JP2019501105A - 固体電解質用材料 - Google Patents

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Abstract

本発明は、元素Li、M、P、SおよびXを含有する材料であって、M=Si、GeまたはSnであり、X=F、Cl、BrまたはIである、材料に関する。この材料は、硫化物固体電解質材料として、特に全固体リチウム電池用に使用することができる。

Description

本発明は、元素Li、M、P、SおよびXを含有する材料であって、M=Si、GeまたはSnであり、X=F、Cl、BrまたはIである、材料に関する。この材料は、硫化物固体電解質材料として、特に全固体リチウム電池用に使用することができる。
電解質の固体化は、電池用途での使用に関して利点をもたらす。全固体電池システムの場合、電解質が非液体性であると、イオン短絡なしに単一パッケージ内で電池セルを積み重ねることが可能になる。このような電池構成は、単セル同士の間のデッドスペースを減少させる。加えてこの構造は、車両電源などの、高電圧を必要とし空間に制限がある用途に適している。
例示的な全固体電池の基本構造では、以下の層:カソード集電体、カソード、固体電解質、アノード、アノード集電体が順に配置される。さらなる層が存在してもよく、例えば、界面でのリチウムイオンの移動を強化するためにバッファ層がカソード/固体電解質界面に挿入されてもよい。
リチウム全固体電池用の公知のカソード活物質の代表例としては、LiCoOおよびLiFePOを挙げることができる。負極活物質は、例えば、炭素活物質または金属/合金系活物質であってよい。
固体電解質に関して、一定数の酸化物系または硫化物系材料が知られている。リチウム全固体電池用の酸化物系固体電解質材料は、典型的にLiおよびOを含有し、多くの場合、遷移金属および/もしくは周期表の第13/14族の金属/半金属(例えば、Al、Si、Ge)、ならびに/またはリンをも含有する。この文脈において、公知の材料として、LiPON(例えば、Li2.9PO3.30.46)、LiLaTiO(例えば、Li0.34La0.51TiO)、LiLaZrO(例えば、LiLaZr12)が挙げられる。NASICON型構造を有する化合物、例えば、一般式Li1+XAlGe2−x(PO(0≦x≦2)で表される化合物、または一般式Li1+xAlTi2−x(PO(0≦x≦2)で表される化合物も挙げることができる。別の可能性はリチウムホウケイ酸塩である。
硫化物系電解質材料に関しては、公知の材料として、Li、S、および場合によりP、Si/Ge(同様に第13族元素B、Al、Ga、In)のうち1種または複数を含有する材料が挙げられる。公知の可能性としては、例えば、Li10GeP12、LiS−PおよびLiS−P−LiI、LiS−P−LiO、LiS−P−LiO−LiI、LiS−SiSおよびLiS−SiS−LiI、LiS−SiS−LiBr、LiS−SiS−LiCl、LiS−SiS−B−LiI、LiS−SiS−P−LiI、LiS−B、LiS−P−Z(mおよびnは正の数であり、ZはGe、Zn、またはGaである)、LiS−GeSおよびLiS−SiS−LiPO、ならびにLiS−SiS−LiMO(式中、xおよびyは正の数であり、MはP、Si、Ge、B、アルミニウム、Ga、またはIn等である)が挙げられる。上記の「LiS−P」という記載は、LiSおよびPを様々な相対量で含有する材料組成を使用する硫化物固体電解質材料を指し、同じ命名規則が上記の他の記載にも当てはめられる。
WO2013/099834は、硫銀ゲルマニウム鉱型結晶(Li7−xSi1−x)を有する硫化物系固体電解質を開示している。しかし、ここには、高いP含有率による低イオン伝導度という問題があるように思われ、特定の理論に拘泥するものではないが、PS 3−とLiの相互作用によりイオン伝導率が低下することが考えられる。
同様に、Rao Rayavarapu et al.,J.Solid State Electrochem.(2012)16:1807−1813では、著者らは、LiPSX(X=Cl、Br、I)の組成を有する硫銀ゲルマニウム鉱型結晶を調べ、また、Boulineau et al.,Solid State Ionics 221(2012)1−5でも、著者らは、LiPSX(X=Cl、Br、I)の組成を有する硫銀ゲルマニウム鉱型結晶を調べた。これらの場合、上記と同じ理由で低イオン伝導度の問題が生じると考えられる。
発明の概要
本発明は、全固体電池システムにおいて使用するための固体電解質材料の分野における既存の問題を解決する目的で実施され、特に高イオン伝導度を有する材料を提供し、従って、このような固体電解質材料を含有する電池、特にリチウム電池に関して、より高い出力を実現する目的で行われたものである。
一態様において、本発明は元素Li、M、P、SおよびXを含む材料であって、
Mは、Si、Ge、およびSnからなる群から選択される少なくとも1種の元素であり;
Xは、F、Cl、BrおよびIからなる群から選択される少なくとも1種の元素である、材料に関する。
別の態様において、本発明は、元素Li、M、P、SおよびXを含む本発明による材料を調製する方法であって、
(a)目標生成物に対応する化学量論比で、固体硫化物LiS、MS(M=Si、GeまたはSn)およびP、ならびにLiX(X=F、Cl、Br、I)を乾燥粉末として用意し、粉末を混合する工程;
(b)工程(a)で得られた混合物を不活性雰囲気下で粉砕する工程;
(c)工程(b)で得られた粉砕された混合物を、300℃≦T≦700℃の温度Tにて、0.1Pa≦P≦200Paの圧力P下で、1時間≦t≦50時間の期間tにわたり、加熱する工程
を含む、方法に関する。
別の態様において、本発明は、以下の要素:
− 正極活物質層;
− 固体電解質;
− 負極活物質層
を含み、
ここで、固体電解質は、元素Li、M、P、SおよびXを含む本発明の材料を含有する、
全固体リチウム電池に関する。
実施例および比較例において調製された硫化物固体電解質材料のイオン伝導度を示す図である。 実施例および比較例において調製された硫化物固体電解質材料のX線回折(XRD)測定値を示す図である。
発明の詳細な説明
本発明は、最も一般的に、元素Li、M、P、SおよびXを含む材料であって、
Mは、Si、Ge、およびSnからなる群から選択される少なくとも1種の元素であり;
Xは、F、Cl、BrおよびIからなる群から選択される少なくとも1種の元素である、
材料に関する。
元素Li、M、P、SおよびXを含むこのような材料は、例えば、元素状態のリチウムおよびハロゲン化リチウムLiX(Xは上記定義の通りである。)を含むLi前駆体、元素状態のM(すなわち、Si、GeまたはSn)を含む、またはSiSなどの硫化物としてのM前駆体(すなわち、Si、GeまたはSn前駆体)、元素状硫黄またはLiS、MS(例えば、SiS)およびPなどの硫化リンを含む硫化物を含む硫黄(S)前駆体、ならびに元素状リン、Pなどの硫化リンおよびPBrなどのハロゲン化リンを含むリン(P)前駆体から調製することができる。
本発明による元素Li、M、P、SおよびXを含む材料の例示的調製方法において、メルトクエンチ法およびボールミリング手順を適用することができる。従って、典型的な合成方法では、粉末状の固体前駆体を十分に混合するためにボールミリングが使用される。ボールミリング以外では、振動ミリングおよびジェットミリングも利用可能な技術である。適切なモル比で出発材料を混合した後、それらの材料をガラス管に入れ、ガラス管を真空下で密閉し、出発材料を融解させるために試料を高温、典型的には800℃超で加熱し、この温度を8時間維持した。次に、ガラス管を氷水に入れて急冷してもよい。
いくつかの適切な前駆体を使用する、本発明による1つの有利な方法において、本発明は、本発明による材料を調製する方法であって、
(a)目標生成物に対応する化学量論比で、固体硫化物LiS、MS(M=Si、GeまたはSn)およびP、ならびにLiX(X=F、Cl、Br、I)を乾燥粉末として用意し、粉末を混合する工程;
(b)工程(a)で得られた混合物を不活性雰囲気下で粉砕する工程;
(c)工程(b)で得られた粉砕された混合物を、300℃≦T≦700℃、好ましくは450℃≦T≦550℃の温度Tにて、0.1Pa≦P≦200Pa、好ましくは1Pa≦P≦100Paの圧力P下で、1時間≦t≦50時間、好ましくは3時間≦t≦10時間の期間tにわたり実施する、加熱する工程
を含む、方法である。
工程(c)において、工程で得られた粉砕された混合物の加熱は、好ましくは450℃≦T≦550℃の温度Tにて、1Pa≦P≦100Paの圧力P下で、かつ/または3時間≦t≦10時間の期間tにわたり、行われる。
粉砕工程(b)は、特にLiPSを生成することにより出発材料の融解温度を高めるうえで、重要な工程である。粉砕技術に関して、ボールミリング以外に、振動ミリングおよびジェットミリングも利用可能である。工程(b)における不活性ガスは、例えば窒素またはアルゴンであってよく、好ましくはアルゴンである。
元素Li、M、P、SおよびXを含む本発明による材料において、MはSi、Geおよび/またはSnであり、XはF、Cl、Brおよび/またはIであり、有利な実施形態では、MはSiである。また、さらなる有利な実施形態では、XはBrである。本発明による好ましい材料において、MはSiであり、XはBrである。
本発明による好ましい材料は、以下の一般式(1):
Figure 2019501105
(式中、
0.5≦x≦2;
0≦δ≦1;かつ
0<Y≦0.5である)
で表される組成を有する。
前述の通り、有利な実施形態では、MはSiであり、かつ/またはXはBrである。
有利には、上記一般式(1)で表される材料において、xは、0.7≦x≦1.5、好ましくは0.8≦x≦1.3、より好ましくは0.9≦x≦1.1であり、最も好ましくはxは実質的に1.0に等しい。
さらに、有利には、δは、0.3≦δ≦0.7、好ましくは0.4≦δ≦0.6であり、最も好ましくはδは実質的に0.5に等しい。
さらに、有利には0.05≦Y≦0.35、好ましくは0.10<Y≦0.25である。
Y、Xおよびδの好ましい範囲は、結晶構造上の制約から、MおよびXの選択から実質的に独立していると考えられる。上記一般式(1)で表される、本発明による好ましい材料は、LiMS、例えば、M=Siの場合、LiSiSの構造により実質的に決定される、基本構造を有すると考えてよい。硫黄(S)がハロゲン(X)で置換され、さらにPが追加された場合、新しい相を得ることができる。本材料は結晶質であり、大部分が母体組成(mother composition)のMS(例えばSiS)四面体からなるため、この組成が追加のXおよびPならびに利用可能部位の効果を制限する。
本発明による好ましい材料は、CuKα線を使用したX線回折測定において、2θ=15.26°(±0.50°)、17.4°(±0.50°)、25.06°(±0.50°)、29.48°(±0.50°)、および30.08°(±0.50°)の位置にピークを示す。
さらなる態様において、本発明は、以下の要素:
− 正極活物質層;
− 固体電解質;
− 負極活物質層
を含み、
ここで、固体層は、上記定義の元素Li、M、P、SおよびXを含有する、本発明による硫化物系材料を含有する、
全固体リチウム電池に関する。
固体電解質として本発明の固体硫化物材料を使用する、本発明によるこのような全固体リチウム電池において、固体電解質材料の形態に関して、例えば、真球形状および楕円球形状などの粒子形状、または薄膜形態が挙げられる。固体電解質材料が粒子形状を有する場合、平均粒径に関して、それらのサイズが50nm〜10μmの範囲内にあることが好ましく、100nm〜5μmの範囲内にあることがより好ましい。
固体電解質層中に、前述した1種のみまたは複数の固体電解質材料があることが好ましいが、この層は、必要であればバインダを含有してもよい。固体電解質層に使用されるバインダは、正極活物質層について本明細書で言及されたものと同種のバインダであってよい。
固体電解質層の厚さについては、固体電解質材料の種類および全固体電池の全体的組成によって変化し得るが、一般に、この厚さは0.1〜1000μmの範囲内にあることが好ましく、0.1μm〜300μmの範囲内にあることがより好ましい。
正極(カソード)活物質層に使用できる、本発明に使用される正極活物質(カソード活物質)に関しては、平均作動電圧が4V(vs.Li/Li)を超えるなら特に制限されない。正極活物質の平均作動電圧は、4V(vs.Li/Li)を超えることが好適であり、4.0〜6.0Vの制限内にあることが好ましく、4.5〜5.5Vの制限内にあることがさらに好ましい。本発明における平均作動電圧は、例えば、サイクリックボルタンメトリを使用して評価することができる。特に、0.1mV/秒のような低い電位速度でサイクリックボルタンメトリが測定される場合、酸化側にピーク電流を与える電圧と還元側にピーク電流を与える電圧の平均値が、平均作動電圧であると考えることができる。
正極活物質としては、特に平均作動電圧が4V(vs.Li/Li)超で生じる場合、特定の制限はないが、材料は高エネルギー密度を有し得る酸化物正極活物質であることが好ましい。
正極活物質の例としては、一般式LiM(Mは少なくとも1種の遷移金属元素である。)で表されるスピネル型構造を有する化合物が、一例として挙げられる。前述の一般式LiMのMについては、特にMが遷移金属である場合、限定されないが、例えば、Ni、Mn、Cr、Co、V、およびTiからなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましく、特にNi、Mn、およびCrからなる群から選択される少なくとも1種であることがより好ましい。具体的には、LiCr0.05Ni0.50Mn1.45、LiCrMnO、LiNi0.5Mn1.5等が挙げられる。正極活物質のその他の例としては、一般式LiMPO(Mは少なくとも1種の遷移金属元素である。)で表されるカンラン石型構造を有する化合物が挙げられる。前述の一般式におけるMは、特にMが遷移金属元素である場合、限定されないが、例えば、Mn、Co、Ni、およびVからなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましく、特にMn、Co、およびNiからなる群から選択される少なくとも1種であることがより好ましい。具体的には、LiMnPO、LiCoPO、LiNiPO等が挙げられる。正極活物質の他の例としては、一般式LiMO(Mは少なくとも1種の遷移金属元素である。)で表される層状構造を有する化合物を挙げることができる。具体的には、LiCoO、LiNi0.5Mn0.5およびLiNi0.33Co0.33Mn0.33等を挙げることができる。前述の正極活物質以外の例としては、LiMnO−LiNi1/3Co1/3Mn1/3固溶体、LiMnO−LiNi0.5Mn1.5固溶体、LiMnO−LiFeO固溶体等を挙げることができる。
正極活物質の形態については、一例として、真球形状および楕円球形状などの粒子形状、薄膜形態等を挙げることができる。平均粒径については、正極活物質が粒子形状を有する場合、例えば0.1μm〜50μmの粒径範囲内であることが好ましい。正極活物質層中の正極活物質の含有率については、例えば10重量%〜99重量%であることが好ましく、20重量%〜90重量%であることがより好ましい。
正極活物質層に関しては、必要であれば、前述の正極活物質に加えて、本発明の正極活物質層が、他の材料、例えば固体電解質材料等を含有していてもよい。正極活物質層中の固体電解質材料の含有率については、1重量%〜90重量%であることが好ましく、10重量%〜80重量%であることがより好ましい。
さらに、正極活物質層は、正極活物質層の導電率を向上させる観点から、前述の固体電解質材料以外に導電剤を含有してよい。導電性材料としては、例えばアセチレンブラック、ケッチェンブラック、炭素繊維等を挙げることができる。正極活物質はバインダを含有してもよい。そのような結合材料(バインダ)としては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)およびポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系結合材料を挙げることができる。
正極活物質層の厚さは、作製された全固体電池の種類によって変化する場合があるが、一般には、0.1μm〜1000μmの範囲内であることが好ましい。
本発明の負極活物質層については、この層は少なくとも、1種または複数の負極活物質を含有し、必要な場合、追加で固体電解質材料および導電剤のうち少なくとも1種または複数を含有してよい。全固体リチウム電池については、但し伝導イオンであるLiイオンの吸蔵および放出が可能であれば、負極活物質は限定されない。負極活物質層としては、例えば炭素活物質、金属活物質等を挙げることができる。炭素活物質としては、黒鉛、メソカーボンマイクロビーズ(MCMB)、高秩序化/配向性熱分解グラファイト(HOPG)、硬質炭素、軟質炭素等が、例として挙げられ得る。他方では、金属活物質としては、Li合金およびSn−Co−Cなどの帯電した合金、In、Al、Si、Sn等が例として挙げられ得る。LiTi12などの酸化物保持材料(oxide stock material)が、他の負極活物質の例として挙げられ得る。
負極活物質層に使用される固体電解質材料、および導電剤に関しては、これらは前述の固体電解質層および正極活物質層のものと同じでよい。
負極活物質層の厚さは、一般に、0.1μm〜1000μmの範囲内であることが好適である。
本発明の全固体電池は少なくとも、前述の正極活物質層、固体電解質層、および負極活物質層を有する。本発明の全固体電池は、通常、正極活物質層を集電する正極集電体、および負極活物質層の集電を行う負極集電体をさらに有する。正極集電体の材料としては、例えば、SUS(ステンレス鋼)、アルミニウム、ニッケル、鉄、チタン、炭素等を挙げることができ、SUSが特に好ましい。他方で、負極集電体の材料としては、SUS、銅、ニッケル、炭素等を挙げることができ、例えば、SUSが特に好ましい。正極集電体および負極集電体の厚さ、形態等に関しては、当業者であれば、全固体電池等の使用に従って適切に選択することができる。本発明に使用されるセルケースとしては、一般的な全固体電池に使用されるセルケースを使用することができ、例えば、SUS等で作製されたセルケースを挙げることができる。本発明の全固体電池は、絶縁輪の内部の発電素子を形成してよい。
本発明の全固体電池は、室温環境において充放電可能な全固体電池として考えることができる。本発明の全固体電池は、一次電池であっても充電可能電池であってもよいが、充電可能電池であることが特に好ましい。全固体電池の形態に関しては、例として、コイン型、積層型、円筒形、角形等を挙げることができる。
本発明の全固体電池の製造方法は、特に限定されず、全固体電池の一般的な製造方法を使用することができる。例えば、全固体電池が薄膜形態をとる場合、正極活物質層を基材上に形成することができ、固体電解質層および負極活物質層を順に形成し、その後それらを積層する等の方法を使用することができる。
本発明の実施の範囲内で、上記で個別に記載し、本発明の実施において有利であり、好ましく、好適であること、あるいは一般的に適用可能であることを示唆した、任意の特長または実施形態の組合せが想到され得る。本発明の記載は、本明細書に記載された特長または実施形態の全てのこのような組合せを含むと考えられるべきである。本明細書中でそのような組合せが相互排他的であると述べられているか、または文脈から相互排他的であると明確に理解される場合は除かれる。
実験項−実施例
以下の実施例は本発明の実施を実験的に例証しているが、本発明の範囲が以下の具体例に限定されると理解されるべきではない。
(1−Y)[Li4+(2−δ)xMS(S1−δδ]・Y(PS2.5)の固体電解質を合成し、それらの導電率を試験した(式中、以下の実施例についてM=Si、X=Br、x=1かつδ=0.5である)。
固体電解質の合成
実施例1
出発材料LiS(日本化学工業)、SiS(Alfa Aesar)、LiBr(高純度化学研究所)およびP(Aldrich)を使用して、0.85(Li5.5SiS4.5Br0.5)・0.15(PS2.5)[Y=0.15]の固体電解質を合成した。これらの出発材料を特定の重量比(表1に記載)で混合し、アルゴン下で10個のジルコニウム製ボール(φ10mm)と共にジルコニウム製ポット(45mL)に投入した。ポットを閉じ、遊星ミル装置(Fritsch、P7)により370rpmで40時間処理して前駆体を得た。前駆体を30Paの圧力でガラス管内に密閉し、次に、500℃で8時間加熱した。
実施例2〜4および比較例1
表1として以下に挙げる出発材料の重量比を除いて、実施例1で前述したものと同一の手順を実行した。
Figure 2019501105
Liイオン伝導度の測定
実施例1〜4および比較例1で得られた硫化物固体電解質材料を使用して、温度25℃でのLiイオン伝導度を測定した。まず、100mgの硫化物固体電解質材料をマコール製シリンダーに加え、4t/cmでプレスして固体電解質層を形成した。インピーダンス分光を測定するために、SUS集電体でペレットを挟んだ。
Biologic社製インピーダンス/ゲイン相分析器(VMP3)を使用して、FRA(周波数応答分析器)としての測定を行った。5mVの交流電圧、1Hz〜1MHzの周波数範囲という条件で、高周波数範囲から測定を開始した。材料のそれぞれのイオン伝導度を図1に示す。
X線回折測定
実施例1〜4で得られた硫化物固体電解質材料および比較例1で得られた比較試料を使用することにより、X線回折測定(CuKα線を使用)を行った。結果を図2に示す。
実施例1〜4について、CuKα線を使用したX線回折測定に関して2θ=15.26°(±0.50°)、17.4°(±0.50°)、25.06°(±0.50°)、29.48°(±0.50°)、および30.08°(±0.50°)の位置におけるピークを観察した。比較例1の場合、目標の結晶は得られなかった。
X線回折測定は以下の測定条件下で実施した。
・X線波長:1.5418Å(CuKα線)
・温度:25℃
・機器:Rigaku Ultima III
・検出器:D/teX Ultra
・ステップ:0.01°
・IS:1/3
・RS1:8mm
・RS2:13mm
・管電圧:45kV
・管電流:200mA
正確な機器および測定条件が異なる場合であっても、CuKαビームを使用する限り、同一のブラッグピークが観察されると考えられる。

Claims (10)

  1. 元素Li、M、P、SおよびXを含む材料であって、
    Mは、Si、Ge、およびSnからなる群から選択される少なくとも1種の元素であり;
    Xは、F、Cl、BrおよびIからなる群から選択される少なくとも1種のハロゲン元素である、
    材料。
  2. 以下の一般式(1):
    Figure 2019501105
    (式中、
    0.5≦x≦2;
    0≦δ≦1;かつ
    0<Y≦0.5である)
    で表される組成を有する、請求項1に記載の材料。
  3. MがSiである、請求項1または2に記載の材料。
  4. XがBrである、請求項1から3のいずれかに記載の材料。
  5. xが、0.7≦x≦1.5、好ましくは0.8≦x≦1.3、より好ましくは0.9≦x≦1.1であり、最も好ましくはxが実質的に1.0に等しい、請求項1から4のいずれかに記載の材料。
  6. δが、0.3≦δ≦0.7、好ましくは0.4≦δ≦0.6であり、最も好ましくはδが実質的に0.5に等しい、請求項1から5のいずれかに記載の材料。
  7. 0.05≦Y≦0.35、好ましくは0.10<Y≦0.25である、請求項1から6のいずれかに記載の材料。
  8. CuKα線を使用したX線回折測定において、2θ=15.26°(±0.50°)、17.4°(±0.50°)、25.06°(±0.50°)、29.48°(±0.50°)、および30.08°(±0.50°)の位置にピークを示す、請求項1から7のいずれかに記載の材料。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の材料を調製する方法であって、
    (a)目標生成物に対応する化学量論比で、固体硫化物LiS、MS(M=Si、GeまたはSn)およびP、ならびにLiX(X=F、Cl、Br、I)を乾燥粉末として用意し、前記粉末を混合する工程;
    (b)工程(a)で得られた混合物を不活性雰囲気下で粉砕する工程;
    (c)工程(b)で得られた粉砕された前記混合物を、300℃≦T≦700℃の温度Tにて、0.1Pa≦P≦200Paの圧力P下で、1時間≦t≦50時間の期間tにわたり、加熱する工程
    を含む、方法。
  10. 以下の要素:
    − 正極活物質層;
    − 固体電解質;
    − 負極活物質層
    を含み、
    ここで、前記固体電解質は、請求項1から8のいずれかに記載の材料を含有する、全固体リチウム電池。
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