
時計方向に回転させて次位の被加工物の縁部を巻
上げ、クランプ部材228をついで被加工物の山
10の頂部に圧接させる。ついでシリンダ11
0′を反時計方向に回転させると同時に持上げて
次位の被加工物を引上げて前記支持部材242に
対応する水平の支持部材244上を通す。この時
には、ベルト230は図示の方向と反対の方向に
駆動して、分離した被加工物を第2の位置へ運
ぶ。このことによつて最上位とその次の二つの被
加工物は分離されその表面が反対になるように反
転されるばかりでなく、その端部も反転されて交
互に取去られ二つの別の位置へ運ばれる。
本実施例においては、ベルト230は上述の動
作に同期して周期的に駆動される。
この実施例の変形を第17A図ないし第17D
図に示す。この変形においては分離棒246によ
つて分離を助成するが、この分離棒246は分離
された被加工物20の縁部が回転するシリンダ1
12′又は110′によつて巻上げられると分離さ
れた被加工物20の下方を通過する。この分離棒
246を被加工物の山の頂部を横切つて推進する
機構は自由に選べるものであつて、例えばこの分
離棒を引張る空圧式操作装置によることができ
る。棒246を支持する枠体は第13G図に図示
したものと同様とすることができる。
本願に用いた用語および表現は単に説明のため
のものであつて何等限定的なものではなく、この
ような用語および表現の使用は図示し説明した特
長と同等の特長を排除するものではなく、本発明
の特許請求の範囲内で種々の変形を行ないうるこ
とはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための分離装置の斜
視図、第2図は第1図に図示の実施例の動作の説
明用の模式図、第3図は第1図に図示の実施例の
単一の山に積重ねた被加工物担持用エレベータを
一部切欠し一部断面して示す拡大正面図、第4図
は第3図に図示のエレベータを一部切欠し一部断
面して示す拡大平面図、第5図は第3図に図示の
エレベータを一部切欠し一部断面して示す拡大側
面図、第6図は第1図に図示の実施例の往復台移
送機構を一部切欠し一部断面して示す拡大正面
図、第7図は本発明による分離ヘツドを一部切欠
し一部断面して示す平面図、第8図は本発明によ
る分離ヘツドの拡大立面図、第9図は第8図に図
示の分離ヘツドの分離シリンダの一つを一部切欠
して示す拡大竪断面図、第10図は第7図の10
−10線に沿つて取つた竪断面図、第11図は本
発明を実施するための分離装置を他の衣服製造装
置とともに使用した時の斜視図、第12A図ない
し第12H図は本発明の第2の実施例およびその
作動方法を示す模式図、第13A図ないし第13
G図は本発明の第3の実施例およびその作動方法
を示す模式図、第14A図ないし第14F図は本
発明の第4の実施例およびその作動方法を示す模
式図、第15A図ないし第15F図は本発明の第
5の実施例およびその作動方法を示す模式図、第
16A図ないし第16F図は本発明の第6の実施
例およびその作動方法を示す模式図、第17A図
ないし第17D図は本発明の第7の実施例および
その作動方法を示す模式図である。 10……被加工物の山、12,16,18……
エレベータ、20……被加工物、22……水平板
部材(アーム)、24,26……分離ヘツド、3
0……往復台、60……クランク機構、104,
106……光電検知器、110,112,11
0′,112′,224……円筒状素子(シリン
ダ)、120,120′……巻上げ用針、128,
222……操作装置、132,132′……安定
化用針、122,134……発泡部材、204…
…はぎ取り部材、226,246……分離棒、2
30……真空式コンベヤベルト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 単一の山に積重ねたシート状被加工物からそ
    の最上層の被加工物を交互に第1の位置と第2の
    位置とに搬送する被加工物分離搬送方法におい
    て、 互いに平行でかつ対向して取付けられた一対の
    回転素子であつて互いに他方の回転素子から遠ざ
    かる方向に突出する針をそれぞれ具えた回転素子
    を、上記積重ねたシート状被加工物の最上層の被
    加工物に該回転素子の針が回転方向に応じて係合
    又は離脱するように回転させる段階、及び 最上位の被加工物に前記回転素子の針を係合さ
    せた状態で、該回転素子の少なくとも一方を前記
    針が最上位の被加工物と係合する方向に回転させ
    ることによつて、該回転素子を他方の回転素子に
    接近させる段階を含み、 これによつて前記最上位の被加工物の少なくと
    も一つの縁部を前記針の力によつて次位の被加工
    物の対応縁部から引き離すように巻き上げて、被
    加工物の山から最上位の被加工物を分離するよう
    にしたことを特徴とする被加工物分離搬送方法。
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