JP2020018172A - 粉末クリーマー及びその製造方法 - Google Patents

粉末クリーマー及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020018172A
JP2020018172A JP2018142065A JP2018142065A JP2020018172A JP 2020018172 A JP2020018172 A JP 2020018172A JP 2018142065 A JP2018142065 A JP 2018142065A JP 2018142065 A JP2018142065 A JP 2018142065A JP 2020018172 A JP2020018172 A JP 2020018172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty acid
creamer
powder
powder creamer
mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018142065A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7430029B2 (ja
Inventor
清史 野澤
Kiyoshi Nozawa
清史 野澤
小出 篤史
Atsushi Koide
篤史 小出
左枝子 小林
Saeko Kobayashi
左枝子 小林
和也 永田
Kazuya Nagata
和也 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Group Foods Ltd
Original Assignee
Asahi Group Foods Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Group Foods Ltd filed Critical Asahi Group Foods Ltd
Priority to JP2018142065A priority Critical patent/JP7430029B2/ja
Publication of JP2020018172A publication Critical patent/JP2020018172A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7430029B2 publication Critical patent/JP7430029B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】製造直後のみならず、長期間の保管後においても、優れた冷水可溶性を有し、かつ風味にも優れた粉末クリーマー及びその製造方法を提供する。【解決手段】粒子が混合物で被覆された粉末クリーマーであって、前記粒子が、糖質と、タンパク質と、油脂とを含み、前記混合物が、中鎖脂肪酸トリグリセリドと、ジグリセリン脂肪酸エステルとを含む粉末クリーマー、及び糖質と、タンパク質と、油脂とを含むエマルジョンを噴霧乾燥し、粒子を得る工程と、中鎖脂肪酸トリグリセリドと、ジグリセリン脂肪酸エステルとを含む混合物で前記粒子を被覆する工程とを含む粉末クリーマーの製造方法である。【選択図】なし

Description

本発明は、粉末クリーマー及びその製造方法に関する。
粉末クリーマー(以下、「クリーミングパウダー」と称することもある。)は、各種飲食品の原料として又は各種飲食品に添加して用いられており、例えば、アイスコーヒーやアイスティーなどの冷水飲料にも用いられる。そのため、様々な冷水可溶性の粉末クリーマーが提案されている。
粉末クリーマーの冷水への溶解性を高める技術としては、例えば、含脂粉末粒子表面の少なくとも一部を中鎖脂肪酸のモノ−及び/又はジ−グリセライドで被覆する技術(例えば、特許文献1参照)、ノンデアリクリーマに対して、中鎖脂肪酸であるトリグリセリド及び両親性の乳化剤である粉末大豆燐脂質の混合液を噴霧添加する技術(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
また、コストを抑えるために、甘味料、水分散性又は水溶性タンパク質及び淡白なフレーバーと10℃未満の溶融点を有する食用油を用いた粉末クリーマーも提案されている(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、これらの提案の技術では、冷水可溶性が十分とは言えず、冷水可溶性のさらなる向上が求められている。
また、近年の需要者の動向からは、製品の長寿命化が求められている。そのため、長期間の保管後であっても、粉末クリーマーに求められる風味を有し、かつ冷水への優れた可溶性を有することも求められるが、これらを満足できる粉末クリーマーは未だ提供されていない。
したがって、製造直後のみならず、長期間の保管後においても、優れた冷水可溶性を有し、かつ風味にも優れた粉末クリーマーの速やかな提供が強く求められている。
特開昭62−210975号公報 特開昭63−294741号公報 特表2000−516096号公報
本発明は、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、製造直後のみならず、長期間の保管後においても、優れた冷水可溶性を有し、かつ風味にも優れた粉末クリーマー及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記目的を達成するべく鋭意検討を行った結果、糖質と、タンパク質と、油脂とを含む粒子を中鎖脂肪酸トリグリセリドと、ジグリセリン脂肪酸エステルとを含む混合物で被覆することにより、製造直後のみならず、長期間の保管後においても、優れた冷水可溶性と、優れた風味とを両立した粉末クリーマーとすることができることを知見した。
本発明は、本発明者らの前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 粒子が混合物で被覆された粉末クリーマーであって、
前記粒子が、糖質と、タンパク質と、油脂とを含み、
前記混合物が、中鎖脂肪酸トリグリセリドと、ジグリセリン脂肪酸エステルとを含むことを特徴とする粉末クリーマーである。
<2> 前記糖質のデキストロース当量が、25以上である前記<1>に記載の粉末クリーマーである。
<3> 前記タンパク質が、水分散性タンパク質である前記<1>から<2>のいずれかに記載の粉末クリーマーである。
<4> 前記油脂の融点または凝固点が、20℃未満である前記<1>から<3>のいずれかに記載の粉末クリーマーである。
<5> 前記粒子のメディアン径が、50μm〜500μmである前記<1>から<4>のいずれかに記載の粉末クリーマーである。
<6> 糖質と、タンパク質と、油脂とを含むエマルジョンを噴霧乾燥し、粒子を得る工程と、
中鎖脂肪酸トリグリセリドと、ジグリセリン脂肪酸エステルとを含む混合物で前記粒子を被覆する工程とを含むことを特徴とする粉末クリーマーの製造方法である。
本発明によれば、従来における前記諸問題を解決し、前記目的を達成することができ、製造直後のみならず、長期間の保管後においても、優れた冷水可溶性を有し、かつ風味にも優れた粉末クリーマー及びその製造方法を提供することができる。
(粉末クリーマー及びその製造方法)
本発明の粉末クリーマーは、粒子が、混合物で被覆されてなる。
本発明の粉末クリーマーは、本発明の粉末クリーマーの製造方法により、好適に製造することができる。
以下、本発明の粉末クリーマーの製造方法の説明と併せて、本発明の粉末クリーマーを説明する。
<粉末クリーマーの製造方法>
本発明の粉末クリーマーの製造方法は、粒子製造工程と、被覆工程とを少なくとも含み、必要に応じて更にその他の工程を含む。
<<粒子製造工程>>
前記粒子製造工程は、糖質と、タンパク質と、油脂とを含むエマルジョンを噴霧乾燥し、粒子を得る工程である。
−粒子−
前記粒子は、糖質と、タンパク質と、油脂とを少なくとも含み、必要に応じて更にその他の成分を含む。
−−糖質−−
前記糖質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、デキストリン、マルトデキストリン、粉末水飴、粉末還元水飴、水飴、マルトースシロップ、ブドウ糖果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖、高果糖液糖、砂糖混合異性化液糖、オリゴ糖、乳糖、ショ糖、麦芽糖、トレハロース、ブドウ糖、果糖、ガラクトース、セルロース、ソルビトール、マンニトール、マルチトール、ラフィノース、エリスリトール、ラクチトール、キシリトールなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記糖質のデキストロース当量(DE)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、粉末クリーマーの冷水への溶解性をより向上させることができる点で、25以上が好ましく、35以上がより好ましい。
前記デキストロース当量は、例えば、固形分中の還元糖をブドウ糖に換算して測定し、全固形分に対する還元糖の割合として表される。還元糖の測定は、主にウィルシュテッターシューデル法、レインエイノン法、ベルトラン法、ソモギーネルソン法等に従って算出することができる。
前記デキストロース当量が35以上の糖質の具体例としては、例えば、粉末水飴、水飴、マルトースシロップ、ブドウ糖などが挙げられる。
前記糖質は、市販品を用いてもよいし、調製したものを用いてもよい。
前記糖質の前記粉末クリーマーにおける含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10質量%〜80質量%が好ましく、40質量%〜70質量%がより好ましい。前記好ましい範囲内であると、製造適正及びクリーマーとしての機能に優れる点で、有利である。
−−タンパク質−−
前記タンパク質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、乳タンパク、ホエイタンパク、カゼインナトリウム、カゼインカルシウム、植物性タンパク質などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記タンパク質の中でも、粉末クリーマーの冷水への溶解性及び風味をより向上させることができる点で、水分散性タンパク質が好ましい。
前記水分散性タンパク質とは、ミセル状のカゼインを含む乳タンパクをいう。
前記水分散性タンパク質の具体例としては、例えば、MPC、MPI、ミセラーカゼインなどが挙げられる。
前記タンパク質は、市販品を用いてもよいし、調製したものを用いてもよい。
前記タンパク質の前記粉末クリーマーにおける含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.1質量%〜20質量%が好ましく、1質量%〜10質量%がより好ましい。前記好ましい範囲内であると、製造適正、溶解性、乳化安定性、及びクリーマーとしての機能に優れる点で、有利である。
−−油脂−−
前記油脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、動物性油脂、植物性油脂、それらの硬化油、エステル交換油、分別油などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記動物性油脂の具体例としては、例えば、乳脂肪、ラードなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記植物性油脂の具体例としては、例えば、ベニバナ油、ヒマワリ油、大豆油、とうもろこし油、綿実油、コメ油、ナタネ油、オリーブ油、パーム油、パーム核油、ヤシ油などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記油脂の融点または凝固点としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、粉末クリーマーの冷水への溶解性をより向上させることができる点で、20℃未満が好ましく、10℃未満がより好ましい。
前記油脂の融点は、例えば、試料を既定の方法に基づいて加熱した場合、完全に透明な液体となる温度を測定することで、測定することができる。
前記油脂の凝固点は、例えば、融解油脂が冷却されて凝固する際に、その発する融解潜熱による上昇温度の最高点、または静止温度を主にダリカン法、シュコッフ法により、測定することができる。
前記融点または凝固点が10℃未満の油脂の具体例としては、例えば、高オレイン酸ヒマワリ油、ヒマワリ油、ベニバナ油、大豆油、とうもろこし油、綿実油、ナタネ油、コメ油、オリーブ油などが挙げられる。
前記油脂は、市販品を用いてもよいし、調製したものを用いてもよい。
前記油脂の前記粉末クリーマーにおける含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、10質量%〜80質量%が好ましく、20質量%〜50質量%がより好ましい。前記好ましい範囲内であると、製造適正及びクリーマーとしての機能に優れる点で、有利である。
−−その他の成分−−
前記その他の成分としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、乳化剤、pH調整剤、酸化防止剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記その他の成分の前記粉末クリーマーにおける含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記乳化剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、蒸留モノグリセライド、反応モノグリセライド、ポリグリセリンエステル、有機酸モノグリセライド、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、レシチンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記乳化剤の前記粉末クリーマーにおける含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記pH調整剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、リン酸水素二カリウム、リン酸水素二ナトリウム、クエン酸三ナトリウムなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記pH調整剤の前記粉末クリーマーにおける含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記酸化防止剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ビタミンE、ビタミンCなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記酸化防止剤の前記粉末クリーマーにおける含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
−−粒子の製造−−
前記粒子の製造方法としては、特に制限はなく、公知の粉末クリーマーの製造方法を適宜選択することができるが、前記糖質と、前記タンパク質と、前記油脂とを少なくとも含むエマルジョンを調製し、前記エマルジョンを噴霧乾燥する方法が好ましい。
具体的には、例えば、温水に、前記糖質と、前記タンパク質と、必要に応じて前記その他の成分とを添加し、撹拌し、溶解することで調製した水相に、前記油脂を添加し、撹拌することでエマルジョンを調製し、次いで、噴霧乾燥して製造する方法が挙げられる。
なお、前記エマルジョンは、噴霧乾燥前に均質化処理を行ってもよい。
前記温水の温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、40℃〜90℃が挙げられる。
前記撹拌の条件としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記エマルジョンにおける固形分量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、30質量%〜70質量%が挙げられる。
前記噴霧乾燥に用いる装置及び条件としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記均質化処理の条件としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記エマルジョンは、必要に応じて殺菌処理を行ってもよい。前記殺菌処理を行う時期としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、均質化処理の前などが挙げられる。
−−粒度−−
前記粒子の粒度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記粒子の粒度の測定方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、粉体にレーザ光を照射し、そこから発せられる回折・散乱光の強度分布パターンを検出、解析することにより粉体粒径のばらつき度合い、その分布状態(粒度分布)を測定することができる。本発明によれば、噴霧乾燥により得られる粒度であっても冷水への溶解性に優れた粉末クリーマーとすることができる。
前記粒子のメディアン径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、50μm〜500μmが好ましい。
<<被覆工程>>
前記被覆工程は、中鎖脂肪酸トリグリセリドと、ジグリセリン脂肪酸エステルとを含む混合物で前記粒子を被覆し、粒子が混合物で被覆された粉末クリーマーを得る工程である。
−混合物−
前記混合物は、中鎖脂肪酸トリグリセリドと、ジグリセリン脂肪酸エステルとを少なくとも含み、必要に応じて更にその他の成分を含む。
−−中鎖脂肪酸トリグリセリド−−
前記中鎖脂肪酸トリグリセリド(以下、「MCT」、「中鎖脂肪酸トリグリセライド」と称することがある。)は、グリセリン骨格に中鎖脂肪酸がエステル結合した化合物(植物性油脂)であって、食用油脂として認められているものである。前記MCTは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記MCTにおける中鎖脂肪酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、通常、炭素数6から12の脂肪酸であり、炭素数6から10の脂肪酸が好ましく、炭素数8から10の脂肪酸がより好ましい。これらの中鎖脂肪酸分子部分は、直鎖、分岐、環状、あるいはこれらの組合せであってもよい。
前記MCTを構成する脂肪酸としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、カプリル酸とカプリン酸を含むものが好ましく、その中でも特に、カプリル酸とカプリン酸とを質量比で95:5〜5:95の割合で含むものが好ましく、85:15〜50:50の割合で含むものがより好ましい。
前記MCTの具体例としては、例えば、カプリル酸トリグリセライド、カプリン酸トリグリセライド、ラウリン酸トリグリセライドなどが挙げられ、これらの混合物であってもよい。
前記MCTは、市販品を用いてもよいし、調製したものを用いてもよい。
−−ジグリセリン脂肪酸エステル−−
前記ジグリセリン脂肪酸エステルは、ジグリセリンと脂肪酸とのエステル化反応生成物である。
前記ジグリセリンは、通常グリセリン若しくはグリシドール又はエピクロルヒドリン等を加熱し、重縮合反応させて得られる重合度の異なるポリグリセリンの混合物である。
前記ジグリセリンとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、グリセリンの平均重合度が1.5〜2.4のジグリセリン組成物、或いはグリセリン2分子からなるジグリセリンの含有量が50質量%以上、好ましくは70質量%以上、より好ましくは90質量%以上であるジグリセリン組成物などが挙げられる。
ジグリセリンを高濃度化するための精製法としては、特に制限はなく、蒸留及び/又はカラムクロマトグラフィー等の公知の方法を目的に応じて適宜選択することができる。
前記脂肪酸としては、食用可能な動植物油脂を起源とする脂肪酸であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、炭素原子数6〜24の飽和又は不飽和脂肪酸が挙げられる。これらの中でも、炭素原子数8〜18の飽和又は不飽和脂肪酸が好ましく、炭素原子数12の飽和脂肪酸及び炭素原子数18の直鎖の不飽和脂肪酸がより好ましい。
前記脂肪酸の具体例としては、ラウリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、又はこれらから選ばれる1種若しくは2種以上の脂肪酸が挙げられ、好ましくはラウリン酸またはオレイン酸を50質量%以上、より好ましくは70質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上含有する脂肪酸又は脂肪酸混合物が挙げられる。
前記ジグリセリン脂肪酸エステルとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、好ましくはジグリセリンモノ脂肪酸エステルであり、ジグリセリンモノ脂肪酸エステルを高濃度で含むジグリセリン脂肪酸エステルが挙げられる。
即ち、前記ジグリセリンと脂肪酸を、例えば等モルで、エステル化反応させることにより、未反応のジグリセリン、ジグリセリンモノ脂肪酸エステル、ジグリセリンジ脂肪酸エステル、ジグリセリントリ脂肪酸エステル、ジグリセリンテトラ脂肪酸エステル等を含む混合物が得られる。この混合物から、それ自体公知の方法で未反応のジグリセリン等を除き、さらに高真空蒸留、例えば分子蒸留することにより、留分として、例えばジグリセリンモノ脂肪酸エステルを70質量%以上含むジグリセリン脂肪酸エステルを得ることができる。
前記ジグリセリンモノ脂肪酸エステルとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ジグリセリンモノオレイン酸エステル、ジグリセリンモノラウリン酸エステルが好ましく、ジグリセリンモノオレイン酸エステルまたはジグリセリンモノラウリン酸エステルを70質量%以上含むジグリセリン脂肪酸エステルを好適に使用することができる。
前記ジグリセリン脂肪酸エステルは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ジグリセリン脂肪酸エステルは、市販品を用いてもよいし、調製したものを用いてもよい。
前記MCTと、前記ジグリセリン脂肪酸エステルとの質量比としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することできるが、95:5〜20:80が好ましく、75:25〜40:60がより好ましい。前記好ましい範囲内であると、前記粒子の被覆を容易に行うことができる点で、有利である。
−−その他の成分−−
前記混合物におけるその他の成分としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、中鎖脂肪酸トリグリセリド以外の油脂、ジグリセリン脂肪酸エステル以外の乳化剤などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記混合物におけるその他の成分の前記粉末クリーマーにおける含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記混合物は、粉末クリーマーの保管後の冷水への溶解性及び風味が優れる点で、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル及びプロピレングリコール脂肪酸エステルを含まないことが好ましく、前記中鎖脂肪酸トリグリセリド及び前記ジグリセリン脂肪酸エステルのみからなることがより好ましい。
−被覆−
前記粒子を前記混合物で被覆する方法としては、特に制限はなく、公知の方法を適宜選択することができ、例えば、前記粒子に前記混合物を添加して振り混ぜる方法、前記粒子を入れた混合機や流動層上へ前記混合物を添加する方法などが挙げられる。
前記被覆の程度としては、前記粒子の表面の少なくとも一部に前記混合物が付着していれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記粒子と、前記混合物との質量比としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、99.9:0.1〜90:10が好ましく、99.5:0.5〜97:3がより好ましい。前記好ましい範囲内であると、前記粒子の被覆を容易に行うことができる点で、有利である。
<<その他の工程>>
前記その他の工程としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、上記したエマルジョンを均質化処理する均質化工程、上記したエマルジョンを殺菌処理する殺菌工程などが挙げられる。
本発明の粉末クリーマーは、製造直後のみならず、保管後、特に高温で保管した後でも冷水への可溶性に優れ、かつ優れた風味を有する優れた品質のものである。したがって、本発明は、上記した粒子を上記した混合物で被覆することを特徴とする粉末クリーマーの品質向上方法にも関する。
以下に比較例及び実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
(比較例1)
60℃〜70℃の温水に水飴(マルトフレッシュKM−40、群栄化学工業社製;デキストロース当量38)70.5g、乳タンパク(MICELLAR CASEIN、Leprino Foods社製)2.0g、pH調整剤(リン酸水素二カリウム、太平化学社製)2.7g、乳化剤(ポエムB−10、理研ビタミン社製)0.2gを添加し、ホモミキサー(プライミクス社製)を用いて5,000rpm条件で撹拌し、溶解することで水相を調製した。
次に、食用油(高オレイン酸ヒマワリ油(ハイオール75B、不二製油社製;凝固点10℃未満)24.6gを前記水相に添加し、ホモミキサーで10,000rpm条件で撹拌することでエマルジョンを得た。エマルジョンの固形分は50%となるように水量を調製した。
前記エマルジョンを70℃で殺菌した後、卓上型ホモゲナイザー(三和エンジニアリング社製)を用いて、40MPaの条件で均質化処理し、スプレー原液を得た。
前記スプレー原液をスプレードライヤー(Anhydro社製)により、入口温度180℃、排風温度90℃の条件で噴霧乾燥して粉末クリーマー(メディアン径80μm程度)を得た。得られた粉末クリーマーは2〜3%の水分量を有していた。
前記粉末クリーマーの組成を下記表1に示す。
Figure 2020018172
(実施例1−1)
前記比較例1で得られた粉末クリーマー99.2gをポリ袋に入れ、中鎖脂肪酸トリグリセリド(MT−N、花王社製、以下、「MCT」と称することがある。)とジグリセリン脂肪酸エステル(ジグリセリンモノオレエート(ポエムDO−100V、理研ビタミン社製))とを1:1(質量比)で混合した混合物を0.8g添加し、振り混ぜることで、前記粉末クリーマーを前記混合物でコーティングした。
(実施例1−2)
前記比較例1で得られた粉末クリーマー99.2gをポリ袋に入れ、MCTとジグリセリン脂肪酸エステル(ジグリセリンモノラウレート(ポエムDL−100V、理研ビタミン社製))とを1:1(質量比)で混合した混合物を0.8g添加し、振り混ぜることで、前記粉末クリーマーを前記混合物でコーティングした。
(比較例2)
前記比較例1で得られた粉末クリーマー99.2gをポリ袋に入れ、MCTを0.8g添加し、振り混ぜることで、前記粉末クリーマーをMCTでコーティングした。
(比較例3)
前記比較例1で得られた粉末クリーマー99.2gをポリ袋に入れ、ナタネ油とジグリセリン脂肪酸エステル(ジグリセリンモノオレエート(ポエムDO−100V、理研ビタミン社製))とを1:1(質量比)で混合した混合物を0.8g添加し、振り混ぜることで、前記粉末クリーマーを前記混合物でコーティングした。
(比較例4)
前記比較例1で得られた粉末クリーマー99.2gをポリ袋に入れ、MCTと粉末大豆リン脂質とを20:7.5(質量比)で混合した混合物を0.8g添加し、振り混ぜることで、前記粉末クリーマーを前記混合物でコーティングした。
(比較例5)
前記比較例1で得られた粉末クリーマー99.2gをポリ袋に入れ、MCTと粉末大豆リン脂質とを30:10(質量比)で混合した混合物を0.8g添加し、振り混ぜることで、前記粉末クリーマーを前記混合物でコーティングした。
(比較例6)
前記比較例1で得られた粉末クリーマー99.2gをポリ袋に入れ、中鎖脂肪酸モノグリセリド(サンソフトNo.700P−2、太陽化学社製、以下、「MCM」と称することがある。)とジグリセリン脂肪酸エステル(ジグリセリンモノオレエート(ポエムDO−100V、理研ビタミン社製))とを1:1(質量比)で混合した混合物を0.8g添加し、振り混ぜることで、前記粉末クリーマーを前記混合物でコーティングした。
(比較例7)
前記比較例1で得られた粉末クリーマー99.2gをポリ袋に入れ、中鎖脂肪酸ジグリセリド(サンファットGDC−S、太陽化学社製、以下、「MCD」と称することがある。)とジグリセリン脂肪酸エステル(ジグリセリンモノオレエート(ポエムDO−100V、理研ビタミン社製))とを1:1(質量比)で混合した混合物を0.8g添加し、振り混ぜることで、前記粉末クリーマーを前記混合物でコーティングした。
実施例1−1〜1−2、比較例1〜7で得られた粉末クリーマーの配合を下記表2−1〜2−2に示す。
Figure 2020018172
Figure 2020018172
(実施例2−1)
前記比較例1において、水飴をデキストロース当量33の水飴(K.D.L.−H75、日本コーンスターチ社製)に代えた以外は同様にして、粉末クリーマー(メディアン径80μm程度)を得た。
得られた粉末クリーマー99.2gをポリ袋に入れ、MCTとジグリセリン脂肪酸エステル(ジグリセリンモノオレエート(ポエムDO−100V、理研ビタミン社製))とを1:1(質量比)で混合した混合物を0.8g添加し、振り混ぜることで、前記粉末クリーマーを前記混合物でコーティングした。
(実施例2−2)
前記比較例1において、油脂(食用油)を融点10℃以上20℃未満に調整したヒワマリ油とパーム油の混合油(太陽油脂社製)に代えた以外は同様にして、粉末クリーマー(メディアン径80μm程度)を得た。
得られた粉末クリーマー99.2gをポリ袋に入れ、MCTとジグリセリン脂肪酸エステル(ジグリセリンモノオレエート(ポエムDO−100V、理研ビタミン社製))とを1:1(質量比)で混合した混合物を0.8g添加し、振り混ぜることで、前記粉末クリーマーを前記混合物でコーティングした。
(実施例2−3)
前記比較例1において、水飴をデキストロース当量33の水飴(K.D.L.−H75、日本コーンスターチ社製)に代え、さらに油脂(食用油)を融点10℃以上20℃未満に調整したヒワマリ油とパーム油の混合油(太陽油脂社製)に代えた以外は同様にして、粉末クリーマー(メディアン径80μm程度)を得た。
得られた粉末クリーマー99.2gをポリ袋に入れ、MCTとジグリセリン脂肪酸エステル(ジグリセリンモノオレエート(ポエムDO−100V、理研ビタミン社製))とを1:1(質量比)で混合した混合物を0.8g添加し、振り混ぜることで、前記粉末クリーマーを前記混合物でコーティングした。
実施例2−1〜2−3で得られた粉末クリーマー(コーティング前のもの)の配合を下記表3に示す。
Figure 2020018172
(評価)
実施例1−1〜1−2、2−1〜2−3及び比較例1〜7で得られた粉末クリーマーについて、製造直後のものと、55℃で2ヶ月間保管したものとについて、以下の濡れ性試験、溶解性試験及び風味試験を行った。
−粉体の濡れ性試験−
200mLビーカーに5℃の冷水を100mL入れ、実施例1−1〜1−2、2−1〜2−3及び比較例1〜7で得られたクリーマー5gを約10cmの高さから水面に落とし、クリーマーが水面に触れた瞬間から、水面上にクリーマーがなくなるまでの時間を計測し、この時間の速さを濡れ性の評価項目とした。評価点数は以下の通りとした。
5点 : 2秒間未満
4点 : 2秒間以上、4秒間未満
3点 : 4秒間以上、10秒間未満
2点 : 10秒間以上、15秒間未満
1点 : 15秒間以上、20秒間未満
0点 : 20秒間以上
−粉体の溶解性試験−
200mLビーカーに5℃の冷水を100mL入れ、実施例1−1〜1−2、2−1〜2−3及び比較例1〜7で得られたクリーマー5gを約10cmの高さから水面に落とし、完全に水没してからスパーテルで10回撹拌した後、ビーカー底面の溶け残りの様子を目視にて評価した。評価点数は以下の通りとした。
5点 : 完全に溶解している。
4点 : ビーカー底面に所々溶け残りがある。
3点 : ビーカー底面一面に溶け残りがある。
2点 : ビーカー底面に一部、塊(ダマ)ができている。
1点 : ほとんど溶けていない。
0点 : 完全に溶けていない。
−風味試験−
実施例1−1〜1−2、2−1〜2−3及び比較例1〜7で得られたクリーマーを90℃の温水を用いて10%(w/v)溶液となるように溶解し、3名のパネリストにて官能評価を実施した。評価点数は以下の通りとした。
5点 : 製造直後の比較例1のクリーマーと同等の風味である。
4点 : 製造直後の比較例1のクリーマーに比べ、わずかに異味異臭を感じる。
3点 : 製造直後の比較例1のクリーマーに比べ、異味異臭を感じるが許容範囲内である。
2点 : 製造直後の比較例1のクリーマーに比べ、不快な異味異臭を感じる。
1点 : 製造直後の比較例1のクリーマーに比べ、非常に不快な異味異臭を感じる。
0点 : 製造直後の比較例1のクリーマーの風味が完全に損なわれている。
製造直後のものの評価結果を表4−1に、55℃で2ヶ月間保管したものの評価結果を表4−2に示す。なお、各評価は3名が個別に行い、その平均値の少数第二位を四捨五入した結果を表4−1及び4−2に示した。
Figure 2020018172
Figure 2020018172
表4−1及び4−2より、本発明の被覆された粉末クリーマーは、製造直後のみならず、長期間の保管後においても、優れた冷水可溶性を有し、かつ風味にも優れたものであることが確認された。実施例1−1〜1−2、2−1〜2−3の粉末クリーマーでは、高温保管時においても粉表面の界面張力の低下だけではなく、粉体同士の凝集を防止できるため、粉体の濡れ性と溶解性を損なうことなく保管できるという予期せぬ効果が得られたと考えられる。

Claims (6)

  1. 粒子が混合物で被覆された粉末クリーマーであって、
    前記粒子が、糖質と、タンパク質と、油脂とを含み、
    前記混合物が、中鎖脂肪酸トリグリセリドと、ジグリセリン脂肪酸エステルとを含むことを特徴とする粉末クリーマー。
  2. 前記糖質のデキストロース当量が、25以上である請求項1に記載の粉末クリーマー。
  3. 前記タンパク質が、水分散性タンパク質である請求項1から2のいずれかに記載の粉末クリーマー。
  4. 前記油脂の融点または凝固点が、20℃未満である請求項1から3のいずれかに記載の粉末クリーマー。
  5. 前記粒子のメディアン径が、50μm〜500μmである請求項1から4のいずれかに記載の粉末クリーマー。
  6. 糖質と、タンパク質と、油脂とを含むエマルジョンを噴霧乾燥し、粒子を得る工程と、
    中鎖脂肪酸トリグリセリドと、ジグリセリン脂肪酸エステルとを含む混合物で前記粒子を被覆する工程とを含むことを特徴とする粉末クリーマーの製造方法。
JP2018142065A 2018-07-30 2018-07-30 粉末クリーマー Active JP7430029B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018142065A JP7430029B2 (ja) 2018-07-30 2018-07-30 粉末クリーマー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018142065A JP7430029B2 (ja) 2018-07-30 2018-07-30 粉末クリーマー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020018172A true JP2020018172A (ja) 2020-02-06
JP7430029B2 JP7430029B2 (ja) 2024-02-09

Family

ID=69587376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018142065A Active JP7430029B2 (ja) 2018-07-30 2018-07-30 粉末クリーマー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7430029B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111771984A (zh) * 2020-07-14 2020-10-16 吴善艳 一种具有美容功效的配方奶粉及其制备方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5157860A (ja) * 1974-11-13 1976-05-20 Wakodo Kk
JPS59118043A (ja) * 1982-12-27 1984-07-07 Nippon Oil & Fats Co Ltd 冷水可溶性粉末クリ−ム
JPS62210975A (ja) * 1986-03-11 1987-09-17 Ajinomoto General Foods Kk 冷水易分散性含脂粉末及びその製造方法
JPS63294741A (ja) * 1986-08-23 1988-12-01 東西食品株式会社 ノンデアリクリ−マに冷水溶解性を与える方法
JPH06113755A (ja) * 1992-09-29 1994-04-26 Nippon Oil & Fats Co Ltd 水易溶解性粉末食品およびその製造方法
JP2006055042A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Riken Vitamin Co Ltd 易溶性チョコレート粉末の製造方法
JP2015104344A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 和光堂株式会社 ココア飲料用粉末の製造方法
JP2016116494A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 アサヒグループ食品株式会社 易溶解性高タンパク含有粉末の製造方法及び易溶解性高タンパク含有粉末
JP2018518979A (ja) * 2015-06-29 2018-07-19 レプリノ フーズ カンパニー コーヒークリーマーおよび他の酪農製品のためのミセルカゼイン

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5157860B2 (ja) 2008-12-08 2013-03-06 Jsr株式会社 感放射線性樹脂組成物、層間絶縁膜及びマイクロレンズ、並びにそれらの製造方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5157860A (ja) * 1974-11-13 1976-05-20 Wakodo Kk
JPS59118043A (ja) * 1982-12-27 1984-07-07 Nippon Oil & Fats Co Ltd 冷水可溶性粉末クリ−ム
JPS62210975A (ja) * 1986-03-11 1987-09-17 Ajinomoto General Foods Kk 冷水易分散性含脂粉末及びその製造方法
JPS63294741A (ja) * 1986-08-23 1988-12-01 東西食品株式会社 ノンデアリクリ−マに冷水溶解性を与える方法
JPH06113755A (ja) * 1992-09-29 1994-04-26 Nippon Oil & Fats Co Ltd 水易溶解性粉末食品およびその製造方法
JP2006055042A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Riken Vitamin Co Ltd 易溶性チョコレート粉末の製造方法
JP2015104344A (ja) * 2013-11-29 2015-06-08 和光堂株式会社 ココア飲料用粉末の製造方法
JP2016116494A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 アサヒグループ食品株式会社 易溶解性高タンパク含有粉末の製造方法及び易溶解性高タンパク含有粉末
JP2018518979A (ja) * 2015-06-29 2018-07-19 レプリノ フーズ カンパニー コーヒークリーマーおよび他の酪農製品のためのミセルカゼイン

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"多糖類としての難消化デキストリンの特徴", 独立行政法人農畜産業振興機構, 公開日:2018年2月, P.2-5, JPN6022003514, ISSN: 0004695416 *
乳業技術, 2017, VOL. 67, P. 60-69, JPN6022030273, ISSN: 0004931014 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111771984A (zh) * 2020-07-14 2020-10-16 吴善艳 一种具有美容功效的配方奶粉及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7430029B2 (ja) 2024-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101048068A (zh) 粉末状冷水溶性/分散性发泡组合物
JP4044354B2 (ja) 耐アルコール性、耐酸性、耐塩性を有する組成物および用途
WO2010071425A2 (en) Cold soluble foamer
JP6969087B2 (ja) 乳化安定性の高いクリーミングパウダー
JP6520397B2 (ja) 油脂含有乳風味飲料、油脂含有乳風味飲料の苦味低減方法、油脂含有乳風味飲料の製造方法、及び嗜好性飲料用組成物
JP2019004876A (ja) 乳化組成物及び飲料
JP7358536B2 (ja) 粉末油脂組成物
JPH09235584A (ja) 油脂組成物及びそれを含む食品
KR101701326B1 (ko) 중쇄지방산을 함유하는 분말 조성물 및 이의 제조방법
JP7430029B2 (ja) 粉末クリーマー
JP6664228B2 (ja) 乳化組成物、酸性食品及び酸性飲料
JP7358535B2 (ja) 粉末油脂組成物及びその製造方法
JP4338681B2 (ja) チョコレート粉末の製造方法
JP4105674B2 (ja) 豆腐用凝固剤組成物
JP4327037B2 (ja) チョコレート粉末の製造方法
JP2005168356A (ja) 粉末油脂、用途および粉末油脂の製造方法
KR20200130148A (ko) 오메가-7을 함유하는 정제어유 분말 조성물 및 이의 제조방법
JP2824598B2 (ja) 栄養組成物
JP7228415B2 (ja) タンパク質含有粉末の水分散性改良剤
WO2023223794A1 (ja) 粉末油脂及びその製造方法
JP2015104344A (ja) ココア飲料用粉末の製造方法
JP2005168366A (ja) ココア粉末の水濡れ性改良用油脂組成物、該組成物を含む改良ココア粉末、および改良調整ココア
JP2018121632A (ja) インスタントコーヒー飲料用組成物及びその製造方法
JP6841966B1 (ja) 植物油脂組成物及びそれを含有する容器詰め飲料
JP2023171271A (ja) 粉末油脂及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180816

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190220

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220325

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20220523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221005

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20221005

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20221019

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20221025

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20221202

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20221206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7430029

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150