JP2019513911A - 生分解性ポリアミド繊維、そのような繊維を得るための方法、及びそれから製造されるポリアミド物品 - Google Patents
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Abstract
Description
・少なくとも4%の吸湿性デルタを有するポリアミド、
・生分解剤
を含む生分解性ポリアミド繊維を提供する。
本発明の意味における「ポリアミド繊維」という表現は、次の紡糸物品:繊維、モノフィラメント、マルチフィラメント、及び糸を含む通常の用語である。本発明の「ポリアミド物品」は、変換又は処理されたポリアミド繊維であり、ポリアミド繊維から製造されるステープルファイバー、任意のフロック又は任意の織物組成物、特に生地及び/若しくは衣類である。以下の記述において、用語「繊維」、「糸」、及び「フィラメント」は、本発明の意味を変更することなく無関係に使用され得る。
MR1=(W1−W3)/W3、
MR2=(W2−W3)/W3。
吸湿率の差(吸湿性デルタ=ΛMR)は、
ΛMR=MR2−MR1
により得られる。
少なくとも4%の吸湿性デルタを有するポリアミド
ポリアミドは、AB及び/又はAABB型からなる脂肪族ポリアミドである。これは、有利には、ポリアミド4、ポリアミド4.6、ポリアミド4.10;ポリアミド5.X(ここで、Xは、4〜16の整数である);ポリアミド6、ポリアミド6.6、ポリアミド6.9、ポリアミド6.10;ポリアミド6.12;ポリアミド10.10;ポリアミド10.12;ポリアミド11;ポリアミド12;ポリアミド12.12;及びこれらの混合物からなる群において選択され、ただし、これらのポリアミドは、少なくとも4%の吸湿性デルタに到達するために必要な場合に修飾される。
生分解性変換剤は、通常、非常に遅い生分解速度を有するポリマーの生分解速度を増加させるために使用される。近年、オキソ生分解添加剤、生分解ポリマー、及びプロデグラダントを使用するなどの複数の手法が使用されてきた。
1.化学誘引物質又は走化性化合物
2.グルタル酸又はその誘導体
3.5〜18個の炭素の鎖長を有するカルボン酸化合物
4.生分解性ポリマー
5.キャリア樹脂
6.膨潤剤。
本発明の生分解性ポリアミド繊維は、有利には、約40〜300の総dtexと、約1〜5のdpf(1フィラメント当たりのdtex)とを有する。引張強さ(破断時)は、30〜80cN/dtexである。伸び(破断時)は、20%〜90%である。
本発明は、上述したような生分解性ポリアミド繊維を得るための方法も提供する。方法は、溶融紡糸押出によって少なくとも生分解剤をポリアミド繊維中に導入することを含む。
a1.溶融物、ペレット、又は粉末としてのポリアミドをスクリュー押出機の入口へ供給する工程、
a2.ポリアミドを溶融、均質化、及び加圧する工程、
a3.溶融ポリアミドを繊維へと紡糸する工程、
a4.繊維を冷却し且つ巻き取る工程
を含み、
生分解剤は、ペレット、粉末、又は液体形態として、好ましくは投与装置を使用して工程a1中に連続的に導入される。
本発明のポリアミド繊維は、その後、ポリアミド物品、特に織布及び/又は衣類へ変換され得る。本発明のポリアミド物品は、本発明のポリアミド繊維(上で定義した通り)又は本発明の方法から得られたポリアミド繊維から製造される、好ましくは繊維、ステープルファイバー、フロック、織布、編生地、不織布、又は織物物品である。織物物品は、限定するものではないが、織布、編生地、不織布、ロープ、紐、縫糸等などの当該技術分野で公知の任意の織物物品であり得る。
ポリアミド繊維を織布又は衣類のようなポリアミド物品へ変換するための方法は、当業者に周知である。実際、ポリアミド繊維は、テクスチャード加工、延伸、整経、編み加工、製織、不織加工、縫製、又はこれらの組み合わせによってポリアミド物品へ変換され得る。これらの物品は、その後、多数の用途、特にカーペット、ラグ、内装材、パラシュート、テント、鞄、靴下、下着、スポーツウェア、上着などにおいて使用される。
第1の実施形態では、生分解性ポリアミド繊維、特にPA5.6を主体とするものは、生分解剤を含まない同一の参照と比較した場合、嫌気性消化装置又は嫌気性埋立地などの嫌気性環境中で増加した速度の生分解を示す。生分解性ポリアミド繊維及びこれから製造される物品は、生分解剤を含まないこれから製造されるポリアミド繊維及び物品と実質的に同じ寿命及び望ましい特性を有する。そのため、生分解は、材料が適切な嫌気性環境と接触するまで開始しない。この実施形態のポリアミドは、ポリアミド5.X(ここで、Xは、4〜16の整数である)から構成される。最も好ましくは、ポリアミド5.6である。
− 生分解速度は、特にPA5.6に関して、生分解剤を含まない同一の参照材料よりも著しく大きい。
− PA5.Xに関し、ASTM D5511試験規格に従って測定した生分解速度は、生分解剤が存在する化石燃料由来のポリアミド繊維のものよりも著しく大きい。
− ポリアミド繊維の機械的及び化学的特性は、織物物品の使用期間中に変化しない。
− ポリアミド物品は、従来のポリアミド物品と比較した場合により速い生分解速度を示し、その結果、ライフサイクルが短くなり、廃棄の問題が低減される。
− ポリアミド物品は、再生可能な原料から得ることができ、そのため、持続可能な開発及び低環境負荷に貢献する。
− この手法は、ごく少ない量の生分解剤のみを必要とし、低コストであり、任意の従来の周知の押出装置に適用可能である。
− 分解は、埋立地、消化装置、又はコンポスティングなどの微生物を豊富に含む環境でのみ活性化される。
アミノ末端基(ATG)含有量は、電位差滴定法によって決定した。2gの量のポリアミドを約90重量%のフェノール約70mlに添加する。ポリアミドが完全に溶解するまで混合物を撹拌し続けながら40℃の温度に保つ。その後、溶液を約25℃で0.1NのHClで滴定する。結果は、当量/トン(eq/ton)で報告する。繊維及び物品を分析する場合、全ての残留物又は紡糸仕上げ剤は、予め除去しなければならない。
溶液粘度(IVN)の決定は、ISO307に従って行う。ポリアミドを0.005g/mlの濃度で25℃の90重量%のギ酸中に溶解し、その流動時間を測定する。結果は、ml/gとして報告する。
カルボキシル末端基含有量(CTG)は、滴定法によって決定した。4gの量のポリアミドを約80mlのベンジルアルコールに添加する。ポリアミドが完全に溶解するまで混合物を撹拌し続けながら200℃の温度に保つ。溶液を、その後、0.1Nの水酸化カリウムのエチレングリコール溶液で滴定する。結果は、当量/トン(eq/ton)で報告する。繊維及び物品を分析する場合、全ての残留物又は紡糸仕上げ剤は、予め除去しなければならない。
ASTM D5511/ISO15985:少量の試験体を、生分解試験の開始前に安定化させた多量の高活性接種材料に添加する。接種材料は、高固形分バイオガス化ユニットから直接得られるか、又は嫌気性スラッジの脱水後に得られる残渣からなる。最適な条件を与えて混合物をバッチ式で発酵させる。生成したバイオガスの体積を測定し、これを使用して炭素変換に基づく生分解のパーセンテージを計算する。
製品のバイオベース又は再生可能物の含有量は、材料又は製品中の総有機炭素の部分重量(質量)又はパーセント重量(質量)としての材料中のバイオベース炭素の量である。「バイオベース含有量」を導き出すためのASTM D6866の適用は、放射性炭素年代測定と同じ概念で成り立っている。これは、現代参照標準のものに対する未知のサンプル中の放射性炭素(14C)の量の割合を導き出すことによって行われる。割合は、「pMC」(%現代炭素)単位のパーセンテージとして報告される。分析される物質が現在の放射性炭素と化石炭素(すなわち放射性炭素を含まない)との混合物である場合、得られるpMCの値は、サンプル中に存在するバイオマス物質の量と直接相関する。
この方法は、織物特性における人工光の影響を測定し、経時変化の昼/夜条件を模倣することを意図している。物品を、所定の時間(例えば72時間)及び条件(45℃、相対湿度60%)中、人工光(例えばキセノンアーク灯光)に暴露する。この試験において、曝露前後に機械的特性を評価した。
約2gのサンプルを秤量瓶に入れ、105℃で2時間乾燥させる(重量W3)。その後、秤量瓶を20℃、65%RHの気候試験チャンバー内に24時間入れる。サンプルの重量を再び測定する(重量W1)。その後、秤量瓶を30℃、90%RHの気候試験チャンバー内に24時間入れる。サンプルの重量を再び測定する(重量W2)。吸湿性デルタは、次の式によって測定される:MR1=(W1−W3)/W3、MR2=(W2−W3)/W3。吸湿率の差は、Λ MR(%)=MR2−MRlによって得られる。
バイオベースのポリアミド繊維をポリアミド5.6ペレット及び生分解剤から溶融紡糸押出によって製造した。ポリアミド5.6ペレットは、商標Terryl(登録商標)としてCathay Biotechから市販されているポリアミドである。本明細書に開示の方法によって測定したIVNは、138〜142であり、ATGは、38〜42であり、CTGは、65〜75である。生分解剤は、商標Eco−One(登録商標)としてEcoLogic(登録商標)LLCから市販されているマスターバッチである。生分解剤は、重量測定供給装置を使用してマスターバッチペレットとして一軸スクリュー押出機の工程a1の際に連続的に導入した。工程a2において、ポリアミドブレンド物を、約290℃の温度及び約50barの押出圧力においてスクリュー押出機内で溶融、均質化、及び加圧した。その後、工程a3により、溶融ポリアミドブレンド物を、約200barの紡糸パック圧及び約5kg/hの紡糸パック流量でマルチフィラメント糸へと紡糸した。工程a4では、ポリアミド繊維ブレンド物を固化して4200m/分でボビンに巻き取った。生分解剤は、全ポリアミドブレンド物の2重量%として工程a1で連続的に添加した。得られたマルチフィラメントのポリアミドブレンド物を1x80f68dtexの繊度へと更に仮撚り加工し、生地を編んだ。
バイオベースのポリアミド繊維を、実施例1に記載した条件と同様であるが生分解剤なしの条件でポリアミド5.6ペレットから溶融紡糸押出によって製造した。
燃料ベースのポリアミド繊維を、実施例1で記載したものと同じ方法及び生分解剤を用いてポリアミド6.6ペレットから溶融紡糸押出によって製造した。ポリアミド6.6ペレットは、Rhodia Poliamida e Especialidades Ltdaで製造された。これは、主にヘキサメチレンジアミンとアジピン酸とを含むナイロン塩の重合により製造される。本明細書に開示の方法によって測定したIVN(粘度指数)は、128〜132であり、ATG(アミン末端基)は、40〜45である。
燃料ベースのポリアミド繊維を、実施例3に記載した条件と同様であるが生分解剤なしの条件でポリアミド6.6ペレットから溶融紡糸押出によって製造した。
ASTM D5511の生分解性分析(表1)は、生分解剤が、300日以内に少なくとも15.5%だけバイオベースのポリアミド5.6の生分解性を向上させることを示し、同じ増加率であると見なした場合、これは5年以内に90%になると推定し得る。向上された生分解性は、ポリアミドの元の特性に影響を与えることなしに環境影響を大幅に低減するのに十分である。その結果、生分解時間は、50年超(元の状態のポリアミドについて見込まれる生分解時間)から5年以内という短い期間に驚くほど短縮される。ポリアミド5.6は、分解剤が存在すると、従来のポリアミド6.6よりも速い生分解速度(11.5%速い)となり、生分解剤との正の相乗効果が明らかになった。バイオベース炭素含有量に関して、本発明の実施例(実施例1)から、再生可能な炭素が実際に40%超(表2)であり、ポリアミド66の同等のサンプルがゼロであることが明確に確認された。これは、ポリアミド5.6の炭素がPA6.6の化石燃料ベースの代わりにバイオベースであることを意味する。表3及び4は、有意な化学的及び機械的特性の低下を示さない。粘度及び末端基などのポリマーの特徴は、同じ状態が保たれる。これは、染色性、引張強さ、及び伸びが有意な影響を受けないことを意味する。
Claims (24)
- 生分解性ポリアミド繊維であって、
・少なくとも4%の吸湿性デルタを有するポリアミド、
・生分解剤
を含む生分解性ポリアミド繊維。 - 前記ポリアミドは、ポリアミド4、ポリアミド4.6、ポリアミド4.10;ポリアミド5.X(ここで、Xは、4〜16の整数である);ポリアミド6、ポリアミド6.6、ポリアミド6.9、ポリアミド6.10;ポリアミド6.12;ポリアミド10.10;ポリアミド10.12;ポリアミド11;ポリアミド12;ポリアミド12.12;及びこれらの混合物からなる群から選択され、ただし、前記ポリアミドは、少なくとも4%の吸湿性デルタに到達するために必要な場合に修飾される、請求項1に記載の生分解性ポリアミド繊維。
- 前記ポリアミドは、ポリビニルピロリドンのような水溶性ポリマーなどの親水性改良剤、有機スルホン酸などのスルホネート極性基の添加により;前記ポリアミドをオキシエチレン基若しくはポリエーテルアミン基と共重合することにより;アモルファス領域の割合を増加させることにより化学的に修飾されるか、又は高い空隙率及び毛管作用を有する繊維構造を有するなど、前記繊維の表面積を増加させ、且つそれにより吸水面積を増加させることにより物理的に修飾されるかのいずれかである、請求項1又は2に記載の生分解性ポリアミド繊維。
- 前記ポリアミドは、ポリアミド4、ポリアミド4.6、ポリアミド4.10;ポリアミド5.10;ポリアミド6、ポリアミド6.6、ポリアミド6.9、ポリアミド6.10;ポリアミド6.12;ポリアミド10.10;ポリアミド10.12;ポリアミド11;ポリアミド12;ポリアミド12.12;及びこれらの混合物からなる群から選択され、前記ポリアミドは、ポリビニルピロリドンのような水溶性ポリマーなどの親水性改良剤、有機スルホン酸などのスルホネート極性基の添加により;又は前記ポリアミドをオキシエチレン基若しくはポリエーテルアミン基と共重合することにより修飾される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の生分解性ポリアミド繊維。
- 前記ポリアミドは、ポリアミド5.6である、請求項1又は2に記載の生分解性ポリアミド繊維。
- 前記ポリアミドは、修飾されていないポリアミド5.6である、請求項5に記載の生分解性ポリアミド繊維。
- 前記生分解剤は、前記ポリアミド繊維の総重量の約0.5重量%〜5.0重量%、好ましくは約1.0〜3.0重量%の様々な量で存在する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の生分解性ポリアミド繊維。
- 前記生分解剤は、次の成分:
a.化学誘引物質又は化学走化性化合物、
b.グルタル酸又はその誘導体、
c.カルボン酸化合物、
d.生分解性ポリマー、
e.キャリア樹脂、
f.膨潤剤
の少なくとも1種を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の生分解性ポリアミド繊維。 - 前記生分解剤は、糖、クマリン、フラノン、及びこれらの混合物からなる群から選択される、微生物を誘引するための化学誘引物質を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の生分解性ポリアミド繊維。
- 前記生分解剤は、グルタル酸又はその誘導体、好ましくはプロピルグルタル酸を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の生分解性ポリアミド繊維。
- 前記生分解剤は、カルボン酸、好ましくはヘキサデカン酸を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の生分解性ポリアミド繊維。
- 前記生分解剤は、ポリ乳酸、ポリ(乳酸−コ−グリコール酸)、ポリプロピレンカーボネート、ポリカプロラクトン、ポリヒドロキシアルカノエート、キトサン、グルテン、及び1種以上の脂肪族/芳香族ポリエステル、例えば、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンサクシネート−アジペート、ポリブチレンサクシネート−セバケート若しくはポリブチレンテレフタレート−コアジペート、又はこれらの混合物からなる群から選択される生分解性ポリマーを含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の生分解性ポリアミド繊維。
- 前記生分解剤は、ポリアミド6、ポリアミド66、又はこれらの混合物であるキャリア樹脂を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の生分解性ポリアミド繊維。
- 前記生分解剤は、天然繊維、培養コロイド、シクロ−デキストリン、ポリ乳酸、及びこれらの混合物からなる群において選択される感覚刺激性膨潤剤である膨潤剤を含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の生分解性ポリアミド繊維。
- 前記生分解剤は、前記ポリアミド繊維を消化することが可能な微生物を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の生分解性ポリアミド繊維。
- 生分解性は、嫌気性消化装置、埋立地、又はコンポスティング環境などの好気性又は嫌気性の廃棄物管理経路下で得られる、請求項1〜15のいずれか一項に記載の生分解性ポリアミド繊維。
- 前記生分解性は、嫌気性消化装置又は埋立地などの嫌気性条件下で得られる、請求項1〜16のいずれか一項に記載の生分解性ポリアミド繊維。
- 請求項1〜17のいずれか一項に記載の生分解性ポリアミド繊維を得るための方法であって、前記ポリアミド繊維は、少なくとも:
・少なくとも4%の吸湿性デルタを有するポリアミド、
・生分解剤
の溶融紡糸押出によって得られる、方法。 - 前記溶融紡糸押出は、次の工程:
a1.溶融物、ペレット、又は粉末としての前記ポリアミドをスクリュー押出機の入口へ供給する工程、
a2.前記ポリアミドを溶融、均質化、及び加圧する工程、
a3.前記溶融ポリアミドを繊維へと紡糸する工程、
a4.前記繊維を冷却し且つ巻き取る工程
を含み、
前記生分解剤は、液体、ペレット、又は粉末の形態として、好ましくは投与装置を用いて工程a1中に連続的且つ均一に導入される、請求項18に記載の方法。 - 請求項1〜17のいずれか一項に記載の生分解性ポリアミド繊維又は請求項18若しくは19に記載の方法から得られる生分解性ポリアミド繊維を含むポリアミド物品。
- 向上された生分解性を有する、請求項1〜17のいずれか一項に記載の生分解性ポリアミド繊維又は請求項18若しくは19に記載の方法から得られる前記生分解性ポリアミド繊維から製造される繊維、ステープルファイバー、フロック、織布、編生地、不織布、又は織物物品である、請求項20に記載のポリアミド物品。
- 請求項20又は21に記載のポリアミド物品を得るための方法であって、請求項1〜17のいずれか一項に記載の生分解性ポリアミド繊維又は請求項18若しくは19に記載の方法から得られる前記生分解性ポリアミド繊維は、仮撚り加工、延伸、整経、編み加工、製織、不織加工、縫製、又はこれらの組み合わせによって変換される、方法。
- 請求項20又は21に記載のポリアミド物品の分解のための方法であって、請求項1〜17のいずれか一項に記載の生分解性ポリアミド繊維又は請求項18若しくは19に記載の方法から得られる前記生分解性ポリアミド繊維は、嫌気性消化装置、埋立地、又はコンポスティング環境などの好気性又は嫌気性の廃棄物管理経路、好ましくは嫌気性消化装置又は埋立地に廃棄される、方法。
- 少なくとも4%の吸湿性デルタを有するポリアミドの、それから製造される前記ポリアミドの生分解特性を向上させるために生分解剤と組み合わされた使用。
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