JP2013257992A - 全固体電池および全固体電池の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】活物質4と、活物質に接触し、活物質のアニオン成分とは異なるアニオン成分を有し、単相の電子−イオン混合伝導体である第一固体電解質材料5と、第一固体電解質材料に接触し、第一固体電解質材料と同じアニオン成分を有し、電子伝導性を有しないイオン伝導体である第二固体電解質材料6と、を有する電極活物質層を備える全固体電池であって、第一固体電解質材料がLi2ZrS3であり、第一固体電解質材料が、CuKα線を用いたX線回折測定における2θ=34.2°±0.5°の位置にLi2ZrS3のピークを有し、上記2θ=34.2°±0.5°におけるLi2ZrS3のピークの回折強度をIAとし、2θ=31.4°±0.5°におけるZrO2のピークの回折強度をIBとした場合に、IB/IAの値が0.1以下。
【選択図】図1
Description
まず、本発明の全固体電池について説明する。本発明の全固体電池は、2つの実施態様に大別することができる。以下、本発明の全固体電池について、電極活物質層が、活物質、第一固体電解質材料および第二固体電解質材料を含有する態様(第一実施態様)と、電極活物質層が活物質および第一固体電解質材料を含有し、固体電解質層が第二固体電解質材料を含有する態様(第二実施態様)とに分けて説明する。
本発明の全固体電池の第一実施態様は、活物質と、上記活物質に接触し、上記活物質のアニオン成分とは異なるアニオン成分を有し、単相の電子−イオン混合伝導体である第一固体電解質材料と、上記第一固体電解質材料に接触し、上記第一固体電解質材料と同じアニオン成分を有し、電子伝導性を有しないイオン伝導体である第二固体電解質材料と、を有する電極活物質層を備える全固体電池であって、上記第一固体電解質材料がLi2ZrS3であり、上記第一固体電解質材料が、CuKα線を用いたX線回折測定における2θ=34.2°±0.5°の位置にLi2ZrS3のピークを有し、上記2θ=34.2°±0.5°におけるLi2ZrS3のピークの回折強度をIAとし、2θ=31.4°±0.5°におけるZrO2のピークの回折強度をIBとした場合に、IB/IAの値が0.1以下であることを特徴とするものである。
以下、本実施態様の全固体電池について、構成ごとに説明する。
本実施態様における電極活物質層は、後述する、活物質、第一固体電解質材料および第二固体電解質材料を含有するものである。また、本実施態様における電極活物質層は、正極活物質を含有する正極活物質層であっても良く、負極活物質を含有する負極活物質層であっても良く、正極活物質層および負極活物質層の両方であっても良い。中でも、本実施態様においては、電極活物質層が正極活物質層であることが好ましい。正極活物質として有用な酸化物活物質等の種類が多く、本実施態様の効果を発揮しやすいからである。
本実施態様における活物質は、正極活物質であっても良く、負極活物質であっても良い。また、本実施態様における活物質は、カチオン成分およびアニオン成分を有するものであり、後述する第一固体電解質材料のアニオン成分とは異なるアニオン成分を有するものである。ここで、活物質のカチオン成分とは、活物質を構成する元素の中で、正の価数を取り得るものをいう。一方、活物質のアニオン成分とは、活物質を構成する元素の中で、負の価数を取り得るものをいう。例えば、LiCoO2では、LiおよびCoがカチオン成分になり、Oがアニオン成分になる。本実施態様における活物質のアニオン成分は、カルコゲンを主体とすることが好ましい。カルコゲンとしては、酸素、セレン等を挙げることができ、中でも酸素が好ましい。すなわち、本実施態様における活物質のアニオン成分は、酸素を主体とすることが好ましい。
本実施態様における第一固体電解質材料は、上述した活物質に接触し、活物質のアニオン成分とは異なるアニオン成分を有する単相の電子−イオン混合伝導体であり、具体的にはLi2ZrS3である。
本実施態様における第二固体電解質材料は、カチオン成分およびアニオン成分を有し、電子伝導性を有しないイオン伝導体である。第二固体電解質材料のアニオン成分は、第一固体電解質材料のアニオン成分と同じもの(S)である。第二固体電解質材料におけるカチオン成分およびアニオン成分の定義は、上述した内容と同様である。例えば、Li7P3S11では、LiおよびPがカチオン成分になり、Sがアニオン成分になる。また、第二固体電解質材料は、通常、電子伝導性を有しないが、「電子伝導性を有しない」とは、固体電解質層に使用可能な程度に絶縁性を有することをいう。室温における第二固体電解質材料の電子伝導度は、例えば1×10−12S/cm以下であり、測定限界以下であることが好ましい。
本実施態様における電極活物質層は、活物質、第一固体電解質材料および第二固体電解質材料を含有する。通常、第一固体電解質材料は活物質に接触し、第二固体電解質材料は第一固体電解質材料に接触する。本実施態様においては、図3(a)、(b)に示すように、第一固体電解質材料5が、活物質4または第二固体電解質層6を被覆していることが好ましい。活物質と第二固体電解質材料との接触を効果的に防止できるからである。なお、活物質と第二固体電解質材料とが接触すると、上述した図2(a)で示す界面状態が生まれ、高抵抗層が発生すると考えられる。そのため、活物質と第二固体電解質材料とは、接触しないことが好ましい。特に本実施態様においては、図3(a)に示すように、第一固体電解質材料5が、活物質4を被覆していることが好ましい。活物質は、通常、第二固体電解質材料よりも硬く、被覆状態を形成しやすいからである。
本実施態様における固体電解質層は、正極活物質層および負極活物質層の間に形成される層である。また、固体電解質層は、固体電解質材料を含有する層である。固体電解質層に用いられる固体電解質材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、硫化物固体電解質材料および酸化物固体電解質材料を挙げることができ、中でも硫化物固体電解質材料が好ましい。イオン伝導性に優れた固体電解質層を得ることができるからである。また、固体電解質層に用いられる固体電解質材料としては、上述した第二固体電解質材料と同様の材料を用いることができる。特に、本実施態様においては、電極活物質層に含まれる第二固体電解質材料と、固体電解質層に含まれる固体電解質材料とが同じ材料であることが好ましい。化学ポテンシャルが同一の材料を用いることで、劣化をさらに生じにくくさせることができるからである。また、固体電解質層は、上述した結着材を含有していても良い。
本実施態様の全固体電池は、上述した電極活物質層および固体電解質層を少なくとも有するものである。さらに通常は、正極活物質層の集電を行う正極集電体、および負極活物質の集電を行う負極集電体を有する。正極集電体の材料としては、例えばSUS、アルミニウム、ニッケル、鉄、チタンおよびカーボン等を挙げることができ、中でもSUSが好ましい。一方、負極集電体の材料としては、例えばSUS、銅、ニッケルおよびカーボン等を挙げることができ、中でもSUSが好ましい。また、正極集電体および負極集電体の厚さや形状等については、全固体電池の用途等に応じて適宜選択することが好ましい。また、電池ケースには、一般的な全固体電池の電池ケースを用いることができる。電池ケースとしては、例えばSUS製電池ケース等を挙げることができる。また、本実施態様の全固体電池は、発電要素を絶縁リングの内部に形成したものであっても良い。
本実施態様の全固体電池の種類としては、全固体リチウム電池、全固体ナトリウム電池、全固体マグネシウム電池および全固体カルシウム電池等を挙げることができ、中でも、全固体リチウム電池および全固体ナトリウム電池が好ましく、特に、全固体リチウム電池が好ましい。また、本実施態様の全固体電池は、一次電池であっても良く、二次電池であっても良いが、中でも、二次電池であることが好ましい。繰り返し充放電でき、例えば車載用電池として有用だからである。本実施態様の全固体電池の形状としては、例えば、コイン型、ラミネート型、円筒型および角型等を挙げることができ、中でも角型およびラミネート型が好ましく、特にラミネート型が好ましい。
次に、本発明の全固体電池の第二実施態様について説明する。本発明の全固体電池の第二実施態様は、正極活物質層と、負極活物質層と、上記正極活物質層および上記負極活物質層の間に形成された固体電解質層とを有する全固体電池であって、上記正極活物質層および上記負極活物質層の少なくとも一方が、活物質と、上記活物質に接触し、上記活物質のアニオン成分とは異なるアニオン成分を有し、単相の電子−イオン混合伝導体である第一固体電解質材料とを含有し、上記固体電解質層は、上記第一固体電解質材料に接触し、上記第一固体電解質材料と同じアニオン成分を有し、電子伝導性を有しないイオン伝導体である第二固体電解質材料を含有し、上記第一固体電解質材料がLi2ZrS3であり、上記第一固体電解質材料が、CuKα線を用いたX線回折測定における2θ=34.2°±0.5°の位置にLi2ZrS3のピークを有し、上記2θ=34.2°±0.5°におけるLi2ZrS3のピークの回折強度をIAとし、2θ=31.4°±0.5°におけるZrO2のピークの回折強度をIBとした場合に、IB/IAの値が0.1以下であることを特徴とするものである。
次に、本発明の全固体電池の製造方法について説明する。本発明の全固体電池の製造方法は、2つの実施態様に大別することができる。以下、本発明の全固体電池の製造方法について、得られる全固体電池における電極活物質層が、活物質、第一固体電解質材料および第二固体電解質材料を含有する態様(第一実施態様)と、得られる全固体電池における電極活物質層が活物質および第一固体電解質材料を含有し、固体電解質層が第二固体電解質材料を含有する態様(第二実施態様)とに分けて説明する。
本発明の全固体電池の製造方法の第一実施態様は、活物質と、上記活物質に接触し、上記活物質のアニオン成分とは異なるアニオン成分を有し、単相の電子−イオン混合伝導体である第一固体電解質材料と、上記第一固体電解質材料に接触し、上記第一固体電解質材料と同じアニオン成分を有し、電子伝導性を有しないイオン伝導体である第二固体電解質材料と、を有する電極活物質層を備える全固体電池の製造方法であって、上記第一固体電解質材料がLi2ZrS3であり、上記第一固体電解質材料の原料組成物を200Pa未満の真空中で熱処理し、上記第一固体電解質材料を合成する第一固体電解質材料合成工程を有することを特徴とするものである。
次に、本発明の全固体電池の製造方法の第二実施態様について説明する。第二実施態様の全固体電池の製造方法は、正極活物質層と、負極活物質層と、上記正極活物質層および上記負極活物質層の間に形成された固体電解質層とを有する全固体電池であり、上記正極活物質層および上記負極活物質層の少なくとも一方が、活物質と、上記活物質に接触し、上記活物質のアニオン成分とは異なるアニオン成分を有し、単相の電子−イオン混合伝導体である第一固体電解質材料とを含有し、上記固体電解質層は、上記第一固体電解質材料に接触し、上記第一固体電解質材料と同じアニオン成分を有し、電子伝導性を有しないイオン伝導体である第二固体電解質材料を含有する全固体電池の製造方法であって、上記第一固体電解質材料がLi2ZrS3であり、上記第一固体電解質材料の原料組成物を200Pa未満の真空中で熱処理し、上記第一固体電解質材料を合成する第一固体電解質材料合成工程を有することを特徴とするものである。
出発原料として、硫化リチウム(Li2S)と硫化ジルコニウム(ZrS2)とを用いた。これらの粉末をアルゴン雰囲気下のグローブボックス内で、Li2S(0.46g)およびZrS2(1.54g)を混合し、真空(30Pa)中で熱処理(650℃、10時間)を行うことにより、電子−イオン混合伝導体であるLi2ZrS3の粉末(第一固体電解質材料)を得た。
第一固体電解質材料合成工程において真空(200Pa)中で熱処理したこと以外は、実施例と同様に、第一固体電解質材料を作製した。
(XRD測定)
実施例および比較例で得られたLi2ZrS3の粉末を用いて、CuKα線によるX線回折(XRD)測定を行った。その結果を図8に示す。図8に示されるように、実施例および比較例のいずれにおいても、2θ=34.2°±0.5°の位置にLi2ZrS3のピークを有することが確認できる。また、図8に示すように、2θ=34.2°±0.5°におけるLi2ZrS3のピークの回折強度をIAとし、2θ=31.4°±0.5°におけるZrO2のピークの回折強度をIBとしてIB/IAの値をそれぞれ算出した。その結果、実施例では0.007となり、比較例では0.22となった。
実施例および比較例で得られたLi2ZrS3のLiイオン伝導度を評価した。その結果を図10に示す。なおLiイオン伝導度の測定方法は、次の通りである。すなわち、まず特開2005−228570号公報に記載された方法と同様の方法で、硫化物固体電解質材料であるLi7P3S11結晶を合成した。次に、図9に示されるように、Li2ZrS3層の両面にLi7P3S11層を配置したペレットを作製し、さらに、そのペレットの両面に、金属LiおよびSKD鋼を配置した。この状態で、電位をかけ、直流抵抗からLi2ZrS3のLiイオン伝導度を測定した。なお、Li7P3S11のLiイオン伝導度は既知であり、かつ、Li7P3S11によってLi2ZrS3の電子伝導は遮られるため、Liイオン伝導度を測定できる。
実施例および比較例で得られた第一固体電解質材料(Li2ZrS3)の電子伝導度を評価した。Li2ZrS3の粉末をSKD鋼製のセルに入れ、4tでプレスすることによりペレットを作製した。直流抵抗から電子伝導度を測定し、その結果を図10に示す。
2 … 負極活物質層
3 … 固体電解質層
4 … 活物質
5 … 第一固体電解質材料
5a … 第一固体電解質層
6 … 第二固体電解質材料
10 … 発電要素
Claims (10)
- 活物質と、
前記活物質に接触し、前記活物質のアニオン成分とは異なるアニオン成分を有し、単相の電子−イオン混合伝導体である第一固体電解質材料と、
前記第一固体電解質材料に接触し、前記第一固体電解質材料と同じアニオン成分を有し、電子伝導性を有しないイオン伝導体である第二固体電解質材料と、を有する電極活物質層を備える全固体電池であって、
前記第一固体電解質材料がLi2ZrS3であり、
前記第一固体電解質材料が、CuKα線を用いたX線回折測定における2θ=34.2°±0.5°の位置にLi2ZrS3のピークを有し、前記2θ=34.2°±0.5°におけるLi2ZrS3のピークの回折強度をIAとし、2θ=31.4°±0.5°におけるZrO2のピークの回折強度をIBとした場合に、IB/IAの値が0.1以下であることを特徴とする全固体電池。 - 正極活物質層と、負極活物質層と、前記正極活物質層および前記負極活物質層の間に形成された固体電解質層とを有する全固体電池であって、
前記正極活物質層および前記負極活物質層の少なくとも一方が、活物質と、前記活物質に接触し、前記活物質のアニオン成分とは異なるアニオン成分を有し、単相の電子−イオン混合伝導体である第一固体電解質材料とを含有し、
前記固体電解質層は、前記第一固体電解質材料に接触し、前記第一固体電解質材料と同じアニオン成分を有し、電子伝導性を有しないイオン伝導体である第二固体電解質材料を含有し、
前記第一固体電解質材料がLi2ZrS3であり、
前記第一固体電解質材料が、CuKα線を用いたX線回折測定における2θ=34.2°±0.5°の位置にLi2ZrS3のピークを有し、前記2θ=34.2°±0.5°におけるLi2ZrS3のピークの回折強度をIAとし、2θ=31.4°±0.5°におけるZrO2のピークの回折強度をIBとした場合に、IB/IAの値が0.1以下であることを特徴とする全固体電池。 - 前記第一固体電解質材料は、前記活物質を被覆していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の全固体電池。
- 前記第一固体電解質材料は、前記固体電解質層との接触面で、層状構造を形成していることを特徴とする請求項2に記載の全固体電池。
- 前記活物質のアニオン成分がカルコゲンであることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載の全固体電池。
- 前記活物質は、前記アニオン成分が酸素である酸化物活物質であることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの請求項に記載の全固体電池。
- 前記第一固体電解質材料は、結晶質であることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかの請求項に記載の全固体電池
- 前記活物質の表面が、前記活物質のアニオン成分と同じアニオン成分を有し、単相の電子−イオン混合伝導体である第三固体電解質材料で被覆され、
前記活物質および前記第一固体電解質材料が、前記第三固体電解質材料を介して接触していることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかの請求項に記載の全固体電池。 - 活物質と、
前記活物質に接触し、前記活物質のアニオン成分とは異なるアニオン成分を有し、単相の電子−イオン混合伝導体である第一固体電解質材料と、
前記第一固体電解質材料に接触し、前記第一固体電解質材料と同じアニオン成分を有し、電子伝導性を有しないイオン伝導体である第二固体電解質材料と、を有する電極活物質層を備える全固体電池の製造方法であって、
前記第一固体電解質材料がLi2ZrS3であり、
前記第一固体電解質材料の原料組成物を200Pa未満の真空中で熱処理し、前記第一固体電解質材料を合成する第一固体電解質材料合成工程を有することを特徴とする全固体電池の製造方法。 - 正極活物質層と、負極活物質層と、前記正極活物質層および前記負極活物質層の間に形成された固体電解質層とを有する全固体電池であり、
前記正極活物質層および前記負極活物質層の少なくとも一方が、活物質と、前記活物質に接触し、前記活物質のアニオン成分とは異なるアニオン成分を有し、単相の電子−イオン混合伝導体である第一固体電解質材料とを含有し、
前記固体電解質層は、前記第一固体電解質材料に接触し、前記第一固体電解質材料と同じアニオン成分を有し、電子伝導性を有しないイオン伝導体である第二固体電解質材料を含有する全固体電池の製造方法であって、
前記第一固体電解質材料がLi2ZrS3であり、
前記第一固体電解質材料の原料組成物を200Pa未満の真空中で熱処理し、前記第一固体電解質材料を合成する第一固体電解質材料合成工程を有することを特徴とする全固体電池の製造方法。
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