JP2521138Y2 - うば車の操舵機構 - Google Patents

うば車の操舵機構

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JP2521138Y2
JP2521138Y2 JP1989071753U JP7175389U JP2521138Y2 JP 2521138 Y2 JP2521138 Y2 JP 2521138Y2 JP 1989071753 U JP1989071753 U JP 1989071753U JP 7175389 U JP7175389 U JP 7175389U JP 2521138 Y2 JP2521138 Y2 JP 2521138Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はうば車に関するものであり、特に前後四つの
車輪をそれぞれ自由に操舵できるよう構成したうば車に
関するものである。
〔従来技術とその問題点〕
うば車の車輪は、当初は、前後に設けた固定車軸の両
端にそれぞれ車輪を回転自在に取付けるだけの単純な構
造であったため、うば車の進行方向を変更させる操舵性
については極めて効率の悪い構造であった。
これらの欠点を改良するものとして、前側車輪をキャ
スター構造を有する車輪として構成することが提案され
た。
しかしながら上記公知のうば車は第8図及び第10図に
例示するように、前側車輪a,aと後側車輪b,bからなる前
後四つの車輪のうち、前脚杆の下端に取付けた左右の前
側車輪a,aのみが、キャスター機構8により独立的に支
持されて自由に操舵できるよう構成されているが、後側
車輪b,bは、うば車本体に固定的に取付けられた後車軸
の両端に、操舵機能を有することなく回転のみが行なえ
るよう取付けられた構造とされていた。
このため、うば車の進行方向を変更する時は、うば車
の手押しハンドル7部分を左右いずれかの方向に動かせ
ばこれに連動してキャスター構造を有する前側車輪a,a
が手押しハンドル7の揺動方向と逆の方向に揺動して操
舵されるという操舵効率の高いものとして構成されてい
る。
上記した車輪の操舵構造は、うば車を移動させる手押
しハンドル7の取付け位置が(手押しハンドル7を起立
させている位置が)、第8図例示のように、うば車本体
の後部位置に(後車輪b,bの上方部位に)固定的に起立
しているものでは有効であったが、手押しハンドル7の
取付け位置が、第9図に例示し、或いは第1図に二点鎖
線で示すように、座床部3に座った幼児と対面できる側
(前側車輪a,aの上方部位)に移動させて使用する場合
には以下のような問題点を有することが指摘されてい
る。即ち (1)手押しハンドル7を座床部3に座った幼児と対面
できる側(第1図に二点鎖線で示す位置)に起立させて
使用している時にうば車の進行方向を変更するために
は、進行方向の後方に位置する前側車輪a,aを動かし、
うば車本体の尻振りをさせてうば車全体の進行方向を変
更させる。(進行方向の後側に位置する前側車輪a,a部
分を一旦進行方向とは逆の方向に動かすことでうば車全
体を進行方向に合致する方向に向かせる。) しかしながらこの方法による場合、うば車本体の手前
位置にある前側車輪a,aを揺動操舵させて動かさなけれ
ばならないため変更の操作が不自然であるばかりか、う
ば車の移動軌跡は進行方向前側に位置する後側車輪b,b
を支点とした大きな円弧を描くようになり方向変換をさ
せるために無駄な動きを要求されるという欠点があるほ
か、進行方向後側に位置する前側車輪a,aが常時操舵で
きる状態にあるため直進状態においても前側車輪a,aが
不安定な状態(フラフラした状態)となりうば車全体が
不安定な走行を行うという欠点が指摘されている。
(2)上記欠点(前側車輪a,aのフラツキ)を回避する
手段として、キャスター機構8に設けたロック機構81を
作動させ、前側車輪a,aを操舵不可能な状態に固定する
方法があるが、この場合、上記と別に、手押しハンドル
7を上方から押し下げることにより前側に位置する後側
車輪b,b部分を浮き上がらせ、次いで後方に位置する前
側車輪a,a部分を支点としてうば車先端の向きを変更さ
せるという方向転換の手段を講ずるか、或いは、これと
逆に、手押しハンドル7を持ち上げることにより後側に
位置する前側車輪a,aを浮き上がらせ、次いで前側に位
置する後側車輪b,bを支点としてうば車全体の向きを変
更させるという方法(尻振りによる変更)があるが、い
ずれの場合も、うば車本体を持ち上げるために大きな力
を必要とし、操作性に無理が伴うという欠点がある。
等の問題点がそれである。
これらの問題に対応するため、前後四つの車輪をすべ
てキャスター構造にする試みがなされたが、この構造の
場合は以下のような欠点を有することが指摘されてい
る。即ち (1)キャスター機構8は第10図に例示するように脚杆
の下端にキャスター機構8を取付け、キャスター機構8
の両側に二つの車輪a,aを取付けるという構造を取るの
が普通であるが、このため内側に位置する車輪aはうば
車本体の内側に張り出した状態で取付けられることとな
る。
ところで、うば車の座席部分(座床部3)の下面にシ
ョッピングで購入した商品や携帯品等を収納するための
買物篭を吊り下げることが多いが、後側車輪にキャスタ
ー構造を採用した場合は、後側車輪の一部(内側に位置
する車輪)が後脚杆の内側に張り出してしまうため、左
右両側の後側車輪の間に収容すべき買物篭の大きさが制
限され、うば車の総合的な機能が損なわれる。
(2)キャスター構造をもった車輪を前後両側に取付け
た場合は、製造コストの高騰を来たし商品の経済性を損
なう。
等の欠点がそれである。
〔考案の目的〕
本考案は上記事情に鑑み、これに対応しようとするも
のである。即ち、本考案の目的は、四輪構造を有し、手
押しハンドルが前後いずれの方向にも起立位置を変更で
きるよう構成してなるうば車において、前後四つの車輪
をすべて操舵可能に構成し、これにより手押しハンドル
が幼児と対面する位置に起立する場合(対面走行時)に
も、進行方向前側に位置する後車輪を操舵することで、
容易に、且つ、スムーズに走行方向の変更(曲がり動
作)が行なえるよう構成したうば車の操舵機構を提供せ
んとするものである。
また本考案の他の目的は、少なくとも、後車軸に取付
けた操舵機構が占有面積の少ない簡単な構造によって構
成され、しかも操舵機構を有する後車輪により、座席の
下面に形成される買物篭の収納スペースを減縮させるこ
とがないよう構成したうば車の操舵機構を提供しようと
するものである。
〔考案の要点〕
本考案は、車軸を挿通させる透孔を横長に穿設形成し
たブラケットを、左右二本の脚杆の下端部にそれぞれ取
付け、これら二つのブラケットはその間に差し渡した連
結板によって固定するとともに、両端部が前記二つのブ
ラケットに形成した横長の透孔を挿通して少許の長さだ
け外側に突出させた車軸の中央部を前記連結板に枢支さ
せて車軸の両端部が互いに異なる方向に揺動するよう構
成し、前記横長の透孔を挿通させた車軸の先端部にそれ
ぞれ車輪を取付けてなるうば車の操舵機構を考案の要点
としている。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。総
括的にAで示すうば車は公知のものであり、前脚杆1,1
及び後脚杆2,2を側面ほぼ八の字状を呈するよう組み合
わせるとともに、この二つの脚杆1及び2の上端部は、
座床部3の両側に起立させた肘掛け杆4の内側先端部近
くに枢着している。
5は肘掛け杆4の支承杆であり、その上端部が肘掛け
杆4の後端部を支承し、下端部は後脚杆2の長さ方向に
おける中間部の上面に当接して下面から支承されるよう
構成している。
6は座床部3の後端部から側面L字状に起立させた背
当て部であり、リクライニング操作により座床部3の後
方に適宜の角度で倒すことが可能とされ、また前脚杆1
及び後脚杆2の折り畳み操作に連動して、座床部3の上
面と背当て部6の内側とが互いに接近しながら側面ほぼ
V字状に折り畳めるよう構成されている。
なお、前脚杆1及び後脚杆2は、折り畳み操作によっ
てその下端部が互いに接近しながら折り畳まれるよう構
成されており、折り畳み操作に連動して肘掛け杆4、座
床部3、背当部6等も折り畳まれるようになっている。
7は手押しハンドルであり、正面形状をU字状乃至コ
字状に形成するとともにその下端部を後脚杆2の中間部
に枢着している。
手押しハンドル7は、起立位置を前後いずれの側へも
自由に変更できるよう構成するものであり、第1図に実
線で例示するように背当て部6の背面側に起立させる場
合(この位置が通常の用法位置である)のほか、第1図
に二点鎖線で例示するように座床部3の前面側に倒して
座床部3に座った幼児と対面できるように起立させるこ
ともできる。
a,aは前脚杆1の下端部に取付けた前車輪であり、キ
ャスター機構8を具備させることでそれぞれの車輪a,a
が独立して方向転換その他の操舵を行い、また、キャス
ター機構8に起伏自在に設けたロック機構81を作動させ
ることで操舵(キャスター機構8の首振り動作)を規制
できるよう構成している。
なお、第10図の例示によって明らかな通り、キャスタ
ー機構8およびこれに付属したロック機構81は従来より
一般に採用されている公知の構造であり格別新規なもの
ではない。
9は側面形状をやや変形したL字状、ないし弧月状に
形成したブラケットであり、上端部を後脚杆2の下端に
取付けている。
91はブラケット9の下端部近くに水平に穿設形成した
横長の透孔であり、後車輪bを支承する後車軸10の両端
部を挿通させることによって当該後車軸10の両端部が前
後方向に揺動できるようにしている。
なお透孔91の形状は、完全に水平な横長の透孔として
形成することもできるが、第5図及び第6図に例示する
ように、両端部が少許だけ上方に傾斜した偏平なV字状
の長孔として形成し、これにより車軸の前後方向への揺
動を自然な揺動軌跡に合致させるようにすることもでき
る。
92は、後車軸10のホルダーであり、横長に形成すると
ともに、先端部に形成した透孔部分に後車軸10の先端部
近くを挿通させている。
前記した後車軸のホルダー92は、ブラケット9内にお
いて横長の透孔91の穿設方向に沿って自在に摺動できる
よう組み込まれると共にブラケット9の先端部側に組み
込んだスプリング93の弾撥力により常に後部方向(第5
図において右側方向)に押し出されるよう付勢されてい
る。
94は、ブラケット9の先端部に起伏自在に枢着したス
トッパーであり、必要に応じて、ブラケット9内に揺動
自在に収容したホルダー92の揺動を規制させるものであ
る。
ストッパー94はブラケット9内の摺動自在に収容され
たホルダー92の先端部に当接させることでホルダー92の
揺動を必要に応じ規制させるように作動する。
なお、ストッパー94のブラケット9に対する取付け構
造は、第5図及び第6図に詳細に例示するように、スト
ッパー本体の両側面に少許の高さで突出させた枢支突起
95,95をブラケット9の先端近くの両側に穿設した枢支
用の透孔96に嵌合させることにより、起伏自在に枢支さ
せている。(第5図、第6図参照) 上記するストッパー94の機能は、第5図例示のように
係止先端部97を下向きに倒伏させた場合は、係止先端部
97がホルダー92の先端部に当接できないため、ホルダー
92が横長の透孔91の穿設方向に沿って自由に前後方向へ
の揺動を行うことができ、また、第6図に例示するよう
に係止先端部97を上方に持ち上げるよう起立させた場合
は、係止先端部97がホルダー92の先端部に当接してその
揺動(特に前方への揺動)を規制するものである。
ストッパー94の側面には適宜高さの係止突起98が突設
されており、ストッパー94の起伏揺動に応じてこの係止
突起98がホルダー9に適宜の間隔をもたせて穿設形成し
た数個の嵌合孔99…99に選択的に嵌合し(クリックスト
ップし)、その位置においてストッパー94の停止状態を
保持するようにしている。
11は二つのブラケット9,9の間に差し渡した連結板で
あり、両端部を対向するブラケット9,9の内側に固定し
て後脚杆2,2の間隔を正確に維持するとともに、後車軸1
0の中間部を支承する支承体の役目も果たしている。
後車軸10は、長さ方向における中間部を枢軸12を介し
て連結板11に枢支させており、枢軸12による枢支部を中
心とする後車軸10の両側部が互いに逆の方向に向かって
揺動するようにしている。
13は後車軸10をその下面から支承するための支承用半
球体であり、上面に形成した支承用の半球部を後車軸10
の下面に当接支承させることで、支承された後車軸10が
水平方向への揺動とともに、上下方向への揺動も同時に
行なえるように図っている。
支承用の半球体13はその球体中心部に枢軸12を挿通さ
せており、これにより、枢軸12と支承用半球体13及び後
車軸10の一体化を図っている。
〔考案の使用〕
上記のように構成した本考案は以下のように使用す
る。
※通常の使用方法を講ずる場合。
通常の使用方法とは、第1図及び第8図に実線で例示
するように、手押しハンドル7を背当て部6の背面側に
起立させて使用する方法を指し、座床部3に座った幼児
は背面側から母親等に監視される。
この方法は「前輪操舵(FWS)」と称される使用方法
であり、前車輪a,aを取付けたキャスター機構8,8はロッ
ク機構81,81の作動が開放されており、これによって左
右二つの前車輪a,aが独立して自由に操舵できるように
され、逆に、後車輪b,bは操舵されないようにしてお
く。
即ち後車輪b,bは、両方のブラケット9,9に取付けたス
トッパー94,94を第6図例示のように倒伏させることで
ストッパー94の先端部に形成した係止先端部97,97が後
車軸10の両側に取付けたホルダー92,92の先端部にそれ
ぞれ当接してその揺動を規制するようにする。(中央部
を枢軸12によって枢支された後車軸10の両端部は、いず
れもストッパー94,94の係止先端部97,97によって後方に
押し戻されながら停止状態が維持される) この結果、後車輪b,bは恰も固定された後車軸の両端
部に取付けられたようになり、後車輪b,bは操舵効果の
ない単純な回転のみを行うようになる。
この状態において、進行しているうば車の操舵を希望
する場合には、手押しハンドル7を左右いずれかの方向
に押せば、前脚杆1,1の先端に取付けている前車輪a,aが
キャスター機構8,8によってこれと手押しハンドル7の
押圧方向と逆の方向に回動されて瞬時に操舵効果を発揮
する。
この場合、後車輪b,bを取付けている後車軸10の両端
部は、揺動を規制されているホルダー92,92に固定され
ているので、ハンドル操作に影響を与えることは全くな
い。
※手押しハンドルを幼児と対面位置に起立させた二輪操
舵をする場合。
対面位置とは、第1図に実線で例示した手押しハンド
ル7の起立位置を第1図に二点鎖線で示すように座床部
3の前側に倒した状態で使用する場合を指し、ハンドル
7を押している母親等は座床部3に座った幼児と対面で
きる。
当然のことながら、上記操作によりハンドル7の起立
位置の変更をすると、キャスター機構8,8により支承さ
れる前車輪a,aが進行方向の後側に位置し、ブラケット
9,9によって支承される後車輪b,bが進行方向の前側に位
置することとなる。
この状態において、前車輪a,aを取付けたキャスター
機構8,8は操舵機能を発揮させないようにするためロッ
ク機構81を作動させて揺動機構をロックさせる。(進行
方向の後側に位置する車輪が操舵されると、進行時にう
ば車の動作にフラツキが発生して好ましくない)。
また、進行方向の前方に位置するようになったブラケ
ット9,9に揺動自在に取りつけたストッパー94,94は、第
6図に例示する係止位置への倒伏(係止先端部97による
ホルダー92の先端部に対する当接)を解除し、これを第
5図例示のように起立させることでストッパー94,94を
係止位置から開放位置へと揺動させホルダー92の揺動規
制を解除する。
ホルダー92,92に対する摺動の規制が開放されるとホ
ルダー92,92がブラケット9内において透孔91の穿設方
向に沿って自由に摺動できるようになる。(第9図点線
部分参照) 手押しハンドル7が幼児と対面できる側に起立させら
れる状態に構成されたうば車は、第9図に例示するよう
に進行方向の前側に位置している後車輪b,bが操舵輪と
なり、進行方向後方に位置する前車輪a,aが固定輪とな
った二輪操舵車(2WS車)を構成する。
手押しハンドル7を対面位置に変更して起立させてい
るうば車の進行方向を変更したい場合には手押しハンド
ル7を希望する変更方向とは逆の方向に動かす。(右折
の場合には手押しハンドル7を左方向へ動かしながら押
し込み、また、左折の場合には手押しハンドル7を右方
向に動かしながら押し込む。) 手押しハンドル7を左右いずれか希望する方向に押し
込むと、押し込まれた側のハンドル杆7の延長線上にあ
る後車輪b(押し込まれたハンドル杆7の延長線上にあ
る後脚杆2に取付けられた後車輪b)は押し込みによる
力を伝達されて横長の透孔91に挿通させた後車軸10を横
長の透孔91に沿いながらその進行方向前方位置へと摺動
させる。
後車軸10は、長さ方向における中間部を枢軸12によっ
て連結板11に枢支されているので、前記操作によって後
車軸10の一方の先端部が摺動させられると反対側に位置
するもう一方の後車軸の先端部は必然的にこれと逆の方
向に摺動され、その結果二つの後車輪b,bは操舵され、
希望方向への方向転換を行える。
後車軸10の両端部はそれぞれホルダー92,92に挿通さ
れて保持されており、しかもこのホルダー92,92はスプ
リング93,93によって弾撥的に押圧されているので、操
舵を終了した後車軸10は強制的な押圧力による摺動(こ
れには一方のスプリング93の収縮が伴う)が開放される
ので、開放と同時に収縮されたスプリングの反発(伸
張)により二つのスプリング93,93のバランスが保た
れ、直ちに平行な状態に復帰して直進状態を維持するよ
うになる。
なお上記説明の操作手段において(手押しハンドル7
を対面側に起立させた場合の操作手段の説明において)
後側に位置している前車輪a,aのキャスター機構8,8をロ
ックすると説明したが、この操作手段に限定する必要は
なく、例えば後側に位置させた前車輪a,aのキャスター
機構8,8をすべて作動させるようにしても差支えない。
このようにキャスター機構8,8をフリーにした場合
は、前後四つの車輪が全て操舵できる四輪操舵車(4WS
車)として使用できるものである。
※四つの車輪を操舵させる用法を講ずる場合。
この場合は、前車輪a,aを取付けたキャスター機構8,8
及び後車輪b,bを取付けたブラケット9の揺動機構をす
べてフリーの状態としておく。
この状態においてうば車の進行方向を変更したい場合
は、手押しハンドル7を希望する進行方向と逆の方向に
押せば、前後四つの車輪a,a及びb,bが同時に進行方向の
変更を行い、極めて内輪差の少ない方向転換が行えるよ
うになる。
なお、当然のことながら四輪操舵車(4WS)として使
用する場合には手押しハンドル7の起立位置は幼児の背
面側に起立させても、或いは幼児と対面する側に起立さ
せてもどちらでも自由である。
※なお実施例では、前車輪a,aをキャスター機構8,8によ
り支承する構造とし、後車輪b,bをブラケット9,9を利用
した操舵機構として説明したが、これに限定される必要
はなく、前後双方の車輪をすべてブラケット9,9を利用
した操舵機構により支承させるよう構成することも自由
である。このような構成とした場合にはキャスター機構
を利用した場合の欠点、即ち操舵をしない場合の車輪の
振れが大きくなることに伴う幾つかの欠点等を回避する
ことができる利点や製造コストの低廉化等の利点を得る
ことができる。
〔考案の効果〕
上記のように構成した本考案の効果は以下の通りであ
る。
(1)後車輪b,bを支承する後車軸10の両端部を自由に
揺動できるよう構成したので、前後双方の車輪がいずれ
も操舵できる所謂4WS(四輪駆動車)としての機能を併
有できるようになり、前車輪のみを操舵していた従来構
造が有していたすべての欠点を完全に解決することがで
きた。
(2)本考案の後車軸10は、長さ方向における中央部を
連結板11に枢着し、その両端部はブラケット9,9に設け
た横長の透孔91,91内で互いに逆方向に摺動できるよう
構成したので、操舵を必要とする場合に、希望する動作
が正確、簡単、且つ瞬時に発揮できる利点がある。しか
も、この操舵機構は占有面積の少ない簡単な構造によっ
て構成されており、後車輪b,b間の内側間隔は従来より
使用されている固定車輪の場合と全く同様のスペースが
あるため、座床部の下面に取付けている物品収納用の篭
を従来と同様の大きさのまま使用することができる。
(3)ブラケット9,9に横長に穿設した透孔91,91を挿通
させた車軸10は、ブラケット9内に設けたスプリング93
によって常に弾撥的に支承され、常に特定の方向に向か
う力を付勢したので、安定した取付け状態を維持でき、
走行中に車軸が不用意に前後動をすることがなく安定し
ている。
(4)車軸10の両端部は、ブラケットの内側に、横長の
透孔に沿って自由に摺動できる車軸のホルダーの端部を
貫通するよう構成し、車軸のホルダーをスプリングによ
って弾撥的に支承させるよう構成したので、透孔内にお
ける車軸の端部が安定して支承される効果がある。
(5)一対のブラケット9,9に起伏自在に取付けたスト
ッパー94,94を操作することでホルダー92,92の摺動を規
制できるよう構成したので、操舵を必要としない場合に
後車輪b,bは従来の固定車輪と全く同様に機能させるこ
ともできる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すものであり、第1図は手押し
ハンドルを通常使用の側に起立させた状態を示すうば車
全体の斜視図、第2図は要部を示す拡大底面図、第3図
はブラケット部分を示す側面図、第4図は左右二つのブ
ラケットとこれに差し渡す後車軸の取付け態様を示す一
部を省略した斜視図、第5図はストッパーの制動を開放
した状態で示すブラケット部分の拡大断面図、第6図は
ストッパーが制動された状態を示すブラケット部分の拡
大断面図、第7図は連結板と後車軸との枢着部分を示す
拡大断面図、第8図は手押しハンドルを幼児の背面側に
起立させた時の車輪の操舵状態を示す概略的な平面図、
第9図は手押しハンドルを幼児と対面する側に起立させ
た時の車輪の操舵状態を示す概略的な平面図、第10図は
従来構造のキャスターを示す一方の車輪を省略した斜視
図である。 A……うば車、a……前車輪、b……後車輪、1……前
脚杆、2……後脚杆、3……座床部、4……肘掛け杆、
5……支承杆、6……背当て部、7……手押しハンド
ル、8……キャスター機構、81……ロック機構、9……
ブラケット、91……透孔、92……ホルダー、93……スプ
リング、94……ストッパー、95……枢支突起、96……枢
支用の透孔、97……係止先端部、98……係止突起、99…
…嵌合孔、10……後車軸、11……連結板、12……枢軸、
13……支承用半球体

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後車軸を挿通させる透孔を横長に穿設形成
    したブラケットを、左右二本の脚杆の下端部にそれぞれ
    取付け、これら二つのブラケットはその間に差し渡した
    連結板によって固定するとともに、両端部が前記二つの
    ブラケットに形成した横長の透孔を挿通して少許の長さ
    だけ外側に突出させた後車軸の中央部を前記連結板に枢
    支させて後車軸の両端部が互いに異なる方向に揺動する
    よう構成し、前記横長の透孔を挿通させた後車軸の先端
    部にそれぞれ後車輪を取付けてなるうば車の操舵機構。
  2. 【請求項2】ブラケットに横長に形成した透孔を挿通さ
    せた後車軸は、ブラケット内に設けたスプリングにより
    弾撥的に支承され、常に特定の方向に向かう力を付勢さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項記載のうば車の
    操舵機構。
  3. 【請求項3】ブラケットの端部に、ブラケット内におけ
    る後車軸の前後方向への摺動を規制し、若しくは規制状
    態を開放するためのストッパーが起伏自在に取付けられ
    ている実用新案登録請求の範囲第1項、または第2項記
    載のうば車の操舵機構。
  4. 【請求項4】ブラケットの内側に、横長の透孔に沿って
    自由に摺動する後車軸のホルダーが取付けられ、このホ
    ルダーはスプリングで弾撥的に支承され、常に特定の方
    向に向かう力を付勢されている実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のうば車の操舵機構。
  5. 【請求項5】ブラケットの端部に、ホルダーの摺動を規
    制し、若しくは規制状態を開放するためのストッパーが
    起伏自在に取付けられている実用新案登録請求の範囲第
    4項記載のうば車の操舵機構。
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