JP7228872B2 - 台車 - Google Patents

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JP7228872B2
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Description

本発明は台車に関する。
特許文献1に従来の台車の例が開示されている。この台車は、基台と、基台に設けられた4個のキャスタとを備えている。各キャスタは、基台の四隅に配置されている。特許文献1の図6に図示されているように、各キャスタは、支持部、車輪支持部、車輪及び制動部材を有している。
支持部は、基台に固定されている。車輪支持部は、支持部よりも下方に配置されている。車輪支持部は、垂直方向に延びる第1軸心周りに揺動可能に支持部に支持されている。車輪は、水平方向に延びる第2軸心周りに回転可能に車輪支持部に保持されている。
制動部材は、第1軸心を中心とする円盤状をなして下面に制動面を有している。制動部材は、車輪支持部の内部に配置されており、垂直方向に変位可能である。制動部材は、制動面が車輪に当接する制動位置と、制動面が車輪から上方に離間する解除位置との間で変位可能である。
特許文献1の図1~図5に図示されているように、台車は、連動機構をさらに備えている。連動機構は、各キャスタのそれぞれの制動部材を連動させて、制動位置と解除位置との間で変位させるようになっている。
特開平8-72725号公報
ところで、上記従来の台車では、キャスタの車輪支持部の内部に制動部材が配置されていることから、支持部及び制動部材が複雑化しているとともに、制動部材の交換が難しい。その結果、この台車では、製造コストの低廉化及び整備作業の容易化を実現することが難しい。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、製造コストの低廉化及び整備作業の容易化を実現できる台車を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の台車は、基台と、
前記基台に設けられた4個以上のキャスタとを備え、
各前記キャスタは、前記基台の四隅に配置された第1キャスタ、第2キャスタ、第3キャスタ及び第4キャスタを含み、
前記第1キャスタ、前記第2キャスタ、前記第3キャスタ及び前記第4キャスタはそれぞれ、前記基台に固定され、垂直方向に延びる第1軸心を中心とする円筒状の外周面が形成された支持部と、
前記支持部よりも下方に配置され、前記第1軸心周りに揺動可能に前記支持部に支持された車輪支持部と、
水平方向に延びる第2軸心周りに回転可能に前記車輪支持部に保持された車輪と、
前記第1軸心を中心とする円筒状をなして下端に制動面を有し、前記支持部に外挿されて前記外周面に沿って摺動することにより垂直方向に変位可能であり、前記制動面が前記車輪に当接する制動位置と、前記制動面が前記車輪から上方に離間する解除位置との間で変位可能な制動部材とを有し、
前記第1キャスタ、前記第2キャスタ、前記第3キャスタ及び前記第4キャスタのそれぞれの前記制動部材を連動させて、前記制動位置と前記解除位置との間で変位させる連動機構をさらに備え
前記第1キャスタと前記第2キャスタとは、前記水平方向と平行な第1方向において対向し、
前記第3キャスタと前記第4キャスタとは、前記第1方向において対向し、
前記第1キャスタと前記第3キャスタとは、前記水平方向と平行、かつ前記第1方向と直交する第2方向において対向し、
前記第2キャスタと前記第4キャスタとは、前記第2方向において対向し、
前記連動機構は、前記第1方向に延びて前記第1キャスタの前記制動部材と前記第2キャスタの前記制動部材とを一体で垂直方向に変位可能に連結する第1連結部材と、
前記第1方向に延びて前記第3キャスタの前記制動部材と前記第4キャスタの前記制動部材とを一体で垂直方向に変位可能に連結する第2連結部材と、
前記第2方向に延びる第3軸心周りに回動可能に前記基台に支持された伝達部材と、
前記伝達部材に連結され、制動操作を受けることにより前記伝達部材を正方向に回転させる一方、解除操作を受けることにより前記伝達部材を逆方向に回転させる操作レバーと、
前記伝達部材と前記第1連結部材との間に設けられ、前記伝達部材の前記正方向の回動を前記第1連結部材に伝達することにより、前記第1キャスタの前記制動部材と前記第2キャスタの前記制動部材とを前記制動位置に変位させる一方、前記伝達部材の前記逆方向の回動を前記第1連結部材に伝達することにより、前記第1キャスタの前記制動部材と前記第2キャスタの前記制動部材とを前記解除位置に変位させる第1リンクと、
前記伝達部材と前記第2連結部材との間に設けられ、前記伝達部材の前記正方向の回動を前記第2連結部材に伝達することにより、前記第3キャスタの前記制動部材と前記第4キャスタの前記制動部材とを前記制動位置に変位させる一方、前記伝達部材の前記逆方向の回動を前記第2連結部材に伝達することにより、前記第3キャスタの前記制動部材と前記第4キャスタの前記制動部材とを前記解除位置に変位させる第2リンクとを有し、
前記第1連結部材における両持ち梁の中央部が撓む変形の弾性力によって、前記第1キャスタの前記制動部材と前記第2キャスタの前記制動部材とが前記制動位置に向けて付勢され、
前記第2連結部材における両持ち梁の中央部が撓む変形の弾性力によって、前記第3キャスタの前記制動部材と前記第4キャスタの前記制動部材とが前記制動位置に向けて付勢され、
前記基台、各前記キャスタ及び前記連動機構は、非磁性材料からなることを特徴とする。
本発明の台車では、第1キャスタ、第2キャスタ、第3キャスタ及び第4キャスタにおいて、円筒状をなして下端に制動面を有する制動部材が支持部に外挿されて支持部の外周面に沿って摺動する。このため、支持部及び制動部材が簡素化している。また、制動部材だけを容易に交換できる。
したがって、本発明の台車では、製造コストの低廉化及び整備作業の容易化を実現できる。また、この台車では、簡素な制動部材の材料として、金属材料と比較して低コストな樹脂や木材等を採用し易いので、製造コストの一層の低廉化を実現できる。
第1キャスタと第2キャスタとは、水平方向と平行な第1方向において対向し、第3キャスタと第4キャスタとは、第1方向において対向し、第1キャスタと第3キャスタとは、水平方向と平行、かつ第1方向と直交する第2方向において対向し、第2キャスタと第4キャスタとは、第2方向において対向している。そして、連動機構は、第1方向に延びて第1キャスタの制動部材と第2キャスタの制動部材とを一体で垂直方向に変位可能に連結する第1連結部材と、第1方向に延びて第3キャスタの制動部材と第4キャスタの制動部材とを一体で垂直方向に変位可能に連結する第2連結部材と、第2方向に延びる第3軸心周りに回動可能に基台に支持された伝達部材と、伝達部材に連結され、制動操作を受けることにより伝達部材を正方向に回転させる一方、解除操作を受けることにより伝達部材を逆方向に回転させる操作レバーと、伝達部材と第1連結部材との間に設けられ、伝達部材の正方向の回動を第1連結部材に伝達することにより、第1キャスタの制動部材と第2キャスタの制動部材とを制動位置に変位させる一方、伝達部材の逆方向の回動を第1連結部材に伝達することにより、第1キャスタの制動部材と第2キャスタの制動部材とを解除位置に変位させる第1リンクと、伝達部材と第2連結部材との間に設けられ、伝達部材の正方向の回動を第2連結部材に伝達することにより、第3キャスタの制動部材と第4キャスタの制動部材とを制動位置に変位させる一方、伝達部材の逆方向の回動を第2連結部材に伝達することにより、第3キャスタの制動部材と第4キャスタの制動部材とを解除位置に変位させる第2リンクとを有している。
このような具体的構成である連動機構により、第1キャスタ、第2キャスタ、第3キャスタ及び第4キャスタのそれぞれの制動部材を制動位置と解除位置との間でスムーズに変位させることができる。
第1連結部材における両持ち梁の中央部が撓む変形の弾性力によって、第1キャスタの制動部材と第2キャスタの制動部材とが制動位置に向けて付勢される。また、第2連結部材における両持ち梁の中央部が撓む変形の弾性力によって、第3キャスタの制動部材と第4キャスタの制動部材とが制動位置に向けて付勢される。
この場合、第1キャスタ、第2キャスタ、第3キャスタ及び第4キャスタのそれぞれの制動部材を制動位置に向けて付勢するための付勢手段を第1連結部材及び第2連結部材とは別に設ける必要がない。このため、この台車では、部品点数を削減でき、製造コストの一層の低廉化を実現できる。
操作レバーは、伝達部材における第2方向の一端に固定され、第3軸心周りに伝達部材と一体で回動可能であることが望ましい。第1連結部材には、第2方向の一方に突出するロック部が設けられていることが望ましい。ロック部は、ロック部における第3軸心の周方向の一端に形成され、第1キャスタ、第2キャスタ、第3キャスタ及び第4キャスタのそれぞれの制動部材が制動位置に変位した状態で、操作レバーを当て止める第1係止部と、ロック部における第3軸心の周方向の他端に形成され、第1キャスタ、第2キャスタ、第3キャスタ及び第4キャスタのそれぞれの制動部材が解除位置に変位した状態で、操作レバーを当て止める第2係止部とを有していることが望ましい。そして、操作レバーは、制動操作時及び解除操作時、ロック部よりも第2方向の一方に弾性変形可能に構成されていることが望ましい。
この場合、制動操作時及び解除操作時、操作レバーは、ロック部よりも第2方向の一方に弾性変形させることで第1係止部又は第2係止部から離間し、第3軸心周りに回動可能となる。また、操作レバーは、第3軸心周りに回動した後、弾性変形を解除することにより、第1係止部又は第2係止部に当て止められることができる。このような簡素な操作レバー及びロック部により、製造コストの一層の低廉化を実現できる。
基台、各キャスタ及び連動機構は、非磁性材料からなる。
この場合、この台車が核磁気共鳴画像法(MRI:Magnetic Resonance Imaging)検査装置の近くで使用されるストレッチャーとして用いられることにより、MRI検査の安全性を確保しつつ、ストレッチャーの天板に寝た状態の検査対象者の移動及び位置決めを好適に実施できる。
本発明の台車では、製造コストの低廉化及び整備作業の容易化を実現できる。
図1は、実施例の台車の側面図であって、第1~第4キャスタのそれぞれの制動部材が解除位置に変位した状態を示す図である。 図2は、図1のA-A断面を示す部分断面図である。 図3は、図1の矢視Z方向から見た正面図であって、第1~第4キャスタのそれぞれの制動部材が解除位置に変位した状態を示す図である。 図4は、図3と同様の正面図であって、第1~第4キャスタのそれぞれの制動部材が制動位置に変位した状態を示す図である。 図5は、図1の矢視Y方向から見た背面図であって、第1~第4キャスタのそれぞれの制動部材が解除位置に変位した状態を示す図である。 図6は、図5と同様の背面図であって、第1~第4キャスタのそれぞれの制動部材が制動位置に変位した状態を示す図である。 図7は、図4のB-B断面を示す部分断面図である。 図8は、図4のC-C断面を示す部分断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、実施例のストレッチャー1は、本発明の台車の具体的態様の一例である。なお、本実施例では、ストレッチャー1における操作レバー69側、すなわち図1紙面右側をストレッチャー1の前方と規定し、ストレッチャー1の操作レバー69に対面する状態でストレッチャー1を見たときに左に来る側、すなわち図1の紙面手前側を左方と規定する。そして、図2以降の各図に示す前後、左右及び上下の各方向は、全て図1に対応させて表示する。
図1~図6に示すように、ストレッチャー1は、基台9、第1キャスタ11、第2キャスタ12、第3キャスタ13、第4キャスタ14、2個の補助キャスタ15及び連動機構6を備えている。
第1キャスタ11、第2キャスタ12、第3キャスタ13、第4キャスタ14及び2個の補助キャスタ15は、本発明の「4個以上のキャスタ」の一例である。
ストレッチャー1は、MRI検査装置の近くで利用可能なものである。MRI検査装置は、超高磁場を発生するため、ストレッチャー1の上記構成要素は、以下に説明するように、非磁性材料からなっている。
強度や剛性が要求される部材を構成する非磁性材料としては、例えば、木材、樹脂、繊維強化樹脂、SUS304、SUS316等のオーステナイト系ステンレス鋼等を採用できる。衝撃吸収性能が要求される部材を構成する非磁性材料としては、例えば、ゴム、エラストマ等を採用できる。
基台9は、天板95、4本の脚部材90、2本の第1補強部材91、2本の第2補強部材92、及び2本の第3補強部材93を有している。本実施例では、天板95、各脚部材90、各第1補強部材91、各第2補強部材92及び各第3補強部材93は、木製角材がほぞ組等によって組み合わされ、非磁性材料からなるボルトやナット等の締結部材によって互いに結合されることによって一体化されている。
天板95は、前後方向及び左右方向に延びる略矩形板状部材である。天板95は、MRI検査装置の被験者が寝ることができる程度の大きさを有している。
4本の脚部材90は、天板95の四隅に配置されている。各脚部材90の上端は、天板95の下面に結合されている、各脚部材90はそれぞれ、下向きに延びている。
2本の第1補強部材91は、基台9の左側と右側とに配置されて前後方向に延びている。左方の第1補強部材91の両端は、天板95の左側に配置された2本の脚部材90に結合されている。右方の第1補強部材91の両端は、天板95の右側に配置された2本の脚部材90に結合されている。
2本の第2補強部材92は、基台9の前側と後側とに配置されて左右方向に延びている。前方の第2補強部材92の両端は、天板95の前側の2本の脚部材90に結合されている。後方の第2補強部材92の両端は、天板95の後側の2本の脚部材90に結合されている。
図1に示すように、2本の第3補強部材93は、基台9の左側における前後方向の中間部と、基台9の右側における前後方向の中間部とに配置されている。図1において、右方の第3補強部材93は、左方の第3補強部材93に対して紙面奥側に位置して、左方の第3補強部材93と重なっている。各第3補強部材93の上端は、天板95の下面に結合されている、各第3補強部材93はそれぞれ、下向きに延びている。左方の第3補強部材93の下端は、左方の第1補強部材91に結合されている。右方の第3補強部材93の下端は、右方の第1補強部材91に結合されている。
図1~図6に示すように、第1キャスタ11、第2キャスタ12、第3キャスタ13及び第4キャスタ14は、基台9の四隅に配置されている。第1キャスタ11は、基台9の前方かつ左方の角部に配置された脚部材90の下端に設けられている。第2キャスタ12は、基台9の前方かつ右方の角部に配置された脚部材90の下端に設けられている。第3キャスタ13は、基台9の後方かつ左方の角部に配置された脚部材90の下端に設けられている。第4キャスタ14は、基台9の後方かつ右方の角部に配置された脚部材90の下端に設けられている。
図2に示すように、第1キャスタ11と第2キャスタ12とは、左右方向において対向している。第3キャスタ13と第4キャスタ14とは、左右方向において対向している。左右方向は、本発明の「水平方向と平行な第1方向」に一例である。
第1キャスタ11と第3キャスタ13とは、前後方向において対向している。第2キャスタ12と第4キャスタ14とは、前後方向において対向している。前後方向は、本発明の「水平方向と平行、かつ第1方向と直交する第2方向」の一例である。
図1~図6に示すように、第1キャスタ11、第2キャスタ12、第3キャスタ13及び第4キャスタ14は同一構成であって、それぞれ、支持部20、車輪支持部30、車輪40及び制動部材50を有している。図7は、第1キャスタ11の断面構造を示しているが、第2キャスタ12、第3キャスタ13及び第4キャスタ14の断面構造も、第1キャスタ11の断面構造と同じである。
図7に示すように、基台9において、脚部材90の下端には、嵌合凸部90Jが下向きに突出するように形成されている。
第1キャスタ11、第2キャスタ12、第3キャスタ13及び第4キャスタ14において、支持部20は、本実施例では、樹脂製又は繊維強化樹脂製の円柱形状部材である。支持部20の上端には、嵌合凹部20Jが下向きに凹むように形成されている。
支持部20の嵌合凹部20Jと脚部材90の嵌合凸部90Jとが嵌合することにより、支持部20が脚部材90の下端に固定されている。支持部20には、垂直方向に延びる第1軸心X1を中心とする円筒状の外周面20Gが形成されている。支持部20の下端には、第1軸心X1を中心とする軸穴20Tが上向きに凹むように形成されている。
本実施例では、車輪支持部30は、樹脂製又は繊維強化樹脂製の部材である。車輪支持部30は、軸部30T及びフォーク30Fを有している。軸部30Tは、第1軸心X1を中心とする円柱軸である。フォーク30Fは、軸部30Tの下端に接続し、2つに分岐して下向きに突出している。フォーク30Fは、下端が第1軸心X1から離間するように傾斜している。
車輪支持部30の軸部30Tが支持部20の軸穴20Tに挿入されることにより、車輪支持部30が支持部20よりも下方の位置で、第1軸心X1周りに揺動可能に支持部20に支持されている。
本実施例では、車輪40は、樹脂製又は繊維強化樹脂製のホイールに硬質ゴム製のタイヤが装着されてなる。車輪40は、水平方向に延びる第2軸心X2周りに回転可能に車輪支持部30のフォーク30Fに保持されている。第1~4キャスタ11~14の各車輪40は同一水平面上で転動できるようになっている。
本実施例では、制動部材50は、樹脂製又は繊維強化樹脂製の部材である。制動部材50は、第1軸心X1を中心とする円筒状をなしている。制動部材50の下端には、制動面50Bが形成されている。制動面50Bは、第1軸心X1を中心とする円環状の平坦面である。
制動部材50の内径は、支持部20の外周面20Gの外径よりも若干大きく設定されている。制動部材50は、支持部20に外挿されて外周面20Gに沿って摺動することにより垂直方向に変位可能である。
制動部材50は、図4及び図6~図8に示す制動位置と、図1、図3及び図5に示す解除位置との間で変位可能である。制動部材50は、図4等に示す制動位置にある状態で、制動面50Bが車輪40に当接して、車輪40の回転を禁止するようになっている。その一方、制動部材50は、図1等に示す解除位置にある状態で、制動面50Bが車輪40から上方に離間して、車輪40の回転を許容するようになっている。
図1に示すように、2個の補助キャスタ15は、基台9の左側における前後方向の中間部と、基台9の右側における前後方向の中間部とに配置されている。図1において、右方の補助キャスタ15は、左方の補助キャスタ15に対して紙面奥側に位置して、左方の補助キャスタ15と重なっている。
各補助キャスタ15は、第1キャスタ11等の支持部20の形状を変更した支持部25と、第1キャスタ11等の車輪支持部30及び車輪40と同一である車輪支持部30及び車輪40とを有するが、第1キャスタ11等の制動部材50を無くしている。このため、各補助キャスタ15における第1キャスタ11等と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。但し、両補助キャスタ15の車輪40は、各車輪40が床面上の凸部を好適に乗り越えられるように、第1~4キャスタ11~14の車輪40が転動する水平面よりもやや高い同一水平面上で転動できるようになっている。
基台9において、第1補強部材91における前後方向の中間部には、嵌合凹部91Jが上向きに凹むように形成されている。
本実施例では、各補助キャスタ15の支持部25は、樹脂製又は繊維強化樹脂製の円柱形状部材である。支持部25の上端には、嵌合凸部25Jが上向きに突出するように形成されている。
支持部25の嵌合凸部25Jと第1補強部材91の嵌合凹部91Jとが嵌合することにより、支持部25が第1補強部材91の中間部に固定されて、下向きに延びている。支持部25の下端には、第1軸心X1を中心とする軸穴25Tが上向きに凹むように形成されている。
車輪支持部30は、軸部30Tが支持部25の軸穴25Tに挿入されることにより、支持部25よりも下方の位置で、第1軸心X1周りに揺動可能に支持部25に支持されている。車輪40は、第2軸心X2周りに回転可能に車輪支持部30のフォーク30Fに保持されている。
図1~図6及び図8に示すように、連動機構6は、第1連結部材61、第2連結部材62、伝達部材65、操作レバー69、第1リンク71及び第2リンク72を有している。本実施例では、第1連結部材61、第2連結部材62、伝達部材65、操作レバー69、第1リンク71及び第2リンク72はそれぞれ、樹脂製又は繊維強化樹脂製の部材である。
図2~図4に示すように、第1連結部材61は、左右方向に梁状に延びる角柱である。第1連結部材61の左端は、第1キャスタ11の制動部材50の上端部に結合されている。第1連結部材61の右端は、第2キャスタ12の制動部材50の上端部に結合されている。第1連結部材61は、第1キャスタ11の制動部材50と第2キャスタ12の制動部材50とを一体で垂直方向に変位可能に連結している。
第1連結部材61は、両持ち梁の中央部が撓むように弾性変形して、図4に示す弾性力F1を蓄えることが可能である。第1連結部材61の弾性変形は微小であるので、図示は省略する。
図2、図5及び図6に示すように、第2連結部材62は、左右方向に延びる角柱形状の部材である。第2連結部材62の左端は、第3キャスタ13の制動部材50の上端部に結合されている。第2連結部材62の右端は、第4キャスタ14の制動部材50の上端部に結合されている。第2連結部材62は、第3キャスタ13の制動部材50と第4キャスタ14の制動部材50とを一体で垂直方向に変位可能に連結している。
第2連結部材62は、両持ち梁の中央部が撓むように弾性変形して、図6に示す弾性力F2を蓄えることが可能である。第2連結部材62の弾性変形は微小であるので、図示は省略する。
伝達部材65は、前後方向に延びる丸棒形状の部材である。伝達部材65の前端側は、前方の第2補強部材92から下向きに突出する伝達部材支持部92Fに挿通されている。伝達部材65の後端側は、後方の第2補強部材92から下向きに突出する伝達部材支持部92Bに挿通されている。これにより、伝達部材65は、前後方向に延びる第3軸心X3周りに回動可能に基台9に支持されている。
操作レバー69は、伝達部材65の前端に固定されて、第3軸心X3の径方向の一方と他方とに向かって延びる板状部材である。伝達部材65の前端は、本発明の「伝達部材における第2方向の一端」の一例である。操作レバー69は、第3軸心X3周りに伝達部材65と一体で回動可能である。
図3~図6に示すように、操作レバー69は、制動操作を受けることにより伝達部材65を正方向R1に回転させるようになっている。制動操作とは、第1キャスタ11~第4キャスタ14のそれぞれの車輪40の回転を禁止するために操作レバー69を正方向R1に揺動させる操作である。
その一方、操作レバー69は、解除操作を受けることにより伝達部材65を逆方向R2に回転させるようになっている。解除操作とは、第1キャスタ11~第4キャスタ14のそれぞれの車輪40の回転を許容するために操作レバー69を逆方向R2に揺動させる操作である。
図2~図6及び図8に示すように、第1リンク71は、伝達部材65と第1連結部材61との間に設けられている。第1リンク71は、アーム71A及びロッド71Bを有している。
アーム71Aは、伝達部材65の前端側に固定され、第3軸心X3の径外方向に突出している。ロッド71Bの下端は、第1連結部材61から上向きに突出するロッド支持部61Bに揺動可能に支持されている。そして、アーム71Aの先端と、ロッド71Bの上端とが連結されている。
第2リンク72は、伝達部材65と第2連結部材62との間に設けられている。第2リンク72は、アーム72A及びロッド72Bを有している。
アーム72Aは、伝達部材65の後端側に固定され、第3軸心X3の径外方向に突出している。ロッド72Bの下端は、第2連結部材62から上向きに突出するロッド支持部62Bに揺動可能に支持されている。そして、アーム72Aの先端と、ロッド72Bの上端とが連結されている。
図1~図4及び図8に示すように、第1連結部材61には、ロック部80が設けられている。ロック部80は、第1連結部材61の前面から第2方向の一方に、すなわち前方に突出し、かつ左右方向に延びる板状片である。
ロック部80は、第1係止部81及び第2係止部82を有している。第1係止部81は、ロック部80における第3軸心X3の周方向の一端、すなわちロック部80の右端に形成された端面である。第2係止部82は、ロック部80における第3軸心X3の周方向の他端、すなわちロック部80の左端に形成された端面である。
このような構成である連動機構6は、以下に説明するように、第1キャスタ11~第4キャスタ14のそれぞれの制動部材50を連動させて、図4等に示す制動位置と、図1等に示す解除位置との間で変位させるようになっている。
図3に示すように、第1キャスタ11~第4キャスタ14のそれぞれの制動部材50が解除位置にある状態では、操作レバー69の下端側が第2係止部82によって当て止められており、伝達部材65の回転が禁止されている。これにより、第1リンク71のアーム71Aが左向きの状態となっており、ロッド71Bを介してアーム71Aと連結された第1連結部材61が上方に変位した状態で保持されている。また、図5に示すように、第2リンク72のアーム72Aが左向きの状態となっており、ロッド72Bを介してアーム72Aと連結された第2連結部材62が上方に変位した状態で保持されている。
制動操作を行う場合、図1に弾性変形した操作レバー69を二点鎖線で示すように、操作レバー69の下端側をロック部80よりも第2方向の一方に、すなわち前方に弾性変形させて、第2係止部82から離間させてから、操作レバー69及び伝達部材65を第3軸心X3周りに正方向R1に回動させる。そして、図4に示すように、操作レバー69の下端側が第1係止部81を超える位置まで回動すると、操作レバー69の弾性変形を解除する。その結果、操作レバー69の下端側が第1係止部81によって当て止められて、伝達部材65の回転が禁止される。
制動操作の際、第1リンク71のアーム71Aが下向きの状態となるように変位し、ロッド71Bを介してアーム71Aと連結された第1連結部材61が押し下げられる。また、図6に示すように、第2リンク72のアーム72Aが下向きの状態となるように変位し、ロッド72Bを介してアーム72Aと連結された第2連結部材62が押し下げられる。
その結果、第1キャスタ11~第4キャスタ14のそれぞれの制動部材50が制動位置に変位し、その状態に保持される。この際、図4に示すように、第1連結部材61の弾性力F1によって、第1キャスタ11の制動部材50と第2キャスタ12の制動部材50とが制動位置に向けて付勢される。また、図6に示すように、第2連結部材62の弾性力F2によって、第3キャスタ13の制動部材50と第4キャスタ14の制動部材50とが制動位置に向けて付勢される。
解除操作を行う場合、操作レバー69の下端側をロック部80よりも前方に弾性変形させて、第1係止部81から離間させてから、操作レバー69及び伝達部材65を第3軸心X3周りに逆方向R2に回動させる。そして、図3に示すように、操作レバー69の下端側が第2係止部82を超える位置まで回動すると、操作レバー69の弾性変形を解除する。その結果、操作レバー69の下端側が第2係止部82によって当て止められて、伝達部材65の回転が禁止される。
解除操作の際、第1リンク71のアーム71Aが左向きの状態となるように変位し、ロッド71Bを介してアーム71Aと連結された第1連結部材61が引き上げられる。また、図5に示すように、第2リンク72のアーム72Aが左向きの状態となるように変位し、ロッド72Bを介してアーム72Aと連結された第2連結部材62が引き上げられる。
その結果、第1キャスタ11~第4キャスタ14のそれぞれの制動部材50が図1等に示す解除位置に変位し、その状態に保持される。
こうして、このストレッチャー1は、MRI検査時等において、天板に寝た状態の被験者の移動及び位置決めを好適に実施できる。
<作用効果>
実施例のストレッチャー1では、第1キャスタ11、第2キャスタ12、第3キャスタ13及び第4キャスタ14において、円筒状をなして下端に制動面50Bを有する制動部材50が支持部20に外挿されて支持部20の外周面20Gに沿って摺動する。このため、支持部20及び制動部材50を円筒形状に簡素化でき、容易に製造できる。また、車輪支持部30を支持部20から外し、第1連結部材61又は第2連結部材62から制動部材50から外すだけで、制動部材50を容易に交換できる。
したがって、実施例のストレッチャー1では、製造コストの低廉化及び整備作業の容易化を実現できる。また、このストレッチャー1では、簡素な制動部材50の材料として、金属材料と比較して低コストではあるが強度が低い材料、例えば樹脂や繊維強化樹脂等を用い易いので、製造コストの一層の低廉化を実現できる。
また、このストレッチャー1では、連動機構6が第1連結部材61、第2連結部材62、伝達部材65、操作レバー69、第1リンク71及び第2リンク72を有していることにより、第1キャスタ11~第4キャスタ14のそれぞれの制動部材50を図4等に示す制動位置と図1等に示す解除位置との間でスムーズに変位させることができる。
さらに、このストレッチャー1では、図4及び図6に示すように、第1連結部材61の弾性力F1によって、第1キャスタ11の制動部材50と第2キャスタ12の制動部材50とが制動位置に向けて付勢される。また、第2連結部材62の弾性力F2によって、第3キャスタ13の制動部材50と第4キャスタ14の制動部材50とが制動位置に向けて付勢される。この構成により、第1キャスタ11~第4キャスタ14のそれぞれの制動部材50を制動位置に向けて付勢するための付勢手段を第1連結部材61及び第2連結部材62とは別に設ける必要がない。このため、このストレッチャー1では、部品点数を削減でき、製造コストの一層の低廉化を実現できる。また、金属製のバネ等を用いる必要がないので、連動機構6を非磁性材料からなる構成とし易い。
また、このストレッチャー1では、制動操作時及び解除操作時、操作レバー69は、その下端側をロック部80よりも前方に弾性変形させることで第1係止部81又は第2係止部82から離間し、第3軸心X3周りに回動可能となる。また、操作レバー69は、第3軸心X3周りに回動した後、弾性変形を解除することにより、第1係止部81又は第2係止部82に当て止められることができる。このような簡素な操作レバー69及びロック部80により、製造コストの一層の低廉化を実現できる。
さらに、このストレッチャー1では、基台9、第1キャスタ11、第2キャスタ12、第3キャスタ13、第4キャスタ14、2個の補助キャスタ15、及び連動機構6は、非磁性材料からなる。これにより、このストレッチャー1では、MRI検査の安全性を確保しつつ、ストレッチャー1の天板95に寝た状態の被験者の移動及び位置決めを好適に実施できる。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
実施例におけるストレッチャー1の各構成要素を構成する材料は、実施例の構成には限定されず、非磁性材料である他の材料を適宜用いることができる。また、本発明の台車をMRI検査装置の近くで利用しない用途に用いる場合、その各構成要素を構成する材料として、非磁性材料でない材料に適宜用いることができる。
本発明は、人を乗せて移動させる機能を有する台車、例えば、ストレッチャー、車椅子等や、物品を載せて移動させる機能を有する台車、例えば、貨物カート、サービスカート、パソコンカート等に利用可能である。
1…台車(ストレッチャー)
9…基台
11、12、13、14、15…キャスタ(11…第1キャスタ、12…第2キャスタ、13…第3キャスタ、14…第4キャスタ、15…補助キャスタ)
X1…第1軸心
20G…外周面
20…支持部
30…車輪支持部
X2…第2軸心
40…車輪
50…制動部材
50B…制動面
6…連動機構
61…第1連結部材
62…第2連結部材
X3…第3軸心
65…伝達部材
69…操作レバー
R1…正方向
R2…逆方向
71…第1リンク
72…第2リンク
F1…第1連結部材の弾性力
F2…第2連結部材の弾性力
80…ロック部
81…第1係止部
82…第2係止部

Claims (2)

  1. 基台と、
    前記基台に設けられた4個以上のキャスタとを備え、
    各前記キャスタは、前記基台の四隅に配置された第1キャスタ、第2キャスタ、第3キャスタ及び第4キャスタを含み、
    前記第1キャスタ、前記第2キャスタ、前記第3キャスタ及び前記第4キャスタはそれぞれ、前記基台に固定され、垂直方向に延びる第1軸心を中心とする円筒状の外周面が形成された支持部と、
    前記支持部よりも下方に配置され、前記第1軸心周りに揺動可能に前記支持部に支持された車輪支持部と、
    水平方向に延びる第2軸心周りに回転可能に前記車輪支持部に保持された車輪と、
    前記第1軸心を中心とする円筒状をなして下端に制動面を有し、前記支持部に外挿されて前記外周面に沿って摺動することにより垂直方向に変位可能であり、前記制動面が前記車輪に当接する制動位置と、前記制動面が前記車輪から上方に離間する解除位置との間で変位可能な制動部材とを有し、
    前記第1キャスタ、前記第2キャスタ、前記第3キャスタ及び前記第4キャスタのそれぞれの前記制動部材を連動させて、前記制動位置と前記解除位置との間で変位させる連動機構をさらに備え
    前記第1キャスタと前記第2キャスタとは、前記水平方向と平行な第1方向において対向し、
    前記第3キャスタと前記第4キャスタとは、前記第1方向において対向し、
    前記第1キャスタと前記第3キャスタとは、前記水平方向と平行、かつ前記第1方向と直交する第2方向において対向し、
    前記第2キャスタと前記第4キャスタとは、前記第2方向において対向し、
    前記連動機構は、前記第1方向に延びて前記第1キャスタの前記制動部材と前記第2キャスタの前記制動部材とを一体で垂直方向に変位可能に連結する第1連結部材と、
    前記第1方向に延びて前記第3キャスタの前記制動部材と前記第4キャスタの前記制動部材とを一体で垂直方向に変位可能に連結する第2連結部材と、
    前記第2方向に延びる第3軸心周りに回動可能に前記基台に支持された伝達部材と、
    前記伝達部材に連結され、制動操作を受けることにより前記伝達部材を正方向に回転させる一方、解除操作を受けることにより前記伝達部材を逆方向に回転させる操作レバーと、
    前記伝達部材と前記第1連結部材との間に設けられ、前記伝達部材の前記正方向の回動を前記第1連結部材に伝達することにより、前記第1キャスタの前記制動部材と前記第2キャスタの前記制動部材とを前記制動位置に変位させる一方、前記伝達部材の前記逆方向の回動を前記第1連結部材に伝達することにより、前記第1キャスタの前記制動部材と前記第2キャスタの前記制動部材とを前記解除位置に変位させる第1リンクと、
    前記伝達部材と前記第2連結部材との間に設けられ、前記伝達部材の前記正方向の回動を前記第2連結部材に伝達することにより、前記第3キャスタの前記制動部材と前記第4キャスタの前記制動部材とを前記制動位置に変位させる一方、前記伝達部材の前記逆方向の回動を前記第2連結部材に伝達することにより、前記第3キャスタの前記制動部材と前記第4キャスタの前記制動部材とを前記解除位置に変位させる第2リンクとを有し、
    前記第1連結部材における両持ち梁の中央部が撓む変形の弾性力によって、前記第1キャスタの前記制動部材と前記第2キャスタの前記制動部材とが前記制動位置に向けて付勢され、
    前記第2連結部材における両持ち梁の中央部が撓む変形の弾性力によって、前記第3キャスタの前記制動部材と前記第4キャスタの前記制動部材とが前記制動位置に向けて付勢され、
    前記基台、各前記キャスタ及び前記連動機構は、非磁性材料からなることを特徴とする台車。
  2. 前記操作レバーは、前記伝達部材における前記第2方向の一端に固定され、前記第3軸心周りに前記伝達部材と一体で回動可能であり、
    前記第1連結部材には、前記第2方向の一方に突出するロック部が設けられ、
    前記ロック部は、前記ロック部における前記第3軸心の周方向の一端に形成され、前記第1キャスタ、前記第2キャスタ、前記第3キャスタ及び前記第4キャスタのそれぞれの前記制動部材が前記制動位置に変位した状態で、前記操作レバーを当て止める第1係止部と、
    前記ロック部における前記第3軸心の周方向の他端に形成され、前記第1キャスタ、前記第2キャスタ、前記第3キャスタ及び前記第4キャスタのそれぞれの前記制動部材が前記解除位置に変位した状態で、前記操作レバーを当て止める第2係止部とを有し、
    前記操作レバーは、前記制動操作時及び前記解除操作時、前記ロック部よりも前記第2方向の前記一方に弾性変形可能に構成されている請求項記載の台車。
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