JP2020172511A5 - - Google Patents

Claims (35)

1. ウイルス感染を改善または処置するための、有効量の式（Ｉ）の化合物、またはその薬学的に許容される塩を含む医薬組成物であって、前記式（Ｉ）の化合物は、構造：
   

   

   （式中：
   Ｂ^１Ａは、
   

   

   であり、ここで、Ｒ^Ｇ２は、非置換Ｃ_１〜６アルキルであり；
   Ｒ^３Ａは、ハロ、ＯＨ、−ＯＣ（＝Ｏ）Ｒ”^Ａおよび非置換Ｏ−連結α−アミノ酸であり；
   Ｒ^４Ａは、ＯＨまたはハロであり；
   Ｒ^ａ１およびＲ^ａ２は、独立して、水素または重水素であり；
   Ｒ^Ａは、水素または重水素であり；
   Ｒ^１Ａは、水素、
   

   

   からなる群から選択され；
   Ｒ^２Ａは、−（ＣＨ_２）_１〜６ハロゲンであり；
   Ｒ^５Ａは、非置換Ｃ_１〜６アルキル、非置換Ｃ_２〜６アルケニルおよび非置換Ｃ_２〜６アルキニルからなる群から選択され；
   Ｒ^６ＡおよびＲ^７Ａは、非存在、水素、および
   

   

   からなる群から独立して選択され；または
   Ｒ^６Ａは、
   

   

   であり、Ｒ^７Ａは、非存在もしくは水素であり；
   Ｒ^８Ａは、非存在、水素、任意選択で置換されたフェニルまたは任意選択で置換されたナフチルであり；
   Ｒ^９Ａは、Ｎ−連結アラニン、Ｎ−連結アスパラギン、Ｎ−連結アスパラギン酸塩、Ｎ−連結システイン、Ｎ−連結グルタミン酸塩、Ｎ−連結グルタミン、Ｎ−連結グリシン、Ｎ−連結プロリン、Ｎ−連結セリン、Ｎ−連結チロシン、Ｎ−連結アルギニン、Ｎ−連結ヒスチジン、Ｎ−連結イソロイシン、Ｎ−連結ロイシン、Ｎ−連結リシン、Ｎ−連結メチオニン、Ｎ−連結フェニルアラニン、Ｎ−連結トレオニン、Ｎ−連結トリプトファンおよびＮ−連結バリンからなる群から選択される、任意選択で置換されたＮ−連結α−アミノ酸、または任意選択で置換されたＮ−連結α−アミノ酸エステルであり、前記任意選択で置換されたＮ−連結α−アミノ酸エステルは、Ｎ−連結アラニン、Ｎ−連結アスパラギン、Ｎ−連結アスパラギン酸塩、Ｎ−連結システイン、Ｎ−連結グルタミン酸塩、Ｎ−連結グルタミン、Ｎ−連結グリシン、Ｎ−連結プロリン、Ｎ−連結セリン、Ｎ−連結チロシン、Ｎ−連結アルギニン、Ｎ−連結ヒスチジン、Ｎ−連結イソロイシン、Ｎ−連結ロイシン、Ｎ−連結リシン、Ｎ−連結メチオニン、Ｎ−連結フェニルアラニン、Ｎ−連結トレオニン、Ｎ−連結トリプトファンおよびＮ−連結バリンからなる群から選択されるＮ−連結α−アミノ酸の非置換Ｃ_１〜６アルキルエステル、任意選択で置換されたＣ_３〜６シクロアルキルエステル、任意選択で置換されたＣ_６アリールエステル、任意選択で置換されたＣ_１０アリールエステル、または任意選択で置換されたベンジルエステルであり；
   Ｒ^１０ＡおよびＲ^１１Ａは、独立して、Ｎ−連結アラニン、Ｎ−連結アスパラギン、Ｎ−連結アスパラギン酸塩、Ｎ−連結システイン、Ｎ−連結グルタミン酸塩、Ｎ−連結グルタミン、Ｎ−連結グリシン、Ｎ−連結プロリン、Ｎ−連結セリン、Ｎ−連結チロシン、Ｎ−連結アルギニン、Ｎ−連結ヒスチジン、Ｎ−連結イソロイシン、Ｎ−連結ロイシン、Ｎ−連結リシン、Ｎ−連結メチオニン、Ｎ−連結フェニルアラニン、Ｎ−連結トレオニン、Ｎ−連結トリプトファンおよびＮ−連結バリンからなる群から選択される、任意選択で置換されたＮ−連結α−アミノ酸、または任意選択で置換されたＮ−連結α−アミノ酸エステルであり、前記任意選択で置換されたＮ−連結α−アミノ酸エステルは、Ｎ−連結アラニン、Ｎ−連結アスパラギン、Ｎ−連結アスパラギン酸塩、Ｎ−連結システイン、Ｎ−連結グルタミン酸塩、Ｎ−連結グルタミン、Ｎ−連結グリシン、Ｎ−連結プロリン、Ｎ−連結セリン、Ｎ−連結チロシン、Ｎ−連結アルギニン、Ｎ−連結ヒスチジン、Ｎ−連結イソロイシン、Ｎ−連結ロイシン、Ｎ−連結リシン、Ｎ−連結メチオニン、Ｎ−連結フェニルアラニン、Ｎ−連結トレオニン、Ｎ−連結トリプトファンおよびＮ−連結バリンからなる群から選択されるＮ−連結α−アミノ酸の非置換Ｃ_１〜６アルキルエステル、任意選択で置換されたＣ_３〜６シクロアルキルエステル、任意選択で置換されたＣ_６アリールエステル、任意選択で置換されたＣ_１０アリールエステル、または任意選択で置換されたベンジルエステルであり；
   Ｒ^１２ＡおよびＲ^１３Ａは、独立して、非存在または水素であり；
   Ｒ^１４Ａは、Ｏ⁻またはＯＨであり；
   Ｒ^２２ＡおよびＲ^２３Ａは、それぞれ水素であり；
   Ｒ^２４Ａは、水素、任意選択で置換されたＣ_１〜２４アルキル、および任意選択で置換された−Ｏ−Ｃ_１〜２４アルキルからなる群から選択され；
   Ｒ”^Ａは、任意選択で置換されたＣ_１〜２４アルキルであり；
   ｍは、０または１であり；
   ｓは、０、１、２または３であり；
   Ｚ^１Ａ、Ｚ^２Ａ、Ｚ^３Ａ、およびＺ^４Ａは、それぞれＯである）を有し；
   前記ウイルス感染は、コロナウイルス科（Coronaviridae）ウイルス、トガウイルス科（Togaviridae）ウイルス、ヘペウイルス科（Hepeviridae）ウイルスおよびブニヤウイルス科（Bunyaviridae）ウイルスからなる群から選択されるウイルスによって引き起こされる、医薬組成物。
2. 前記ウイルスが、ＭＥＲＳ−ＣｏＶである、請求項１に記載の医薬組成物。
3. 前記ウイルスが、ＳＡＲＳ−ＣｏＶである、請求項１に記載の医薬組成物。
4. 前記ウイルスが、ベネズエラウマ脳炎ウイルス（Venezuelan equine encephalitis virus）である、請求項１に記載の医薬組成物。
5. 前記ウイルスが、チクングニヤウイルス（Chikungunya virus）である、請求項１に記載の医薬組成物。
6. 前記ウイルスが、コロナウイルス（Coronavirus）である、請求項１に記載の医薬組成物。
7. Ｒ^２Ａが−（ＣＨ_２）_１〜６Ｆである、請求項１から６のいずれか一項に記載の医薬組成物。
8. Ｒ^４ＡがＯＨである、請求項１から７のいずれか一項に記載の医薬組成物。
9. Ｒ^４Ａがフルオロである、請求項１から７のいずれか一項に記載の医薬組成物。
10. Ｒ^５Ａが非置換Ｃ_１〜６アルキルである、請求項１から９のいずれか一項に記載の医薬組成物。
11. Ｒ^５Ａが非置換Ｃ_２〜６アルキニルである、請求項１から９のいずれか一項に記載の医薬組成物。
12. Ｒ^１Ａが水素である、請求項１から１１のいずれか一項に記載の医薬組成物。
13. Ｒ^１Ａが、
    

    

    である、請求項１から１１のいずれか一項に記載の医薬組成物。
14. Ｒ^６Ａが、
    

    

    であり；Ｒ^７Ａ、Ｒ^１２ＡおよびＲ^１３Ａが、独立して、非存在または水素であり；ｍが０である、請求項１３に記載の医薬組成物。
15. Ｒ^６Ａが、
    

    

    であり；Ｒ^７Ａ、Ｒ^１２ＡおよびＲ^１３Ａが、独立して、非存在または水素であり；Ｒ^１４Ａが、Ｏ⁻またはＯＨであり；ｍが１である、請求項１３に記載の医薬組成物。
16. Ｒ^６ＡおよびＲ^７Ａが、独立して、非存在または水素である、請求項１３に記載の医薬組成物。
17. Ｒ^６ＡおよびＲ^７Ａが、独立して、
    

    

    である、請求項１３に記載の医薬組成物。
18. Ｒ^６ＡおよびＲ^７Ａが、それぞれイソプロピルオキシカルボニルオキシメチルである、請求項１７に記載の医薬組成物。
19. Ｒ^１Ａが、
    

    

    である、請求項１から１１のいずれか一項に記載の医薬組成物。
20. Ｒ^８Ａが非置換フェニルである、請求項１９に記載の医薬組成物。
21. Ｒ^９Ａが、Ｎ−連結アラニン、Ｎ−連結アスパラギン、Ｎ−連結アスパラギン酸塩、Ｎ−連結システイン、Ｎ−連結グルタミン酸塩、Ｎ−連結グルタミン、Ｎ−連結グリシン、Ｎ−連結プロリン、Ｎ−連結セリン、Ｎ−連結チロシン、Ｎ−連結アルギニン、Ｎ−連結ヒスチジン、Ｎ−連結イソロイシン、Ｎ−連結ロイシン、Ｎ−連結リシン、Ｎ−連結メチオニン、Ｎ−連結フェニルアラニン、Ｎ−連結トレオニン、Ｎ−連結トリプトファンおよびＮ−連結バリンからなる群から選択される、任意選択で置換されたＮ−連結α−アミノ酸、または任意選択で置換されたＮ−連結α−アミノ酸エステルであり、前記任意選択で置換されたＮ−連結α−アミノ酸エステルは、Ｎ−連結アラニン、Ｎ−連結アスパラギン、Ｎ−連結アスパラギン酸塩、Ｎ−連結システイン、Ｎ−連結グルタミン酸塩、Ｎ−連結グルタミン、Ｎ−連結グリシン、Ｎ−連結プロリン、Ｎ−連結セリン、Ｎ−連結チロシン、Ｎ−連結アルギニン、Ｎ−連結ヒスチジン、Ｎ−連結イソロイシン、Ｎ−連結ロイシン、Ｎ−連結リシン、Ｎ−連結メチオニン、Ｎ−連結フェニルアラニン、Ｎ−連結トレオニン、Ｎ−連結トリプトファンおよびＮ−連結バリンからなる群から選択されるＮ−連結α−アミノ酸の非置換Ｃ_１〜６アルキルエステル、任意選択で置換されたＣ_３〜６シクロアルキルエステル、任意選択で置換されたＣ_６アリールエステル、任意選択で置換されたＣ_１０アリールエステル、または任意選択で置換されたベンジルエステルである、請求項１９または２０に記載の医薬組成物。
22. Ｒ^９Ａが、Ｎ−連結アラニン、Ｎ−連結イソロイシン、Ｎ−連結ロイシンおよびＮ−連結バリンからなる群から選択されるＮ−連結α−アミノ酸の非置換Ｃ_１〜６アルキルエステル、または非置換Ｃ_３〜６シクロアルキルエステルである、請求項１９または２０に記載の医薬組成物。
23. Ｒ^９Ａが、
    

    

    からなる群から選択される、請求項２１に記載の医薬組成物。
24. Ｒ^１Ａが、
    

    

    である、請求項１から１１のいずれか一項に記載の医薬組成物。
25. Ｒ^１０ＡおよびＲ^１１Ａが、独立して、Ｎ−連結アラニン、Ｎ−連結アスパラギン、Ｎ−連結アスパラギン酸塩、Ｎ−連結システイン、Ｎ−連結グルタミン酸塩、Ｎ−連結グルタミン、Ｎ−連結グリシン、Ｎ−連結プロリン、Ｎ−連結セリン、Ｎ−連結チロシン、Ｎ−連結アルギニン、Ｎ−連結ヒスチジン、Ｎ−連結イソロイシン、Ｎ−連結ロイシン、Ｎ−連結リシン、Ｎ−連結メチオニン、Ｎ−連結フェニルアラニン、Ｎ−連結トレオニン、Ｎ−連結トリプトファンおよびＮ−連結バリンからなる群から選択される、任意選択で置換されたＮ−連結α−アミノ酸、または任意選択で置換されたＮ−連結α−アミノ酸エステルであり、前記任意選択で置換されたＮ−連結α−アミノ酸エステルは、Ｎ−連結アラニン、Ｎ−連結アスパラギン、Ｎ−連結アスパラギン酸塩、Ｎ−連結システイン、Ｎ−連結グルタミン酸塩、Ｎ−連結グルタミン、Ｎ−連結グリシン、Ｎ−連結プロリン、Ｎ−連結セリン、Ｎ−連結チロシン、Ｎ−連結アルギニン、Ｎ−連結ヒスチジン、Ｎ−連結イソロイシン、Ｎ−連結ロイシン、Ｎ−連結リシン、Ｎ−連結メチオニン、Ｎ−連結フェニルアラニン、Ｎ−連結トレオニン、Ｎ−連結トリプトファンおよびＮ−連結バリンからなる群から選択されるＮ−連結α−アミノ酸の非置換Ｃ_１〜６アルキルエステル、任意選択で置換されたＣ_３〜６シクロアルキルエステル、任意選択で置換されたＣ_６アリールエステル、任意選択で置換されたＣ_１０アリールエステル、または任意選択で置換されたベンジルエステルである、請求項２４に記載の医薬組成物。
26. Ｒ^１０ＡおよびＲ^１１Ａが、独立して、Ｎ−連結アラニン、Ｎ−連結イソロイシン、Ｎ−連結ロイシンおよびＮ−連結バリンからなる群から選択されるＮ−連結α−アミノ酸の非置換Ｃ_１〜６アルキルエステル、または非置換Ｃ_３〜６シクロアルキルエステルである、請求項２４に記載の医薬組成物。
27. Ｒ^１０ＡおよびＲ^１１Ａが、独立して、
    

    

    からなる群から選択される、請求項２５に記載の医薬組成物。
28. Ｒ^３Ａがフルオロである、請求項１から２７のいずれか一項に記載の医薬組成物。
29. Ｒ^３ＡがＯＨである、請求項１から２７のいずれか一項に記載の医薬組成物。
30. Ｒ^Ａが水素である、請求項１から２９のいずれか一項に記載の医薬組成物。
31. Ｒ^ａ１およびＲ^ａ２が、両方とも水素である、請求項１から３０のいずれか一項に記載の医薬組成物。
32. Ｂ^１Ａが、
    

    

    である、請求項１から３１のいずれか一項に記載の医薬組成物。
33. Ｂ^１Ａが、
    

    

    であり、ここで、Ｒ^Ｇ２は、−ＣＨ_２ＣＨ_３である、請求項１から３１のいずれか一項に記載の医薬組成物。
34. Ｒ^２Ａが、−ＣＨ_２Ｆであり；
    Ｒ^３Ａが、ＯＨまたはＦであり；
    Ｒ^４Ａが、ＯＨまたはＦであり；
    Ｒ^５Ａが、メチルまたはエチニルである、
    請求項１から６のいずれか一項に記載の医薬組成物。
35. 前記化合物が、
    

    

    または前述のいずれかの薬学的に許容される塩からなる群から選択される、請求項１から６のいずれか一項に記載の医薬組成物。