JP2020075707A - 手押し車及び障害物乗越機構 - Google Patents

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【課題】路面上の障害物を安定して乗越えることができる手押し車及び障害物乗越機構を得る。【解決手段】手押し車10は、ベース部12に取り付けられ、ベース部12を移動可能に支持する複数の車輪16と、ベース部12に対して移動方向の前後に揺動可能に取り付けられた揺動部材32と、揺動部材32を移動方向前方側に付勢する付勢部材34と、を有し、揺動部材32は、移動方向と交差する方向を長手方向とする平面状の当接部32Bを備え、当接部32Bは、揺動部材32が付勢部材34に付勢された状態で、移動方向前方側かつ下方側に向けられている。【選択図】図6

Description

本発明は、手押し車に関する。
特許文献1には、既設の台車に後から取付可能に構成された段差乗越え用補助装置が開示されている。この段差乗越え用補助装置は、一対の前輪の間に配置された扇形の前部補助輪と、一対の後輪の間に配置された扇側の後部補助輪とを備えており、前輪に先行して前部補助輪が段差に当接することで、台車の前部が段差を乗り越える構成となっている。同様に、後輪に先行して後部補助輪が段差に当接することで、台車の後部が段差を乗り越える。
特開2003−63407号公報
しかしながら、上記特許文献1のように扇形の補助輪で段差を乗り越える構造では、補助輪を確実に段差に当接させる必要があり、狭幅の段差や路面上の突起などの障害物を安定して乗越えるには改善の余地がある。
本発明は上記事実を考慮し、路面上の障害物を安定して乗越えることができる手押し車及び障害物乗越機構を得ることを目的とする。
請求項1に記載の手押し車は、ベース部に取り付けられ、該ベース部を移動可能に支持する複数の車輪と、前記ベース部に対して移動方向の前後に揺動可能に取り付けられた揺動部材と、前記揺動部材を移動方向前方側に付勢する付勢部材と、を有し、前記揺動部材は、移動方向と交差する方向を長手方向とする平面状の当接部を備え、前記当接部は、前記揺動部材が前記付勢部材に付勢された状態で、移動方向前方側かつ下方側に向けられている。
請求項1に記載の手押し車では、ベース部に複数の車輪が取り付けられており、これらの複数の車輪によってベース部が移動可能に支持されている。また、ベース部には揺動部材が取り付けられており、この揺動部材は、移動方向の前後に揺動可能とされている。さらに揺動部材は、付勢部材によって移動方向前方側に付勢されている。これにより、揺動部材は、段差(障害物)に当接する前の通常状態で移動方向前方側に揺動された状態となっている。そして、揺動部材が段差に当接することで、付勢部材の付勢力に抗して揺動部材が移動方向後方側へ揺動され、ベース部が持ち上げられて段差を乗り越えることができる。
また、揺動部材は、平面状の当接部を備えており、この当接部は、移動方向と交差する方向を長手方向としている。これにより、路面上に突起などの障害物が存在する場合であっても、平面状の当接部を障害物に当接させ易い。
さらに、この当接部は、揺動部材が付勢部材によって移動方向前方側に付勢された状態で、移動方向前方側かつ下方側に向けられている。これにより、例えば当接部が段差に当接した際に、段差から揺動部材に対して移動方向後方側へ揺動させる方向の反力を作用させることができる。
請求項2に記載の手押し車は、請求項1において、前記当接部における移動方向前方側の面には、前記当接部よりも摩擦係数が大きいシート状部材が貼付されている。
請求項2に記載の手押し車では、揺動部材が段差などの障害物に当接した際に、当接部に貼付されたシート状部材によって揺動部材が滑るのを抑制することができる。この結果、揺動部材が障害物に当接した際に、安定してベース部を持ち上げることができる。
請求項3に記載の手押し車は、請求項1又は2において、前記付勢部材は、前記ベース部と前記当接部における移動方向後方側の面とを連結するバネ部材である。
請求項3に記載の手押し車では、バネ部材からの付勢力を当接部における移動方向後方側の面に作用させることができ、車輪や補助輪の支軸などに付勢部材が連結された構成と比較して、安定して揺動部材へ付勢力を作用させることができる。
請求項4に記載の手押し車は、請求項1〜3の何れか1項において、移動方向と直交する方向に一対の前記車輪を備え、前記揺動部材は、前記車輪の間に配置されている。
請求項4に記載の手押し車では、一対の車輪の間に揺動部材を配置することで、この車輪の間に路面上の突起が存在する場合であっても、揺動部材の当接部を突起に当接させることができる。
請求項5に記載の手押し車は、請求項4において、前記車輪は、移動方向の前後に間隔をあけて複数設けられており、前記揺動部材は、移動方向の前後に複数設けられている。
請求項5に記載の手押し車では、手押し車の前部及び後部の両側でスムーズに障害物を乗り越えることができる。
請求項6に記載の手押し車は、請求項1において、前記揺動部材は、前記付勢部材によって移動方向前方側に付勢された揺動部と、前記揺動部に対して上下方向かつ移動方向へ斜めにスライド可能に取り付けられると共に前記当接部を備えたスライド部と、前記揺動部と前記スライド部との間に設けられて前記スライド部を上方側かつ移動方向前方側へ付勢するスライド制限部材とを含んで構成されており、前記スライド制限部材の付勢力が前記付勢部材の付勢力よりも小さくされている。
請求項6に記載の手押し車では、揺動部材が段差に当接することで、スライド部がスライド制限部材の付勢力に抗して下方側かつ移動方向後方側へスライドする。これにより、ベース部が持ち上げられる。そして、段差からスライド部へ作用する力が付勢部材の付勢力よりも大きくなった時点で、付勢部材の付勢力に抗して揺動部がスライド部と共に移動方向後方側へ揺動され、段差を乗り越える。このように、揺動部を揺動させる前にスライド部がスライドしてベース部を持ち上げることで、より高い段差であっても乗り越えることができる。
請求項7に記載の手押し車は、請求項6において、前記揺動部は、前記当接部と平行な摺動面を備えており、前記スライド部における前記当接部が前記摺動面に摺動可能に重ね合わされている。
請求項7に記載の手押し車では、スライド部は、スライド時に揺動部の摺動面に摺動する。これにより、段差に当接している当接部を摺動面で支持することができるため、安定してスライド部をスライドさせることができる。
請求項8に記載の障害物乗越機構は、複数の車輪を備えた手押し車に取り付けられる障害物乗越機構であって、前記手押し車の底部に取り付けられる取付部と、前記取付部に対して前記手押し車の移動方向の前後に揺動可能に取り付けられた揺動部材と、前記揺動部材を移動方向前方側に付勢する付勢部材と、を有し、前記揺動部材は、前記手押し車に取り付けられた状態で移動方向と交差する方向を長手方向とする平面状の当接部を備え、前記当接部は、前記揺動部材が前記付勢部材に付勢された状態で、移動方向前方側かつ下方側に向けられている。
請求項8に記載の障害物乗越機構では、手押し車に取り付けられる取付部を有しており、この取付部には揺動部材が取り付けられている。また、付勢部材によって揺動部材が手押し車の移動方向前方側に付勢されている。ここで、揺動部材は、取付部に対して手押し車の移動方向の前後に揺動可能とされている。これにより、揺動部材が段差に当接することで、付勢部材の付勢力に抗して揺動部材が移動方向後方側へ揺動され、手押し車が持ち上げられて障害物を乗り越えることができる。
また、揺動部材は、平面状の当接部を備えており、この当接部は、手押し車に取り付けられた状態で移動方向と交差する方向を長手方向としている。これにより、路面上に突起などの障害物が存在する場合であっても、当接部を障害物に当接させ易い。
さらに、この当接部は、揺動部材が付勢部材によって移動方向前方側に付勢された状態で、移動方向前方側かつ下方側に向けられている。これにより、例えば当接部が段差に当接した際に、段差から揺動部材に対して移動方向後方側へ揺動させる方向の反力を作用させることができる。
以上説明したように、本発明に係る手押し車及び障害物乗越機構によれば、路面上の障害物を安定して乗越えることができる。
第1実施形態に係る台車の全体構成を示す斜視図である。 第1実施形態に係る台車の底面図である。 第1実施形態に係る台車を構成する障害物乗越機構の側面図である。 第1実施形態に係る台車を構成する障害物乗越機構の背面図である。 第1実施形態に係る台車が段差を乗り越える前の状態を説明するための要部拡大側面図である。 第1実施形態に係る台車が段差を乗り越えている途中の状態を説明するための要部拡大側面図である。 第1実施形態に係る台車が段差を乗り越えた状態を説明するための要部拡大側面図である。 第2実施形態に係るシルバーカーの全体構成を示す斜視図である。 第3実施形態に係る台車の全体構成を示す斜視図である。 第3実施形態に係る台車を構成する障害物乗越機構の側面図であり、(A)にはスライド前の状態が示されており、(B)にはスライド後の状態が示されている。 第3実施形態に係る台車が段差を乗り越える前の状態を説明するための要部拡大側面図である。 第3実施形態に係る台車が段差を乗り越えている途中の状態を説明するための要部拡大側面図である。 第3実施形態に係る台車が段差を乗り越えている途中の状態を説明するための要部拡大側面図である。 第3実施形態に係る台車の変形例を示す側面図である。
<第1実施形態>
第1実施形態に係る手押し車について、図面を参照して説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR及び矢印UPは、移動方向の前方側及び鉛直上方向をそれぞれ示している。以下、単に前後、上下、左右の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、移動方向の前後、鉛直方向の上下、移動方向前方を向いた場合の左右を示すものとする。
(台車の全体構成)
図1には、手押し車の一例として台車10が図示されている。台車10は、主として、ベース部12と、取手部14と、複数の車輪16と、2つの障害物乗越機構18とを含んで構成されている。なお、図1では、台車10の要部のみを図示しており、一部の図示を省略している。
ベース部12は、平面視で略矩形状に形成された平板部材である。そして、このベース部12の上面は、荷物が載置される領域となっている。また、ベース部12における台車10の移動方向後方側の端部には、取手部14が設けられている。
取手部14は、下方側が開放された略U字状の部材であり、下端部がそれぞれベース部12に固定されている。また、取手部14の上部は、下部に比べて後方側へ屈曲されており、使用者が把持しやすい形状とされている。
ベース部12には4つの車輪16が取り付けられており、これらの車輪16によってベース部12が移動可能に支持されている。4つの車輪16のうち、前方側の2つは前輪16Aであり、後方側の2つは後輪16Bとなっている。なお、本実施形態では、前輪16A及び後輪16Bが略同じ構造となっているが、前輪16Aと後輪16Bとを異なる構造としてもよい。
図5に示されるように、車輪16は回転軸24に固定されており、回転軸24は、車輪16の両側に左右一対設けられた脚部22に回動可能に軸支されている。脚部22は、基部20(図2参照)から下方側へ延出されており、この脚部22の下端部に回転軸24が軸支されている。
図2に示されるように、基部20は、底面視で略矩形状に形成されており、この基部20の四隅が図示しないボルトなどの締結部材によってベース部12に締結されている。このようにして、前輪16A及び後輪16Bはそれぞれ、ベース部12に締結された基部20から延出された左右一対の脚部22によって軸支されている。
ここで、移動方向の前後に複数の障害物乗越機構18が設けられている。具体的には、障害物乗越機構18は、一対の前輪16Aの間、及び、一対の後輪16Bの間に設けられている。
(障害物乗越機構)
図3に示されるように、障害物乗越機構18は、主として、取付部30と、揺動部材32と、シート状部材としてのゴムシート36と、付勢部材としてのバネ部材34とを含んで構成されている。なお、図3に示す矢印FRは、障害物乗越機構18を台車10に取り付けた状態における移動方向前方側を示している。
取付部30は、図1に示されるように、平面視で略矩形状に形成されており、図示しない締結部材などによってベース部12の下面に取り付けられている。すなわち、取付部30は、台車10の底部に取り付けられている。
取付部30には、ヒンジ38を介して揺動部材32が取り付けられている。ヒンジ38は、回転軸部38Cを挟んで一方側の第1面部38Aと他方側の第2面部38Bとを含んで構成されており、第1面部38Aは、取付部30の下面側に図示しない締結部材などによって固定されている。
ヒンジ38の第2面部38Bは、第1面部38Aとでなす角度が0度から180度までの範囲で開閉可能とされている。そして、この第2面部38Bに図示しない締結部材などによって揺動部材32が取り付けられている。このため、揺動部材32は、取付部30に対して移動方向の前後に揺動可能となっている。換言すれば、図1及び図2に示されるように、揺動部材32は、ベース部12に対して移動方向の前後に揺動可能に取り付けられる。
図3に示されるように、揺動部材32は、ヒンジ38の第2面部38Bから移動方向前方側かつ下方側へ斜めに延在された支持アーム32Aと、支持アーム32Aの先端から移動方向後方側かつ下方側へ斜めに延在された当接部32Bとを含んで構成されている。このため、揺動部材32は、移動方向と直交する方向から見て略L字状に形成されている。
図1に示されるように、支持アーム32A及び当接部32Bは、移動方向と交差する方向を長手方向として平面状に形成されている。また、図3に示されるように、当接部32Bにおける移動方向前方側の面には、当接部よりも摩擦係数が大きいゴムシート36が貼付されている。なお、本実施形態では一例として、ステンレス製の揺動部材32を用いている。
当接部32Bにおける移動方向後方側の面には、バネ部材34の一端部が固定されている。本実施形態では一例として、バネ部材34が圧縮コイルバネによって形成されており、このバネ部材34の一端部が当接部32Bに固定されている。また、バネ部材34の他端部は、ベース部12の下面に固定されている。このため、バネ部材34によってベース部12と当接部32Bにおける移動方向後方側の面とが連結されている。
ここで、バネ部材34が圧縮コイルバネによって形成されているため、揺動部材32は、移動方向前方側へ揺動する方向に付勢されている。そして、図3の状態では、揺動部材32が最も移動方向前方側へ付勢された状態となっている。
図5に示されるように、揺動部材32は、移動方向前方側に揺動された状態で前輪16Aよりも移動方向前方側に位置している。また、揺動部材32の当接部32Bは、揺動部材32がバネ部材34に付勢された状態で、移動方向前方側かつ下方側に向けられている。
次に、障害物乗越機構18の動作について図5〜図7を参照して説明する。
図5には、揺動部材32の当接部32Bが路面100の段差部102に当接した状態が図示されている。具体的には、当接部32Bに添付されたゴムシート36が前輪16Aに先行して段差部102に当接している。そして、この状態では揺動部材32は揺動しておらず、最も移動方向前方側に位置している。
この状態からさらに台車10が移動方向前方側へ移動されると、段差部102から揺動部材32へバネ部材34を押し縮める方向の反力が作用する。これにより、図6に示されるように、揺動部材32がバネ部材34の付勢力に抗して移動方向後方側へ揺動される。
また、揺動部材32が揺動されることで、この揺動部材32と段差部102とが接触している部分を支点として台車10の前部が持ち上げられる。そして、台車10に移動方向前方側への力が加えられることで、揺動部材32が移動方向後方側へ揺動され、台車10を前方へ移動させる。
前輪16Aが段差部102の上に着地することで、揺動部材32が路面100から離間する。このため、揺動部材32は、バネ部材34の付勢力によって図5と同じ位置まで移動方向前方側へ揺動される。
また、本実施形態では、図2に示されるように、台車10の後部にも障害物乗越機構18が設けられている。このため、前輪16Aと同様に、後輪16Bに先行して揺動部材32が段差部102に当接し、揺動部材32が移動方向後方側へ揺動しながら後輪16Bが持ち上げられる。これにより、台車10の後部が段差部102を乗り越える。
(作用)
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の台車10では、揺動部材32が車輪16に先行して段差などの障害物に当接することで、揺動部材32が移動方向後方側へ揺動され、ベース部12が持ち上げられて障害物を乗り越えることができる。
また、図1に示されるように、揺動部材32は、平面状の当接部32Bを備えており、この当接部32Bは、移動方向と交差(直交)する方向を長手方向としている。これにより、障害物の幅が狭い場合や、路面上の突起が存在するであっても、当接部32Bをこれらの障害物に当接させ易い。
さらに、図3に示されるように、当接部32Bは、揺動部材32がバネ部材34によって移動方向前方側に付勢された状態で、移動方向前方側かつ下方側に向けられている。これにより、当接部32Bが段差などの障害物に当接した際に、障害物から揺動部材32に対して移動方向後方側へ揺動させる方向の反力を作用させることができる。このようにして、本実施形態の台車10は、路面上の障害物を安定して乗越えることができる。
さらにまた、本実施形態では、当接部32Bにゴムシート36が貼付されている。これにより、揺動部材32が障害物に当接した際に、ゴムシート36によって揺動部材32が滑るのを抑制することができる。この結果、障害物からの反力を受けて安定して揺動部材32を移動方向後方側へ揺動させることができる。
また、本実施形態では、図5に示されるように、ベース部12と当接部とを連結するバネ部材34によって揺動部材32が付勢されている。これにより、バネ部材34からの付勢力を当接部32Bにおける移動方向後方側の面に作用させることができ、車輪や補助輪に付勢部材が連結された構成よりも安定して揺動部材32を付勢することができる。
さらに、本実施形態のように、一対の前輪16Aの間に揺動部材32(障害物乗越機構18)を配置することで、この前輪16Aの間に路面上の突起が位置する場合であっても、揺動部材32の当接部を突起に当接させることができる。また、後輪16Bの間にも揺動部材32(障害物乗越機構18)が配置されているため、台車10の前部及び後部の両側でスムーズに障害物を乗り越えさせることができる。
さらにまた、本実施形態の障害物乗越機構18は、台車10の底部に取り付けられる取付部30と、揺動部材32と、バネ部材34とを含んで構成されているため、既設の台車10に後付けすることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
図8には、手押し車の一例としてシルバーカー50が図示されている。シルバーカー50は、主として、収納部52と、フレーム部54と、複数の車輪56と、2つの障害物乗越機構18とを含んで構成されている。
収納部52は、収納本体部52Aと蓋部52Bとを含んで構成されている。収納本体部52Aは、平面視で略矩形の箱状に形成されており、内部に荷物を収納できるように構成されている。また、収納本体部52Aの上部は開口されており、この開口が蓋部52Bによって上側から覆われている。
蓋部52Bは、収納本体部52Aに開閉可能に取り付けられており、この蓋部52Bの上面は、平面状に形成されており、荷物が載置可能とされている。また、この蓋部52Bの上面に使用者が着座することが可能となっている。
収納部52は、フレーム部54に固定されている。フレーム部54は、上下方向に対して斜めに延在された第1パイプ54A及び第2パイプ54Bと、第1パイプ54A同士を移動方向と直交する方向(幅方向)に連結する連結パイプ54Cと、取手部54Dとを含んで構成されている。
第1パイプ54Aは、上方から下方へ向かうにつれて移動方向前方側に位置するように傾斜されており、収納部52の左右に一対配置されている。また第1パイプ54Aの下部に収納本体部52Aが固定されており、この収納本体部52Aは、左右一対の第1パイプ54Aによって挟み込まれている。
第1パイプ54Aにおける長手方向の中間部分よりもやや上方側には連結パイプ54Cが配置されており、この連結パイプ54Cによって第1パイプ54A同士が幅方向に連結されている。
第1パイプ54Aにおける連結パイプ54Cとの連結部から斜め後方側へ第2パイプ54Bが延在されている。第2パイプ54Bは、上方から下方へ向かうにつれて移動方向後方側に位置するように傾斜されており、収納部52の左右に一対配置されている。また、第2パイプ54Bに収納本体部52Aの後部が固定されている。
第1パイプ54Aの上端部は、幅方向の外側(対向する第1パイプ54Aの方向に対する反対側)へ屈曲されており、この第1パイプ54Aの上端部が取手部54Dとなっている。取手部54Dには使用者が把持しやすいようにグリップが取り付けられている。
ここで、シルバーカー50は複数の車輪56を備えている。具体的には、左右一対の前輪56Aと、左右一対の後輪56Bとを備えている。前輪56Aはそれぞれ、第1パイプ54Aの下端部に取り付けられており、後輪56Bはそれぞれ、第2パイプ54Bの下端部に取り付けられている。
ここで、収納本体部52Aの底部には、2つの障害物乗越機構18が設けられている。障害物乗越機構18は、第1実施形態と同様に図3及び図4に示される構造とされており、この障害物乗越機構18の取付部30が収納本体部52Aの底部に取り付けられている。
また、取付部30に対してシルバーカー50の移動方向の前後に揺動可能に揺動部材32が取り付けられている。ここで、揺動部材32は、シルバーカー50に取り付けられた状態で、移動方向と直交する方向を長手方向とする平面状の当接部32Bを備えている。
また、図3に示されるように、揺動部材32はバネ部材34によって移動方向前方側へ付勢されており、当接部32Bは、揺動部材32がバネ部材34に付勢された状態で、移動方向前方側かつ下方側に向けられている。
(作用)
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態のシルバーカー50では、左右一対の前輪56Aの間に路面上の突起などがあった場合でも、揺動部材32が突起に当接することで、移動方向後方側へ揺動され、突起を乗り越えることができる。その他の作用について第1実施形態と同様である。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
図9に示されるように、本実施形態の台車40は、障害物乗越機構42を備えている。障害物乗越機構42は、一対の前輪16Aの間に設けられており、一対の後輪16Bの間には設けられていない。
(障害物乗越機構)
図10(A)に示されるように、障害物乗越機構42は、主として、取付部30と、揺動部材44と、シート状部材としてのゴムシート41と、付勢部材としてのトーションバネ47とを含んで構成されている。なお、図中に示す矢印FRは、障害物乗越機構42を台車40に取り付けた状態における移動方向前方側を示している。
本実施形態では、取付部30には、図示しないヒンジを介して揺動部材44が取り付けられており、この取付部30と揺動部材44とがトーションバネ47によって連結されている。
具体的には、揺動部材44は、揺動部46、スライド部48及びスライド制限部材としての弾性部材43を含んで構成されている。揺動部46は、移動方向と直交する側面視で略L字状に形成されており、支持アーム46Aと、摺動面46Bとを備えている。そして、揺動部46の支持アーム46Aにトーションバネ47の一端が固定されている。また、トーションバネ47の他端が取付部30に固定されており、このトーションバネ47の付勢力によって揺動部46が移動方向前方側に付勢されている。
揺動部46の支持アーム46Aは、段差からの外力を受けていない無負荷状態で前方側へ向かうにつれて下方側へ傾斜している。また、摺動面46Bは、支持アーム46Aの下端部から後方側かつ下方側へ斜めに延在している。そして、この揺動部46を囲むようにスライド部48が設けられている。
スライド部48は、移動方向と直交する側面視で略コの字状に形成されており、上壁48Aと、当接部48Bと、下壁48Cとを備えている。上壁48Aは、段差からの外力を受けていない無負荷状態で前方側へ向かうにつれて下方側へ傾斜している。
また、当接部48Bは、上壁48Aの下端部から後方側かつ下方側へ斜めに延在している。これに対して、揺動部46の摺動面46Bは、当接部48Bと平行な摺動面となっており、スライド部48における当接部48Bが揺動部46の摺動面46Bに摺動可能に重ね合わされている。ここで、当接部48Bにおける移動方向前方側の面には、当接部48Bよりも摩擦係数が大きいゴムシート41が貼付されている。なお、摺動面46Bには、潤滑部材を貼付又は塗布するなどしてもよい。
さらに、下壁48Cは、当接部48Bの下端部から後方側かつ上方側へ斜めに延在しており、この下壁48Cに揺動部46の摺動面46Bの下端が突き当てられている。
スライド部48の上壁48Aの下面にはスライド軸部材45の一端部が取り付けられている。スライド軸部材45は、スライド部48の上壁48Aから下壁48Cへ向かう方向を軸方向とする長尺状の円柱体であり、スライド部48の他端部は、揺動部46の支持アーム46Aを貫通している。このように、スライド部48は、揺動部46に対して上下方向かつ移動方向へ斜めにスライド可能に取り付けられている。
弾性部材43は、弾性を有する材料によって形成されており、本実施形態では一例としてスポンジ材で形成されている。また、弾性部材43は、揺動部46の支持アーム46Aの上面とスライド部48の上壁48Aの下面との間に挟み込まれた状態で配設されており、スライド部48を上方側かつ移動方向前方側へ付勢している。
ここで、弾性部材43の付勢力は、トーションバネ47の付勢力よりも小さく設定されている。このため、図10(A)の状態において、揺動部材44に対して後方側へ向かう方向へ外力が加えられた場合、トーションバネ47が変形する前にスライド部48が揺動部46に対してスライド軸部材45の軸方向にスライドされる。
次に、障害物乗越機構42の動作について図11〜図13を参照して説明する。
図11には、揺動部材44の当接部48Bが路面104の段差部106に当接した状態が図示されている。具体的には、当接部48Bに添付されたゴムシート41が前輪16Aに先行して段差部106に当接している。そして、この状態では揺動部材44は揺動しておらず、最も移動方向前方側に位置している。また、この状態ではスライド部48はスライドされておらず、弾性部材43の付勢力によってスライド部48が上方側かつ移動方向前方側へ付勢されている。
この状態からさらに台車40が前方側へ移動されると、弾性部材43の付勢力に抗してスライド部48が揺動部46に対して下方側かつ後方側へスライドする。ここで、段差部106が接触しているゴムシート41の摩擦係数が大きいため、スライド部48の位置はほとんど変化せず、揺動部46がベース部12と共に上方側かつ前方側へ斜めに移動する。これにより、図12に示されるように、台車40の前部が持ち上げられる。
図12に示される状態では、スライド部48に対して揺動部46が相対的に摺動されることで弾性部材43が押し縮められている。また、揺動部46は揺動していない。すなわち、ベース部12に対する揺動部46の角度は変化していない。
弾性部材43が一定量だけ押し縮められることで、段差部106から揺動部46に作用する外力が大きくなる。そして、揺動部46に作用する外力がトーションバネ47の付勢力よりも大きくなった時点で、段差部106から揺動部46へトーションバネ47を変形させる方向の反力が作用する。これにより、図13に示されるように、揺動部46がトーションバネ47の付勢力に抗して移動方向後方側へ揺動される。
揺動部46が揺動されることで、揺動部材44と段差部106とが接触している部分を支点として台車40の前部が持ち上げられる。そして、台車40に移動方向前方側への力が加えられることで、揺動部材44が移動方向後方側へ揺動され、台車40を前方へ移動させる。このようにして、段差部106を乗り越えることができる。
前輪16Aが段差部106の上に着地して揺動部材44が路面104から離間することで、揺動部材44は、トーションバネ47の付勢力によって図11と同じ位置まで移動方向前方側へ揺動される。
(作用)
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の台車40では、段差部106からスライド部48へ作用する力がトーションバネ47の付勢力よりも大きくなった時点で、トーションバネ47の付勢力に抗して揺動部46がスライド部48と共に移動方向後方側へ揺動され、段差を乗り越える。このように、揺動部46を揺動させる前にスライド部48がスライドしてベース部12を持ち上げることで、より高い段差であっても乗り越えることができる。
また、本実施形態では、スライド部48は、スライド時に揺動部の摺動面46Bに摺動する。これにより、段差部106に当接している当接部48Bを摺動面46Bで支持することができるため、安定してスライド部48をスライドさせることができる。その他の作用については第1実施形態と同様である。
以上、第1実施形態及び第2実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、上記実施形態では、前輪と後輪の大きさを同じ大きさとしたが、これに限定されない。例えば、図14に示される変形例の構造を採用してもよい。
(変形例)
図14に示されるように、本変形例の台車60では、ベース部12に4つの車輪62が取り付けられており、これらの車輪62によってベース部12が移動可能に支持されている。
ここで、4つの車輪62のうち、前方側の2つは前輪62Aであり、後方側の2つは後輪62Bとなっている。そして、本変形例では、前輪62Aが後輪62Bよりも大径に形成されている。このため、ベース部12は、前側が上方に位置するように傾斜した状態となっている。
以上のように、本変形例では前輪62Aを大径にすることで、前輪62Aが段差部を乗り越え易くなる。また、ベース部12が傾斜しているため、台車60が段差部に接触した状態で前方側へ押された場合には、ベース部12に対して上方側への分力が作用することとなり、台車60の前方側が持ち上がりやすくなる。
なお、本変形例のように車輪の寸法を変更することでベース部12を傾斜させてもよいが、他の構造として、例えば、車輪62を支持する脚部22とベース部12との間にスペーサを設けてもよい。具体的には、前輪と後輪とが同じ径で形成された構造において、前輪側にのみスペーサを設けることで、ベース部12の前側が上方に位置することとなる。また、前輪側の脚部の長さを長くしても同様の構造となる。
また、上記実施形態では、台車10及びシルバーカー50に本発明を適用した実施例について説明したが、これに限定されず、手押し式の運搬台車、すなわち手押し車の全般に適用することができ、例えばベビーカーなどにも適用することができる。
また、上記実施形態では、付勢部材の一例としてバネ部材34又はトーションバネ47を用いた構成について説明したが、これに限定されない。例えば、板バネなどを用いてもよい。板バネを用いた場合であっても、バネ部材34を用いた場合と同様に、付勢部材からの付勢力を当接部における移動方向後方側の面に作用させることができ、車輪や補助輪の支軸などに付勢部材が連結された構成と比較して、安定して揺動部材へ付勢力を作用させることができる。
さらに、上記実施形態では、シート状部材としてゴムシート36を用いた構成について説明したが、これに限定されない。例えば、表面に多数の微小突起を有するフリクションパッドなどを用いてもよく、他の摩擦係数の大きいシートを用いてもよい。また、シート状部材を添付しない構成としてもよい。この場合であっても、当接部32Bの表面を粗くすれば、滑りにくくなる。
さらにまた、上記実施形態では、台車10又はシルバーカー50の移動方向の前後に2つの障害物乗越機構18(揺動部材32)が設けられた構成について説明したが、これに限定されない。例えば、図1において左右一対の前輪16Aの間のみに障害物乗越機構18が設けられた構成としてもよい。また、移動方向の長さが長い台車や、前後に3つ以上の車輪を備えた台車などの場合、3つ以上の障害物乗越機構18が設けられた構成を採用してもよい。
また、上記第3実施形態では、スライド制限部材として、スポンジ材で形成された弾性部材43を用いたが、これに限定されない。例えば、コイルスプリングなどの部材を用いてもよい。
さらに、上記第3実施形態では、スライド部48の上壁48Aの下面にスライド軸部材45が固定された構造について説明したが、これに限定されない。例えば、図10において、揺動部46の支持アーム46Aにスライド軸部材45を貫通させた状態で固定してもよい。この場合、スライド部48の上壁48A及び下壁48Cに貫通孔を形成し、スライド軸部材45の軸方向両端部をそれぞれ貫通孔に貫通させることで、スライド部48をスライド可能に支持することができる。また、上壁48A及び下壁48Cの二カ所で支持されるため、スライド部48を安定してスライドさせることができる。
さらにまた、上記第3実施形態では、一対の前輪16Aの間にのみ障害物乗越機構42を設けたが、これに限定されない。すなわち、一対の後輪16Bの間に障害物乗越機構42を設けてもよい。この場合、障害物乗越機構42が地面と干渉しないように、揺動部材44の大きさを小さくしてもよい。スライド部48の移動量が小さくなった場合であっても、スライド部48が設けられていない構造と比較して段差を乗り越え易くなる。また、一対の前輪16Aの間に障害物乗越機構42を設け、一対の後輪16Bの間に第1実施形態の障害物乗越機構18を設けた構造としてもよい。すなわち、第1実施形態と第3実施形態とを組み合わせてもよい。
10 台車(手押し車)
12 ベース部
16 車輪
16A 前輪(車輪)
16B 後輪(車輪)
18 障害物乗越機構
30 取付部
32 揺動部材
34 バネ部材(付勢部材)
36 ゴムシート(シート状部材)
40 台車(手押し車)
41 ゴムシート(シート状部材)
42 障害物乗越機構
43 弾性部材(スライド制限部材)
44 揺動部材
46 揺動部
47 トーションバネ(付勢部材)
48 スライド部
50 シルバーカー(手押し車)
56 車輪
56A 前輪(車輪)
56B 後輪(車輪)

Claims (8)

  1. ベース部に取り付けられ、該ベース部を移動可能に支持する複数の車輪と、
    前記ベース部に対して移動方向の前後に揺動可能に取り付けられた揺動部材と、
    前記揺動部材を移動方向前方側に付勢する付勢部材と、
    を有し、
    前記揺動部材は、移動方向と交差する方向を長手方向とする平面状の当接部を備え、
    前記当接部は、前記揺動部材が前記付勢部材に付勢された状態で、移動方向前方側かつ下方側に向けられている手押し車。
  2. 前記当接部における移動方向前方側の面には、前記当接部よりも摩擦係数が大きいシート状部材が貼付されている請求項1に記載の手押し車。
  3. 前記付勢部材は、前記ベース部と前記当接部における移動方向後方側の面とを連結するバネ部材である請求項1又は2に記載の手押し車。
  4. 移動方向と直交する方向に一対の前記車輪を備え、
    前記揺動部材は、前記車輪の間に配置されている請求項1〜3の何れか1項に記載の手押し車。
  5. 前記車輪は、移動方向の前後に間隔をあけて複数設けられており、
    前記揺動部材は、移動方向の前後に複数設けられている請求項4に記載の手押し車。
  6. 前記揺動部材は、前記付勢部材によって移動方向前方側に付勢された揺動部と、前記揺動部に対して上下方向かつ移動方向へ斜めにスライド可能に取り付けられると共に前記当接部を備えたスライド部と、前記揺動部と前記スライド部との間に設けられて前記スライド部を上方側かつ移動方向前方側へ付勢するスライド制限部材とを含んで構成されており、
    前記スライド制限部材の付勢力が前記付勢部材の付勢力よりも小さくされた請求項1に記載の手押し車。
  7. 前記揺動部は、前記当接部と平行な摺動面を備えており、
    前記スライド部における前記当接部が前記摺動面に摺動可能に重ね合わされている請求項6に記載の手押し車。
  8. 複数の車輪を備えた手押し車に取り付けられる障害物乗越機構であって、
    前記手押し車の底部に取り付けられる取付部と、
    前記取付部に対して前記手押し車の移動方向の前後に揺動可能に取り付けられた揺動部材と、
    前記揺動部材を移動方向前方側に付勢する付勢部材と、
    を有し、
    前記揺動部材は、前記手押し車に取り付けられた状態で移動方向と交差する方向を長手方向とする平面状の当接部を備え、
    前記当接部は、前記揺動部材が前記付勢部材に付勢された状態で、移動方向前方側かつ下方側に向けられている障害物乗越機構。
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