JP5275004B2 - 運搬用台車用ブレーキロック装置 - Google Patents

運搬用台車用ブレーキロック装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5275004B2
JP5275004B2 JP2008316244A JP2008316244A JP5275004B2 JP 5275004 B2 JP5275004 B2 JP 5275004B2 JP 2008316244 A JP2008316244 A JP 2008316244A JP 2008316244 A JP2008316244 A JP 2008316244A JP 5275004 B2 JP5275004 B2 JP 5275004B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake lock
brake
wheels
shaft
lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008316244A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010137726A (ja
Inventor
俊安 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honko Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Honko Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honko Manufacturing Co Ltd filed Critical Honko Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2008316244A priority Critical patent/JP5275004B2/ja
Publication of JP2010137726A publication Critical patent/JP2010137726A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5275004B2 publication Critical patent/JP5275004B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Description

本発明は、運搬用台車の前端部及び後端部の底面にそれぞれ二対4個の車輪を配置し、それらの中間に1個または2個の中間車輪を配置する運搬台車用ブレーキロック装置に関するものである。
流通業において商品の運搬あるいは保管用に使用される運搬用台車は、使用時には直進性が求められる一方で、ネスティング状態と呼ばれる運搬用台車を保管場所に移動する場合または保管場所から使用場所に移動する場合は回頭性が求められる。これを解決する手段として車体の前端部及び後端部の底面にそれぞれ二対4個の車輪を配置し、それらの中間に1個または2個の車輪を配置する運搬用台車が周知である。ここで、前記運搬用台車の前端部及び後端部の底面の4隅に配置した二対4個の車輪および前記中間車輪は、すべてキャスターとすることもできる。ここでキャスターとは、車輪軸に対して、定められた角度の軸周りを自由に旋回する車輪のことを意味するものである。この中間車輪は台車の長手方向の一方向に旋回動作を固定可能である。
空荷の運搬用台車を保管場所にまとめておくと云ういわゆるネスティング状態において、前記運搬用台車の前端部及び後端部の底面の4隅に配置した二対4個の車輪よりも前記中間車輪は上方に引き上げられ、また運搬用台車の使用時においては、前記運搬用台車の底面の前端部及び後端部の4隅に配置した二対4個の車輪よりも前記中間車輪を下方に押し下げ、下方に突出するような出没可能とする構成としている。この場合、前記中間車輪のみを前記二対四個の全方向自在車輪より径を大とし、前記運搬用台車の底面の前端部及び後端部の4隅に配置した二対四個の全方向自在車輪よりも、前記一対二個の中間車輪を下方に突出するように出没可能としても同様の効果を有する。
このような構成を採ることで前記ネスティング時には、前記運搬用台車の前端部及び後端部の底面に配置した二対4個の360度方向旋回可能な全方向自在車輪のみが床と接することで回頭自在となる。一方で運搬用台車に商品を載せる使用時においては、前記中間車輪と、前記運搬用台車の前端部及び後端部の底面の4隅に配置した二対4個の車輪全部または前記二対4個のいずれか一対2個の車輪とが床面と接することで当該固定された前記中間車輪により直進性が担保される。尚、前記一対二個の中間車輪の径を前記運搬用台車の前端部及び後端部の底面の4隅に配置した二対4個の車輪の径よりも大とすることで、方向転換時には前記径が大なる一対二個の中間車輪を支点として、記運搬用台車の前端部及び後端部の底面の4隅に配置した二対四個の車輪のうち床に接するいずれか一対二個の車輪を旋回させれば方向転換も容易である。
しかしながら、上記の運搬用台車において、店舗内あるいは倉庫内に保管する場合、あるいは配送する商品を当該運搬用台車に積みこんだままトラック等で運搬する場合には、運搬用台車に積んだ商品を保護すること及び作業者の安全性を確保することからブレーキロック装置を取り付ける必要があった。従来周知のブレーキロック装置は、前記運搬用台車の前端部及び後端部の底面の4隅に配置した車輪の回転をロックするものであるが、この360度方向旋回可能な全方向自在車輪の方向旋回動作まではロックすることができないため、床面が少しでも傾斜している場合、あるいはトラック等の輸送時においてブレーキロックをかけた際に運搬用台車が旋回し、最悪の状態では上記運搬用台車が転倒してしまうという問題があった。このような場合に商品を保護あるいは作業者の安全性を確保することはできない。これを解決するために、特開2002−104195号公報において提案されている発明は、運搬用台車の底面の長手方向の中間部分には長手方向に固定された車輪に隣接しかつ当該車輪と共に回転する歯車の歯部に押圧部材を係合させて車輪の回転をロックするものであり、歯部と押圧部材を自重又はばね付勢を用いて係合させているものである。しかしながらトラックで輸送する場合において運搬用台車同士が衝突する場合がある。また、ネスティング時における運搬用台車を、保管場所にかさばらずに並べる際に衝突する場合がある。特にこのような場合には、商品を運搬していないネスティング時においてはこの運搬用台車が衝突しても商品に影響がでることはないので、当該運搬用台車を手荒く扱う恐れがある。このような場合に、運搬用台車が衝突する際の衝撃によってブレーキロック付勢部材が脱落し、あるいはブレーキロック装置が故障することがあり、そのロックが外れてしまう場合がある。
特開2002−104195号
本発明は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、運搬用台車に衝撃を与えたとしてもブレーキロック付勢部材が脱落しにくく、仮に、ブレーキロック付勢部材が脱落し、ブレーキロック付勢機能を果たさなくなった場合でも、ブレーキロックが外れにくいブレーキロック装置を提供することである。また他の課題は、衝撃に強い運搬用台車を提供することである。また他の課題は従来のブレーキロック装置に比してコスト押えたブレーキロック装置を提供することである。
前記の課題を解決するため、本発明は、運搬用台車の前端部及び後端部にそれぞれ二対4輪の全方向自在車輪を配置し、その中間部には一対2輪の車輪を配置し、運搬台車の前記中間部には車輪をロックするブレーキロック手段を配置した運搬台車用ブレーキロック装置において、上記ブレーキロック手段は、垂直上下方向に移動可能なブレーキロックスライダーを有するブレーキロック部の自重又は当該自重及び付勢力によって下方下向きに移動可能に付勢され、かつ前記ブレーキロックスライダーに水平に固定されたブレーキロックピンが下方向に垂直に移動することにより前記中間部に配置された車輪と同軸に固定された歯車と係合したことを特徴とする運搬用台車に使用するブレーキロック装置である。
前記の課題を解決するため、本発明は、ブレーキロック部は、上下方向に垂直に移動可能なブレーキロックスライダーを有し、前記ブレーキロックスライダーにブレーキピンを水平に固定したことを特徴とする前記の運搬用台車に使用するブレーキロック装置である。
前記の課題を解決するため、本発明は、ブレーキロックスライダーの移動方向を上下方向に垂直に規制する溝ケースを設けたことを特徴とする前記の運搬用台車に使用するブレーキロック装置である。
本発明は運搬用台車に衝撃を与えたとしてもブレーキロック付勢部材が脱落しにくく、仮に付勢部材が脱落したとしても、ブレーキロック部材の自重等によりブレーキロックピンを垂直に下方に押し下げる力が常に作用するためブレーキロックが外れにくいブレーキロック装置であり、また仮に、ブレーキロック装置が故障しても車輪をロックすることができるブレーキロック装置を提供するこができる。また、ブレーキロック装置にブレーキロック部材の自重によりブレーキロックピンを垂直に下方に移動し歯車とロックすることができるのでブレーキロック部材の自重の垂直成分をすべて、車輪をロックするためには用いることができ、上記ブレーキロックピンが外れにくくなる。また本発明は、ブレーキロックピンとブレーキロックスライダーを固定したので、ブレーキロック部材の自重が増し上記の効果を確実とするのみならず、垂直方向の位置決めを確実にすることができる。また、本発明は、ブレーキロックスライダーの移動方向を上下方向に垂直に規制する溝ケースを設けたので、垂直方向の位置決めを確実にし、かつ、運搬用台車が受ける衝撃にも耐えることができる。また部品点数増やすことなくコストを抑えることができる。
以下図示の実施形態を参照して本発明をより詳細に説明する。図1は、運搬用台車の全体図である。図2は、運搬用台車の側面図であり、Aは前枠部の側面図であり、Bは後枠部の側面図である。図3は、Aは、ブレーキロックオフ時のブレーキロック装置の正面図であり、Bは、AにおけるD方向から見た図である。図4は、ブレーキロックオフ時のブレーキロック装置についての図3におけるIV−IV線断面図である。図5は、Aはブレーキロックオフ時のブレーキロック操作装置の拡大側面図である。Bはブレーキロックオフ時のブレーキロック手段の拡大側面図である。図6は、Aは、ブレーキロックオン時のブレーキロック装置の正面図であり、Bは,D方向から見た図である。図7は、ブレーキロックオン時のブレーキロック装置についての図6におけるVII−VII線断面図である。図8は、Aはブレーキロックオン時のブレーキロック操作装置の拡大側面図である。Bはブレーキロックオン時のブレーキロック手段の拡大側面図である。
運搬用台車10の前端部35の底面には360度全方向自在に回転することができる回転部38、38を介して車輪30、30が取り付けられている。また後端部37の底面においても360度全方向自在に回転する回転部39、39を介して車輪32、32が取り付けられている。また、そのほぼ中間の底面には運搬用台車における長手方向の1方向のみに旋回方向を固定することができる一対2輪の中間車輪31、31が取り付けられている。尚、これらの車輪はすべてキャスターとすることもできる。ブレーキロック装置40は、ブレーキロック操作手段41及びブレーキロック手段42から構成され、ブレーキロック操作手段41はブレーキロック操作装置50及びブレーキロック操作伝達装置60から構成される。また、運搬用台車10の前端部35の上部には前枠部21が立設され、後端部37の上部にも後枠部22が立設されている。尚、図1ではパレット99が図示されているが、図3以降は説明のためパレット99を省略している。また銘板23は納入先あるいは、納入日などを記載することができる。パレット止め24はパレット99を立てたときに後枠部22と固定することができる。
ブレーキロック操作装置50は、ほぼブレーキロックブラケット51、ブレーキロックペダル52、ブレーキロック解除ペダル53、および軸54、軸55、軸56、ピン57で構成されている。軸54、軸55、軸56、ピン57は、ブレーキロック伝達軸62とほぼ垂直に設置されている(図3、図4参照)。また、ブレーキロックブラケット51とブレーキロックペダル52は軸55で遥動可能に軸支されている。軸54の一方はブレーキロックペダル52と軸支され、その他方はブレーキロック伝達ブラケット61と固定されている。また軸55には、コイルばねS1を巻きつけ、その一端を軸54に係止させ他端をブレーキロックブラケット51と係止することによりブレーキロックペダル52を矢印A方向に付勢している(図4参照)。またブレーキロックペダル52にはピン57が固定され、ブレーキロックペダル52を下方に押すとブレーキロックペダル52に固定されたピン57がブレーキロック解除ペダル53の凹溝58に係合することでブレーキをロックする状態を維持することができる(図7参照)。なおこのブレーキロック操作装置50は、運搬用台車10の前端部35に設けることが好ましい。作業者がブレーキロック操作を容易に行えるからである。
ブレーキロック解除ペダル53はブレーキロックブラケット51に軸56で揺動可能に軸支されている。また軸56にねじりばねS2を巻きつけその一端をブレーキロックブラケット51に係止させ他端をブレーキロック解除ペダル53と係止することによりブレーキロック解除ペダル53を矢印A方向に付勢している(図4参照)。また前記ブレーキロック解除ペダル53の凹溝58に係止したピン57はブレーキロック解除ペダル53を矢印B方向に押すとこの凹溝58からピン57は離脱することができ、ブレーキロックを解除することができる。
ブレーキロック操作伝達装置60は、車体20に設けられブレーキロック操作装置50とブレーキロック手段42の間に設置されている。また、当該ブレーキロック操作伝達装置60は、ブレーキロック伝達ブラケット61とブレーキロック伝達軸62とブレーキロック伝達屈曲部63で構成されている。上記記載のとおりブレーキロック伝達ブラケット61はブレーキロックペダル52と軸54において固定されているため、ブレーキロックペダル52を押すと軸54が矢印C方向に移動し、その移動した軸54がブレーキロック伝達ブラケット61をC方向に移動させる。ブレーキロック伝達ブラケット61とブレーキロック伝達軸62は固定されているので、C方向に移動したブレーキロック伝達ブラケット61はブレーキロック伝達軸62をC方向に移動させる。さらに、ブレーキロック伝達軸62がC方向に移動するとそれと一体であるブレーキロック伝達屈曲部63がそれに従ってC方向に移動する(図4、図7参照)。
次にブレーキロック手段42について説明する。ブレーキロック手段42は、歯車43、43と車輪懸下部45、45とブレーキロック部46とブレーキロックリンク部47とで構成されている。歯車43、43は、中間車輪31、31と同軸に固定されている。従って車輪31、31と歯車43、43は一体となり回転が同調するので歯車43、43の回転を止めれば車輪31、31の回転が止まる。尚、中間車輪31、31は前記車輪30、30及び車輪32、32と径が同じあるいは径が大であることも好ましい。車輪懸下部45、45は、歯車43、43と一体となった中間車輪31、31と軸48で軸支され、中間車輪31、31は歯車43、43と共に当該車輪懸下部45、45に対して回転可能である。また車輪懸下部45、45には溝部49、49が設けられ、後に述べるようにブレーキロックピン71、71が当該溝部49、49内を摺動する。この溝部49、49は、ブレーキロックピン71、71、を上下方向であって垂直方向に摺動させることができる(図示せず)。従って、ブレーキロックピン71、71は、歯車43、43の歯部44、44に、垂直に上方から係合することができる。また、ブレーキロックスライダー72、72にブレーキロックピン71、71、を固定することも可能である。ブレーキロックピン71、71はブレーキロックスライダー72、72に水平に固定することも好ましい。溝部49、49の内側に当該ブレーキロックスライダー72、72が嵌合し、上下方向であって垂直方向に摺動できるように構成しても好ましい。また溝部49、49を囲い込むように溝ケース70、70を設置しても好ましい。この溝ケース70、70によりブレーキロックスライダー72、72の垂直上下方向の摺動動作が垂直上下方向以外にぶれることなく垂直上下方向の動作を確実なものとしかつ、スムーズな動作が確保され衝撃にもブレーキロックスライダー72、72が溝部49、49から外れる恐れは少ない。
ブレーキロック部46は、ブレーキロックピン71、71、ブレーキロックアーム73、73、ブレーキロックシャフト74、プッシュロッド75で構成されている。ブレーキロックシャフト74は、運搬用台車10の幅方向(ブレーキロック伝達軸62とほぼ垂直の方向、図3参照)とほぼ平行に配置されその幅方向の端部付近においてブレーキロックアーム73、73と固定されている。当該ブレーキロックアーム73、73はブレーキロックピン71、71と固定することもできる(図示せず)。プッシュロッド75はブレーキロックシャフト74に固定され当該ブレーキロックシャフト74のほぼ中間点において上方に突出するように設置されている。上方に突出したプッシュロッド75の一部は車体20の下面に設けられた孔21内で摺動する。このプッシュロッド75には圧縮ばねS3が巻きつくように設置することも可能であり、ブレーキロック部46全体を下方に押し下げるように付勢している。従ってブレーキロック部46の自重だけでも十分にブレーキロックピン71、71が歯車43、43における歯部44、44と係合するものであるが、前記圧縮ばねS3の付勢力によってもブレーキロックピン71、71が歯車43、43における歯部44、44と係合するように付勢することもできる。また、ブレーキロックピン71、71を固定したブレーキロックスライダー72、72と、前記ブレーキロックアーム73、73と固定しても好ましい。ブレーキロック部46の自重が増すので、更にブレーキロックピン71、71が歯車43、43における歯部44、44と確実に係合するように付勢することができるからである。尚、上記の場合、ブレーキロックスライダー72、72と圧縮バネS3をブレーキロック部46に含めることができる。
ブレーキロックリンク部47において、リンクシャフト80のほぼ中央部には係止部材81が固定されている。この係止部材81の下部において、孔82が設けられていてリンクシャフト80がこの孔82を貫通している。リンクシャフト80と係止部材81はまわり止めが施され、この係止部材81は、リンクシャフト80を仮に軸とした場合に、その軸のラジアル方向に回転しないように固定されている。この場合の固定方法は例えば、溶接、接着、あるいは係止部材81とリンクシャフト80との接合個所の断面形状が多角形の形状を有することなど公知の方法が用いられる。また係止部材81の上部においては、前記ブレーキロック伝達屈曲部63と接している。
リンクシャフト80の両端部においてリンクアーム83、83と固定されている。すなわち、リンクアーム83、83の一端部には孔84、84が開けられていて、その孔84、84にリンクシャフト80が貫通し、さらにこのリンクシャフト80とリンクアーム83、83の孔84、84との接合個所は回り止めが施され、このリンクアーム83、83は、リンクシャフト80のラジアル方向である軸周りに回転しないように固定されている。この場合の固定方法は、例えば、溶接、接着、あるいはリンクシャフト80とリンクアーム83との接合個所の断面形状が多角形の形状を有することなど公知の方法が用いられる。
リンクアーム83、83の他端部においても孔85、85が設けられている。この孔85、85にはブレーキロックアーム73、73が貫通している。また、ブレーキロックアーム73、73とリンクアーム83、83とは固定されておらずリンクアーム83、83に対してブレーキロックアーム73、73は遥動可能に連結されている。前記係止部材81とリンクアーム83、83はリンクシャフト80を中心として側面視状態で、ほぼ80度の角度でそれぞれ配置されている(図5B参照)。尚、この角度は、ブレーキロックスライダー72、72のスライド量あるいはリンクシャフト80とブレーキロックシャフト74等の配置によって適宜決定される。
このように構成されている本発明の運搬用台車10に使用するブレーキロック装置40の動作について説明する。前記のとおりブレーキロック部46の自重又は当該自重および圧縮ばねS3によって、プッシュロッド75を垂直下向きに付勢している。またその付勢力によりブレーキロックシャフト74を介してブレーキロックアーム73、73を下方垂直に押し下げ、そのブレーキロックアーム73、73に固定されたブレーキロックスライダー72、72に固定されたブレーキロックピン71、71が歯車43、43の歯部44、44に、垂直に下方に移動し、歯部44、44と係合する。また、ブレーキロックスライダー72、72及びブレーキロックピン71、71の自重によっても垂直下方に押し下げられ歯車43、43の歯部44、44と係合させることができる。
リンクアーム83、83と遥動可能に連結されたブレーキロックアーム73、73は、上記の通りブレーキロック部46の自重または又は当該自重および圧縮ばねS3の付勢力によって、ブレーキロックスライダー72、72とリンクアーム83、83の連結部分がリンクシャフト80を中心として下方に押し下げられる。それに伴い係止部材81の上部は矢印C方向に付勢されている(図4参照)。従って、仮に、係止部材81が、ブレーキロック伝達屈曲部63と係止されていないとした場合は、係止部材81は常に矢印C方向に付勢されているので、中間車輪31、31がロックされる状態にあることになる。
上記の状態の下、ブレーキロック操作装置50について、ブレーキロックペダル52を押している状態(ブレーキロックONの状態)においては(図7参照)、上記のとおりブレーキロック伝達屈曲部63がそれに従ってC方向に移動する。それに伴い係止部材81は、ブレーキロック部46の自重または又は当該自重および圧縮ばねS3の付勢力による係止部材81の矢印C方向の移動を許容する。従って、上記に述べたようにブレーキロックピン71、71が歯車43、43の歯部44、44に係合し中間車輪31、31がロックされる。
反対にブレーキロック解除ペダル53を押圧すると溝部58からピン57が外れ、コイルばねS1の付勢力によって、矢印A方向へ軸55を中心としてブレーキロックペダル52が回動する(図7、図4参照)。それに従い軸54が矢印C方向の反対方向に移動し、その軸54に固定されたブレーキロック伝達ブラケット61も矢印C方向と反対方向に移動し、ブレーキロック伝達ブラケット61と一体となったブレーキロック伝達軸62も矢印C方向と反対方向に移動する。従って、ブレーキロック伝達軸62と一体のブレーキロック伝達屈曲部63がC方向と反対方向に移動するので、ブレーキロック伝達屈曲部63と係止している係止部材81の上部もC方向と反対方向に移動する。
ここで前記のとおり、係止部材81の上部もC方向と反対方向に移動する。リンクシャフト80と固定されている係止部材81とリンクアーム83、83は側面視状態でほぼ80度の角度をもって固定することができるので、上記係止部材81の上部もC方向の反対方向に移動する動きに従って、リンクシャフト80を中心としてリンクアーム83、83とブレーキロックアーム73、73の連結部分が、ブレーキロック部46の自重または又は当該自重および圧縮ばねS3の付勢力に抗して上方へ引き上げられる。その結果、ブレーキロックアーム73、73に固定されたブレーキロックスライダー72、72、等も引き上げられるので、ブレーキロックピン71、71が歯車43、43の歯部44、44から離脱し、ブレーキロックが解除される。
以上のようにブレーキロック部46の自重または又は当該自重および圧縮ばねS3の付勢力によりブレーキロックピン71、71が常に歯車43、43の歯部44、44に係合する様に付勢されている。従って仮にブレーキロック操作装置50あるいは、ブレーキロック操作伝達装置60が運搬用台車10に受けた衝撃によって故障し、ブレーキロック操作装置50を操作できない場合であっても当該運搬用台車10の中間車輪31、31は固定されるので、回頭または移動が阻止され、運搬用台車10に乗せた商品等が保護され、しかも作業者の安全が確保されることになる。
また、ブレーキロックピン71、71がブレーキロック部46の自重または又は当該自重および圧縮ばねS3の付勢力によって垂直に下方に押圧されているので、この力はすべて歯車43、43における歯部44、44に垂直に下方に働くものであり歯部44、44から脱出する方向に働くことはない。従ってある程度の衝撃では当該ピン71、71が歯部44、44から外れる恐れは少なく安全性に寄与することできる。
運搬用台車の全体図である。 運搬用台車の側面図であり、Aは前枠部の側面図であり、Bは後枠部の側面図である Aは、ブレーキロックオフ時のブレーキロック装置の正面図であり、Bは,D方向から見た図である。 ブレーキロックオフ時のブレーキロック装置についての図3におけるIV−IV線断面図である。 Aはブレーキロックオフ時のブレーキロック操作装置の拡大側面図である。Bはブレーキロックオフ時のブレーキロック手段の拡大側面図である。 Aは、ブレーキロックオン時のブレーキロック装置の正面図であり、Bは,D方向から見た図である。 ブレーキロックオン時のブレーキロック装置についての図6におけるVII−VII線断面図である。 Aはブレーキロックオン時のブレーキロック操作装置の拡大側面図である。Bはブレーキロックオン時のブレーキロック手段の拡大側面図である。
10 運搬用台車
20 車体
30、30 前端部車輪
31、31 中間車輪
32、32 後端部車輪
40 ブレーキロック装置
41 ブレーキロック操作手段
42 ブレーキロック手段
46 ブレーキロック部
47 ブレーキロックリンク部
50 ブレーキロック操作装置
60 ブレーキロック操作伝達装置

Claims (2)

  1. 運搬用台車の前端部及び後端部にそれぞれ二対4輪の全方向自在車輪を配置し、その中間部には一対2輪の車輪を配置し、運搬台車の前記中間部には車輪をロックするブレーキロック手段を配置した運搬台車用ブレーキロック装置において、上記ブレーキロック手段は、垂直上下方向に移動可能なブレーキロックスライダーを有するブレーキロック部の自重又は当該自重及び付勢力によって下方下向きに移動可能に付勢され、かつ前記ブレーキロックスライダーに水平に固定されたブレーキロックピンが下方向に垂直に移動することにより前記中間部に配置された車輪と同軸に固定された歯車と係合したことを特徴とする運搬用台車に使用するブレーキロック装置。
  2. ブレーキロックスライダーの移動方向を上下方向に垂直に規制する溝ケースを設けたことを特徴とする請求項記載の運搬用台車に使用するブレーキロック装置。
JP2008316244A 2008-12-11 2008-12-11 運搬用台車用ブレーキロック装置 Active JP5275004B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008316244A JP5275004B2 (ja) 2008-12-11 2008-12-11 運搬用台車用ブレーキロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008316244A JP5275004B2 (ja) 2008-12-11 2008-12-11 運搬用台車用ブレーキロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010137726A JP2010137726A (ja) 2010-06-24
JP5275004B2 true JP5275004B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=42348240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008316244A Active JP5275004B2 (ja) 2008-12-11 2008-12-11 運搬用台車用ブレーキロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5275004B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012183846A (ja) * 2011-03-03 2012-09-27 Zero One Design:Kk キャスターのロック機構
JP5967808B2 (ja) * 2012-05-09 2016-08-10 ヤマト・インダストリー株式会社 6輪の運搬用台車
CN105339234B (zh) * 2013-06-28 2018-01-26 株式会社南星 台车构造
CN104015771A (zh) * 2014-05-28 2014-09-03 张家港市欧思瑞科技有限公司 一种灭菌柜搬运车的锁定装置
CN104118456A (zh) * 2014-07-09 2014-10-29 张家港市嘉瑞制药机械有限公司 一种搬运车的磁铁锁定装置
CN104085425A (zh) * 2014-07-09 2014-10-08 张家港市嘉瑞制药机械有限公司 一种搬运车的激光锁定装置
CN114342705A (zh) * 2021-12-31 2022-04-15 安徽瀚一景观规划设计院有限公司 一种服务于乡村景区盆栽用的车载安放装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4829645Y1 (ja) * 1969-06-02 1973-09-08
JPS5747244Y2 (ja) * 1979-07-31 1982-10-18
JPS57194803U (ja) * 1981-06-05 1982-12-10
JPS6316265U (ja) * 1986-07-18 1988-02-03
JP3059543U (ja) * 1998-12-01 1999-07-09 日本空港動力株式会社 食品保温カート
JP2002104195A (ja) * 2001-07-26 2002-04-10 Kawajun Co Ltd ブレーキ手段
JP2007083966A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Zojirushi Baby Kk 手押し運搬車のロック機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010137726A (ja) 2010-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5275004B2 (ja) 運搬用台車用ブレーキロック装置
JP4813409B2 (ja) トレーラ
US9873445B2 (en) Vehicle transportation, storage, and maintenance assemblies and methods
JP5932673B2 (ja) 台車の制動構造
JP6664003B2 (ja) 台車
JP5275005B2 (ja) 運搬用台車
JP5520707B2 (ja) 荷台、トレーラ、及びラック
JP6798891B2 (ja) 無人搬送車
JP2004306623A (ja) 運搬用6輪台車
JP5253839B2 (ja) 移動台車
JP6032836B2 (ja) トロ台車
JP5208667B2 (ja) 台車
JP2008296609A (ja) 牽引台車
RU2726361C1 (ru) Транспортировочная тележка с самоходным буксировочником
JP6674231B2 (ja) 電柱運搬台車
JP2023049874A (ja) 運搬用台車
JP7148186B2 (ja) 低床二方向台車
JP2014091348A (ja) 運搬用台車
JP2019099029A (ja) 台車、これに使用される台車本体および操作具
JP2013151180A (ja) 移動パレットを備えた輸送機器
JP2011245980A (ja) コンテナ輸送時のカゴ台車固定装置
JP2000255723A (ja) 昇降荷受け部を有する台車装置
JP2016112983A (ja) 搬送台車
JP4845060B2 (ja) ローリフトトラック用カゴ台車固定装置
JP5461076B2 (ja) 運搬用台車における側枠高さの調節装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121005

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121016

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5275004

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250