JP2008105188A - 三重封筒及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【目的】2つの収容部をそれぞれ塞ぐリップ状折り曲げ部を形成することが容易で、往信用封筒の表紙などに使用されるユーザーの前面側の1枚目のシートだけを取り外すことが容易で、プラスチック製シートからでも容易に製造できる、三重封筒を提供する。
【構成】第1、第2、及び第3シートが順に重ねられており、それらの各底部及び各両側部の互いに対向する部分が互いに固定されることにより前記第1シートと第2シートとの間に所定の有体物を収容するための第1収容部が形成されると共に前記第2シートと第3シートとの間に所定の有体物を収容するための第2収容部が形成され、前記第1シートには前記第1収容部を封止可能なリップ状折り曲げ部が備えられ、前記第2シートには前記第2収容部を封止可能なリップ状折り曲げ部が備えられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、書類その他の有体物(果実や荷札などを含む)を入れる収容部が2つ存在する三重封筒及びその製造方法に関する。
従来より、返信用封筒付きの封筒が提案されている。例えば、特許文献1は、1枚の紙製シートをユーザーから見て横方向に3つ折りして3層構造とし、ユーザーの前面側の紙製シートを往信用封筒の表紙とし、この往信用封筒の表紙を取り外すと返信用封筒の表紙となる紙製シートが前面側に出て来るようにすることにより、往信用の手紙を入れる収容部と返信用の手紙を入れる収容部との計2つの収容部を含むようにした3層構造の封筒を提案している。
特開平10−309882号公報
しかしながら、前記特許文献1に示すような従来の3層構造の封筒においては、単に一枚のシートを3つ折りしてその周囲を糊付けしているだけなので、前記2つの収容部をそれぞれ塞ぐためのリップ状の折り曲げ部を形成することが難しいという問題があった。また、前記特許文献1に示すような従来の3層構造の封筒においては、往信用封筒の表紙の紙製シートが返信用封筒の表紙となる紙製シートと強く接着されているため、往信用封筒の表紙の紙製シートだけを容易に取り外すことが難しいという問題があった。また、前記特許文献1に示すような従来の3層構造の封筒は、紙製のシートから製造することを予定しておりプラスチック製シートから製造される3層構造の封筒には適用し難いという問題があった。
本発明はこのような従来技術の問題点に着目してなされたものであって、2つの収容部をそれぞれ塞ぐためのリップ状の折り曲げ部を形成することが容易であり、往信用封筒の表紙などに使用されるユーザーの前面側の1枚目のシートだけを取り外すことが容易であり、しかもプラスチック製シートからでも容易に製造することができる、三重封筒を提供することを目的とする。
このような従来技術の課題を解決するための本発明による三重封筒は、第1シート、第2シート、及び第3シートが、前記第1、第2、及び第3の順に重ねられており、それらの各底部及び各両側部の互いに対向する部分が互いに固定されることにより前記第1シートと第2シートとの間に書類その他の有体物を収容するための第1収容部が形成されると共に前記第2シートと第3シートとの間に書類その他の有体物を収容するための第2収容部が形成されており、前記第1、第2、及び第3シートの各上端部が互いに開放されることにより前記第1収容部の上方を開口する第1開口部と前記第2収容部の上方を開口する第2開口部が形成されている三重封筒であって、前記第1シートは、前記第1収容部のユーザーから見て前面側を形成する第1本体部と、前記第1本体部から上方に第1の距離だけ延びるリップ状の第1折り曲げ部であって前記の第1開口部及び第2開口部を塞ぐように折り曲げ可能な第1折り曲げ部と、前記第1折り曲げ部の中の前記第1開口部に面する側の上方部分に粘着部が付着されて成る第1糊代部と、を備えており、前記第2シートは、前記第1収容部の背面側及び前記第2収容部の前面側を形成する第2本体部と、前記第2本体部から上方に前記第1の距離よりも前記第1糊代部の上下方向の距離以上短い第2の距離だけ延びるリップ状の第2折り曲げ部であって前記第2開口部を塞ぐように折り曲げ可能な第2折り曲げ部と、前記第2折り曲げ部の中の前記第2開口部に面する側の上方部分に粘着部が付着されて成る第2糊代部と、を備えており、前記第3シートは、前記第2収容部の背面側を形成する第3本体部と、前記第3本体部の中の上方部分に配置されており前記第2折り曲げ部が折り曲げられたとき前記第2糊代部が当接される第2糊受け部と、前記第3本体部の中の前記第2糊受け部の下方部分に配置されており前記第1折り曲げ部が折り曲げられたとき前記第1糊代部が当接される第1糊受け部と、を備えている、ことを特徴とするものである。
また、本発明による三重封筒においては、前記第3シートの上端部であって前記第2糊代部と対向する部分は、カットされて除去されている、ことが望ましい。
また、本発明による三重封筒においては、前記第1、第2、及び第3シートはプラスチック製シートにより形成されており、前記第1シートの両側部と前記第2シートの両側部との間、及び/又は、前記第1シートの底部と前記第2シートの底部との間には、予め所定の濃度でインクが印刷されており、このインクにより、前記第1シートの両側部と前記第2シートの両側部との溶着シール部の強度、及び/又は、前記第1シートの底部と前記第2シートの底部との溶着シール部の強度が、前記第2シートの両側部と前記第3シートの両側部との溶着シール部の強度、及び/又は、前記第2シートの底部と前記第3シートの底部との溶着シール部の強度よりも小さくなっている、ことが望ましい。
また、本発明による三重封筒においては、前記第1、第2、及び第3シートはプラスチック製シートにより形成されており、前記第1シートの両側部と前記第2シートの両側部との間の溶着シール部の厚さ、及び/又は、前記第1シートの底部と前記第2シートの底部との間の溶着シール部の厚さは、前記第2シートの両側部と前記第3シートの両側部との間の溶着シール部の厚さ、及び/又は、前記第2シートの底部と前記第3シートの底部との間の溶着シール部の厚さよりも、薄く形成されている、ことが望ましい。
さらに、本発明による書類その他の有体物をそれぞれ収容するための2つの収容部を含む三重封筒の製造方法は、一枚のシートを、その一方の端部側に配置され第1の封筒の表面Aと成る第1の部分と、その他方の端部側に配置され第2の封筒の表面Bとなる第2の部分と、両者の間に配置され前記第1の封筒の表面A及び前記第2の封筒の表面Bの共通の裏面となる第3の部分との3つの部分に分ける各折り曲げ線に沿って三つ折りし、その際、前記第1の部分の上端部が前記第2及び第3の部分よりも上方に突出するように折ることにより、前記第1の部分の上端部に前記第2及び第3の部分に向かって折り曲げ可能な第1のリップ状折り曲げ部を形成する三つ折り工程と、前記第1、第2、及び第3の部分の互いに対向する底部及び両側部をシールすることにより、前記第1及び第2の部分により第1の収容部を形成すると共に、前記第2及び第3の部分により第2の収容部を形成するシール工程と、前記第2の部分と前記第3の部分とを分ける折り曲げ線又はその周辺部分を前記折り曲げ線と略並行に切除することにより、前記第2の収容部の開口部を形成する第1カッティング工程と、前記第1カッティング工程による切除を行った後の前記第3の部分の上端部の下方部分を前記折り曲げ線と略並行に切除することにより、前記第2の部分の上端部の方向に前記第3の部分の上端部に折り曲げ可能な第2のリップ状折り曲げ部を形成する第2カッティング工程と、を含むことを特徴とするものである。
本発明においては、前記第1シートにリップ状の折り曲げ部と第1糊代部を備え、前記第2シートにリップ状の第2糊代部を備え、前記第3シートに前記第2糊代部が当接される第2糊受け部と前記第1糊代部が当接される第1糊受け部とを備えるようにしているので、2つの収容部をそれぞれ塞ぐためのリップ状の折り曲げ部と糊付け部とを容易に形成することができ、使い勝手の良い三重封筒を提供できるようになる。
また、本発明において、前記第3シートの上端部の前記第2糊代部と対向する部分をカットして除去するようにしたときは、前記の第2シートと第3シートとで構成される第2収容部の第2開口部を容易に形成し、前記第3シートの上端部の下方に前記第2糊代部が当接される第2糊受け部と前記第1糊代部が当接される第1糊受け部とを容易に形成できるようになる。
また、本発明において、前記第1、第2、及び第3シートはプラスチック製シートにより形成し、前記第1シートの両側部と前記第2シートの両側部との間、及び/又は、前記第1シートの底部と前記第2シートの底部との間を予め所定の濃度でのインクの印刷を行ったときは、このインクにより、前記第1シートの両側部と前記第2シートの両側部との溶着シール部の強度、及び/又は、前記第1シートの底部と前記第2シートの底部との溶着シール部の強度を、前記第2シートの両側部と前記第3シートの両側部との溶着シール部の強度、及び/又は、前記第2シートの底部と前記第3シートの底部との溶着シール部の強度よりも小さくすることができる。よって、この場合は、第2シートをユーザーの前面側に露出させるために前面側の第1シートだけを取り外すことが、極めて容易に出来るようになる。
また、本発明において、前記第1、第2、及び第3シートはプラスチック製シートにより形成し、前記第1シートの両側部と前記第2シートの両側部との間の溶着シール部の厚さ、及び/又は、前記第1シートの底部と前記第2シートの底部との間の溶着シール部の厚さを、前記第2シートの両側部と前記第3シートの両側部との間の溶着シール部の厚さ、及び/又は、前記第2シートの底部と前記第3シートの底部との間の溶着シール部の厚さよりも、薄く形成するようにしたときは、第2シートをユーザーの前面側に露出させるために前面側の第1シートだけを取り外すことが、極めて容易に出来るようになる。
さらに、本発明においては、三重封筒を製造するとき、前記第2の部分と前記第3の部分とを分ける折り曲げ線又はその周辺部分を前記折り曲げ線と略並行に切除する第1カッティング工程により、前記第2の収容部の開口部を形成すると共に、前記第3の部分の上端部の下方部分を前記折り曲げ線と略並行に切除する第2カッティング工程により、前記第2の部分の上端部に前記第3の部分の上端部に折り曲げ可能な第2のリップ状折り曲げ部を形成するようにしている。よって、本発明によれば、2つの収容部の開口部を形成し、2つの収容部の開口部をそれぞれ塞ぐための各リップ状折り曲げ部(この中の一部には、粘着部が形成される糊代部が形成される)を形成することが、極めて容易に且つ効率的にできるようになる。
本発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例1について述べるような形態である。
以下、本発明の実施例1による手紙や書類を封入するための三重封筒の構成を説明する。図1及び図2は本実施例1を説明するための3つのシートを説明するための図である。図1及び図2において、1はユーザーから見て前面側に配置され三重封筒の往信用封筒の表紙を構成するためのプラスチック製シート、2は前記シート1と対向するように配置され前記シート1と共に往信用封筒の手紙などを入れる往信用収容部を構成するため(及び返信用封筒の表紙を構成するため)のプラスチック製シート、3は前記シート2と対向するように配置され前記シート2と共に返信用封筒の手紙などを入れる返信用収容部を構成するためのプラスチック製シート、である。
なお、図1は前記3つの各シート1,2,3のユーザー側(前面側)の面を示す図、図2は前記3つの各シート1,2,3のユーザーと反対側(背面側)の面を示す図である。また、図1において、1aは本実施例1の三重封筒の往信用封筒の表面A(封筒の外側の面)、2aは本実施例1の三重封筒の返信用封筒の表面B(封筒の外側の面)を示す。また、図2において、3aは本実施例1の三重封筒の往信用封筒及び返信用封筒の共通の裏面(封筒の外側の面)を示す。また、図1において、3cは、前記裏面3a(図2参照)の反対側の面(封筒の内側の面)を示す。さらに、図2において、1bと2bは、それぞれ、前記の1aで示す表面A(図1参照)と2aで示す表面B(図1参照)の反対側の面(封筒の内側の面)を示す。
また、図1及び図2において、4,5,6はそれぞれ前記シート1,2,3の各底部を示す。本実施例1では、前記シート1の底部4と前記シート2の底部5とが互いに溶着シールされると共に、前記シート2の底部5と前記シート3の底部6とが互いに溶着シールされる。また、7,8,9はそれぞれ前記シート1,2,3の各両側部を示す。本実施例1では、前記シート1の両側部7と前記シート2の両側部8とが互いに溶着シールされると共に、前記シート2の両側部8と前記シート3の両側部9とが互いに溶着シールされる。以上により、本実施例1においては、前記シート1及び前記シート2の前記各底部4,5と前記両側部7,8とが互いに溶着シールされることにより、往信封筒用収容部が形成される。また、前記シート2及び前記シート3の前記各底部5,6と前記両側部8,9とが互いに溶着シールされることにより、返信封筒用収容部が形成される。
また、図1において、11は前記シート1の前記表面Aを構成する部分(本体部)からその上方に所定距離aだけ延びるリップ状の折り曲げ部、12は前記シート2の前記表面Bを構成する部分(本体部)からその上方に所定距離bだけ延びるリップ状の折り曲げ部、である。前記折り曲げ部11は、前記折り曲げ部11の図示上下方向の距離aが、前記折り曲げ部13の図示上下方向の距離bの約2倍以上となるように形成されている。本実施例1においては、前記折り曲げ部11が図1の一点鎖線11aに沿って図1の紙面(画面)の奥行き方向に折り曲げられることにより、前記シート1及び2から構成される往信封筒用収容部の上方の開口部が塞がれる。また、前記折り曲げ部11と前記折り曲げ部12とがそれぞれ図1の一点鎖線11aと一点鎖線12a(一点鎖線11aと一点鎖線12aとは互いに対向する)とに沿って図1の紙面(画面)の奥行き方向に折り曲げられることにより、前記シート2及び3から構成される返信用収容部の開口部が塞がれる。
また、図2において、11bは、前記シート1の上端部の近傍部分に設けられた糊代部であって、前記シート1の前記折り曲げ部11の中の上方部分に配置され公知の粘着剤が塗布されその上に剥離紙(図示せず)が付着されている糊代部、である。また、12bは、前記シート2の前記折り曲げ部12の略中央部分に配置され公知の粘着剤が塗布されその上に剥離紙(図示せず)が付着されている糊代部、である。また、図2において、3cは、前記シート3の図示上方部分に配置された糊受け部であって、前記シート1の折り曲げ部11と前記シート2の折り曲げ部12とが共に図2の紙面(画面)の手前方向に折り曲げられて図2のシート3の裏面3aに当接されたとき、前記シート1の前記糊代部11bが当接される糊受け部、である。また、3bは、前記シート3の上端部と前記糊受け部3cとの間に配置された糊受け部であって、前記シート2の折り曲げ部12が図2の紙面(画面)の手前方向に折り曲げられてシート3の裏面3a(図2参照)に当接されたとき、前記シート2の前記糊代部12bが当接される糊受け部、である。
本実施例1では、図1のシート1の折り曲げ部11が、シート2の折り曲げ部12と共に、前記シート3の裏面3a(図2参照)の方向に折り曲げられることにより、前記シート1と前記シート2との間の収容部(及び前記シート2と前記シート3との間の収容部)の開口部が前記折り曲げ部11により塞がれると共に、前記折り曲げ部11の中の糊代部11bが前記シート3の裏面3aの前記糊受け部3cに当接される。このとき、前記糊代部11bの粘着剤の上に貼付されている剥離紙(図示せず)を剥離することにより、前記糊代部11bが前記糊受け部3cに固着され、前記シート1と前記シート2との間の収容部(及び前記シート2と前記シート3との間の収容部)が封止される。
また、本実施例1では、図1のシート2の折り曲げ部12をシート3の裏面3a(図2参照)の方向に折り曲げられることにより、前記シート2と前記シート3との間の収容部の開口部が前記折り曲げ部12により塞がれると共に、前記折り曲げ部2の中の糊代部12bが前記シート3の裏面3aの前記糊受け部3bに当接される。このとき、前記糊代部12bの粘着剤の上に貼付されている剥離紙(図示せず)を剥離することにより、前記糊代部12bが前記糊受け部3bに固着され、前記シート2と前記シート3との間の収容部が封止される。
次に、本実施例1による三重封筒の製造方法を説明する。まず、図3に基づいて、本実施例1の製造方法の全体構成を概念的に説明する。図3は、本実施例1の三重封筒を作成するための一枚のプラスチック製シート10を示す平面図で、図3(a)はその三重封筒の外側の面を形成する側を示す図、図3(b)はその三重封筒の内側の面を形成する側を示す図である。図3中、図1,2と共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図3(a)において、21は、前記シート10の下方の前記表面Bを形成する部分2aを図3(a)の奥行き方向に折り曲げるための折り曲げ線である。また、22は、このように前記表面Bを形成する部分2aを前記折り曲げ線21に沿って折り曲げた後に、前記シート10の図示上方の前記表面Aを形成する部分1aを図3(a)の奥行き方向に折り曲げるための折り曲げ線である。
また、図3(a)において、23及び25は、図1の各シート1,2,及び3の底部4,5,6の周辺部分が互いに対向された状態で互いに溶着された後に又は互いに溶着されながらカッティングされ除去される切り取り部、である。前記切り取り部23は、図3(a)の切り取り線23aと切り取り線23bとの間に挟まれた部分である。前記切り取り部25は、図3(a)の切り取り線25aと前記シート10の下端部との間に挟まれた部分である。
本実施例1の三重封筒の製造を概念的に説明すると、図3に示すようなシート10を準備し、まず図3(a)の折り曲げ線21を境にしてその下方部分(表面Bを含む部分2a)を図3(a)の奥行き方向に折り曲げ、その後、さらに図3(a)の折り曲げ線22を境にしてその上方部分(表面Aを含む部分1a)を図3(a)の奥行き方向に折り曲げる。この段階では、前記切り取り部25及び底部5と、前記切り取り部23及びその上及び下の底部4,6とが互いに重ねられた状態になる。そこで、これらの互いに重ねられている部分を溶着シールしながら(又は溶着シールした後に)、前記各切り取り線23a,23b,及び25a(このときは、前記各切り取り線23a,23b,25aは互いに略同一線状に重なっている)をカットする。これにより、前記切り取り部23及び25がカッティングされて除去された状態となり、且つ、前記各底部4,6,及び5が互いに溶着シールされた状態となる。
その後、前記折り曲げ線21の上下方向の近傍に位置する切り取り線21a及び21b(図3(a)参照。これらの各切り取り線21a及び21bは、前記シート10が前記折り曲げ線21を中心に折り畳まれた状態では、互いに一致した位置にある)をカットする。これにより、前記切り取り線21aと切り取り線21bとに挟まれた部分24a(図3(a)参照)が切除される。これにより、前記シート2とシート3とにより形成される収容部の開口部が形成される。
さらに、前記切り取り線21aの図3(a)の図示上方に位置する切り取り線21cをカットすると、前記切り取り線21aと前記切り取り線21cとの間に挟まれた部分24b(図3(a)参照)が切除される。これにより、前記シート2の上端部と前記シート3の上端部との間に段差が生じる、すなわち、前記シート2の上端部が、前記シート3の上端部よりも上方に突出するようになる。このシート2が突出する部分が、前記シート2の折り曲げ部12(図1参照)となる。また、前記各シート1,2,3の各両側部7,8,9(前記のシート10が三つ折りされた段階では、前記各両側部7,8,9は互いに重ねられた状態となっている)は、互いに溶着シールされる。これにより、シート1とシート2とにより形成される第1の収容部と、シート2とシート3とにより形成される第2の収容部と、の計2個の収容部が形成される。
以上により、本実施例1の三重封筒が製造される。なお、本実施例1では、前記各両側部7,8,9(これらは互いに重ねられた状態となっている)を互いに溶着シールした後に、前記と同様のカット動作を行って、前記切り取り線21a,21b,及び21cをカットし、前記切り取り部24(前記切り取り線21cと前記切り取り線21bとにより挟まれた部分)を切除するようにしてもよい。
次に、本実施例1の三重封筒の製造方法の詳細を図4以下を参照して順次説明する。まず、図4に示すように、一枚の原紙(プラスチック製シート)に、表面Aの郵便番号記入用ボックス欄、裏面の差出人欄、表面Bの郵便番号記入用ボックス欄などを含む印刷を行う。その際、表面Bの両側部(図3の符号8参照)のサイドシール位置に、エンドレスでベタ印刷を行う(この点については、図14−16などに関して後述する)。これは、前記表面Bを有するシート2の両側部(サイドシール部)8と前記表面Aを有するシート1の両側部(サイドシール部)7との間の溶着シールの強度を弱くして、往信用封筒を受け取ったユーザーが、その表紙(前記表面Aを有するシート1)を前記表面Bを有するシート2から剥ぎ取りやすくするためである。なお、図5は、図4に示す原紙の一部を拡大して示すものである。
次に、三角板などを使用して、図5に示す第1折部(図3(a)の折り曲げ線21と同一)を内側(印刷面の反対側)に折る。このとき、表面Aを有するシート1の上端部は、他のシート2,3の上端部よりも所定の距離だけ上方に突出するようになっている(この突出する部分は、シート1とシート2とにより形成される収容部の開口部を塞ぐための折り曲げ部11となる)。このとき、図6に示すように、前記の表面A(図3(a)の1a参照)の上部(前記折り曲げ部11)の内側の面の糊代部(図3(b)の11b参照)に、ホットメルト及び剥離テープなどによる糊付け加工をしておく。
次に、図7の第2折部(図3(a)の折り曲げ線22と同一)を内側(印刷面の反対側)に折り、三つ折にする。すなわち、表面Bを有するシート2が表面Aを有するシート1と裏面のシート3との間に挟まれるように折る。このとき、表面Aを有するシート1は、他の2枚のシート2,3よりも所定の距離(図3(b)の前記糊代部11b及びその周辺部分の図示上下方向の距離=図3(b)の前記折り曲げ部11の図示上下方向の略半分の距離)だけ長くなっている(図7参照)。なお、図8は、このときの三つ折りの状態を側面から示す概略図である。また図8において、25はシート2の端部である。
次に、図8に示したように三つ折りした状態で、折り曲げ線22及びシート10の下端の切り取り部25並びにその周辺部分(図1の各シート1,2,3の各底部4,5,6及びその周辺部分)を、図9に示すように、溶断シール、ヒートシール、又は超音波シールなどで溶着(底シール)し、前記各切り取り線23a,23b,25aに沿って切り取り、前記各底部4,5,6をシールする。なお、この点に関しては、図18−19を参照して後述する。
次に、表面Bを含むシート2の中にリップ状の折り曲げ部12(図1参照)を形成するために(シート2の上端部とシート3の上端部との間に段差を形成するために)、図3(a)の切り取り線21a,21bをカットして切り取り部24aを切除し、さらに図3(a)の切り取り線21cをカットして切り取り部24bを切除することにより、図10に示す切り取り部24を切除する。図10(a)はこのときの動作を説明するために前記3枚の互いに重なったシート1,2,3をそれらの側面側からみた図、図10(b)はこのときの動作を説明するために前記3枚の互いに重なったシート1,2,3を裏面を有するシート3の側から見た図である。
前記の図10で説明したカッティングにより、互いに長さの異なる3枚のシート1,2,3が互いに重ねられた状態で保持される(図11参照)。その後、表面Bを有するシート2の裏側の面(封筒の内側の面)の折り曲げ部12の中の糊代部12bに糊付け加工する。その後、表面Aを有するシート1と表面Bを有するシート2の各折り曲げ部(リップ折り返し部)11,12の各折り曲げ線11a,12aに、同時にミシン目加工する(図12参照)。次に、前記3つのシート1,2,3の印刷ピッチに合わせて、各シート1,2,3の両側部のサイドシール加工(溶断シール)を行う。以上により、本実施例1による三重封筒が完成する(図13参照)。
次に、上記の本実施例1の製造方法の中でポイントとなる部分についてより詳しく説明する。まず、本実施例1の製造方法において、表面Aを含むシート1を、表面Bを含むシート2から容易に剥離できるようにするための構成について説明する。図4に関して前述したように、本実施例1においては、シート1の両側部7とシート2の両側部8を互いに溶着シール(又は溶断シール、超音波シール)する前に、前記シート2の表面Bを有する側の面2aの両側部(サイドシール部)8に、エンドレスで所定量のインクをベタ印刷するようにしている(図14参照)。本実施例1では、このように、2枚のシート1,2の間にインクを挟み込むことにより、前記各シート1,2の間のシール強度を調節して弱くして(印刷インクがシール強度を妨げる作用を有する)、ユーザーが前記シート1を前記シート2から容易に剥離できるようにしている。図15(a)(b)はこのことを説明するための図である。すなわち、図15(a)に示すように、3枚のシート1,2,3を単に重ねてそれらを同時にシール(溶断シール、ヒートシールなど)した場合は、各シート間のシール強度は均一になる。これに対して、図15(b)に示すように、3枚のシート1と2の間に印刷インク(図15(b)の符号31参照)を介在させた上で前記3枚を重ねてシールした場合は、シート2とシート3との間のシール強度は強いが、シート1とシート2との間のシール強度は、前記インク31がシールの邪魔をするために弱くなり、シート1をシート2から剥離し易くなる。
なお、表面Aを含むシート1のシート2に対するシール強度を弱くする場合は前記インクのベタ印刷を100%ベタ印刷に近づけ、同シール強度を強くする場合は前記印刷を0%に近づければよい。印刷0%の場合は、シート表面のコロナ放電処理によるシール強度の弱さを利用してもよい。溶断シールの場合は、一度ヒートシールした後、熱刃でカットした方が表面Bを有するシート2と裏面を有するシート3とのシール強度が増すため、表面Aを有するシート1のシート2に対する剥離がより容易になる。シートの材質や厚みなどで異なるが、OPP(ポリプロピレン)の場合は、30〜50%ベタ印刷のとき、表面Aを有するシート1をユーザーがスムーズに剥離でき、且つ輸送途中に剥離することがないため理想的である(図16参照)。
なお、本実施例1では、前記印刷インクの介在という方法に代えて(又はこれと共に)、前記3つのシート1,2,3の各側部の端面の溶着シール部(シール玉)の厚さを、シート1とシート2との間は薄く形成すると共に、シート2とシート3との間は厚く形成するようにする(前記溶着シール部33を図17の上方から下方に向かうに従って徐々に外側方向に傾斜する略テーパ状に形成する)ことにより、シート1のシート2に対する剥離を容易にすることができる。すなわち、図17に示すように、本実施例1では、溶着シール用の熱刃32の向きや形状を工夫する(例えば、熱刃32の平面を、シート1の側部の端面1dとの距離は最も近くし、シート3の側部の端面3dとの距離は最も遠くし、シート2の側部の端面2dとの距離はそれらの中間とするように、傾斜させて配置する)ことにより、図17に示すような略テーパ状の断面を有するシール部(シール玉)33を形成することができる。この場合は、シート1の側部の端面1dとシート2の側部の端面2dに対向するシール部33の厚さが、シート2の側部の端面2dとシート3の側部の端面3dに対向するシール部33の厚さよりも薄く形成されるので、シート1のシート2からの剥離を容易に行えるようになる。
次に、3枚のシート1,2,3の各底部4,5,6の製造・溶着工程に関して説明する。図9に関して前述したように、本実施例1では、一枚のシート10(図3参照)を三つ折りにした後、前記各底部4,5,6(図1参照)となるべき部分を超音波シール、溶断シール、又はヒートシールなどで溶着し、不要部分(図3(a)の切り取り部23,25参照)を切除することにより、3枚のシート1,2,3の各底部4,5,6のシール部を形成するようにしている。この場合は、前記の各底部4,5,6となるべき部分を超音波や熱刃で溶着すると同時に前記不要部分をカットするか、又は、前記の各底部4,5,6となるべき部分をヒートシール等でシールした後にカッターで前記不要部分を切り取る(図18参照)。
この底部シールの工程において、表面Bを有するシート2と裏面を有するシート3との底部シールの強度はできるだけ強くしたい、他方、表面Aを有するシート1と表面Bを有するシート2との底部シールの強度は、前記サイドシールにおいて説明したのと同様に、シート1をシート2に対して剥離し易いように弱くしたい、というニーズがある。そこで、本実施例1においては、前記の図15に関して前述したサイドシールにおけると同様に、シート1の底部4とシート2の底部5との間にインクをベタ印刷し(図19の符号32参照)、シート2の底部5とシート3の底部6との間にはインクのベタ印刷は全く又はほとんど行わないようにしている(図19参照)。これにより、本実施例1では、シート1の底部4とシート2の底部5との間はシール強度が(シート2の底部5とシート3の底部6との間のシール強度と比較して)弱くなるので、シート1をシート2に対して剥離することが容易にできるようになる。なお、このとき、超音波シールで前記各底部4,5,6及びその周辺部をカットしながら溶着した場合はインクの影響を余り受けないため、一度ヒートシールした後に超音波シールでカットするようにした方がシート1の剥離がより容易になる。あるいは、超音波シールでカットした後にさらにヒートシールするようにした方がシート1の剥離がより容易になる。
また、本実施例1の製造方法においては、前述のようにインクのベタ印刷(図19の符号32参照)に代えて(又はこれとと共に)、熱刃による溶断加工のときに、熱刃の角度や形状を調整することなどにより、シート1の底部4の端面とシート2の底部5の端面とに対向する溶着シール玉(図19の符号33参照)の厚さを、シート2の底部側5の端面とシート3の底部6の端面とに対向する溶着シール玉(図19の符号33参照)の厚さよりも薄く形成するようにする(前記溶着シール玉33を、図19の上方から下方に向かうに従って徐々に外側方向に傾斜する略テーパ状に形成する)ことにより、シート1の剥離を容易にするようにしてもよい。この場合も、サイドシール部の関連で図17などに関して前述したところと同様に、シート1をシート2に対して容易に剥離できるようになる。
次に、本実施例1の製造方法では、図10に関連して前述したように、シート10を三つ折りした状態で、図3の切り取り部24(裏面を含むシート3となる部分の上方部分)をカッティングして切除することにより、表面Bを有するシート2と裏面を有するシート3との間で形成される収容部の開口部を形成すると共に、表面Bを含むシート2の上端部にリップ状折り曲げ部12(裏面を含むシート3の外側の面に向けて折り曲げる部分で、その略中央に糊代部12bが形成される部分)を形成するようにしている。そこで、次に、前記切り取り部24のカッティングの手順について、図20以下を参照して説明する。
本実施例1では、前記収容部の開口部を形成すると共に前記リップ状折り曲げ部12を形成するために、前記の図3の切り取り部24をカッターで切除するようにしている。このために、製袋機でスリットする段階では、前記シート10が三つ折りになっているため、表面Aを有するシート1が一番上になっていると前記切り取り部24をカッターで切断し難いので、前記シート10の上下を逆にして(裏面を有するシート3が上方に位置するようにして)流しながら、次のように第1及び第2のカット動作により、切除するようにしている(図20参照)。
まず第1のカット動作では、表面Bを含むシート2と裏面を含むシート3との間に形成される収容部(袋部)の開口部(入り口)を作るため、図3の切り取り部24aをカッティングして切除する。すなわち、表面Bを含むシート2と裏面を含むシート3とが折り曲げられている部分の上端部である折り曲げ線21より下方へ約10mmくらい離れた位置にあるシート2側の切り取り線21bとシート3側の切り取り線21a(図3(a)参照)とを、合わせて(シート2とシート3の両者を纏めて)同時にカットすることにより、図3の切り取り部24a(不要部分)を切除する。このカット時には、図21(a)に示すように、シート1とシート2との間に下敷き34を挿入しながら、図21(b)に示すように、シート3の裏面3aの側からカッター35で前記折り曲げ線21a及び21b(図3(a)参照)を切っていく(前記の下敷き34とカッター35とを同時に並行的に移動させていく)。このようにすることにより、シート2とシート3とを同時に切りながら、シート1は切らないようにすることができる。
次に、第2のカット動作では、表面Bのシート2の上端のリップ状折り曲げ部(図1の12参照)を作るため、裏面を含むシート3の図21に示す動作で切断した部分の上端(切り取り線21aの部分)から下方に例えば約30mmくらい離れた位置にある切り取り線21c(図3(a)参照)をカットする。この場合も、図22(a)に示すように、下敷き36を、表面Bを含むシート2と裏面を含むシート3との間(前記の第1のカット動作で作った開口部の中)に挿入し、シート3の裏面3aの側から、カッター37でシート3(の切り取り線21c)だけをカットする(下敷き36があるためにシート2はカットされない。下敷き36とカッター37は同時並行的に移動させていく)。これにより、図22(a)に示すように、シート3から切り取り部24b(不要部分)が切除される。この切除されたシート3の切り取り部24bに対向していた(前記下敷き36のために切除されなかった)シート2の部分が、リップ状の折り曲げ部12(図1参照)となる(図22(b)参照)。そして、この図22(b)の状態から、個別の封筒となるように図示縦方向にカッティングすることにより、図22(c)に示すような、互いに図示縦方向の長さが異なる3つのシートが重ねられて成る三重封筒、すなわち、シート1とシート2とがそれぞれリップ状の折り曲げ部11,12を備えた三重封筒が出来る。
次に、本実施例1による三重封筒(図22(c)参照)を返信用封筒付きの封筒として使用する場合における使用方法について説明する。往信用封筒の送付者は、まず、図23に示すように、シート1の表面Aに、通常の封筒と同様に、宛名を書くか又は印刷したタックシールなどを貼る。次に、送付者は、図24に示すように、三重封筒を裏返して、裏面のシート3と表面Bのシート2との間に形成されている収容部(袋部)に、書類などの内容物38を入れる。この場合、表面Aのシート1と裏面Bのシートとの間も収容部(袋部)になっているが、ここには入れないように注意する。
次に、送付者は、図25に示すように、シート1の表面Aの側に貼ってあるテープ(剥離紙)39のみを剥がして(シート2の表面Bの側にあるテープはそのままで)、予めミシン目などが形成されている折り曲げ線11a(図1参照)に沿って、シート1のリップ状折り曲げ部11を、シート2のリップ状折り曲げ部12(図1参照)と一緒に、シート3の裏面3a側に折り曲げて、シート1の糊代部11b(図2参照)の粘着部をシート3の糊受け部3c(図2参照)に当接することにより、封をして、投函、郵送する。
次に、この郵送されてきた封書を受け取った受信者(返信者)は、図26に示すように、この封筒を再度利用するために、宛名が記載されている表面Aを含むシート1だけを剥ぎ取る。すると、シート1が存在しなくなるので、未使用の表面Bのシート2と裏面のシート3とから成る封筒になる。そこで、受信者(返信者)は、図27に示すように、これを通常の封筒と同様に使用できる。すなわち、受信者(返信者)は、シート2の表面Bに送付先の宛名(この場合は返信なので前記往信用封筒の送付者)を記載して、シート2とシート3との間の収容部の中に内容物(返信の手紙など)を入れて、シート2の上端の折り曲げ部12に在るテープ(剥離紙)40を剥がして、糊代部12b(図2参照)の粘着部をシート3の裏面の糊受け部3b(図2参照)に当接させることにより封をして、投函・郵送することができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明及び本発明を構成する各構成要件は、それぞれ、前記の実施例及びそれを構成する各要素として述べたものに限定されるものではなく様々な修正及び変更が可能であり、本発明は添付の特許請求の範囲及びその均等物の範囲内にある修正及び変形を含むものである。例えば、前記の実施例1においては、手紙や書類を入れる封書に使用する三重封筒を例示したが、本発明はこれに限られるものではなく、手紙や書類以外の有体物を入れる袋(広い意味での封筒の一種)についても適用できることはもちろんである。すなわち、本発明による三重封筒は、例えば、果実を収容するための三重封筒(果実の栽培のために農薬を散布した時期や肥料を撒いた時期などの生産履歴を記入する欄が表紙に印刷された三重封筒)、荷札を収容するための三重封筒(荷物の運送時に荷物の表面などに添付する荷札を入れておくための三重封筒)などにも適用することができる。
本発明の実施例1を構成する3つのシートを説明するための平面図。 図1の3つのシートの裏側を示す図。 (a)は本実施例1を製造するための一枚のシートを示す図、(b)はその裏側を示す図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の製造方法を説明するための図。 本実施例1の使用方法を説明するための図。 本実施例1の使用方法を説明するための図。 本実施例1の使用方法を説明するための図。 本実施例1の使用方法を説明するための図。 本実施例1の使用方法を説明するための図。
符号の説明
1,2,3,10 シート
1d,2d,3d 側部の端面
4,5,6 底部
7,8,9 側部
11,12 折り曲げ部
11a,12a,21,22 折り曲げ線
11b,12b 糊代部
21a,21b,21c,23a,23b,25a 切り取り線
23,24,24a,24b,25 切り取り部
31 インク
32 熱刃
33 シール部(シール玉)
35,37 カッター
38 内容物

Claims (5)

  1. 第1シート、第2シート、及び第3シートが、前記第1、第2、及び第3の順に重ねられており、それらの各底部及び各両側部の互いに対向する部分が互いに固定されることにより前記第1シートと第2シートとの間に書類その他の有体物を収容するための第1収容部が形成されると共に前記第2シートと第3シートとの間に書類その他の有体物を収容するための第2収容部が形成されており、前記第1、第2、及び第3シートの各上端部が互いに開放されることにより前記第1収容部の上方を開口する第1開口部と前記第2収容部の上方を開口する第2開口部が形成されている三重封筒であって、
    前記第1シートは、前記第1収容部のユーザーから見て前面側を形成する第1本体部と、前記第1本体部から上方に第1の距離だけ延びるリップ状の第1折り曲げ部であって前記の第1開口部及び第2開口部を塞ぐように折り曲げ可能な第1折り曲げ部と、前記第1折り曲げ部の中の前記第1開口部に面する側の上方部分に粘着部が付着されて成る第1糊代部と、を備えており、
    前記第2シートは、前記第1収容部の背面側及び前記第2収容部の前面側を形成する第2本体部と、前記第2本体部から上方に前記第1の距離よりも前記第1糊代部の上下方向の距離以上短い第2の距離だけ延びるリップ状の第2折り曲げ部であって前記第2開口部を塞ぐように折り曲げ可能な第2折り曲げ部と、前記第2折り曲げ部の中の前記第2開口部に面する側の上方部分に粘着部が付着されて成る第2糊代部と、を備えており、
    前記第3シートは、前記第2収容部の背面側を形成する第3本体部と、前記第3本体部の中の上方部分に配置されており前記第2折り曲げ部が折り曲げられたとき前記第2糊代部が当接される第2糊受け部と、前記第3本体部の中の前記第2糊受け部の下方部分に配置されており前記第1折り曲げ部が折り曲げられたとき前記第1糊代部が当接される第1糊受け部と、を備えている、
    ことを特徴とする三重封筒。
  2. 請求項1において、前記第3シートの上端部であって前記第2シートの第2糊代部と対向する部分は、カットされて除去されている、ことを特徴とする三重封筒。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第1、第2、及び第3シートはプラスチック製シートにより形成されており、
    前記第1シートの両側部と前記第2シートの両側部との間、及び/又は、前記第1シートの底部と前記第2シートの底部との間には、予め所定の濃度でインクが印刷されており、このインクにより、前記第1シートの両側部と前記第2シートの両側部との溶着シール部の強度、及び/又は、前記第1シートの底部と前記第2シートの底部との溶着シール部の強度が、前記第2シートの両側部と前記第3シートの両側部との溶着シール部の強度、及び/又は、前記第2シートの底部と前記第3シートの底部との溶着シール部の強度よりも小さくなっている、ことを特徴とする三重封筒。
  4. 請求項1,2,又は3において、
    前記第1、第2、及び第3シートはプラスチック製シートにより形成されており、
    前記第1シートの両側部と前記第2シートの両側部との間の溶着シール部の厚さ、及び/又は、前記第1シートの底部と前記第2シートの底部との間の溶着シール部の厚さは、前記第2シートの両側部と前記第3シートの両側部との間の溶着シール部の厚さ、及び/又は、前記第2シートの底部と前記第3シートの底部との間の溶着シール部の厚さよりも、薄く形成されている、ことを特徴とする三重封筒。
  5. 書類その他の有体物をそれぞれ収容するための2つの収容部を含む三重封筒の製造方法であって、
    一枚のシートを、その一方の端部側に配置され第1の封筒の表面Aと成る第1の部分と、その他方の端部側に配置され第2の封筒の表面Bとなる第2の部分と、両者の間に配置され前記第1の封筒の表面A及び前記第2の封筒の表面Bの共通の裏面となる第3の部分との3つの部分に分ける各折り曲げ線に沿って三つ折りし、その際、前記第1の部分の上端部が前記第2及び第3の部分よりも上方に突出するように折ることにより、前記第1の部分の上端部に前記第2及び第3の部分に向かって折り曲げ可能な第1のリップ状折り曲げ部を形成する三つ折り工程と、
    前記第1、第2、及び第3の部分の互いに対向する底部及び両側部をシールすることにより、前記第1及び第2の部分により第1の収容部を形成すると共に、前記第2及び第3の部分により第2の収容部を形成するシール工程と、
    前記第2の部分と前記第3の部分とを分ける折り曲げ線又はその周辺部分を前記折り曲げ線と略並行に切除することにより、前記第2の収容部の開口部を形成する第1カッティング工程と、
    前記第1カッティング工程による切除を行った後の前記第3の部分の上端部の下方部分を前記折り曲げ線と略並行に切除することにより、前記第2の部分の上端部に前記第3の部分の上端部の方向に折り曲げ可能な第2のリップ状折り曲げ部を形成する第2カッティング工程と、
    を含むことを特徴とする三重封筒の製造方法。
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