JP7076781B2 - 透磁率の変化を検出するためのコアおよび歪み検出装置 - Google Patents

透磁率の変化を検出するためのコアおよび歪み検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7076781B2
JP7076781B2 JP2018097911A JP2018097911A JP7076781B2 JP 7076781 B2 JP7076781 B2 JP 7076781B2 JP 2018097911 A JP2018097911 A JP 2018097911A JP 2018097911 A JP2018097911 A JP 2018097911A JP 7076781 B2 JP7076781 B2 JP 7076781B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
teeth
stage
magnetic path
tooth
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018097911A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019203744A (ja
Inventor
貴広 佐々木
駿弥 岩澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamagawa Seiki Co Ltd filed Critical Tamagawa Seiki Co Ltd
Priority to JP2018097911A priority Critical patent/JP7076781B2/ja
Publication of JP2019203744A publication Critical patent/JP2019203744A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7076781B2 publication Critical patent/JP7076781B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Magnetic Variables (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

この発明はコアおよび歪み検出装置に関し、とくに、検出対象部材の透磁率の変化を検出するために用いられるものに関する。
透磁率の変化を検出し、これを利用して動作する機器が公知である。たとえば、磁歪材料を用い、ビラリ効果を利用して、磁歪材料の透磁率の変化に基づき、磁歪材料に加わるトルクを検出することができる。
このような構造の例は、特許文献1に記載される。特許文献1の構成では、歪みを検出する対象となる軸部材の表面に磁歪特性を増加させる表面処理(メッキ、溝加工等)を施し、軸部材と同軸上に軸部材を巻くようにコイルを配置し、そのインピーダンスの増減でビラリ効果により発生した軸の磁束密度の変化を読み取り、軸部材に発生した歪みの値を算出する。
特開2006-64445号公報
しかしながら、従来の方法では、歪みの方向を検出するために、歪みを検出する対象に磁気的異方性を付与するための加工が必要であった。このような加工は、たとえば高周波印加、形状加工等によって行われるが、そのためのコストおよび工数が追加で必要となる。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたものであり、検出対象部材への磁気的異方性の付与を不要とするコアおよび歪み検出装置を提供することを目的とする。
この発明に係るコアは、磁性体を含み、検出対象部材の透磁率の変化を検出するために用いられるコアであって、前記コアに対して、軸方向、径方向および周方向が定義可能であり、前記コアは、径方向に突出する複数のティースを備え、第1磁路を形成する第1ティースおよび第2ティースが、軸方向および周方向において異なる位置に設けられる。
特定の態様によれば、前記複数のティースは、軸方向において異なる位置に設けられる複数のティース段を構成し、前記第1ティースは第1ティース段に属し、第2ティースは第2ティース段に属する。
特定の態様によれば、各前記ティース段には、それぞれ複数のティースが周方向に等間隔に設けられ、前記第1ティース段と、前記第2ティース段とは、ティースの周方向位置が互い違いとなるように配置される。
特定の態様によれば、前記第1ティースおよび前記第2ティースは、前記第1磁路のうち前記検出対象部材内に形成される部分が、軸方向に対して45度の角度をなすように配置される。
特定の態様によれば、前記複数のティースは第3ティースを含み、第2ティースおよび第3ティースが第2磁路を形成し、前記第1ティース、前記第2ティースおよび前記第3ティースは、前記第1磁路のうち前記検出対象部材内に形成される部分と、前記第2磁路のうち前記検出対象部材内に形成される部分とが、互いに平行とならないように配置される。
特定の態様によれば、前記第1磁路と前記第2磁路とは互いに垂直である。
特定の態様によれば、前記第1磁路のうち前記検出対象部材内に形成される部分は、軸方向に対して45度の角度をなし、前記第2磁路のうち前記検出対象部材内に形成される部分は、軸方向に対して、前記第1磁路のうち前記検出対象部材内に形成される部分とは反対側に前記45度の角度をなす。
また、本発明に係る歪み検出装置は、上述のコアと、円筒状または円筒面状の磁歪部材を含む前記検出対象部材とを備える。
この発明に係るコアおよび歪み検出装置によれば、検出対象部材への磁気的異方性の付与が不要となる。
この発明の実施の形態1に係る歪み検出装置の構成の例を示す図である。 磁歪部における歪みと磁化状態との対応関係を示す図である。 図1のコアの斜視図である。 各ティースと磁路との位置関係を示す概略図である。 磁歪部内に形成される磁路の概略の例を示す図である。 角度と検出される透磁率との関係を示すグラフである。 実施の形態2における各ティースと磁路との位置関係を示す概略図である。 実施の形態2の変形例における各ティースと磁路との位置関係を示す概略図である。 実施の形態2の変形例における各ティースと磁路との位置関係を示す概略図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、この発明の実施の形態1に係る歪み検出装置10の構成の例を示す。図1は、軸部材20の軸Aを含む平面による切断部端面図である。歪み検出装置10は軸部材20およびコア30を備える。本実施例では、軸部材20は略円筒形状に形成され、少なくとも一部が軸Aの周りに歪むことができるように構成される。たとえば、軸部材20において、軸方向の一端に対して、他端が軸Aの周りに回転することによって、ねじれるように歪みが発生する。
軸部材20は磁歪材料を含む。本実施形態では、磁歪材料は磁歪部22として成形される。図1の例では、軸部材20はシャフト21を備えており、磁歪部22はシャフト21の径方向外側に、シャフト21の周囲を取り巻くように設けられる。磁歪部22は、たとえば円筒状または円筒面状に形成される。
軸部材20および磁歪部22は、その歪みが検出される検出対象部材である。磁歪部22が歪むことに応じて、ビラリ効果により磁歪部22の磁化状況が変化する。とくに、特定方向における磁歪部22の透磁率が変化し、この変化を検出することができる。また、磁歪部22における透磁率の変化を検出することにより、たとえば軸部材20の歪みの大きさを算出することができ、また、たとえば軸部材20に加わっているトルクの大きさを算出することができる。
コア30は環状に形成される。コア30に対して、軸方向、径方向および周方向が定義可能である。本実施形態では、コア30の軸方向は軸部材20の軸方向に一致し、とくに、コア30の軸と軸部材20の軸は一致する(したがってコア30の軸は軸Aである)。
図2に、磁歪部22における歪みと磁化状態との対応関係を示す。図2は、磁歪部22の紙面手前側における磁化の状態を示す。歪みがない状態(たとえば軸部材20にトルクが加わっていない状態)では、磁歪部22は軸Aと平行な方向H0に比較的強く磁化される(または、方向H0に磁化された磁区が成長する)。ここで、軸部材20にトルクが加わる等の原因により、軸部材20に歪みが発生する場合がある。たとえば、軸部材20の下端と上端とを逆向きに回転させるようにねじる力(矢印D)が加わると、これに応じて軸部材20が歪み、磁歪部22は軸Aと平行ではない方向H1に比較的強く磁化される(または、方向H1に磁化された磁区が成長する)。さらに軸部材20の歪みが大きくなると、磁歪部22は方向H0との角度がより大きい方向H2に比較的強く磁化される(または、方向H2に磁化された磁区が成長する)。このように磁歪部22の磁化の方向が変化すると、これに応じて、特定の測定方向における磁歪部22の透磁率が変化する。歪み検出装置10は、このような透磁率の変化を検出する装置であるということができる。
図3は、コア30の斜視図である。コア30は少なくとも一部に磁性体を含み、略円筒面状のヨーク31と、複数のティースとを備える。ティースは、それぞれヨーク31から径方向に(本実施形態では径方向内側に)突出するよう形成される。ヨーク31と各ティースとは、一体に成形されてもよいし、別部材として成形され組み合わせられてもよい。なお図示されるヨーク31およびティースの形状は厳密ではない。
本実施形態ではコア30は多段スロットコアであり、複数のティース段を備える。たとえば図3の例では、ティースT11、ティースT12、ティースT13、ティースT14、ティースT15およびティースT16からなるティース段T1(第1ティース段。図4等も参照)と、ティースT21、ティースT22、ティースT23、ティースT24、ティースT25およびティースT26からなるティース段T2(第2ティース段。図4等も参照)とが構成されている。このうちティースT11およびティースT14は、図1の切断端面図にも現れている。
各ティース段は、軸方向において異なる位置に設けられる。また、同じティース段に属するティースは、同じ軸方向位置に設けられる。図1に示す向きに見ると、ティース段T1(図1ではティースT11およびティースT14)は紙面上側に配置され、ティース段T2(図1には現れない)は紙面下側に配置される。また、各ティース段には、各ティースが周方向に等間隔に設けられる。図3の例では、各ティース段は6本のティースを含むので、周方向に隣接するティースの間隔(たとえばティースT11とティースT12との間隔)は60度となっている。
また、本実施形態では、ティース段T1とティース段T2とは、ティースの周方向位置が互い違いとなるように配置されている。すなわち、周方向位置において、ティース段T1のティースT11とティースT12との間、いずれからも30度だけ隔たった位置に、ティース段T2のティースT21が配置されている。
図4に、各ティースと磁路との位置関係を概略的に示す。図4は、コア30を周方向に展開した状態を表し、コア30の周方向が紙面横方向に対応する。各ティースは、双方向矢印で示すように2本が1組となってティース対を形成し、このティース対が1つの磁路を形成する。図4の例ではティースT11(第1ティース)とティースT21(第2ティース)とがティース対となる。このように、本実施形態では、1つの磁路を形成するティース対が、互いに異なるティース段に属する。コア30において、各ティースに励磁コイル41および検出コイル42が巻回されることにより、コア構造体が構成される。
励磁コイル41および検出コイル42の機能は公知であるが、たとえば、励磁コイル41は、磁歪部22における透磁率の変化を検出するために磁界を発生させるためのコイルであり、検出コイル42は、磁歪部22における透磁率の変化を検出するために励磁コイル41によって発生した磁界を検出するためのコイルである。これらのコイルを用いて、軸部材20に対する周方向の歪みを検出することができる。
これらのコイルの具体的な巻回方法および電圧印加方法は、公知の歪み検出装置等に基づき、当業者が適宜設計することができるが、以下に例を説明する。たとえば、ティースT11に励磁コイル41および検出コイル42を正位相で巻回し、ティースT21に励磁コイル41および検出コイル42を逆位相で巻回すれば、これら2本のティースを通る磁路を形成することができる。また、隣接するティース対のコイルを互いに逆位相とすれば(たとえばティースT11を正位相、ティースT21を逆位相、ティースT12を逆位相、ティースT22を正位相とする)、ティース対間の干渉または結合を抑制することができる。このようにして、図4に示すように3つの磁路(図4に示さないものを含めると6つの磁路)が形成される。
また、たとえば励磁コイル41を省略してもよい。すなわち、任意のティースに検出コイル42のみを巻回し、検出回路を適切に設計すれば、誘起される電圧を測定して透磁率を検出することも可能である。この場合には、検出コイル42が励磁コイルとしての役割を果たすということもできる。
ここで、図3および図4から明らかなように、ティース対を形成するティース(たとえばティースT11とティースT21)は、軸方向および周方向において異なる位置に設けられている。
このように、コア30と、励磁コイル41と、検出コイル42とが、実施の形態1に係るコア構造体を構成する。このコア構造体を用いて、軸部材20の透磁率の変化を検出することができる。
図5に、磁歪部22内に形成される磁路50(第1磁路)の概略の例を示す。なお実際には磁路50は全体が紙面に含まれるわけではないが、図5では、磁路50を紙面(すなわち軸Aを含む平面)に投影したものとして示す。また、軸部材20は略円筒形状をなし丸みを帯びているが、図5では中央付近に着目して平面とみなしているため、形状は厳密ではない。
ティースT11およびティースT21は、先端の位置のみ概略的に示す。上述のように、ティースT11とティースT21とは軸方向および周方向において異なる位置に設けられているので、ティースT11およびティースT21を介して形成される磁路50のうち磁歪部22内に形成される部分は、図示のように軸方向に対して斜め方向(すなわち、軸方向に対して平行でも垂直でもない方向)に延びることになる。とくに、本実施形態では、磁路50のうち磁歪部22内に形成される部分は、軸方向に対して45度をなす。この方向が、磁歪部22の透磁率を測定する測定方向となる。すなわち、磁歪部22がこの方向に近い方向に磁化されれば、磁路50を介して測定される透磁率は大きくなり、磁歪部22がこの方向とは異なる方向(たとえば直交する方向)に磁化されれば、磁路50を介して測定される透磁率は小さくなる。
図6のグラフに、角度と検出される透磁率との関係を示す。磁歪部22における磁化の向きをθとする。磁歪部22に歪みがない状態では、図2に示すようにθはH0に一致し、軸方向に対してなす角θはθ=0[度]となる。一方、磁路50は、図5に示すように常に軸方向に対して45度をなすので、このとき、θと磁路50の向きとのなす角φはφ=45[度]となり、透磁率としてμ=μ0が検出される。
θが増加すると(すなわち磁歪部22の磁化の方向がH0からH1へと、さらにH2へと変化すると)、θと磁路50とのなす角φが減少し、したがって磁路50を介して測定される透磁率が大きくなる。たとえばθ=45[度]の時には、透磁率としてμ=μ1が検出される(ただしμ1>μ0)。
θが減少すると(すなわち磁歪部22の磁化の方向がH0からH1の反対側へと変化すると)、θと磁路50とのなす角φが増加し、したがって磁路50を介して測定される透磁率が小さくなる。たとえばθ=-45[度]の時には、透磁率としてμ=μ2が検出される(ただしμ0>μ2)。
ここで、図6のグラフからも明らかなように、-45[度]≦θ≦45[度]の範囲を検出範囲とすると、検出範囲内では透磁率に対するθの一意性が保証されるので、θの大きさのみならず向きまでも正しく特定することができ、歪みの向きと大きさを正しく検出することができる。
このように、本発明の実施の形態1に係る歪み検出装置10によれば、磁歪部22における磁路50が軸Aと平行にならないように構成されているので、所定の検出範囲内ではθの向きを正しく特定することができ、歪みの向きと大きさを正しく検出することができる。したがって、歪みの方向を検出するための追加の構成(検出対象部材に磁気的異方性を付与するための構成等)は不要となり、コストや工数が節約できる。
実施の形態1において、以下のような変形を加えることができる。
ティース対は、実施の形態1では6対設けられるが、少なくとも1対あれば本発明の効果を得ることができる。
実施の形態1では、図4に示すように2つのティース段が形成されているが、3つ以上のティース段が形成されてもよい。または、とくに整列した段を形成しないものであってもよい。
実施の形態1では各ティースは周方向に等間隔に設けられるが、これらは等間隔である必要はない。また、異なる段のティースの周方向位置は、互い違いとならないものであってもよい。
実施の形態1では図5に示すように、磁路50のうち磁歪部22内に形成される部分が軸方向に対して45度をなすが、この角度は、斜め方向であれば任意に変更可能である。言い換えると、磁路50のうち磁歪部22内に形成される部分が、軸Aに対して平行でも垂直でもない方向に延びていればよい。なお、磁路の角度を変更すると、透磁率に対するθの一意性が保証される検出範囲が変化するが、磁路の角度および検出範囲の設計は当業者が適宜行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、1本のティースを通る磁路は1つのみであった。実施の形態2は、実施の形態1において、1本のティースを2つ以上の磁路が通るよう変更するものである。以下、実施の形態1との相違点を説明する。
図7に、実施の形態2における各ティースと磁路との位置関係を概略的に示す。実施の形態1と同様に2本が1組となってティース対を形成するが、実施の形態1と異なり、ティース対のうち1本は他のティース対と共通である。図7の例では、ティースT11(第1ティース)とティースT21(第2ティース)とがティース対を形成し、ティースT12(第3ティース)と上述のティースT21(第2ティース)とがティース対を形成する。したがって、ティースT21は2つのティース対に共通している。このように、実施の形態2では、2対のティース対を形成する3本のティースがティース組を構成する。
ティースT11およびティースT21が磁路(第1磁路)を形成し、ティースT21およびティースT12が別の磁路(第2磁路)を形成する。各ティースは、第1磁路のうち磁歪部22内に形成される部分と、第2磁路のうち磁歪部22内に形成される部分とが、互いに平行とならないように配置される。本実施形態では、図7に示すようにこれらの部分が互いに垂直となるよう配置され、とくに、第1磁路のうち磁歪部22内に形成される部分が軸方向に対して45度の角度をなし、第2磁路のうち磁歪部22内に形成される部分は、軸方向に対して、第1磁路のうち磁歪部22内に形成される部分とは反対側に、45度の角度をなすよう配置されている。
このような磁路は、たとえば図7に示すように、ティースT21に励磁コイル41を巻回し、ティースT11およびティースT12に検出コイル42を巻回することによって構成可能である。または、ティースT21に検出コイル42を巻回し、ティースT11およびティースT12に励磁コイル41を巻回してもよい。
このように、本発明の実施の形態2に係る歪み検出装置によっても、磁歪部における磁路が軸Aと平行にならないように構成されているので、所定の検出範囲内ではθの向きを正しく特定することができ、歪みの向きと大きさを正しく検出することができる。したがって、歪みの方向を検出するための追加の構成(検出対象部材に磁気的異方性を付与するための構成等)は不要となり、コストや工数が節約できる。
また、実施の形態2では、互いに平行でない2つの磁路を用いて透磁率を検出することができるので、検出精度が向上する。
実施の形態2において、実施の形態1の変形と同様の変形を施すことができる。
また、実施の形態2において、ティースおよびコイルの配置は、任意に変更が可能である。変形例を図8および図9に概略的に示す。図8および図9のいずれでも、2対のティース対を形成する3本のティースがティース組を構成しており、各ティース対が形成する磁路が互いに垂直となっている。
図8では、ティースが3段に配置され、第2ティース段のティースには励磁コイル41が巻回され、第1ティース段および第3ティース段のティースには検出コイル42が巻回される。励磁コイル41と検出コイル42との配置は、入れ替えてもよい。
図9では、第1ティース段には第2ティース段の2倍の数のティースが形成され、第1ティース段のティースには検出コイル42が巻回され、第2ティース段のティースには励磁コイル41が巻回される。励磁コイル41と検出コイル42との配置は、入れ替えてもよい。
なお、2対のティース対がそれぞれ形成する磁路のうち磁歪部22内に形成される部分は、図7のように互いに垂直であってもよいが、必ずしも垂直なものに限られない。ただし、いずれも軸Aに対しては平行でも垂直でもなく、また互いに平行とはならない。
実施の形態1および2ならびにこれらの変形例において、歪み検出装置10の用途は任意であるが、たとえば、外力による透磁率変化を検出する各種のセンサに応用することができる。
10 歪み検出装置、20 軸部材(検出対象部材)、22 磁歪部(検出対象部材)、30 コア、50 磁路(第1磁路)、A 軸、T1 ティース段(第1ティース段)、T2 ティース段(第2ティース段)、T11~16,T21~26 ティース(T11 第1ティース、T21 第2ティース、T12 第3ティース)。

Claims (3)

  1. 磁性体を含み、検出対象部材の透磁率の変化を検出するために用いられるコアであって、
    前記コアに対して、軸方向、径方向および周方向が定義可能であり、
    前記コアは、軸方向において異なる位置に、径方向に突出する複数のティースをそれぞれ有する第1ティース段と第2ティース段とを備え、
    前記第1ティース段には、前記第2ティース段に属する前記複数のティースの2倍の本数の前記複数のティースが形成され、
    前記第2ティース段は、前記第1ティース段に含まれる隣接する2本のティースの周方向位置の中間に1本のティースが位置するように前記複数のティースが形成され、
    第1ティースと第3ティースとは前記第1ティース段に属し、第2ティースは前記第2ティース段に属しており、
    前記第1ティースおよび前記第2ティースが、軸方向および周方向において異なる位置に設けられて第1磁路を形成し、
    前記第2ティースおよび前記第3ティースが軸方向および周方向において異なる位置に設けられて第2磁路を形成し、
    前記第1磁路のうち前記検出対象部材内に形成される部分は、軸方向に対して45度の角度をなし、
    前記第2磁路のうち前記検出対象部材内に形成される部分は、軸方向に対して、前記第1磁路のうち前記検出対象部材内に形成される部分とは反対側に45度の角度をなす、
    コア。
  2. 前記第1ティース段に属する前記複数のティースには検出コイルが巻回され、
    前記第2ティース段に属する前記複数のティースには励磁コイルが巻回される、
    請求項1に記載のコア。
  3. 請求項1または2に記載のコアと、
    円筒状または円筒面状の磁歪部材を含む前記検出対象部材と
    を備える、歪み検出装置。
JP2018097911A 2018-05-22 2018-05-22 透磁率の変化を検出するためのコアおよび歪み検出装置 Active JP7076781B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018097911A JP7076781B2 (ja) 2018-05-22 2018-05-22 透磁率の変化を検出するためのコアおよび歪み検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018097911A JP7076781B2 (ja) 2018-05-22 2018-05-22 透磁率の変化を検出するためのコアおよび歪み検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019203744A JP2019203744A (ja) 2019-11-28
JP7076781B2 true JP7076781B2 (ja) 2022-05-30

Family

ID=68726680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018097911A Active JP7076781B2 (ja) 2018-05-22 2018-05-22 透磁率の変化を検出するためのコアおよび歪み検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7076781B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7083374B2 (ja) * 2020-07-03 2022-06-10 シナノケンシ株式会社 トルク検出センサ
JP2022019090A (ja) * 2020-07-17 2022-01-27 シナノケンシ株式会社 トルク検出センサ
JP7076505B2 (ja) * 2020-07-17 2022-05-27 シナノケンシ株式会社 トルク検出センサ用コア及びトルク検出センサ
JP7184941B2 (ja) * 2021-02-17 2022-12-06 シナノケンシ株式会社 トルク検出センサ
JP7228605B2 (ja) * 2021-02-17 2023-02-24 シナノケンシ株式会社 トルク検出センサ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000266619A (ja) 1999-03-18 2000-09-29 Hiroyuki Wakiwaka トルクセンサ及びステアリングシャフトのトルク検出装置
JP2005274160A (ja) 2004-03-22 2005-10-06 Tdk Corp トルクセンサ
US20140102220A1 (en) 2011-05-06 2014-04-17 Hans-Gerd Brummel Magnetoelastic torque sensor

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60104230A (ja) * 1983-11-11 1985-06-08 Nissan Motor Co Ltd トルク検出装置
JPS61275630A (ja) * 1985-05-31 1986-12-05 Nissan Motor Co Ltd 磁歪式トルク検出器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000266619A (ja) 1999-03-18 2000-09-29 Hiroyuki Wakiwaka トルクセンサ及びステアリングシャフトのトルク検出装置
JP2005274160A (ja) 2004-03-22 2005-10-06 Tdk Corp トルクセンサ
US20140102220A1 (en) 2011-05-06 2014-04-17 Hans-Gerd Brummel Magnetoelastic torque sensor

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019203744A (ja) 2019-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7076781B2 (ja) 透磁率の変化を検出するためのコアおよび歪み検出装置
JP7099699B2 (ja) 透磁率の変化を検出するためのコア構造体および歪み検出装置
JP7076780B2 (ja) 透磁率の変化を検出するためのコア構造体および歪み検出装置
JP5646119B1 (ja) 永久磁石型回転電機
JP4849071B2 (ja) 2つのロータを有するモータ
JP4292967B2 (ja) 磁歪式トルクセンサ
US10302461B2 (en) Rotation detection device
CN109787384A (zh) 转子及旋转电机
JPWO2020250439A1 (ja) 回転数検出器
KR101664760B1 (ko) 회전수 검출기
JP6849188B2 (ja) 角度検出器
JP2018011466A (ja) 永久磁石埋込同期機
US20010015588A1 (en) Multipolar resolver with variable magnetic coupling
JP6675570B2 (ja) 磁歪式トルクセンサ
JP6961222B2 (ja) 歪みセンサのステータ構造
JP4305271B2 (ja) 磁歪式トルクセンサ
JP6883843B2 (ja) トルク検出装置
JP7111315B2 (ja) 歪みセンサ構造
JP6989114B2 (ja) トルク検出装置
JP6942319B2 (ja) 並列巻線レゾルバ
JP2005121501A (ja) タンデム型回転検出装置
CN110567361A (zh) 旋转角度检测装置
JP6841472B2 (ja) 磁歪式トルクセンサ
WO2022260071A1 (ja) 運動検出器
JP2019215175A (ja) 歪みセンサのステータ構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220511

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7076781

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150