JP2019200138A - 透磁率の変化を検出するためのコア構造体および歪み検出装置 - Google Patents

透磁率の変化を検出するためのコア構造体および歪み検出装置 Download PDF

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【課題】周方向における検出範囲の単位がより大きくなるコア構造体および歪み検出装置を提供する。【解決手段】コア構造体は、磁性体を含むコア30と、検出コイル42と備え、軸部材20の透磁率の変化を検出するために用いられる。コア30に対して、軸方向、径方向および周方向が定義可能である。コア30は、径方向に突出する複数のティースを備える。第1ティースT21と第2ティースT11とが、周方向において異なる位置に設けられ、第3ティースT23が、第1ティースT21に対し、第2ティースT11と軸方向および周方向に対称となる位置に設けられ、検出コイル42が、少なくとも第2ティースT11および第3ティースT32に巻回される。【選択図】図4

Description

この発明はコア構造体および歪み検出装置に関し、とくに、検出対象部材の透磁率の変化を検出するために用いられるものに関する。
透磁率の変化を検出し、これを利用して動作する機器が公知である。たとえば、磁歪材料を用い、ビラリ効果を利用して、磁歪材料の透磁率の変化に基づき、磁歪材料に加わるトルクを検出することができる。
このような構造の例は、特許文献1に記載される。特許文献1の構成では、複数のコアが周方向に等間隔に配置されている。このような構成において、各コアに巻回されたコイルのインピーダンスの増減でビラリ効果により発生した軸の磁束密度の変化を読み取り、軸部材に発生した歪みの値を算出する。
特開2009−31249号公報
しかしながら、従来の構成では、周方向における検出範囲の単位が小さいという問題があった。このため、軸部材において周方向に磁気的な偏りが存在する場合には、検出範囲内の軸部材のインピーダンスが、軸部材の歪みだけでなく軸部材の回転によっても変化する可能性が大きく、歪み検出の精度が悪化する。
たとえば特許文献1の構成では、周方向における検出範囲はU字形状のコア1個分の大きさしかなく、軸部材の回転によってインピーダンスが変化する可能性が大きい。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたものであり、周方向における検出範囲の単位がより大きくなるコア構造体および歪み検出装置を提供することを目的とする。
この発明に係るコア構造体は、
磁性体を含むコアと、検出コイルと備え、検出対象部材の透磁率の変化を検出するために用いられるコア構造体であって、
前記コアに対して、軸方向、径方向および周方向が定義可能であり、
前記コアは、径方向に突出する複数のティースを備え、
第1ティースと第2ティースとが、周方向において異なる位置に設けられ、
第3ティースが、前記第1ティースに対し、前記第2ティースと軸方向および周方向に対称となる位置に設けられ、
前記検出コイルが、少なくとも前記第2ティースおよび前記第3ティースに巻回される。
特定の態様によれば、前記検出コイルが、さらに前記第1ティースに巻回される。
特定の態様によれば、前記コア構造体はさらに励磁コイルを備え、前記励磁コイルが、
前記第1ティースに巻回されるか、または、
前記第2ティースおよび前記第3ティースに巻回されるか、または、
前記第1ティース、前記第2ティースおよび前記第3ティースに巻回される。
特定の態様によれば、
前記複数のティースは、軸方向において異なる位置に設けられる少なくとも3段のティース段を構成し、
前記第1ティース、前記第2ティースおよび前記第3ティースは、それぞれ互いに異なるティース段に属する。
特定の態様によれば、
第4ティースが、前記第2ティースと同一の軸方向位置かつ前記第3ティースと同一の周方向位置に設けられ、
第5ティースが、前記第3ティースと同一の軸方向位置かつ前記第2ティースと同一の周方向位置に設けられ、
前記第4ティースおよび前記第5ティースに検出コイルが巻回される。
特定の態様によれば、
前記第1ティースおよび前記第2ティースは第1磁路を形成し、
前記第1ティースおよび前記第2ティースは、前記第1磁路のうち前記検出対象部材内に形成される部分が、軸方向に対して45度の角度をなすように配置される。
また、この発明に係る歪み検出装置は、上述のコア構造体と、円筒状または円筒面状の磁歪部材を含む前記検出対象部材とを備える。
この発明に係るコアおよび歪み検出装置によれば、周方向における検出範囲の単位がより大きくなる。
この発明の実施の形態1に係る歪み検出装置の構成の例を示す図である。 磁歪部における歪みと磁化状態との対応関係を示す図である。 図1のコアの斜視図である。 各ティースと磁路との位置関係の一例を示す図である。 磁歪部内に形成される磁路の概略の例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、この発明の実施の形態1に係る歪み検出装置10の構成の例を示す。図1は、軸部材20の軸Aを含む平面による切断部端面図である。歪み検出装置10は軸部材20およびコア30を備える。本実施例では、軸部材20は略円筒形状に形成され、少なくとも一部が軸Aの周りに歪むことができるように構成される。たとえば、軸部材20において、軸方向の一端に対して、他端が軸Aの周りに回転することによって、ねじれるように歪みが発生する。
軸部材20は磁歪材料を含む。本実施形態では、磁歪材料は磁歪部22として成形される。図1の例では、軸部材20はシャフト21を備えており、磁歪部22はシャフト21の径方向外側に、シャフト21の周囲を取り巻くように設けられる。磁歪部22は、たとえば円筒状または円筒面状に形成される。
軸部材20および磁歪部22は、その歪みが検出される検出対象部材である。磁歪部22が歪むことに応じて、ビラリ効果により磁歪部22の磁化状況が変化する。とくに、特定方向における磁歪部22の透磁率が変化し、この変化を検出することができる。また、磁歪部22における透磁率の変化を検出することにより、たとえば軸部材20の歪みの大きさを算出することができ、また、たとえば軸部材20に加わっているトルクの大きさを算出することができる。
コア30は環状に形成される。コア30に対して、軸方向、径方向および周方向が定義可能である。本実施形態では、コア30の軸方向は軸部材20の軸方向に一致し、とくに、コア30の軸と軸部材20の軸は一致する(したがってコア30の軸は軸Aである)。
図2に、磁歪部22における歪みと磁化状態との対応関係を示す。図2は、磁歪部22の紙面手前側における磁化の状態を示す。歪みがない状態(たとえば軸部材20にトルクが加わっていない状態)では、磁歪部22は軸Aと平行な方向H0に比較的強く磁化される(または、方向H0に磁化された磁区が成長する)。ここで、軸部材20にトルクが加わる等の原因により、軸部材20に歪みが発生する場合がある。たとえば、軸部材20の下端と上端とを逆向きに回転させるようにねじる力(矢印D)が加わると、これに応じて軸部材20が歪み、磁歪部22は軸Aと平行ではない方向H1に比較的強く磁化される(または、方向H1に磁化された磁区が成長する)。さらに軸部材20の歪みが大きくなると、磁歪部22は方向H0との角度がより大きい方向H2に比較的強く磁化される(または、方向H2に磁化された磁区が成長する)。このように磁歪部22の磁化の方向が変化すると、これに応じて、特定の測定方向における磁歪部22の透磁率が変化する。歪み検出装置10は、このような透磁率の変化を検出する装置であるということができる。
図3は、コア30の斜視図である。コア30は少なくとも一部に磁性体を含み、略円筒面状のヨーク31と、複数のティースとを備える。ティースは、それぞれヨーク31から径方向に(本実施形態では径方向内側に)突出するよう形成される。ヨーク31と各ティースとは、一体に成形されてもよいし、別部材として成形され組み合わせられてもよい。なお図示されるヨーク31およびティースの形状は厳密ではない。
本実施形態ではコア30は多段スロットコアであり、複数のティース段を備える。たとえば図3の例では、ティースT11、ティースT12、ティースT13、ティースT14、ティースT15およびティースT16からなるティース段T1(第1ティース段。図4等も参照)と、ティースT21、ティースT22およびティースT23からなるティース段T2(第2ティース段。図4等も参照)と、ティースT31、ティースT32、ティースT33、ティースT34、ティースT35およびティースT36からなるティース段T3(第3ティース段。図4等も参照)とが構成されている。なお、ティースT11、T14、T31およびT34は、図1の切断部端面図にも現れている。このように、本実施形態では、コア30は合計15本のティースを備える。
各ティース段は、軸方向において異なる位置に設けられる。また、同じティース段に属するティースは、同じ軸方向位置に設けられる。図1に示す向きに見ると、ティース段T1(図1ではティースT11およびティースT14)は紙面上側に配置され、ティース段T2(図1には現れない)は紙面中央に配置され、ティース段T3(図1ではティースT31およびティースT34)は紙面下側に配置される。
各ティース段には、各ティースが周方向に等間隔に設けられる。ティース段T1およびティース段T3は6本のティースを含むので、周方向に隣接するティースの間隔(たとえばティースT11とティースT12との間隔)は60度となっている。また、ティース段T2は3本のティースを含むので、周方向に隣接するティースの間隔は120度となっている。
本実施形態では、ティース段T1とティース段T3とは、ティースの周方向位置が一致するように配置される。また、ティース段T2のティースは、周方向において、ティース段T1またはT3における2本のティースの間(たとえば周方向中央)に配置される。
図4に、各ティースと磁路との位置関係を概略的に示す。図4は、コア30を周方向に展開した状態を表し、コア30の周方向が紙面横方向に対応する。各ティースは、双方向矢印で示すように2本が1組となってティース対を形成し、このティース対が1つの磁路を形成する。また、1本のティースが複数のティース対に属する場合がある。たとえば、ティースT21(第1ティース)は、ティースT11(第2ティース)、ティースT32(第3ティース)、ティースT12(第4ティース)、およびティースT31(第5ティース)とそれぞれティース対を形成する。本実施形態では、1つの磁路を形成するティース対が、互いに異なるティース段に属する。
ティース対を形成する各ティースは、周方向において異なる位置に設けられる。たとえば、ティースT11とティースT21とが、周方向においてそれぞれ異なる位置に設けられ、また、ティースT21とティースT32とが、周方向においてそれぞれ異なる位置に設けられている。なお、本実施形態では、ティース対を形成する各ティースは、軸方向においても異なる位置に設けられているが、これは必須ではない。
ティースT32は、ティースT21に対し、ティースT11と軸方向および周方向に対称となる位置(すなわちティースT11と反対の位置)に設けられる。同様に、ティースT31は、ティースT21に対し、ティースT12と軸方向および周方向に対称となる位置に設けられる。
ティースT12は、ティースT11と同一の軸方向位置かつティースT32と同一の周方向位置に設けられる。同様に、ティースT31は、ティースT32と同一の軸方向位置かつティースT11と同一の周方向位置に設けられる。
コア30において、各ティースに励磁コイル41または検出コイル42、若しくは励磁コイル41と検出コイル42の両方が巻回されることにより、コア構造体が構成される。たとえば、ティースT21に励磁コイル41が巻回され、ティースT11、T12、T31およびT32に検出コイル42が巻回される。
励磁コイル41および検出コイル42の機能は公知であるが、たとえば、励磁コイル41は、磁歪部22における透磁率の変化を検出するために磁界を発生させるためのコイルであり、検出コイル42は、磁歪部22における透磁率の変化を検出するために励磁コイル41によって発生した磁界を検出するためのコイルである。これらのコイルを用いて、軸部材20に対する周方向の歪みを検出することができる。検出コイルは、同時に励磁コイルとしての役割を果たすことも出来る。
このように、コア30と、励磁コイル41と、検出コイル42とが、実施の形態1に係るコア構造体を構成する。このコア構造体を用いて、軸部材20の透磁率の変化を検出することができる。
ここで、ティースT21を中心に対称となるティース(たとえばティースT11およびT32)に巻回される検出コイル42は、たとえば直列に接続される。または、ティースT21を中心に対称となるティースに巻回される検出コイル42は、同一の検出回路に接続されていてもよい。このような配置とすることにより、周方向における検出範囲の単位が2つのティース対(すなわち3本のティース)にわたって大きく構成される。たとえば、図4の検出範囲の単位Uは、ティースT11からティースT32にわたる大きい周方向範囲をカバーすることができる。
図4には10本のティースが示されており、これらのティースが、検出範囲の単位Uを含む合計4個の検出範囲の単位を構成する。本実施形態ではコア30は合計15本のティースを備えるので、検出範囲の単位は合計6個構成されることになる。
さらに、ティースT21に関して対称となる別のティース(たとえばティースT12およびT31)に巻回される検出コイル42も、直列に接続されるか、同一の検出回路に接続されていてもよい。ただし、ある検出範囲の単位に係る検出コイル42(たとえばティースT11およびT32に巻回されるもの)と、別の検出範囲の単位に係る検出コイル42(たとえばティースT12およびT31に巻回されるもの)とは、直列には接続されないか、または、同一の検出回路には接続されない。
図5に、磁歪部22内に形成される磁路50(第1磁路)の概略の例を示す。なお実際には磁路50は全体が紙面に含まれるわけではないが、図5では、磁路50を紙面(すなわち軸Aを含む平面)に投影したものとして示す。また、軸部材20は略円筒形状をなし丸みを帯びているが、図5では中央付近に着目して平面とみなしているため、形状は厳密ではない。
ティースT11およびティースT21は、先端の位置のみ概略的に示す。実施の形態1では、ティースT11とティースT21とは軸方向および周方向において異なる位置に設けられているので、ティースT11およびティースT21を介して形成される磁路50のうち磁歪部22内に形成される部分は、図示のように軸方向に対して斜め方向(すなわち、軸方向に対して平行でも垂直でもない方向)に延びることになる。とくに、本実施形態では、磁路50のうち磁歪部22内に形成される部分は、軸方向に対して45度をなす。この方向が、磁歪部22の透磁率を測定する測定方向となる。すなわち、磁歪部22がこの方向に近い方向に磁化されれば、磁路50を介して測定される透磁率は大きくなり、磁歪部22がこの方向とは異なる方向(たとえば直交する方向)に磁化されれば、磁路50を介して測定される透磁率は小さくなる。
また、本実施形態では、図4に示すように、ティースT11、T21およびT32からなる検出範囲の単位Uに対し、同じ周方向範囲をカバーし単位Uに直交するティースT12、T21およびT31からなる検出範囲の単位が構成されている。このように、2つの互いに直交する検出範囲の単位により、歪みの方向を検出することができるので、磁歪部22に異方性を付与する等の工程は省略可能である。
このように、本発明の実施の形態1に係る歪み検出装置10によれば、検出範囲の単位Uにおいて、ティースT21とティースT11とが、周方向において異なる位置に設けられ、ティースT32がティースT11と反対側(すなわち、ティースT21に対し、ティースT11と軸方向および周方向に対称となる位置)に設けられるので、検出範囲の単位Uの周方向寸法をより大きくすることができる。
また、1つの検出範囲の単位において、2本のティースに検出コイル42が巻回されるので、ノイズの影響が平均化され、ノイズ耐性が向上する。
実施の形態1において、以下のような変形を加えることができる。
コイルの巻回態様は、実施の形態1で説明したものに限らず、当業者が適宜設計可能である。たとえば、検出範囲の単位Uについて説明すると、少なくとも両側のティースT11およびティースT32に検出コイル42が巻回されていればよい。なお、ティースT11およびティースT32のコイルの位相は同一とすると好適である(たとえば、図4においてティースT11内で紙面手前向きの磁束を測定する場合には、ティースT32内でも紙面手前向きの磁束を測定するようにする)。
これに加えて、中央のティースT21に検出コイル42を巻回してもよい。この場合には、両側のティースT11およびT32と、中央のティースT21とで、コイルの位相を逆にすると好適である。
検出回路を適切に設計すれば、これらの変形例のように励磁コイル41を用いない場合でも磁束を適切に検出することができる。
また、これらの変形例のように検出コイル42を構成した上で、さらに任意に励磁コイル41を追加してもよい。たとえば、中央のティースT21に励磁コイル41を巻回してもよいし、両側のティースT11およびT32に励磁コイル41を巻回してもよいし、すべてのティースT11、T21およびT32に励磁コイル41を巻回してもよい。励磁コイル41の位相等は当業者が適宜設計可能であるが、たとえば両側のティースT11およびT32は互いに同位相とし、これらと中央のティースT21とは逆位相とすることができる。
検出範囲の単位は、実施の形態1では合計15本のティースを用いて6個の検出範囲の単位が構成されるが、この数は任意に変更が可能である。たとえば、ティースT11、T12、T21、T31およびT32の5本のみを用いても本発明の効果を得ることができる。または、歪みの向きを検出する必要がない場合等には、検出範囲の単位を互いに直交させる必要はなく、たとえば図4の検出範囲の単位U単独でも本発明の効果を得ることができる。
実施の形態1では、図4に示すように3つのティース段が形成されているが、4つ以上のティース段が形成されてもよい。または、とくに整列した段を形成しないものであってもよい。
実施の形態1では各ティースは各ティース段において周方向に等間隔に設けられるが、これらは等間隔である必要はない。ただし、検出範囲の単位は直線状となるようにティースを配置する必要がある。
実施の形態1では図5に示すように、磁路50のうち磁歪部22内に形成される部分が軸方向に対して45度をなすが、この角度は任意に変更可能である。とくに、磁路50のうち磁歪部22内に形成される部分が、軸Aに対して平行でない方向に延びていればよい。
実施の形態1およびその変形例において、歪み検出装置10の用途は任意であるが、たとえば、外力による透磁率変化を検出する各種のセンサに応用することができる。
10 歪み検出装置、20 軸部材(検出対象部材)、22 磁歪部(検出対象部材)、30 コア、50 磁路(第1磁路)、A 軸、T1〜T3 ティース段、T11〜16,T21〜23,T31〜T36 ティース(T21 第1ティース、T11 第2ティース、T32 第3ティース、T12 第4ティース、T31 第5ティース)。

Claims (7)

  1. 磁性体を含むコアと、検出コイルとを備え、検出対象部材の透磁率の変化を検出するために用いられるコア構造体であって、
    前記コアに対して、軸方向、径方向および周方向が定義可能であり、
    前記コアは、径方向に突出する複数のティースを備え、
    第1ティースと第2ティースとが、周方向において異なる位置に設けられ、
    第3ティースが、前記第1ティースに対し、前記第2ティースと軸方向および周方向に対称となる位置に設けられ、
    前記検出コイルが、少なくとも前記第2ティースおよび前記第3ティースに巻回される、
    コア構造体。
  2. 前記検出コイルが、さらに前記第1ティースに巻回される、請求項1に記載のコア構造体。
  3. 前記コア構造体はさらに励磁コイルを備え、前記励磁コイルが、
    前記第1ティースに巻回されるか、または、
    前記第2ティースおよび前記第3ティースに巻回されるか、または、
    前記第1ティース、前記第2ティースおよび前記第3ティースに巻回される、
    請求項1または2に記載のコア構造体。
  4. 前記複数のティースは、軸方向において異なる位置に設けられる少なくとも3段のティース段を構成し、
    前記第1ティース、前記第2ティースおよび前記第3ティースは、それぞれ互いに異なるティース段に属する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のコア構造体。
  5. 第4ティースが、前記第2ティースと同一の軸方向位置かつ前記第3ティースと同一の周方向位置に設けられ、
    第5ティースが、前記第3ティースと同一の軸方向位置かつ前記第2ティースと同一の周方向位置に設けられ、
    前記検出コイルが前記第4ティースおよび前記第5ティースに巻回される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のコア構造体。
  6. 前記第1ティースおよび前記第2ティースは第1磁路を形成し、
    前記第1ティースおよび前記第2ティースは、前記第1磁路のうち前記検出対象部材内に形成される部分が、軸方向に対して45度の角度をなすように配置される、請求項1〜5のいずれか一項に記載のコア構造体。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のコア構造体と、
    円筒状または円筒面状の磁歪部材を含む前記検出対象部材と
    を備える、歪み検出装置。
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