JPS6027560B2 - 洗濯物移送装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は洗濯物を広げ、移送する装置、さらに詳しくは
シーツなどの洗濯物を広げ、コンベヤー上に送る装置に
関する。

この装置はベルトコンベヤーの前緑と、実質的に水平に
移動しうるブレードとの間で洗濯物を供給しかつ広げる
多数の対になって配置された係止装置からなり、洗濯物
の縁部をつかんでいる係止装置を解放することによって
洗濯物をベルトコンベヤーに移送しうるように構成され
ている。３つの対になった係止装置からなる従釆の装置
においては、これらの係止装置がそれぞれ３つの装荷場
所（ｌｏａｄｉｎｇｓｔａｔｉｏｎ）に配置され、洗濯
物は係止装置によって広げ位置にある一対の把持部材に
移送される。

把持部村は最初ベルトコンベヤーの前で離れて動き、シ
ーツを広げる。シーツはその全中が広げられるまで、把
持部材につかまれる。ついで把持部材はコンベヤーの前
縁からコンベヤーの送り方向に移動し、シーツを開放す
る。シーツはベルトによって移送され、たとえばアイロ
ンがけ装置の方へ移送される。このような従来の装魔に
は種々の問題がある。

このものは構成が複雑であり、多数の操作を必要とする
。そのうちのあるものは同期させなければならず、また
あるものは３つの供給位置に負荷を等しく分配するため
に調整をしなければならない。このように作用が複雑で
あるために、従来の装置は近代のアイロンがけ装置の能
力を充分に生かすことができない。近代のアイロンがけ
装置はｌｍ／ｓｅｃ以上の操作スピードを有している。

この速度は洗濯物の長さによるが、洗濯物１，３００〜
１，８０の父を処理する理論出力に対応している。手で
作業をするぱあし、には、４〜５人のオペレータからな
る訓練されたチームで１時間に１，０００枚、通常は８
００〜９００枚の洗濯物を処理することができる。洗濯
物を広げ、移送する従来の装置の作業スピードは型式に
より異なるが、現在のところ最も性能のよいもので１時
間につき約１，０００枚である。

装置を自動化するとオペレータの数を減少させることが
でき、かつ訓練や熟練の必要がないなどの利点がある。
また、洗濯物の中心を正確にだすことができるのでつぎ
の折りたたみ工程を容易に自動化することができるとい
う利点もある。上述の手動作業における従来の送り装置
においては、２〜３人のオペレータが配置され、１時間
あたり５００または３３針女の洗濯物を係止装置に挿入
しなければならない。従来の装置においてその速度はオ
ペレータが作動する条件によって制限を受ける。通常洗
濯物は装置の後に置かれるので、各シーツの縁部を各位
贋の係止装置に挿入するためには、洗濯物を裏返さなけ
ればならない。この作業においてオペレータがたがいに
邪魔にならないようにするには、充分なスペースが必要
となる。本発明の目的は洗濯物を広げ、移送する装置を
提供することにあり、この装置は近代のアイロン設備の
能力をほぼ満足する速度を有しており、作業位置が干渉
しないように配置された４つの位置で作業する４人以下
のオペレータによって操作される。本発明の他の目的は
小さな慣性モーメントを有し、かつ送りコンベヤーの必
要な送り中心を位置づけることができる係止装置用の駆
動機構を提供することにある。

本発明のさらに他の目的はブレード機構（ａｂｌａｄｅ
ｍｅｃｈａｎｉｓｍ）を提供することにある。

この機構によれば洗濯物の前緑にスムーズな作用を与え
ることができ、プレードの作動と同時に洗濯物を解放す
ることができる。シーツなどの洗濯物を広げ、移送する
本発明の装置は、多数の対となって配置された係止装置
からなり、装備場所から洗濯物を供給し、ベルトコンベ
ヤーの前縁と、実質的に水平に移動しうるブレードとの
間で洗濯物を広げるように構成され、かつ洗濯物の縁部
をそれぞれ支持している係止装置を解放することにより
洗濯物をベルトコンベヤーに移送するように構成されて
いる。

前記対になる第１および第２係止装置をそれぞれ案内す
るために前記ベルトコンベヤーの前緑を横切るように配
置された軌道と、前誌第１および第２の係止装置をそれ
ぞれ軌道に沿って移動させるための第１および第２の伝
動装置とを有し、該第１の伝動装置が前記第１の係止装
置を軌道の一端から心出位置に移動させるときに第２の
伝動装置が第２の係止装置を軌道の一端から心出位置に
移動させ、かつ第１の伝動装置が第１の係止装置を軌道
の心出位置から他端にさらに移動させるときに第２の伝
動装置が第２の係止装置を軌道の心出位置からもとの一
端側に戻すように、第１および第２の伝動装置がたがい
に運動するように構成されている。本発明によれば、各
伝動装置は一連のプーリーに通されたケーブルループか
らなる。プーリ−のうちの一組は固定位置に装着され、
他の紐はすべり棒に装着される。各すべり棒は空気シリ
ンダによって駆動され、一対の係止装置のケーブルルー
プはすべり棒が接近するように移動されるときに係止装
置を同じ方向に駆動するように交点を有している。伝動
装置はコンベヤーの前を横向きに伸長する２つの真直か
つ平行な軌道上に配置されている。

各軌道はその端部に装荷場所を有し２つの対になった係
止装置を有している。２つの軌道の装荷場所は相対向し
て配置されている。

ブレードは回動腕によって支持された２つのプレード部
から構成させるのが好ましい。

回動腕はコンベヤー上で弓形の外向き運動をしてブレー
ド部を動かす。本発明の他の目的および特徴は本発明の
実施例を説明するつぎの説明により明らかになる。

第１図は本発明の洗濯物を広げ、移送する装置の一実施
例を示す軸側投象図、第２図はその中央断面図、第３図
は対になった各係止装置用のケーブル操作機構の概略図
である。第１図に示されて装置は２つのドラム２および
３を有し、そのまわりに平行に列をなして配置されたベ
ルトが駆動されるコンベヤー１からなる。

コンベヤー１はアイロンがけ装置（図示されていない）
の前に配置される。このようにするとコンベヤー上に広
げられた洗濯物をアイロンがけ装置の方に送ることがで
きる。コンベヤー１の前端には２つの支柱４，５が取り
くけられ、これらの支柱は２つの平行な軌道６および７
を支持している。軌道６および７は前側ドラム３の上に
かつコンベヤーの前に配置される。これらの軌道はコン
ベヤーの中よりいく分長く、両側の支柱の外側に突きで
ている。各軌道６および７にはそれぞれ２対ずつの係止
装置が、すなわち軌道６には１対の係止装置８，９と一
対の係止装置１０，１１が可動に取りつけられ、軌道７
には係止装置８′などが可動に取り付けられている。作
動しない状態においては係止装置は対となって軌道の両
端、すなわちコンベヤーの各側で向いあって対で存在す
る計４つの装荷場所で静止している。各係止装置はキヤ
リッジ１２からなり、該キャリッジ１２には１対のスプ
リング式の把持部材１３が装着されている。

把持部材は洗濯物の縁部を挿入すると作動される。洗濯
物は把持部材１３によって把持され、把持部材１３が適
当な解放手段によって分離されると把持部材から解放さ
れる。分離手段については後述する。軌道６，７の上に
はキャリッジ１２用の伝動装置が配置され、これにより
２つの異なった運動が行なわれる。

第１の運動においてはキャリッジは装荷場所から軌道の
中心まで共に移動し、ついで第２の運動でキャリッジは
反対方向に離れるように移動し、把持部村に支持された
洗濯物は広げられる。この相対運動はコンベヤーの中心
線に関して洗濯物が正確に対称的に広げられるようにす
るのが好ましい。伝動装置は洗濯物の広げ作業がいくつ
かの他の場所の前で対称的にできるように配置してもよ
い。このようにするとより小さな洗濯物をコンベヤー上
に並べて同時に広げさせることができる。伝動装置は特
殊な要求に基づいて種々の方法で構成させることができ
る。

より好ましい実施例は空気の作用によって駆動されるも
のであり、その運動はケーブルによって伝達される。こ
のケープルは一組の狭い溝のあるブーリーに通され、空
気シリンダーの短い運動がより小さな動力で長く速い運
動に変えられる。第３図において２つの係止装置８，９
のキャリッジを移動させるケーブルの配置が略図によっ
て示されている。２つの空気シリンダーが一対のキャリ
ッジを駆動するために配置されている。

各シリンダは別個の伝動装置で１つのキャリッジを駆動
する。第３図の配置は２つの伝動装置がいかに配置され
るかを示しており、この配置により洗濯物またはシーツ
を広げる相対運動が軌道上のあらかじめ決められた場所
、通常は装置の中心線に対して常に対称的になる。ケー
ブルの配置はプーリー１６を有する８つのグループから
なり、そのうち４つのグループ１６，１７，１８，１９
は固定位置に装着され、他の４つのグループ２０，２１
，２２，２３は移動できるように取りつけられる。グル
ープ２０および２１は第１のすべり樺２５上に装着され
ており、残りのグループは第２のすべり棒２６に装着さ
れる。第１のすべり棒２５に装着された第１のケーブル
ループ２７が係止装置９のキャリツジに連結されており
、このループは固定位置に装着された多数のプーリー２
８の回りを通されている。他のキャリツジはブーリー１
８，１９，２２，２３に通された第２のケーブルループ
２９に連結され、かつ固定位置に装着されたプーリー３
０によって案内されている。第２のケーブルループは係
止装置８のキャリツジに固定されている。ケーブルルー
プの１つを３１において交差点を有するように配置する
と好ましい。このようにすると２つのすべり穣の反対向
きの運動により２つのキャリッジを軌道にそって同じ方
向に移動させることができる。２つのすべり棒２５，２
６の間には図示されていない押圧榛が配置されている。

この押え棒の長さは、キャリッジがたがいに接近した状
態であらかじめ定められた中央位置ですべり棒の間の距
離に対応している。２つのキャリッジは別の空気シリン
ダによって駆動される。

つぎに作用を説明する。

２つの係止装置８，９が装荷位置に対応する出発位置に
おいてたがいに接近している状態、両方の空気シリング
が同時に作動される。

２つのすべり棒がたがいに接近し、それについてキヤリ
ツジはコンベヤーの前にある軌道にそって並んで移動す
る。

キャリッジがあらかじめ決められた位置、通常はコンベ
ヤーの中心線までくると、すべり懐は押圧棒を介して接
触し、それ以上たがいに接近することはできなくなり、
係止装置８を移動させるシリンダの作動はとめられ、一
方係止装置９を作動する他のシリンダはそのまま作動さ
れる。すべり棒２５は押圧榛によって他のすべり棒２６
を押圧し、これにより２つの係止装置８，９はたがいに
離れていく。この運動は係止装置によって支持された洗
濯物の端が完全に広げられるまで続けられる。これは解
放手段を作動させ、かつ空気シリンダを反対方向に作動
させる光電管によって検知され、これによって係止装置
８，９は装荷場所内の出発位置にもどる。洗濯物の端を
広げる力は、たとえば空気システム中の空気圧を調整す
ることによって制御される。係止装置の各対に対し伝動
機構が設けられており、これは空気シリンダおよびケー
ブルからなる。

係止装置の第１の対が出発位置に戻るまでに、対になっ
た他の係止装置が中央部に向う運動を開始する。前のサ
イクルの後２〜２．５秒で新しいサイクルを始めること
ができる。洗濯物がコンベヤー１の前に広げられると、
洗濯物は支持されている綾部が前縁となるようにコンベ
ヤーに移される。

これはプレード３２によって行なわれる。このプレード
‘ま軌道とコンベヤーの上面との間で運動するように配
置されている。ブレードの配置は装置の断面を示す第２
図に明らかにされている。ブレード３２の作動と同時に
解放手段も作動される。解放手段はコンベヤーの中と同
じ長さのロッドからなる。解放手段が動かされると把持
部材はスプリングのテンションに抗して開かれ、爪によ
って開かれた状態を保つ。この爪は把持部材の間に洗濯
物を挿入すると解除される。 ・
ブレードは２つの部分からつくるようにするのが好まし
く、これらはコンベヤーの上面を同時に移動し、中心線
から外側へのブラシ運動（ｂｒ順ｈｉｎｇｍｏｖｅｍｅ
ｎｔ）が行なわれる。

第１図に示されるようにプレード‘ま、２つの伸縮自在
の部材３３，３４からなり、これらは実質的に垂直な軸
のまわりに揺動する回動腕によって支持される。ブレー
ドの各部は２つの回動腕によって支持されてもよく、ま
たブレードは図示されるように伸縮自在の部材から構成
させてもよい。ブレードと解放手段は、機械的に相互に
連結された共通の空気シリンダによって駆動するのが好
ましい。

このようにすると支持され広げられた洗濯物にブレード
が接触すると、把持部村が確実に開かれる。ついでブレ
ードは洗濯物をコンベヤー上に移し、コンベヤー上で洗
濯物をブラシする（ｂｒ船ｈｉｎｇ）と共に広げる。洗
濯物の移送をコンベヤーの速度より早くしなければなら
ず、またつぎの洗濯物が中心に置かれたコンベヤーの前
に広げられるまでにブレードは邪魔にならないように戻
さなければならないので、ブレードの運動は敏速に行な
われる。各装荷場所にはリレーおよびスイッチ系統を作
動する接点が設けられている。

これらのリレーおよびスイッチ系統は順番に上述のサイ
クルを作動する。オペレータは単に洗濯物の２つの緑部
を各係止装置に装入すればよい。前記緑部が把持部村の
間の爪にふれると、スプリングは解放され、洗濯物が保
持される。解放手段が把持部村を開くと、洗濯物が解放
される。オペレータが洗濯物の２つの縁部を挿入すると
、接点を作動させることになる。それによって装置はワ
ンサィクルの作業をし、つぎの洗濯物を挿入できるよう
出発位置に戻る。装置の作動は２つの光電管によって制
御される。一つの光電管は洗濯物の上緑が完全に広げら
れたときを検知し、他の光電管は下緑があらかじめ決め
られた点を通過するときを検知し、かつ装置のつぎのサ
イクルを作動させる。コンベヤ−１の前には２つのベル
ト３５，３６が配置されている。

該ベルトは洗濯物を広げる作用を有しており、これによ
り洗濯物はコンベヤーの前に広げられる。外側のベルト
はコンベヤーの中央に向かうように移動し、洗濯物が広
げられる前に洗濯物が中央に移動するのを補助する。つ
ぎに本発明の実施態様を列挙する。‘１｝ 各伝動装置
が、１組が固定位置に装着され他の絹がすべり棒に装着
された一連のプーリーに通されたケーブルループからな
り、各すべり棒が空気シリンダーによって駆動され、一
対の係止装置のケーブルループの一つが、すべり棒が接
近するように移動されるときに係止装置を同じ方向に駆
動するように交点を有してなる特許請求の範囲記載の洗
濯物を広げ、移送する装瞳。

【２’伝動装置がコンベヤーの前を横向いに伸長する２
つの真直かつ平行な軌道上に配置され、各軌道がその端
部に装荷場所を有する２つの対になった係止装置を有し
、２つの軌道の装荷場所が相対向して配置されてなる前
記第｛１｝項記載の洗濯物を広げ、移送する装置。

‘３１ ブレードが回敷腕によって支持された２つのブ
レード部から構成され、該回動腕がコンベヤー上で弓形
の外向き運動をしてブレード部を動かすように構成され
てなる前記第【２’項記載の洗濯物を広げ、移送する装
置。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の洗濯物を広げ、移送する装置の一実施
例を示す軸側技象図、第２図はその中央断面図、第３図
は対になった各係止装置用のケーブル操作機構の概略図
である。 図面の主要符号、１・・・・・・コンベヤー、２，３・
・・…ドラム、６，７…・・・軌道、８，９，１０，１
１，８′，９′，１０′，１１′・・・・・・係止装置
。 オ２図図 女 図 的 六

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 多数の対となつて配置された係止装置を有し、装荷
   場所から洗濯物を供給し、ベルトコンベヤーの前縁と、
   実質的に水平に移動しうるブレードとの間で洗濯物を広
   げるように構成され、かつ洗濯物の縁部をそれぞれ支持
   している係止装置を解放することにより洗濯物をベルト
   コンベヤーに移送するように構成されてなる洗濯物を広
   げ、移送する装置において、 前記対になる第１および
   第２の係止装置をそれぞれ案内するために前記ベルトコ
   ンベヤーの前縁を横切るように配置された軌道と、 前
   記第１および第２の係止装置とをそれぞれ軌道に沿つて
   移動させるための第１および第２の伝動装置とを有し、
   該第１の伝動装置が前記第１の係止装置を軌道の一端
   から心出位置に移動させるときに第２の伝動装置が第２
   の係止装置を軌道の一端から心出位置に移動させ、かつ
   第１の伝動装置が第１の係止装置を軌道の心出位置から
   他端にさらに移動させるときに第２の伝動装置が第２の
   係止装置を軌道の心出位置からもとの一端側に戻すよう
   に、第１および第２の伝動装置がたがいに連動するよう
   に構成されてなるコンベヤー上にシーツなどの洗濯物を
   広げ、移送する装置。