JP2020528768A5 - - Google Patents
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技術的に不適合でない限り、または反対に指示されない限り、記載されている好まれる実施形態は任意で、他の好まれる実施形態すべての1または複数と組み合わせて使用することができる。
[本発明1001]
ヒトTIGITに結合する単離された抗体またはその抗原結合断片であって、
前記抗体または抗原結合断片が、HCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2及びLCDR3の組み合わせを含み、
前記組み合わせが、
(i)配列番号16を含むHCDR1、配列番号17を含むHCDR2、配列番号18を含むHCDR3、配列番号61を含むLCDR1、配列番号62を含むLCDR2及び配列番号63を含むLCDR3;
(ii)配列番号4を含むHCDR1、配列番号5を含むHCDR2、配列番号6を含むHCDR3、配列番号49を含むLCDR1、配列番号50を含むLCDR2及び配列番号51を含むLCDR3;
(iii)配列番号7を含むHCDR1、配列番号8を含むHCDR2、配列番号9を含むHCDR3、配列番号52を含むLCDR1、配列番号53を含むLCDR2及び配列番号54を含むLCDR3;
(iv)配列番号10を含むHCDR1、配列番号11を含むHCDR2、配列番号12を含むHCDR3、配列番号55を含むLCDR1、配列番号56を含むLCDR2及び配列番号57を含むLCDR3;
(v)配列番号13を含むHCDR1、配列番号14を含むHCDR2、配列番号15を含むHCDR3、配列番号58を含むLCDR1、配列番号59を含むLCDR2及び配列番号60を含むLCDR3;
(vi)配列番号1を含むHCDR1、配列番号2を含むHCDR2、配列番号3を含むHCDR3、配列番号46を含むLCDR1、配列番号47を含むLCDR2及び配列番号48を含むLCDR3;
(vii)配列番号19を含むHCDR1、配列番号20を含むHCDR2、配列番号21を含むHCDR3、配列番号64を含むLCDR1、配列番号65を含むLCDR2及び配列番号66を含むLCDR3;
(viii)配列番号22を含むHCDR1、配列番号23を含むHCDR2、配列番号24を含むHCDR3、配列番号67を含むLCDR1、配列番号68を含むLCDR2及び配列番号69を含むLCDR3;
(ix)配列番号25を含むHCDR1、配列番号26を含むHCDR2、配列番号27を含むHCDR3、配列番号70を含むLCDR1、配列番号71を含むLCDR2及び配列番号72を含むLCDR3;
(x)配列番号28を含むHCDR1、配列番号29を含むHCDR2、配列番号30を含むHCDR3、配列番号73を含むLCDR1、配列番号74を含むLCDR2及び配列番号75を含むLCDR3;
(xi)配列番号31を含むHCDR1、配列番号32を含むHCDR2、配列番号33を含むHCDR3、配列番号76を含むLCDR1、配列番号77を含むLCDR2及び配列番号78を含むLCDR3;
(xii)配列番号34を含むHCDR1、配列番号35を含むHCDR2、配列番号36を含むHCDR3、配列番号79を含むLCDR1、配列番号80を含むLCDR2及び配列番号81を含むLCDR3;
(xiii)配列番号37を含むHCDR1、配列番号38を含むHCDR2、配列番号39を含むHCDR3、配列番号82を含むLCDR1、配列番号83を含むLCDR2及び配列番号84を含むLCDR3;
(xiv)配列番号40を含むHCDR1、配列番号41を含むHCDR2、配列番号42を含むHCDR3、配列番号85を含むLCDR1、配列番号86を含むLCDR2及び配列番号87を含むLCDR3;
(xv)配列番号43を含むHCDR1、配列番号44を含むHCDR2、配列番号45を含むHCDR3、配列番号88を含むLCDR1、配列番号89を含むLCDR2及び配列番号90を含むLCDR3;
(xvi)配列番号271を含むHCDR1、配列番号272を含むHCDR2、配列番号273を含むHCDR3、配列番号283を含むLCDR1、配列番号284を含むLCDR2及び配列番号285を含むLCDR3;
(xvii)配列番号274を含むHCDR1、配列番号275を含むHCDR2、配列番号276を含むHCDR3、配列番号286を含むLCDR1、配列番号287を含むLCDR2及び配列番号288を含むLCDR3;
(xviii)配列番号277を含むHCDR1、配列番号278を含むHCDR2、配列番号279を含むHCDR3、配列番号289を含むLCDR1、配列番号290を含むLCDR2及び配列番号291を含むLCDR3
から成る群から選択される、前記単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1002]
配列番号211、213、215、217、219、221、223、225、227、229、231、233、235、237、239、327、329、及び331並びにそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%または99%の配列同一性を示すアミノ酸配列から成る群から選択されるアミノ酸配列を有する重鎖可変ドメインを含み;且つ任意で、配列番号212、214、216、218、220、222、224、226、228、230、232、234、236、238、240、328、330、及び332のアミノ酸配列並びにそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%または99%の配列同一性を示すアミノ酸配列から成る群から選択されるアミノ酸配列を有する軽鎖可変ドメインを含む、本発明1001の抗体または抗原結合断片。
[本発明1003]
重鎖可変ドメインと軽鎖可変ドメインとの組み合わせを含み、前記組み合わせが、
(i)配列番号211のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号212のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(ii)配列番号213のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号214のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(iii)配列番号215のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号216のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(iv)配列番号217のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号218のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(v)配列番号219のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号220のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(vi)配列番号221のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号222のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(vii)配列番号223のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号224のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(viii)配列番号225のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号226のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(ix)配列番号227のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号228のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(x)配列番号229のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号230のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xi)配列番号231のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号232のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xii)配列番号233のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号234のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xiii)配列番号235のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号236のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xiv)配列番号237のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号238のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xv)配列番号239のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号240のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xvi)配列番号327のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号328のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xvii)配列番号329のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号330のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;及び
(xviii)配列番号331のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号332のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン
から成る群から選択される、本発明1002の単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1004]
HCDR1が配列番号16(YTFTSYYMH)を含み、
HCDR2が配列番号17(VIGPSGASTSYAQKFQG)を含み、
HCDR3が配列番号18(ARDHSDYWSGIMEV)を含み、
LCDR1が配列番号61(RASQSVRSSYLA)を含み、
LCDR2が配列番号62(GASSRAT)を含み、且つ
LCDR3が配列番号63(QQYFSPPWT)を含む、
本発明1001の抗体または抗原結合断片。
[本発明1005]
前記重鎖可変ドメインが配列番号221として示されるアミノ酸配列またはそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%、もしくは99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含み、且つ前記軽鎖可変ドメインが配列番号222として示されるアミノ酸配列またはそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%、もしくは99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む、本発明1004の抗体または抗原結合断片。
[本発明1006]
ヒトTIGITに結合し、且つTIGIT結合についてCD155と競合しない単離された抗体またはその抗原結合断片であって、
重鎖CDR1(HCDR1)と重鎖CDR2(HCDR2)と重鎖CDR3(HCDR3)とを含む重鎖可変ドメインであって、HCDR1が配列番号280を含み、HCDR2が配列番号281を含み、HCDR3が配列番号282を含む、重鎖可変ドメイン
を含み、
軽鎖CDR1(LCDR1)と軽鎖CDR2(LCDR2)と軽鎖CDR3(LCDR3)とを含む軽鎖可変ドメインであって、LCDR1が配列番号292を含み、LCDR2が配列番号293を含み、LCDR3が配列番号294を含む、軽鎖可変ドメイン
をさらに含む、
前記単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1007]
前記重鎖可変ドメインが配列番号333として示されるアミノ酸配列またはそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%、もしくは99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含み、且つ前記軽鎖可変ドメインが配列番号334として示されるアミノ酸配列またはそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%、もしくは99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む、本発明1006の抗体または抗原結合断片。
[本発明1008]
ヒトTIGITに結合し、且つTIGIT結合についてCD155と競合しない単離された抗体またはその抗原結合断片であって、
重鎖CDR1(HCDR1)と重鎖CDR2(HCDR2)と重鎖CDR3(HCDR3)とを含む重鎖可変ドメインであって、HCDR1が配列番号353を含み、HCDR2が配列番号354を含み、HCDR3が配列番号355を含む、重鎖可変ドメイン
を含み、
軽鎖CDR1(LCDR1)と軽鎖CDR2(LCDR2)と軽鎖CDR3(LCDR3)とを含む軽鎖可変ドメインであって、LCDR1が配列番号356を含み、LCDR2が配列番号357を含み、LCDR3が配列番号358を含む、軽鎖可変ドメイン
をさらに含む、
前記単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1009]
前記重鎖可変ドメインが配列番号367として示されるアミノ酸配列またはそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%、もしくは99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含み、且つ前記軽鎖可変ドメインが配列番号368として示されるアミノ酸配列またはそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%、もしくは99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む、本発明1008の抗体または抗原結合断片。
[本発明1010]
ヒトTIGITへの結合について本発明1001〜1009のいずれかの抗体と交差競合する単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1011]
本発明1001〜1009のいずれかの抗体と同じエピトープでヒトTIGITに結合する単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1012]
TIGITの残基Q56及びI109を含むエピトープ、任意で残基Q56、N58及びI109を含むエピトープ、任意で残基Q56、N58、E60、I68、L73、H76、及びI109を含むエピトープでヒトTIGITに結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1013]
TIGITの残基Q56、N58、E60、I68、L73、H76、及びI109から成るエピトープでヒトTIGITに結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1014]
配列番号16を含むHCDR1と配列番号17を含むHCDR2と配列番号18を含むHCDR3と配列番号61を含むLCDR1と配列番号62を含むLCDR2と配列番号63を含むLCDR3とを含む抗体と同じエピトープでヒトTIGITに結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1015]
ヒトIgG抗体、好ましくはヒトIgG1抗体である、先行本発明のいずれかの抗体または抗原結合断片。
[本発明1016]
細胞表面でヒトTIGITを発現している細胞に対して、抗体依存性細胞介在性の細胞傷害(ADCC)、補体依存性の細胞傷害(CDC)、及び抗体依存性細胞介在性の貪食(ADCP)から選択される1つまたは複数のエフェクター機能を示す、先行本発明のいずれかの抗体または抗原結合断片。
[本発明1017]
TIGITを発現しているTreg細胞を選択的に枯渇させる、先行本発明のいずれかの抗体または抗原結合断片。
[本発明1018]
TIGITを発現しているTreg細胞に対して及びTIGITを発現しているCD8 + T細胞に対して同等の親和性を示す、先行本発明のいずれかの抗体または抗原結合断片。
[本発明1019]
CD8 T細胞及び/またはTreg細胞におけるTIGITの発現を低下させる、先行本発明のいずれかの抗体または抗原結合断片。
[本発明1020]
先行本発明のいずれかの抗体または抗原結合断片をコードする、単離されたポリヌクレオチドまたは単離されたポリヌクレオチドの組み合わせ。
[本発明1021]
抗TIGIT抗体のVHドメイン及び/またはVLドメインをコードする単離されたポリヌクレオチドであって、
配列番号241〜270、335〜342及び369〜370から成る群から選択される1または複数の配列を含む、
前記単離されたポリヌクレオチド。
[本発明1022]
抗TIGIT抗体のVHドメイン及びVLドメインをコードする、単離されたポリヌクレオチドまたは単離されたポリヌクレオチドの組み合わせであって、
配列番号251及び配列番号252を含む、
前記単離されたポリヌクレオチドまたは単離されたポリヌクレオチドの組み合わせ。
[本発明1023]
宿主細胞発現系または無細胞発現系において前記抗体または抗原結合断片の発現を可能にする調節配列に操作可能に連結されている本発明1020、1021または1022のポリヌクレオチドまたはポリヌクレオチドの組み合わせを含む、発現ベクター。
[本発明1024]
本発明1023の発現ベクターを含む宿主細胞発現系または無細胞発現系。
[本発明1025]
組換え抗体またはその抗原結合断片を作製する方法であって、
前記抗体または抗原結合断片の発現を可能にする条件下で本発明1024の宿主細胞発現系または無細胞発現系を培養することと、発現された前記抗体または抗原結合断片を回収することとを含む、前記方法。
[本発明1026]
治療法で使用するための本発明1001〜1019のいずれかの抗体または抗原結合断片。
[本発明1027]
がんを治療する方法で使用するための本発明1001〜1019のいずれかの抗体または抗原結合断片。
[本発明1028]
CMV感染を治療する方法で使用するための本発明1001〜1019のいずれかの抗体または抗原結合断片。
[本発明1029]
本発明1001〜1019のいずれかの抗体または抗原結合断片と、少なくとも1つの薬学上許容できるキャリアまたは賦形剤とを含む、医薬組成物。
[本発明1030]
治療法で使用するための本発明1029の医薬組成物。
[本発明1031]
がんを治療する方法で使用するための本発明1029の医薬組成物。
[本発明1032]
CMV感染を治療する方法で使用するための本発明1029の医薬組成物。
[本発明1033]
有効量の本発明1001〜1019のいずれかの抗体もしくは抗原結合断片または本発明1029の医薬組成物を対象に投与し、それによってがんを治療することを含む、前記対象においてがんを治療する方法。
[本発明1034]
1または複数の追加の治療剤の投与をさらに含む、本発明1033のがんを治療する方法。
[本発明1035]
前記1または複数の治療剤が、化学療法剤、抗PD1抗体、抗PD−L1抗体、抗41BB抗体、抗OX40抗体、抗GITR抗体、及び抗ICOS抗体から選択される、本発明1034のがんを治療する方法。
[本発明1036]
T細胞の集団を本発明1001〜1019のいずれかの抗体または抗原結合断片と接触させることを含む、T細胞の活性を促進する方法。
[本発明1037]
αβT細胞の活性を促進する、本発明1036のT細胞の活性を促進する方法。
[本発明1038]
γδT細胞の活性を促進する、本発明1036のT細胞の活性を促進する方法。
[本発明1039]
インビトロで実施される、本発明1036〜1038のいずれかのT細胞の活性を促進する方法。
[本発明1040]
ヒト対象においてインビボで実施される、本発明1036〜1038のいずれかのT細胞の活性を促進する方法。
[本発明1041]
前記ヒト対象ががんを有する、本発明1040のT細胞の活性を促進する方法。
[本発明1042]
前記ヒト対象がウイルス感染を有し、任意で前記ウイルス感染がCMV感染である、本発明1040のT細胞の活性を促進する方法。
[本発明1043]
T細胞の前記集団を、抗PD1抗体、抗PD−L1抗体、抗41BB抗体、抗OX40抗体、抗GITR抗体、及び抗ICOS抗体の1または複数と接触させることをさらに含む、本発明1036〜1042のいずれかのT細胞の活性を促進する方法。
[本発明1044]
有効量の本発明1001〜1019のいずれかの抗体もしくは抗原結合断片または本発明1029の医薬組成物を対象に投与し、それによって前記ウイルス感染を治療することを含む、前記対象においてウイルス感染を治療する方法。
[本発明1045]
1または複数の追加の治療剤の投与をさらに含む、本発明1044のウイルス感染を治療する方法。
[本発明1046]
前記1または複数の治療剤が、化学療法剤、抗PD1抗体、抗PD−L1抗体、抗41BB抗体、抗OX40抗体、抗GITR抗体、及び抗ICOS抗体から選択される、本発明1045のウイルス感染を治療する方法。
[本発明1047]
前記ウイルス感染がCMV感染である、本発明1044〜1046のいずれかのウイルス感染を治療する方法。
[本発明1048]
抗TIGIT抗体またはその抗原結合断片と、化学療法剤、抗PD1抗体、抗PD−L1抗体、抗41BB抗体、抗OX40抗体、抗GITR抗体、及び抗ICOS抗体の1または複数とを含む、組み合わせ。
[本発明1049]
前記抗TIGIT抗体または抗原結合断片が本発明1001〜1019のいずれかの抗体または抗原結合断片である、本発明1048の組み合わせ。
[本発明1050]
前記抗TIGIT抗体または抗原結合断片が、HCDR1とHCDR2とHCDR3とLCDR1とLCDR2とLCDR3との組み合わせを含み、
HCDR1が配列番号16(YTFTSYYMH)を含み、
HCDR2が配列番号17(VIGPSGASTSYAQKFQG)を含み、
HCDR3が配列番号18(ARDHSDYWSGIMEV)を含み、
LCDR1が配列番号61(RASQSVRSSYLA)を含み、
LCDR2が配列番号62(GASSRAT)を含み、且つ
LCDR3が配列番号63(QQYFSPPWT)を含む、
本発明1048または1049の組み合わせ。
[本発明1051]
がんまたはウイルス感染を治療する方法で使用するための、任意で前記ウイルス感染がCMV感染である、本発明1048〜1050のいずれかの組み合わせ。
[本発明1052]
本発明1035、1036、及び1038〜1044のいずれかの方法で使用するための、本発明1048〜1050のいずれかの組み合わせ。
[本発明1001]
ヒトTIGITに結合する単離された抗体またはその抗原結合断片であって、
前記抗体または抗原結合断片が、HCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2及びLCDR3の組み合わせを含み、
前記組み合わせが、
(i)配列番号16を含むHCDR1、配列番号17を含むHCDR2、配列番号18を含むHCDR3、配列番号61を含むLCDR1、配列番号62を含むLCDR2及び配列番号63を含むLCDR3;
(ii)配列番号4を含むHCDR1、配列番号5を含むHCDR2、配列番号6を含むHCDR3、配列番号49を含むLCDR1、配列番号50を含むLCDR2及び配列番号51を含むLCDR3;
(iii)配列番号7を含むHCDR1、配列番号8を含むHCDR2、配列番号9を含むHCDR3、配列番号52を含むLCDR1、配列番号53を含むLCDR2及び配列番号54を含むLCDR3;
(iv)配列番号10を含むHCDR1、配列番号11を含むHCDR2、配列番号12を含むHCDR3、配列番号55を含むLCDR1、配列番号56を含むLCDR2及び配列番号57を含むLCDR3;
(v)配列番号13を含むHCDR1、配列番号14を含むHCDR2、配列番号15を含むHCDR3、配列番号58を含むLCDR1、配列番号59を含むLCDR2及び配列番号60を含むLCDR3;
(vi)配列番号1を含むHCDR1、配列番号2を含むHCDR2、配列番号3を含むHCDR3、配列番号46を含むLCDR1、配列番号47を含むLCDR2及び配列番号48を含むLCDR3;
(vii)配列番号19を含むHCDR1、配列番号20を含むHCDR2、配列番号21を含むHCDR3、配列番号64を含むLCDR1、配列番号65を含むLCDR2及び配列番号66を含むLCDR3;
(viii)配列番号22を含むHCDR1、配列番号23を含むHCDR2、配列番号24を含むHCDR3、配列番号67を含むLCDR1、配列番号68を含むLCDR2及び配列番号69を含むLCDR3;
(ix)配列番号25を含むHCDR1、配列番号26を含むHCDR2、配列番号27を含むHCDR3、配列番号70を含むLCDR1、配列番号71を含むLCDR2及び配列番号72を含むLCDR3;
(x)配列番号28を含むHCDR1、配列番号29を含むHCDR2、配列番号30を含むHCDR3、配列番号73を含むLCDR1、配列番号74を含むLCDR2及び配列番号75を含むLCDR3;
(xi)配列番号31を含むHCDR1、配列番号32を含むHCDR2、配列番号33を含むHCDR3、配列番号76を含むLCDR1、配列番号77を含むLCDR2及び配列番号78を含むLCDR3;
(xii)配列番号34を含むHCDR1、配列番号35を含むHCDR2、配列番号36を含むHCDR3、配列番号79を含むLCDR1、配列番号80を含むLCDR2及び配列番号81を含むLCDR3;
(xiii)配列番号37を含むHCDR1、配列番号38を含むHCDR2、配列番号39を含むHCDR3、配列番号82を含むLCDR1、配列番号83を含むLCDR2及び配列番号84を含むLCDR3;
(xiv)配列番号40を含むHCDR1、配列番号41を含むHCDR2、配列番号42を含むHCDR3、配列番号85を含むLCDR1、配列番号86を含むLCDR2及び配列番号87を含むLCDR3;
(xv)配列番号43を含むHCDR1、配列番号44を含むHCDR2、配列番号45を含むHCDR3、配列番号88を含むLCDR1、配列番号89を含むLCDR2及び配列番号90を含むLCDR3;
(xvi)配列番号271を含むHCDR1、配列番号272を含むHCDR2、配列番号273を含むHCDR3、配列番号283を含むLCDR1、配列番号284を含むLCDR2及び配列番号285を含むLCDR3;
(xvii)配列番号274を含むHCDR1、配列番号275を含むHCDR2、配列番号276を含むHCDR3、配列番号286を含むLCDR1、配列番号287を含むLCDR2及び配列番号288を含むLCDR3;
(xviii)配列番号277を含むHCDR1、配列番号278を含むHCDR2、配列番号279を含むHCDR3、配列番号289を含むLCDR1、配列番号290を含むLCDR2及び配列番号291を含むLCDR3
から成る群から選択される、前記単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1002]
配列番号211、213、215、217、219、221、223、225、227、229、231、233、235、237、239、327、329、及び331並びにそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%または99%の配列同一性を示すアミノ酸配列から成る群から選択されるアミノ酸配列を有する重鎖可変ドメインを含み;且つ任意で、配列番号212、214、216、218、220、222、224、226、228、230、232、234、236、238、240、328、330、及び332のアミノ酸配列並びにそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%または99%の配列同一性を示すアミノ酸配列から成る群から選択されるアミノ酸配列を有する軽鎖可変ドメインを含む、本発明1001の抗体または抗原結合断片。
[本発明1003]
重鎖可変ドメインと軽鎖可変ドメインとの組み合わせを含み、前記組み合わせが、
(i)配列番号211のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号212のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(ii)配列番号213のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号214のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(iii)配列番号215のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号216のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(iv)配列番号217のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号218のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(v)配列番号219のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号220のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(vi)配列番号221のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号222のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(vii)配列番号223のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号224のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(viii)配列番号225のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号226のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(ix)配列番号227のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号228のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(x)配列番号229のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号230のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xi)配列番号231のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号232のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xii)配列番号233のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号234のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xiii)配列番号235のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号236のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xiv)配列番号237のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号238のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xv)配列番号239のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号240のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xvi)配列番号327のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号328のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xvii)配列番号329のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号330のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;及び
(xviii)配列番号331のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号332のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン
から成る群から選択される、本発明1002の単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1004]
HCDR1が配列番号16(YTFTSYYMH)を含み、
HCDR2が配列番号17(VIGPSGASTSYAQKFQG)を含み、
HCDR3が配列番号18(ARDHSDYWSGIMEV)を含み、
LCDR1が配列番号61(RASQSVRSSYLA)を含み、
LCDR2が配列番号62(GASSRAT)を含み、且つ
LCDR3が配列番号63(QQYFSPPWT)を含む、
本発明1001の抗体または抗原結合断片。
[本発明1005]
前記重鎖可変ドメインが配列番号221として示されるアミノ酸配列またはそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%、もしくは99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含み、且つ前記軽鎖可変ドメインが配列番号222として示されるアミノ酸配列またはそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%、もしくは99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む、本発明1004の抗体または抗原結合断片。
[本発明1006]
ヒトTIGITに結合し、且つTIGIT結合についてCD155と競合しない単離された抗体またはその抗原結合断片であって、
重鎖CDR1(HCDR1)と重鎖CDR2(HCDR2)と重鎖CDR3(HCDR3)とを含む重鎖可変ドメインであって、HCDR1が配列番号280を含み、HCDR2が配列番号281を含み、HCDR3が配列番号282を含む、重鎖可変ドメイン
を含み、
軽鎖CDR1(LCDR1)と軽鎖CDR2(LCDR2)と軽鎖CDR3(LCDR3)とを含む軽鎖可変ドメインであって、LCDR1が配列番号292を含み、LCDR2が配列番号293を含み、LCDR3が配列番号294を含む、軽鎖可変ドメイン
をさらに含む、
前記単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1007]
前記重鎖可変ドメインが配列番号333として示されるアミノ酸配列またはそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%、もしくは99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含み、且つ前記軽鎖可変ドメインが配列番号334として示されるアミノ酸配列またはそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%、もしくは99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む、本発明1006の抗体または抗原結合断片。
[本発明1008]
ヒトTIGITに結合し、且つTIGIT結合についてCD155と競合しない単離された抗体またはその抗原結合断片であって、
重鎖CDR1(HCDR1)と重鎖CDR2(HCDR2)と重鎖CDR3(HCDR3)とを含む重鎖可変ドメインであって、HCDR1が配列番号353を含み、HCDR2が配列番号354を含み、HCDR3が配列番号355を含む、重鎖可変ドメイン
を含み、
軽鎖CDR1(LCDR1)と軽鎖CDR2(LCDR2)と軽鎖CDR3(LCDR3)とを含む軽鎖可変ドメインであって、LCDR1が配列番号356を含み、LCDR2が配列番号357を含み、LCDR3が配列番号358を含む、軽鎖可変ドメイン
をさらに含む、
前記単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1009]
前記重鎖可変ドメインが配列番号367として示されるアミノ酸配列またはそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%、もしくは99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含み、且つ前記軽鎖可変ドメインが配列番号368として示されるアミノ酸配列またはそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%、もしくは99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む、本発明1008の抗体または抗原結合断片。
[本発明1010]
ヒトTIGITへの結合について本発明1001〜1009のいずれかの抗体と交差競合する単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1011]
本発明1001〜1009のいずれかの抗体と同じエピトープでヒトTIGITに結合する単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1012]
TIGITの残基Q56及びI109を含むエピトープ、任意で残基Q56、N58及びI109を含むエピトープ、任意で残基Q56、N58、E60、I68、L73、H76、及びI109を含むエピトープでヒトTIGITに結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1013]
TIGITの残基Q56、N58、E60、I68、L73、H76、及びI109から成るエピトープでヒトTIGITに結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1014]
配列番号16を含むHCDR1と配列番号17を含むHCDR2と配列番号18を含むHCDR3と配列番号61を含むLCDR1と配列番号62を含むLCDR2と配列番号63を含むLCDR3とを含む抗体と同じエピトープでヒトTIGITに結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片。
[本発明1015]
ヒトIgG抗体、好ましくはヒトIgG1抗体である、先行本発明のいずれかの抗体または抗原結合断片。
[本発明1016]
細胞表面でヒトTIGITを発現している細胞に対して、抗体依存性細胞介在性の細胞傷害(ADCC)、補体依存性の細胞傷害(CDC)、及び抗体依存性細胞介在性の貪食(ADCP)から選択される1つまたは複数のエフェクター機能を示す、先行本発明のいずれかの抗体または抗原結合断片。
[本発明1017]
TIGITを発現しているTreg細胞を選択的に枯渇させる、先行本発明のいずれかの抗体または抗原結合断片。
[本発明1018]
TIGITを発現しているTreg細胞に対して及びTIGITを発現しているCD8 + T細胞に対して同等の親和性を示す、先行本発明のいずれかの抗体または抗原結合断片。
[本発明1019]
CD8 T細胞及び/またはTreg細胞におけるTIGITの発現を低下させる、先行本発明のいずれかの抗体または抗原結合断片。
[本発明1020]
先行本発明のいずれかの抗体または抗原結合断片をコードする、単離されたポリヌクレオチドまたは単離されたポリヌクレオチドの組み合わせ。
[本発明1021]
抗TIGIT抗体のVHドメイン及び/またはVLドメインをコードする単離されたポリヌクレオチドであって、
配列番号241〜270、335〜342及び369〜370から成る群から選択される1または複数の配列を含む、
前記単離されたポリヌクレオチド。
[本発明1022]
抗TIGIT抗体のVHドメイン及びVLドメインをコードする、単離されたポリヌクレオチドまたは単離されたポリヌクレオチドの組み合わせであって、
配列番号251及び配列番号252を含む、
前記単離されたポリヌクレオチドまたは単離されたポリヌクレオチドの組み合わせ。
[本発明1023]
宿主細胞発現系または無細胞発現系において前記抗体または抗原結合断片の発現を可能にする調節配列に操作可能に連結されている本発明1020、1021または1022のポリヌクレオチドまたはポリヌクレオチドの組み合わせを含む、発現ベクター。
[本発明1024]
本発明1023の発現ベクターを含む宿主細胞発現系または無細胞発現系。
[本発明1025]
組換え抗体またはその抗原結合断片を作製する方法であって、
前記抗体または抗原結合断片の発現を可能にする条件下で本発明1024の宿主細胞発現系または無細胞発現系を培養することと、発現された前記抗体または抗原結合断片を回収することとを含む、前記方法。
[本発明1026]
治療法で使用するための本発明1001〜1019のいずれかの抗体または抗原結合断片。
[本発明1027]
がんを治療する方法で使用するための本発明1001〜1019のいずれかの抗体または抗原結合断片。
[本発明1028]
CMV感染を治療する方法で使用するための本発明1001〜1019のいずれかの抗体または抗原結合断片。
[本発明1029]
本発明1001〜1019のいずれかの抗体または抗原結合断片と、少なくとも1つの薬学上許容できるキャリアまたは賦形剤とを含む、医薬組成物。
[本発明1030]
治療法で使用するための本発明1029の医薬組成物。
[本発明1031]
がんを治療する方法で使用するための本発明1029の医薬組成物。
[本発明1032]
CMV感染を治療する方法で使用するための本発明1029の医薬組成物。
[本発明1033]
有効量の本発明1001〜1019のいずれかの抗体もしくは抗原結合断片または本発明1029の医薬組成物を対象に投与し、それによってがんを治療することを含む、前記対象においてがんを治療する方法。
[本発明1034]
1または複数の追加の治療剤の投与をさらに含む、本発明1033のがんを治療する方法。
[本発明1035]
前記1または複数の治療剤が、化学療法剤、抗PD1抗体、抗PD−L1抗体、抗41BB抗体、抗OX40抗体、抗GITR抗体、及び抗ICOS抗体から選択される、本発明1034のがんを治療する方法。
[本発明1036]
T細胞の集団を本発明1001〜1019のいずれかの抗体または抗原結合断片と接触させることを含む、T細胞の活性を促進する方法。
[本発明1037]
αβT細胞の活性を促進する、本発明1036のT細胞の活性を促進する方法。
[本発明1038]
γδT細胞の活性を促進する、本発明1036のT細胞の活性を促進する方法。
[本発明1039]
インビトロで実施される、本発明1036〜1038のいずれかのT細胞の活性を促進する方法。
[本発明1040]
ヒト対象においてインビボで実施される、本発明1036〜1038のいずれかのT細胞の活性を促進する方法。
[本発明1041]
前記ヒト対象ががんを有する、本発明1040のT細胞の活性を促進する方法。
[本発明1042]
前記ヒト対象がウイルス感染を有し、任意で前記ウイルス感染がCMV感染である、本発明1040のT細胞の活性を促進する方法。
[本発明1043]
T細胞の前記集団を、抗PD1抗体、抗PD−L1抗体、抗41BB抗体、抗OX40抗体、抗GITR抗体、及び抗ICOS抗体の1または複数と接触させることをさらに含む、本発明1036〜1042のいずれかのT細胞の活性を促進する方法。
[本発明1044]
有効量の本発明1001〜1019のいずれかの抗体もしくは抗原結合断片または本発明1029の医薬組成物を対象に投与し、それによって前記ウイルス感染を治療することを含む、前記対象においてウイルス感染を治療する方法。
[本発明1045]
1または複数の追加の治療剤の投与をさらに含む、本発明1044のウイルス感染を治療する方法。
[本発明1046]
前記1または複数の治療剤が、化学療法剤、抗PD1抗体、抗PD−L1抗体、抗41BB抗体、抗OX40抗体、抗GITR抗体、及び抗ICOS抗体から選択される、本発明1045のウイルス感染を治療する方法。
[本発明1047]
前記ウイルス感染がCMV感染である、本発明1044〜1046のいずれかのウイルス感染を治療する方法。
[本発明1048]
抗TIGIT抗体またはその抗原結合断片と、化学療法剤、抗PD1抗体、抗PD−L1抗体、抗41BB抗体、抗OX40抗体、抗GITR抗体、及び抗ICOS抗体の1または複数とを含む、組み合わせ。
[本発明1049]
前記抗TIGIT抗体または抗原結合断片が本発明1001〜1019のいずれかの抗体または抗原結合断片である、本発明1048の組み合わせ。
[本発明1050]
前記抗TIGIT抗体または抗原結合断片が、HCDR1とHCDR2とHCDR3とLCDR1とLCDR2とLCDR3との組み合わせを含み、
HCDR1が配列番号16(YTFTSYYMH)を含み、
HCDR2が配列番号17(VIGPSGASTSYAQKFQG)を含み、
HCDR3が配列番号18(ARDHSDYWSGIMEV)を含み、
LCDR1が配列番号61(RASQSVRSSYLA)を含み、
LCDR2が配列番号62(GASSRAT)を含み、且つ
LCDR3が配列番号63(QQYFSPPWT)を含む、
本発明1048または1049の組み合わせ。
[本発明1051]
がんまたはウイルス感染を治療する方法で使用するための、任意で前記ウイルス感染がCMV感染である、本発明1048〜1050のいずれかの組み合わせ。
[本発明1052]
本発明1035、1036、及び1038〜1044のいずれかの方法で使用するための、本発明1048〜1050のいずれかの組み合わせ。
Claims (33)
- ヒトTIGITに結合する単離された抗体またはその抗原結合断片であって、
前記抗体または抗原結合断片が、HCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2及びLCDR3の組み合わせを含み、
前記組み合わせが、
(i)配列番号16を含むHCDR1、配列番号17を含むHCDR2、配列番号18を含むHCDR3、配列番号61を含むLCDR1、配列番号62を含むLCDR2及び配列番号63を含むLCDR3;
(ii)配列番号4を含むHCDR1、配列番号5を含むHCDR2、配列番号6を含むHCDR3、配列番号49を含むLCDR1、配列番号50を含むLCDR2及び配列番号51を含むLCDR3;
(iii)配列番号7を含むHCDR1、配列番号8を含むHCDR2、配列番号9を含むHCDR3、配列番号52を含むLCDR1、配列番号53を含むLCDR2及び配列番号54を含むLCDR3;
(iv)配列番号10を含むHCDR1、配列番号11を含むHCDR2、配列番号12を含むHCDR3、配列番号55を含むLCDR1、配列番号56を含むLCDR2及び配列番号57を含むLCDR3;
(v)配列番号13を含むHCDR1、配列番号14を含むHCDR2、配列番号15を含むHCDR3、配列番号58を含むLCDR1、配列番号59を含むLCDR2及び配列番号60を含むLCDR3;
(vi)配列番号1を含むHCDR1、配列番号2を含むHCDR2、配列番号3を含むHCDR3、配列番号46を含むLCDR1、配列番号47を含むLCDR2及び配列番号48を含むLCDR3;
(vii)配列番号19を含むHCDR1、配列番号20を含むHCDR2、配列番号21を含むHCDR3、配列番号64を含むLCDR1、配列番号65を含むLCDR2及び配列番号66を含むLCDR3;
(viii)配列番号22を含むHCDR1、配列番号23を含むHCDR2、配列番号24を含むHCDR3、配列番号67を含むLCDR1、配列番号68を含むLCDR2及び配列番号69を含むLCDR3;
(ix)配列番号25を含むHCDR1、配列番号26を含むHCDR2、配列番号27を含むHCDR3、配列番号70を含むLCDR1、配列番号71を含むLCDR2及び配列番号72を含むLCDR3;
(x)配列番号28を含むHCDR1、配列番号29を含むHCDR2、配列番号30を含むHCDR3、配列番号73を含むLCDR1、配列番号74を含むLCDR2及び配列番号75を含むLCDR3;
(xi)配列番号31を含むHCDR1、配列番号32を含むHCDR2、配列番号33を含むHCDR3、配列番号76を含むLCDR1、配列番号77を含むLCDR2及び配列番号78を含むLCDR3;
(xii)配列番号34を含むHCDR1、配列番号35を含むHCDR2、配列番号36を含むHCDR3、配列番号79を含むLCDR1、配列番号80を含むLCDR2及び配列番号81を含むLCDR3;
(xiii)配列番号37を含むHCDR1、配列番号38を含むHCDR2、配列番号39を含むHCDR3、配列番号82を含むLCDR1、配列番号83を含むLCDR2及び配列番号84を含むLCDR3;
(xiv)配列番号40を含むHCDR1、配列番号41を含むHCDR2、配列番号42を含むHCDR3、配列番号85を含むLCDR1、配列番号86を含むLCDR2及び配列番号87を含むLCDR3;
(xv)配列番号43を含むHCDR1、配列番号44を含むHCDR2、配列番号45を含むHCDR3、配列番号88を含むLCDR1、配列番号89を含むLCDR2及び配列番号90を含むLCDR3;
(xvi)配列番号271を含むHCDR1、配列番号272を含むHCDR2、配列番号273を含むHCDR3、配列番号283を含むLCDR1、配列番号284を含むLCDR2及び配列番号285を含むLCDR3;
(xvii)配列番号274を含むHCDR1、配列番号275を含むHCDR2、配列番号276を含むHCDR3、配列番号286を含むLCDR1、配列番号287を含むLCDR2及び配列番号288を含むLCDR3;
(xviii)配列番号277を含むHCDR1、配列番号278を含むHCDR2、配列番号279を含むHCDR3、配列番号289を含むLCDR1、配列番号290を含むLCDR2及び配列番号291を含むLCDR3
から成る群から選択される、前記単離された抗体またはその抗原結合断片。 - 配列番号221、219、211、213、215、217、223、225、227、229、231、233、235、237、239、327、329、及び331並びにそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%または99%の配列同一性を示すアミノ酸配列から成る群から選択されるアミノ酸配列を有する重鎖可変ドメインを含み;且つ任意で、配列番号222、220、212、214、216、218、224、226、228、230、232、234、236、238、240、328、330、及び332のアミノ酸配列並びにそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%または99%の配列同一性を示すアミノ酸配列から成る群から選択されるアミノ酸配列を有する軽鎖可変ドメインを含む、請求項1に記載の抗体または抗原結合断片。
- 重鎖可変ドメインと軽鎖可変ドメインとの組み合わせを含み、前記組み合わせが、
(i)配列番号221のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号222のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(ii)配列番号219のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号220のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(iii)配列番号211のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号212のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(iv)配列番号213のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号214のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(v)配列番号215のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号216のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(vi)配列番号217のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号218のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(vii)配列番号223のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号224のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(viii)配列番号225のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号226のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(ix)配列番号227のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号228のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(x)配列番号229のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号230のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xi)配列番号231のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号232のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xii)配列番号233のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号234のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xiii)配列番号235のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号236のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xiv)配列番号237のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号238のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xv)配列番号239のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号240のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xvi)配列番号327のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号328のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;
(xvii)配列番号329のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号330のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン;及び
(xviii)配列番号331のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインと配列番号332のアミノ酸配列またはそれと少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメイン
から成る群から選択される、請求項2に記載の単離された抗体またはその抗原結合断片。 - HCDR1が配列番号16(YTFTSYYMH)を含み、
HCDR2が配列番号17(VIGPSGASTSYAQKFQG)を含み、
HCDR3が配列番号18(ARDHSDYWSGIMEV)を含み、
LCDR1が配列番号61(RASQSVRSSYLA)を含み、
LCDR2が配列番号62(GASSRAT)を含み、且つ
LCDR3が配列番号63(QQYFSPPWT)を含む、
請求項1に記載の抗体または抗原結合断片。 - 前記重鎖可変ドメインが配列番号221として示されるアミノ酸配列またはそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%、もしくは99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含み、且つ前記軽鎖可変ドメインが配列番号222として示されるアミノ酸配列またはそれに対して少なくとも90%、95%、97%、98%、もしくは99%の配列同一性を示すアミノ酸配列を含む、請求項4に記載の抗体または抗原結合断片。
- ヒトTIGITへの結合について請求項1〜5のいずれか一項に記載の抗体と交差競合する単離された抗体またはその抗原結合断片。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の抗体と同じエピトープでヒトTIGITに結合する単離された抗体またはその抗原結合断片。
- TIGITの残基Q56及びI109を含むエピトープ、任意で残基Q56、N58及びI109を含むエピトープ、任意で残基Q56、N58、E60、I68、L73、H76、及びI109を含むエピトープでヒトTIGITに結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片。
- TIGITの残基Q56、N58、E60、I68、L73、H76、及びI109から成るエピトープでヒトTIGITに結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片。
- 配列番号16を含むHCDR1と配列番号17を含むHCDR2と配列番号18を含むHCDR3と配列番号61を含むLCDR1と配列番号62を含むLCDR2と配列番号63を含むLCDR3とを含む抗体と同じエピトープでヒトTIGITに結合する、単離された抗体またはその抗原結合断片。
- ヒトIgG抗体、好ましくはヒトIgG1抗体である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合断片。
- 細胞表面でヒトTIGITを発現している細胞に対して、抗体依存性細胞介在性の細胞傷害(ADCC)、補体依存性の細胞傷害(CDC)、及び抗体依存性細胞介在性の貪食(ADCP)から選択される1つまたは複数のエフェクター機能を示す、請求項1〜11のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合断片。
- TIGITを発現しているTreg細胞を選択的に枯渇させる、請求項1〜12のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合断片。
- TIGITを発現しているTreg細胞に対して及びTIGITを発現しているCD8+T細胞に対して同等の親和性を示す、請求項1〜13のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合断片。
- CD8 T細胞及び/またはTreg細胞におけるTIGITの発現を低下させる、請求項1〜14のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合断片。
- 請求項1〜15のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合断片をコードする、単離されたポリヌクレオチドまたは単離されたポリヌクレオチドの組み合わせ。
- 抗TIGIT抗体のVHドメイン及び/またはVLドメインをコードする単離されたポリヌクレオチドであって、
配列番号251、252、241〜250、253〜270、335〜342及び369〜370から成る群から選択される1または複数の配列を含む、
前記単離されたポリヌクレオチド。 - 宿主細胞発現系または無細胞発現系において前記抗体または抗原結合断片の発現を可能にする調節配列に操作可能に連結されている請求項16または17に記載のポリヌクレオチドまたはポリヌクレオチドの組み合わせを含む、発現ベクター。
- 請求項18に記載の発現ベクターを含む宿主細胞発現系または無細胞発現系。
- 組換え抗体またはその抗原結合断片を作製する方法であって、
前記抗体または抗原結合断片の発現を可能にする条件下で請求項19に記載の宿主細胞発現系または無細胞発現系を培養することと、発現された前記抗体または抗原結合断片を回収することとを含む、前記方法。 - がんを治療する方法で使用するための請求項1〜15のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合断片。
- ウイルス感染を治療する方法で使用するための請求項1〜15のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合断片。
- 請求項1〜15のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合断片と、少なくとも1つの薬学上許容できるキャリアまたは賦形剤とを含む、医薬組成物。
- がんを治療する方法で使用するための請求項23に記載の医薬組成物。
- ウイルス感染を治療する方法で使用するための請求項23に記載の医薬組成物。
- 1または複数の追加の治療剤と組み合わせて用いられる、請求項24または25に記載の医薬組成物。
- 前記1または複数の治療剤が、化学療法剤、抗PD1抗体、抗PD−L1抗体、抗41BB抗体、抗OX40抗体、抗GITR抗体、及び抗ICOS抗体から選択される、請求項26に記載の医薬組成物。
- ヒト対象においてT細胞の活性を促進するための、請求項23に記載の医薬組成物。
- T細胞が、αβT細胞またはγδT細胞である、請求項28記載の医薬組成物。
- 前記ヒト対象ががんを有する、請求項28または29に記載の医薬組成物。
- 前記ヒト対象がウイルス感染を有し、任意で前記ウイルス感染がCMV感染である、請求項28または29に記載の医薬組成物。
- 抗PD1抗体、抗PD−L1抗体、抗41BB抗体、抗OX40抗体、抗GITR抗体、及び抗ICOS抗体の1または複数と組み合わせて用いられる、請求項28〜31のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記ウイルス感染がCMV感染である、請求項25〜27のいずれか一項に記載の医薬組成物。
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