JP4845060B2 - ローリフトトラック用カゴ台車固定装置 - Google Patents

ローリフトトラック用カゴ台車固定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4845060B2
JP4845060B2 JP2009000657A JP2009000657A JP4845060B2 JP 4845060 B2 JP4845060 B2 JP 4845060B2 JP 2009000657 A JP2009000657 A JP 2009000657A JP 2009000657 A JP2009000657 A JP 2009000657A JP 4845060 B2 JP4845060 B2 JP 4845060B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever member
column
fixing
cart
locking claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009000657A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010158919A (ja
Inventor
元喜 野々口
Original Assignee
日本輸送機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本輸送機株式会社 filed Critical 日本輸送機株式会社
Priority to JP2009000657A priority Critical patent/JP4845060B2/ja
Publication of JP2010158919A publication Critical patent/JP2010158919A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4845060B2 publication Critical patent/JP4845060B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Description

本発明は、ウォーキーフォークリフト等のローリフトトラックに、カゴ台車を固定するためのアタッチメント(ローリフトトラック用カゴ台車固定装置)に関する。
卸売業、小売業、製造業等では、各地に設けられた物流センターに商品の在庫を蓄えておき、小売店等または顧客からの注文に応じて迅速に商品を配送する方式が採用されている。この方式では、保管されている製品の配送先が決定されると、配送予定日の前日または配送の直前までに、配送先毎あるいは配送方面ルート毎に保管製品を倉庫内から集めて荷を纏める、所謂ピッキング作業が行なわれている。
このピッキング作業では、カゴ台車(ピッキングカート)が用いられる。このカゴ台車は、車輪を有しているため人力による運搬も可能であるが、荷の重量によっては運搬が困難になる場合がある。この場合、ローリフトトラックのフォーク上にカゴ台車を積載して、運搬することが多い(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開昭59−112898号公報 実開平1−142371号公報 特開2005−170593号公報
しかしながら、ローリフトトラックのフォーク上にカゴ台車を積載して運搬する方法では、一度にピッキングし得る商品数が、その積載したカゴ台車に載せ得る商品数に制限されていた。それゆえ、より多くの商品を一度にピッキングする場合は、その商品数に応じた数のカゴ台車を作業者が人力で牽引する必要があり、重労働となっていた。
そこで、最近では、ピッキング作業を行なう場合にカゴ台車をフォークリフトに固定する装置として、図18に示されるような構造のものが提案されているが、この装置Rは、本体部R1と、固定ブロックB1と、一対の可動ブロックB2,B2と、可動ブロックB2を動かすための操作レバーLとから成り、操作レバーLを操作することによって、本体部R1内に収納されたリンク機構を介して一対の可動ブロックB2,B2が、図18(a)に示す開いた状態又は、図18(b)に示す閉じた状態となる。カゴ台車を固定する際には、可動ブロックB2,B2が開いた状態において、カゴ台車のフレームを可動ブロックB2,B2と固定ブロックB1との間に導入し、その後、操作レバーLによって可動ブロックB2,B2を閉じた状態にして、フレームを挟持する。しかしながら、この場合、固定ブロックB1と、可動ブロックB2,B2との間の位置までカゴ台車を移動し、片手でカゴ台車を位置合わせてカゴ台車を保持しながらもう一方の手で操作レバーLを操作しなければならず、時間及び労力を要するという問題点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、カゴ台車に保管した商品などを台車ごとフォークリフトによって搬送したり、トラックへの荷積み、荷降ろし、ラック棚等への積載を行う際にカゴ台車を固定するためのローリフトトラック用カゴ台車固定装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、カゴ台車の荷役作業において当該カゴ台車をローリフトトラックのフォーク上で固定するための固定装置であって、当該固定装置が、
ローリフトトラックの昇降本体部側の上方部分に取り付けられる本体部と、
前記本体部の前面位置に設けられ、カゴ台車の支柱を収容するための支柱収容溝を少なくとも1つ有する支柱収容部と、
前記支柱収容溝の近傍に設けられた第1回動軸を軸として回動可能な状態で取り付けられ、前記第1回動軸よりも前面側の位置に、カゴ台車の支柱の固定・解除を行うための支柱固定部を有し、前記第1回動軸よりも後面側の位置に第1係止爪を有し、前記支柱固定部がカゴ台車の支柱の固定を解除する方向に回動するよう第1コイルバネによってバネ付勢された第1固定レバー部材と、
前記第1回動軸よりも前記本体部の後面側に設けられた第2回動軸を軸として回動可能な状態で取り付けられ、前記第1固定レバー部材と近接する側に、前記第1係止爪と係止するに適した形状の第2係止爪を有し、前記第2回動軸よりも後面側の位置に、カゴ台車の支柱の固定を解除するための解除手段を有し、第2コイルバネによってバネ付勢された第2固定レバー部材と、
前記第1係止爪と前記第2係止爪との係止を解除するための操作レバー
とを具備すること、
前記第1固定レバー部材と第2固定レバー部材がそれぞれ待機位置にある時には、カゴ台車の支柱を前記支柱収容部の前記支柱収容溝に押し入れた際、当該支柱が前記第1固定レバー部材の前記支柱固定部に当接し、前記第1固定レバー部材のバネ付勢の方向に対抗するようにして当該第1固定レバー部材が回動することによって、前記支柱固定部がカゴ台車の支柱の周囲を取り囲み、前記第1固定レバー部材の前記第1係止爪が、前記第2固定レバー部材の前記第2係止爪と係止し、前記第2固定レバー部材が前記第2コイルバネによって当該係止が維持される方向に回動するようバネ付勢され、当該第1固定レバー部材と第2固定レバー部材が共に固定位置に保持されるようになっており、
前記第1固定レバー部材と第2固定レバー部材が固定位置にある時に前記操作レバーが操作された際、当該操作レバーの動きが、前記第2固定レバー部材を解除方向に回動させるための係止部として設けられた前記解除手段に伝達され、前記第2固定レバー部材が、前記第1係止爪と前記第2係止爪との係止が解除される方向に回動して前記第1係止爪と前記第2係止爪との係止が解除され、前記第1固定レバー部材が前記第1コイルバネによってバネ付勢された方向に回動して待機状態に復帰し、この際の当該第1固定レバー部材の回動によって、前記第2固定レバー部材が前記第1係止爪と前記第2係止爪との係止が解除される方向とは逆方向に回動し、前記第1固定レバー部材がバネ付勢の方向に回動せずに待機状態を保つように前記第2コイルバネによって前記第2固定レバー部材がバネ付勢され、待機位置に復帰する構造であること、及び
前記支柱収容部に、カゴ台車の支柱を収容するための支柱収容溝が複数個設けられており、しかも、前記本体部の上面と下面のそれぞれに、異なる位置にある前記支柱収容溝内においてカゴ台車の支柱が収容できるようにして前記第1固定レバー部材と前記第2固定レバー部材が設けられており、前記操作レバーが操作された際、当該操作レバーの動きが前記解除手段に伝達されて、全ての前記第2固定レバー部材が、前記第1係止爪と前記第2係止爪との係止が解除される方向に回動するようになっていること
を特徴とするローリフトトラック用カゴ台車固定装置を提供するものである。
又、本発明は、上記構成を有したローリフトトラック用カゴ台車固定装置において、前記収容溝が実質的に半円弧状の内壁面を有し、かつ、前記固定部材も、前記収容溝の内壁面と実質的に同様の半円弧状の内壁面を有することを特徴とするものでもある。
本発明のローリフトトラック用カゴ台車固定装置をローリフトトラックの昇降本体部側の上方部分に取り付けることによって、簡単なレバー操作によって、カゴ台車をフォークリフトに簡単かつ確実に固定することができ、保管した商品などを台車ごと搬送する際や、トラックへの荷積み、荷降ろし、ラック棚等への積載を行う際の荷くずれが有効に防止できるので、荷物の品質確保と周辺作業者への危険防止に有用である。
本発明のローリフトトラック用カゴ台車固定装置Aが取り付けられたローリフトトラックBに2台のカゴ台車Cが固定された際の使用状態を示す斜視図である。 本発明のローリフトトラック用カゴ台車固定装置Aが取り付けられたローリフトトラックBに2台のカゴ台車Cが固定された状態を側方から見た時の図である。 本発明のローリフトトラック用カゴ台車固定装置Aが取り付けられたローリフトトラックBに2台のカゴ台車Cが固定された状態を上方から見た時の図である。 本発明のローリフトトラック用カゴ台車固定装置Aが取り付けられたローリフトトラックBに2台のカゴ台車Cが固定された状態をハンドル側から見た時の図である。を示す図である。 本発明のローリフトトラック用カゴ台車固定装置Aが取り付けられたローリフトトラックBにカゴ台車Cを固定・解除して荷役操作を行う際の状態を示す図である。 (a)、(b)、(c)は、カゴ台車の支柱を固定している時(固定状態)における本発明のローリフトトラック用カゴ台車固定装置の好ましい具体例における平面図、正面図、底面図である。 (a)、(b)は、図6の固定装置の左側面図及び右側面図である。 図6の固定装置を斜め上方から見た時の斜視図である。 (a)、(b)はいずれも、図6の固定装置を底面側から見た時の斜視図である。 (a)、(b)、(c)は、カゴ台車の支柱を解除している時(待機状態)における本発明のローリフトトラック用カゴ台車固定装置の好ましい具体例における平面図、正面図、底面図である。 (a)、(b)は、図10の固定装置の左側面図及び右側面図である。 (a)、(b)は、図10の固定装置を左斜め上方及び右斜め上方から見た時の斜視図である。 (a)、(b)はいずれも、図10の固定装置を底面側から見た時の斜視図である。 (a)〜(c)は、第1固定レバー部材4の第1係止爪8が、第2固定レバー部材5の第2係止爪11と係止されていない待機状態から、第1係止爪8が第2係止爪11と係止された固定状態に移行していくまでの状態を連続して示す図である。 (d),(e)は、第1係止爪8が第2係止爪11と係止された固定状態に至るまでの第1固定レバー部材4と第2固定レバー部材5の動きを連続して示す図(図14(a)〜(c)の続きを表す図)である。 (a)〜(c)は、第1固定レバー部材4の第1係止爪8が、第2固定レバー部材5の第2係止爪11と係止された固定状態から、第1係止爪8と第2係止爪11との係止が解除されて待機状態に移行していくまで状態を連続して示す図である。 (d)〜(f)は、第1係止爪8と第2係止爪11との係止が解除された待機状態に至るまでの第1固定レバー部材4と第2固定レバー部材5の動きを連続して示す図(図16(a)〜(c)の続きを表す図)である。 (a)、(b)は、これまでに知られているカゴ台車固定装置の一例(従来品)を示す図であり、(a)は待機状態(開状態)を示す図、(b)は固定状態(閉状態)を示す図である。
以下、本発明のローリフトトラック用カゴ台車固定装置が取り付けられたローリフトトラックの好ましい一例、及び、本発明のローリフトトラック用カゴ台車固定装置の好ましい具体例を図面に示して、本発明を詳細に説明するが、本発明は、図面に例示したものに限定されない。
図1〜4は、本発明のローリフトトラック用カゴ台車固定装置Aが取り付けられたローリフトトラックBの好ましい一例を示す外観図であり、いずれも本発明の装置に2台のカゴ台車Cが固定された際の使用状態が示されており、図1は斜視図で、図2は側方から見た時の図で、図3は上方から見た時の図で、図4はハンドル側から見た時の図である。
本発明のローリフトトラック用カゴ台車固定装置は、カゴ台車の荷役作業において当該カゴ台車をローリフトトラックのフォーク上で固定するためのものであって、図2に示されるようにして、ローリフトトラックの昇降本体部側の上方部分に取り付けて使用される。図1には、作業者がステップに乗るタイプの、いわゆるサブステップタイプのローリフトトラックが例示されているが、本発明の装置が取り付け可能なローリフトトラックは、このタイプのものに限定されるものではなく、作業者が曳いて歩行するタイプの、いわゆるウォーキータイプのローリフトトラックであっても良い。
図5は、本発明のローリフトトラック用カゴ台車固定装置Aが取り付けられたローリフトトラックBにカゴ台車Cを固定・解除して荷役操作を行う際の状態を示す図である。
まず、本発明の固定装置Aによりカゴ台車Cを固定して搬送を行う際には、図面に示されるような下部に車輪が取り付けられたカゴ台車Cを手で押してローリフトトラックBの近くまで誘導し(図面の左側に示された作業者参照)、カゴ台車Cがフォーク上に位置するように移動させ、更に、固定装置Aに設けられた支柱収容溝内にカゴ台車の支柱が収容されるように押し込むと、カゴ台車Cの支柱が固定装置Aの支柱固定部によって自動的に固定される。そして、この状態でハンドルを操作してフォークをゆっくりと上昇させ、カゴ台車の車輪を地面から浮かせ、ハンドルを操作して搬送を行う(図面の右側に示された作業者参照)。搬送終了後にカゴ台車Cの固定を解除する場合には、フォークを下げてカゴ台車Cの車輪を接地させた後、固定装置Aに設けられた操作レバーを操作し、カゴ台車Cの支柱の固定を解除した後(図面の中央に示された作業者参照)、カゴ台車Cを引き出せば良い。
次に、本発明のローリフトトラック用カゴ台車固定装置の好ましい具体例を図面に示して、本発明を説明する。
図6(a)、(b)、(c)は、カゴ台車の支柱を固定している時(固定状態)における本発明のローリフトトラック用カゴ台車固定装置の好ましい具体例における平面図、正面図、底面図であり、図7(a)、(b)は、図6の固定装置の左側面図及び右側面図であり、図8は、図6の固定装置を斜め上方から見た時の斜視図であり、図9(a)、(b)はいずれも、図6の固定装置を底面側から見た時の斜視図である。
図6〜図9に固定状態における各部の状態(位置)が示された本発明の固定装置にあっては、本体部1の前面位置に、カゴ台車の支柱を収容するための支柱収容溝2が4つ存在する支柱収容部3が設けられ、図面に示されるように、中央側の2つの支柱収容溝2の位置でカゴ台車の支柱が固定される構造となっており、2台のカゴ台車が固定できるようになっている。尚、残りの2つの支柱収容溝2(外側に位置するの溝)は、固定される支柱に隣接した支柱がある場合に当該支柱を収容するための溝として利用される。
この際、本発明では、支柱収容溝2が実質的に半円弧状の内壁面を有し、かつ、第1固定レバー部材4の支柱固定部7も実質的に半円弧状の内壁面を有するようにし、両内壁面の曲率を実質的に等しくすることが好ましく、このような形状にすることで、支柱固定部7が支柱を包み込むようにして収容し、支柱を傷付けることなく、確実に固定することができる。
尚、図6〜図9に例示された本発明の固定装置には、本体部1の上面側に、カゴ台車の支柱を固定・解除するための第1固定レバー部材4と第2固定レバー部材5が設けられ、本体部1の下面(底面)側に第1固定レバー部材4’と第2固定レバー部材5’が設けられており、操作レバー13を操作することによって、2台のカゴ台車の固定が同時に解除できるようになっている。
本体部1の上面側に設けられた第1固定レバー部材4は、支柱収容溝2の近傍に設けられた第1回動軸6を軸として回動可能な状態で取り付けられており、この第1回動軸6よりも前面側の位置に、カゴ台車の支柱の固定・解除を行うための支柱固定部7を有し、第1回動軸6よりも後面側に位置する第1係止爪8を有し、第1コイルバネ9によって支柱固定部7がカゴ台車の支柱の固定を解除する方向に回動するようバネ付勢されている。同様に、本体部1の下面側に設けられた第1固定レバー部材4’は、支柱収容溝2の近傍に設けられた第1回動軸6’を軸として回動可能な状態で取り付けられており、この第1回動軸6’よりも前面側の位置に、カゴ台車の支柱の固定・解除を行うための支柱固定部7’を有し、第1回動軸6’よりも後面側に位置する第1係止爪8’を有し、第1コイルバネ9’によって支柱固定部7’がカゴ台車の支柱の固定を解除する方向に回動するようバネ付勢されている。
本体部1の上面側に設けられた第2固定レバー部材5は、第1回動軸6よりも本体部1の後面側に設けられた第2回動軸10を軸として回動可能な状態で取り付けられており、第1固定レバー部材4と近接する側に、第1係止爪8と係止するに適した形状の第2係止爪11を有し、第2回動軸10よりも後面側の位置に、カゴ台車の支柱の固定を解除するための解除手段12(図面では、後述する操作レバー13が操作された際に当該操作レバー13の動きが伝達されて、第2固定レバー部材5を強制的に解除方向に回動させるための係止部が設けられているが、これに限定されるものではない)を有し、第1係止爪8と第2係止爪11とが係止された位置にある時(図6(a)、図8参照)には、第2コイルバネ14によって当該係止が維持される方向に回動するようバネ付勢されるが、後述するように、操作レバー13が操作されて第1係止爪8と第2係止爪11との係止が解除された際には、第2コイルバネ14の作用によって当該係止が解除される方向に回動するようバネ付勢され、その後、第1コイルバネ9にてバネ付勢された第1固定レバー部材4が回動することによって当該回動方向とは逆方向に第2固定レバー部材5は回動し、第1固定レバー部材4がバネ付勢の方向に回動せずに待機状態を保つように第2固定レバー部材5がバネ付勢される。
又、本体部1の下面側に設けられた第2固定レバー部材5’は、第1回動軸6’よりも本体部1の後面側に設けられた第2回動軸10’を軸として回動可能な状態で取り付けられており、第1固定レバー部材4’と近接する側に、第1係止爪8’と係止するに適した形状の第2係止爪11’を有し、第2回動軸10’よりも後面側の位置に、カゴ台車の支柱の固定を解除するための解除手段12’(図面では、後述する操作レバー13が操作された際に当該操作レバー13の動きが伝達されて、第2固定レバー部材5’を強制的に解除方向に回動させるための係止部が設けられている)を有し、第1係止爪8’と第2係止爪11’とが係止された位置にある時(図6(c)、図9(a)(b)参照)には、第2コイルバネ14’によって当該係止が維持される方向に回動するようバネ付勢されるが、後述するように、操作レバー13が操作されて第1係止爪8’と第2係止爪11’との係止が解除された際には、第2コイルバネ14’の作用によって当該係止が解除される方向に回動するようバネ付勢され、その後、第1コイルバネ9’にてバネ付勢された第1固定レバー部材4’が回動することによって当該回動方向とは逆方向に第2固定レバー部材5’は回動し、第1固定レバー部材4’がバネ付勢の方向に回動せずに待機状態を保つように第2固定レバー部材5’がバネ付勢される。
図10(a)、(b)、(c)は、カゴ台車の支柱を解除している時(待機状態)における本発明のローリフトトラック用カゴ台車固定装置の好ましい具体例における平面図、正面図、底面図であり、図11(a)、(b)は、図10の固定装置の左側面図及び右側面図であり、図12(a)、(b)は、図10の固定装置を左斜め上方及び右斜め上方から見た時の斜視図であり、図13(a)、(b)はいずれも、図10の固定装置を底面側から見た時の斜視図である。
上記の構成を有した本発明の固定装置は、カゴ台車の支柱が支柱収容溝に押し込まれる際の力を利用して自動的に支柱の固定が達成されるようになっており、以下、図面を用いて、待機状態から固定状態に移行する際の各部の動き及び状態(位置)を、第1固定レバー部材4等が配置された本体部1の上面側について説明するが、第1固定レバー部材4’等が配置された本体部1の下面側についても同様である。
図14(a)〜(c)、図15(d),(e)は、第1固定レバー部材4の第1係止爪8が、第2固定レバー部材5の第2係止爪11と係止されていない待機状態から、第1係止爪8が第2係止爪11と係止された固定状態に至るまでの状態を連続して示す図であるが、各部の動きがわかり易いように第1及び第2コイルバネは表示されていない。
まず最初に、待機状態(図14(a))にある時には、第2固定レバー部材5と部分的に当接し、かつ、図面上の時計周りと逆方向にバネ付勢された第1固定レバー部材4は、支柱収容溝側に設けられた支柱固定部7が、カゴ台車の支柱を受け入れ可能な位置に保持されており、この状態でカゴ台車の支柱(図示されていない)が押し入れられると、支柱が支柱収容溝2内の支柱固定部7を押し、これによって、第1固定レバー部材4がバネ付勢方向に逆らって図面上の時計周り方向に回動し始め(図14(b))、第1固定レバー部材4の回動と共に支柱固定部7が支柱の周囲を取り囲むようにして移動し続け(図14(c)〜図15(d))、第1固定レバー部材4の第1係止爪8と第2固定レバー部材5の第2係止爪11が係止された時点で第1固定レバー部材4の回動が終了し、第1固定レバー部材4が確実に固定された状態となる(図15(e))。解除状態から固定状態に至るまでの間、第2固定レバー部材5は常に同じ方向(図面上の時計周り方向)にバネ付勢され、第1係止爪8と第2係止爪11の係止が維持されるようになっている。
次に、搬送が終了して固定状態から待機状態へ移行する際の各部の動き及び状態(位置)を、第1固定レバー部材4等が配置された本体部1の上面側について説明するが、第1固定レバー部材4’等が配置された本体部1の下面側についても同様である。
図16(a)〜(c)、図17(d)〜(f)は、第1固定レバー部材4の第1係止爪8が、第2固定レバー部材5の第2係止爪11と係止された固定状態から、第1係止爪8と第2係止爪11との係止が解除された待機状態に至るまでの状態を連続して示す図である。
本発明の固定装置における操作レバー13は、手で操作した際に第1係止爪8と第2係止爪11の係止が解除される方向に第2固定レバー部材5を回動させる作用を有しているものであれば、その構造や形状が限定されるものではないが、図面に示されるような第2固定レバー部材5と5’を同時に回動させることが可能な棒状体を有するものが一般的である。そして、支柱が固定された状態(図15(e))において操作レバー13を操作すると、第1係止爪8と第2係止爪11の係止が解除される方向(図面上の時計周りとは逆の方向)へ第2固定レバー部材5が回動して(図16(a))、第1係止爪8と第2係止爪11の係止が解除され(図16(b))、図16(b)〜図17(f)に示されるようにして第1固定レバー部材4は、第1コイルバネ9の作用によって時計周りとは逆の方向に回動し、支柱固定部7による支柱の固定が解除される。尚、第2固定レバー部材5は、操作レバー13によって強制的に時計周りとは逆の方向に回動して当該方向にバネ付勢されるが(図16(b),(c))、その後、第2回動軸10よりも前面側の位置で第1固定レバー部材4と当接することによって、第1固定レバー部材4の回動方向とは逆の方向、即ち図面上の時計周りの方向に回動する力が働き(図17(d)〜(e))、最終的には第2コイルバネ14の作用によって時計周りの方向にバネ付勢されるように位置し(図17(f))、これにより、第1固定レバー部材4の支柱固定部7がカゴ台車の支柱を受け入れ可能な状態(待機状態)に保持される。
図6〜図13に示される外観及び構造を有する本発明のローリフトトラック用カゴ台車固定装置を作製し、この装置を市販のローリフトトラックの昇降本体部側の上方部分に簡単に取り付けてピッキング作業を行なったところ、カゴ台車の位置合わせに手間取らず、カゴ台車をフォークリフトに簡単かつ確実に固定することができ、又、保管した商品などを台車ごと搬送する際や、トラックへの荷積み、荷降ろし、ラック棚等への積載を行う際の荷くずれが有効に防止でき、荷物の品質確保や周辺作業者への危険防止に非常に有用であった。
A ローリフトトラック用カゴ台車固定装置
B ローリフトトラック
C カゴ台車
1 本体部
2 支柱収容溝
3 支柱収容部
4,4’ 第1固定レバー部材
5,5’ 第2固定レバー部材
6,6’ 第1回動軸
7,7’ 支柱固定部
8,8’ 第1係止爪
9,9’ 第1コイルバネ
10,10’ 第2回動軸
11,11’ 第2係止爪
12,12’ 解除手段
13 操作レバー
14,14’ 第2コイルバネ

Claims (2)

  1. カゴ台車の荷役作業において当該カゴ台車をローリフトトラックのフォーク上で固定するための固定装置であって、当該固定装置が、
    ローリフトトラックの昇降本体部側の上方部分に取り付けられる本体部と、
    前記本体部の前面位置に設けられ、カゴ台車の支柱を収容するための支柱収容溝を少なくとも1つ有する支柱収容部と、
    前記支柱収容溝の近傍に設けられた第1回動軸を軸として回動可能な状態で取り付けられ、前記第1回動軸よりも前面側の位置に、カゴ台車の支柱の固定・解除を行うための支柱固定部を有し、前記第1回動軸よりも後面側の位置に第1係止爪を有し、前記支柱固定部がカゴ台車の支柱の固定を解除する方向に回動するよう第1コイルバネによってバネ付勢された第1固定レバー部材と、
    前記第1回動軸よりも前記本体部の後面側に設けられた第2回動軸を軸として回動可能な状態で取り付けられ、前記第1固定レバー部材と近接する側に、前記第1係止爪と係止するに適した形状の第2係止爪を有し、前記第2回動軸よりも後面側の位置に、カゴ台車の支柱の固定を解除するための解除手段を有し、第2コイルバネによってバネ付勢された第2固定レバー部材と、
    前記第1係止爪と前記第2係止爪との係止を解除するための操作レバー
    とを具備すること、
    前記第1固定レバー部材と第2固定レバー部材がそれぞれ待機位置にある時には、カゴ台車の支柱を前記支柱収容部の前記支柱収容溝に押し入れた際、当該支柱が前記第1固定レバー部材の前記支柱固定部に当接し、前記第1固定レバー部材のバネ付勢の方向に対抗するようにして当該第1固定レバー部材が回動することによって、前記支柱固定部がカゴ台車の支柱の周囲を取り囲み、前記第1固定レバー部材の前記第1係止爪が、前記第2固定レバー部材の前記第2係止爪と係止し、前記第2固定レバー部材が前記第2コイルバネによって当該係止が維持される方向に回動するようバネ付勢され、当該第1固定レバー部材と第2固定レバー部材が共に固定位置に保持されるようになっており、
    前記第1固定レバー部材と第2固定レバー部材が固定位置にある時に前記操作レバーが操作された際、当該操作レバーの動きが、前記第2固定レバー部材を解除方向に回動させるための係止部として設けられた前記解除手段に伝達され、前記第2固定レバー部材が、前記第1係止爪と前記第2係止爪との係止が解除される方向に回動して前記第1係止爪と前記第2係止爪との係止が解除され、前記第1固定レバー部材が前記第1コイルバネによってバネ付勢された方向に回動して待機状態に復帰し、この際の当該第1固定レバー部材の回動によって、前記第2固定レバー部材が前記第1係止爪と前記第2係止爪との係止が解除される方向とは逆方向に回動し、前記第1固定レバー部材がバネ付勢の方向に回動せずに待機状態を保つように前記第2コイルバネによって前記第2固定レバー部材がバネ付勢され、待機位置に復帰する構造であること、及び
    前記支柱収容部に、カゴ台車の支柱を収容するための支柱収容溝が複数個設けられており、しかも、前記本体部の上面と下面のそれぞれに、異なる位置にある前記支柱収容溝内においてカゴ台車の支柱が収容できるようにして前記第1固定レバー部材と前記第2固定レバー部材が設けられており、前記操作レバーが操作された際、当該操作レバーの動きが前記解除手段に伝達されて、全ての前記第2固定レバー部材が、前記第1係止爪と前記第2係止爪との係止が解除される方向に回動するようになっていること
    を特徴とするローリフトトラック用カゴ台車固定装置。
  2. 前記収容溝が実質的に半円弧状の内壁面を有し、かつ、前記固定部材も、前記収容溝の内壁面と実質的に同様の半円弧状の内壁面を有することを特徴とする請求項1に記載のローリフトトラック用カゴ台車固定装置。
JP2009000657A 2009-01-06 2009-01-06 ローリフトトラック用カゴ台車固定装置 Active JP4845060B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009000657A JP4845060B2 (ja) 2009-01-06 2009-01-06 ローリフトトラック用カゴ台車固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009000657A JP4845060B2 (ja) 2009-01-06 2009-01-06 ローリフトトラック用カゴ台車固定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010158919A JP2010158919A (ja) 2010-07-22
JP4845060B2 true JP4845060B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=42576434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009000657A Active JP4845060B2 (ja) 2009-01-06 2009-01-06 ローリフトトラック用カゴ台車固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4845060B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3868276B2 (ja) * 2001-11-29 2007-01-17 新明産業株式会社 手押し台車
JP2004136994A (ja) * 2002-10-15 2004-05-13 Nippon Yusoki Co Ltd かご台車固定装置、及び該装置を備えるローリフトトラック
JP2008230762A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Nippon Yusoki Co Ltd ピッキング車両におけるかご台車固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010158919A (ja) 2010-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2240376B1 (en) Adaptor pallet and method of handling cargo
JP5275004B2 (ja) 運搬用台車用ブレーキロック装置
MXPA06008961A (es) Metodo y aparato para retirar carros de un remolque.
US11008202B2 (en) Cart transport vessel
JP5520707B2 (ja) 荷台、トレーラ、及びラック
JP4845060B2 (ja) ローリフトトラック用カゴ台車固定装置
US11643124B2 (en) Stocking cart and method of transporting items using the same
JP6162201B2 (ja) フォークカバー
JP5500721B2 (ja) 自動車部品運搬用台車
JP6352518B1 (ja) 台車、これに使用される台車本体および操作具
JP3210654U (ja) スタッキング型台車
JP2002249207A (ja) 部品搬送保管システム
JP4873494B2 (ja) ローリフトトラック用アタッチメント
JP3243829U (ja) 台車用運搬具
JPH04128136A (ja) 手押し台車の搭載用パレット
JP2000159117A (ja) 入庫又は出庫作業用の台車
JPS6396038A (ja) 物品運搬方法とこれに使用される運搬具
CN213566046U (zh) 一种物流拣选车
JP3243830U (ja) 台車用運搬具
JP3226073U (ja) ドリー
JP6994249B2 (ja) 台車、これに使用される台車本体および操作具
JP3038818U (ja) 荷物運搬車
TWI541157B (zh) 手推車
JP2023079237A (ja) 運搬台車及び輸送システム
JP5461076B2 (ja) 運搬用台車における側枠高さの調節装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101222

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111005

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4845060

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350