JP6162201B2 - フォークカバー - Google Patents

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本発明は、フォークリフトのフォークに装着して使用されるフォークカバーに関する。
従来から、倉庫等での物流環境において、被搬送物はフォークリフトを用いて搬送される。その際、被搬送物はフォークリフトのフォークに脱着可能なパレットと呼ばれる平板状の板の上に載置される。そして、フォークリフトにより、被搬送物の入庫、搬送、格納、出庫が行われている。また、高所において人の手により荷役やピッキングの作業を行う際には、フォークと共に運転台が昇降するように構成され、昇降した状態で運転者が荷役作業やピッキング作業を行うことができるフォークリフトが用いられている(特許文献1参照)。
一方、近年の物流現場において、被搬送物となる商品や荷物の小口化が進んでいる。そして、小口の被搬送物を入庫する際には、台車と呼ばれる運搬用台車で荷受けした後、パレット上に載せ替えて、フォークと共に運転台が昇降するように構成されたフォークリフトで搬送し、倉庫等に格納される作業が行われる。また、小口の被搬送物を出庫する際には、格納されている倉庫等から選別・ピッキングしてフォークと共に運転台が昇降するように構成されたフォークリフトで搬送した後、パレットから台車に載せ替える作業が行われる。
しかしながら、小口化された被搬送物は大きさが異なるため、パレットに積み付ける量が制限されてしまっていた。また、被搬送物の入出庫に際して、パレットと台車との間で積み替える作業が生じてしまい、手間がかかっていた。更に、フォークリフトの操作は有資格者によってのみ行うことができるため、限られた人しか作業を行うことができなかった。以上のように、被搬送物の小口化に伴い、荷役やピッキングの作業を効率的に行うことができないという問題が生じていた。
特開2013−133204号公報
本発明は、上記のような課題を解決するものであり、パレットに被搬送物を積み替えることなく、被搬送物を収納する台車ごとフォークリフトで搬送することにより、小口化された被搬送物に対応して、荷役やピッキングの作業を効率的に行うことができるフォークリフトのフォークに装着して使用するフォークカバーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のフォークカバーは、一対のフォークと運転台とを昇降させるフォークリフトの一対のフォークに装着して使用されるフォークカバーであって、前記一対のフォークに脱着可能に装着され、上面に台車を載置する筒状の一対の筒部材と、前記一対のフォークの基部側に設けられ、前記一対の筒部材に跨って前記一対の筒部材上に固着された平板状の床部材と、前記床部材に隣接して設けられ、前記一対の筒部材の上面に固着されて前記台車の一方の側面に対向する対向部を備える基部側台車固定部材と、前記一対のフォークの先端側に設けられ、前記一対の筒部材の上面に固着されて前記台車の他方の側面に対向する対向部を備える先端側台車固定部材と、を備え、前記基部側台車固定部材が備える対向部と前記先端側台車固定部材が備える対向部との間の前記一対の筒部材の上面に前記台車を載置可能な長さで、前記基部側台車固定部材が備える対向部と前記先端側台車固定部材が備える対向部が配置され、前記基部側台車固定部材が備える対向部と前記基部側台車固定部材が備える対向部との間の前記一対の筒部材の上面に、前記一対の筒部材に跨って前記台車を載置することを特徴とする。
本発明のフォークカバーの構成によれば、フォークカバーを装着した一対のフォークを台車の下方に挿入し、フォークカバーの基部側台車固定部材が備える対向部と先端側台車固定部材が備える対向部との間に台車が位置する場所において、一対のフォークを上昇させることにより、台車を基部側台車固定部材と先端側台車固定部材との間の一対の筒部材の上面に、一対の筒部材に跨って載置することができる。その結果、フォークカバーを介して、フォークリフトの一対のフォークに台車ごと載置して搬送することができる。そして、倉庫等において、台車を載置したフォークリフトの一対のフォークを上昇させることにより、台車との間で直接、運転者が荷役やピッキングを行うことができる。以上により、パレットに被搬送物を積み替えることなく、被搬送物を収納した台車ごとフォークリフトで搬送することができ、小口化された被搬送物に対応して、荷役やピッキングの作業の効率を向上させることができる。また、作業者を選ばず台車に被搬送物を積みつけることができ、作業の効率を更に向上させることができる。また、作業しやすいように被搬送物を積みつけることができ、小口化された被搬送物に対応して、作業の効率を更に向上させることができる。例えば、棚を有する台車では、棚を利用して被搬送物を分類・確認しながら積みつけることができる。また、パレットよりも台車の方が小さいため、仮置きの際のスペースを小さくすることができる。更に、フォークカバーの基部側に床部材が設けられているため、運転台以外に床部材を足場として使用することができ、作業を安全かつ効率的に行うことができる。
上記フォークカバーにおいて、前記床部材の幅が、前記床部材と対向する前記運転台の幅と同じであることが好ましい。
これにより、運転者の足場を確保して、運転者が運転台から床部材に移動する際に足を踏み外すことを防止して、作業の安全性を確保することができる。
上記フォークカバーにおいて、前記基部側台車固定部材が備える対向部の先端部が、前記床部材側に折り曲げて形成されていることが好ましい。
これにより、台車をフォークカバー上に載置する際に、折り曲げられた先端部により、台車を基部側台車固定部材と先端側台車固定部材との間の適切な位置に誘導することができる。
上記フォークカバーにおいて、前記一対の筒部材の底面が、前記一対のフォークの先端側に向かって傾斜部が設けられていることが好ましい。
これにより、フォークカバーを装着したフォークリフトの一対のフォークを、台車の下方に挿入する際に、フォークカバーが地面に接触してしまうことを防止することができる。
上記フォークカバーにおいて、前記一対の筒部材の上面の、前記台車を載置する前記基部側台車固定部材が備える対向部と前記先端側台車固定部材が備える対向部との間の表面には、摩擦材が設けられることが好ましい。
これにより、台車がフォークカバーからずれてしまうことを防止することができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、小口化された被搬送物に対応して、荷役やピッキングの作業を効率的に行うことができるフォークリフトのフォークに装着して使用するフォークカバーを得ることができる。
本発明の実施形態に係るフォークカバーを示す上面図である。 本発明の実施形態に係るフォークカバーを示す側面図である。 本発明の実施形態に係るフォークカバーを示す背面図である。 本発明の実施形態に係るフォークカバーを装着したフォークリフトを示す側面図である。 本発明の実施形態に係るフォークカバーを装着したフォークリフトを示す上面図である。 本発明の実施形態に係るフォークカバーを装着したフォークリフトのフォークを台車の下方に挿入した状態を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るフォークカバーを装着したフォークリフトのフォークを上昇させて、フォークカバー上に台車を載置した状態を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るフォークカバーを装着し、フォークカバー上に台車を載置したフォークリフトのフォークを上昇させた状態を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るフォークカバーを装着したフォークリフトと台車を載置したフォークカバーの要部を示す斜視図である。 台車を載置した本発明の実施形態に係るフォークカバーの要部を示す正面視図である。 本発明の実施形態に係るフォークカバーの変形例を示す側面図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[フォークカバー]
まず、本実施形態に係るフォークカバー10について、図1A〜図1Cに基づいて説明する。本実施形態に係るフォークカバー10は、図1A〜図1Cに示すように、一対の筒部材11,11と、一対の筒部材11,11に跨って固着された平板状の板状部材である床部材12と、一対の筒部材11,11に跨って一対の筒部材11,11に垂直方向に固着された基部側台車固定部材13と、一対の筒部材11,11のそれぞれに一対の筒部材11,11に垂直方向に固着された先端側台車固定部材14と、で構成されている。基部側台車固定部材13は、一対の筒部材11,11に装着される一対のフォーク55の基部側(後述するフォークリフト50側)に設けられる。また、先端側台車固定部材14は、一対の筒部材11,11に装着される一対のフォーク55の先端側(フォークリフト50と反対側)に設けられる。
尚、図1A〜図1Cにおいて、フォークカバー10に装着される一対のフォーク55の先端側が紙面左であり、フォークカバー10に装着される一対のフォーク55の基部側が紙面右となっている。また、装着される一対のフォーク55の長手方向、幅方向及び上下方向は、図1A〜図1Cに示す通りであり、以下のフォークカバー10の説明において、装着される一対のフォーク55の長手方向をフォークカバー10の「長手方向」と、装着される一対のフォーク55の幅方向をフォークカバー10の「幅方向」と、装着される一対のフォーク55の上下方向をフォークカバー10の「上下方向」とする。
一対の筒部材11,11は、図1Cに示すように、矩形状の断面を有し、後述するフォークリフト50の一対のフォーク55(図2参照)を脱着可能にする開口部11aを備える。開口部11aは、一対の筒部材11に装着される一対のフォーク55の基部側の端部に設けられる。尚、一対の筒部材11に装着される一対のフォーク55の先端側の端部は、開口部11cを有するように構成される。尚、本実施形態に係るフォークカバー10では、後述の通り、一対のフォーク55の先端が一対の筒部材11から挿通して突出するように構成されていないため、開口部11cは、開口せずに閉口している閉口部11cであってもよい。そして、一対のフォーク55は、一対の筒部材11の開口部11aから挿入される。
一対の筒部材11は、一対のフォーク55の水平片の長さと同じ、または、フォーク55の水平片の長さよりも若干長くなるように形成される。ここで、一対のフォーク55の水平片の長さとは、後述するフォークリフト50の運転台53よりも延在している長さを意味する。また、一対の筒部材11は、開口部11aの内周面の幅が一対のフォーク55と一対のフォーク55の内側に設けられた一対のロック機構56とをそれぞれ挿入できる幅となるように形成される(図2B参照)と共に、外側の幅W1が略一定になるように形成される。更に、一対の筒部材11は、内側の空間の厚さが一対のフォーク55の厚さよりも厚く、且つ、最も降下させた位置にあるフォーク55に装着した際に底面が地面に接触しない程度の厚さで形成される。以上により、一対の筒部材11は、一対のフォーク55の先端から基部に至るまで脱着可能に装着される。一対の筒部材11は、例えば、鋼板を折り曲げ加工したり、鋼材を押し出し加工したりすることにより形成される。
ここで、一対の筒部材11は、図1Bに示すように、その底面が、装着される一対のフォーク55の基部側から先端側に向かって上方を向く角度で傾斜部11bが設けられていることが好ましい。即ち、一対の筒部材11は、その厚さが装着される一対のフォーク55の先端側に向かって薄くなるように、底面に傾斜部11bが設けられる。傾斜部11bにより、フォークカバー10を装着したフォークリフト50を操作して、一対のフォーク55を後述する台車20の下方に挿入する際に(図3参照)、フォークカバー10が地面に接触してしまうことを防止することができる。但し、傾斜部11bは、一対の筒部材11の内周面が、装着されるフォーク55の厚さよりも厚くなるように形成される。一対のフォーク55を先端から基部に至るまで挿入するためである。
更に、一対の筒部材11の内周面には、一対のフォーク55と接触する面に、摩擦材が備えられていることが好ましい。摩擦材は、例えばゴムや樹脂等からなる板状の摩擦材であり、一対の筒部材11の内周面の上部(特に、開口部11a付近)に接着される。又は、一対のフォーク55の上面に、摩擦材が備えられていても良い。これにより、一対のフォーク55からフォークカバー10がずれたり、抜けたりすることを防止することができる。
また、図1A〜図1Cに示すように、一対の筒部材11は、装着される一対のフォーク55の基部側の端部に、それぞれ、後述するフォークリフト50の運転台53に当接する当接部15bを備えるストッパ15を備えることが好ましい。ストッパ15は、当接部15bが一対の筒部材11の上面と垂直になるように、一対の筒部材11の上面に固着される。
ストッパ15は、例えば鋼板で形成された一対の筒部材11の幅W1と同じ幅の板状部材が直角に折り曲げ加工されて形成される。即ち、ストッパ15は、長手方向の断面がL字型の形状となるように加工される。ストッパ15は、折り曲げ部15aを挟んで、運転台53に当接する当接部15bと、一対の筒部材11に固着される固着部15cとで構成される。そして、ストッパ15は、当接部15bが一対の筒部材11の先端に位置するように一対の筒部材11に垂直に配置されて、固着部15cが一対の筒部材11に溶接等により固着される。
ストッパ15の当接部15bは、当接する運転台53に当接した際に、運転台53と一対のフォーク55との間の隙間に入らない程度の高さであって、運転台53から突出しない程度の高さで形成される。ストッパ15の当接部15bの高さが運転台53と一対のフォーク55との間の隙間に入らない程度の高さより低いと、フォークカバー10の一対の筒部材11が、フォークリフト50の下部に入り込んでしまい、フォークリフト50の車輪等に当たったり、フォークリフト50を傷つけたりしてしまうからである。また、ストッパ15の当接部15bの高さが運転台53から突出する高さだと、運転者が床部材12に移動する際にストッパ15に足を引っかけてしまう恐れがあるからである。そして、ストッパ15は、フォークリフト50のフォーク55にフォークカバー10を装着した際、図2Aに示すように、ストッパ15の当接部15bが運転台53に当接する。
床部材12は、図1Aに示すように、矩形の平板状に形成されてストッパ15に隣接して、装着される一対のフォーク55の基部側に設けられる。床部材12は、平板状の鋼板等で形成されて、一対の筒部材11に跨って、一対の筒部材11の上面に溶接等により固着される。床部材12は、運転者が上に乗って作業ができる程度の厚さで形成されることが好ましい。ここで、床部材12は、その幅W2が、一対の筒部材11の両端部の幅W3よりも長く形成されることが好ましい。更には、床部材12は、その幅W2が、床部材12と対向するフォークリフト50の運転台53の幅W4と同じ程度であることがより好ましい(図6参照)。また、床部材12は、ストッパ15と後述する基部側台車固定部材13との間に隙間が生じない程度の長さで形成される。このように構成することにより、運転者の足場を確保して、運転者が運転台53から床部材12に移動する際に、足を踏み外すことを防止して、作業の安全性を確保することができる。
また、床部材12の上面には、適宜、運転者が作業する際の滑り止めとして、摩擦材や突起部が設けられていることが好ましい。
床部材12の下面には、図1B及び図1Cに示すように、それぞれ、一対の筒部材11の外側の側面に当接するように配置された一対の床支持部材12A及び一対の床支持部材12Bが固着されている。一対の床支持部材12A、12Bは、例えば鋼板で形成された板状部材を直角に折り曲げ加工されて形成される。即ち、一対の床支持部材12A、12Bは、長手方向の断面がL字型の形状になるように加工される。一対の床支持部材12A、12Bは、折り曲げ部12aA、12aBを挟んで、床部材12の下面に垂直に配置される支持部12bA、12bBと、床部材12に固着される固着部12cA、12cBとで構成される。
ここで、一対の床支持部材12A、12Bは、それぞれ、床部材12の幅方向の端部から一対の筒部材11の外側の側面までの長さW5とほぼ同じ長さとなるように形成される。そして、一対の床支持部材12Aは、支持部12bAが床部材12の下面におけるフォーク55の先端側であって床部材12の幅方向に平行に位置するように配置されて、固着部12cAが床部材12に溶接等により固着される。また、一対の床支持部材12Bは、支持部12bBが床部材12の下面におけるフォーク55の基部側であって床部材12の幅方向に平行に位置するように配置されて、固着部12cBが床部材12に溶接等により固着される。
更に、一対の筒部材11の外側の側面に当接する一対の床支持部材12A、12Bの端部は、一対の筒部材11の外側の側面に溶接等により固着されることが好ましい。一対の床支持部材12A、12Bにより、床部材12を一対の筒部材11に強固に固着すると共に、床部材12の一対の筒部材11より外側にある端部の強度を向上させて、作業の安全性を確保することができる。
尚、一対の床支持部材12A、12Bは、一対の筒部材11の内側の側面に当接するように更に配置されていても良い。これにより、床部材12を一対の筒部材11に更に強固に固着すると共に、床部材12の一対の筒部材11より内側の強度を向上させて、作業の安全性を確保することができる。
また、一対の床支持部材12A、12Bは、床部材12の下面におけるフォーク55の先端側及び基部側に配置されているが、それに限らない。一対の床支持部材12a、12bが、床部材12の下面におけるフォーク55の先端側及び基部側の間の中央部に配置されていても良い。これにより、床部材12を一対の筒部材11に更に強固に固着すると共に、床部材12の一対の筒部材11より外側にある端部の強度をより向上させて、作業の安全性を確保することができる。
基部側台車固定部材13は、フォーク55の先端側に床部材12に隣接して設けられ、一対の筒部材11に跨って固着される。基部側台車固定部材13は、例えば鋼板で形成された板状部材を直角に折り曲げ加工されて形成される。即ち、基部側台車固定部材13は、長手方向の断面がL字型の形状になるように加工される。基部側台車固定部材13は、折り曲げ部13aを挟んで、一対の筒部材11に垂直に配置される対向部13bと、一対の筒部材11の上面に固着される固着部13cとで構成される。即ち、基部側台車固定部材13は、当接部13bが一対の筒部材11の上面と垂直になるように、一対の筒部材11の上面に固着される。対向部13bは、一対の筒部材11の上面に、一対の筒部材11に跨って載置される台車20(図6A及び図6B参照)のフォークカバー10の長手方向における一方の側面に対向する。図6A及び図6Bは、台車20を載置した状態の本発明の実施形態に係るフォークカバー10と台車20の要部を示している。図6Aは、フォークリフト50と台車20とフォークカバー10の要部(床部材12と基部側台車固定部材13)を示す斜視図である。図6Bは、台車20とフォークカバー10の要部(先端側台車固定部材14)を示す正面視図である。尚、図6Bにおいて、フォークカバー10を装着したフォークリフト50は図示を省略している。
ここで、基部側台車固定部材13は、その幅が、一対の筒部材11の両端部の幅W3と同じ長さとなるように形成される。そして、基部側台車固定部材13は、対向部13bがフォーク55の先端側であって幅方向に平行に位置するように配置されて、固着部13cが一対の筒部材11の上面に溶接等により固着される。
基部側台車固定部材13は、対向部13bの高さH1が、対向する台車20の対向部位の高さより低くなるように形成される。本実施形態に係るフォークカバー10において、対向部13bと対向する台車20の対向部位は、キャスターフレーム25となる。従って、本実施形態に係るフォークカバー10では、図6A及び図6Bに示すように、基部側台車固定部材13の対向部13bの高さH1が、対向する台車20のキャスターフレーム25の高さH3より低くなるように形成される。基部側台車固定部材13の対向部13bの高さH1が、対向部位の高さよりも高くなってしまうと、対向部位よりも上にある部位(本実施形態では、荷台21や被搬送物等)が基部側台車固定部材13の対向部13bの先端部上に引っかかり、台車20を一対の筒部材11の上面に、一対の筒部材11に跨って載置することができなくなるおそれがあるからである。そして、荷台21が基部側台車固定部材13の対向部13bの先端部上に引っかかることを防止することができる。
更に、基部側台車固定部材13は、図7に示すように、対向部13bの先端部13bAが、床部材12側(即ち、一対のフォーク55の基部側)に折り曲げて形成されていることが好ましい。フォークカバー10上、即ち、基部側台車固定部材13が備える対向部13bと後述する先端側台車固定部材14が備える対向部14bとの間の一対の筒部材11の上面に、台車20を載置する際に、折り曲げられた先端部13bAにより、台車20を基部側台車固定部材13と先端側台車固定部材14との間の一対の筒部材11の上面の適切な位置に誘導することができるからである。
先端側台車固定部材14は、一対のフォーク55の先端側に一対で設けられ、一対の筒部材11のそれぞれの先端に固着される。先端側台車固定部材14は、例えば鋼板で形成された板状部材を直角に折り曲げ加工されて形成される。即ち、先端側台車固定部材14は、断面がL字型の形状になるように加工される。先端側台車固定部材14は、折り曲げ部14aを挟んで、一対の筒部材11に垂直に配置されて台車20の他方の側面に対向する対向部14bと、一対の筒部材11に先端に固着される固着部14cとで構成される。即ち、先端側台車固定部材14は、当接部14bが一対の筒部材11の上面と垂直になるように、一対の筒部材11の上面に固着される。
ここで、先端側台車固定部材14は、その幅が、一対の筒部材11の幅W1と同じ長さとなるように形成される。そして、先端側台車固定部材14は、対向部14bがフォーク55の基部側であって幅方向に平行に位置するように配置されて、固着部14cが一対の筒部材11の上面にそれぞれ溶接等により固着される。
先端側台車固定部材14は、対向部14bの高さH2が、フォークカバー10を装着した一対のフォーク55を挿入する際に、一対の筒部材11の上面に、一対の筒部材11に跨って載置しようとする台車20と接触しない程度の高さとなるように形成される。一対の筒部材11の上面に、一対の筒部材11に跨って載置する台車20に先端側台車固定部材14が引っかかり、台車20の下部にフォークカバー10を装着した一対のフォーク55を挿入できないからである。
更に、先端側台車固定部材14の対向部14bの高さH2が、対向する台車20の対向部位の高さより低くなるように形成されることが好ましい。本実施形態に係るフォークカバー10において、対向部14bと対向する台車20の対向部位は、キャスターフレーム25となる。従って、本実施形態に係るフォークカバー10では、図6Bに示すように、先端側台車固定部材14の対向部14bの高さH2が、対向する台車20のキャスターフレーム25の高さH3より低くなるように形成される。先端側台車固定部材14の対向部14bの高さH2が、対向部位の高さよりも高くなってしまうと、対向部位よりも上にある部位(本実施形態では荷台21や被搬送物等)が先端側台車固定部材14の対向部14bの先端部上に引っかかり、台車20を一対の筒部材11の上面に、一対の筒部材11に跨って載置することができないからである。
尚、図示していないが、先端側台車固定部材14は、対向部14bの先端部が、一対のフォーク55の先端側に折り曲げて形成されていても良い。フォークカバー10上、即ち、基部側台車固定部材13が備える対向部13bと先端側台車固定部材14が備える対向部14bとの間の一対の筒部材11の上面に、一対の筒部材11に跨って台車20を載置する際に、折り曲げられた先端部により、台車20を基部側台車固定部材13と先端側台車固定部材14との間の適切な位置に誘導することができるからである。但し、対向部14bの高さH2が、十分な高さを備えていない場合は、先端部が折り曲げて形成されなくてよい。
また、基部側台車固定部材13及び先端側台車固定部材14は、基部側台車固定部材13が備える対向部13bと先端側台車固定部材14が備える対向部14bとの間の一対の筒部材11の上面に台車20を載置可能な長さとなるように配置される。即ち、基部側台車固定部材13及び先端側台車固定部材14は、基部側台車固定部材13が備える対向部13bと先端側台車固定部材14が備える対向部14bとの間の長さL1が、一対の筒部材11の上面に載置した台車20の対向部位の長手方向の長さよりも長くなるように配置される。本実施形態に係るフォークカバー10においては、図3に示す本実施形態に係る台車20に対して、基部側台車固定部材13及び先端側台車固定部材14は、図1B及び図6Aに示すように、基部側台車固定部材13が備える対向部13bと先端側台車固定部材14が備える対向部14bとの間の長さL1が、一対の筒部材11の上面に、一対の筒部材11に跨って載置される台車20のキャスターフレーム25の長さL2よりも長くなるように配置される。基部側台車固定部材13の対向部13bまたは先端側台車固定部材14の対向部14bのいずれかに引っかかることなく、基部側台車固定部材13及び先端側台車固定部材14との間への台車20の載置を容易に行うことができるからである。
尚、基部側台車固定部材13及び先端側台車固定部材14は、基部側台車固定部材13が備える対向部13bと先端側台車固定部材14が備える対向部14bとの間の長さL1が、一対の筒部材11の上面に、一対の筒部材11に跨って載置した台車20の対向部位の長手方向の長さと同じか若干長くなるように配置されてもよい。この場合は、基部側台車固定部材13が備える対向部13bと先端側台車固定部材14が備える対向部14bとで、台車20を固定でき、より安全に運搬することができる。更に、長さL1が、一対の筒部材11の上面に、一対の筒部材11に跨って載置した台車20の対向部位の長手方向の長さと同じである場合は、基部側台車固定部材13及び先端側台車固定部材14とで台車20を固定して、台車20のずれを防止することができる。
更に、基部側台車固定部材13の対向部13bまたは先端側台車固定部材14の対向部14bの間の一対の筒部材11の上面の表面には、摩擦材が備えられていることが好ましい。摩擦材は、例えばゴムや樹脂等からなる板状の摩擦材であり、一対の筒部材11の上面の表面に接着される。これにより、フォークカバー10の一対の筒部材11の上面に、一対の筒部材11に跨って載置される台車20のずれを防止することができる。
[フォークリフト]
次に、本実施形態に係るフォークカバー10を装着するフォークリフト50について、図2A及び図2Bに基づいて説明する。図2A及び図2Bに示すように、本実施形態で適用するフォークリフト50は、いわゆるピッキングフォークリフトと称されるフォークリフトであり、一対のフォーク55だけでなく運転台53も昇降できるように構成されたフォークリフトである。
フォークリフト50は、車体フレーム51と、操作盤52と、運転台53と、マスト54と、一対のフォーク55とを備えている。
マスト54は、車体フレーム51の一対のフォーク55側に立設される。そして、マスト54には、マスト54に沿って、運転台53を一対のフォーク55と共に昇降させる昇降機構(図示省略)が構成されている。ここで、昇降機構については、従来技術の通りであり、その説明を省略する。
操作盤52は、運転台53のマスト54側に設置されており、昇降機構による運転台53及び一対のフォーク55の昇降を操作すると共に、フォークリフト50が備える車輪による車体フレーム51の前進、後退、回転などの運転を行うためのものである。
一対のフォーク55の内側には、一対のフォーク55に装着されるパレット等をロックするための平板状の一対のロック機構56が設けられている。一対のロック機構56は、一対のフォーク55と平行な状態から運転台53側を基点として、一対のフォーク55側の先端部が下方に可動するように構成されている。そして、一対のロック機構56は、先端部が下方に動いて、一対のフォーク55に装着されたパレット等を下方に押さえつけるように動作することにより、装着されたパレット等の抜けを確実に防止することができるように構成されるものである。本実施形態では、一対のロック機構56は、一対のフォーク55に装着されたフォークカバー10を下方に押さえつけることにより、装着されたフォークカバー10の抜けを確実に防止する。
尚、本実施形態に係るフォークカバー10を装着する対象とするフォークリフト50として、図2に示す通り、操作盤52が運転台53のマスト54側の端部に設置されているフォークリフト50を適用しているが、それに限らない。例えば、操作盤52が運転台53の一対のフォーク55側の端部に設置されているフォークリフトも適用することができる。
また、本実施形態に係るフォークカバー10を装着する対象とするフォークリフト50として、マスト54に沿って、運転台53を一対のフォーク55と共に昇降させるフォークリフト50を適用しているが、それに限らない。例えば、運転台53もマスト54に沿って昇降させることができれば、一対のフォーク55と共にではなく、一対のフォーク55と運転台53とを別々に昇降させるようなフォークリフトにも適用することができる。
[台車]
次に、本実施形態に係るフォークカバー10を装着したフォークリフト50で搬送する台車について、図3、図6A及び図6Bに基づいて説明する。図3、図6A及び図6Bに示すように、本実施形態で適用する台車20は、いわゆるカートラと称される台車(以下、カートラと称する。)であり、ストックカート、バランスカートや六輪台車と呼ばれることもある。カートラ20は、保管機能と台車機能とを有し、被搬送物を保管・陳列できると共に被搬送物を収納したまま搬送することができるものである。
カートラ20は、荷台21の下面に、キャスターフレーム25を介して六輪のキャスター24が備えられている。また、荷台21の二側面の両端部には、柵22が設けられ、柵22が設けられていない二側面が開口するように構成されている。
六輪のキャスター24は、荷台21の開口する二側面の下面にそれぞれ三輪ずつ設けられている。尚、キャスター24も六輪ではなく、四輪や五輪であってもよい。例えば、四輪のキャスター24は、荷台21の下面の四方に設けられる。
カートラ20の柵22には、複数本の桟23が設置されており、両端部の柵22に設けられた桟23に1つまたは複数の中間棚(図示せず)を取り付けることにより、中間棚上にも被搬送物を収納することができる。また、カートラ20は、柵22が取り外し可能に設置されているものや、柵22が折り畳み可能に構成されているものもある。
更に、カートラ20は、開口している一方または両方の側面に、荷崩れ防止用カバーを設置して、荷崩れを防止できるように構成することができる。
カートラ20は、荷台21が他の台車と比較して比較的細い板状部材で形成されているため、小回りが利き、狭い場所における運搬作業が簡単になるように構成されている。
尚、本実施形態では、カートラを台車20として適用しているが、それに限らない。いわゆるカゴ台車と称される台車、平台車や手押し台車と称される台車等も適用することができる。カゴ台車は、四輪のキャスターが備えられている荷台の三側面の端部に柵が設けられ、柵が設けられていない一側面が開口するように構成されているものである。平台車は、四輪のキャスターが備えられている荷台のみで構成されているものである。手押し台車は、四輪のキャスターが備えられている荷台の一側面に手押し可能な柵が設けられているものである。
[台車搬送時のフォークカバーを装着したフォークリフトへの台車の載置手順]
次に、台車搬送時の本実施形態に係るフォークカバーを装着したフォークリフトへの台車の載置手順について、図2A、図2B、図3〜5に基づいて説明する。図2A、図2B、図3〜5は、台車搬送時の本実施形態に係るフォークカバーを装着したフォークリフトへの台車の載置手順の一例を説明するための図である。図2A、図2Bの状態から図3、図4、図5の状態へと変化していく。
まず、図2A、図2Bに示すように、フォークリフト50の一対のフォーク55及び一対のロック機構56に対して、ストッパ15が運転台53に当接するまで一対の筒部材11を挿入して、フォークカバー10をフォークリフト50に装着する。そして、一対のフォーク55の内側に備えられた一対のロック機構56を動作させることにより、一対のフォーク55に装着されたフォークカバー10を下方に押さえつける。これにより、装着されたフォークカバー10の抜けを確実に防止する。
そして、図3に示すように、フォークカバー10を装着したフォークリフト50を運転(前進)させて、フォーク55をカートラ20の下方に挿入する。この際、カートラ20の下部に設けられた六輪のキャスター24の間に、フォークカバー10の一対の筒部材11が位置するように、フォークリフト50のフォーク55を挿入する。そして、フォークカバー10の基部側台車固定部材13が備える対向部13bと先端側台車固定部材14が備える対向部14bとの間にカートラ20のキャスターフレーム25が位置した時点で、フォークリフト50の運転を停止する。
次に、図4に示すように、フォークカバー10を装着したフォークリフト50の昇降機構により、フォーク55を上昇させる。すると、フォークカバー10の基部側台車固定部材13が備える対向部13bと先端側台車固定部材14が備える対向部14bとの間の一対の筒部材11の上面に、カートラ20のキャスターフレーム25が載置される。尚、フォークリフト50のフォーク55と共に、運転台53も上昇する。
次に、図5に示すように、フォークカバー10を装着したフォークリフト50の昇降機構により、フォーク55及び運転台53を更に上昇させ、所望の高さでフォークの上昇を停止させる。すると、フォークリフト50の運転者は、倉庫等の作業を行おうとする棚付近において、運転台53及び床部材12を足場として、フォークカバー10上に載置されたカートラ20にアプローチすることができる。そして、カートラ20に対して倉庫等に保管された被搬送物をピッキングしたり、カートラ20に格納された被搬送物を倉庫等に荷役したりすることができる。
本実施形態に係るフォークカバー10によると、フォークカバー10を装着した一対のフォーク55をカートラ20の下方に挿入し、フォークカバー10の基部側台車固定部材13が備える対向部13bと先端側台車固定部材14が備える対向部14bとの間にカートラ20が位置する場所において、一対のフォーク55を上昇させることにより、カートラ20を一対の筒部材11の上面に、一対の筒部材11に跨って載置することができる。その結果、フォークカバー10を介して、フォークリフト50の一対のフォーク55にカートラ20ごと載置して搬送することができる。そして、倉庫等において、カートラ20を載置したフォークリフト50の一対のフォーク55を上昇させることにより、カートラ20との間で直接、運転者が荷役やピッキングを行うことができる。
以上により、パレットに被搬送物を積み替えることなく、被搬送物を収納したカートラ20ごとフォークリフト50で搬送することができ、小口化された被搬送物に対応して、荷役やピッキングの作業の効率を向上させることができる。また、作業者を選ばずカートラ20に被搬送物を積みつけることができ、作業の効率を更に向上させることができる。また、作業しやすいように被搬送物を積みつけることができ、小口化された被搬送物に対応して、作業の効率を更に向上させることができる。例えば、中間棚を有するカートラ20では、中間棚を利用して被搬送物を分類・確認しながら積みつけることができる。また、パレットよりもカートラ20の方が小さいため、仮置きの際のスペースを小さくすることができる。更に、フォークカバー10の基部側に床部材12が設けられているため、運転台53以外に床部材12を足場として使用することができ、作業を安全かつ効率的に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態及び実施例に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態及び実施例の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上述の実施形態に係るフォークカバー10では、一対の筒部材11は、幅方向の断面が矩形となるように形成されているがそれに限らない。一対の筒部材11は、一対のフォーク55を挿入することができると共に、一対のフォーク55を挿入した際に地面に接触せず、床部材12、基部側台車固定部材13、及び、先端側台車固定部材14を上面に固着できる筒状であれば、幅方向の断面がどのような形状であってもよい。
また、上述の実施形態に係るフォークカバー10は、一対の筒部材11は、一対のフォーク55の水平片の長さと同じ、または、フォーク55の水平片の長さよりも若干長くなるように形成されており、一対のフォーク55の先端から基部に至るまで装着されるがそれに限らない。一対の筒部材11は、一対のフォーク55の水平片の長さより短くなるように形成されても良い。この場合は、一対の筒部材11に装着される一対のフォーク55の基部側の端部に開口部11aが設けられると共に、一対の筒部材11に装着される一対のフォーク55の先端側の端部にも開口部11cを有するように構成される。そして、フォークカバー10は、一対のフォーク55に対して、一対の筒部材11の開口部11aから挿入して、一対のフォーク55の先端を一対の筒部材11の開口部11cから挿通して突出させ、ストッパ15の当接部15bが運転台53に当接するまで装着する。
また、上述の実施形態に係るフォークカバー10では、基部側台車固定部材13は、当接部13bが一対の筒部材11の上面と垂直になるように、一対の筒部材11の上面に固着される。しかしながら、当接部13bは、一対の筒部材11の上面と垂直になっておらず、一対のフォーク55の基部側または先端側に傾斜していても良い。また、上述の実施形態に係るフォークカバー10では、先端側台車固定部材14は、当接部14bが一対の筒部材11の上面と垂直になるように、一対の筒部材11の上面に固着される。しかしながら、当接部14bは、一対の筒部材11の上面と垂直になっておらず、一対のフォーク55の基部側または先端側に傾斜していても良い。また、述の実施形態に係るフォークカバー10では、ストッパ15は、当接部15bが一対の筒部材11の上面と垂直になるように、一対の筒部材11の上面に固着される。しなしながら、当接部15bは、一対の筒部材11の上面と垂直になっておらず、一対のフォーク55の基部側または先端側に傾斜していても良い。
また、上記の本実施形態では、台車20は、キャスターフレーム25を有しているがそれに限らない。台車20が、キャスターフレーム25を有していなくてもよい。この場合、台車20には、六輪のキャスター24がキャスターフレーム25を介さずに荷台21に直接取り付けられる。そして、フォークカバー10において、対向部13b及び対向部14bと対向する台車20の対向部位は、荷台21となる。尚、荷台21には、被搬送物が載置される。
また、上述の実施形態に係るフォークカバー10は、基部側台車固定部材13の対向部13bの高さH1が、対向する台車20のキャスターフレーム25の高さH3と同程度か若干低い高さとなるように形成されているがそれに限らない。基部側台車固定部材13の対向部13bの高さH1が、対向する台車20の荷台21の高さH4(図6B参照)と同程度か若干低い高さとなるように形成されていても良い。基部側台車固定部材13の対向面13bで荷台21を押さえて、台車20のずれを防止すると共に、荷台21上の被搬送物が基部側台車固定部材13の対向部13bの先端部上に引っかかることを防止することができる。
この場合、基部側台車固定部材13及び先端側台車固定部材14は、基部側台車固定部材13が備える対向部13bと先端側台車固定部材14が備える対向部14bとの間の長さL1が、一対の筒部材11の上面に、一対の筒部材11に跨って載置される台車20の荷台21の長さ以上となるように配置される。
本発明を利用すれば、小口化された被搬送物に対応して、荷役やピッキングの作業を効率的に行うことができるフォークリフトのフォークに装着するフォークカバーを得ることができる。
10 フォークカバー
11 一対の筒部材
11b 傾斜部
12 床部材
13 基部側台車固定部材
13b 対向部
13bA 先端部
14 先端側台車固定部材
14b 対向部
20 台車
50 フォークリフト
53 運転台
55 一対のフォーク

Claims (5)

  1. 一対のフォークと運転台とを昇降させるフォークリフトの一対のフォークに装着して使用されるフォークカバーであって、
    前記一対のフォークに脱着可能に装着され、上面に台車を載置する筒状の一対の筒部材と、
    前記一対のフォークの基部側に設けられ、前記一対の筒部材に跨って前記一対の筒部材上に固着された平板状の床部材と、
    前記床部材に隣接して設けられ、前記一対の筒部材の上面に固着されて前記台車の一方の側面に対向する対向部を備える基部側台車固定部材と、
    前記一対のフォークの先端側に設けられ、前記一対の筒部材の上面に固着されて前記台車の他方の側面に対向する対向部を備える先端側台車固定部材と、
    を備え、
    前記基部側台車固定部材が備える対向部と前記先端側台車固定部材が備える対向部との間の前記一対の筒部材の上面に前記台車を載置可能な長さで、前記基部側台車固定部材が備える対向部と前記先端側台車固定部材が備える対向部が配置され、前記基部側台車固定部材が備える対向部と前記基部側台車固定部材が備える対向部との間の前記一対の筒部材の上面に、前記一対の筒部材に跨って前記台車を載置することを特徴とするフォークカバー。
  2. 前記床部材の幅が、前記床部材と対向する前記運転台の幅と同じであることを特徴とする請求項1に記載のフォークカバー。
  3. 前記基部側台車固定部材が備える対向部の先端部が、前記床部材側に折り曲げて形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のフォークカバー。
  4. 前記一対の筒部材の底面が、前記一対のフォークの先端側に向かって傾斜部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のフォークカバー。
  5. 前記一対の筒部材の上面の、前記台車を載置する前記基部側台車固定部材が備える対向部と前記先端側台車固定部材が備える対向部との間の表面には、摩擦材が設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のフォークカバー。
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