JP2006132041A - ストッキング - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリアミド繊維を弾性繊維に被覆してなるカバリング弾性糸が含まれてなり、審美性や機能性を損なうことなく、高吸湿性を示し、良好な風合いをもち、快適性の良いストッキングを提供すること。
【解決手段】ポリアミド46と一種以上の他のポリマー成分からなる20℃×65%RHにおける吸湿率が4〜10%のポリアミド繊維を弾性繊維に被覆してなるカバリング弾性糸を含んで少なくともレッグ部が構成され、少なくともレッグ部の吸放湿値が2.5〜10%であることを特徴とするストッキング。
【選択図】なし

Description

本発明はストッキングの改良に関するものであり、特に着用快適性が改善されたストッキングに関するものである。
近年におけるパンティーストッキングの変革は著しく、仮撚り加工ナイロン糸を用いたパンストから、ポリウレタン系弾性糸を用いた「サポート」パンストへとシフトしてきた。この「サポート」パンストは、ポリウレタン系弾性糸の伸長回復による優れたフィット性、及び耐久性にも優れているので、今もなお、市場において好評を得ている。
また、この「サポート」パンストは、従来は、カバリング弾性糸とナイロン糸を交互に編成して製造されていたが、最近になって交編による横段を解消するとともに、より高い
フィット性を得ることを目的にして、カバリング弾性糸のみで編成してなるパンスト、いわゆるゾッキ「サポート」が市販されている。
しかしながら、交編「サポート」もゾッキ「サポート」も、その編成糸に用いられているカバリング弾性糸はポリウレタン系弾性糸にナイロン糸を巻きつけた構造を有するものであるので、フィット性には優れるものの、ナイロン糸のみからなる従来パンストと比較して編地が厚くなるので、着用快適性が劣り、ムレる、べとつく等の問題点を抱えている。
この問題点の改善のため、着用により生じた汗を吸水・発散させる方法として、例えば
長繊維の横断面形状を扁平、4葉、3葉などの非円形とすることで、編成糸中に毛細管現象を生じさせて、べとつき感を解消するなどが知られている。
しかし、繊維断面を非円形とするだけでは、着用により生じた水蒸気を吸湿させて衣服外に放出させる効果は不十分である。特に、夏の高温多湿時や運動時等におけるムレ感を解消することはできず、着用快適性は依然不満足なものである。
また、ストッキングの編成糸としては、耐摩耗性、ソフト性、吸水性および染色性が他の合成繊維よりも優れていることからポリアミド繊維が好適に用いられている。しかし、ポリアミド繊維は綿等の天然繊維に比べると吸湿性が劣り、一般に用いられているポリアミド長繊維からなる従来のストッキングの吸放湿値は、2.0%を満たない小さいものであった。
この問題点の改善のために、ナイロン6などのポリアミド系繊維の吸湿特性を改善した
ストッキングが提案されている。例えば、ポリアミド繊維にポリビニルピロリドンを添加し、重合時に還元剤を添加したポリアミド組成物から、吸湿性ポリアミド繊維を弾性糸に巻きつけたストッキングが提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
特開平9−268433号公報 特開平10−331029号公報
しかしながら、これらの方法では確かに吸湿性ポリアミド繊維を得ることができるが、たとえばポリビニルピロリドンは水溶性ポリマーであるために、ポリマーに添加した後でも、ポリマー表面にブリードアウトしてきたものが洗濯等で溶出するという懸念がある。
また、吸水性ポリマーを含むため染色堅牢性が悪いという問題がある。
ナイロン46は球晶の成長が早いために最大延伸倍率が低く、速い速度で紡糸したり、十分に延伸することが困難で、強度を高くすることが難しい。球晶生成の問題を解決するために、従来より様々な試みが行われている(例えば、特許文献3参照。)。またナイロン6を芯成分、ナイロン46を鞘成分とした複合繊維で耐熱性と柔軟性に優れた繊維を得る検討もなされている(例えば、特許文献4参照。)。
特開昭63−112719号公報 特開平8−158160号公報
本発明は高吸湿性を示し、良好な風合いをもち、快適性の良いストッキングを提供することを課題とする。
すなわち本発明は、以下の構成からなる。
まず、第1の発明としてポリアミド46と一種以上の他のポリマー成分から成るポリアミド繊維を弾性繊維に被覆してなるカバリング弾性糸から構成され、吸放湿値が2%以上であることを特徴とするストッキング。第2の発明として、ポリアミド繊維の他のポリマー成分がポリアミド6であることを特徴とする、請求項1に記載のストッキング。第3の発明として請求項1記載の弾性繊維がポリウレタン系弾性糸、ポリオレフィン系弾性糸、ポリエステル系弾性糸のいずれかであることを特徴とするストッキング。
本発明によれば、ポリアミド繊維を弾性繊維に被覆してなるカバリング弾性糸を有する着用快適性に優れたストッキングを審美性や機能性を損なうことなく低コストで提供することができる。
ストッキングの一部を構成する高吸湿性ポリアミド長繊維には、ポリアミド46が含まれており、さらにポリアミド46と他のポリマー成分とをブレンドしたポリアミド長繊維であることが必要である。
ポリアミド46とは、1,4−ジアミノブタンとアジピン酸の縮合重合物であるポリテトラメチレンアジパミドである。更に、ポリアミド46と共に構成されるポリマー成分については特に限定されないが、ポリエステル、ポリアミド6、ポリアミド66などのポリアミド、あるいは、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンなどがあげられる。特にポリアミド46との親和性からポリアミドが好ましく、その中でも、価格と非晶状態の形成のしやすさか、吸湿性から、ポリアミド6が好ましい。
ストッキングのムレ感やべとつき感を抑制するために、ポリアミド46と他のポリマー成分との混合比が65/35〜35/65であることが必要でありポリアミド46の割合が65%を超えると、吸湿性は確保されるが、紡糸操業性が悪くなり好ましくない。また、35%未満になると他のポリマーが結晶化しやすくなり、吸湿性が劣ったものとなりやすいので、好ましくない。より好ましくは60/40〜40/60であり、さらには55/45〜45/55がなお一層好ましい。
前記ポリアミド繊維の20℃×65%RHにおける吸湿率は4%以上であることが好ましく、更に好ましくは5.0%以上である。但し、あまりにも20℃×65%RH環境の吸湿率が高いと、同時に保湿性も高くなり易く、べとつき感や冷え感につながる場合があるので、10%以下であることが好ましい。
さらに、本発明のストッキングはムレ感やべとつき感を改善し、着用快適性をさらに優れたものとする観点から、30℃×90%RH時の最高吸湿率が5〜17%かつ該最高吸湿率と20℃×65%RH時の標準吸湿率との差(以下吸放湿値)が2.5〜10%であることが好ましい。着用時の快適性から吸放湿値は2〜8%がより好ましく、さらにこのましくは、4〜8%である。吸放湿パラメーターである吸放湿値が2%に満たないと、吸湿率の差が低いため、肌からの発汗によるムレやべとつきなどを防止することが難しくなる。また10%を越えると、吸湿した汗による生地のべとつき感を感じることになり好ましくない。
本発明のポリアミド繊維は染着速度が60%以上であることが好ましい。本発明のポリアミド繊維は非晶状態のポリマーが多く存在することで染着速度が60%以上となりやすい。60%以上であれば染色加工時間を短縮できたり、あるいは染色温度を低くすることができるため、エネルギーコストが安くなる。より好ましくは70%以上であり、さらには80%以上が一層好ましい。非晶状態のポリマーを多くしすぎると糸強度が低くなりやすいので上限としては95%以下が好ましい。
ポリアミド46の相対粘度と構成される他のポリマー成分の相対粘度の差があまりに大きいと紡糸での糸切れが増える場合があるので、好ましくは3以下であり、より好ましくは2以下であり、一層好ましくは、0.5以下である。
カバリング用として使用される本発明のポリアミド長繊維の強伸度特性をストッキングの耐久性を満足させ得る水準とするためには、相対粘度2.8以上5.0未満であることが好ましい。また、より、好ましいのは3.0以上4.0未満である。
ポリアミド46と他のポリマー成分をブレンドする方法として、それぞれのポリマーを溶融状態で混合して剪断力をかけて均一化させてからストランドを押し出し、作成したチップを一般的な溶融紡糸装置へ供給する方法、ポリマーチップの平均的な表面積の差を20%以下とし、それぞれのポリマーをチップの状態で所定量混合し、ブレンダーで30分以上攪拌して均一化させた混合ポリマーを一般的な溶融紡糸装置へ供給する方法、それぞれのポリマーを二軸のエクストルーダーでそれぞれ溶融させてから混合し、スタティックミキサーでさらに均一化させて紡糸する方法、エクストルーダー直前でそれぞれのポリマーチップを定量供給し、攪拌装置を経てエクストルーダーへ供給して紡糸する方法等があるが、いずれを採用しても構わない。紡糸速度は1000m/分以上で引っ張り一旦巻き取ることなく延伸して巻き取る直接紡糸延伸方法が好ましい。
また、ポリアミド46と混合されるポリアミドが非晶状態で存在するようにするためにはポリマーの分散レベルを高める必要があるので、紡糸工程ではエクストルーダー出口の圧力P1と紡糸口金内圧力P2の関係を下記式(1)の関係にするのが好ましく、また、エクストルーダー出口の直径D1とブレーカープレートの孔径D2と口金孔の直径D3の関係を下記式(2)の関係にするのが好ましい。
式(1) P1<P2
式(2) D1>D2>D3
理由は定かではないが、P1<P2の関係については、紡糸口金内圧力をエクストルーダー出口の圧力よりも大きくすることで、ギアポンプから押し出される、つまり高圧領域に移動する時において一方のポリマーが選択的に密度が上がり、その瞬間に分子が移動しやすくなることで分散性が向上すると考える。また、D1>D2>D3の関係については、段々と通過するオリフィス径を小さくすることでポリマーに段階的に大きくなる剪断力がかかり、ポリマー間の分散性が向上すると考えている。
ポリアミド長繊維の単糸の断面形状は丸断面でもよく、3葉や4葉のような変形断面でもよい。また繊度は特に限定されないが、単糸繊度は0.5〜8.0デシテックス程度が好適である。
そのポリアミド長繊維には、必要に応じて艶消し剤、顔料、光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤帯電防止剤、染色性向上剤等が配合されて良い。
本発明のストッキングとはパンティーストッキングに限られるものではなく、膝下までのショートストッキング、大腿部付け根までのロングストッキング等様々なストッキングを含むものである。ストッキングに編み上げる際の糸形態は、ポリアミド繊維を仮撚り加工し、ウーリーとしてもよいし、仮撚り加工しないフラットな糸でもよい。これらいずれかの形態の糸を使い、芯糸にポリウレタンを配し、鞘糸に本発明の合成繊維で構成されたマルチフィラメントをカバリングしたシングルカバードヤーンまたはダブルカバードヤーンとしても良い。
少なくともレッグ部は、ポリアミド46と一種以上の他のポリマー成分から成るポリアミド繊維を弾性繊維に被覆してなるカバリング弾性糸を用いており、同一のカバリング弾性糸のみからなるゾッキであっても、生糸や仮撚加工糸との交編であっても構わないが、サポート性からゾッキであることが好ましい。
このカバリング弾性糸からなるレッグ部編地は、2口あるいは4口給糸の編み機を用い、カバリング弾性糸や必要に応じて仮撚加工糸等を供給して編成するという通常の方法で編成すれば良い。シングルカバリング弾性糸の場合は、S方向カバリングのシングルカバリング弾性糸とZ方向カバリングのシングルカバリング弾性糸とを交互に編む方法が好適である。このようにしてレッグ部編地を編成してストッキング製品とすれば良い。
もちろんレッグ部以外のフット部に上記カバリング弾性糸を採用することは好ましい。パンティストッキングではさらにパンツ部に採用するとはさらに好ましい。
そのカバリング弾性糸の芯糸をなす弾性糸としては、ポリウレタン系弾性繊維、ポリオレフィン系弾性繊維、ポリアミド系エラストマ弾性繊維、ポリエステル系エラストマ弾性繊維、天然ゴム、合成ゴム、ブタジエン系繊維等が用いられるが、ストッキング用としてはその弾性特性、熱特性、耐久性等から好ましいのは、ポリウレタン系弾性繊維、ポリオレフィン系弾性繊維及びポリエステル系弾性繊維からなる弾性糸である。
本発明で特に好ましく使用されるポリウレタン系弾性糸としては、20℃×65%RHにおける吸湿率が0.5%以上、20℃×95%RHにおける吸湿率が1.5%以上、前記2つの条件における吸湿率の差が1.0%以上であるものである。そのようなポリウレタン系弾性糸としては、特許第3518686号公報に記載のものなどが挙げられる。また、市販品のポリウレタン系弾性繊維としては、東洋紡績(株)社製エスパ(登録商標)T90などが挙げられる。
以下に実施例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらによって、限定されるものではない。なお、実施例中における測定及び評価は下記のようにおこなった。
(A)標準吸湿率
レッグ部の編地を約70℃の湯で油剤を洗い落とす。温度105℃で2時間乾燥して重量S0を測定し、その後、温度20℃ 湿度65%RHの条件下で24時間調湿して重量S1を測定し下記式で標準吸湿率を求める。
標準吸湿率(%)={(S1−S0)/S0}×100
(B)最高吸湿率
ガラス秤量瓶を乾燥機中105℃2時間の条件で乾燥する。その後、デシケータ中で30分間放冷した後、重量(F)を測定する。その後、レッグ部の編地を前記ガラス秤量瓶にいれ、乾燥機中105℃2時間の条件で乾燥する。その後、デシケータ中で30分間放冷した後、試料の入った秤量瓶の総重量(K)を測定する。次に20℃×65%RHに設定された恒温恒湿槽に開放状態で入れ、24時間放置する。引き続き、30℃×90%RHに設定された恒温恒湿槽に開放状態にした秤量瓶をいれ、24時間後の総重量(S)を同様に測定する。以上の各値から下記式により算出する。
最高吸湿率={(S−K)/(K−F)}×100
(C)吸放湿値
吸放湿値(%)=最高吸湿率―標準吸湿率 の式で表される値をいう。
(D)ポリアミド繊維及びポリウレタン系弾性糸の吸湿率
ポリアミド繊維のみ、又は、ポリウレタン系弾性糸のみで筒編地を作成し、約70℃の湯で油剤を洗い落とす。温度105℃で2時間乾燥して重量W0を測定する。その後、温度20℃ 湿度65%RH(または温度20℃ 湿度90%RH)の条件下で24時間調湿して重量W1を測定し下記式で吸湿率を求める。尚、ポリアミド繊維はポリアミド繊維糸の形態で通常測定される。
吸湿率(%)={(W1−W0)/W0}×100
(E)染着速度
筒編み地を作成し、約70℃の湯で油剤を洗い落とす。染料としてサイアニン5Rを3%owf用い、浴比1:50で浴槽にサンプルを入れ、初期温度として24℃から速度1℃/分の条件で昇温し、10分後の染料吸尽率を染着速度とする。
(F)ストッキング製品の評価(ムレ感、べとつき感、着用快適性)
1日8時間の被験者(5人)の着用によって評価したものであり、その結果は、◎:極めて良好 〇:良好 △:やや不良 ×:不良の基準でもって表す。
(G)相対粘度
96.3±0.1重量%試薬特級濃硫酸中に重合体濃度が10mg/mlになるように試料を溶解させてサンプル溶液を調整し、20℃±0.05℃の温度で水落下秒数6〜7秒のオストワルド粘度計を用い、溶液相対粘度を測定する。測定に際し、同一の粘度計を用い、サンプル溶液を調整したときと同じ硫酸20mlの落下時間T0(秒)と、サンプル溶液20mlの落下時間T1(秒)の比より、相対粘度RVを下記の式を用いて算出する。
相対粘度(RV)=T1/T0
(実施例1)
相対粘度3.2のポリアミド46と相対粘度3.5のポリアミド6のチップを1:1の割合で混合し、ブレンダーにて乾燥した。ブレンドしたチップを一軸のエクストルーダーで溶融し、孔径が0.225mmφ、孔数が10ホールの口金を使用して溶融紡糸した。その際、速度が2200m/分で引き取り、温度170℃の熱ローラーを用いて、2.2倍の延伸を施し13T/10の延伸糸を得た。弾性糸として東洋紡績(株)社製エスパ(登録商標)(一般タイプの33dtexタイプ665 20℃×65%RHにおける吸湿率1.0%、20℃×95%RHにおける吸湿率1.2%)を使用してドラフト3.0倍に設定し、撚数1750t/mでシングルカバリング糸を作成した。得られたシングルカバリング糸を用い、針数360本の4口給糸編み機に給糸して、レッグ部が当該シングルカバリング糸のみで編成されたパンティーストッキングとし、通常の方法にて染色、仕上げ及び型板セットしてパンティーストッキング製品とした。ポリアミド繊維とパンティストッキング(レッグ部)の評価結果を表1、表2に示す。
(実施例2)
ポリアミド6の混率を35%とし、弾性糸として東洋紡績(株)社製エスパ(登録商標)(33dtex 吸湿タイプのT90)を使用した以外は実施例1に従った。紡糸操業性があまりよくなかったので、紡糸速度を1800m/分に変更した。なおポリウレタン系弾性糸の20℃×65%RHにおける吸湿率は2.0%、20℃×95%RHにおける吸湿率は4.4%であった。
(実施例3)
ポリアミド6チップの代わりにポリアミド66チップを使用して、ポリアミド46の混率を40%とし、交編の相手糸として同ポリアミド繊維を使用した以外は実施例1に従った。
(比較例1)
ポリアミド6の混率を75%とし、エクストルーダー出口圧力とブレーカプレートの口径を変更した以外は実施例1に従った。
(比較例2)
ポリアミド46は使用せずポリアミド6のみとした以外は実施例2に従った。
(比較例3)
ポリアミド46のみを溶融紡糸した以外は実施例1に従った。断糸が多発し、巻き取りができなかった。
(比較例4)
ポリアミド46の代わりに、ポリアミド66を用いた以外は実施例1に従った。
Figure 2006132041
Figure 2006132041
本発明のストッキングは、染色性及び吸放湿性に優れ、従来のストッキングの有する審美性や機能性を損なうことなく、ムレ感やべとつき感等の着用快適性を改善することができる。

Claims (4)

  1. ポリアミド46と一種以上の他のポリマー成分からなる20℃×65%RHにおける吸湿率が4〜10%のポリアミド繊維を弾性繊維に被覆してなるカバリング弾性糸を含んで少なくともレッグ部が構成され、少なくともレッグ部の吸放湿値が2.5〜10%であることを特徴とするストッキング。
  2. ポリアミド繊維の他のポリマー成分がポリアミド6であることを特徴とする請求項1に記載のストッキング。
  3. 弾性繊維がポリウレタン系弾性糸、ポリエステル系弾性糸のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2に記載のストッキング。
  4. 弾性繊維がポリウレタン系弾性糸であり、ポリウレタン系弾性糸が20℃×65%RHにおける吸湿率が0.5%以上、20℃×95%RHにおける吸湿率が1.5%以上、前記2つの条件における吸湿率の差が1.0%以上であることを特徴とする請求項3に記載のストッキング。
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