JP2002104195A - ブレーキ手段 - Google Patents

ブレーキ手段

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JP2002104195A
JP2002104195A JP2001225683A JP2001225683A JP2002104195A JP 2002104195 A JP2002104195 A JP 2002104195A JP 2001225683 A JP2001225683 A JP 2001225683A JP 2001225683 A JP2001225683 A JP 2001225683A JP 2002104195 A JP2002104195 A JP 2002104195A
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wheel
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brake
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JP2001225683A
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Takanao Shirai
孝直 白井
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Kawajun Co Ltd
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Kawajun Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定キャスタをロックできる構成にすること
により、いかなる場合でも常に安定した停止保持を可能
にすると共に、固定キャスタ車輪ロック及びそのロック
解除操作を簡便に行うことができること。 【解決手段】 台車フレームと、該台車フレームの四隅
寄りの底面に取付られた自在キャスターと、該台車フレ
ームのほぼ中間部底面に取り付けられた固定キャスター
と、を備えるストックカートの前記固定キャスタ3の車
輪の回転をロックするブレーキ手段6であって、前記固
定キャスタ3のブラケットに揺動可能に支持され、前記
固定キャスタ3の車輪外周面に隣接する押圧歯部材6B
と、前記固定キャスタ3の車輪に固定される外周面に歯
部を有する歯車3Cとからなり、前記押圧歯部材6Bを
前記固定キャスタ3の車輪ロック方向及びアンロック方
向に操作するブレーキ操作手段50により、前記押圧歯
部材6Bと前記歯車の外周面の歯部の歯合又は該歯合の
解除を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はダンボール箱等に収
納された商品の運搬や商品の保管収納等に使用されるス
トックカートの中間部底面に取り付けられた固定キャス
ターの車輪の回転をロックするブレーキ手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の台車は、実開平6−37
71号公報等からも明らかなように、台車フレームと、
この台車フレームの下面中央部における短尺方向の両端
部に回転方向を台車移動方向に向けて取り付けた一対の
固定キャスタと、台車フレームの長尺方向の両端下面に
おいて、その短尺方向の両端部に取り付けた旋回可能な
一対の自在キャスタと、台車フレーム上に固定した物品
載置板とから構成されている。
【0003】さらに、固定キャスタには自在キャスタと
同等か、これより僅かに大きい径の車輪を使用し、この
固定キャスタを支点にして台車フレームを床面に対し僅
かにシーソ運動できる構成にすることにより、台車の方
向転換を容易にしている。また、自在キャスタにはスト
ッパ付きの車輪を使用し、このストッパをロック方向に
操作することにより車輪をロックして、台車を停止状態
に保持できるようにしている。
【0004】また、図13(a)及び(b)に示すよう
に、略四角枠形状又は略M字型枠形状の台車フレームの
四隅部の底面に自在キャスター120を取り付けるとと
もに、ほぼ中央両側部の底面に固定キャスター130が
取り付けられた台車と、この台車100の前後部に脱着
可能に取り付けられた一対の可動棚枠(図では省略)と
で構成されるストックカートの場合、この台車を収納保
管するためネスティング状態にするには固定キャスター
の一方向性から長手方向でネスティングを行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の台車では、自在キャスタに設けたストッパ
を操作することで台車を停止状態に保持するものである
ため、台車を安定して停止状態に保持するには、全ての
自在キャスタをストッパによりロックしなければなら
ず、しかも、そのロックまたはロック解除操作時には作
業者等が台車の周りを移動しなければならず、その操作
が煩雑で時間もかかるという問題がある。また、自在キ
ャスタの車輪をストッパでロックしても、自在キャスタ
自体の旋回動作をロックすることができず、しかも台車
中央の固定キャスタは常にフリー状態になっているた
め、傾斜する床面等に台車を停止させた場合、自在キャ
スタの車輪がロックされていても、傾斜床面から滑り落
ちようとする台車の作用によって自在キャスタが旋回動
作することがあり、この自在キャスタの旋回動作につれ
て台車が移動すると、台車上の載置物品が荷崩れを起こ
す問題がある。特に、固定キャスタの車輪径を自在キャ
スタの車輪径より大きくすることにより、台車自体が固
定キャスタを支点にしてシーソ運動する場合には、上述
する現象が顕著となり、台車を安定して停止保持できな
いという問題があった。また、固定キャスタのすぐ横に
ブレーキ操作レバーを設けてロックする方法もあるが、
数台の横並びのストックカートを使用する際、レバーが
踏めないという問題がある。また、従来のネスティング
方法の場合、長手方向にスペースが広く必要とされるた
め、空間の有効利用と言う点で問題があった。
【0006】従って、本発明の目的は、固定キャスタを
ロックできる構成にすることにより、いかなる場所でも
常に安定した停止保持を可能にすると共に、数台の横並
びのストックカートを使用する場合でも固定キャスタ車
輪ロック及びそのロック解除操作を簡便に行うことがで
き、且つ短手方向にネスティングが可能なストックカー
トを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者は鋭意検討を行った結果、本発明を完成するに至
った。すなわち本発明は、台車フレームと、該台車フレ
ームの四隅寄りの底面に取付られた自在キャスターと、
該台車フレームのほぼ中間部底面に取り付けられた固定
キャスターと、を備えるストックカートの前記固定キャ
スタの車輪の回転をロックするブレーキ手段であって、
前記固定キャスタのブラケットに揺動可能に支持され、
前記固定キャスタの車輪外周面に隣接する押圧歯部材
と、前記固定キャスタの車輪に固定される外周面に歯部
を有する歯車とからなり、前記押圧歯部材を前記固定キ
ャスタの車輪ロック方向及びアンロック方向に操作する
ブレーキ操作手段により、前記押圧歯部材と前記歯車の
外周面の歯部の歯合又は該歯合の解除を行うことを特徴
とするブレーキ手段を提供するものである。
【0008】また、本発明は、前記ブレーキ操作手段
は、前記台車フレームに揺動可能に取付けられた操作部
材と、前記操作部材を前記固定キャスタの車輪ロック方
向及びロック解除方向に操作した時の操作力を前記ブレ
ーキ手段に伝達する伝達部材とから構成される前記ブレ
ーキ手段を提供するものである。
【0009】また、本発明は、前記操作部材は、前記ブ
レーキ手段を車輪ロック方向に操作する操作レバーと、
この操作レバーを車輪ロック位置に保持すると共に該操
作レバーの車輪ロックを解除するロックレバーとから構
成される前記ブレーキ手段を提供するものである。
【0010】また、本発明は、前記伝達部材が、台車フ
レームの隙間を通して前記ブレーキ手段と前記ブレーキ
操作手段間に配置されたフレキシブルワイヤである前記
ブレーキ手段を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図12を参照して説明する。図1は本発明の
ストックカートの台板を起こした状態を示す斜視図、図
2は本発明のストックカートの台板を倒した状態を示す
斜視図、図3は図2の後端部の拡大図、図4はその側面
図で一部が図3のA−A断面を示し、図5は図1の後端
部の拡大図、図6はその側面図で一部が図5のB−B断
面を示し、図7は図2の下方部の一部を省略した側面
図、図8は図1の下方部の一部を省略した側面図を示
す。図1〜図8において、ストックカート10はキャス
ター付き台車フレーム1、一対の棚枠5a、5b及び台
板4を備える。
【0012】台車フレーム1は、所定間隔離して平行に
配置した前端部の部材101a、後端部の部材101b
と、該両端部材101a、101bを一体的に連結する
連結部材202とによりH字状に形成されている。この
台車フレーム1の前端部の部材101aの底面には自在
キャスター2、2が取り付けられ、上面にはブレーキ操
作手段50とネスティング規制突起部70が、端面部に
は衝撃吸収パッド60、60が設けられている。また、
後端部の部材101bは底面のない蓋状であり、中央部
上面にはキャスター台30の支柱部31を遊嵌する貫通
孔102を有し、蓋状の下面にはキャスター台30に設
けられた案内筒状部32、32に摺動可能に挿入される
係合突状棒103、103を有し、上面には前端部の部
材101aと同様、ネスティング規制突起部70が、端
面部には衝撃吸収パッド60が設けられている。
【0013】連結部材202の両端部は一端が部材10
1a、101bに固定される棚枠保持部40、40が設
けられている。棚枠保持部40、40に棚枠5a、5b
の支柱を挿入することにより棚枠5a、5bが形成でき
る。キャスター台30はチャネル状であり、その下面の
両端には自在キャスタ2、2が取付けられ、中央に位置
し上方に延出される支柱部31の先端部には支持棒81
を回動可能に軸支又は固定する軸支部311を有する。
また、連結部材202の中央底面には固定キャスター支
持板7及び固定キャスター高さ調整板71を介して固定
キャスター3、3が取り付けられている。
【0014】台板4は支持棒81及び棚枠5bに取付け
られた軸状突起51、51に回動可能に枢支される2個
の回動連結板42、42と、矩形状の台板本体41と、
台板高さ調整板49とからなる。また、回動連結板42
は先端に位置する支持棒枢支部421と、軸状突起枢支
部422と、台板係止部423とからなる。軸状突起枢
支部422は、台板4が回動する支点となるもので支持
棒枢支部421より斜め下方に位置する。この構造によ
り、台板4が起こされると軸状突起枢支部422を支点
として、支持棒枢支部421を下方に押しやるため、キ
ャスター台30は台車フレーム1に対して下方に押し下
げられる。また、軸状突起51及び軸状突起枢支部42
2の設置場所は、上記とは逆の軸状突起251を回転連
結板42に固定し、軸状突起枢支部422を棚枠5bに
固定する構造としてもよい。
【0015】棚枠5bの形状は略矩形状であり、ネステ
ィング側の縦部材501には、ネスティングの際、隣接
するストックカートの台板高さ調整板49との重なり合
いを避け、無駄な空間を排除するための凹部502、凹
部503が形成されている。
【0016】上記のように構成された実施の形態例のス
トックカート10において、これを使用する場合は、ま
ず、棚枠5bの下方に固着されている軸状突起51、5
1を中心に回動する台板4を倒しフレーム1上に乗せる
(図2〜図4及び図7)。台板4は台板高さ調整板49
が固定キャスター支持板7に当接することにより地面に
平行で安定状態となる。また、台板4の後端部は、後端
部の部材101bの上面と台板の後方側裏面45と当接
している。
【0017】このように形成されたストックカート10
は、図2及び図7に示すように六輪車となり、中央の固
定キャスター3を中心にシーソ型の動きが出来、方向転
換等が自由に行える。台板4は台車フレーム1上に単に
乗せるだけでもよいし、固定具で固定しても良い。ま
た、自在キャスター2及び固定キャスター3の接地面X
−Xは同一面であっても、固定キャスター3の接地面が
自在キャスター2の接地面より下方側であってもいずれ
の場合でもよい。
【0018】次に、これをネスティングするには、台板
4を上方に回動して起こし、後部寄りに形成された側面
枠5bに図では省略するが、例えば鎖や紐で固定する。
【0019】本実施の形態のストックカート10によれ
ば、図3〜図8に示すように、台板4に連結された回動
連結板42は支持棒枢支部421と、軸状突起枢支部4
22とを有し、軸状突起枢支部422を支持棒枢支部4
21より斜め下方に位置するようにし、これを台板4の
回動支点としたため、台板4を起こすことにより、棚枠
5bは上方に持ち上がる。すなわち、固定キャスター
3、棚枠5b及び台車フレーム1の一体的に固定された
部材が使用時の状態に比べ、Hの長さの分持ち上がるた
め図8に示すように、固定キャスター3の下端で形成さ
れる面が自在キャスター2の下端で形成される面より上
方に位置する。この場合、棚枠5a、5b及び台車フレ
ームで形成された枠体は若干右(前端部)側に傾斜した
状態となる。かかるネスティングカートは、固定キャス
ター3が作動不能状態となり、四輪の自在キャスターの
みで走行するため、自由方向に移動でき、短手方向での
ネスティングが可能となる。
【0020】また、ネスティングについて、図9及び図
10を参照して説明する。図9は台車フレームがH型形
状の場合のネスティング状態を示す平面図、図10は有
効なネスティングが出来ない状態を示す平面図である。
図9において、台車フレームがH型形状の場合、ネステ
ィング規制突起部70がネスティング方向を規制し、作
業者に正しい方向の示唆を与える。すなわち、ネスティ
ング規制突起部70が位置する側からネスティングして
いけば、無駄な空間を生むことなく、スペースの有効利
用を図ることができる。ネスティング規制突起部70が
位置する反対側からネスティングしようとしても、ネス
ティング規制突起部70と台車フレームの連結部材20
2とが衝突し、有効なネスティングは行われない。他
方、図10に示すように、ネスティング規制突起部70
を設けない場合、作業者はネスティング方向の判断に戸
惑い、例えばストックカート群90、とストックカート
群91とをネスティングしようとしても、台車フレーム
1の前端部材101a同士及び後端部材101b同士が
接触し、無駄な空間を生んでしまう。また、台車フレー
ム1がZ型形状又は逆Z字状の場合、ネスティング方向
は比較的定まり易い。従って、ネスティング規制突起部
70は特に台車フレーム1がH型形状の場合に有効であ
る。
【0021】また、本発明において、台板の回動部の機
能又は構造は、台板を上方に回動することにより固定キ
ャスター及び台車フレームの一体部を持ち上げる作用
(自在キャスター部から見れば、下がる作用)を有する
ものであれば、上記方法に制限されず、種々の形態を採
りうる。
【0022】次に、ブレーキ操作方法について図11及
び図12を参照して説明する。図11はブレーキ手段及
びブレーキ操作手段を説明する一部を破断した主要部の
正面図である。また、図12は一部を省略又は破断した
斜視図である。図中、固定キャスタ3は、これを台車フ
レーム1に固定するブラケット3Aに回転可能に支持し
た車輪3Bの回転をロックするブレーキ手段6を備え、
このブレーキ手段6は、台車フレーム1の長尺方向の一
方の端部において、前端部材101aの上面中央部に設
けられた一対のブレーキ操作手段50によってに操作さ
れる。また、ブレーキ手段6と各ブレーキ操作手段50
間は、ブレーキ操作手段50の車輪ロック及びロック解
除の操作力をブレーキ手段6に伝達する操作力伝達部材
8により連結されている。また、固定キャスタ3の車輪
3B径は自在キャスタ2の車輪径より大きく形成されて
おり、これにより、固定キャスタを支点に台車10を床
面に対しシーソ運動可能にして、台車10の方向転換を
容易にしている。
【0023】ブレーキ手段6はブラケット3Aに軸6A
により揺動可能に軸支された押圧歯部材6Bを有し、こ
の押圧歯部材6Bの一端部は車輪3Bに固着された歯車
3Cの外周面に離接され、その他端部には、両固定キャ
スタ3間に差し渡し状態に配置された軸6Cが連結され
ている。また、ブレーキ操作手段50は、台車フレーム
1の前端部材101aに固着したブラケット板7Aと、
ブラケット板7Aに軸7Bにより上下方向に揺動可能に
支持された操作レバー7Cと、軸7Bに装着され、操作
レバー7Cを図11において矢印C方向に付勢するトー
ションばね(図では省略)と、ブラケット7Aに操作レ
バー7Cの軸7Bと平行な軸7Eにより揺動可能に支持
されたロックレバー7Fと、軸7Eに装着され、ロック
レバー7Fを図4において矢印D方向に付勢するトーシ
ョンばね(図では省略する)とから構成され、操作レバ
ー7Cを図11の矢印Cと逆の方向に回動して、操作レ
バー7Cに設けた軸ピン7Hをロックレバー7Fに形成
した切欠き部7F1に係合することにより、操作レバー
7Cを車輪ロック位置に保持し、また、ロックレバー7
Fを図11の矢印Dと逆の方向に回動して切欠き部7F
1を軸ピン7Hから外すことにより、操作レバー7Cの
車輪ロックを解除する構成になっている。なお、操作レ
バー7Cとロックレバー7Fは本発明における操作部材
を構成している。
【0024】操作力伝達部材8は、台車フレーム1の隙
間を通してブレーキ手段6とブレーキ操作手段50間に
配置されたフレキシブルワイヤ8Aからなり、フレキシ
ブルワイヤ8Aの芯線の一端はブレーキ手段6のクラン
ク軸6Cに連結され、その他端はブレーキ操作手段50
の操作レバー7Cに連結されている。また、フレキシブ
ルワイヤ8Aのブレーキ手段6への接続はプーリ8Bを
介して、クランク軸6Cに垂直に渡している。
【0025】上記のように構成されたストックカートに
おいて、その固定キャスタ3をロックする場合は、図1
1に示すように、操作レバー7Cの揺動先端部を足先に
より押圧して操作レバー7Cを図11の矢印Cと逆の方
向に回動させる。これにつれて軸ピン7Hによりロック
レバー7Fが矢印Dと逆の方向に回動されるとともに操
作レバー7Cが図11に示す位置まで回動されると、軸
ピン7Hがロックレバー7Fの切欠き部7F1に係合す
る。これにより、操作レバー7Cを車輪ロック位置に保
持する。操作レバー7Cが図11に示す位置まで回動さ
れることにより、フレキシブルワイヤ8Aの芯線がブレ
ーキ操作手段50側へ移動又は緩むため、クランク軸6
Cを介して連結されている押圧歯部材6Bが自重又はバ
ネ付勢により軸6Aを支点にして図11の矢印方向に回
動し、固定キャスタ3の車輪3Bに固定される歯車3C
の外周面に歯合して車輪3Bをロックする。これに伴い
ストックカート10は停止状態に保持される。また、図
11に示す車輪ロック状態にあるブレーキ操作手段50
のロックレバー7Fを足先により押圧すれば、ロックレ
バー7Fの切欠き部7Aから軸ピン7Hが外れ、操作レ
バー7Cはロック解除状態に復帰する。
【0026】このように本発明の実施形態によれば、ス
トックカート10の長手方向の中間部に設けた固定キャ
スタ3の車輪3Bをロックするから、傾斜する床面等に
おいても、自在キャスタ2に関係なくストックカート1
0を確実に停止されることができ、安定した停止状態を
保持するとができるとともに、荷崩れのおそれもない。
また、ブレーキ操作手段50を操作レバー7Cと、その
車輪ロック及びロックを解除するロックレバー7Fとで
構成しているから、固定キャスタがみだりにロックされ
たり、ロック解除されたりするのを防止することができ
る。
【0027】本発明の他の実施の形態として、前記ブレ
ーキ手段は複数備え、この各ブレーキ手段は前記台車フ
レームの任意の位置に分散して取り付けてもよい。これ
により、作業者の身近にあるブレーキ操作手段を操作す
ることで固定キャスタの車輪ロック及びロック解除を容
易に行うことができる。また、前記伝達部材は、前記操
作部材と前記ブレーキ手段間を連結するフレキシブルワ
イヤ以外に、ロッド部材であってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によればブレーキ操作手段を車輪ロック方向に操作する
ことにより、ブレーキ手段が固定キャスタの車輪をロッ
クするから、傾斜する床面等においても台車を安定に停
止させ保持することが可能になる。また、ストックカー
トを使用する場合は、台板を倒しこれに荷物を乗せて移
動させれば、固定キャスターを中心にシーソ型の動きが
出来、方向変換等が自由に行える。また、収納する場
合、すなわちネスティングする場合は、台板を起こせば
固定キャスターは作動不能の状態となるため四輪の自在
キャスターのみの走行となり、自由方向に移動でき、短
手方向でのネスティングが可能となる。また、ネスティ
ングの際、その方向を誤ることがなく作業効率が向上す
ると共に、無駄な空間がなくスペースの有効利用を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストックカートの台板を起こした状態
を示す斜視図である。
【図2】本発明のストックカートの台板を倒した状態を
示す斜視図である。
【図3】図2の後端部の拡大図である。
【図4】図3の側面図で、一部を図3のA−A断面で示
す。
【図5】図1の後端部の拡大図である。
【図6】図5の側面図で、一部を図5のB−B断面で示
す。
【図7】図2の下方部の一部を省略した側面図である。
【図8】図1の下方部の一部を省略した側面図である。
【図9】台車フレームがH型形状の場合のネスティング
状態を示す平面図である。
【図10】有効なネスティングが出来ない状態を示す平
面図を示す。
【図11】ブレーキ操作を説明する一部を破断した平面
図である。
【図12】ブレーキ手段を説明する台車フレームの一部
を分解した斜視図である。
【図13】従来のストックカートのネスティング状態を
示す図である。
【符号の説明】
1 台車フレーム 2、120 自在キャスター 3、130 固定変換キャスター 4 台板 5a、5b 棚枠 6 ブレーキ手段 7 固定キャスター支持板 8 操作力伝達部材 10 ストックカート 30 キャスター台 42 回動連結板 50 ブレーキ操作部 70 ネスティング規制突起部 81 支持棒 421 支持棒枢支部 422 軸状突起枢支部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車フレームと、該台車フレームの四隅
    寄りの底面に取付られた自在キャスターと、該台車フレ
    ームのほぼ中間部底面に取り付けられた固定キャスター
    と、を備えるストックカートの前記固定キャスタの車輪
    の回転をロックするブレーキ手段であって、前記固定キ
    ャスタのブラケットに揺動可能に支持され、前記固定キ
    ャスタの車輪外周面に隣接する押圧歯部材と、前記固定
    キャスタの車輪に固定される外周面に歯部を有する歯車
    とからなり、前記押圧歯部材を前記固定キャスタの車輪
    ロック方向及びアンロック方向に操作するブレーキ操作
    手段により、前記押圧歯部材と前記歯車の外周面の歯部
    の歯合又は該歯合の解除を行うことを特徴とするブレー
    キ手段。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキ操作手段は、前記台車フレ
    ームに揺動可能に取付けられた操作部材と、前記操作部
    材を前記固定キャスタの車輪ロック方向及びロック解除
    方向に操作した時の操作力を前記ブレーキ手段に伝達す
    る伝達部材とから構成される請求項1記載のブレーキ手
    段。
  3. 【請求項3】 前記操作部材は、前記ブレーキ手段を車
    輪ロック方向に操作する操作レバーと、この操作レバー
    を車輪ロック位置に保持すると共に該操作レバーの車輪
    ロックを解除するロックレバーとから構成される請求項
    2記載のブレーキ手段。
  4. 【請求項4】 前記伝達部材が、台車フレームの隙間を
    通して前記ブレーキ手段と前記ブレーキ操作手段間に配
    置されたフレキシブルワイヤであることを特徴とする請
    求項2又は3記載のブレーキ手段。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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