JP3059543U - 食品保温カート - Google Patents

食品保温カート

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JP3059543U
JP3059543U JP1998009506U JP950698U JP3059543U JP 3059543 U JP3059543 U JP 3059543U JP 1998009506 U JP1998009506 U JP 1998009506U JP 950698 U JP950698 U JP 950698U JP 3059543 U JP3059543 U JP 3059543U
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JP
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cart
lever
door
caster
opening
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JP1998009506U
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晋 鶏尾
健一 茂木
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Jamco Corp
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Jamco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】保温食品カートを列車内で使用できるように、
安全性の高いものにする。 【解決手段】カート本体2の前面に枢軸部5を中心とし
て回動できる上扉3,4を設け、各扉3,4を開閉する
レバー7に施錠部10を設ける。底部に設けたキャスタ
20に、ブレーキシュー21aとその押し軸と連動機構
を収容し、上端前部に設けた手押しレバー25に連動さ
せ、該レバー25から手を離しているときは車輪20b
に制動がかけられ、カートの移動のために手押しレバー
25を押すとブレーキシュー21aが車輪21bから離
れ、移動可能になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、加熱された弁当を列車又は航空機内で販売又は配布するために使用 する保温カートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、列車内で販売される弁当類は、加熱されることなく外気温度に従った自 然温度で販売されている。これに対して航空機内で配布される弁当は、調理直後 の温度と同様に高温に保持されているのが一般であり、該弁当を配布されるカー トには保温手段が設けられている(例えば実公平1−9478号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
近時、列車内で販売される弁当類についても、温かなことが望まれているが、 列車用のカートは、プラットフォームや列車内に置かれることが多いから、プラ ットフォームの傾斜や列車の動揺で自然に動くことがあり、また第三者が接近し 易い場所に置かれることが多いため、第三者により扉が開閉されるおそれがある 。このため、前記の事態に対する対策を施していない航空機用の保温カートをそ のまま列車用として使用することはできない。
【0004】 本考案は、保温カートに前記の事態に対する対策を施して列車用のみならず航 空用としても使用できる安全なカートを得ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するための手段は、各請求項に記載したとおりであり、請求 項1の手段は、前面が開放した断熱性のカート本体の内面に、電熱で加熱される ヒートパイプパネルを取付け、該ヒートパイプパネルにトレイ棚を設け、上扉と 下扉が中央の枢軸で連結された屈曲扉を、該カート本体の前面の開口に該枢軸で 係止し、該上扉と下扉のそれぞれにラッチ付きの開閉用レバーを設け、カート本 体の底部に揺動型のキャスタを取付けた食品保温カートにおいて、前記上下の扉 とそれぞれの開閉用レバーの間に施錠部を設けたことを特徴とする。この手段に よれば、前記施錠部に対して南京錠で施錠したり、シールを施すことにより、ラ ッチの移動を阻止し、開扉されるのが防止される。
【0006】 また請求項2の手段は、前面が開放した断熱性のカート本体の内面に、電熱で 加熱されるヒートパイプパネルを取付け、該ヒートパイプパネルにトレイ棚を設 け、上扉と下扉が中央の枢軸で連結された屈曲扉を、該カート本体の前面の開口 に該枢軸で係止し、該上扉と下扉のそれぞれにラッチ付きの開閉用レバーを設け 、カート本体の底部に揺動型のキャスタを取付けた食品保温カートにおいて、カ ート本体の上端前部に手押しレバーを枢着し、前記揺動型のキャスタの車輪に接 離できるブレーキシューを該キャスタの回動枠に保持し、前記手押しレバーを押 したときブレーキシューが作動するように手押しレバーとブレーキを連動させた ことを特徴とする。この手段によれば、保温カートを移動させるためにカートの 上端前部の手押しレバーを押すと、キャスタの車輪から自動的にブレーキが外れ 、押すのをやめると自動的にブレーキがかかる。
【0007】 請求項3の手段は、請求項2において、前記キャスタの支枠の揺動の中心部に 上下方向の貫通孔を設け、ブレーキシューに設けた押し軸を該貫通孔に挿入し、 キャスタの基台に枢支したレバーの一端に前記押し軸を係止し、該レバーの他端 を前記手押しレバーと連動させたことを特徴とする。この手段によれば、車輪の ブレーキ片とその加圧部材がキャスタの支枠及び基台内にコンパクトに収容され る。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を説明する。図1〜4において1は 本考案の保温カート、2は前面が開放したカート本体、2aは該前面を閉じる屈 曲扉で上扉3と下扉4からなり、両扉3,4はヒンジ部5で回動自在に連結され 、そのヒンジ軸5a(図5)は、両端がヒンジ部5から突出し、カート本体2の 両側壁内面に設けた溝6に該ヒンジ軸5aの両端が挿入されて支持されている。
【0009】 上下両扉3,4には、ヒンジ軸5aを中心として開閉するためのレバー7,7 が設けられている。該レバー7の一つは、図6に示すように上扉3にピン7aで 枢着され、ラッチ8を操作するアーム7bと止め穴7cを有する。上扉3側から 該止め穴7cに進入する止め金9が、上扉3と一体に設けられ、その先端に錠止 め穴9aが穿設されて錠止部10を形成する。この錠止め穴9aに南京錠のフッ クを挿入してロックすればレバー7の操作ができず、上扉3を開くことはできな い。図示の状態からレバー7を矢印A1方向に回動するとアーム7bでラッチ8 を下げて本体側との係合を解き、上扉3を矢印A2方向に回動して開扉すること ができる。下扉4のレバー7も上扉3のものと同一の構成を備える。
【0010】 上扉3のヒンジ5側には、両扉3,4のヒンジ軸5aを凹部6に係脱するため の取手3aが埋め込まれ、レバー7側には磁性材11,11が取付けられており 、下扉4には磁性材11,11と対称的に磁石11a,11aが取付けられてい る。したがって上扉3を開放して下向きにすると、下扉4と磁力で一体化し揺動 しない。下扉4を開放して上向きにすると、これも磁力で上扉3に保持され開放 状態を維持する。
【0011】 カート本体2の外箱12は、2枚のアルミ板の内側に樹脂材をサンドウィッチ 状に積層したものであり、図4に示す内箱13は、アルミ板よりなり、開口部側 にはフランジ13aが形成され、該フランジ13aは、FRP材の枠体14によ って外箱12と接続されている。
【0012】 図3に示すように、内箱13の底部の下には、電熱板15とヒータ断熱材15 aが設けられ、該ヒータ断熱材15aと外箱12の底部12cとの間、及び外箱 12と内箱13の間に発泡ポリウレタンの断熱材16が充填されている。カート 本体1の下端には、電熱板15に給電するコンセント15bが設けられている。
【0013】 内箱13の内側には、図4、図7に示すヒートパイプパネル17が収容されて いる。該パネル17は、底部17a、両側部17b,17bを有し、2枚のアル ミ板171,172を重ねたもので、内側板172に凹部17cを設けて通路を縦 横に形成し、内部に蒸発性の液体が封入されている。また、両側部17b,17 bの内側には等間隔でトレイ受け18が突設され、図8に示すように弁当Lを載 置したトレイ19を受けるようにされ、弁当Lを収容したのちコンセント15b からの給電で温められる。
【0014】 カート本体2における外箱12の頂部12aには、前部を除いて凸縁12bが 設けられ、底部12cには、前後2対のキャスタ20,20,30,30が設け られ、前部のキャスタ20にブレーキ21が付設されている。該キャスタ20は 、前記底部12cに固定される台部20aに中心孔20a1を有し、車輪20b を軸20cで軸支するフォーク20dをもつ回動枠20eに管軸20e1が突設 され、該管軸20e1を前記中心孔20a1に挿通し、回動枠20dと台部20a との間にボールベアリング20e3を介在させ、管軸20e1の上端にフランジ2 0e2を形成して抜け止めとし、回動枠20e側と台部20a側を連結する。
【0015】 ブレーキ21のブレーキシュー21aには、押し軸21bが突設されて管軸2 0e1中を通り、該押し軸21bの段部21b1とスナップリング21b2でレバ ー22の一端が相対回転自在に止着される。レバー22は、台部20aに設けた ステー23に支持させた支軸23aに枢支されて外端22aが台部20aから突 出し、支軸23aから外側の位置に設けた圧縮バネ24でブレーキシュー21a を下降させ、外端22aを上昇させる方向の力を受けている。
【0016】 一方、外箱12の頂部12aの前部上方には、該前部上方を横切って板状の手 押しレバー25が設けられ、該手押しレバー25の両端に設けたアーム25aは 、支軸25b(図3)で両側の凸縁12bに枢着され、該アーム25bの端部に はロッド26が接続されている。また、外箱12の底部12cには支枠27が突 設され、これに図9に示すカム軸28が支持されている。カム軸28には、カム 28aとレバー28bが一体に設けられ、該レバー28bに前記ロッド26がピ ン28cで連結されている。
【0017】 図9は、ブレーキシュー21aがバネ24の作用で車輪20bに圧接されて制 動された状態で、カム28aのベース円部にレバー22の外端22aが接触し、 この状態でロッド26は下方に引かれ、手押しレバー25は上昇した位置にある 。
【0018】 カート1を移動させるときは、手押しレバー25に斜め下向きの手押し力Fを 加える。この手押し力Fより手押しレバー25が支軸25bを中心に回動し、ロ ッド26、レバー28bが引上げられ、カム28aの凸部でレバー22の外端2 2aを押し下げ、ブレーキシュー21aを上昇させて制動を解除する。これと同 時に、手押し力Fによってカート1に推進力が作用して該カート1を移動させる ことができ、手押し力Fを解除すれば、推進力がなくなると共にブレーキシュー 21aが下がって自動的に制動が作用する。
【0019】 以上により、カート1を放置したとき、又は手押しレバー25から手を離した ときは、自動的に制動がかかり、カート1が勝手に動くことが防止される。また 、上下の扉3,4のハンドル7に施錠部10が設けられているから、カート1を 放置しても第三者による扉3,4の開放が防止できる。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、各請求項の手段によって生じる効果は次のと おりである。 請求項1の手段によれば、上下の扉がいずれも施錠できるから、放置時に第三 者の開扉が防止できて安全性が高い。
【0021】 また請求項2の手段によれば、カートを押す動作をするか否かによってブレー キの解除と作動が自動的に行なわれるから、取扱いが便利であり、且つ放置時に 勝手に動くことがなく安全性が高い。
【0022】 請求項3の手段によれば、キャスタのブレーキが小型に構成でき、その要部を キャスタ内に収容できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態の正面図
【図2】同じく平面図
【図3】同じく縦断側面図
【図4】同じくカート本体の正面図
【図5】扉支持部の正面図
【図6】施錠部の縦断面図
【図7】ヒートパイプパネルの斜視図
【図8】開扉時の斜視図
【図9】キャスタの縦断面図
【符号の説明】
2 外箱 2a 屈曲扉 3 上扉 4 下扉 5 ヒンジ部 7 レバー 10 錠止部 12 外箱 13 内箱 20,30 キャスタ 21 ブレーキ 25 手押しレバー 28 カム軸

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面が開放した断熱性のカート本体の内面
    に、電熱で加熱されるヒートパイプパネルを取付け、該
    ヒートパイプパネルにトレイ棚を設け、上扉と下扉が中
    央の枢軸で連結された屈曲扉を、該カート本体の前面の
    開口に該枢軸で係止し、該上扉と下扉のそれぞれにラッ
    チ付きの開閉用レバーを設け、カート本体の底部に揺動
    型のキャスタを取付けた食品保温カートにおいて、前記
    上下の扉とそれぞれの開閉用レバーの間に施錠部を設け
    たことを特徴とする食品保温カート。
  2. 【請求項2】前面が開放した断熱性のカート本体の内面
    に、電熱で加熱されるヒートパイプパネルを取付け、該
    ヒートパイプパネルにトレイ棚を設け、上扉と下扉が中
    央の枢軸で連結された屈曲扉を、該カート本体の前面の
    開口に該枢軸で係止し、該上扉と下扉のそれぞれにラッ
    チ付きの開閉用レバーを設け、カート本体の底部に揺動
    型のキャスタを取付けた食品保温カートにおいて、カー
    ト本体の上端前部に手押しレバーを枢着し、前記揺動型
    のキャスタの車輪に接離できるブレーキシューを該キャ
    スタの回動枠に保持し、前記手押しレバーを押したとき
    ブレーキシューが作動するように手押しレバーとブレー
    キを連動させたことを特徴とする食品保温カート。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記キャスタの支枠の
    揺動の中心部に上下方向の貫通孔を設け、ブレーキシュ
    ーに設けた押し軸を該貫通孔に挿入し、キャスタの基台
    に枢支したレバーの一端に前記押し軸を係止し、該レバ
    ーの他端を前記手押しレバーと連動させたことを特徴と
    する食品保温カート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010137726A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Honko Mfg Co Ltd 運搬台車用ブレーキロック装置
WO2014049856A1 (ja) * 2012-09-28 2014-04-03 株式会社日立製作所 自律移動装置および自律移動システム
JP7105459B1 (ja) * 2021-11-11 2022-07-25 株式会社井上製作所 配膳車

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