JP2003118306A - 搬送用台車 - Google Patents

搬送用台車

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JP2003118306A JP2001320041A JP2001320041A JP2003118306A JP 2003118306 A JP2003118306 A JP 2003118306A JP 2001320041 A JP2001320041 A JP 2001320041A JP 2001320041 A JP2001320041 A JP 2001320041A JP 2003118306 A JP2003118306 A JP 2003118306A
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慎一 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも少ない力で、その場で左右方向へ
ターンさせることが可能な搬送用台車を提供する。 【解決手段】 台車本体部1の下部に前端部車輪53と
後端部車輪58と中間部車輪59とが設けられ、前およ
び後端部車輪53,58と中間部車輪59とはそれぞ
れ、回転体67,69と、この回転体67,69の外周
に設けられたゴム体68,70とで構成され、前および
後端部車輪53,58は縦軸心52周りに旋回自在に構
成され、中間部車輪59のゴム体70の硬さを前および
後端部車輪53,58のゴム体68の硬さよりも硬く
し、全車輪53,58,59が床面71に接地してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台車本体部の前後
両端部に位置する端部車輪と、前後の端部車輪間に位置
する中間部車輪との回転によって移動する搬送用台車に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の搬送用台車としては例え
ば図14に示すように、台車本体部101に、荷102
を支持する支持部103と、前後一対のパネル体104
とが設けられたものがある。台車本体部101の下部に
は、移動用の複数の回転自在な車輪105,106が設
けられている。これら車輪は、台車本体部101の前後
両端部に位置する左右一対の端部車輪105と、上記前
後の端部車輪105間に位置する左右一対の中間部車輪
106とで構成されている。このうち、端部車輪105
は縦軸心107周りに旋回自在に構成されたキャスター
形式の自由輪であり、中間部車輪106は台車本体部1
01に固定された固定輪である。上記各端部車輪105
の外周部105aと中間部車輪106の外周部106a
とはそれぞれ同一の硬さを有するゴム材(例えばブタジ
エンゴム等)で構成されている。また、これら全車輪1
05,106の外周部105a,106aは床面108
に接地している。
【0003】これによると、支持部103に荷102を
載置し、作業者がパネル体104を持って前後方向へ押
すことにより、全ての車輪105,106が床面108
を転動して、搬送用台車109が移動する。また、作業
者がパネル体104を持って左右方向へ押すことによ
り、前後の端部車輪105が縦軸心107周りに旋回し
て左右方向へ向き、中間部車輪106を中心として搬送
用台車109をその場で左右方向へターン(方向転換)
させることもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来形式では、全ての車輪105,106の外周部105
a,106aは同一の硬さに統一されているため、支持
部103に荷102を載置して、支持部103に均等な
荷重がかかった場合、全ての車輪105,106の外周
部105a,106aの下部(接地部)は上記荷重によ
って均等に圧縮されて変形する。この時、各車輪10
5,106にはほぼ均等な荷重が作用しており、例え
ば、上記荷102の重さを120kgとした場合、前の
端部車輪105と後の端部車輪105と中間部車輪10
6とにそれぞれほぼ40kgずつの荷重が作用する。し
たがって、上記のように中間部車輪106を中心として
搬送用台車109をその場で左右方向へターンさせる
際、前後の端部車輪105の転がり抵抗(端部車輪10
5と床面108との摩擦抵抗)が大きく、搬送用台車1
09のターンに大きな力を要するといった問題があっ
た。
【0005】本発明は、従来よりも少ない力でターンさ
せることが可能な搬送用台車を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本第1発明は、台車本体部に、荷を支持する支持部が
設けられ、上記台車本体部の下部に移動用の回転自在な
車輪が複数設けられ、これら車輪は、台車本体部の前後
両端部に位置する端部車輪と、前後の端部車輪間に位置
する中間部車輪とで構成され、上記前後の端部車輪は縦
軸心周りに旋回自在に構成され、上記全車輪はそれぞ
れ、その外周部に上下方向へ弾性変形可能な弾性体を有
するとともに、床面に接地しており、上記各車輪にかか
る荷重に対して、中間部車輪の弾性体は前後の端部車輪
の弾性体に比べて変形し難く構成されているものであ
る。
【0007】これによると、支持部に荷を載置した場
合、前後の端部車輪の弾性体の下部(接地部)と中間部
車輪の弾性体の下部(接地部)とは荷重によって均等に
上下に圧縮されて変形する。この時、各車輪にかかる荷
重に対して、中間部車輪の弾性体は前後の端部車輪の弾
性体に比べて変形し難く構成されているため、上記のよ
うに各車輪が均等に圧縮されて変形している状態では、
前の端部車輪および後の端部車輪にそれぞれ作用する荷
重は中間部車輪に作用する荷重よりも小さくなる(すな
わち、前の端部車輪に作用する荷重<中間部車輪に作用
する荷重、かつ、後の端部車輪に作用する荷重<中間部
車輪に作用する荷重といった関係になる)。これによ
り、従来のものに比べて、荷重が中間部車輪に集まり、
その分、端部車輪に作用する荷重が減少するため、中間
部車輪を中心として搬送用台車をその場で左右方向へタ
ーンさせる際、前後の端部車輪の転がり抵抗(端部車輪
と床面との摩擦抵抗)が減少し、従来よりも少ない力で
搬送用台車をターンさせることができる。
【0008】本第2発明は、各車輪は、回転体と、この
回転体の外周に設けられた弾性体とで構成され、中間部
車輪の弾性体の硬さを端部車輪の弾性体の硬さよりも硬
くしたものである。
【0009】これによると、支持部に荷を載置した場
合、前後の端部車輪の弾性体の下部(接地部)と中間部
車輪の弾性体の下部(接地部)とは荷重によって均等に
上下に圧縮されて変形する。この時、中間部車輪の弾性
体の硬さを端部車輪の弾性体の硬さよりも硬くしている
ため、中間部車輪の弾性体は端部車輪の弾性体に比べて
変形し難くなる。したがって、上記のように各車輪が均
等に圧縮されて変形している状態では、前の端部車輪お
よび後の端部車輪にそれぞれ作用する荷重は中間部車輪
に作用する荷重よりも小さくなる(すなわち、前の端部
車輪に作用する荷重<中間部車輪に作用する荷重、か
つ、後の端部車輪に作用する荷重<中間部車輪に作用す
る荷重といった関係になる)。これにより、従来のもの
に比べて、荷重が中間部車輪に集まり、その分、端部車
輪に作用する荷重が減少するため、中間部車輪を中心と
して搬送用台車をその場で左右方向へターンさせる際、
前後の端部車輪の転がり抵抗が減少し、従来よりも少な
い力で搬送用台車をターンさせることができる。
【0010】本第3発明は、端部車輪の弾性体をブタジ
エンゴム製とし、中間部車輪の弾性体をウレタンゴム製
としたものである。本第4発明は、中間部車輪の弾性体
の径方向における厚さを、端部車輪の弾性体の径方向に
おける厚さよりも薄くしたものである。
【0011】これによると、支持部に荷を載置した場
合、前後の端部車輪の弾性体の下部(接地部)と中間部
車輪の弾性体の下部(接地部)とは荷重によって均等に
上下に圧縮されて変形する。この時、中間部車輪の弾性
体の径方向における厚さを端部車輪の弾性体の径方向に
おける厚さよりも薄くしているため、中間部車輪の弾性
体は端部車輪の弾性体に比べて変形し難くなる。したが
って、上記のように各車輪が均等に圧縮されて変形して
いる状態では、前の端部車輪および後の端部車輪にそれ
ぞれ作用する荷重は中間部車輪に作用する荷重よりも小
さくなる(すなわち、前の端部車輪に作用する荷重<中
間部車輪に作用する荷重、かつ、後の端部車輪に作用す
る荷重<中間部車輪に作用する荷重といった関係にな
る)。これにより、従来のものに比べて、荷重が中間部
車輪に集まり、その分、端部車輪に作用する荷重が減少
するため、中間部車輪を中心として搬送用台車をその場
で左右方向へターンさせる際、前後の端部車輪の転がり
抵抗が減少し、従来よりも少ない力で搬送用台車をター
ンさせることができる。
【0012】本第5発明は、台車本体部に、荷を支持す
る支持部が設けられ、上記台車本体部の下部に移動用の
回転自在な車輪が複数設けられ、これら車輪は、台車本
体部の前後両端部に位置する端部車輪と、前後の端部車
輪間に位置する中間部車輪とで構成され、上記端部車輪
は、縦軸心周りに旋回自在に構成され、かつ、上下方向
に伸縮自在な弾性手段を介して台車本体部に設けられ、
上記全車輪が床面に接地するものである。
【0013】これによると、支持部に荷を載置した場
合、前後の端部車輪はそれぞれ弾性手段の伸縮により上
下方向に変動可能な状態で荷重を支持しているととも
に、中間部車輪は上下方向に固定された状態で荷重を支
持している。したがって、前の端部車輪および後の端部
車輪にそれぞれ作用する荷重は中間部車輪に作用する荷
重よりも小さくなる(すなわち、前の端部車輪に作用す
る荷重<中間部車輪に作用する荷重、かつ、後の端部車
輪に作用する荷重<中間部車輪に作用する荷重といった
関係になる)。これにより、従来のものに比べて、荷重
が中間部車輪に集まり、その分、端部車輪に作用する荷
重が減少するため、中間部車輪を中心として搬送用台車
をその場で左右方向へターンさせる際、前後の端部車輪
の転がり抵抗が減少し、従来よりも少ない力で搬送用台
車をターンさせることができる。
【0014】本第6発明は、少なくとも前後いずれか一
方の端部車輪の回転を固定および固定解除するストッパ
装置が設けられているものである。これによると、全車
輪が常に床面に接地しているため、ストッパ装置を操作
することによって、少なくとも前後いずれか一方の端部
車輪の回転を固定し、搬送用台車をその場に固定するこ
とができる。また、上記ストッパ装置を操作して固定を
解除することにより、固定されていた端部車輪が回転可
能になり、搬送用台車を押し引きして容易に移動するこ
とができる。この際、少なくとも前後いずれか一方の端
部車輪の固定および固定解除は、作業者が搬送用台車の
前後いずれか一方からストッパ装置を操作すればよいた
め、操作性が良好となる。
【0015】本第7発明は、台車本体部は、底体と、こ
の底体の前後部に配設された前部材および後部材とを有
し、上記底体にネスティング空間が形成され、上記前部
材は、底体の前部に設定された組立位置と、底体の後部
に設定された退避位置との間を前後移動自在に構成さ
れ、上記前部材を退避位置まで移動した状態で、台車の
底体を前部から別の台車のネスティング空間へ差し込む
ことによって、ネスティング可能にしたものである。
【0016】これによると、前部材を退避位置まで移動
し、この状態で、搬送用台車の底体を前部から別の搬送
用台車のネスティング空間へ差し込むことによって、複
数台の搬送用台車を入れ子式にネスティングすることが
でき、狭いスペース内に多数の搬送用台車を保管するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明における第1の実施
の形態を図1〜図9に基づいて説明する。図1〜図4に
示すように、Aは搬送用台車であり、その台車本体部1
は、底体2と、後枠体3(後部材の一例)と、前枠体4
(前部材の一例)とで構成されている。
【0018】図9に示すように、上記底体2は、前後方
向イに長い左右一対の底フレーム7と、両底フレーム7
の前部間に連結された平板状の前部連結フレーム8とで
構成されている。尚、上記両底フレーム7は、平面視で
ハ形状に斜めに配置され、かつ、断面I形状に構成され
ている。また、両底フレーム7間には、後部が開放され
たネスティング空間9が形成されている。
【0019】また、上記後枠体3は、左右一対の縦杆材
48と、両縦杆材48の上端部間に設けられた上部横杆
材49と、上記両縦杆材48の下端部に設けられた後部
ブラケット50とにより、逆U形状に構成されており、
両底フレーム7の後端部に立設されて固定されている。
【0020】また、上記前枠体4は、底体2の前端部に
配置され、かつ底体2の前端部に設定された組立位置B
(図1参照)と、底体2の後部かつ上記後枠体3の直前
位置に設定された退避位置C(図8参照)との間を前後
移動自在に構成されている。すなわち、上記前枠体4
は、左右一対の縦杆材26と、両縦杆材26の上端部間
に設けられた上部横杆材27と、上記両縦杆材26の下
端部に設けられた前部ブラケット28と、左右両前部ブ
ラケット28間に設けられた可動部材29とにより、四
角枠状に構成されている。上記可動部材29は、左右一
対のガイド体31を介して両底フレーム7上に支持され
ているとともに前後方向イへ案内されている。
【0021】図8,図9に示すように、上記両底フレー
ム7の前部には、前枠体4が組立位置Bまで移動した
際、両ガイド体31を前後方向イにおいて固定する固定
部材19(図8,図9参照)が設けられている。
【0022】上記底体2上でかつ上記後枠体3と前枠体
4との間には、荷39を支持する支持板5(支持部の一
例)が設けられている。すなわち、上記支持板5は、2
分割された前板部5aおよび後板部5bと、これら前板
部5aと後板部5bとを屈曲自在に接合するヒンジ部材
40とで構成されており、これによって、図1に示すよ
うな水平状に伸展した伸展姿勢と、図8に示すような前
後に屈曲して逆V形状に起立した折畳姿勢とに切換えら
れる。上記前板部5aの前端は、連結ピン41を介して
回動自在な状態で、上記両前部ブラケット28に連結さ
れている。同様に、上記後板部5bの後端は、連結ピン
42を介して回動自在な状態で、上記両後部ブラケット
50に連結されている。尚、前板部5aと後板部5bと
にはそれぞれ、取手用の穴43が形成されている。
【0023】また、支持板5の下面側には、支持板5を
折畳姿勢に付勢する引張りコイルばね47が取付けられ
ている。上記引張りコイルばね47の一端は前板部5a
の下面に接続され、他端は後板部5bの下面に接続され
ている。
【0024】また、上記台車本体部1の下部には、移動
用の前端部車輪装置44と後端部車輪装置45と中間部
車輪装置46とがそれぞれ左右一対ずつ設けられてい
る。このうち、左右両前端部車輪装置44は、図5,図
6に示すように、縦軸心52周りに旋回自在な前端部車
輪53を有するキャスター形式の自由輪であり、上記前
枠体4の両縦杆材26の下端に取付けられている。すな
わち、前端部車輪装置44は、上記縦杆材26の下端に
取付けられる取付板54と、この取付板54に取付けら
れて上記縦軸心52周りに旋回自在な車輪ブラケット5
5とを備えており、上記前端部車輪53は車軸56を介
して回転自在に上記車輪ブラケット55の下端部に設け
られている。
【0025】同様に、左右両後端部車輪装置45も、縦
軸心52周りに旋回自在な後端部車輪58を有するキャ
スター形式の自由輪であり、上記後枠体3の縦杆材48
の下端に取付けられており、取付板54と車輪ブラケッ
ト55とを備えている。
【0026】上記前端部車輪53および後端部車輪58
はそれぞれ、車輪ブラケット55の下端部に取付けられ
た円盤状の回転体67と、この回転体67の外周に設け
られたリング状のゴム体68(弾性体の一例)とで構成
されている。
【0027】また、左右両中間部車輪装置46はそれぞ
れ、図2,図4に示すように、左右方向ロの回転軸心周
りに遊転自在な中間部車輪59を有する固定輪であり、
両底フレーム7の前後中央部から垂設された車輪取付ブ
ラケット60の下端部に設けられている。尚、上記中間
部車輪59は、後端部車輪58と、前枠体4と一体に組
立位置Bまで移動した前端部車輪53との中間部に位置
している。さらに、上記中間部車輪59は、車輪取付ブ
ラケット60の下端部に取付けられた円盤状の回転体6
9と、この回転体69の外周に設けられたリング状のゴ
ム体70(弾性体の一例)とで構成されている。
【0028】上記前端部および後端部車輪53,58の
ゴム体68はブタジエンゴム製であり、中間部車輪59
のゴム体70はウレタンゴム製であり、それぞれ径方向
へ弾性変形可能なものである。また、上記中間部車輪5
9のゴム体70の硬度は前端部および後端部車輪53,
58のゴム体68の硬度よりも高く(すなわち硬く)設
定されている。例えば、上記ゴム体68の硬度は68
度、上記ゴム体70の硬度は86度に設定されている。
尚、上記硬度はゴム硬度計(デュロメーター厚さ)によ
るものである。また、上記各車輪53,58,59の外
径は全て同一に設定されている。さらに、図2に示すよ
うに、上記各車輪53,58,59の下端は同一直線上
に位置し、これにより、全車輪53,58,59が床面
71に接地する。
【0029】左右いずれか一方の前端部車輪装置44に
は、前端部車輪53の回転を固定および固定解除する前
部ストッパ装置62が設けられ、同様に、左右いずれか
一方の後端部車輪装置45には、後端部車輪58の回転
を固定および固定解除する後部ストッパ装置63が設け
られている。図5,図6に示すように、前部および後部
ストッパ装置62,63はそれぞれ、上記車輪ブラケッ
ト55に設けられたストッパ体64と、車軸56に設け
られた脚踏み式の操作レバー65とで構成されている。
上記ストッパ体64は、前端部車輪53又は後端部車輪
58の外周面に圧接するロック位置D(図5,図6の仮
想線参照)と、前端部車輪53又は後端部車輪58の外
周面から上方へ離間するロック解除位置E(図5,図6
の実線参照)との間を上下動自在となっている。また、
操作レバー65はロック作動方向Fとロック解除方向G
との2方向へ回動自在に構成されており、図5の仮想線
で示すように、操作レバー65をロック作動方向Fへ回
動することによって、ストッパ体64がロック位置Dま
で下降し、反対に、図5の実線で示すように、操作レバ
ー65をロック解除方向Gへ回動することによって、ス
トッパ体64がロック解除位置Eまで上昇するように構
成されている。
【0030】以下、上記構成における作用を説明する。
図7に示すように、支持板5に荷39を載置した場合、
各車輪53,58,59のゴム体68,70の下部(接
地部)はそれぞれ荷重によって均等に上下に圧縮されて
変形する。この時、中間部車輪59のゴム体70の硬さ
を端部車輪53,58のゴム体68の硬さよりも硬くし
ているため、中間部車輪59のゴム体70は端部車輪5
3,58のゴム体68に比べて変形し難くなる。したが
って、上記のように各車輪53,58,59が均等に圧
縮されて変形している状態では、前端部車輪53および
後端部車輪58にそれぞれ作用する荷重(負荷)は中間
部車輪59に作用する荷重(負荷)よりも小さくなる
(すなわち、前端部車輪53に作用する荷重<中間部車
輪59に作用する荷重、かつ、後端部車輪58に作用す
る荷重<中間部車輪59に作用する荷重といった関係に
なる)。これにより、従来のものに比べて、荷重が両中
間部車輪59に集まり、その分、両前端部車輪53と両
後端部車輪58とに作用する荷重が減少するため、両中
間部車輪59を中心として搬送用台車Aをその場で左右
方向へターンさせる際、両前端部車輪53と両後端部車
輪58の転がり抵抗(各端部車輪53,58と床面71
との摩擦抵抗)が減少し、作業者は従来よりも少ない力
で搬送用台車Aをターンさせることができる。尚、この
際、前端部車輪53と後端部車輪58とはそれぞれ、床
面71に接地した状態で、縦軸心52周りに旋回すると
ともに、床面71を転動する。
【0031】上記のように中間部車輪59のゴム体70
の硬さを端部車輪53,58のゴム体68の硬さよりも
硬くしているため、例えば、中間部車輪59のゴム体7
0を1mm(一定量)圧縮させるのに必要な力を40k
gとし、各端部車輪53,58のゴム体68を1mm
(一定量)圧縮させるのに必要な力を10kgとし、支
持板5に120kgの荷39を載置した際、上記各車輪
53,58,59のゴム体68,70が荷重によって2
mm圧縮された状態では、中間部車輪59に80kgの
荷重(負荷)が作用し、前端部車輪53に20kgの荷
重(負荷)が作用し、後端部車輪58に20kgの荷重
(負荷)が作用する。尚、上記各端部車輪53,58と
床面71との摩擦抵抗は各端部車輪53,58にかかる
荷重に比例するため、上記のように各端部車輪53,5
8にかかる荷重が減少すれば、各端部車輪53,58と
床面71との摩擦抵抗も減少する。したがって、上記の
ように少ない力で搬送用台車Aをターンさせることがで
きる。
【0032】尚、上記は支持板5上に荷39を積み込ん
だ場合について説明したが、荷39を積んでいない空の
状態においても、僅かではあるが、両前端部車輪53又
は両後端部車輪58の転がり抵抗が減少するため、少な
い力で搬送用台車Aをターンさせることができる。さら
に、作業者が搬送用台車Aを押し引きして、搬送用台車
Aを前後方向へ移動させる際に必要な始動力も従来に比
べて僅かに低減される。
【0033】また、図1に示すように、全ての車輪5
3,58,59が常に床面71に接地しているため、前
部ストッパ装置62或いは後部ストッパ装置63を操作
することによって、左右いずれか一方の前端部車輪53
の回転或いは左右いずれか一方の後端部車輪58の回転
を固定することができる。すなわち、作業者が搬送用台
車Aの前方に位置している場合、図5の仮想線で示すよ
うに、作業者は脚で前部ストッパ装置62の操作レバー
65をロック作動方向Fへ回動させる。これにより、図
6の仮想線で示すように、前部ストッパ装置62のスト
ッパ体64がロック位置Dまで下降して前端部車輪53
のゴム体68の外周面に圧接し、左右いずれか一方の前
端部車輪53が固定されるため、搬送用台車Aをその場
に固定することができ、搬送用台車Aが不用意に移動す
ることを防止し得る。また、図5の実線で示すように、
作業者が脚で前部ストッパ装置62の操作レバー65を
ロック解除方向Gへ回動させることにより、図6の実線
で示すように、前部ストッパ装置62のストッパ体64
がロック解除位置Eまで上昇して前端部車輪53のゴム
体68から上方へ離間し、左右いずれか一方の前端部車
輪53が固定解除される。これにより、作業者は搬送用
台車Aを押し引きして移動させることができる。
【0034】また、作業者が搬送用台車Aの後方に位置
している場合、作業者が脚で後部ストッパ装置63の操
作レバー65をロック作動方向Fへ回動させることによ
り、上記と同様に、左右いずれか一方の後端部車輪58
が固定され、搬送用台車Aが不用意に移動することを防
止することができる。また、作業者が脚で後部ストッパ
装置63の操作レバー65をロック解除方向Gへ回動さ
せることにより、上記と同様に、左右いずれか一方の後
端部車輪58が固定解除され、搬送用台車Aが移動可能
となる。
【0035】通常、作業者は、後枠体3又は前枠体4を
押し引きして搬送用台車Aを移動させるため、搬送用台
車Aの後方又は前方のどちらかに位置していることがほ
とんどである。したがって、作業者は、自分の位置に応
じて、上記のように搬送用台車Aの前後いずれか一方か
ら前部ストッパ装置62或いは後部ストッパ装置63を
脚で操作すればよいため、操作性が良好となる。これに
対して、仮に、上記のようなストッパ装置を中間部車輪
装置46に設けた場合では、作業者は、搬送用台車Aの
前方又は後方から搬送用台車Aの側方へ回り込んで中間
部車輪装置46のストッパ装置を脚で操作しなければな
らず、操作性が悪い。
【0036】また、作業者が取手用の穴43(図4参
照)に手を差し込んで支持板5の中央部を引き上げるこ
とにより、図8に示すように、前板部5aと後板部5b
とが回動して、支持板5が伸展姿勢から折畳姿勢に屈曲
するとともに、前枠体4が組立位置Bから退避位置Cま
で後方へ移動する。これにより、上記支持板5が後枠体
3と前枠体4との間で折畳まれ、以って、搬送用台車A
が折り畳まれる。そして、図9に示すように、折り畳ま
れた前方の搬送用台車Aのネスティング空間9に、折り
畳まれた後方の搬送用台車Aの底体2を前部から差し込
んでネスティングする。このようにして複数台の搬送用
台車Aをネスティングすることにより、狭いスペース内
に多数の搬送用台車Aを保管することができる。尚、上
記のようにして搬送用台車Aを折り畳むことによって、
前枠体4と支持板5とがネスティングの邪魔にならない
位置まで退避する。
【0037】上記実施の形態では、前端部および後端部
車輪53,58のゴム体68をブタジエンゴム製とし、
中間部車輪59のゴム体70をウレタンゴム製としてい
るが、ブタジエンゴムやウレタンゴムに限定されるもの
ではなく、例えば、上記ゴム体68とゴム体70とを同
一の材質とし、硬度だけを変えてもよい。
【0038】上記実施の形態では、前端部および後端部
車輪53,58のゴム体68の硬度を68度とし、中間
部車輪59のゴム体70の硬度を86度としているが、
ゴム体68の硬度<ゴム体70の硬度といった条件を満
たしていれば、硬度に関しては上記以外の数値であって
もよい。尚、実施の形態では、中間部車輪59のゴム体
70の硬さを前端部および後端部車輪53,58のゴム
体68の硬さよりも硬くしたと説明したが、この内容
は、上記ゴム体68の硬さを上記ゴム体70の硬さより
も柔軟にしたことと同じ対比関係を意味している。
【0039】上記実施の形態では、各車輪53,58,
59の外径を全て同一にしているが、異なった径であっ
てもよい。次に、本発明における第2の実施の形態を図
10,図11に基づいて説明する。
【0040】前端部および後端部車輪53,58のゴム
体68と中間部車輪59のゴム体70とは、全てブタジ
エンゴム製であり、かつ、全て同じ硬度(例えば68
度)を有している。また、中間部車輪59のゴム体70
の径方向における厚さTaは、前端部および後端部車輪
53,58のゴム体68の径方向における厚さTbより
も薄く設定されている(Ta<Tb)。
【0041】これによると、図11に示すように、支持
板5に荷39を載置した場合、各車輪53,58,59
のゴム体68,70の下部(接地部)はそれぞれ荷重に
よって均等に上下に圧縮されて変形する。この時、中間
部車輪59のゴム体70の厚さTaを端部車輪53,5
8のゴム体68の厚さTbよりも薄くしているため、中
間部車輪59のゴム体70は端部車輪53,58のゴム
体68に比べて変形し難くなる。したがって、上記のよ
うに各車輪53,58,59が均等に圧縮されて変形し
ている状態では、前端部車輪53および後端部車輪58
にそれぞれ作用する荷重は中間部車輪59に作用する荷
重よりも小さくなる。これにより、従来のものに比べ
て、荷重が両中間部車輪59に集まり、その分、両前端
部車輪53と両後端部車輪58とに作用する荷重が減少
するため、両中間部車輪59を中心として搬送用台車A
をその場で左右方向へターンさせる際、両前端部車輪5
3と両後端部車輪58の転がり抵抗が減少し、従来より
も少ない力で搬送用台車Aをターンさせることができ
る。尚、この際、前端部車輪53と後端部車輪58とは
それぞれ、床面71に接地した状態で、縦軸心52周り
に旋回するとともに、床面71を転動する。
【0042】例えば、上記中間部車輪59のゴム体70
の厚さTaを10mm,前端部および後端部車輪53,
58のゴム体68の厚さTbをそれぞれ20mmとし、
支持板5に120kgの荷39を載置した際、上記各車
輪53,58,59のゴム体68,70が荷重によって
上下に2mm圧縮されたとする。この場合、前端部車輪
53のゴム体68の変形率は10%(=2mm/20m
m)となり、後端部車輪58のゴム体68の変形率も1
0%(=2mm/20mm)となるのに対して、中間部
車輪59のゴム体70の変形率は20%(=2mm/1
0mm)となる。このように、中間部車輪59のゴム体
70の変形率は端部車輪53,58の各ゴム体68の変
形率よりも大きくなるため、上記ゴム体70を2mm圧
縮するには、上記ゴム体68を2mm圧縮するよりも大
きな力が必要となる。したがって、上記のように各車輪
53,58,59のゴム体68,70が荷重によって2
mm圧縮された状態では、各車輪53,58,59に作
用する荷重は上記ゴム体68,70の変形率に比例する
ため(10%:20%:10%=1:2:1)、中間部
車輪59に60kgの荷重が作用し、前端部車輪53に
30kgの荷重が作用し、後端部車輪58に30kgの
荷重が作用する。尚、上記各端部車輪53,58と床面
71との摩擦抵抗は各端部車輪53,58にかかる荷重
に比例するため、上記のように各端部車輪53,58に
かかる荷重が減少すれば、各端部車輪53,58と床面
71との摩擦抵抗も減少し、上記のように少ない力で搬
送用台車Aをターンさせることができる。
【0043】上記実施の形態では、全車輪53,58,
59のゴム体68,70の材質をブタジエンゴム製とし
ているが、これに限定されることはない。また、上記ゴ
ム体68,70の硬度を全て68度にしているが、この
値に限定されるものではない。また、上記ゴム体68,
70の材質や硬度を上記第1の実施の形態のものにして
もよい。
【0044】次に、本発明における第3の実施の形態を
図12,図13に基づいて説明する。前端部および後端
部車輪53,58のゴム体68と中間部車輪59のゴム
体70とは、ブタジエンゴム製であり、かつ、全て同じ
硬度(例えば68度)を有している。また、前端部およ
び後端部車輪装置44,45はそれぞれ、上下方向に伸
縮自在なコイルスプリング74,75(弾性手段の一
例)を介して台車本体部1に設けられている。すなわ
ち、前部のコイルスプリング74は前端部車輪装置44
の取付板54と前枠体4の縦杆材26の下端との間に装
着されており、また、後部のコイルスプリング75は後
端部車輪装置45の取付板54と後枠体3の縦杆材48
の下端との間に装着されている。
【0045】これによると、図13に示すように、支持
板5に荷39を載置した場合、前端部車輪53と後端部
車輪58とはそれぞれコイルスプリング74,75によ
り上下方向に変動可能な状態で荷重を支持しているとと
もに、中間部車輪59は車輪取付ブラケット60を介し
て上下方向に固定された状態で荷重を支持している。し
たがって、前端部車輪53および後端部車輪58それぞ
れ作用する荷重は中間部車輪59に作用する荷重よりも
小さくなる(すなわち、前端部車輪53に作用する荷重
<中間部車輪59に作用する荷重、かつ、後端部車輪5
8に作用する荷重<中間部車輪59に作用する荷重とい
った関係になる)。これにより、従来のものに比べて、
荷重が両中間部車輪59に集まり、その分、両前端部車
輪53と両後端部車輪58に作用する荷重が減少するた
め、両中間部車輪59を中心として搬送用台車Aをその
場で左右方向へターンさせる際、各端部車輪53,58
の転がり抵抗が減少し、従来よりも少ない力で搬送用台
車Aをターンさせることができる。
【0046】上記実施の形態では、弾性手段の一例とし
てコイルスプリング74,75を用いたが、板ばね等を
用いてもよい。上記実施の形態では、全車輪53,5
8,59のゴム体68,70の材質をブタジエンゴム製
としているが、これに限定されることはない。また、上
記ゴム体68,70の硬度を全て68度にしているが、
この値に限定されるものではない。また、上記ゴム体6
8,70の材質や硬度を上記第1の実施の形態のものに
してもよい。
【0047】上記第1〜第3の実施の形態では、後枠体
3と前枠体4とを設けているが、いずれか一方又は両方
共を設けていない台車Aであってもよい。また、前端部
車輪装置44を前枠体4の下端に取付け、後端部車輪装
置45を後枠体3の下端に取付けているが、上記前端部
および後端部車輪装置44,45を底体2に取付けても
よい。
【0048】上記第1〜第3の実施の形態では、前枠体
4を前後移動自在に構成しているが、組立位置(底体2
の前部)に固定したものであってもよい。また、支持板
5を折畳み可能に構成しているが、折畳み機能のないも
のであってもよい。
【0049】上記第1〜第3の実施の形態では、底フレ
ーム7間にネスティング空間9を形成し、ネスティング
可能に構成されているが、ネスティング機能を備えてい
ない台車Aであってもよい。
【0050】上記第1〜第3の実施の形態では、前部ス
トッパ装置62を左右いずれか一方の前端部車輪装置4
4に設けているが、左右両方の前端部車輪装置44に設
けてもよい。また、後部ストッパ装置63を左右いずれ
か一方の後端部車輪装置45に設けているが、左右両方
の後端部車輪装置45に設けてもよい。さらに、前部ス
トッパ装置62のみを設けて後部ストッパ装置63を設
けないもの、或いは、後部ストッパ装置63のみを設け
て前部ストッパ装置62を設けないものであってもよ
い。
【0051】上記第1〜第3の実施の形態では、後部材
の一例として後枠体3を設けているが、後枠体3の代わ
りに、板体やパネル体を用いてもよい。同様に、前枠体
4の代わりに、板体やパネル体を用いてもよい。
【0052】上記第1〜第3の実施の形態では、弾性体
の一例としてゴム体68,70を用いているが、ゴム体
の代わりに、樹脂体等を用いてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によると、作業者
は、従来よりも少ない力で、中間部車輪を中心として、
その場で搬送用台車を左右方向へターン(方向転換)さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における搬送用台車
の側面図である。
【図2】同、搬送用台車の下部の側面図である。
【図3】同、搬送用台車の正面図である。
【図4】同、搬送用台車の一部切欠き平面図である。
【図5】同、搬送用台車の前端部および後端部車輪装置
の側面図である。
【図6】同、搬送用台車の前端部および後端部車輪装置
の正面図である。
【図7】同、搬送用台車に荷を積み込んだ状態での下部
の概略側面図である。
【図8】同、搬送用台車を折畳んだ状態の側面図であ
る。
【図9】同、搬送用台車をネスティングした際の平面図
である。
【図10】本発明の第2の実施の形態における搬送用台
車の下部の一部切欠き側面図である。
【図11】同、搬送用台車に荷を積み込んだ状態での下
部の概略側面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態における搬送用台
車の下部の側面図である。
【図13】同、搬送用台車に荷を積み込んだ状態での下
部の概略側面図である。
【図14】従来の搬送用台車の下部の概略側面図であ
る。
【符号の説明】
1 台車本体部 2 底体 3 後枠体(後部材) 4 前枠体(前部材) 5 支持板(支持部) 9 ネスティング空間 39 荷 52 縦軸心 53 前端部車輪 58 後端部車輪 59 中間部車輪 62,63 ストッパ装置 67,69 回転体 68,70 ゴム体(弾性体) 71 床面 74,75 コイルスプリング(弾性手段) A 搬送用台車 B 組立位置 C 退避位置 Ta,Tb ゴム体の厚さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62B 5/00 B62B 3/00 A Fターム(参考) 3D050 AA01 BB02 CC05 DD03 EE09 FF02 FF06 KK19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車本体部に、荷を支持する支持部が設
    けられ、上記台車本体部の下部に移動用の回転自在な車
    輪が複数設けられ、これら車輪は、台車本体部の前後両
    端部に位置する端部車輪と、前後の端部車輪間に位置す
    る中間部車輪とで構成され、上記前後の端部車輪は縦軸
    心周りに旋回自在に構成され、上記全車輪はそれぞれ、
    その外周部に上下方向へ弾性変形可能な弾性体を有する
    とともに、床面に接地しており、上記各車輪にかかる荷
    重に対して、中間部車輪の弾性体は前後の端部車輪の弾
    性体に比べて変形し難く構成されていることを特徴とす
    る搬送用台車。
  2. 【請求項2】 各車輪は、回転体と、この回転体の外周
    に設けられた弾性体とで構成され、中間部車輪の弾性体
    の硬さを端部車輪の弾性体の硬さよりも硬くしたことを
    特徴とする請求項1記載の搬送用台車。
  3. 【請求項3】 端部車輪の弾性体をブタジエンゴム製と
    し、中間部車輪の弾性体をウレタンゴム製としたことを
    特徴とする請求項2記載の搬送用台車。
  4. 【請求項4】 中間部車輪の弾性体の径方向における厚
    さを、端部車輪の弾性体の径方向における厚さよりも薄
    くしたことを特徴とする請求項1記載の搬送用台車。
  5. 【請求項5】 台車本体部に、荷を支持する支持部が設
    けられ、上記台車本体部の下部に移動用の回転自在な車
    輪が複数設けられ、これら車輪は、台車本体部の前後両
    端部に位置する端部車輪と、前後の端部車輪間に位置す
    る中間部車輪とで構成され、上記端部車輪は、縦軸心周
    りに旋回自在に構成され、かつ、上下方向に伸縮自在な
    弾性手段を介して台車本体部に設けられ、上記全車輪が
    床面に接地することを特徴とする搬送用台車。
  6. 【請求項6】 少なくとも前後いずれか一方の端部車輪
    の回転を固定および固定解除するストッパ装置が設けら
    れていることを特徴とする請求項1から請求項5のいず
    れかに記載の搬送用台車。
  7. 【請求項7】 台車本体部は、底体と、この底体の前後
    部に配設された前部材および後部材とを有し、上記底体
    にネスティング空間が形成され、上記前部材は、底体の
    前部に設定された組立位置と、底体の後部に設定された
    退避位置との間を前後移動自在に構成され、上記前部材
    を退避位置まで移動した状態で、台車の底体を前部から
    別の台車のネスティング空間へ差し込むことによって、
    ネスティング可能にしたことを特徴とする請求項1から
    請求項6のいずれかに記載の搬送用台車。
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