JP2020507022A - 繊維を加工するための方法および設備 - Google Patents

繊維を加工するための方法および設備 Download PDF

Info

Publication number
JP2020507022A
JP2020507022A JP2019543069A JP2019543069A JP2020507022A JP 2020507022 A JP2020507022 A JP 2020507022A JP 2019543069 A JP2019543069 A JP 2019543069A JP 2019543069 A JP2019543069 A JP 2019543069A JP 2020507022 A JP2020507022 A JP 2020507022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machine
fiber sliver
sliver
fiber
drawing machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019543069A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6892926B2 (ja
JP2020507022A5 (ja
Inventor
コラレス−アルレギ・ペドロ
キュスタース・ドミニク
フェルバー・クリストフ
Original Assignee
トリュッチュラー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トリュッチュラー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト filed Critical トリュッチュラー・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト
Publication of JP2020507022A publication Critical patent/JP2020507022A/ja
Publication of JP2020507022A5 publication Critical patent/JP2020507022A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6892926B2 publication Critical patent/JP6892926B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H5/00Drafting machines or arrangements ; Threading of roving into drafting machine
    • D01H5/005Arrangements for feeding or conveying the slivers to the drafting machine
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01GPRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G15/00Carding machines or accessories; Card clothing; Burr-crushing or removing arrangements associated with carding or other preliminary-treatment machines
    • D01G15/02Carding machines
    • D01G15/10Carding machines with other apparatus, e.g. drafting devices, in integral or closely-associated combination
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01GPRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G21/00Combinations of machines, apparatus, or processes, e.g. for continuous processing
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H4/00Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques
    • D01H4/02Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques imparting twist by a fluid, e.g. air vortex
    • DTEXTILES; PAPER
    • D10INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
    • D10BINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
    • D10B2201/00Cellulose-based fibres, e.g. vegetable fibres
    • D10B2201/20Cellulose-derived artificial fibres
    • D10B2201/22Cellulose-derived artificial fibres made from cellulose solutions
    • D10B2201/24Viscose

Abstract

【解決手段】本発明は、空気精紡方法により糸を製造するための方法および設備に関し、この方法において、カーディングマシン10においてカーディングされた繊維スライバーが、3倍以上だけ調節されずに延伸され、且つ、ケンスC内において堆積され、少なくとも9本の繊維スライバーが、ケンスCから、練条機30に、ドラフト無しに提供され、且つ、少なくとも8.5倍だけ、1つの繊維スライバーに対して延伸され、且つ、ケンスC1内において堆積され、引き続いて、ケンスC1内におけるこの繊維スライバーが、空気精紡機の精紡位置に提供される。

Description

本発明は、繊維を加工するための方法および設備、および、特に空気精紡方法により糸を製造するための方法に関する。
空気精紡において、繊維スライバーの繊維は、圧縮空気を用いてノズル内において渦巻状に交絡され、且つ、1つの糸へと加工される。通常、十分な糸強度を達成するために、少なくとも30mmの繊維長さが必要である。ビスコースまたはポリエステルのような主たる合成繊維、または、ビスコースまたはポリエステルを有する綿から成る混紡糸が加工される。
この目的のために、繊維は、従来技術によりカーディングされ、且つ、それぞれに6個から8個に至るまでのケンスの提供を伴う、後に続く3つの練条機構内において、撚り合わせられ且つ延伸される。その際、加工されるべき繊維スライバーの準備における、極めて手間暇のかかる方法が問題である。何故ならば、カーディングマシンおよび後に続く3つの練条機構のためのスペースの消費が極めて多いからである。
更に、それぞれに異なる繊維品質を有するケンス移送の手間暇は極めて多く、且つ、人員集約的である。
本発明の課題は、繊維を加工するための簡略化された方法および対応する設備を提供することである。
この課題は、請求項1による方法によって解決される。更に、この課題は、請求項9による、本発明に従う設備によって解決される。本発明の有利な更なる構成は、従属請求項内において提示されている。
本発明に従う、繊維を加工するための方法において、カーディングマシンにおいて形成された、カーディングされた繊維スライバーが、このカーディングマシンにおいて、有利には3倍以上だけ予延伸され、且つ、第1のケンス内において堆積される。
提供され予延伸された繊維スライバーの数に相応する数における、複数の第1のケンスからの、少なくとも9本のそのように生産され予延伸された繊維スライバーは、練条機にドラフト無しに提供され、そこで、少なくとも8.5倍だけ、延伸された繊維スライバーへと延伸され、且つ、第2のケンスの内の1つのケンス内において堆積される。
それぞれの第2のケンスの内の1つのケンス内における、そのように生産され延伸されたこの繊維スライバーは、空気精紡機の精紡位置に提供される。そこで、提供され延伸された繊維スライバーは、適当に精紡される。
選択的または付加的に、この目的のために、空気精紡機に提供され延伸された繊維スライバーは、カーディングされた繊維スライバーに比して、有利には、少なくとも20倍だけ延伸されている。
本発明の核心の思想は、ただ2つのステップだけにおける、有利には比較的に重い、カーディングされた繊維スライバーの延伸である。カーディングマシンにおいて、第1のステップにおいて、カーディングされた繊維スライバーが、統合された練条機内において予延伸され、且つ、第1のケンスの内の1つのケンス内において堆積される。その際、良く知られたフック理論(Haekchentheorie)に従い、移送方向において繊維の後方の端部において存在するフックは、ほぼ除去される。
概念「第1のケンス」は、本発明の領域内において、カーディングマシンにおいて生産され予延伸された繊維スライバーの収容のために設けられているケンスを意味する。概念「第2のケンス」は、上記のことに応じて、練条機において、生産され延伸された繊維スライバーの収容のために設けられたケンスを意味し、この繊維スライバーが、次いで空気精紡機に提供される。
これら第1および第2のケンスは、従って、完全に同じ構造であり、且つ、方法の範囲内において、ただ収容される繊維スライバーの様式に関してだけ互いに相違している。第2のステップにおいて、少なくとも9本の、これら予延伸された繊維スライバーは、練条機に提供される。
従来技術よりも多くの繊維スライバーが練条機に提供され、且つ、この練条機内への比較的に長い入側長さに基づいてこれら繊維スライバーに対して大きな摩擦が負荷することによって、有利には駆動クリールが、繊維スライバーをドラフト無しに練条機内へと走行させるために使用される。
更に別の観点は、繊維スライバーの第2の延伸が、他方また、移送方向において繊維の後方の端部において存在するフックの除去を可能にすることにある。
第1のケンス内における、予延伸された繊維スライバーの事前の堆積に基づいて、繊維は、カーディングマシンに対して反対の方向にそれぞれの第1のケンスから引き出され、従って、練条機内における繊維の移動方向が反対向きになる。このことは、2回の延伸に基づいて、フックを、繊維の両方の端部において極めて十分に除去することを可能にする。
比較的に重いスライバーが、有利には、少なくとも8倍、8.5倍、または、その上さらに9倍だけ、練条機(30)内においてドラフトもしくは延伸されることによって、別個の2つの練条機構は省略され得る。
有利には、カーディングされた繊維スライバーは、少なくとも2.7ktexを有している。高いスライバー重量によって、より大きなドラフトでもって処理され得る。
有利には、前記繊維スライバーは、カーディングマシンにおいて、少なくとも2.5倍、3倍だけ、または、しかもその上少なくとも3.5倍だけ延伸される。これに伴って、全プロセスに関して、空気精紡機における最良の糸番手(Garnwerte)が与えられる。
有利には、カーディングマシンにおける、繊維スライバーの調節されていない(unregulierte)延伸によって、統合された練条機の極めて場所を取らない配置が与えられ、この統合された練条機は、垂直方向の整向において、ケンス堆積部の堆積頭部の上に位置決めされ得る。
有利な実施形態において、カーディングマシンは、少なくとも80kg/hの繊維スライバーを製造する。これに伴って、空気精紡機の精紡位置に、最小限のカーディングマシンおよび練条機を供するための、最適な機械構成が与えられる。
有利には、カーディングされた繊維スライバーは、少なくとも2.9ktex、または、有利には少なくとも3.5ktexを有している。増大するスライバー重量によって、より高いドラフトでもって処理され得、このことは、他方また、糸品質に対して有利な影響を及ぼす。
有利な実施形態において、ケンスの交換の際に、予延伸の前の繊維スライバーは、カーディングマシンにおいて貯蔵可能である。
カーディングマシンは、ケンス交換の際に停止される必要は無く、むしろ、より低い生産性でもって更に作動可能であり、その際、このカーディングマシンの生産性が、如何なる品質損失も生産されカーディングされた繊維スライバーにおいて生じない程に降下される。
予想外に、生産性の低減の際に、100m/minの製造速度のもとで、カードスライバーもしくはカーディングされた繊維スライバーの品質は、制限されているということが判明した。従って、カーディングマシンは、貯蔵モードにおいて(即ちケンス交換の間じゅう)、少なくとも100m/minの速度でもって作動される。
少なくとも9倍だけ予延伸された繊維スライバーの延伸の際に、唯一の自動調節練条機によって、延伸された繊維スライバーが生成され、この繊維スライバーは、空気精紡機に対する提供のために十分な品質を有している。
有利な実施形態において、少なくとも12本の繊維スライバーが、ドラフト無しに練条機内へと走入する。駆動クリールによって、繊維スライバーの比較的に長い移送道程に基づいて、発生する摩擦が回避されもしくは補償され得、且つ、緊張ドラフトが鋭敏に調節され得る。
本発明に従う空気精紡方法により糸を製造するための設備は、統合された練条機とケンス交換機とを有するカーディングマシンを備え、唯一の練条機を備え、この練条機が自動調節練条機として形成されており且つ駆動クリールがこの練条機の手前に配置されており、および、空気精紡機を備えている。
この設備は、スライバー数(Bandnummern)に対するより多くのバリエーション、および、より高いドラフトでもって作動され得、このことによって、2つの練条機構が省略され得る。この設備は、このことによってよりコンパクトになり、且つ、ケンス交換が、最小限に低減され得る。
カーディングマシン内において製造された重いスライバーに基づいて、カーディングマシンは、有利には、横方向スライバー引出し機(Querbandabzug)を有しており、この横方向スライバー引出し機によって、カーディングされたフリースが、カードスライバーもしくは繊維スライバーとして引き出される。
有利には、カーディングマシンと統合された練条機との間に、スライバーループ貯蔵部(Bandschlaufenspeicher)が形成されており、このスライバーループ貯蔵部によって、設備の連続的な作動が保証される。カーディングマシンが、ケンス交換のために停止される必要が無いことによって、より高い生産性が一定の品質でもって達成され得る。
有利な実施形態において、駆動クリールは、駆動装置を有しており、この駆動装置が、練条機の駆動に依存せずに作動可能、および、制御可能である。これに伴って、練条機内への走入の際の繊維スライバーに対する緊張ドラフトは、極めて精確に調節され得る。
更に有利な実施形態において、練条機は、延伸調節装置を有しており、この延伸調節装置が、この練条機の主ドラフトを、走入する繊維スライバーの可能な質量変動に対して適合する。少なくとも9本、有利には12本の繊維スライバーの極めて高い撚り合わせ、および、練条機内における高いドラフトの際に、品質的に高価値の繊維スライバーが与えられ、この繊維スライバーは、更に別の加工無しに、空気精紡機の精紡位置に提供され得る。
ホッパーが、延伸調節装置の手前に配置されており、このホッパーは、スライバー走行方向に、先細りの開口角を有している。このホッパー内において、これに伴って、少なくとも9本の繊維スライバーの第1の集束もしくは圧縮が行われ、その際、先細りの開口角が連続的な集束のための働きをする。
その際、開口角が、ステップ状または連続的に減少することは可能である。開口角の段階的な配置は、製造技術的に低廉に置換され得る。開口角の連続的な減少は、繊維スライバーの第1の集束のためにより有利である。
前記設備のそれぞれは、有利には、前記方法のいずれか一つによる方法に従って作動されるように設備されている。即ち、自体比較的に簡単に構成された設備は、前記方法内において提示された利点を達成することが可能な状態にある。
更なる、本発明を改良する構成を、以下で、本発明の1つの有利な実施例の説明と共に、図に基づいて詳細に説明する。
従来技術による設備レイアウトの図である。 本発明に従う設備レイアウトの図である。 本発明に従う設備レイアウトの図である。 本発明に従う設備レイアウトの図である。 本発明に従う設備レイアウトの図である。 カーディングマシンにおける、ループ貯蔵部の図である。 練条機における、駆動クリールの図である。 練条機における、測定ロールを有する繊維スライバー入側の図である。
従来技術(図1)により、繊維は、カーディングマシン10内において整向され、且つ、カーディングされた繊維スライバーとしてケンスC内において堆積される。
総じて、これらケンスCの6から8個のケンスが、第1の練条機DF1に提供され、且つ、撚り合わせられ、且つ、延伸される。第1の練条機DF1内において生成された繊維スライバー15は、他方また、ケンスC1内において堆積され、且つ、更に5から7個までの繊維スライバーによって、第2の練条機DF2内において撚り合わせられ、且つ、延伸される。その場合に延伸された繊維スライバーは、ケンスC2内において堆積され、且つ、総じて6から8個の繊維スライバーによって、練条機DF3内において延伸される。
この第3の練条機DF3内において延伸された繊維スライバーは、他方また、ケンスC3内において堆積され、且つ、空気精紡機50に提供される。通常、第3の練条機DF3は、自動調節練条機として構成されている。
従来技術により、繊維スライバーは、それぞれの練条機DF1、DF2、DF3内において、6から8倍までだけドラフトされ、従って、512倍に至るまでの最大の全延伸が行われる。
この方法の重要な欠点は、それに所属のケンス総じて5つの機械のための多い所要スペース、および、それらケンスによって繊維スライバー15がそれぞれに次の機械に移送される該ケンスの、手間暇がかかる且つ人員集約的な操縦性である。
図2から5までの本発明に従う方法は、カーディングマシン10の側からカーディングされた繊維スライバーの延伸が、ただ2つのステップ内だけにおいて行われる。
繊維スライバーがケンスC内において堆積される前に、第1の(予)延伸が、カーディングマシン10において行われる。ここで、スライバー堆積部22の手前もしくは上側に、調節されていないドラフトゾーンを有する統合された練条機20が配置されており、この統合された練条機は、カード繊維スライバーもしくは繊維スライバーを、>2.5倍、有利には3.0倍、および、更に有利には≧3.5倍だけ延伸する。次いでケンスC内において堆積され予延伸された繊維スライバーは、練条機30へと移送され、且つ、そこで、≧8.5倍、有利には≧9倍だけ延伸され、ケンスC1内において堆積され、且つ、空気精紡機50内において糸へと加工される。
本発明は、完全な2つの練条機構、例えばDF1およびDF2が省略され得、且つ、これに伴って、繊維スライバーのために、4つの代わりにただ2つだけのケンス移送が必要であることの利点を有している。本発明に従い、繊維スライバーは、ただ2回だけ延伸され、その際、練条機20が、カーディングマシン10のケンス堆積部において、もしくは、このケンス堆積部内において統合されている。
図2aは、そのために適当な設備を示している。
上述の利点と並んで、従来技術に比して、それに加えて、全配置のための著しくより少ない所要スペースが与えられる。何故ならば、カーディングマシン10内へと機能的に統合された練条機20が、それぞれのクリールおよびケンス堆積部を有する完全な2つの練条機DF2、DF3よりも、著しくより少ない付加的な所要スペースを、ケンス堆積部を有するカーディングマシン10に対して有するからである。
図2bは、拡大図において、統合された練条機20を有するカーディングマシン10を示しており、且つ、設備のこの部分の大きさの比率を明確にすることのために利用される。
特に、統合された練条機20が、極端な場合には、長さおよび幅におけるケンス堆積部の如何なる拡大も結果として招かない寸法を有していることが認識され得、従って、カーディングマシン10およびケンス堆積部22の所要スペースが、全く変化されず、且つ、従って、既存の設備内において、例えば代替として全体的または部分的に統合される。
図2cは、例示的に1つのクリールに配置された12個のケンスCを有する練条機30を示しており、これらケンスが、練条機30内へと走入する予延伸された繊維スライバーを備えている。
図2dは、端側面から、即ちその空気精紡機の長手方向延在における、該空気精紡機50を示している。
従来技術との工業技術上の相違は、本発明に従い、全プロセスに渡って、より重く且つより厚い多数のスライバーが加工され、このスライバーが、唯一の練条機30内において、遥かに強度に延伸されることに、その根拠がある。
カーディングマシン10内において生産された繊維スライバーは、有利には少なくとも2.7ktex(キロテクス)、とりわけ有利には少なくとも2.9ktexの品質を有している。特に良好な結果は、少なくとも3.5ktexのカーディングされた繊維スライバーによって達成され得る。
この目的のために、カーディングマシン10が、スライバー重量に基づいて横方向スライバー引出し機を有し、この横方向スライバー引出し機によって、カーディングされたフリースが、カーディングされたスライバーもしくはカードスライバーへと引き出され得ることは必要である。
連続的なプロセスのために、カーディングマシン10の生産は、少なくとも80kg/hの値である。この連続的なプロセスのために、同様にスライバーループ貯蔵部25が有効であり得、このスライバーループ貯蔵部が、図3内で詳細において更に説明される。
同様に、スライバー堆積部22内において統合された練条機20は、調節されていないただ1つのドラフトゾーンが使用されるというやり方で、重く且つ厚い繊維スライバーに修正され、このドラフトゾーン内において、走入する繊維スライバーが、>3.0倍、有利には≧3.5倍だけ延伸される。
カーディングマシン10と統合された練条機20との間に配置された貯蔵部は、有利には、スライバーループ貯蔵部25として形成されており、このスライバーループ貯蔵部によって、繊維スライバー製造の連続的なプロセスが保証されるべきである。
このスライバーループ貯蔵部25無しに、カーディングマシン10は、遥かに強度にケンス交換の際に生産性能を作動低下せざるを得ず、このことは、繊維スライバー15の均等性における品質損失を意味し、且つ、生産された糸における細い部位の増大に反映される。繊維スライバー15内における異なる生産性能によって発生する質量変動は、練条機30における、後に続く極めて強度な2段式の延伸の際に、もしくは、この練条機の練条機構内において、空気精紡機内において生産される糸に対して極めて不都合に影響を及ぼし、この糸は、このことによって不均等になる。
従来技術により、不均等に製造されたカードスライバーは、複数段式の延伸によって品質において改善され得、このことによって、スライバーループ貯蔵部25は、この使用において必要とされない。
標準的な作動において、ケーシング11の内側で横方向スライバー引出し機によってフリースから形成される、カーディングされた繊維スライバー15は、開口部12を通ってカーディングマシン10から引き出され、且つ、リング13を通って案内される。
繊維スライバー15は、次いで、駆動ローラー27を介して、更にローラー26を介して、ローラー21へと案内され、このローラー21が、この繊維スライバー15を、次いで、統合された練条機20内へと導く。
これらローラー21、26および27は、その際、統合された練条機20の上側で1つの高さにおいて配置されており、この高さが、ほぼ1.8mから2.5mに至るまでの値であることは可能である。
特に、ローラー26と27とが、紡績工場の床の上、または、天井に固定されている、別個の1つの台架に配置されていることは可能である。
この標準的な作動において、駆動ローラー27が、駆動されているか、無負荷運転において作動されるか、または、固定状態で配置されていることは可能であり、従って、繊維スライバー15が、統合された練条機20または堆積頭部によって牽引され、且つ、これらの上を滑動する。
選択的に、駆動ローラー27は、ケンス交換機22もしくは練条機20の走入速度に相応する速度でもって作動され得、この速度でもって、繊維スライバー15が、ケンス交換機22内へと引き込まれる。
このことによって、繊維スライバー方向転換に基づいて、繊維スライバー亀裂が発生可能であることの危険は排除されている。
カーディングマシン10からの繊維スライバー15の供給速度が、140から250m/minまでの間、有利には200m/minの値であることは可能である。
統合された練条機20内において、カーディングされた繊維スライバー15は、この繊維スライバーがケンスC内において堆積される前に、ほぼ700m/minの速度に加速され得る。
ケンスCが充填されている場合、繊維スライバー15は、充填されたケンスCが新しい空のケンスCによって置換されるまで、速度において明確に減速または停止されねばならない。この工程のためにある程度の時間が必要であり、この時間内において、カーディングマシン10は、本来、如何なる繊維スライバー15も後供給すべきではない。このことは、特に静止状態に至るまでの頻繁な減速、および、比較的に大きなカーディングドラムの再加速に基づいて、ただカーディングマシン10の極めて不安定な作動を誘起するだけである。
このことを回避するために、ローラー26と27との間、および、ローラー27とリング13との間に、繊維スライバー15の中間貯蔵部が設けられている。この目的のために、駆動ローラー27は駆動され、且つ、同時に、繊維スライバーが、この駆動ローラー27と押圧要素28(押圧ローラーまたはばね)との間で締め付けられる。繊維スライバー15は、これに伴って、カーディングマシン10および統合された練条機20の速度に依存せずに、駆動ローラー27によって更に移送される。その際、カーディングマシン10は、生成された繊維スライバー15における最小限の質量変動が得られる速度に減速される。
カーディングマシン10の供給速度は、その際、有利には少なくとも100m/minの値である。
その際生成された繊維スライバー15を、制御されていないどこかある所へと走行させないために、駆動ローラー27は、リング13における、カーディングマシン10の引き渡し速度と同じかまたはより小さい速度でもって作動される。
これに伴って、ループが、リング13と駆動ローラー27との間の繊維スライバー15内において与えられ、このループが、床の上に至るまで到達可能である。
ケンス交換によって、同様に統合された練条機20の練条機構においても繊維スライバー15は更に移送されないので、ローラー26と27との間の第2のループが与えられる。
駆動ローラー27とカーディングマシン10との間の移送速度の差分によって与えられるこのループ形成は、その時間内においてカーディングマシン10が低減された速度でもって生産する、ケンス交換の該時間のための中間貯蔵装置として十分である。
練条機30は、従来技術と、少なくとも9本の予延伸された繊維スライバー(図2a参照)、有利には12本の予延伸された繊維スライバー(図2c参照)の加工によって相違しており、これら繊維スライバーが、≧8.5倍、有利には≧9倍だけ延伸され、且つ、ケンスC1内において、延伸された繊維スライバーとして堆積される。その際、それぞれの繊維品質に応じて、12倍に至るまでのドラフトが有効であり得る。
練条機30の入側が、そのクリールを介して9、10、12本またはそれ以上の繊維スライバー15が練条機の練条機構頭部内へと走入する、遥かに長い該クリール40を配置しているので、駆動された1つのクリール40によって、比較的に長い移送道程に基づいて発生する摩擦が補償され得、且つ、緊張ドラフトが調節され得る。
図4の実施例において、このような駆動クリール40の、ただ1つの側が図示されており、このクリールにおいて、繊維スライバーは、8個のケンスCから練条機30内へと走入する。見通しの理由から、クリール40のただ1つの側だけが図示されているので、実際に例示的に16本のここで図示されていない繊維スライバーが練条機30内へと走入し、そこで、撚り合わせられ且つドラフトされる。
クリール40は、1つの形材41を有しており、この形材が練条機30の作業方向に延在し、且つ、ケンスCの上側に配置されている。この目的のために、形材41は、少なくとも1つの支持体42の上に支承されており、この支持体が、有利には高さにおいて調節可能である。
形材41の側方において、回転可能な方向転換要素43が配置されており、その際、それぞれのケンスCに、1つの回転可能な方向転換要素43が所属して設けられている。これら方向転換要素43は、水平に、且つ、形材41の長手軸線に対して直角に延在し、且つ、繊維スライバーを、ケンスCから練条機30内へと案内する。これら方向転換要素は、形材41の内側に配置されている図示されていない駆動要素によって駆動される。
駆動装置44、例えば制御可能な電気モーターまたはサーボモーターは、形材41における、練条機30と向かい合って位置する端部において配置されている。ベルト伝動装置、または、形材41内において統合可能な他の駆動要素を介して、方向転換要素43は駆動される。このことは、練条機30内への繊維スライバーの延長された入り側道程、および、これと関連する摩擦に基づいて、これら繊維スライバーに対する引張力を低減することのために行われる。
駆動装置44が練条機30の制御装置と結合されているが、しかしながら、この練条機駆動装置に依存せずに作動可能および制御可能であることによって、練条機30への繊維スライバーの緊張ドラフトは、最適に調節され得る。最後のケンスCから練条機内に至るまでの繊維スライバーの長い流入延在によって、駆動されていないクリールにおいて、それぞれの繊維スライバーに関して異なり得る高い摩擦が与えられる。駆動された方向転換要素43によって、この摩擦は、最小限に減らされ得、且つ、同時に、練条機への繊維スライバーの緊張ドラフトが調節され得る。
練条機30は、予備ドラフトゾーンと後に続く主ドラフトゾーンとを有する、自動調節練条機(Regulierstrecke)である。
図5により、練条機30の手前の延伸調節装置34のための、接触ロール対35、36が配置されており、この接触ロール対によって、繊維スライバー内における厚さ変動は測定され、且つ、練条機30内において調節される。接触ロール対35、36に、更に、ホッパー33としての繊維スライバー案内部が設けられており、この繊維スライバー案内部は、少なくとも9本の繊維スライバーを収容するため、および、この接触ロール対35、36内へと案内するために形成されている。
第1の接触ロール35は、位置固定式に、練条機30に、またはこの練条機の上に配置されている。第2の接触ロール36は、第1の接触ロール35に対して移動可能に配置されており、その際、この第2の接触ロール36が、レバー37に、回転点によって移動可能に軸受けされている。
接触ロール35と36との間に繊維スライバーが案内され、且つ、質量変動が測定される。この目的のために、レバー37は、押圧要素39でもって付勢され、この押圧要素が、ばねまたはピストンとして形成されていることは可能である。これに伴って、一定の力が、接触ロール36を介して繊維スライバーに対して作用する。質量変動の際に、この接触ロール36は、レバー37を介して弾性的に復帰し、このことによって、信号がセンサー38内において発生し、この信号が、練条機30の制御装置内において処理され、且つ、主ドラフト内におけるドラフトを練条機30に適合させる。
延伸調節装置34は、1つのホッパー33を手前に配置しており、このホッパーが、繊維スライバー走行方向32に、変化可能な走入角度αを有している。この実施例において、ホッパー33は2ステップ式(2段式)に形成されており、その際、第1の段が、110°と80°との間の開口角α1を有している。第2の段の開口角α2は、80°と45°との間にある。
選択的に、ホッパーの開口角は、丸くされていることも可能であり、これに伴って、段または段差部無しに、連続体に、110°から80°に至るまで、および、80°から45°に至るまで先細りに形成される。繊維スライバー走行方向32に減少する開口角を有するホッパー33によって、特にクリール40において外側に位置する繊維スライバーが案内され、且つ、これら繊維スライバーが予コンパクト化される。
走入する繊維スライバーの延伸は、≧500m/minの延伸速度において、≧8.5倍でもって、有利には≧9倍だけ行われ、従って、4.25から4.5ktexの繊維スライバーが生成し、この繊維スライバーが、ケンスC1内において堆積され、且つ、空気精紡機50に提供される。
空気精紡機50内におけるそれぞれの精紡位置に、練条機30からの繊維スライバーを有する1つのケンスC1が提供され、この空気精紡機は、この繊維スライバーを、500m/minの速度において、216のドラフト倍率でもって加工する。
この速度において、Ne30(番手)を有する糸が製造され得る。Ne40の糸において、空気精紡機の製造速度は、ほぼ420から470m/minに至るまでの値である。
カーディングマシンが、統合された練条機20を有し、練条機30がより高いドラフトでもって作動し、且つ、この練条機30が同時に8本以上の繊維スライバーを延伸することによって、全プロセスは最適化され得、且つ、別個の2つの練条機構が省略され得る。
例:
カーディングマシン10内において、繊維スライバーは、ビスコースから、9.45ktexの繊度でもって、80kg/hの製造性能において加工される。3.05ktexの品質でもって、統合された練条機20から走出するカーディング繊維スライバーが生成する。このカーディング繊維スライバーは、437m/minの速度でもって、3.1倍だけ延伸され、且つ、ケンスC内において堆積される。
総じて、この繊維スライバーを有する12個のケンスCが、練条機30に提供される。即ち、12本の繊維スライバーが、500m/minの速度において、互いに撚り合わせられ、且つ、延伸される。この延伸は、8.61倍でもって行われ、従って、1つの繊維スライバーが、4.25ktexの品質を有して、127.5kg/hの製造速度において生成する。
この生成する繊維スライバーは、ケンスC1内において堆積され、且つ、空気精紡機に供給される。空気精紡機は、繊維スライバーを、500m/minの速度において加工し、且つ、この繊維スライバーを216倍だけ延伸もしくは分離し、このことによって、Ne30を有するビスコース糸が生成する。
それぞれの精紡位置に、ただ1つのケンスC1が提供されるので、この精紡位置の製造性能は、100%の効率において、0.6kg/hの値である。
本発明は、本発明の構成において、上記で述べられた有利な実施例に限定されない。むしろ、図示された解決策を同様に基本的に種類の異なる構成においても使用する、複数のバリエーションは考慮可能である。
全ての、請求の範囲、明細書、または図面から読み取れる特徴、及び/または、利点が、構造的な詳細または空間的な配置をも含めて、自体においてと同様に極めて異なる組み合わせにおいても、発明の基本的事項であることは可能である。
10 カーディングマシン
11 ケーシング
12 開口部
13 リング
15 繊維スライバー
20 統合された練条機
21 ローラー
22 ケンス交換機
25 スライバーループ貯蔵部
26 ローラー
27 駆動ローラー
28 押圧要素
30 練条機
32 繊維スライバー走行方向
33 ホッパー
34 延伸調節装置
35 接触ロール
36 接触ロール
37 レバー
38 センサー
39 押圧要素
40 クリール
41 形材
42 支持体
43 方向転換要素
44 駆動装置
50 空気精紡機
DF1〜DF3 練条機
C、C1〜C3 ケンス
α1、α2 開口角
本発明は、繊維を加工するための方法および設備、および、特に空気精紡方法により糸を製造するための方法に関する。
空気精紡において、繊維スライバーの繊維は、圧縮空気を用いてノズル内において渦巻状に交絡され、且つ、1つの糸へと加工される。通常、十分な糸強度を達成するために、少なくとも30mmの繊維長さが必要である。ビスコースまたはポリエステルのような主たる合成繊維、または、ビスコースまたはポリエステルを有する綿から成る混紡糸が加工される。
この目的のために、繊維は、従来技術によりカーディングされ、且つ、それぞれに6個から8個に至るまでのケンスの提供を伴う、後に続く3つの練条機構内において、撚り合わせられ且つ延伸される。その際、加工されるべき繊維スライバーの準備における、極めて手間暇のかかる方法が問題である。何故ならば、カーディングマシンおよび後に続く3つの練条機構のためのスペースの消費が極めて多いからである。
更に、それぞれに異なる繊維品質を有するケンス移送の手間暇は極めて多く、且つ、人員集約的である。
本発明の課題は、繊維を加工するための簡略化された方法および対応する設備を提供することである。
この課題は、請求項1による方法によって解決される。更に、この課題は、請求項10による、本発明に従う設備によって解決される。本発明の有利な更なる構成は、従属請求項内において提示されている。
本発明に従う、繊維を加工するための方法において、カーディングマシンにおいて形成された、カーディングされた繊維スライバーが、このカーディングマシンにおいて、有利には3倍以上だけ予延伸され、且つ、第1のケンス内において堆積される。
提供され予延伸された繊維スライバーの数に相応する数における、複数の第1のケンスからの、少なくとも9本のそのように生産され予延伸された繊維スライバーは、練条機にドラフト無しに提供され、そこで、少なくとも8.5倍だけ、延伸された繊維スライバーへと延伸され、且つ、第2のケンスの内の1つのケンス内において堆積される。
それぞれの第2のケンスの内の1つのケンス内における、そのように生産され延伸されたこの繊維スライバーは、空気精紡機の精紡位置に提供される。そこで、提供され延伸された繊維スライバーは、適当に精紡される。
選択的または付加的に、この目的のために、空気精紡機に提供され延伸された繊維スライバーは、カーディングされた繊維スライバーに比して、有利には、少なくとも20倍だけ延伸されている。
本発明の核心の思想は、ただ2つのステップだけにおける、有利には比較的に重い、カーディングされた繊維スライバーの延伸である。カーディングマシンにおいて、第1のステップにおいて、カーディングされた繊維スライバーが、統合された練条機内において予延伸され、且つ、第1のケンスの内の1つのケンス内において堆積される。その際、良く知られたフック理論(Haekchentheorie)に従い、移送方向において繊維の後方の端部において存在するフックは、ほぼ除去される。
概念「第1のケンス」は、本発明の領域内において、カーディングマシンにおいて生産され予延伸された繊維スライバーの収容のために設けられているケンスを意味する。概念「第2のケンス」は、上記のことに応じて、練条機において、生産され延伸された繊維スライバーの収容のために設けられたケンスを意味し、この繊維スライバーが、次いで空気精紡機に提供される。
これら第1および第2のケンスは、従って、完全に同じ構造であり、且つ、方法の範囲内において、ただ収容される繊維スライバーの様式に関してだけ互いに相違している。第2のステップにおいて、少なくとも9本の、これら予延伸された繊維スライバーは、練条機に提供される。
従来技術よりも多くの繊維スライバーが練条機に提供され、且つ、この練条機内への比較的に長い入側長さに基づいてこれら繊維スライバーに対して大きな摩擦が負荷することによって、有利には駆動クリールが、繊維スライバーをドラフト無しに練条機内へと走行させるために使用される。
更に別の観点は、繊維スライバーの第2の延伸が、他方また、移送方向において繊維の後方の端部において存在するフックの除去を可能にすることにある。
第1のケンス内における、予延伸された繊維スライバーの事前の堆積に基づいて、繊維は、カーディングマシンに対して反対の方向にそれぞれの第1のケンスから引き出され、従って、練条機内における繊維の移動方向が反対向きになる。このことは、2回の延伸に基づいて、フックを、繊維の両方の端部において極めて十分に除去することを可能にする。
比較的に重いスライバーが、有利には、少なくとも8倍、8.5倍、または、その上さらに9倍だけ、練条機(30)内においてドラフトもしくは延伸されることによって、別個の2つの練条機構は省略され得る。
有利には、カーディングされた繊維スライバーは、少なくとも2.7ktexを有している。高いスライバー重量によって、より大きなドラフトでもって処理され得る。
有利には、前記繊維スライバーは、カーディングマシンにおいて、少なくとも2.5倍、3倍だけ、または、しかもその上少なくとも3.5倍だけ延伸される。これに伴って、全プロセスに関して、空気精紡機における最良の糸番手(Garnwerte)が与えられる。
有利には、カーディングマシンにおける、繊維スライバーの調節されていない(unregulierte)延伸によって、統合された練条機の極めて場所を取らない配置が与えられ、この統合された練条機は、垂直方向の整向において、ケンス堆積部の堆積頭部の上に位置決めされ得る。
有利な実施形態において、カーディングマシンは、少なくとも80kg/hの繊維スライバーを製造する。これに伴って、空気精紡機の精紡位置に、最小限のカーディングマシンおよび練条機を供するための、最適な機械構成が与えられる。
有利には、カーディングされた繊維スライバーは、少なくとも2.9ktex、または、有利には少なくとも3.5ktexを有している。増大するスライバー重量によって、より高いドラフトでもって処理され得、このことは、他方また、糸品質に対して有利な影響を及ぼす。
有利な実施形態において、ケンスの交換の際に、予延伸の前の繊維スライバーは、カーディングマシンにおいて貯蔵可能である。
カーディングマシンは、ケンス交換の際に停止される必要は無く、むしろ、より低い生産性でもって更に作動可能であり、その際、このカーディングマシンの生産性が、如何なる品質損失も生産されカーディングされた繊維スライバーにおいて生じない程に降下される。
予想外に、生産性の低減の際に、100m/minの製造速度のもとで、カードスライバーもしくはカーディングされた繊維スライバーの品質は、制限されているということが判明した。従って、カーディングマシンは、貯蔵モードにおいて(即ちケンス交換の間じゅう)、少なくとも100m/minの速度でもって作動される。
少なくとも9倍だけ予延伸された繊維スライバーの延伸の際に、唯一の自動調節練条機によって、延伸された繊維スライバーが生成され、この繊維スライバーは、空気精紡機に対する提供のために十分な品質を有している。
有利な実施形態において、少なくとも12本の繊維スライバーが、ドラフト無しに練条機内へと走入する。駆動クリールによって、繊維スライバーの比較的に長い移送道程に基づいて、発生する摩擦が回避されもしくは補償され得、且つ、緊張ドラフトが鋭敏に調節され得る。
本発明に従う空気精紡方法により糸を製造するための設備は、統合された練条機とケンス交換機とを有するカーディングマシンを備え、唯一の練条機を備え、この練条機が自動調節練条機として形成されており且つ駆動クリールがこの練条機の手前に配置されており、および、空気精紡機を備えている。
この設備は、スライバー数(Bandnummern)に対するより多くのバリエーション、および、より高いドラフトでもって作動され得、このことによって、2つの練条機構が省略され得る。この設備は、このことによってよりコンパクトになり、且つ、ケンス交換が、最小限に低減され得る。
カーディングマシン内において製造された重いスライバーに基づいて、カーディングマシンは、有利には、横方向スライバー引出し機(Querbandabzug)を有しており、この横方向スライバー引出し機によって、カーディングされたフリースが、カードスライバーもしくは繊維スライバーとして引き出される。
有利には、カーディングマシンと統合された練条機との間に、スライバーループ貯蔵部(Bandschlaufenspeicher)が形成されており、このスライバーループ貯蔵部によって、設備の連続的な作動が保証される。カーディングマシンが、ケンス交換のために停止される必要が無いことによって、より高い生産性が一定の品質でもって達成され得る。
有利な実施形態において、駆動クリールは、駆動装置を有しており、この駆動装置が、練条機の駆動に依存せずに作動可能、および、制御可能である。これに伴って、練条機内への走入の際の繊維スライバーに対する緊張ドラフトは、極めて精確に調節され得る。
更に有利な実施形態において、練条機は、延伸調節装置を有しており、この延伸調節装置が、この練条機の主ドラフトを、走入する繊維スライバーの可能な質量変動に対して適合する。少なくとも9本、有利には12本の繊維スライバーの極めて高い撚り合わせ、および、練条機内における高いドラフトの際に、品質的に高価値の繊維スライバーが与えられ、この繊維スライバーは、更に別の加工無しに、空気精紡機の精紡位置に提供され得る。
ホッパーが、延伸調節装置の手前に配置されており、このホッパーは、スライバー走行方向に、先細りの開口角を有している。このホッパー内において、これに伴って、少なくとも9本の繊維スライバーの第1の集束もしくは圧縮が行われ、その際、先細りの開口角が連続的な集束のための働きをする。
その際、開口角が、ステップ状または連続的に減少することは可能である。開口角の段階的な配置は、製造技術的に低廉に置換され得る。開口角の連続的な減少は、繊維スライバーの第1の集束のためにより有利である。
前記設備のそれぞれは、有利には、前記方法のいずれか一つによる方法に従って作動されるように設備されている。即ち、自体比較的に簡単に構成された設備は、前記方法内において提示された利点を達成することが可能な状態にある。
更なる、本発明を改良する構成を、以下で、本発明の1つの有利な実施例の説明と共に、図に基づいて詳細に説明する。
従来技術による設備レイアウトの図である。 本発明に従う設備レイアウトの図である。 本発明に従う設備レイアウトの図である。 本発明に従う設備レイアウトの図である。 本発明に従う設備レイアウトの図である。 カーディングマシンにおける、ループ貯蔵部の図である。 練条機における、駆動クリールの図である。 練条機における、測定ロールを有する繊維スライバー入側の図である。
従来技術(図1)により、繊維は、カーディングマシン10内において整向され、且つ、カーディングされた繊維スライバーとしてケンスC内において堆積される。
総じて、これらケンスCの6から8個のケンスが、第1の練条機DF1に提供され、且つ、撚り合わせられ、且つ、延伸される。第1の練条機DF1内において生成された繊維スライバー15は、他方また、ケンスC1内において堆積され、且つ、更に5から7個までの繊維スライバーによって、第2の練条機DF2内において撚り合わせられ、且つ、延伸される。その場合に延伸された繊維スライバーは、ケンスC2内において堆積され、且つ、総じて6から8個の繊維スライバーによって、練条機DF3内において延伸される。
この第3の練条機DF3内において延伸された繊維スライバーは、他方また、ケンスC3内において堆積され、且つ、空気精紡機50に提供される。通常、第3の練条機DF3は、自動調節練条機として構成されている。
従来技術により、繊維スライバーは、それぞれの練条機DF1、DF2、DF3内において、6から8倍までだけドラフトされ、従って、512倍に至るまでの最大の全延伸が行われる。
この方法の重要な欠点は、それに所属のケンス総じて5つの機械のための多い所要スペース、および、それらケンスによって繊維スライバー15がそれぞれに次の機械に移送される該ケンスの、手間暇がかかる且つ人員集約的な操縦性である。
図2から5までの本発明に従う方法は、カーディングマシン10の側からカーディングされた繊維スライバーの延伸が、ただ2つのステップ内だけにおいて行われる。
繊維スライバーがケンスC内において堆積される前に、第1の(予)延伸が、カーディングマシン10において行われる。ここで、スライバー堆積部22の手前もしくは上側に、調節されていないドラフトゾーンを有する統合された練条機20が配置されており、この統合された練条機は、カード繊維スライバーもしくは繊維スライバーを、>2.5倍、有利には3.0倍、および、更に有利には≧3.5倍だけ延伸する。次いでケンスC内において堆積され予延伸された繊維スライバーは、練条機30へと移送され、且つ、そこで、≧8.5倍、有利には≧9倍だけ延伸され、ケンスC1内において堆積され、且つ、空気精紡機50内において糸へと加工される。
本発明は、完全な2つの練条機構、例えばDF1およびDF2が省略され得、且つ、これに伴って、繊維スライバーのために、4つの代わりにただ2つだけのケンス移送が必要であることの利点を有している。本発明に従い、繊維スライバーは、ただ2回だけ延伸され、その際、練条機20が、カーディングマシン10のケンス堆積部において、もしくは、このケンス堆積部内において統合されている。
図2aは、そのために適当な設備を示している。
上述の利点と並んで、従来技術に比して、それに加えて、全配置のための著しくより少ない所要スペースが与えられる。何故ならば、カーディングマシン10内へと機能的に統合された練条機20が、それぞれのクリールおよびケンス堆積部を有する完全な2つの練条機DF2、DF3よりも、著しくより少ない付加的な所要スペースを、ケンス堆積部を有するカーディングマシン10に対して有するからである。
図2bは、拡大図において、統合された練条機20を有するカーディングマシン10を示しており、且つ、設備のこの部分の大きさの比率を明確にすることのために利用される。
特に、統合された練条機20が、極端な場合には、長さおよび幅におけるケンス堆積部の如何なる拡大も結果として招かない寸法を有していることが認識され得、従って、カーディングマシン10およびケンス堆積部22の所要スペースが、全く変化されず、且つ、従って、既存の設備内において、例えば代替として全体的または部分的に統合される。
図2cは、例示的に1つのクリールに配置された12個のケンスCを有する練条機30を示しており、これらケンスが、練条機30内へと走入する予延伸された繊維スライバーを備えている。
図2dは、端側面から、即ちその空気精紡機の長手方向延在における、該空気精紡機50を示している。
従来技術との工業技術上の相違は、本発明に従い、全プロセスに渡って、より重く且つより厚い多数のスライバーが加工され、このスライバーが、唯一の練条機30内において、遥かに強度に延伸されることに、その根拠がある。
カーディングマシン10内において生産された繊維スライバーは、有利には少なくとも2.7ktex(キロテクス)、とりわけ有利には少なくとも2.9ktexの品質を有している。特に良好な結果は、少なくとも3.5ktexのカーディングされた繊維スライバーによって達成され得る。
この目的のために、カーディングマシン10が、スライバー重量に基づいて横方向スライバー引出し機を有し、この横方向スライバー引出し機によって、カーディングされたフリースが、カーディングされたスライバーもしくはカードスライバーへと引き出され得ることは必要である。
連続的なプロセスのために、カーディングマシン10の生産は、少なくとも80kg/hの値である。この連続的なプロセスのために、同様にスライバーループ貯蔵部25が有効であり得、このスライバーループ貯蔵部が、図3内で詳細において更に説明される。
同様に、スライバー堆積部22内において統合された練条機20は、調節されていないただ1つのドラフトゾーンが使用されるというやり方で、重く且つ厚い繊維スライバーに修正され、このドラフトゾーン内において、走入する繊維スライバーが、>3.0倍、有利には≧3.5倍だけ延伸される。
カーディングマシン10と統合された練条機20との間に配置された貯蔵部は、有利には、スライバーループ貯蔵部25として形成されており、このスライバーループ貯蔵部によって、繊維スライバー製造の連続的なプロセスが保証されるべきである。
このスライバーループ貯蔵部25無しに、カーディングマシン10は、遥かに強度にケンス交換の際に生産性能を作動低下せざるを得ず、このことは、繊維スライバー15の均等性における品質損失を意味し、且つ、生産された糸における細い部位の増大に反映される。繊維スライバー15内における異なる生産性能によって発生する質量変動は、練条機30における、後に続く極めて強度な2段式の延伸の際に、もしくは、この練条機の練条機構内において、空気精紡機内において生産される糸に対して極めて不都合に影響を及ぼし、この糸は、このことによって不均等になる。
従来技術により、不均等に製造されたカードスライバーは、複数段式の延伸によって品質において改善され得、このことによって、スライバーループ貯蔵部25は、この使用において必要とされない。
標準的な作動において、ケーシング11の内側で横方向スライバー引出し機によってフリースから形成される、カーディングされた繊維スライバー15は、開口部12を通ってカーディングマシン10から引き出され、且つ、リング13を通って案内される。
繊維スライバー15は、次いで、駆動ローラー27を介して、更にローラー26を介して、ローラー21へと案内され、このローラー21が、この繊維スライバー15を、次いで、統合された練条機20内へと導く。
これらローラー21、26および27は、その際、統合された練条機20の上側で1つの高さにおいて配置されており、この高さが、ほぼ1.8mから2.5mに至るまでの値であることは可能である。
特に、ローラー26と27とが、紡績工場の床の上、または、天井に固定されている、別個の1つの台架に配置されていることは可能である。
この標準的な作動において、駆動ローラー27が、駆動されているか、無負荷運転において作動されるか、または、固定状態で配置されていることは可能であり、従って、繊維スライバー15が、統合された練条機20または堆積頭部によって牽引され、且つ、これらの上を滑動する。
選択的に、駆動ローラー27は、ケンス交換機22もしくは練条機20の走入速度に相応する速度でもって作動され得、この速度でもって、繊維スライバー15が、ケンス交換機22内へと引き込まれる。
このことによって、繊維スライバー方向転換に基づいて、繊維スライバー亀裂が発生可能であることの危険は排除されている。
カーディングマシン10からの繊維スライバー15の供給速度が、140から250m/minまでの間、有利には200m/minの値であることは可能である。
統合された練条機20内において、カーディングされた繊維スライバー15は、この繊維スライバーがケンスC内において堆積される前に、ほぼ700m/minの速度に加速され得る。
ケンスCが充填されている場合、繊維スライバー15は、充填されたケンスCが新しい空のケンスCによって置換されるまで、速度において明確に減速または停止されねばならない。この工程のためにある程度の時間が必要であり、この時間内において、カーディングマシン10は、本来、如何なる繊維スライバー15も後供給すべきではない。このことは、特に静止状態に至るまでの頻繁な減速、および、比較的に大きなカーディングドラムの再加速に基づいて、ただカーディングマシン10の極めて不安定な作動を誘起するだけである。
このことを回避するために、ローラー26と27との間、および、ローラー27とリング13との間に、繊維スライバー15の中間貯蔵部が設けられている。この目的のために、駆動ローラー27は駆動され、且つ、同時に、繊維スライバーが、この駆動ローラー27と押圧要素28(押圧ローラーまたはばね)との間で締め付けられる。繊維スライバー15は、これに伴って、カーディングマシン10および統合された練条機20の速度に依存せずに、駆動ローラー27によって更に移送される。その際、カーディングマシン10は、生成された繊維スライバー15における最小限の質量変動が得られる速度に減速される。
カーディングマシン10の供給速度は、その際、有利には少なくとも100m/minの値である。
その際生成された繊維スライバー15を、制御されていないどこかある所へと走行させないために、駆動ローラー27は、リング13における、カーディングマシン10の引き渡し速度と同じかまたはより小さい速度でもって作動される。
これに伴って、ループが、リング13と駆動ローラー27との間の繊維スライバー15内において与えられ、このループが、床の上に至るまで到達可能である。
ケンス交換によって、同様に統合された練条機20の練条機構においても繊維スライバー15は更に移送されないので、ローラー26と27との間の第2のループが与えられる。
駆動ローラー27とカーディングマシン10との間の移送速度の差分によって与えられるこのループ形成は、その時間内においてカーディングマシン10が低減された速度でもって生産する、ケンス交換の該時間のための中間貯蔵装置として十分である。
練条機30は、従来技術と、少なくとも9本の予延伸された繊維スライバー(図2a参照)、有利には12本の予延伸された繊維スライバー(図2c参照)の加工によって相違しており、これら繊維スライバーが、≧8.5倍、有利には≧9倍だけ延伸され、且つ、ケンスC1内において、延伸された繊維スライバーとして堆積される。その際、それぞれの繊維品質に応じて、12倍に至るまでのドラフトが有効であり得る。
練条機30の入側が、そのクリールを介して9、10、12本またはそれ以上の繊維スライバー15が練条機の練条機構頭部内へと走入する、遥かに長い該クリール40を配置しているので、駆動された1つのクリール40によって、比較的に長い移送道程に基づいて発生する摩擦が補償され得、且つ、緊張ドラフトが調節され得る。
図4の実施例において、このような駆動クリール40の、ただ1つの側が図示されており、このクリールにおいて、繊維スライバーは、8個のケンスCから練条機30内へと走入する。見通しの理由から、クリール40のただ1つの側だけが図示されているので、実際に例示的に16本のここで図示されていない繊維スライバーが練条機30内へと走入し、そこで、撚り合わせられ且つドラフトされる。
クリール40は、1つの形材41を有しており、この形材が練条機30の作業方向に延在し、且つ、ケンスCの上側に配置されている。この目的のために、形材41は、少なくとも1つの支持体42の上に支承されており、この支持体が、有利には高さにおいて調節可能である。
形材41の側方において、回転可能な方向転換要素43が配置されており、その際、それぞれのケンスCに、1つの回転可能な方向転換要素43が所属して設けられている。これら方向転換要素43は、水平に、且つ、形材41の長手軸線に対して直角に延在し、且つ、繊維スライバーを、ケンスCから練条機30内へと案内する。これら方向転換要素は、形材41の内側に配置されている図示されていない駆動要素によって駆動される。
駆動装置44、例えば制御可能な電気モーターまたはサーボモーターは、形材41における、練条機30と向かい合って位置する端部において配置されている。ベルト伝動装置、または、形材41内において統合可能な他の駆動要素を介して、方向転換要素43は駆動される。このことは、練条機30内への繊維スライバーの延長された入り側道程、および、これと関連する摩擦に基づいて、これら繊維スライバーに対する引張力を低減することのために行われる。
駆動装置44が練条機30の制御装置と結合されているが、しかしながら、この練条機駆動装置に依存せずに作動可能および制御可能であることによって、練条機30への繊維スライバーの緊張ドラフトは、最適に調節され得る。最後のケンスCから練条機内に至るまでの繊維スライバーの長い流入延在によって、駆動されていないクリールにおいて、それぞれの繊維スライバーに関して異なり得る高い摩擦が与えられる。駆動された方向転換要素43によって、この摩擦は、最小限に減らされ得、且つ、同時に、練条機への繊維スライバーの緊張ドラフトが調節され得る。
練条機30は、予備ドラフトゾーンと後に続く主ドラフトゾーンとを有する、自動調節練条機(Regulierstrecke)である。
図5により、練条機30の手前の延伸調節装置34のための、接触ロール対35、36が配置されており、この接触ロール対によって、繊維スライバー内における厚さ変動は測定され、且つ、練条機30内において調節される。接触ロール対35、36に、更に、ホッパー33としての繊維スライバー案内部が設けられており、この繊維スライバー案内部は、少なくとも9本の繊維スライバーを収容するため、および、この接触ロール対35、36内へと案内するために形成されている。
第1の接触ロール35は、位置固定式に、練条機30に、またはこの練条機の上に配置されている。第2の接触ロール36は、第1の接触ロール35に対して移動可能に配置されており、その際、この第2の接触ロール36が、レバー37に、回転点によって移動可能に軸受けされている。
接触ロール35と36との間に繊維スライバーが案内され、且つ、質量変動が測定される。この目的のために、レバー37は、押圧要素39でもって付勢され、この押圧要素が、ばねまたはピストンとして形成されていることは可能である。これに伴って、一定の力が、接触ロール36を介して繊維スライバーに対して作用する。質量変動の際に、この接触ロール36は、レバー37を介して弾性的に復帰し、このことによって、信号がセンサー38内において発生し、この信号が、練条機30の制御装置内において処理され、且つ、主ドラフト内におけるドラフトを練条機30に適合させる。
延伸調節装置34は、1つのホッパー33を手前に配置しており、このホッパーが、繊維スライバー走行方向32に、変化可能な走入角度αを有している。この実施例において、ホッパー33は2ステップ式(2段式)に形成されており、その際、第1の段が、110°と80°との間の開口角α1を有している。第2の段の開口角α2は、80°と45°との間にある。
選択的に、ホッパーの開口角は、丸くされていることも可能であり、これに伴って、段または段差部無しに、連続体に、110°から80°に至るまで、および、80°から45°に至るまで先細りに形成される。繊維スライバー走行方向32に減少する開口角を有するホッパー33によって、特にクリール40において外側に位置する繊維スライバーが案内され、且つ、これら繊維スライバーが予コンパクト化される。
走入する繊維スライバーの延伸は、≧500m/minの延伸速度において、≧8.5倍でもって、有利には≧9倍だけ行われ、従って、4.25から4.5ktexの繊維スライバーが生成し、この繊維スライバーが、ケンスC1内において堆積され、且つ、空気精紡機50に提供される。
空気精紡機50内におけるそれぞれの精紡位置に、練条機30からの繊維スライバーを有する1つのケンスC1が提供され、この空気精紡機は、この繊維スライバーを、500m/minの速度において、216のドラフト倍率でもって加工する。
この速度において、Ne30(番手)を有する糸が製造され得る。Ne40の糸において、空気精紡機の製造速度は、ほぼ420から470m/minに至るまでの値である。
カーディングマシンが、統合された練条機20を有し、練条機30がより高いドラフトでもって作動し、且つ、この練条機30が同時に8本以上の繊維スライバーを延伸することによって、全プロセスは最適化され得、且つ、別個の2つの練条機構が省略され得る。
例:
カーディングマシン10内において、繊維スライバーは、ビスコースから、9.45ktexの繊度でもって、80kg/hの製造性能において加工される。3.05ktexの品質でもって、統合された練条機20から走出するカーディング繊維スライバーが生成する。このカーディング繊維スライバーは、437m/minの速度でもって、3.1倍だけ延伸され、且つ、ケンスC内において堆積される。
総じて、この繊維スライバーを有する12個のケンスCが、練条機30に提供される。即ち、12本の繊維スライバーが、500m/minの速度において、互いに撚り合わせられ、且つ、延伸される。この延伸は、8.61倍でもって行われ、従って、1つの繊維スライバーが、4.25ktexの品質を有して、127.5kg/hの製造速度において生成する。
この生成する繊維スライバーは、ケンスC1内において堆積され、且つ、空気精紡機に供給される。空気精紡機は、繊維スライバーを、500m/minの速度において加工し、且つ、この繊維スライバーを216倍だけ延伸もしくは分離し、このことによって、Ne30を有するビスコース糸が生成する。
それぞれの精紡位置に、ただ1つのケンスC1が提供されるので、この精紡位置の製造性能は、100%の効率において、0.6kg/hの値である。
本発明は、本発明の構成において、上記で述べられた有利な実施例に限定されない。むしろ、図示された解決策を同様に基本的に種類の異なる構成においても使用する、複数のバリエーションは考慮可能である。
全ての、請求の範囲、明細書、または図面から読み取れる特徴、及び/または、利点が、構造的な詳細または空間的な配置をも含めて、自体においてと同様に極めて異なる組み合わせにおいても、発明の基本的事項であることは可能である。
10 カーディングマシン
11 ケーシング
12 開口部
13 リング
15 繊維スライバー
20 統合された練条機
21 ローラー
22 ケンス交換機
25 スライバーループ貯蔵部
26 ローラー
27 駆動ローラー
28 押圧要素
30 練条機
32 繊維スライバー走行方向
33 ホッパー
34 延伸調節装置
35 接触ロール
36 接触ロール
37 レバー
38 センサー
39 押圧要素
40 クリール
41 形材
42 支持体
43 方向転換要素
44 駆動装置
50 空気精紡機
DF1〜DF3 練条機
C、C1〜C3 ケンス
α1、α2 開口角

Claims (16)

  1. 繊維を加工するための方法であって、この方法において、
    ・ カーディングマシン(10)において、
    − カーディングされた繊維スライバー(15)が製造され、
    − このカーディングされた繊維スライバー(15)が予延伸され、且つ、
    − この予延伸された繊維スライバーが、複数の第1のケンス(C)の内の1つの第1のケンス内において堆積され、
    ・ 少なくとも9または12本のカーディングされた繊維スライバー(15)が、
    − 相応する複数の第1のケンス(C)から、練条機(30)に、ドラフト無しに提供され、且つ、
    − この練条機(30)において、延伸された繊維スライバーへと延伸され、且つ、
    ・ この延伸された繊維スライバーが、
    − 複数の第2のケンス(C1)の内の1つの第2のケンス内において堆積され、
    − 前記1つの第2のケンス(C1)内における前記延伸された繊維スライバーが、空気精紡機(50)の精紡位置に提供され、及び/または、前記カーディングされた繊維スライバー(15)に比して、少なくとも20倍だけ延伸されている、
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記繊維スライバーは、前記カーディングマシン(10)において、少なくとも2.5倍、3倍、または、3.5倍だけ予延伸されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記カーディングマシン(10)における前記繊維スライバー(15)の前記予延伸は、調節されずに行われることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 少なくとも80kg/hのカーディングされた繊維スライバー(15)が、前記カーディングマシン(10)内において製造されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の方法。
  5. 前記カーディングされた繊維スライバーは、少なくとも2.9ktexまたは3.5ktexを有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の方法。
  6. 前記カーディングマシン(10)における前記第1のケンス(C)の交換の際に、前記カーディングされた繊維スライバー(15)が、このカーディングマシン(10)において貯蔵されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の方法。
  7. 前記カーディングマシン(10)における前記第1のケンス(C)の前記交換の際に、前記カーディングされた繊維スライバー(15)が、少なくとも100m/minでもって、このカーディングマシン(10)内において引き続き製造される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記予延伸された繊維スライバー(15)は、少なくとも8倍、8.5倍、または、9倍だけ、前記練条機(30)内において延伸されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の方法。
  9. 空気精紡方法により糸を製造するための設備であって、この設備が、
    ・ カーディングマシン(10)を備え、このカーディングマシンが、
    − 統合された練条機(20)と、
    − ケンス交換機(22)とを有し、
    ・ 唯一の練条機(30)を備え、この練条機が、
    − 自動調節練条機として形成されており、且つ、
    − 駆動クリール(40)が、この練条機の手前に配置されており、および、
    ・ 空気精紡機(50)を備えている、
    設備。
  10. 前記カーディングマシン(10)は、横方向スライバー引出し機を有していることを特徴とする請求項9に記載の設備。
  11. 前記カーディングマシン(10)と前記統合された練条機(20)との間に、スライバーループ貯蔵部(25)が形成されていることを特徴とする請求項9または10に記載の設備。
  12. 前記駆動クリール(40)は、駆動装置(44)を有しており、この駆動装置が、前記練条機(30)の駆動に依存せずに作動可能、および、制御可能であることを特徴とする請求項9から11のいずれか一つに記載の設備。
  13. 前記練条機(30)は、延伸調節装置(34)を有しており、この延伸調節装置が、前記練条機(30)の主ドラフトを、走入する繊維スライバーの質量変動に対して適合することを特徴とする請求項9から12のいずれか一つに記載の設備。
  14. 1つのホッパー(33)が、前記延伸調節装置(34)の手前に配置されており、このホッパーは、スライバー走行方向(32)に、先細りの開口角を有していることを特徴とする請求項13に記載の設備。
  15. 前記開口角は、ステップ状または連続的に減少することを特徴とする請求項14に記載の設備。
  16. 請求項1から8のいずれか一つに記載の方法に従って作動されるように設備されている、請求項9から15のいずれか一つに記載の設備。
JP2019543069A 2017-02-09 2017-12-01 繊維を加工するための方法および設備 Active JP6892926B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102017102623.1 2017-02-09
DE102017102623.1A DE102017102623A1 (de) 2017-02-09 2017-02-09 Verfahren und Anlage zur Bearbeitung von Fasern
PCT/EP2017/081189 WO2018145792A1 (de) 2017-02-09 2017-12-01 Verfahren und anlage zur bearbeitung von fasern

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2020507022A true JP2020507022A (ja) 2020-03-05
JP2020507022A5 JP2020507022A5 (ja) 2021-02-12
JP6892926B2 JP6892926B2 (ja) 2021-06-23

Family

ID=60857017

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019543069A Active JP6892926B2 (ja) 2017-02-09 2017-12-01 繊維を加工するための方法および設備

Country Status (7)

Country Link
US (1) US11286585B2 (ja)
EP (1) EP3580379B1 (ja)
JP (1) JP6892926B2 (ja)
CN (1) CN110268111B (ja)
BR (1) BR112019016332B1 (ja)
DE (1) DE102017102623A1 (ja)
WO (1) WO2018145792A1 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008531862A (ja) * 2005-03-03 2008-08-14 リーター インゴルシュタット シュピナライマシーネンバウ アクチェンゲゼルシャフト フライヤを使用しない紡績方法及びドラフトシステムを有する装置

Family Cites Families (46)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1583425A (en) * 1926-05-04 Island
US2950591A (en) * 1958-11-07 1960-08-30 Neely Mfg Company Production of yarn containing hair fibers
US3128506A (en) * 1959-03-02 1964-04-14 Whitin Machine Works Method of preparing laps for combing machines
DE1535064A1 (de) * 1965-06-10 1970-04-09 Zinser Textilmaschinen Gmbh Kurzspinnverfahren und Einrichtung zu seiner Durchfuehrung
DE1685572B2 (de) * 1967-08-08 1973-08-16 Chr Mann, Maschinenfabrik, 7890 Waldshut Verfahren und vorrichtung zum mischen von faserbaendern
US3447206A (en) * 1967-10-24 1969-06-03 Whitin Machine Works Draw frame for blending fibers
US3922642A (en) * 1970-05-26 1975-11-25 Toyoda Automatic Loom Works Automatic spinning system
CH541002A (de) * 1971-09-07 1973-08-31 Zellweger Uster Ag Verfahren und Vorrichtung zur Vergleichmässigung von Faserbändern
US4127920A (en) * 1977-10-14 1978-12-05 Luwa Ag Apparatus for feeding a textile fiber band composed of staple fibers
US4266324A (en) 1978-12-27 1981-05-12 Kabushiki Kaisha Toyota Chuo Kenkyusho Silver weight unevenness correcting apparatus
AU629231B2 (en) * 1988-09-06 1992-10-01 Maschinenfabrik Rieter A.G. A method of blending textile fibres
US5509179A (en) * 1990-06-25 1996-04-23 Mondini; Giancarlo Autoleveller draw frame having process feed back control system
US5377385A (en) * 1990-09-20 1995-01-03 Maschinenfabrik Reiter Ag Draw frame, storage device and coiler, delivery regulation
DE4038231A1 (de) * 1990-11-30 1992-06-04 Fritz Stahlecker Verfahren und spinnmaschine zum verspinnen von faserbaendern
DE4142038C5 (de) * 1991-12-19 2012-03-15 Rieter Ingolstadt Gmbh Vorrichtung zur Verarbeitung einer Mehrzahl von Faserbändern
DE19528484A1 (de) * 1995-08-03 1997-02-06 Truetzschler Gmbh & Co Kg Vorrichtung an einer Strecke zur Messung der Stärke eines Faserverbandes
US5535488A (en) * 1995-02-22 1996-07-16 China Textile Institute Carding and drawing system for spinning process
CH690499A5 (fr) * 1995-01-13 2000-09-29 China Textile Inst Procédé et dispositif de filage par combinaison des opérations de peignage et étirage.
US5749212A (en) * 1995-06-06 1998-05-12 Dixy Yarns, Inc. Elastomeric core/staple fiber wrap yarn
US5943740A (en) * 1996-04-02 1999-08-31 Rieter Machine Works, Ltd. Combing machine with an autoleveller drafting arrangement
US6581248B1 (en) * 1997-01-23 2003-06-24 Maschinenfabrik Rieter Ag Carding machine with drawing rollers at the outlet
US6286188B1 (en) * 1997-09-01 2001-09-11 Maschinenfabrik Rieter Ag Regulated drawing frame
US6058570A (en) * 1997-10-21 2000-05-09 Zellweger Luwa Ag Inflow sensor for a drawing equipment
EP1078116B2 (de) * 1998-05-13 2006-07-12 Maschinenfabrik Rieter Ag Textilmaterial verarbeitende maschine mit einem streckwerk
DE19835372A1 (de) * 1998-08-05 2000-02-10 Rieter Ag Maschf Textilverarbeitende Maschine mit einer Streckwerkseinheit
US7103440B2 (en) * 2001-12-11 2006-09-05 Rieter Ingolstadt Spinnereimaschinenbau Ag Use of microwaves for sensors in the spinning industry
DE10214649A1 (de) * 2002-04-02 2003-10-16 Rieter Ingolstadt Spinnerei Vorrichtung zum Optimieren der Reguliereinstellungen einer Spinnereimaschine sowie entsprechendes Verfahren
DE10214955B9 (de) * 2002-04-04 2017-06-29 Rieter Ingolstadt Gmbh Spinnereivorbereitungsmaschine
CN1707001B (zh) 2004-05-29 2011-05-04 利特英格纺织机械制造股份公司 具有用于牵伸纤维结合条子的牵伸装置的精纺准备机及其应用的方法
DE102004055310A1 (de) * 2004-11-16 2006-05-18 Trützschler GmbH & Co KG Vorrichtung an einer Spinnereimaschine, insbesondere Karde, Krempel, Reiniger o. dgl. zum Aufziehen einer Garnitur auf eine Walze
DE102005001995B9 (de) * 2005-01-15 2016-04-21 Rieter Ingolstadt Gmbh Spinnereivorbereitungsmaschine mit einer Steuerungseinrichtung
DE102005009157B4 (de) 2005-02-25 2019-05-09 Trützschler GmbH & Co Kommanditgesellschaft Vorrichtung an einer Spinnereivorbereitungsmaschine z.B. Karde, Krempel, Strecke o. dgl. zur Überwachung von Fasermaterial
DE102005023992A1 (de) * 2005-05-20 2006-11-23 TRüTZSCHLER GMBH & CO. KG Vorrichtung an einer Spinnereivorbereitungsmaschine, z.B. Karde, Krempel, Strecke, Kämmmaschine o.dgl., zum Ermitteln der Masse und/oder Masseschwankungen eines Fasermaterials, z.B. mindestens ein Faserband, Faservlies o.dgl., aus Baumwolle, Chemiefasern o. dgl.
ITBO20050413A1 (it) * 2005-06-22 2006-12-23 Atlanta Stretch Spa Apparato per la produzione di bobine di film estensibile prestirato longitudinalmente e di diverso peso, partendo da normali bobine di film estensibile
DE102005033180B4 (de) * 2005-07-13 2020-03-12 Trützschler GmbH & Co Kommanditgesellschaft Vorrichtung zum Erfassen eines Parameters an mehreren, einem Streckwerk einer Spinnereimaschine zugeführten Faserbändern
DE102007026464A1 (de) * 2007-06-05 2008-12-11 TRüTZSCHLER GMBH & CO. KG Vorrichtung zum Erkennen von störenden Partikeln, insbesondere Trashteilen, Nissen, Schalennissen, Noppen u. dgl., in textilem Fasergut, z.B. Baumwolle, Chemiefasern u.dgl., namentlich an Spinnereivorbereitungsmaschinen
DE102008021218A1 (de) 2008-04-28 2009-10-29 TRüTZSCHLER GMBH & CO. KG Überwachungseinrichtung für mindestens ein laufendes Faserband an einem Streckwerk einer Textilmaschine, Z.B. Strecke, Karde, Kämmmaschine o. dgl.
DE102008049363B4 (de) * 2008-08-19 2022-10-13 Trützschler Group SE Vorrichtung für eine oder an einer Spinnereivorbereitungsmaschine, die ein Streckwerk zum Verstrecken von strangförmigem Fasermaterial aufweist
DE102009050264A1 (de) 2009-10-21 2011-05-12 TRüTZSCHLER GMBH & CO. KG Vorrichtung an einer Spinnereivorbereitungsmaschine, z.B. Karde, Strecke, Kämmmaschine oder Flyer, mit einem Tastwalzenpaar
CN201835023U (zh) * 2010-10-21 2011-05-18 昆山胜昱无纺布有限公司 一种用于棉网牵伸机的牵伸装置
DE102011116936A1 (de) 2010-11-29 2012-05-31 Amann & Söhne GmbH & Co. KG Garn, insbesondere Näh- oder Stickgarn sowie Verfahren zur Herstellung eines derartigen Garnes
CN202576689U (zh) 2011-12-15 2012-12-05 青岛宏大纺织机械有限责任公司 梳棉机预牵伸控制装置
CN102493024A (zh) 2011-12-16 2012-06-13 青岛宏大纺织机械有限责任公司 具有预牵伸圈条器的梳棉机
CN202576696U (zh) * 2011-12-16 2012-12-05 青岛宏大纺织机械有限责任公司 梳棉机圈条器牵伸装置的传动系统
DE102013208136A1 (de) * 2013-05-03 2014-11-06 Paul Hartmann Ag Palettierte oder palettierbare Anordnung und Verfahren zu ihrer Herstellung
DE102014007585A1 (de) * 2014-05-26 2015-11-26 Trützschler GmbH + Co KG Textilmaschinenfabrik Vorrichtung an einer Karde zum Füllen einer Rundkanne mit Faserband, z.B. Baumwolle, Chemiefasern o. dgl.

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008531862A (ja) * 2005-03-03 2008-08-14 リーター インゴルシュタット シュピナライマシーネンバウ アクチェンゲゼルシャフト フライヤを使用しない紡績方法及びドラフトシステムを有する装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN110268111B (zh) 2022-06-28
US11286585B2 (en) 2022-03-29
BR112019016332A8 (pt) 2022-07-05
JP6892926B2 (ja) 2021-06-23
WO2018145792A1 (de) 2018-08-16
DE102017102623A1 (de) 2018-08-09
EP3580379B1 (de) 2023-10-11
CN110268111A (zh) 2019-09-20
BR112019016332B1 (pt) 2022-11-16
EP3580379A1 (de) 2019-12-18
US20200032426A1 (en) 2020-01-30
BR112019016332A2 (pt) 2020-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106757629B (zh) 一种多功能产业用纱纺纱机
CN201506876U (zh) 一种细纱机主动式长丝喂入粗纱架
CN101565865A (zh) 用于将粗纱卷绕到纱管上的装置和方法
WO2013143455A1 (en) Method and apparatus for imparting false twist to yarn before ring spinning
JPH0813262A (ja) リング紡績法及び糸
JPS63303127A (ja) 牽切機
JP2020507022A (ja) 繊維を加工するための方法および設備
CN112779638A (zh) 一种阻燃腈纶纱的纺织设备及纺织工艺
JP2020507022A5 (ja)
CN209835267U (zh) 一种棉纱收线装置
JPH11279853A (ja) 圧縮装置を備えた紡績機
CN110820090A (zh) 一种用于条筒转换的圈条装置、具有其的纺织机械及组合
EP3877575B1 (en) Roving frame with segmented drafting cylinders
US20220275541A1 (en) Compactor device
CN105143531B (zh) 变形机
CN214458515U (zh) 一种氨纶包芯纱生产装置
CN117721557A (zh) 一种细纱纺制工艺
CN114836861B (zh) 一种高强涡流混纺纱的生产方法
Rudnick Super high draft spinning: sliver to yarn
CN1873066B (zh) 自动纺纱机
CN103832878A (zh) 一步法并纱络筒机
CN103255513B (zh) 用于牵伸粗纱的牵伸装置
Oxenham 1. Developments in Short Staple Yarn Manufacture
CN110699800A (zh) 一种粘胶纱高效生产方法
CN105143532A (zh) 假捻变形机

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190809

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190809

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201104

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20201222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210519

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6892926

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350