JP2019529307A - LiTi2(PS4)3の合成方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、チオリン酸リチウムチタンLiTi2(PS4)3の合成方法であって、(a)硫化リチウムLi2S、硫化リンP2S5、および硫化チタンTiS2の混合物を提供するステップと;(b)ステップ(a)で調整された混合物に、機械ミルまたは融解急冷による予備反応ステップを施して、中間アモルファス硫化混合物を生成するステップと;(c)ステップ(b)で調整された混合物に、350℃以上500℃未満の最大プラトー温度での熱処理ステップを施すステップと、を備える合成方法に関する。

Description

本発明の分野
本発明は、チオリン酸リチウムチタンLiTi2(PS43の合成方法に関する。
背景技術
全固体状態電池システムは、高エネルギ密度の電池パックの可能性を提供する。このようなシステムを実現するために、高イオン伝導度を示す固体電解質が要求される。LiTi2(PS43は、このような固体電解質の候補であり、キム(Kim)ら、Chem.Mater. 2008, 20, 470−474;キムら、Electrochemistry Comunications 10 (2008) 497−501;およびシン(Shin)ら、Jornal of The Electrochemical Society, 161 (1) A154−A159 (2014)に開示されている。
キムら、Chem.Mater. 2008, 20, 470−474に開示される合成方法によれば、Li2S、TiS2およびP25の化学量論混合物が、以下の温度プロファイルに従って真空下で混合され加熱される。
しかしながら、上記文献において提案される合成条件は、二次相の形成およびイオン導電度に関して最適化されていない。
本発明の概要
チオリン酸リチウムチタンLiTi2(PS43の合成における上述の課題を解決するために、本願の発明者らは、この材料の調整の異なる局面を研究し、この仕事が本発明の達成に至った。
したがって、1つの局面において、本発明は、チオリン酸リチウムチタンLiTi2(PS43の合成方法であって、
(a)硫化リチウムLi2S、硫化リンP25、および硫化チタンTiS2の混合物を提供するステップと;
(b)ステップ(a)で調整された混合物に、機械ミル(mechanical milling)または融解急冷(melt-quenching)による予備反応ステップを施して、中間アモルファス硫化混合物(intermediate amorphous sulfide mixture)を生成するステップと;
(c)ステップ(b)で調整された混合物に、350℃以上500℃未満の最大プラトー温度での熱処理ステップを施すステップと、を備える合成方法に関する。
ここで、「最大プラトー温度」とは、固体化学において一般に用いられるような加熱容器において維持される最大温度を意味し、温度対時間プロファイルは、典型的には、室温から始まる制御された温度の上昇速度を伴う段階的な上昇フェーズ、期間にわたって効果的に一定に維持される選択された反応温度(「最大プラトー温度」)、およびその後、温度が室温に戻される下降フェーズを含む。
図1aは、熱処理前の温度傾斜、熱処理の間700℃で維持される最大プラトー温度、およびその後のプログラムされた温度低下を伴う、先行技術の方法に従う高温熱処理プロセスの概略図である。図1bは、第1のアモルファス化ステップ、続く低温熱処理を伴う、本発明に従うプロセスの例示的かつ非限定的な実施形態を示し、好ましい最大プラトー温度Tは、熱処理の間、375℃≦T≦450℃で維持される。 本発明のプロセス(実施例1〜3によって非限定的に示される実施形態)に従って、または従来の合成プロセス(比較例1)に従って、または本発明に従わない他のプロセス(比較例2〜4)に従って得られたチオリン酸リチウムチタンLiTi2(PS43サンプルのX線回折パターン(XRD)を示す図である。 アモルファス化されたLiTi2(PS43(比較例3および4)の高温熱処理の熱重量分析(TGA)調査を示す図である。 本発明の例示的かつ非限定的な実施形態(実施例1〜3)に従って、または本発明に従わない実施形態(比較例3および4)に従って得られたチオリン酸リチウムチタンLiTi2(PS43サンプルについて観察されたイオン伝導度値を示す図である
発明の詳細な説明
いかなる特定の理論に拘束されることを望むものではないが、文献の方法に従って得られたLiTi2(PS43の低いイオン導電度は、合成された物質に含まれるTiS2の不純物に起因し得ると考えられる。LiTi2(PS43の分解融解挙動のために、熱処理の間における物質の融解を回避することが重要である。「分解融解」によって、本願では、新たな化学結合が形成される、融解の際の物質の化学変換について述べる。所望されない融解および不純物形成の制御なしでは、LiTi2(PS43の単相を得ることは非常に難しい。上述の課題を解決するために、本発明は、LiTi2(PS43の新たな合成手順を提供する。
本発明では、最終的なLiTi2(PS43生成物を生成するための高温反応の前に、中間ステップが提案される。中間ステップは、(商業的供給者から得られ得るような)3つの反応成分の各々の通常の固体サンプルに基づくステップ(a)で調整された混合物に、機械ミルまたは融解急冷による予備反応ステップを施して、中間アモルファス硫化混合物を生成することからなる。この中間ステップは、以下、「アモルファス化ステップ」とよばれることもあり、Li2S−TiS2−P25に由来するアモルファス物質を提供する。このアモルファス物質は、融解することなく400℃を超えて熱処理されることが可能である。中間ステップがなければ、検体は、P25の低融点(〜270℃)のために融解される。元素のリンおよび硫黄も低融点を有するため、固相反応でLiTi2(PS43生成物を生成するのに必要な温度の前に融解するだろう。中間ステップの最も重要な効果は、Li2S、TiS2、およびP25が完全に混合し互いに反応することを可能にすることであると考えられる。中間ステップは、親和的な物理混合を確保することとともに、最終生成物をもたし得る化学変換を開始し得る。したがって、中間ステップは、低融点物質であるP25をLi2Sと反応させる(または少なくともこの反応を始動させる)ように作用し得る。
出発物質のモル比について、上記方法は、生成されることとなる最終生成物LiTi2(PS43生成物を考慮して、その化学量論比にできるだけ近似するように適切に実行される。したがって、硫化リチウムLi2S、硫化リンP25および硫化チタンTiS2の出発物質は、一般に、1:3:4のLi2S:P25:TiS2モル比で用いられる。
「アモルファス化ステップ」を通して得られるアモルファス物質は、有利には、350℃≦T<500℃の温度で熱処理されることができる。より一般的には、熱処理ステップ(c)において、最大プラトー温度は、適切には475℃以下、好ましくは375℃以上、より好ましくは400℃以上450℃以下である。さらに、熱処理ステップ(c)において、熱処理の間における最大プラトー温度は、適切には1時間以上300時間以下の間維持される。室温から最大プラトー温度まで上がる温度上昇の速度について、熱処理ステップの前において、概ね適切な範囲は、0.1℃min-1〜20℃min-1である。好ましい速度は、1℃min-1〜5℃min-1の範囲である。サンプルを室温へ下げるために、熱処理ステップ後の類似する温度下降速度も用いられ得る。
本発明の方法を用いることによってLiTi2(PS43が生成されるとき、実質的にTiS2の不純物のない単相として、それは得られることができる。従来のプロセスによって生成されたLiTi2(PS43と比較して、約3倍高いイオン伝導度の値が観察され得る。
本発明に係る方法では、方法ステップ(a)、(b)および(c)の各々は、有利には、不活性ガス、たとえば窒素またはアルゴン、好ましくはアルゴン下で実行される。
上述されたように、本発明を実行する1つの態様において、本願で「アモルファス化ステップ」ともよばれる中間ステップ(b)であって、中間アモルファス硫化混合物をもたらす中間ステップは、「融解急冷」手順によって実行され得る。適切な融解急冷ステップでは、出発物質は、最終生成物LiTi2(PS43の融点より高い温度まで、すなわち700℃を超えるまで加熱される。700℃を超える高温を達成するときの蒸発を回避するために、急速加熱手順が用いられ得る。しかしながら、多くの場合、サンプルが急冷の前に平衡状態にあることが好ましい。したがって、たとえば0.05℃min-1〜20℃min-1の加熱速度で、適切には3時間〜300時間の保持時間で、比較的長い期間の間待ってゆっくりと加熱することが適切である。700℃以上の温度まで昇温された、融解された混合物を急冷するために、急速な冷却速度が適切には300〜1000Ls-1の間で用いられて混合物を室温以下にする。硫化アモルファス物質のために概ね適切な方法は、氷急冷である。このような方法では、急冷されることとなる物質を含む加熱された石英管は氷水に置かれる。
本発明を実行するために好ましい実施形態において、本願で「アモルファス化ステップ」ともよばれる中間ステップ(b)であって、中間アモルファス硫化混合物をもたらす中間ステップは、プラネタリボールミル(planetary ball milling)、振動ミル(vibration milling)またはジェットミル(jet milling)などの機械ミル手順によって実行される。プラネタリボールミルの好ましい方法が用いられる場合には、概ね適切なボールサイズ範囲は1mm≦φ≦10mmの範囲内で選択され、温度範囲は0℃≦T≦60℃の範囲内で選択され、回転速度は200rpm≦R≦500rpmの範囲内で選択され、期間は5h≦t≦200hの範囲内で選択される。
さらなる局面において、本開示は、以下の要素を備える全固体状態リチウム電池(all-solid-state lithium battery)に関する:
正極活性化材料層;
固体電解質層;
負極活性化材料層、
ここで、固体電解質層は、本発明に従って生成されたチオリン酸リチウムチタンLiTi2(PS43材料を含み、正極活性化材料層と負極活性化材料層との間に配置される。
固体電解質として本発明に従って生成されるLiTi2(PS43硫化物質を用いる、このような全固体状態リチウム電池において、固体電解質材料の形態について、実施例は、たとえば、真球形状および楕円球形状などの粒形状、または薄いフィルム形態を含む。固体電解質材料が粒形状を有するとき、平均粒径に関しては、それらのサイズは、50nm〜10マイクロメートルの範囲内であることが好ましく、より好ましくは100nm〜5マイクロメートルの範囲内である。
固体電解質層に上述されたような1つ以上の固体電解質材料のみを有することが好ましいが、この層は、必要であれば結着剤を含んでもよい。固体電解質層のために用いられる結着剤として、これは、正活性化材料層について後述されるもの同じタイプであってもよい。
固体電解質層の厚さに関して、これは固体電解質材料の種類および全固体電池の全体組成とともに変化し得るが、一般的には、この厚さは、0.1マイクロメートル〜1000マイクロメートルの範囲内であることが好ましく、より好ましくは0.1マイクロメートル〜300マイクロメートルの範囲内である。
正極(陽極)活性化材料層に用いられることとなる正活性化材料(陽極活性化材料)について、これは、平均作動ポテンシャルが4V(対Li/Li)よりも大きくなる場合、特に限定されない。正活性化材料の平均作動ポテンシャルとして、これは、適切には4V(対Li/Li+)よりも大きく、4.0V〜6.0Vの制限内であることが好ましく、さらにより好ましくは4.5V〜5.5Vの制限内である。平均作動ポテンシャルは、たとえばサイクリックボルタンメトリを用いて評価されることができる。特に、サイクリックボルタンメトリは、0.1mV/秒のような小さい電位速度で測定され、酸化側でピーク電流を与える電圧と還元側でピーク電流を与える電圧との平均値が、平均作動ポテンシャルであると考えられ得る。
正活性化材料として、特に平均作動ポテンシャルが4V(対Li/Li)よりも大きくされる場合、特定の限定はないが、材料は高いエネルギ密度を有し得る酸化物正活性化物質であることが好ましい。
正活性化材料の例として、一般式LiM24(Mは、遷移金属元素の少なくとも1種である)で表されるスピネル型構造を有する化合物が、例として挙げられ得る。上述の一般式LiM24のMに関しては、特に遷移金属元素である場合、限定されないが、たとえば、Ni、Mn、Cr、Co、VおよびTiからなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましく、特にNi、MnおよびCrからなる群から選択される少なくとも1種であることがより好ましい。特に、LiCr0.05Ni0.05Mn1.454、LiCrMnO4、LiNi0.5Mn1.54などが挙げられ得る。正活性化材料の他の例として、一般式LiMPO4(Mは、遷移金属元素の少なくとも1種である)で表されるオリビン型構造を有する化合物が挙げられ得る。上述の一般式におけるMは、特に遷移金属元素である場合、限定されないが、たとえば、Mn、Co、Ni、およびVからなる群から選択される少なくとも1種であることが好ましく、特にMn、CoおよびNiからなる群から選択される少なくとも1種であることがより好ましい。特に、LiMnPO4、LiCoPO4、LiNiPO4などが挙げられ得る。正活性化材料の他の例として、LiMO2(Mは、遷移金属元素の少なくとも1タイプである)で表される層構造を有する化合物が挙げられ得る。特に、LiCoO2、LiNi0.5Mn0.52およびLiNi0.33Co0.33Mn0.332などが挙げられ得る。上述された正活性化材料以外の例として、Li2MnO3−LiNi1/3Co1/3Mn1/32固溶体、Li2MnO3−LiNi0.5Mn1.52固溶体、Li2MnO3−LiFeO2固溶体などが挙げられ得る。
正活性化材料の形態として、たとえば、真球形状および楕円球形状などの粒形状、薄いフィルム形態などが挙げられ得る。平均粒径については、正活性化材料が粒形状を有するとき、たとえば、0.1マイクロメートル〜50マイクロメートルのサイズ範囲内であることが好ましい。正活性化材料層における正活性化材料の含有量については、たとえば10重量%〜99重量%の範囲にあることが好ましく、より好ましくは20重量%〜90重量%である。
正活性化材料層については、必要であれば、上述の正活性化材料に加えて、正活性化材料層は、他の物質、たとえば固体電解質材料などを含んでもよい。正活性化材料層における固体電解質材料の含有量について、この含有量は、1重量%〜90重量%であることが好ましく、より好ましくは10重量%〜80重量%である。
さらに、正活性化材料層は、上述された固体電解質材料以外に、正活性化材料層の伝導度を向上させる観点から導電剤を含んでもよい。導電性材料としては、たとえば、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、カーボンファイバなどが挙げられ得る。正活性化材料は、結着剤を含んでもよい。このような結着材料(結着剤)は、たとえば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)およびポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素系結着材料が挙げられ得る。
正電荷材料層の厚さは作製される全固体状態電池の種類に従って変化し得るが、一般的に、0.1マイクロメートル〜1000マイクロメートルの範囲内であることが好ましい。
負極活性化材料層に関して、この層は、1つ以上の負極活性化材料を少なくとも含み、必要であれば、固体電解質材料および導電剤の少なくとも1つ以上をさらに含んでもよい。全固体状態リチウム電池について、伝導イオンであるLiイオンの吸蔵および放出が可能であるという条件で、負極活性化材料は限定されない。負極活性化材料として、たとえば、活性炭材料、金属活性化材料などが挙げられ得る。活性炭材料として、たとえば、黒鉛、メソカーボンマイクロビーズ(MCMB)、高秩序/配向熱分解グラファイト(HOPG)、硬質炭素、軟質炭素などが挙げられ得る。一方、金属活性化材料としては、たとえば、Li合金およびSn−Co−Cなどの合金、In、Al、Si、Snなどの電荷が挙げられ得る。他の負極活性化材料の例として、Li4Ti512などの酸化物ストック材料が挙げられ得る。
負極活性化材料層のために用いられる固体電解質材料、および導電剤について、これらは、上述された固体電解質層および正活性化材料層のためのそれと同様であってもよい。
負極活性化材料層の厚さは、一般的には、適切には0.1マイクロメートル〜1000マイクロメートルの範囲内であり得る。
本開示の全固体状態電池は、少なくとも、上述された、正活性化材料層と、固体電解質層と、負極活性化材料層とを有する。それは、通常、正活性化材料層を集電させる正極集電体と、負極活性化材料層の電流集電を行う負極集電体とをさらに有する。正極集電体の材料としては、たとえば、SUS(ステンレス鋼)、アルミニウム、ニッケル、鉄、チタン、炭素などが挙げられ得、SUSが特に好ましい。一方、負極集電体の材料としては、たとえば、SUS、銅、ニッケル、炭素などが挙げられ得、SUSが特に好ましい。正極集電体および負極集電体の厚さ、形態などについて、当業者は、全固体状態電池の使用などに従って好適に選択し得る。一般的な全固体状態電池のために用いられるセルケースが用いられ得、たとえば、SUSから作製されたセルケースなどが挙げられ得る。全固体状態電池は、絶縁リングの内側に電力発生要素を形成し得る。
本開示の全固体状態電池は、室温環境で、充電可能かつ放電可能な全固体状態電池として考えられ得る。それは一次電池であってもよいが、再充電可能な電池であってもよく、特に再充電可能な電池であることが好ましい。全固体状態電池の形態に関しては、たとえば、コイン型、積層型、円筒形、四角形などが挙げられ得る。
全固体状態電池の製造方法に関して、これは特に限定されないが、一般的な全固体状態電池の製造方法が用いられ得る。たとえば、全固体状態電池が薄いフィルム形態であるときは、正活性化材料層は基板上に形成され得、固体電解質層および負極活性化材料層を順番に形成し、その後それらを積層するなどの方法が用いられ得る。
本発明の実施内で、上記に別々に提示され示された構成または実施形態を、有利で好適で適切となるように、またはそうでなければ本発明の実施において一般に利用可能とされるように組み合わせることが想定され得る。本説明は、このような組み合わせが本願において互いに排他的とされるべきであると言われる、または明らかに互いに排他的であるべきとする文脈で理解される場合を除き、本願において説明された構成または実施形態のすべてのこのような組み合わせを含むように考えられるべきである。
実験セクション−実施例
以下の実験セクションは、本発明の実施を例示的に示すが、発明の範囲は以下の特定的な実施例に限定されるように考えられるべきではない。
実施例1
固体電解質の合成
混合ステップ
固体電解質LiTi2(PS43が、出発物質Li2S(シグマ(Sigma))、TiS2(シグマ)、およびP25(アルドリッチ(Aldrich))を用いて合成された。それらは、以下の表1に記載される重量比率で混合された。
アモルファス化ステップ
混合されたサンプルは、アルゴン下で、18ジルコニウムボール(φ10mm)を有するジルコニウムポット(45mL)の中へ入れられた。ポットは、閉鎖され、370rpmで40時間、プラネタリミル設備(フリッチェ(Fritsch)、P7)で処理されて、前駆体を得た。
熱処理ステップ
前駆体は、30Paの圧力でガラス管の中へ封止され、その後T=375℃で8時間加熱された。サンプルをこの熱処理温度にするために、2.2℃min-1の温度傾斜が用いられた。
375℃の熱処理温度では、サンプルは融解されなかった。
手順は、文献プロセスと同様に図1に示される。
Liイオン伝導度の測定
25℃の温度におけるLiイオン伝導度が、得られた硫化物固体電解質材料を用いて測定された。まず、100mgの硫化物固体電解質材料が、アルミナで作製されたシリンダに添加され、4トン/cm2でプレスされて、固体電解質層を形成した。インピーダンス分光法を測定するために、ピレットがSUS電流集電体によって挟まれた。
FRA(Frequency Response Analyzer(周波数応答分析器))としての測定のために、バイオロジック(Biologic)(VMP3)によって製造されるインピーダンスゲインフェーズ分析器が用いられた。測定は、5mVの交流電圧の条件付きの高周波数範囲および1Hz〜1MHzの周波数範囲から始められた。
実施例1で調整された物質のイオン伝導度は、2.1×10-5S/cmであった。
X線回折測定
実施例においておよび比較例において得られた硫化物固体電解質材料を用いることによって、(CuKα線を用いた)X線回折測定が行われた。結果は、図2に示される。
実施例に従って調整されたサンプルについては、基本的に、LiTi2(PS43のピークのみが検出された。
実施例2
熱処理温度のみが実施例1と異なった。ここで、熱処理温度は400℃であり、サンプルは融解されなかった。実施例2によって生成された物質のイオン伝導度は、2.5×10-5S/cmであった。基本的に、LiTi2(PS43のピークのみがXRDによって検出された。
実施例3
熱処理温度のみが実施例1と異なった。ここで、熱処理温度は450℃であり、サンプルは融解されなかった。実施例3によって生成された物質のイオン伝導度は、2.0×10-5S/cmであった。基本的に、LiTi2(PS43のピークのみがXRDによって検出された。
比較例1(=文献プロセスを介して合成された)
実施例1とは異なり、アモルファス化ステップは行われなかった。熱処理温度は750℃であり、サンプルは融解された。このサンプルのイオン伝導度は、0.9×10-5S/cmであった。LiTi2(PS43に起因するものに加えて、TiS2のピークがXRDによって検出された。
比較例2
実施例1との相違として、アモルファス化ステップは行われなかった。熱処理温度は750℃であり、サンプルは融解された。このサンプルのイオン伝導度は、0.6×10-5S/cmであった。不明な相のピークがXRDによって検出された。
比較例3
実施例1との相違として、アモルファス化ステップは行われたが、300℃の熱処理温度が用いられ、サンプルは融解されなかった。このサンプルのイオン伝導度は、0.2×10-5S/cmであった。ハローパターンがXRDによって検出され、アモルファス生成物を示した。
比較例4
実施例1との相違として、アモルファス化ステップは行われたが、500℃の熱処理温度が用いられ、サンプルは融解されなかった。このサンプルのイオン伝導度は、1.2×10-5S/cmであった。XRDによって、LiTi2(PS43に加えて、TiS2のピークが検出された。
TGA測定から、約400℃で重量減少が観察された(図3)。これは、材料の蒸発を示す。このような蒸発は、500℃でLiTi2(PS43の分解およびTiS2の発生の原因となり得る。ここで、これは未反応の二硫化チタンではなく、代わりに、既に生成されたLiTi2(PS43から出る(再)発生されたTiS2であることが考えられる。TiS2が熱処理の間に(再)発生されると、熱処理によってそれを除去することは非常に難しい(非常に長い時間が必要となる)ことが観察される。
アモルファス化ステップの重要性
アモルファス化ステップのない比較例1および比較例2の結果から、P25の低融点(〜270℃)のために、材料の融解を回避することは非常に難しい。LiTi2(PS43は、T=750℃の高温熱処理条件で得られた。しかしながら、得られた物質は、不純物としてTiS2を含んでいた。この結果として、そのイオン伝導度が低い可能性がある。T=400℃(実施例1と同様)の低温が印加されたにもかかわらず、材料は融解し、不明な相および低イオン伝導度をもたらした。アモルファス化ステップは、融解させることなく400℃を越える温度を印加することを可能にする。したがって、高イオン伝導度を示すLiTi2(PS43の単相を合成することができる。
温度最適化
実施例1および実施例2ならびに比較例3および比較例4の結果から、LiTi2(PS43の単相および高イオン伝導度を得るためには、375℃≦T<500℃の熱処理温度T範囲が好ましい(図4)。300℃以下の温度はアモルファス生成物をもたらし、500℃以上の温度はTiS2の継続する存在および蒸発と相関すると思われる。

Claims (6)

  1. チオリン酸リチウムチタンLiTi2(PS43の合成方法であって、
    (a)硫化リチウムLi2S、硫化リンP25、および硫化チタンTiS2の混合物を提供するステップと;
    (b)ステップ(a)で調整された前記混合物に、機械ミルまたは融解急冷による予備反応ステップを施して、中間アモルファス硫化混合物を生成するステップと;
    (c)ステップ(b)で調整された前記混合物に、350℃以上500℃未満の最大プラトー温度での熱処理ステップを施すステップと、を備える合成方法。
  2. 中間アモルファス硫化混合物を生成するためにステップ(b)で用いられる前記機械ミルの手順は、プラネタリボールミル、振動ミル、またはジェットミルである、請求項1に記載の合成方法。
  3. プラネタリボールミルが用いられ、ボールサイズ範囲は1mm≦φ≦10mmの範囲)内で選択され、温度範囲は0℃≦T≦60℃の範囲内で選択され、回転速度は200rpm≦R≦500rpmの範囲内で選択され、期間は5h≦t≦200hの範囲内で選択される、請求項2に記載の合成方法。
  4. 熱処理ステップ(c)において、前記最大プラトー温度は、475℃以下であり、好ましくは375℃以上450℃以下である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 熱処理ステップ(c)において、熱処理の間の前記最大プラトー温度は、1時間以上300時間以下の間維持される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記硫化リチウムLi2S、前記硫化リンP25および前記硫化チタンTiS2の出発物質は、1:3:4のLi2S:P25:TiS2モル比で用いられる、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の方法。
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