JP2003160168A - 袋入り包装箱 - Google Patents

袋入り包装箱

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JP2003160168A
JP2003160168A JP2001358961A JP2001358961A JP2003160168A JP 2003160168 A JP2003160168 A JP 2003160168A JP 2001358961 A JP2001358961 A JP 2001358961A JP 2001358961 A JP2001358961 A JP 2001358961A JP 2003160168 A JP2003160168 A JP 2003160168A
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隆亮 辻本
Hitoshi Kyotani
京谷  均
Arata Yamada
新 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時に包装袋単位に外箱と包装袋とを同時
に開封することができる袋入り包装箱を提供することで
ある。 【解決手段】 厚紙からなる外箱の内部に複数個の包装
袋を並列に収納した袋入り包装箱であって、前記外箱は
複数箇所に開口部を区画形成する開封用切取線が穿設さ
れてなり、前記包装袋は端縁熱接着部の一つが端辺から
稍離れた位置に形成された開封開始端縁熱接着部からな
ると共に前記端辺に破断開始手段が設けられ、前記包装
袋の前記開封開始端縁熱接着部の両外面が前記外箱の所
定個所で貼着され、前記開封用切取線に沿って前記外箱
の開口部を開封することにより、前記外箱内に収納され
た前記包装袋を同時に開封する構成としたことを特徴と
する袋入り包装箱。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外箱の内部に複数
個の包装袋が並列に収納された袋入り包装箱、いわゆる
バッグインカートンに関し、さらに詳しくは、外箱は複
数箇所に開口部を形成できるように構成されると共に外
箱に形成された一つの開口部を開封すると同時に外箱の
内部に収納された一つの包装袋を開封することができる
袋入り包装箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外箱の内部に包装袋が収納された
袋入り包装箱において、外箱と包装袋を同時に開封する
タイプのものについては種々の提案がなされると共に実
用化されている。例示するならば、実公昭58−499
58号公報、特公昭62−58976号公報、あるい
は、特開平7−251831号公報などを挙げることが
できる。
【0003】しかし、上記に示したものは、いずれも外
箱の内部に包装袋が一つ収納されたもの、すなわち一つ
の外箱の内部に一つの包装袋が収納された構成からなる
ものであった。そのために、たとえば、菓子、佃煮等の
食品が包装袋に収容されている場合、一度開封すると食
品全体が露出されて外気に晒されるために、一回に全部
消費する場合は問題ないが、一部を残す場合には、包装
袋内に残された食品が環境温湿度や酸素の影響を受けて
変質し食感や風味を落とすという問題があり、一回で消
費可能な適当量を収容した包装袋を複数個収納した袋入
り包装箱が食品メーカーあるいは消費者の両者から要望
されていた。
【0004】また、消費者からは、たとえば、同じ種類
の菓子や佃煮は食べ飽きるので、色々な種類の菓子や佃
煮を少量ずつ食べたいというさらなる要望が出されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上記
要望に応えるべくなされたものであって、複数個の包装
袋を各々独立した状態で外箱内に並列に収納し、使用時
には包装袋単位に外箱と包装袋とを同時に開封すること
ができる袋入り包装箱を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
達成するために、請求項1記載の本発明は、厚紙からな
る外箱の内部に複数個の包装袋を並列に収納した袋入り
包装箱であって、前記外箱は前面板、天面板、背面板、
底面板、後面板が横折罫を介して順次連接されると共に
前記前面板から天面板に亘って前記前面板および前記天
面板の複数箇所に開口部を区画形成する開封用切取線が
穿設されてなり、前記前面板と前記後面板とを前記前面
板に穿設された開封用切取線で形成される前記開口部以
外の個所で接着されると共に両側部を封止した構成から
なり、前記包装袋は端縁熱接着部で密封されると共に前
記端縁熱接着部の一つは端辺より稍離れた位置に形成さ
れる開封開始端縁熱接着部からなると共に該開封開始端
縁熱接着部の前記端辺の2箇所に破断開始手段が設けら
れてなり、前記包装袋の前記開封開始端縁熱接着部が前
記前面板と前記後面板の間の前記開封用切取線で形成さ
れる前記開口部に対応する位置で前記破断開始手段が前
記開封用切取線と重なる位置ないし前記開封用切取線近
傍の位置となるように配置されると共に前記開封開始端
縁熱接着部の一方の外面が前記前面板の裏面と貼着さ
れ、他方の外面が前記後面板と貼着され、前記前面板お
よび前記天面板に開口部を形成したときに前記開封開始
端縁熱接着部が開封される構成としたことを特徴とする
ものである。このように構成することにより、前面板か
ら天面板に亘って穿設された開封用切取線により区画形
成された開口部を前記前面板から開封すると、前記開封
開始端縁熱接着部が開封されると略同時に包装袋に形成
された破断開始手段により前記前面板の裏面に貼着され
た前記破断開始手段間の包装袋が外箱に形成された開封
用切取線と一緒に引裂かれ、外箱と包装袋とを同時に開
口することができる。
【0007】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の袋入り包装箱において、前記開封開始端縁熱接着
部は前記破断開始手段を設けた前記端辺側が凹凸形状を
なしていることを特徴とするものである。このように構
成することにより、開封開始端縁熱接着部をより弱い力
で開封可能とすることができる。
【0008】また、請求項3記載の本発明は、請求項
1、2のいずれかに記載の袋入り包装箱において、前記
包装袋はその層構成中に前記破断開始手段を設けた前記
端辺に直交する方向に延伸された一軸延伸フィルム層を
有していることを特徴とするものである。このように構
成することにより、包装袋をより容易に美麗に引裂くこ
とができる。
【0009】また、請求項4記載の本発明は、請求項1
〜3のいずれかに記載の袋入り包装箱において、前記破
断開始手段が複数本の切目線であることを特徴とするも
のである。このように構成することにより、通常は包装
袋に設けた破断開始手段と外箱に設けた前記開封用切取
線との位置を正確に合わす必要があるが、その必要性を
なくすことができ、生産性を向上することができると共
に確実に外箱と包装袋とを同時に開口することができ
る。
【0010】また、請求項5記載の本発明は、請求項1
〜4のいずれかに記載の袋入り包装箱において、前記包
装袋は前記端縁熱接着部が合掌貼り背シール部と該背シ
ール部に直交する両端シール部とからなるガセットタイ
プの包装袋であって、前記両端シール部の一方が前記開
封開始端縁熱接着部であることを特徴とするものであ
る。このように構成することにより、三方シールタイプ
や四方シールタイプの包装袋に比べて包装袋に収容可能
な食品等の内容量を多くすることができる。
【0011】また、請求項6記載の本発明は、請求項1
〜5のいずれかに記載の袋入り包装箱において、前記外
箱の前記後面板に横折罫を介して補強板が連接されてい
ることを特徴とするものである。このように構成するこ
とにより、後面板の腰を強くすることができ、前記後面
板に包装袋等を貼着する際に前記後面板が貼着する際の
圧力に充分に抗することができるために生産性を向上す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】上記の本発明について、図面等を
用いて以下に詳述する。図1は本発明にかかる袋入り包
装箱の一実施例を示す斜視図、図2は図1に示す袋入り
包装箱の構成部材である外箱の展開図、図3は図1に示
す袋入り包装箱の構成部材である包装袋の斜視図、図4
は図3のY−Y線断面図、図5は図1に示す袋入り包装
箱を前面板側から見た透視図、図6は図1のX−X線断
面図、図7は本発明にかかる袋入り包装箱の開封後の状
態を示す斜視図であり、図中の1は袋入り包装箱、2は
開封用切取線、3,31,32,33,34,35,3
6,37,38,39は折罫、4は係止片、5は接着
剤、10は外箱、11は切込線、12は引裂き線、1
3,14,15は切目、20は前面板、21は天面板、
22は背面板、23は底面板、24は後面板、25は補
強板、26は表側面フラップ、27,29は舌片、28
は裏側面フラップ、50は包装袋、51は開封開始端縁
熱接着部(上端シール部)、52は下端シール部、53
は背シール部、54はガセット部、55は未接着部、5
6は切目線、Aは開口部をそれぞれ示す。
【0013】図1は本発明にかかる袋入り包装箱の一実
施例を示す斜視図であって、袋入り包装箱1は前面板2
0に横折罫31を介して連接する天面板21に前記前面
板20から前記天面板21に亘って前記前面板20およ
び前記天面板21の2箇所に開口部Aを区画形成する開
封用切取線2が設けられると共に、該開封用切取線2は
前記前面板20に設けられた2条の切込線11にその一
方端が連接する引裂き線12が前記天面板21に延設さ
れ、その他方端が前記天面板21に前記横折罫31に平
行に設けられた折罫3の両端に連接し、前記2条の切込
線11で囲まれた部分Bを手指で摘まみ上げることによ
り前記引裂き線12に沿って前記前面板20と前記天面
板21とが折罫3まで引裂かれて、前記前面板20およ
び前記天面板21の2箇所に開口部Aを形成するように
構成されている外箱10と、該外箱の内部に並列に収納
された2個の包装袋50(図示せず)からなっている。
なお、図1においては、2箇所に開口部Aを形成するた
めの前記引裂き線12を前記天面板21において一部共
有するように構成しているが、共有することなく別々に
設けてもよく、また、前記引裂き線12を前記天面板2
1において前記折罫36と平行に設けたが、開口部Aを
より大きくするために前記折罫36と一致するように形
成してもよいものである。さらに、前記引裂き線12を
前記折罫32まで延ばして形成し、前記折罫3を前記折
罫32と一致させるように設けてもよいものである。
【0014】図2は図1に示す袋入り包装箱の構成部材
である外箱の展開図であって、前記外箱10は前面板2
0、天面板21、背面板22、底面板23、後面板2
4、補強板25が横折罫31、32、33、34、35
を介して順次連接し、前記天面板21、背面板22、底
面板23、後面板24の前記横折罫31に直交する方向
の両端辺に縦折罫36、37、38、39を介して表側
面フラップ26、舌片27、裏側面フラップ28、舌片
29が連接し、さらに上記したように前記前面板20お
よび前記天面板21の2箇所に開口部Aを区画形成する
開封用切取線2が設けられている。そして、前記開口部
Aを形成する前記前面板20には略半円形状の切目13
により半円形状の係止片4が形成され、この係止片4と
係合する略櫛目状の切目14が前記後面板24に設けら
れ、前記開口部Aを再封緘できるように構成されると共
に前記横折罫35には2箇所に切目15が設けられ、前
記補強板25を前記横折罫35で折り易く構成されてい
るブランク板10’からなり、これを組立てることによ
り前記外箱10となる。
【0015】前記ブランク板10’は、コートボール紙
やダンボール紙等の保形性がある厚紙を適宜選定し、印
刷することにより印刷層を設け、また、必要に応じて表
面に艶出し層や表面保護層等を設けて後に、押罫や切刃
が組込まれた抜型で型抜きすることにより何等の制約な
く容易に作製することができる。
【0016】図3は図1に示す袋入り包装箱の構成部材
である包装袋の斜視図、図4は図3のY−Y線断面図で
あって、包装袋50は端縁熱接着部が合掌貼り背シール
部53と該背シール部53に直交する上下端シール部5
1、52とからなる両側部にV字状に折り込まれたガセ
ット部54を有するガセット袋であって、上端シール部
51が上端辺(図3上は下側の端辺)より稍離れた位
置、すなわち端辺側に未接着部55が存在する位置にジ
グザグ(zigzag)に形成されて開封開始端縁熱接
着部を構成しているものである(以後、上端シール部を
開封開始端縁熱接着部に言い換えて説明する)。そし
て、前記未接着部55のガセット部54の存在する両側
部に上端辺から前記背シール部53の長手方向に平行に
破断開始手段の一つである複数本の切目線(図3上は各
5本のIノッチ)56が包装袋50を貫通して設けられ
ている。なお、開封開始端縁熱接着部51を図3上にお
いてはジグザグ(zigzag)に形成したものを示し
たが、これは一例を例示したものであってこれに限定さ
れるものではなく、要するに前記破断開始手段を設けた
前記上端辺側が凹凸形状をなしているものであればよい
のであって、図示はしないが、たとえば、蛇行線形状や
鋸刃形状であってもよいものである。また、前記切目線
56の長さは前記未接着部55に留まるように構成して
もよいし、前記開封開始端縁熱接着部51にその一部が
及ぶように構成してもよいものである。なお、前記切目
線56は破断開始手段の一つを例示したものであって、
これに限ることはなく、たとえば、1個ないし複数個の
Vノッチであってもよいものであって、本発明の趣旨を
逸脱しない範疇の開封開始手段はすべて含まれるもので
ある。
【0017】次に、袋入り包装箱1の内部について説明
する。図5は図1に示す袋入り包装箱を前面板側から見
た透視図、図6は図1のX−X線断面図であって、2袋
の包装袋50はそれぞれが背シール部を外箱10の底面
板23側にして開封開始端縁熱接着部51を有する上端
部が外箱10の前面板20と後面板24の間に介在する
ように、かつ、包装袋50の未接着部55に設けた破断
開始手段の一つである複数本の切目線(図3上は各5本
のIノッチ)56が占有する領域(符号Cで表示)上に
外箱10に形成した開封用切取線2の前記引裂き線12
が位置するように並列に載置されると共に、包装袋50
の上端辺に設けた未接着部55近傍で前記包装袋50の
一方の外面と前記前面板20の裏面および前記包装袋5
0の他方の外面と前記後面板24がホットメルト接着剤
等の周知の接着剤5(図6上は前記包装袋50の一方の
外面と前記前面板20の裏面との接着剤を表示したもの
であるが、前記包装袋50の他方の外面と前記後面板2
4との接着剤についても図6に示した位置と略対向する
位置に設けられている)で前記外箱10にそれぞれ5箇
所で接着固定され、さらに前記外箱10は前記前面板2
0の裏面と前記後面板24が当接する前記前面板10に
形成した2条の切込線11で囲まれた部分B以外の個所
(図6上は7箇所)で上記したホットメルト接着剤等の
周知の接着剤5で接着固定されて封止されている。な
お、前記後面板24に折罫35(図2参照)を介して連
設した補強板25は、前記後面板24に剛性を持たせる
ために設けるものであり、前記後面板25に包装袋50
や前記前面板を接着固定する際に、前記補強板25を設
けることにより前記後面板24の撓みを防止することが
でき、容易に接着固定することができる。また、開口部
Aを形成する際の包装袋50の開封性を考慮すると、包
装袋50の複数本の切目線56を前記前面板20の前記
引裂き線12の前記折罫31に対して直交する部分と一
致するように形成するのが好ましい。
【0018】このように構成した袋入り包装箱1は、外
箱10の2条の切込線11で囲まれた部分Bを手指で摘
まみ上げることにより引裂き線12に沿って引裂かれる
と共に、包装袋50の開封開始端縁熱接着部51が開封
されると略同時に包装袋50に設けた破断開始手段の一
つである複数本の切目線56から前記前面板10の裏面
に貼着された前記破断開始手段間の包装袋50が外箱に
形成された開封用切取線と一緒に引裂かれて外箱10と
包装袋50とを図7に示すように同時に開封して開口部
Aを形成することができる。また、図示はしないが、外
箱10の前面板10に半円形状の切目13により形成さ
れた半円形状の係止片4と後面板に形成された略櫛目状
の切目14とを係合することにより再封緘することがで
きる。
【0019】次に、包装袋50について説明する。包装
袋50は内層に熱接着性樹脂層と外層とからなり、必要
に応じて前記内層と前記外層の間に中間層が設けられる
積層体から作製され、内層同士を熱接着することにより
密封された包装袋となる。そして、本発明の包装袋50
は開封開始端縁熱接着部51の接着強度が包装袋50の
外面と前面板20の裏面あるいは後面板24との接着強
度よりも弱く構成することにより本発明の袋入り包装箱
1となる。本発明においては開封開始端縁熱接着部51
を上記したような形状に構成することで目的を達成する
ものであるが、より確実に目的を達成するために、内層
の熱接着性樹脂層を易剥離性を有する熱接着性樹脂で形
成することもできる。この易剥離性を有する熱接着性樹
脂としては、たとえば、和田化学工業(株)製のSMX
−Y03(商品名),SMX−Y04(商品名),IM
X(商品名)や東レ合成フィルム(株)製のトレファン
CF7601G(商品名)、あるいは、一軸延伸ポリエ
チレンフィルム等を挙げることができる。なお、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体等の通常の熱接着性樹脂についても当然のこと使用す
ることができる。
【0020】また、前記外層は包装袋50の基材層とな
るものであり、一軸方向ないし二軸方向に延伸されたフ
ィルムを用いることが適当である。特に、袋入り包装箱
1を開封する際に包装袋を破断開始手段から引裂くこと
になり、包装袋50の引裂き方向に延伸方向が合致する
ように一軸延伸フィルムを用いるのが好適である。ま
た、一軸延伸フィルムと同じ機能を果たす目的で、包装
袋50を構成する前記外層及び/ないし中間層に引裂き
方向と一致する方向に直線状の切刃を設けた構成として
もよいものである。また、遮光性や酸素ガスや水蒸気ガ
ス等のガスバリアー性を包装袋50の付与する目的でア
ルミニウム箔やアルミニウム等の無機物を蒸着した二軸
延伸フィルムを中間層として用いることもできる。
【0021】包装袋50を形成する積層体の代表的な層
構成を例示すると、セロハン/熱接着性樹脂層、一軸な
いし二軸延伸ポリプロピレンフィルム/熱接着性樹脂
層、一軸ないし二軸延伸ポリエステルフィルム/熱接着
性樹脂層、セロハン/アルミニウム箔/熱接着性樹脂
層、一軸ないし二軸延伸ポリエステルフィルム/アルミ
ニウム箔/熱接着性樹脂層、一軸延伸ポリプロピレンフ
ィルムないしポリエステルフィルム/アルミ蒸着ポリエ
ステルフィルムないしポリプロピレンフィルム/熱接着
性樹脂層等を挙げることができる。
【0022】なお、今までの実施例においては、包装袋
50をガセットタイプの包装袋として説明してきたが、
これについてもガセットタイプの包装袋に限ることはな
く、たとえば、三方シールタイプ、四方シールタイプ、
ピロータイプの包装袋やスタンディングパウチ等であっ
てもよいものである。また、包装袋と外箱あるいは外箱
同士の接着についても、ポイントで接着固定する実施例
を示したが、これに限るものではなく、帯状あるいは線
状であっても構わない。さらにまた、実施例においては
包装袋2袋を並列に収納した袋入り包装箱ということで
説明してきたが、3袋以上を並列に収納する袋入り包装
箱であってもよいものである。
【0023】
【発明の効果】以上縷々説明したように、本発明の袋入
り包装箱は、複数個の包装袋を並列に収納し、使用時に
は包装袋単位に外箱と包装袋とを同時に開封することが
できるという効果を奏すると共に、包装袋は各々独立し
た状態で外箱内に収納されているために、使用時までは
完全に密封した状態で食品等の内容物を確実に保護する
ことができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる袋入り包装箱の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】図1に示す袋入り包装箱の構成部材である外箱
の展開図である。
【図3】図1に示す袋入り包装箱の構成部材である包装
袋の斜視図である。
【図4】図3のY−Y線断面図である。
【図5】図1に示す袋入り包装箱を前面板側から見た透
視図である。
【図6】図1のX−X線断面図である。
【図7】本発明にかかる袋入り包装箱の開封後の状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 袋入り包装箱 2 開封用切取線 3,31,32,33,34 折罫 35,36,37,38,39 折罫 4 係止片 5 接着剤 10 外箱 11 切込線 12 引裂き線 13,14,15 切目 20 前面板 21 天面板 22 背面板 23 底面板 24 後面板 25 補強板 26 表側面フラップ 27,29 舌片 28 裏側面フラップ 50 包装袋 51 開封開始端縁熱接着部
(上端シール部) 52 下端シール部 53 背シール部 54 ガセット部 55 未接着部 56 切目線 A 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 新 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E060 AA03 AB05 BA03 BA08 BB07 BC02 BC04 CD04 CD12 CE05 CE07 CE14 CE18 CE22 CF05 DA01 DA06 DA11 DA14 DA16 DA17 DA18 DA20 DA23 EA06 EA13 3E067 AA11 AB01 AC05 BA06C BA12B BB01C BB12B BB14B BB18B BB25B BC06C CA05 CA06 CA24 EA04 EA06 EB02 EB07 EB10 EB29 EE38 EE59 FA04 FC01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚紙からなる外箱の内部に複数個の包装
    袋を並列に収納した袋入り包装箱であって、前記外箱は
    前面板、天面板、背面板、底面板、後面板が横折罫を介
    して順次連接されると共に前記前面板から天面板に亘っ
    て前記前面板および前記天面板の複数箇所に開口部を区
    画形成する開封用切取線が穿設されてなり、前記前面板
    と前記後面板とを前記前面板に穿設された開封用切取線
    で形成される前記開口部以外の個所で接着されると共に
    両側部を封止した構成からなり、前記包装袋は端縁熱接
    着部で密封されると共に前記端縁熱接着部の一つは端辺
    より稍離れた位置に形成される開封開始端縁熱接着部か
    らなると共に該開封開始端縁熱接着部の前記端辺の2箇
    所に破断開始手段が設けられてなり、前記包装袋の前記
    開封開始端縁熱接着部が前記前面板と前記後面板の間の
    前記開封用切取線で形成される前記開口部に対応する位
    置で前記破断開始手段が前記開封用切取線と重なる位置
    ないし前記開封用切取線近傍の位置となるように配置さ
    れると共に前記開封開始端縁熱接着部の一方の外面が前
    記前面板の裏面と貼着され、他方の外面が前記後面板と
    貼着され、前記前面板および前記天面板に開口部を形成
    したときに前記開封開始端縁熱接着部が開封される構成
    としたことを特徴とする袋入り包装箱。
  2. 【請求項2】 前記開封開始端縁熱接着部は前記破断開
    始手段を設けた前記端辺側が凹凸形状をなしていること
    を特徴とする請求項1記載の袋入り包装箱。
  3. 【請求項3】 前記包装袋はその層構成中に前記破断開
    始手段を設けた前記端辺に直交する方向に延伸された一
    軸延伸フィルム層を有していることを特徴とする請求項
    1、2のいずれかに記載の袋入り包装箱。
  4. 【請求項4】 前記破断開始手段が複数本の切目線であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の袋
    入り包装箱。
  5. 【請求項5】 前記包装袋は前記端縁熱接着部が合掌貼
    り背シール部と該背シール部に直交する両端シール部と
    からなるガセットタイプの包装袋であって、前記両端シ
    ール部の一方が前記開封開始端縁熱接着部であることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の袋入り包装
    箱。
  6. 【請求項6】 前記外箱の前記後面板に横折罫を介して
    補強板が連接されていることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載の袋入り包装箱。
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