JP5324250B2 - 生地 - Google Patents
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このような清涼感を与える機能としては、例えば、着用時にヒヤリとした感覚を生じさせる接触冷感が挙げられる。このような接触冷感に優れた繊維として、特許文献1及び特許文献2にはポリアミド系エラストマーを含有する繊維が開示されている。
135℃のセット温度で処理されてなる生地である。
以下に本発明を詳述する。
上記ポリアミド系エラストマーを含有することにより、本発明のコンジュゲート繊維を用いてなる生地は、接触冷感、及び、柔軟性に優れる。
これらのうち、市販されているポリアミド系エラストマーとしては、例えば、ペバックス(アルケマ社製)、UBEナイロン(宇部興産社製)、グリロンELX、グリルアミドELY(以上、エムス昭和電工社製)、ダイアミド、ベスタミド(以上、ダイセル・デクサ社製)等が挙げられる。
これらのポリアミド系エラストマーは単独で用いられてもよいし、2種以上が併用されてもよい。
上記ポリアミド系樹脂を含有することにより、本発明のコンジュゲート繊維を用いる生地は、染色性に優れ、かつ、べたつきがなく良好な肌触りを有する。
なお、本明細書において上記ポリアミド系樹脂には、上記ポリアミド系エラストマーは含まれない。
これらのポリアミド系樹脂のうち市販されているものとしては、例えば、UBEナイロン1011FB(宇部興産社製)、リルサン BESN TL(アルケマ社製)、UBESTA 3014B(宇部興産社製)等が挙げられる。
これらのポリアミド系樹脂は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
なお、本明細書において上記開口率とは、繊維の長さ方向に対して垂直に切断した場合の繊維断面外周において、芯部を構成する樹脂が外周部に露出する割合を表す。
上記qmax値は、着衣したときに試料に奪われる体温をシミュレートしていると考えられ、上記qmax値が大きいほど着衣時に奪われる体温が大きく、接触冷感が高いと考えられる。上記qmax値が0.20J/sec/cm2未満であると、官能試験を行っても大半の人が接触冷感を感じないことがある。上記qmax値のより好ましい下限は0.21J/sec/cm2、更に好ましい下限は0.22J/sec/cm2である。
なお、本明細書において上記qmax値は、一定面積、一定質量の熱板に所定の熱を蓄え、これが試料表面に接触した直後、蓄えられた熱量が低温側の試料に移動する熱流量のピーク値を表す。
本明細書において、生地には、編物、織物、不織布等が含まれる。
本発明の生地は、本発明のコンジュゲート繊維のみからなるものであってもよいが、本発明の目的を阻害しない範囲で、肌触り等の肌着に必要な要件を更に良好にする目的で、他の繊維と交編してもよい。上記他の繊維は特に限定されず、例えば、ナイロン6、ナイロン12、ポリエステル、綿、レーヨン等が挙げられる。
芯部用樹脂としてポリアミド系エラストマーであるポリエーテルブロックアミド共重合体(アルケマ社製、「ペバックス 1074SA01」)と、鞘部用樹脂としてポリアミド系樹脂であるナイロン6(宇部興産社製、「UBEナイロン1011FB」)とを用い、これらの芯部用樹脂及び鞘部用樹脂をそれぞれ単軸押出機により加熱溶融し、繊維の長さ方向に対して垂直に切断した場合の芯部の断面が円形、鞘部の断面が開口率30%の略C形、かつ、繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が80重量%となるように複合紡糸し、部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が50重量%となるようにしたこと以外は、参考例1と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が20重量%となるようにしたこと以外は、参考例1と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
鞘部の断面が開口率20%の略C形となるようにしたこと以外は、参考例1と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が50重量%となるようにし、鞘部用樹脂としてナイロン11(アルケマ社製、「リルサン BESN TL」)を用いたこと以外は、参考例4と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が20重量%となるようにしたこと以外は、参考例4と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
鞘部の断面が開口率10%の略C形となるようにしたこと以外は、参考例1と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が50重量%となるようにしたこと以外は、参考例7と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が20重量%となるようにしたこと以外は、参考例7と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
鞘部の断面が開口率5%の略C形となるようにしたこと以外は、参考例1と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が50重量%となるようにし、鞘部用樹脂としてナイロン12(宇部興産社製、「UBESTA 3014B」)を用いたこと以外は、参考例10と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が20重量%となるようにしたこと以外は、参考例10と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
鞘部を略C形とせず環形としたこと以外は、参考例1と同様にして芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が50重量%となるようにしたこと以外は、参考例13と同様にして芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が20重量%となるようにしたこと以外は、参考例13と同様にして芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
ポリアミド系エラストマーであるポリエーテルブロックアミド共重合体(アルケマ社製、「ペバックス 1074SN01」)を用い、溶融紡糸法にて製糸を行って繊維を得た。得られた繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。得られた繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
ポリアミド系エラストマーであるポリエーテルブロックアミド共重合体(アルケマ社製、「ペバックス 1074SN01」)を用い、溶融紡糸法にて製糸を行って繊維を得た。得られた繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。得られた繊維を用いて編み立てを行い、150℃のセット温度でフライス生地を作製した。
ポリアミド系樹脂であるナイロン6(宇部興産社製、「UBEナイロン1011FB」)を用い、溶融紡糸法にて製糸を行って繊維を得た。得られた繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。得られた繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が90重量%となるようにし、ポリエーテルブロックアミド共重合体を、ペバックス 1074SN01(アルケマ社製)に変更したこと以外は、参考例1と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が10重量%となるようにし、ポリエーテルブロックアミド共重合体を、ペバックス 1074SN01(アルケマ社製)に変更したこと以外は、参考例1と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が90重量%となるようにし、ポリエーテルブロックアミド共重合体を、ペバックス 1074SN01(アルケマ社製)に変更したこと以外は、参考例4と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が10重量%となるようにし、ポリエーテルブロックアミド共重合体を、ペバックス 1074SN01(アルケマ社製)に変更したこと以外は、参考例4と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が90重量%となるようにし、ポリエーテルブロックアミド共重合体を、ペバックス 1074SN01(アルケマ社製)に変更したこと以外は、参考例7と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が10重量%となるようにし、ポリエーテルブロックアミド共重合体を、ペバックス 1074SN01(アルケマ社製)に変更したこと以外は、参考例7と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が90重量%となるようにし、ポリエーテルブロックアミド共重合体を、ペバックス 1074SN01(アルケマ社製)に変更したこと以外は、参考例10と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が10重量%となるようにし、ポリエーテルブロックアミド共重合体を、ペバックス 1074SN01(アルケマ社製)に変更したこと以外は、参考例10と同様にして部分開口型の偏心芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が90重量%となるようにし、ポリエーテルブロックアミド共重合体を、ペバックス 1074SN01(アルケマ社製)に変更したこと以外は、参考例13と同様にして芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が10重量%となるようにし、ポリエーテルブロックアミド共重合体を、ペバックス 1074SN01(アルケマ社製)に変更したこと以外は、参考例13と同様にして芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
芯部用樹脂としてナイロン6(宇部興産社製、「UBEナイロン1011FB」)を用い、鞘部用樹脂としてポリエーテルブロックアミド共重合体(アルケマ社製、「ペバックス 1074SN01」)を用い、繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が10重量%となるようにしたこと以外は、参考例13と同様にして芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
芯部用樹脂としてナイロン6(宇部興産社製、「UBEナイロン1011FB」)を用い、鞘部用樹脂としてポリエーテルブロックアミド共重合体(アルケマ社製、「ペバックス 1074SN01」)を用い、繊維中のポリアミド系エラストマーの含有率が90重量%となるようにしたこと以外は、参考例13と同様にして芯鞘型コンジュゲート繊維を得た。得られたコンジュゲート繊維の繊度は120デシテックス(36フィラメント構成)、1フィラメントあたりの直径は約20μmであった。
得られたコンジュゲート繊維を用いて編み立てを行い、135℃のセット温度でフライス生地を作製した。
実施例、参考例及び比較例で得られた繊維及び生地について以下の評価を行った。結果を表1、2に示した。
Nylosan Red N−GZS(クラリアント社製)0.06%owf、及び、Nylosan Navy N−RBL 220(クラリアント社製) 1.4%owfを用い、得られた生地を、浴比1:20、pH4〜5(酢酸及び酢酸ソーダで調整)、95℃の条件で30分間染色した。次いで、Fix剤としてHifix GM(大日本住友製薬社製)5%owfを用い、90℃で40分間Fix処理を行い、染色物を得た。得られた染色物を目視によって観察し、以下の基準により評価を行った。
◎:濃色染色可能
○:中色染色可能
△:淡色染色のみ可能
20.5℃の温度に設定した試料台の上に各生地を置き、得られた生地の上に32.5℃の温度に温められた貯熱板を接触圧0.098N/cm2で重ねた直後、蓄えられた熱量が低温側の試料に移動する熱量のピーク値を測定した。測定には、サーモラボII型精密迅速熱物性測定装置(カトーテック社製)を用いた。
濡れた生地(水分率100%)を肌にあてて滑らせ、肌触り及びべたつき感を官能評価した。
以下の基準により評価を行った。
○:さらっとして、べたつきがない
△:少しべたつく
×:べたつく
100℃の熱水を用いてJIS L1015(1999)に準拠した方法により、得られた繊維の熱水収縮率を測定し、以下の基準により評価を行った。
◎:熱水収縮率が7%以下
○:熱水収縮率が7%を超え、かつ、20%以下
×:熱水収縮率が20%を超える
10人の被験者について、生地の冷たさ、肌触り、及び、重さの3項目における官能試験を実施し、以下の基準により評価を行った。
◎:3項目とも非常に良い
○:3項目とも良い
△:3項目のうち、1項目が悪い
×:3項目のうち、2項目以上が悪い
2 ポリアミド系樹脂を含有する成分
Claims (1)
- ポリアミド系エラストマーを含有する成分とポリアミド系樹脂を含有する成分との2成分分割型構造を有するコンジュゲート繊維を用いてなる生地であって、
前記コンジュゲート繊維は、芯部にポリアミド系エラストマーを含有し、鞘部にポリアミド系樹脂を含有し、鞘部の開口率が5%である部分開口型の芯鞘型構造を有し、繊維中の前記ポリアミド系エラストマーの含有率が20〜80重量%であり、かつ、100℃の熱水を用いてJIS L1015(1999)に準拠した方法により測定した熱水収縮率が20%以下であり、
前記ポリアミド系樹脂は、ナイロン11又はナイロン12であり、
135℃のセット温度で処理されてなる
ことを特徴とする生地。
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