JP2020083418A - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用状況、配置位置の雰囲気に合わせて外装を変更可能な包装袋を提供する。【解決手段】前面シート100は、基材層11と、基材層11よりも内側に配置される熱接着性樹脂層16と、を備える。前面シート100は、基材層11を含む第1積層体101と、熱接着性樹脂層16を含む第2積層体102とを分離可能に保持する剥離層13を備える。第1積層体101は、第1図柄Pt1が形成された第1印刷層12を含み、第2積層体102は、第2図柄Pt2が形成された第2印刷層15を含む。第1積層体101が第2積層体102から取り外されたとき、第1印刷層12は第1積層体101に残留し、第2印刷層15は第2積層体102に残留する。【選択図】図2

Description

本発明は、内部に物品を収容する包装袋に関する。
例えば、特開2016−141469号公報には、収容物を収容して包装する包装袋が開示されている。例えば、店舗で収容物を販売する場合において、収容物は包装袋で包装された状態で、販売棚等に並べられた状態で販売される。
包装袋は、購入者の収容物に対する理解を容易にするために、正面側および背面側に、文字図柄として、例えば、商品の使用状態の画像、商品の名称、製造元、製造国名、バーコード、説明書き、効能書き、成分表示等が表示されることが多い。すなわち、正面側および背面側の文字図柄は、購入者に対して商品を紹介するための文字および図柄であることが多い。
特開2016−141469号公報
包装袋の正面側および背面側に配置された文字図柄は、他の競合商品に対して購入者の目につきやすい画像、バーコード、成分表示等の管理上必要な図柄、文字等である。そのため、外見が、購入者の居室や持ち物とマッチしない場合がある。
また、包装袋は、サプリメント、常備薬等を収容する場合もある。サプリメント、常備薬等は、外出時に摂取することがある。摂取しているサプリメントや薬品の名称を他人に知られたくない場合でも、上述したような包装袋の図柄、文字等から他人に知られてしまう虞がある。
このような場合、購入者は、包装袋に収容されている収容物を取出し、別途用意した容器に移し替えて使用することがあるが、移し替えに手間がかかる。
本発明は、使用状況、配置位置の雰囲気に合わせて外装を変更可能な包装袋を提供することを目的とする。
本発明は、容易に外装を変更可能な包装袋の使用方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の包装袋は、前面シートと背面シートとを重ねて周縁を熱接着し、前記前面シート及び前記背面シートは、基材層と、前記基材層よりも内側に配置される熱接着性樹脂層と、を備える。前記前面シート及び前記背面シートのすくなくとも一方は、前記基材層を含む第1積層体と、前記熱接着性樹脂層を含む第2積層体とを分離可能に保持する剥離層を備える。前記第1積層体は、第1図柄が形成された第1印刷層を含み、前記第2積層体は、第2図柄が形成された第2印刷層を含む。そして、前記第1積層体が前記第2積層体から分離されたとき、前記第1印刷層は前記第1積層体に残留し、前記第2印刷層は前記第2積層体に残留する。
この構成によると、包装袋は、第1積層体があるときに外部から第1図柄が視認可能であり、第1積層体を取り外すと外部から第2図柄を視認可能となる。すなわち、第1積層体を取り外すか否かで、包装袋の外層の図柄を、第1図柄または第2図柄とすることが可能である。使用者は、必要に応じて第1積層体を取り外すか残すかすることで、包装袋の外装を第1図柄および第2図柄から選択することが可能である。包装袋は、例えば、販売時には、他の商品との区別するための情報を含む目立つ第1図柄を外装とすることができる。また、購入後に使用する場合には、周囲の雰囲気に融け込むような落ち付いた第2図柄を外装とすることができる。
これにより、包装袋の外装を、使用される(配置される)場所に応じて、異なる図柄の外装とすることができる。包装袋は、その場の雰囲気に合わせて外装を変更することが可能であり、使用者の利便性を高めることができる。
上記構成において、前記剥離層と前記熱接着性樹脂層との間に積層された中間層をさらに備え、前記中間層には、前記中間層を上下に分割する切断線が形成されていてもよい。このように構成することで、中間層の切断線より上方と下方とを前後に引きはがすようにひねることで、中間層と接着されている層に切断線に沿ってせん断応力が発生する。中間層と接着されている層は、切断線に沿って切断される。また、中間層と接着されない剥離層は、このせん断応力によって、剥離層が中間層から剥離される。これにより、剥離層を中間層から容易に剥離できる。
上記構成において、前記第1積層体が前記第2積層体から取り外されたとき、前記剥離層は前記第1積層体または前記第2積層体の一方に残留してよい。
上記構成において、前記第1積層体が前記第2積層体から取り外されたとき、前記剥離層の一部は前記第1積層体に残留し、残りは前記第2積層体に残留してもよい。
上記構成において、前記第1図柄は、前記第2図柄の少なくとも一部を隠してもよい。
上記構成において、前記第1図柄は、少なくとも一部が内側を視認可能な視認可能部を備え、前記第1図柄と前記第2図柄とを重ねて第3図柄を構成してもよい。このように構成することで、使用するときと場所によって、外部に表示する情報を取捨選択することが可能である。これにより、使用者の利便性を高めることが可能である。
上記構成において、前記第1図柄は、前記視認可能部として透明な窓部を備えてもよい。
上記構成において、開封後にリクローズ可能であってもよい。
上記目的を達成するために本発明の包装袋の使用方法は、前記第1積層体を前記第2積層体から取り外して前記第2図柄が視認可能な状態に変更してもよい。
上記構成において、開封時に前記第1積層体の一部または全部が前記第2積層体から取り外されてもよい。このようにすることで、第1積層体を第2積層体から取り外す手間を省くことができる。また、外部から視認可能な図柄によって、既開封か未開封かを判断できる。
本発明の包装袋によると、使用状況、配置位置の雰囲気に合わせて外装を変更できる。
本発明の包装袋の使用方法によると、外装の変更が容易である。
本発明にかかる包装袋の一例の正面図である。 図1に示す包装袋の前面部を構成する前面シートの断面図である。 図1に示す包装袋の背面部を構成する背面シートの断面図である。 本発明にかかる包装袋の正面図である。 本発明にかかる包装袋の第1積層体が取り外されている途中の状態を示す正面図である。 本発明にかかる包装袋から第1積層体を取り外した状態を示す正面図である。 発明にかかる包装袋の他の例の正面図である。 本発明にかかる包装袋の他の例の第1積層体を取り外した状態を示す正面図である。
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明にかかる包装袋1の一例の正面図である。図2は、図1に示す包装袋1の前面部5を構成する前面シート100の断面図である。図3は、図1に示す包装袋1の背面部6を構成する背面シート200の断面図である。なお、「上」、「下」、「左」、「右」は、図1に示す状態を基準とする。また、「前」は図1において紙面手前とし、「後」は図1において紙面奥とする。すなわち、図1に示す包装袋1において、前面部5は紙面手前側であり、前面部5の後に位置する背面部6は紙面奥側である。また、図1に示す包装袋1では、熱接着部31をハッチングで示している。
<包装袋1について>
図1に示すように、包装袋1は所謂スタンディングパウチにより形成され、袋本体2及びチャック部材3を有する。チャック部材3は樹脂により形成され、袋本体2の上部の内面に接着される。
袋本体2は、前面部5、背面部6及び底面部8を有する。袋本体2の周縁には前面部5を構成する前面シート100の熱接着性樹脂層16(図2参照)と、背面部6を構成する背面シート200の内面に配置した熱接着性樹脂層24(図3参照)とを接触させて熱接着して形成された熱接着部31が配置される。
前面部5と背面部6とは互いに対向して側端上部及び上端部を熱接着部31で接着される。底面部8は背面シート200を二つ折りして前面部5の下部と背面部6の下部との間に挟まれ、前面部5及び背面部6の側端下部及び下端部に熱接着部31で熱接着される。なお、袋本体2の上端部は開放され、収容物Sを収容後に熱接着部31により熱接着される。
袋本体2のチャック部材3の下方には収容物Sを収容する収容部4が形成される。チャック部材3の開閉により収容部4の上面が開閉される。なお、収容物Sは、例えば、収容物Sは、食品、調味料、サプリメント、薬品、殺虫剤等を挙げることができるが、これらに限定されない。
包装袋1では、上端の開口よりも下側に、チャック部材3が配置される。チャック部材3は、従来周知の構成であり、前面部5及び背面部6それぞれの上端部を前後に引くことで、開く。また、チャック部材3の前面部5側と背面部6側の部分を、前後に重ね、外部から押圧することで、チャック部材3は、閉じられる。そのため、包装袋1は、一度開封した後でも、収容物Sを収容部4の内部に、収容可能である。すなわち、包装袋1は、チャック部材3を備えることで、開封後も閉鎖可能、つまり、リクローズ可能である。
チャック部材3よりも上方の袋本体2の両側縁の熱接着部31上には曲線状のノッチ部32が形成される。また、前面部5及び背面部6のチャック部材3の上方には左右方向に延びるハーフカット線から成る切断部7が形成される。なお、ノッチ部32の形状は曲面状に限定されず、V字状、U字状およびホームベース形状等でもよい。
使用者は、熱接着部31のノッチ部32の上下をそれぞれ摘持する。そして、上部と下部を摘持した手を前後に動かすことで、前面部5及び背面部6はそれぞれの切断部7に沿って引裂かれ、亀裂が形成される。そして、亀裂が伸展することで、包装袋1に開口が形成される。なお、ノッチ部32よりも上方を手前に引っ張るように引裂くものとする。引裂き方については、包装袋1の前面部5または背面部6に表示してもよい。
<前面シート100および背面シート200について>
次に、前面シート100および背面シート200の詳細について説明する。図2に示すように、前面部5を構成する前面シート100は袋本体2の外側から内側に向かって順に基材層11、第1印刷層12、剥離層13、中間層14、第2印刷層15、熱接着性樹脂層16を積層して形成される。基材層11の内側には第1印刷層12が形成されており、接着層17を介して剥離層13と接着される。さらに、中間層14の内側には第2印刷層15が形成されており、接着層18を介して熱接着性樹脂層16と接着される。
基材層11は例えば厚さ約9〜25μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムにより形成される。なお、基材層11として、例えば、一軸または二軸に延伸したポリプロピレン(OPP)フィルム、延伸ナイロン(ONY)フィルム等の熱可塑性樹脂を用いることができる。
基材層11の内面の所定位置には図柄等を印刷する第1印刷層12が形成される。第1印刷層12は基材層11の内面の所定位置に配置したインキにより厚さ約1〜5μmに形成される。基材層11は透明であり、第1印刷層12は外から視認される。そのため、第1印刷層12には、基材層11の外から見て認識できる図柄が形成される。なお、第1印刷層12に印刷される図柄等は、収容物Sの成分表示、商品の名称、画像等を挙げることができるが、これに限定されない。なお、第1印刷層12は、基材層11の上面(外側)に設けられてもよいが、第1印刷層12を基材層11と剥離層13との間に配置することで、印刷がこすれたり、消えたりするのを抑制できる。剥離層13は、例えば、印刷により形成される。
中間層14は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、延伸ナイロン(ONY)等により形成される。中間層14の内側には、インキにより厚さ約1〜5μmの第2印刷層15が形成される。第2印刷層15は、包装袋1の外部から見て認識できる図柄が形成される。第2印刷層15は、中間層14の外側に形成されていてもよい。このとき、第2印刷層15は、包装袋1の外面に配置される。この場合、第2印刷層15は、こすれたりすることではがれる場合がある。一方で、使用者が自分の好みに合わせて第2印刷層15に形成される後述の第2図柄Pt2を変形させる(削り取る)ことができる。自分なりに変更可能な範囲が広がるため、使用者の利便性を高めることも可能である。
なお、第2印刷層15の下側に金属箔で形成された金属箔層(不図示)を備えていてもよい。金属箔層は、例えば、アルミニウム箔で形成されたものを挙げることができるが、これに限定されない。金属箔層は多くの樹脂層に比べて、酸素、水蒸気等が透過しにくい。これにより、収容物の酸化等を抑制できる。また、金属箔層は、多くの樹脂層に比べて紫外線の透過率も低い。このことから、紫外線による収容物の劣化を抑制できる。すなわち、金属箔層を備えることで、収容物Sを長期間保存することが可能となる。
熱接着性樹脂層16は例えば厚さ約25〜150μmの無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルムにより形成される。また、熱接着性樹脂層16を直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)や低密度ポリエチレン(LDPE)またはそれらのブレンド樹脂(イージーピール)により形成してもよい。
接着層17および接着層18は例えばウレタン系等の接着剤から成る。接着層17を介して基材層11と剥離層13とが接着される。また、接着層18を介して中間層14と熱接着性樹脂層16とが接着される。接着層17および接着層18による接着は、ドライラミネート法により行われる。しかしながら、これに限定されない。例えば、接着層17および接着層18をポリエチレンフィルム等により形成し、エクストルージョンコーター(不図示)等を用いた押出し法により、基材層11、剥離層13、中間層14、熱接着性樹脂層16を接着してもよい。
接着層17は、第1印刷層12を形成した後の基材層11にドライラミネート法により形成されてもよい。また、基材層11に接着層17を形成した後に、第1印刷層12を形成してもよい。同様に、接着層18は第2印刷層15を形成した後の中間層14にドライラミネート法により形成されてもよい。また、中間層14に接着層18を形成した後、第2印刷層15を形成してもよい。
前面シート100において、基材層11、第1印刷層12及び剥離層を含む積層体を、第1積層体101とする。また、中間層14、第2印刷層15及び熱接着性樹脂層16の積層体を、第2積層体102とする。
なお、前面シート100では、剥離層13は基材層11に接着されて、中間層14と剥離する。しかしながら、これに限定されず、剥離層13に、基材層11と接着される層と、中間層14に接着される層とを備え、これらの層同士を上述した方法で固定する構成であってもよい。また、剥離層13を中間層14と熱接着性樹脂層16の間に配置し、中間層14を基材層11と剥離するようにしてもよい。
前面部5の切断部7はハーフカット線である。ここで、ハーフカット線とは、積層された前面シート100において、一部に形成される凹部又は貫通する切断線であって、前面シート100の全ての層を貫通するものではない形状のものを指す。本実施形態において、前面部5の切断部7は、中間層14に形成された切断線70である。
図3に示すように、背面部6を構成する背面シート200は袋本体2の外側から内側に向かって順に基材層21、印刷層22、中間層23、熱接着性樹脂層24を積層して形成される。
基材層21は例えば厚さ約9〜25μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムにより形成される。なお、基材層21として、例えば、一軸または二軸に延伸したポリプロピレン(OPP)フィルム、延伸ナイロン(ONY)フィルム等の熱可塑性樹脂を用いることができる。
印刷層22は基材層21内面の所定位置に配置したインキにより厚さ約1〜5μmに形成される。印刷層22は、外から視認される。そのため、印刷層22には、外から見て認識できる図柄が形成される。なお、印刷層22に印刷される図柄等は、収容物Sの成分表示、製造者の詳細、製造年月日、商品バーコード等を挙げることができる。なお、印刷層22を基材層21の外面に設けてもよい。
中間層23は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、延伸ナイロン(ONY)等により形成される。なお、中間層23にかえて金属箔で形成された金属箔層(不図示)としてもよい。金属箔は、例えば、アルミニウムで形成されたものを挙げることができるが、これに限定されない。金属箔層は多くの樹脂層に比べて、酸素、水蒸気等が透過しにくい。これにより、収容物の酸化等を抑制できる。また、金属箔層は、多くの樹脂層に比べて紫外線の透過率も低い。このことから、紫外線による収容物の劣化を抑制できる。すなわち、金属箔層を備えることで、収容物Sを長期間保存することが可能となる。
熱接着性樹脂層24は例えば厚さ約25〜150μmの無延伸ポリプロピレン(CPP)フィルムにより形成される。また、熱接着性樹脂層24を直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルムや低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムにより形成してもよい。また、ポリエチレンフィルムであってもよい。
接着層25及び接着層26は例えばウレタン系等の接着剤から成る。ドライラミネート法により、接着層25を介して基材層21と中間層23とが接着される。同様に、ドライラミネート法により、接着層26を介して中間層23と熱接着性樹脂層24とが接着される。なお、これに限定されず、例えば、エクストルージョンコーター(不図示)等を用いた押出し法により接着層25及び接着層26にて、基材層21、中間層23、熱接着性樹脂層24を接着してもよい。
接着層25は、印刷層22を形成した後の基材層21にドライラミネート法により形成されてもよい。また、基材層21に接着層25を形成した後に、印刷層22を形成してもよい。
背面部6の切断部7もハーフカット線である。本実施形態において、背面部6の切断部7は、中間層23に形成された切断線70である。
本実施形態の包装袋1は、チャック部材3によってリクローズ可能である。しかしながら、これに限定されない。前面シート100および背面シート200の少なくとも一方に、例えば、アルミニウム等によりデッドホールド性を付与する。そして、デッドホールド性を利用して、開口をリクローズ可能としてもよい。なお、デッドホールド性とは、例えば、シートの剛性で開口が閉じた状態または開いた状態等の変形状態を維持することができる性質である。また、これら以外にも、開封後にリクローズ可能とできる構成を広く採用することが可能である。
<包装袋1の使用方法について>
次に本発明にかかる包装袋の使用方法について、図面を参照して説明する。図4は、本発明にかかる包装袋1の正面図である。図5は、本発明にかかる包装袋1の第1積層体101を取り外しいている途中の状態を示す正面図である。図6は、本発明にかかる包装袋1から第1積層体101を取り外した状態を示す正面図である。なお、図6は、ノッチ部32から上の部分を取り外した状態である。すなわち、図6に示す包装袋1は、開封されている状態である。
上述のとおり、包装袋1の前面部5の前面シート100は、剥離層13で第1積層体101と第2積層体102とに分離可能である。第1積層体101の基材層11の下側には、第1印刷層12が形成されている。基材層11は、透明である。そのため、包装袋1を使用する使用者は、基材層11の上から第1印刷層12に形成された第1図柄Pt1を視認可能である。また、第1印刷層12に形成された第1図柄Pt1は、前側から見える部分の全体に亘って形成された画像を含む。そのため、前側から見たとき、第1印刷層12に形成された第1図柄Pt1の後側は見えない。つまり、包装袋1において、第1積層体101が取り付けられているとき、第2印刷層15に形成された第2図柄Pt2は、第1図柄Pt1に隠れて見えない。
上述したとおり、第2積層体102は背面部6と熱接着にて接着されている。そのため、剥離層13で剥離することで、第1積層体101を第2積層体102、すなわち、包装袋1から取り外すことができる。
本実施形態の包装袋1では、前面シート100の中間層14および背面シート200の中間層23に切断線70から成る切断部7が形成されている。使用者が、ノッチ部32の上下を手指で摘持し、上側を手前側に下側を奥側移動させてひねることで、包装袋1は、開封される。次に、包装袋1の開封について説明する。
まず、背面シート200の切断について説明する。背面シート200では、中間層23に切断線70が形成されている。そして、中間層23には、接着層25および接着層26を介して、それぞれ、基材層21および熱接着性樹脂層24が接着されている(図3参照)。そのため、上述のように包装袋1をひねることで、基材層21および熱接着性樹脂層24には、切断線70に沿ってせん断応力が作用する。これにより、基材層21および熱接着性樹脂層24は、切断線70に沿って切断される。
次に、前面シート100の切断について説明する。前面シート100では、剥離層13の第2積層体102に含まれる中間層14に切断線70が形成されている。中間層14に接着層18を介して熱接着性樹脂層16と接着されている(図2参照)。そのため、上述のようにひねったとき、中間層14の切断線70より上方および下方は、互いに切断線70に沿って前後に変位する。そして、その変位が熱接着性樹脂層16に伝達され、切断線70に沿ってせん断応力が作用する。これにより、熱接着性樹脂層16は、切断線70に沿って亀裂が発生する。
一方、第1積層体101の剥離層13は、中間層14と剥離可能に固定されている。そのため、包装袋1を上述のようにひねった場合、中間層14の変位は剥離層13に伝達されにくい。このことから、包装袋1を上述のようにひねったとき、剥離層13および剥離層13に接着層17を介して接着された基材層11には、せん断応力が作用しにくい。また、中間層14は変位するが剥離層13は変位しにくい。この、中間層14と剥離層13の変位差によって、剥離層13と中間層14との間に互いに剥離する方向の応力が作用し、剥離層13のおける剥離が開始される。
以上のことから、包装袋1を上述のようにひねったとき、背面シート200および前面シート100の第2積層体102は、切断線70に沿って切断される。一方で、剥離層13が中間層14から剥離され、第1積層体101は第2積層体102から剥がされる(図5参照)。なお、ノッチ部32の先端が緩い(曲線状)であるため、剥離層13と中間層14との間に剥離する方向の応力が集中しやすい。このことからも、剥離層13と中間層14との剥離が促進されて、第1積層体101が第2積層体から取り外される。
以上示したように、本実施形態の包装袋1では、ノッチ部32の上下を摘持して引裂くことで、前面シート100の第1積層体101は第2積層体102から分離可能である。そのため、第1積層体101の剥離が容易である。また、第1積層体101が取り外されているか否かで、包装袋1が開封か否かを確認できる。そのため、離れた位置から包装袋1を一見しただけで、包装袋1が未開封か否か確認できる。
包装袋1において、第1積層体101を取り外すことで、基材層11および第1印刷層12が取り外される。図6に示すように、第1積層体101が取り外されたことで、使用者は、正面側から第2印刷層15を視認可能となる。すなわち、使用者は、前面部5側から、第2印刷層15に形成されている第2図柄Pt2を視認することができる。
このように、前面部5の第1積層体101があるときには、使用者は前側から第1印刷層12に形成された第1図柄Pt1を視認可能である。また、第1積層体101を剥離し、取り外すことで、使用者は前側から、第2印刷層15に形成された第2図柄Pt2を視認可能である。
<第1図柄Pt1および第2図柄Pt2について>
ここで、第1図柄Pt1と第2図柄Pt2について説明する。例えば、包装袋1に収容される収容物Sは、体重減少効果を謳うサプリメント、いわゆる、ダイエットサプリメントとする。収容物Sであるダイエットサプリメントは、包装袋1に収容された状態で、店舗の販売棚に並べて陳列される。このとき、包装袋1は、前面部5側が表になるように、販売棚に陳列される。つまり、販売棚に陳列された包装袋1は、前側から購入者(使用者)に視認される。そして、開封前の状態の包装袋1は、前面シート100の第1積層体101は取り外されていない。そのため、販売棚に包装袋1が陳列されている場合、購入者は、包装袋1の第1印刷層12に形成された第1図柄Pt1を視認する。
通常、販売棚では、商品の種類ごとに、異なるブランドの商品が並んで陳列されることがある。また、販売店によっては、ブランドごとにまとめて販売棚に陳列する場合もある。商品の種類ごとにまとめて陳列される場合、色、デザイン、商品の名称、ブランド名、商品の特徴が目立つ包装袋1が購入されやすい。また、ブランドごとに陳列が行われている)場合であっても、購入者が購入予定の商品を素早く認識可能とするために、包装袋1の前面部5には、商品の名称、商品の特徴が目立つように形成される。また、色やデザインについては、ブランドイメージに合わせたものが選ばれることもある。
つまり、図4に示すように、第1印刷層12に形成された第1図柄Pt1は、下地Wpと、商品名Pnと、ブランド名Bnと、第1特徴表示Ch1と、第2特徴表示Ch2とを備える。なお、図中において、図柄の各項目については、二点鎖線で囲んで表示しているが、実際の図柄には二点鎖線は表示していない。
下地Wpは、第1図柄Pt1の背景である。下地Wpは、目立ちやすい色の方が、購入者の目に付きやすい。そのため、第1図柄Pt1において、下地Wpは、例えば、黄色を挙げることができる。また、ブランドによっては、イメージカラーが設定されている場合もあり、その場合には、ブランドイメージの色が選択される場合がある。さらには、商品自体やシリーズ化された商品の場合にシリーズによってイメージカラーが設定されている場合もあり、その場合も、それらのイメージの色が選択される場合がる。
商品名Pnは、収容物の名前である。例えば、包装袋1が重ねられた場合でも視認されやすくするため、商品名Pnは、第1図柄Pt1の上部に配置される。また、商品名Pnを見て、購入を決定する購入者もいる。そのため、商品名Pnは、購入者の目につきやすいように、目立つ字体(フォント)、色、大きさである場合がある。図4において、「XYZサプリ」との文言が商品名Pnである。
ブランド名Bnは、商品である収容物Sを製造した製造業者、販売する販売業者等のブランド名やブランドロゴである。ブランド名Bnは、商品名Pnに近接して配置されている。ブランド名Bnには、ブランド名以外にも、商品のシリーズ名を含む場合もある。ブランド名Bnで購入を決定する購入者もいる。そのため、ブランド名Bnも商品名Pnと同様、目立つ字体(フォント)、色、大きさである場合がある。図4において、「XYZファーマー」との文言がブランド名Bnである。
第1特徴表示Ch1は、商品である収容物Sの特徴のうち、摂取による効果、効能を文字で記載している。図4において、「糖や脂肪の吸収を抑え、体の脂肪の燃焼を助けます」等の文言が第1特徴表示Ch1である。また、これら以外にも、収容物Sに含まれる成分で、日ごろよく目にするもの、たとえば、「DHA」、「EPA」、「コラーゲン」、「カプサイシン」等が記載されていてもよい。第2特徴表示Ch2は、購入者にダイエットを想起させる画像、例えば、料理の画像等が表示される。
図6に示すように、第2図柄Pt2は、上部に開口を有する広口瓶Bn1と、広口瓶Bn1の開口を閉じる蓋Cp1の画像となっている。包装袋1は、第1積層体101を取り外すことで、第2印刷層15に形成された第2図柄Pt2が前側から視認可能となる。そして、中間層14および熱接着性樹脂層16が透明である。これにより、使用者は前側から透明の広口瓶Bn1の内部に、収容物Sが収容されているように視認できる。
なお、第2図柄Pt2は、広口瓶Bn1および蓋Cp1に限定されない。例えば、その他の容器の図柄であってもよい。また、容器に限定されず、使用者の持ち物や居室の意匠に対して、バランスよく配置可能な図柄を広く採用できる。例えば、第2図柄Pt2として、簡素な構成の図柄を挙げることができる。簡素な構成の図柄は、周囲の環境になじみやすく、収容物Sを収容する包装袋1として用いやすい。また、逆に、第1図柄Pt1よりもさらに派手、換言すると、目立つ図柄としてもよい。この場合であっても、商品名Pn、ブランド名Bn、第1特徴表示Ch1および第2特徴表示Ch2等を表示しない図柄とすることで、他人に収容物Sを知られにくい。
第1図柄Pt1は、販売店において目立つことを優先した図柄である。そのため、第1図柄Pt1を見ることで、使用者以外の人でも、その収容物Sがどのような商品(ここでは、ダイエットサプリメント)であることがわかる。
このようなダイエットサプリメントは、外出先で摂取する場合もあるが、摂取していることを他人に知られたくない場合もある。第1図柄Pt1が前面部5に形成されている包装袋1を外出先で鞄等から取り出すちと、他の人に摂取しているサプリメントの種類(ダイエットサプリメント)を知られやすくなる。そこで、使用者は、第1積層体101を剥して第2図柄Pt2が視認できるようにした包装袋1を用いる。図6に示すように、第2図柄Pt2には、商品名Pn、ブランド名Bn、第1特徴表示Ch1および第2特徴表示Ch2等の、収容物Sを特定するような表記が省かれている。これにより、例えば、他人に包装袋1を見られた場合であっても、収容物Sを知られにくい。
また、使用者によっては、外出用の鞄の中に入れる持ち物の外見を、同じ系統でまとめている場合がある。このような場合、商品名Pn等が目立つ第1図柄Pt1が前面部5に形成された包装袋1では、他の持ち物と視覚的になじみにくい場合がある。図6に示すように、第2図柄Pt2を簡素な図柄とすることで、使用者の居室や持ち物と視覚的になじみやすい。つまり、前面部5に目立つ図柄の第1図柄Pt1が表示された包装袋1に抵抗がある場合でも、前面部5に簡素な図柄の第2図柄Pt2が表示された包装袋1とすることで、使用者の抵抗感を減らすことができる。そのため、使用者は、居室や他の持ち物と視覚的にバランスをとるために、収容物Sの容器を入れ替えなくてもよく、手間が省ける。
このような、包装袋1を用いることで、前面に目立つ図柄を表示した状態で販売時可能である。そして、使用者が使用するときには、そのままの図柄で使用することも可能であるとともに、周囲と視覚的になじみやすい簡素な図柄で使用することも可能である。周囲と視覚的になじみやすくするために、収容物Sを別の容器に移し替える必要がなく、使用者の利便性を高めることが可能である。
なお、本実施形態では、収容物Sとして、サプリメントを挙げているが、これに限定されない。これ以外にも、例えば、ふりかけ、ドレッシング、調味料、乾麺等の乾燥食品、等の食料品を挙げることができる。このような、食糧の場合も、開封後の包装袋1の外見を第2図柄Pt2とすることで、包装袋1を、居室、例えば、キッチンの内装、調度品と視覚的にバランスよく配置することができる。また、収納物Sとしては、ねじ、ナット等の工具、おもちゃ等食糧以外のものも挙げることができる。すなわち、収容物Sとして、収容部4に収容可能な大きさのものを採用できる。
また、本実施形態の包装袋1では、中間層14および熱接着性樹脂層16が透明樹脂で形成されており、収容物Sが前側から視認可能となっている。しかしながら、これに限定されない。例えば、中間層14を不透明な樹脂で形成する、第2印刷層15に形成する第2図柄Pt2で全面塗りつぶすまたは中間層14と熱接着性樹脂層16との間に金属箔層等の不透明層を設ける等で収容物Sを視認できないようにしてもよい。
<変形例>
剥離層13は、ポリエチレン等から形成されてもよい。このとき、エクストルージョンコーター(不図示)等を用いた押出し法により中間層14の外側に形成される。ポリエチレンテレフタレート、延伸ナイロン等で形成される中間層14とポリエチレン等で形成される剥離層13とは、間にアンカーコート層が無いため接着されず、固定されているだけである。すなわち、剥離層13に中間層14から離間する方向の力を加えることで、剥離層13は中間層14から剥離することが可能である。この構成であっても上記の構成と同様に、第1積層体101と第2積層体102とを容易に分離させることが可能である。
<第2実施形態>
本発明にかかる包装袋の他の例について図面を参照して説明する。図7は、本発明にかかる包装袋1bの他の例の正面図である。図8は、本発明にかかる包装袋1bの他の例の第1積層体101bを剥離した状態を示す正面図である。本実施形態にかかる包装袋1bでは、第1積層体101bが第1積層体101と異なるとともに、第1図柄Pt1b、第2図柄Pt2bおよび第3図柄Pt3bが、第1図柄Pt1および第2図柄Pt2と異なる以外、包装袋1と同じである。そのため、包装袋1bの包装袋1と実質上同じ部分については、同じ符号を付すとともに、同じ部分の詳細な説明は省略する。
本実施形態の包装袋1bに収容される収容物は、例えば、殺虫剤とする。殺虫剤を収容物とする包装袋1bの正面側には、第3図柄Pt3bが視認可能である。第3図柄Pt3bは、第1図柄Pt1bとPt2bとを組み合わせた図柄である。
第3図柄Pt3bの詳細について説明する。第3図柄Pt3bは、第2図柄Pt2bの前面に第1図柄Pt1bを重ねて構成される。そして、第1図柄Pt1bは、下地Wpと、ブランド名Bnと、第2特徴表示Ch2と、第1窓部Wd1と、第2窓部Wd2とを備える。下地Wp、ブランド名Bnおよび第2特徴表示Ch2は、第1図柄Pt1の下地Wp、ブランド名Bnおよsび第2特徴表示Ch2と同じである。
第1図柄Pt1bの第1窓部Wd1および第2窓部Wd2は、下地Wpの一部を透明にした構成である。第1図柄Pt1bでは、第1窓部Wd1および第2窓部Wd2は、前側から後側を視認可能な窓である。すなわち、第1窓部Wd1および第2窓部Wd2は、視認可能部の一例である。
図8に示すように、第2図柄Pt2bは、蓋部材が広口瓶Bn1と、広口瓶Bn1の開口を閉じる蓋Cp1の画像となっている。第2図柄Pt2bには、商品名Pnbと、第1特徴表示Ch1bとを備える。商品名Pnbおよび第1特徴表示Ch1bは、第1実施形態の包装袋1の第1図柄Pt1の商品名Pnおよび第1特徴表示Ch1と同等のものであるが、第2図柄Pt2bに備えられている点で異なる。そして、第1積層体101bが取り外される前の状態において、商品名Pnbは第1窓部Wd1と前後に重なり、第1特徴表示Ch1bは第2窓部Wd2と前後に重なる。
第1積層体101bが取り外される前の状態では、第2図柄Pt2bの前方に第1図柄Pt1bが重なる。これにより、包装袋1bの前面部5では、第1図柄Pt1bの第1窓部Wd1から第2図柄Pt2bの商品名Pnbが視認可能、且つ、第1図柄Pt1bの第2窓部Wd2から第2図柄Pt2bの第1特徴表示Ch1bが視認可能となる。すなわち、第3図柄Pt3bは、下地Wpと、ブランド名Bnと、商品名Pnbと、第1特徴表示Ch1bと、第2特徴表示Ch2とを備える。換言すると、包装袋1bの前面部5には、第1図柄Pt1bと第2図柄Pt2bとを重ね合わせた第3図柄Pt3bが形成される。
このように形成することで、前面部5の第1積層体101bを剥がしたのちにも、第2図柄Pt2bに、商品名Pnbおよび第1特徴表示Ch1bの表示が残る。
以下に、本実施形態にかかる包装袋1bの具体的な使用方法について説明する。上述したとおり、包装袋1bに収容される収容物は、殺虫剤とする。販売店において、包装袋1bは、第1積層体101bが剥がされていない状態で販売棚に陳列される。このとき、包装袋1bは、正面側から見て、第3図柄Pt3bが視認される。
第3図柄Pt3bは、購入者の目に留まりやすくするため、第2特徴表示Ch2bでは、害虫の画像(絵または写真)が形成される場合がある。このような、害虫は、たとえ写真であっても、居室の見える場所に置きたくないとの使用者の要望がある。また、下地Wpおよびブランド名Bnは、購入時において、購入者(使用者)の目に留まりやすくするためのものであり、購入後、居室内に置いておくときには不要である場合が多い。
一方で、包装袋1bを居室内に置いておくときに、包装袋1bの収容物が何かわからないと、使用者が収容物を確認しなくてはならない。殺虫剤等のように使用者の身体に悪影響を及ぼす可能性がある収容物を収容している場合、収容物を確認するのが困難な場合がある。そのため、殺虫剤等のように使用者の身体に悪影響を及ぼす可能性がある収容物を収容している場合、前面から見ても中身がしっかりわかる方が好ましい。
そこで、包装袋1bでは、収容物が何であるかを示す商品名Pnbと、注意書きを含む第1特徴表示Ch1bとは、第2図柄Pt2bに配置している。そして、第1積層体101bを剥がす前の状態でも、前面部5に第1窓部Wd1を介して商品名Pnbおよび第2窓部Wd2から第1特徴表示Ch1bを視認できる第3図柄Pt3bを構成する。包装袋1bでは、第1積層体101bを剥がされたか否かにかかわらず、使用者は、前面部5側から商品名Pnpおよび第1特徴表示Ch1bを視認可能である。
これにより、包装袋1bでは、販売時には、購入者の目につきやすいように、第2特徴表示Ch2bの害虫の画像を前側から視認可能な位置に配置する。そして、包装袋1bを居室内に置くときに、第1積層体101bを取り外すことで、包装袋1bから第2特徴表示Ch2bを取り外す。そして、広口瓶Bn1と、蓋Cp1とに、商品名Pnbと、第1特徴表示Ch1bとが表示された第2図柄Pt2bを視認可能な状態で、居室内に配置することができる。
本実施形態の包装袋1bでは、第1積層体101bを取り外す前後で、販売時に購入者の目を引くために必要で且つ居室内に置くとき(使用時)にも必要な情報を残すことができる。そして、包装袋1bでは販売時に購入者の目を引くために必要で、居室内に置くとき(使用時)には不要な情報は、第1積層体101bを取り外すことで、前面から省くことができる。これにより、使用者の利便性、安全性を高めることができる。
なお、本実施形態では、収容物として、殺虫剤を例に説明したがこれに限定されない。例えば、第1実施形態と同様食料品、医薬品等を収容物としてもよい。また、工具、部品、おもちゃ等の食品以外のものを収容物とすることができる。本実施形態にかかる包装袋1bは、第1積層体101bを取り外すことで、購入時に必要な情報で使用時に必要な情報と使用時に不要な情報とを取捨選択して表示することが可能である。
本実施形態にかかる包装袋1bでは、販売店から複数個購入し、居室内の棚等に保管ておき、必要なときに使用されるものも含まれる。このような使用方法の場合、包装袋1bには、第1積層体101bの剥離を開始するための剥離開始部(不図示)が備えられていてもよい。剥離開始部は、例えば、剥離層13と中間層14との間に配置された、接着しない樹脂のシートであってもよいし、第1積層体101bの一部の固定を外した構成であってもよい。使用者が、第1積層体101bを容易に取り外すことができる構成を広く採用できる。このように、包装袋1bは、剥離開始部を備えることで、開封することなく、第1積層体101bを取り外すことが可能である。
なお、本実施形態の包装袋1bでは、第1図柄Pt1bの第1窓部Wd1、第2窓部Wd2から第2図柄Pt2bを視認可能としていたが、これに限定されない。例えば、第1図柄Pt1bが第2図柄Pt2bの一部を隠すように構成し、第2図柄Pt2bと第1図柄Pt1bとを重ねて、第3図柄Pt3bを構成するようにしてもよい。
これ以外の特徴については、第1実施形態と同じである。
なお、上述の各実施形態では、前面部5の前面シート100に剥離層13を備えた構成としているが、これに限定されない。背面部6の背面シート200に剥離層を備えた構成としてもよい。
なお、上述の各実施形態の包装袋1、1bはスタンディングパウチに限定されず、例えば所謂四方シール袋や三方シール袋等により形成されてもよい。
本発明の包装袋1は、前面シート100と背面シート200とを重ねて周縁を熱接着し、前面シート100及び背面シート200は、基材層11(21)と、基材層11(21)よりも内側に配置される熱接着性樹脂層16(24)と、を備える。前面シート100は、基材層11を含む第1積層体101と、熱接着性樹脂層16を含む第2積層体102とを分離可能に保持する剥離層13を備える。第1積層体101は、第1図柄Pt1が形成された第1印刷層12を含み、第2積層体102は、第2図柄Pt2が形成された第2印刷層15を含む。第1積層体101が第2積層体102から取り外されたとき、第1印刷層12は第1積層体101に残留し、第2印刷層15は第2積層体102に残留する。
この構成によると、第1積層体101を取り外す前は、外部から第1図柄Pt1を視認可能であり、第1積層体101を取り外すことで、外部から第2図柄Pt2を視認可能となる。すなわち、第1積層体101を取り外すか否かで、包装袋1の外層の図柄を、第1図柄Pt1または第2図柄Pt2とすることが可能である。使用者は、必要に応じて第1積層体101を取り外すか残すかすることで、包装袋1の外装を第1図柄Pt1および第2図柄Pt2から選択することが可能である。包装袋1は、例えば、販売時には、他の商品との区別するための情報を含む目立つ第1図柄Pt1を外装とすることができる。また、購入後に使用する場合には、周囲の雰囲気に融け込むような落ち付いた第2図柄Pt2の外装とすることができる。
これにより、包装袋1の外装を、使用される(配置される)場所に応じて、異なる図柄の外装とすることができる。包装袋1は、その場の雰囲気に合わせて外装を変更することが可能であり、使用者の利便性を高めることができる。
上記構成において、剥離層13と前記熱接着性樹脂層16との間に積層された中間層14をさらに備え、中間層14には、中間層14を上下に分割する切断線70が形成されていてもよい。このように構成することで、中間層14の切断線70より上方と下方とを前後に引きはがすようにひねることで、中間層14と接着されている層に切断線70に沿ってせん断応力が発生する。中間層と接着されている層は、切断線70に沿って切断される。また、中間層14と接着されない剥離層13は、このせん断応力によって、剥離層13が中間層14から剥離される。これにより、剥離層13を中間層14から容易に剥離できる。
上記構成において、剥離層13は、第1積層体101または第2積層体102の一方と一体的に積層されてもよい。
上記構成において、剥離層13は、2つの層に分離可能であってもよい。剥離層13の一方の層は第1積層体101と一体的に積層され、他方の層は第2積層体102と一体的に積層されてもよい。
上記構成において、第1図柄Pt1(Pt1b)は、第2図柄Pt2(Pt2b)の少なくとも一部を隠してもよい。
上記構成において、第1図柄Pt1bは、少なくとも一部が内側を視認可能な視認可能部Wb1(Wb2)を備え、第1図柄Pt1bと第2図柄Pt2bとを重ねて第3図柄Pt3bを構成してもよい。このように構成することで、使用するときと場所によって、外部に表示する情報を取捨選択することが可能である。これにより、使用者の利便性を高めることが可能である。
上記構成において、第1図柄Pt1bは、視認可能部として透明な窓部Wd1(Wd2)を備えてもよい。
本発明によると、薬品、食品、医薬品、おもちゃ、工具等の収容物を収容する包装袋に利用することができる。
1 包装袋
1b 包装袋
11 基材層
12 第1印刷層
13 剥離層
14 中間層
15 第2印刷層
16 熱接着性樹脂層
17 接着層
18 接着層
2 袋本体
21 基材層
22 印刷層
23 中間層
24 熱接着性樹脂層
25 接着層
26 接着層
3 チャック部材
31 熱接着部
32 ノッチ部
4 収容部
5 前面部
6 背面部
7 切断部
70 切断線
8 底面部
100 前面シート
101 第1積層体
101b 第1積層体
102 第2積層体
200 背面シート
Bn ブランド名
Bn1 広口瓶
Ch1 第1特徴表示
Ch1b 第1特徴表示
Ch2 第2特徴表示
Ch2b 第2特徴表示
Cp1 蓋
Pn 商品名
Pnb 商品名
Pt1 第1図柄
Pt1b 第1図柄
Pt2 第2図柄
Pt2b 第2図柄
Pt3b 第3図柄
S 収容物
Wd1 第1窓部
Wd2 第2窓部
Wp 下地

Claims (10)

  1. 前面シートと背面シートとを重ねて周縁を熱接着した包装袋であって、
    前記前面シート及び前記背面シートは、基材層と、前記基材層よりも内側に配置される熱接着性樹脂層と、を備え、
    前記前面シート及び前記背面シートのすくなくとも一方は、前記基材層を含む第1積層体と、前記熱接着性樹脂層を含む第2積層体とを分離可能に保持する剥離層を備え、
    前記第1積層体は第1図柄が形成された第1印刷層を含み、前記第2積層体は第2図柄が形成された第2印刷層を含み、
    前記第1積層体が前記第2積層体から取り外されたとき、前記第1印刷層は前記第1積層体に残留し、前記第2印刷層は前記第2積層体に残留する包装袋。
  2. 前記剥離層と前記熱接着性樹脂層との間または前記剥離層と前記基材層との間に積層された中間層をさらに備え、
    前記中間層には、前記中間層を上下に分割する切断線が形成されている請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記第1積層体が前記第2積層体から取り外されたとき、前記剥離層は前記第1積層体または前記第2積層体の一方に残留する請求項1または請求項2に記載の包装袋。
  4. 前記第1積層体が前記第2積層体から取り外されたとき、前記剥離層の一部は前記第1積層体に残留し、残りは前記第2積層体に残留する請求項1または請求項2に記載の包装袋。
  5. 前記第1図柄は、前記第2図柄の少なくとも一部を隠す請求項1から請求項4のいずれかに記載の包装袋。
  6. 前記第1図柄は、少なくとも一部が内側を視認可能な視認可能部を備え、
    前記第1図柄と前記第2図柄とを重ねて第3図柄を構成する請求項5に記載の包装袋。
  7. 前記第1図柄は、前記視認可能部として透明な窓部を備える請求項6に記載の包装袋。
  8. 開封後にリクローズ可能である請求項1から請求項7のいずれかに記載の包装袋。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の包装袋の使用方法において、
    前記第1積層体を前記第2積層体から取り外して前記第2図柄が視認可能な状態に変更する包装袋の使用方法。
  10. 開封時に前記第1積層体の一部または全部が前記第2積層体から取り外される請求項9に記載の包装袋の使用方法。
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