JP2019196139A - 流体吹出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体の向きの調整時においても吹き出す流体の到達距離を長くすることが可能な流体吹出装置を提供する。【解決手段】流体吹出装置1は、流体の流通路100を形成するベース部10と、流通路100の開口部101側から吹き出す流体の向きを調整するグリル部20と、を備える。グリル部20は、流通路100からの流体の一部を主流として開口部101側に導く主流路210、および流通路100からの流体の残りを副流として開口部101側に導く副流路211を形成する流路形成体21を有する。流路形成体21は、副流路211が主流路210を囲むように形成されている。さらに、流路形成体21は、開口部101側から吹き出す流体の向きの調整時に、副流路211から吹き出される副流の向きが主流路210から吹き出される主流の向きと揃うように変化するように構成されている。【選択図】図3

Description

本開示は、流体を吹き出す流体吹出装置に関する。
従来、自動車用レジスタとして、左右の風向を調整するためのルーバと、複数枚のフィンとで構成されるバレルを備え、バレルの両側面に送風ケースに設けられたピン穴に回動自在に挿入されるピンが設けられているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この自動車用レジスタは、バレル全体を上下に回動させることで、上下の風向を調整可能になっている。
特開平7−247167号公報
ところで、自動車用レジスタ等の空気吹出装置は、例えば、前席側だけでなく後席側にも空調感を付与するために、吹き出す気流の到達距離を長くすることが望ましい場面がある。
しかしながら、特許文献1の如く、気流の向きを調整する機能を有する場合、気流の向きの調整時に吹き出す気流の到達距離が短くなりがちである。このような課題は、自動車用レジスタに限らず、流体を吹き出す他の流体吹出装置においても生じ得る。
本開示は、流体の向きの調整時においても吹き出す流体の到達距離を長くすることが可能な流体吹出装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、流体吹出装置における流体の到達距離を長くするために鋭意検討した。この結果、流体吹出装置から流体が吹き出された際に、当該流体の速度勾配によって横渦が生じ、横渦による主流の拡散や、横渦によって装置外部の外部流体が流体吹出装置から吹き出した流体に引き込まれることで、流体の到達距離が短くなり易いことが判った。
本開示は、上記の知見に基づいて案出されたものである。すなわち、請求項1に記載の発明は、流体を吹き出す流体吹出装置であって、
流体の流通路(100)を形成するとともに、流通路の下流側の端部に開口部(101)が設けられたベース部(10)と、
流通路に収容されて開口部側から吹き出す流体の向きを調整するグリル部(20)と、を備え、
グリル部は、流通路を流通する流体の一部を主流として開口部側に導く主流路(210)、および流通路を流通する流体の残りを副流として開口部側に導く副流路(211)を形成する流路形成体(21)を有し、
流路形成体は、
副流路から吹き出される副流が主流路から吹き出される主流の外側を流れるように副流路が主流路を囲むように形成され、
開口部側から吹き出す流体の向きの調整時に、副流路から吹き出される副流の向きが主流路から吹き出される主流の向きと揃うように変化するように構成されている。
このように、主流路から吹き出される主流の外側を副流路から吹き出される副流が流れる構造では、副流によって主流に形成される横渦の発達が抑えられることで、主流の拡散や装置外部の外部流体が主流に引き込まれることを抑制することができる。
加えて、開口部側から吹き出す流体の向きの調整時に、副流の向きが主流の向きと揃うように変化する構成になっているので、開口部側から吹き出す流体の向きを調整したとしても、主流の到達距離を長くすることができる。
したがって、本開示の流体吹出装置は、流体の向きの調整時においても吹き出す流体の到達距離を長くすることが可能となる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係る流体吹出装置の模式的な斜視図である。 第1実施形態に係る流体吹出装置の模式的な正面図である。 図2のIII−III断面図である。 図3のIV−IV断面図である。 図3のV−V断面図である。 第1実施形態に係る流体吹出装置の模式的な分解図である。 第1実施形態に係る流体吹出装置の内部における気流を説明するための説明図である。 第1実施形態に係る流体吹出装置のグリル部から吹き出される気流を説明するための説明図である。 第1実施形態の第1比較例となる流体吹出装置のグリル部から吹き出された気流の状態を説明するための説明図である。 第1実施形態に係る流体吹出装置のグリル部から吹き出された気流の状態を説明するための説明図である。 第1実施形態の第2比較例に係る流体吹出装置の内部における気流の状態を説明するための説明図である。 第1実施形態に係る流体吹出装置の内部における気流の状態を説明するための説明図である。 第1実施形態に係る流体吹出装置のグリル部から吹き出された主流の風速分布を説明するための説明図である。 グリル部を下方に向けた際の流体吹出装置の内部における空気流れを説明するための説明図である。 グリル部を上方に向けた際の流体吹出装置の内部における空気流れを説明するための説明図である。 第2実施形態に係る流体吹出装置の模式的な斜視図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態において、先行する実施形態で説明した事項と同一もしくは均等である部分には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、実施形態において、構成要素の一部だけを説明している場合、構成要素の他の部分に関しては、先行する実施形態において説明した構成要素を適用することができる。以下の実施形態は、特に組み合わせに支障が生じない範囲であれば、特に明示していない場合であっても、各実施形態同士を部分的に組み合わせることができる。
(第1実施形態)
本実施形態について、図1〜図16を参照して説明する。本実施形態では、本開示の流体吹出装置1を、車室内を空調する空調ユニットACUの空気吹出装置に適用した例について説明する。空調ユニットACUは、車室内の最前部に設けられたインストルメントパネルの内側に配置される。そして、空調ユニットACUの空気吹出装置は、インストルメントパネルやその内側に設置される。
図1および図2に示す流体吹出装置1は、空調ユニットACUにて温度調整された空調風を車室内へ吹き出す装置である。流体吹出装置1は、外殻を形成するベース部10、車室内へ吹き出す気流の向きを調整するためのグリル部20を含んで構成されている。
図3に示すように、ベース部10は、略円筒状の筒状部材で構成されており、その内部に空調風の流通路100が形成されている。そして、ベース部10には、流通路100の下流側の端部に開口部101が設けられている。
ベース部10は、その内部の流通路100に対して温度または湿度が調整された空気が流体として導入されるように、空調ダクトDを介して空調ユニットACUに接続されている。本実施形態では、空調ユニットACUが、ベース部10に導入される空気の温度または湿度を調整する調整機器を構成している。
ベース部10は、空調ダクトDが接続される接続部11およびグリル部20を収容する収容部12を備えている。接続部11は、ベース部10における収容部12よりも空気流れ上流側の部位である。また、収容部12は、ベース部10における開口部101に近接する部位であって、空気流れ上流側にて接続部11に連なっている。
ベース部10には、その内側に流通路100における空気流れに沿って延びる棒状のセンタコーン13、およびセンタコーン13の一部を囲む略円筒状のベース側筒状部14が設けられている。センタコーン13およびベース側筒状部14は、センタコーン13から放射状に延びる支持部15を介してベース部10に対して連結されている。
センタコーン13は、その軸心がベース部10の内側に形成される流通路100の中心線CLに略一致するように、流通路100に配置されている。センタコーン13は、流通路100の中心線CLに沿って延びている。
センタコーン13は、空気流れ上流側の先端部位131、空気流れ下流側の下端部位132、先端部位131と下端部位132との間の中間部位133を有している。センタコーン13は、先端部位131および中間部位133の一部が接続部11の内側に位置し、中間部位133の残りと下端部位132が収容部12の内側に位置するように流通路100に配置されている。
先端部位131は、空気流れ上流側に向かって縮径されている。すなわち、先端部位131は、空気流れ上流側に頂点を有する略円錐状の形状を有している。この先端部位131は、流通路100から後述するグリル部20の主流路210に流れる気流の向きを副流路211に変化させるための分散部として機能する。
中間部位133は、センタコーン13において先端部位131に連なる部位であって、円柱状の形状を有している。この中間部位133は、先端部位131の空気流れ下流側における流通路100の通路断面積を縮小させる縮流部として機能する。このことについては、図4および図5を参照して以下に説明する。
図4に示すように、流通路100におけるセンタコーン13よりも空気流れ上流側では、センタコーン13等がないため、その断面形状が円環状となる。そして、流通路100の通路断面積は円環状の部位の内側の面積となる。
一方、図5に示すように、流通路100におけるセンタコーン13の中間部位133が存在する位置では、中間部位133等があるため、流通路100の通路断面積が円環状の部位の内側の面積から中間部位133等が占める面積を差し引いたものとなる。
このように、ベース部10には、流通路100における先端部位131よりも空気流れ下流側に中間部位133が位置付けられているので、中間部位133等によって先端部位131よりも空気流れ下流側の流路断面積が縮小されている。
図3に戻り、下端部位132は、センタコーン13において中間部位133に連なる部位である。下端部位132には、球面状のボールスタッド134が設けられている。ボールスタッド134は、後述するグリル部20に設けられたボールソケット224と対となる部材である。
ベース側筒状部14は、センタコーン13の中間部位133を囲む略円筒状の形状を有している。ベース側筒状部14は、ベース部10の接続部11の内壁面112との間、およびセンタコーン13の中間部位133との間に同心円状の空間が形成されるように流通路100に設置されている。ベース側筒状部14は、流通路100を流れる気流が後述するグリル部20の主流路210および副流路211の双方に流れるように流通路100を流れる気流を整流させるベース側整流部として機能する。
ベース部10の収容部12は、ベース部10においてグリル部20が収容される部位である。収容部12は、その内壁面121の一部がグリル部20を回転させることが可能なように湾曲した形状になっている。具体的には、収容部12は、接続部11に連なる部位の内壁面121が円弧状に湾曲した形状になっている。
続いて、グリル部20について説明する。グリル部20は、ベース部10の流通路100に収容されて、ベース部10の開口部101から吹き出される気流の向きを調整するものである。具体的には、グリル部20は、ベース部10の収容部12に収容されている。
グリル部20は、流通路100を流通する気流の一部を主流として開口部101側に導く主流路210および流通路100を流通する気流の残りを副流として開口部101側に導く副流路211を形成する流路形成体21を有している。
流路形成体21は、開口部101側において副流路211から吹き出される副流が主流路210から吹き出される主流の外側を流れるように副流路211が主流路210を囲むように形成されている。
具体的には、流路形成体21は、筒状の部材で構成されている。流路形成体21は、収容部12の内壁面121に対応して湾曲する環状の外壁部212を有している。この外壁部212の内側に主流路210が形成されている。また、外壁部212には、主流路210に沿って外壁部212を貫通する複数の貫通孔211aが形成される。この貫通孔211aによって副流路211が形成されている。
グリル部20は、流路形成体21の内側に棒状の支柱部22、および支柱部22を囲む略円筒状のグリル側筒状部23が設けられている。支柱部22およびグリル側筒状部23は、支柱部22から放射状に延びる支持部24を介して流路形成体21に対して連結されている。
支柱部22は、その軸心が主流路210の中心線に略一致するように、流路形成体21の内側に配置されている。支柱部22は、開口部101側の端部である外側端部221、および外側端部221の反対側の端部である内側端部222を有している。そして、支柱部22は、内側端部222がセンタコーン13の下端部位132と対向するように主流路210に配置されている。
内側端部222には、外側端部221に向かって窪んだ溝部223が形成されている。この溝部223には、センタコーン13のボールスタッド134を受け入れるボールソケット224が設けられている。ボールソケット224は、ボールスタッド134の外側を支持する支持具である。
グリル部20は、支柱部22のボールソケット224に対してセンタコーン13のボールスタッド134が嵌め込まれることで、ベース部10に対して回転可能に支持される。ボールスタッド134およびボールソケット224は、ベース部10に対してグリル部20を回転可能に接続するボールジョイント機構を構成している。本実施形態では、ボールスタッド134およびボールソケット224を含んでなるボールジョイント機構が、グリル部20をベース部10に対して回転可能に支持する支持機構を構成している。
グリル側筒状部23は、支柱部22を囲む略円筒状の形状を有している。グリル側筒状部23は、主流路210を流れる気流を整流させるために設けられている。本実施形態では、グリル側筒状部23が主流路210を流れる流体を整流させるグリル側整流部を構成している。
グリル側筒状部23は、ベース側筒状部14の空気流れ下流側に位置付けられている。グリル側筒状部23は、ベース側筒状部14と略同径となる円筒形状を有している。グリル側筒状部23は、グリル部20を回転させた際に、ベース側筒状部14と接触しないようにベース側筒状部14から離間している。
このように構成されるグリル部20は、流路形成体21の外壁部212の内側に主流路210が形成され、外壁部212を貫通する貫通孔211aで副流路211が形成されている。また、グリル部20は、図6に示すように、ベース部10のボールスタッド134に対してボールソケット224を嵌め込むことで、ベース部10に対して回転可能に支持される。このような構造によって、グリル部20は、開口部101側から吹き出す気流の向きの調整時に、副流路211から吹き出される副流の向きが主流路210から吹き出される主流の向きと揃うように変化する構成になっている。
次に、流体吹出装置1の作動について図7〜図15を参照して説明する。図7〜図13では、開口部101から気流が真っすぐに吹き出されるようにグリル部20が設定された状態を示している。
空調ユニットACUが作動すると、図7に示すように、空調ユニットACUで温度または湿度が調整された空調風が空調ダクトDを介して流体吹出装置1に流入する。流体吹出装置1に流入した空調風は、ベース部10の流通路100を流れた後、その一部が主流路210に流れ、残りが副流路211に流れる。そして、図8に示すように、主流路210および副流路211を流れる空調風が車室内へ吹き出される。
ここで、図9は、本実施形態の第1比較例となる流体吹出装置CE1から吹き出された気流の状態を説明するための説明図である。第1比較例となる流体吹出装置CE1は、グリル部20に対して副流路211が設けられていない点が本実施形態の流体吹出装置1と異なっている。なお、説明が理解し易くなるように、図9では、第1比較例となる流体吹出装置CE1における本実施形態の流体吹出装置1と同じ機能を発揮する部材に対して本実施形態の流体吹出装置1と同一の参照符号を付している。
図9に示すように、第1比較例となる流体吹出装置CE1では、主流路210から主流が吹き出されると、主流路210の出口下流において、主流路210からの気流とその周囲で静止した空気との速度差に起因して無数の横渦Vtが発生する。この横渦Vtによって主流が拡散されるとともに、装置外部で静止した空気(すなわち、外部流体)が主流に引き込まれることで、主流の到達距離が短くなる。そして、横渦Vt同士が合成されるとより大きな横渦Vtに発達するため、主流の到達距離がさらに短くなる。また、主流に対して装置外部で静止した空気が引き込まれると、主流の温度または湿度が変化する。このため、適切な温度または湿度に調整された気流が所望の空間に到達し難くなる。
これに対して、本実施形態の流体吹出装置1は、図10に示すように、主流路210から吹き出される主流の外側を副流路211から吹き出される副流が流れる。
これによると、主流に形成される横渦Vtが副流によって乱され、横渦Vtの発達が抑えられることで、主流の拡散や装置外部で静止した空気(すなわち、外部流体)が主流に引き込まれることが抑制されるので、主流の到達距離を長くすることができる。また、横渦Vtの発達が抑制されると、主流に対して装置外部で静止した空気が引き込まれ難くなるので、適切な温度または湿度に調整された気流が所望の空間に到達し易くなる。
また、図11は、本実施形態の第2比較例となる流体吹出装置CE2の内部における気流の状態を説明するための説明図である。第2比較例となる流体吹出装置CE2は、ベース部10の流通路100に対してセンタコーン13およびベース側筒状部14が設けられていない点が本実施形態の流体吹出装置1と異なっている。なお、説明が理解し易くなるように、図11では、第2比較例となる流体吹出装置CE2における本実施形態の流体吹出装置1と同じ機能を発揮する部材に対して本実施形態の流体吹出装置1と同一の参照符号を付している。
図11に示すように、第2比較例となる流体吹出装置CE2では、流通路100を流れる気流は、ベース部10における接続部11の内壁面112付近で速度が低下することで、内壁面112付近の流量が中央付近の流量に比べて少なくなる。
この状態でグリル部20に気流が流入すると、主流路210の外側に形成される副流路211に対して気流が流れ難くなる。副流路211を流れる気流の流量が少ないと、副流路211から吹き出される副流による主流の拡散の抑制効果や外部流体の引き込み作用の低減効果が充分に得られ難くなる虞がある。
これに対して、本実施形態の流体吹出装置1は、ベース部10の流通路100に対してセンタコーン13およびベース側筒状部14が設けられている。このため、流通路100に流入した気流は、主流路210側に流れる気流の向きがセンタコーン13の先端部位131によって副流路211側に変化する。これにより、ベース部10における接続部11の内壁面112付近を流れる気流の速度が大きくなる。
また、流通路100における先端部位131の下流側は、センタコーン13の中間部位133によって流路断面積が縮小されている。これにより、ベース部10における接続部11の内壁面112付近を流れる気流と流通路100の中央付近を流れる気流との速度差が小さくなる。
さらに、ベース部10には、流通路100を流れる気流が主流路210および副流路211の双方に流れるように流通路100を流れる流体を整流させるベース側筒状部14が設けられている。このため、センタコーン13の先端部位131および中間部位133において乱れた気流がベース側筒状部14によって、主流路210および副流路211の双方に流れるように整流される。このような流れは、グリル部20に設けられたグリル側筒状部23によって維持されることで、流通路100を流れる気流が主流路210だけでなく副流路211側にも充分に流れる。
これにより、本実施形態の流体吹出装置1は、図13に示すように、主流路210から主流を吹き出しつつ、副流路211から充分な速度および流量を有する副流を吹き出すことができる。
ここで、図14は、開口部101から気流が下方に向けて吹き出されるようにグリル部20が設定された状態を示している。また、図15は、開口部101から気流が上方に向けて吹き出されるようにグリル部20が設定された状態を示している。
図14に示すように、気流が下方に向けて吹き出されるようにグリル部20が設定された場合、流通路100を流れる気流が主流路210および副流路211の双方に流れる。このため、主流路210および副流路211の双方から気流が吹き出される。
また、図15に示すように、気流が上方に向けて吹き出されるようにグリル部20が設定された場合であっても、流通路100を流れる気流が主流路210および副流路211の双方に流れた後、主流路210および副流路211の双方から吹き出される。
なお、図示しないが、気流が左方または右方に向けて吹き出されるようにグリル部20が設定された場合であっても、流通路100を流れる気流が主流路210および副流路211の双方に流れた後、主流路210および副流路211の双方から吹き出される。
以上説明した流体吹出装置1は、グリル部20が主流路210から吹き出される主流の外側を副流路211から吹き出される副流が流れる構造を有している。これによると、副流によって主流に形成される横渦Vtの発達が抑えられることで、主流の拡散や装置外部の外部流体が主流に引き込まれることを抑制可能となる。この結果、主流の到達距離を長くすることができる。
加えて、流体吹出装置1は、開口部101側から吹き出す気流の向きの調整時に、副流の向きが主流の向きと揃うように変化する構成になっている。これによると、開口部101側から吹き出す流体の向きを調整したとしても、主流の到達距離を長くすることができる。
ここで、流体吹出装置1は、ベース部10に設けられたセンタコーン13の先端部位131が流通路100から主流路210側に流れる気流の向きを副流路211側に変化させる分散部として機能する。また、センタコーン13の中間部位133が流通路100の通路断面積を縮小させる縮流部として機能する。さらに、ベース側筒状部14が流通路100を流れる流体が主流路210および副流路211の双方に流れるように整流させるベース側整流部として機能する。
これによると、流通路100を流れる気流が主流路210だけに偏って流れることを抑制することができる。すなわち、本構成によれば、流通路100を流れる気流が主流路210だけでなく副流路211側にも流れ易くなる。このため、副流路211から吹き出される副流による主流の拡散の抑制効果や外部流体の引き込み作用の低減効果を充分に得ることが可能となる。
また、流体吹出装置1は、グリル部20に対して主流路210を流れる主流を整流させるグリル側筒状部23が設けられている。これによると、ベース側筒状部14にて整流された気流がグリル側筒状部23にて整流されるので、気流が流通路100から主流路210に流入する際に乱れること抑制することができる。主流路210における流体の乱れを抑制することは、主流路210から吹き出す主流の到達距離を長くする上で有効である。
さらに、流体吹出装置1は、ボールスタッド134およびボールソケット224を含むボールジョイント機構によってグリル部20がベース部10に対して回転可能に支持されている。これによると、グリル部20を任意の方向に回転可能となるので、開口部101側から吹き出す気流の向きの調整の自由度を向上させることができる。
ここで、前述したように、本実施形態の流体吹出装置1は、副流によって装置外部の外部流体の主流への引き込み作用が低減される。このため、空調ユニットACUの空気吹出装置に本実施形態の流体吹出装置1を適用すれば、空調ユニットACUにて調整された空気の温度または湿度が、装置外部の温度や湿度が調整されていない空気によって変化することが抑制される。換言すれば、本実施形態の流体吹出装置1によれば、空調ユニットACUにて温度または湿度が調整された空気を温度または湿度が維持された状態で所望の空間に到達させ易くなる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図16を参照して説明する。本実施形態では、ベース部10の開口部101の形状等が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について主に説明し、第1実施形態と同様の部分について説明を省略することがある。
図16に示すように、ベース部10は、断面が矩形状となる略角筒状の筒状部材で構成されており、空気流れ下流側の端部に矩形状の開口部101が開口している。また、グリル部20は、流路形成体21が略角筒状の筒状部材で構成されている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。本実施形態の流体吹出装置1は、グリル部20による気流の向きの調整範囲が制限されるものの、第1実施形態と同様に、開口部101側から吹き出す流体の向きを調整したとしても、主流の到達距離を長くすることが可能である。
(他の実施形態)
以上、本開示の代表的な実施形態について説明したが、本開示は、上述の実施形態に限定されることなく、例えば、以下のように種々変形可能である。
上述の実施形態では、ベース部10に対してセンタコーン13およびベース側筒状部14が設けられた例について説明したが、これに限定されない。流体吹出装置1は、例えば、ベース部10に対してセンタコーン13およびベース側筒状部14が設けられていない構成になっていてもよい。また、流体吹出装置1は、ベース部10に対してセンタコーン13およびベース側筒状部14の一方が設けられている構成になっていてもよい。
流体吹出装置1は、例えば、ベース部10に対してセンタコーン13が設けられ、ベース側筒状部14が設けられていない構成になっていてもよい。この場合、センタコーン13は、例えば、分散部として機能する先端部位131を有し、縮流部として機能する中間部位133が省略された構成になっていてもよい。逆に、センタコーン13は、例えば、縮流部として機能する中間部位133を有し、分散部として機能する先端部位131が省略された構成になっていてもよい。
上述の実施形態では、主流路210が流路形成体21の外壁部212の内側の空間で構成され、副流路211が外壁部212を貫通する貫通孔211aで構成される例について説明したが、これに限定されない。流路形成体21は、例えば、主流路210を形成する筒状の部材の周囲に副流路211を形成する複数の筒状の部材が配置されたもので構成されていてもよい。
上述の実施形態では、グリル部20に対してグリル側筒状部23が設けられた例について説明したが、これに限定されない。流体吹出装置1は、例えば、グリル部20に対してグリル側筒状部23が設けられていない構成になっていてもよい。
上述の実施形態では、ボールスタッド134がベース部10に設けられ、ボールソケット224がグリル部20に設けられた例について説明したが、これに限定されない。流体吹出装置1は、ボールスタッド134およびボールソケット224の一方がグリル部20に設けられ、他方がベース部10に設けられた構成になっていればよい。
上述の実施形態では、ボールスタッド134およびボールソケット224を含んでなるボールジョイント機構によって、グリル部20がベース部10に対して回転可能に支持される例について説明したが、これに限定されない。グリル部20は、ボールジョイント機構以外の支持機構によってベース部10に対して支持される構成になっていてもよい。
上述の実施形態では、ベース部10に導入される空気の温度または湿度を調整する調整機器として空調ユニットACUを例示したが、これに限定されない。調整機器は、例えば、車室内の全体または一部を加湿する加湿器や車室内の全体または一部を除湿する除湿器で構成されていてもよい。
上述の実施形態では、車室内を空調する空調ユニットACUの空気吹出装置に本開示の流体吹出装置1を適用する例について説明したが、これに限定されない。本開示の流体吹出装置1は、空調ユニットACUの空気吹出装置以外の空気吹出装置に適用可能である。また、本開示の流体吹出装置1は、空気以外の気体または液体を吹き出す装置にも適用可能である。
上述の実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
上述の実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されない。
上述の実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されない。
(まとめ)
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、流体吹出装置は、流体の流通路を形成するベース部と、流通路の開口部側から吹き出す流体の向きを調整するグリル部と、を備える。グリル部は、流通路を流通する流体の一部を主流として開口部側に導く主流路、および流通路を流通する流体の残りを副流として開口部側に導く副流路を形成する流路形成体を有する。流路形成体は、副流路から吹き出される副流が主流路から吹き出される主流の外側を流れるように副流路が主流路を囲むように形成されている。流路形成体は、開口部側から吹き出す流体の向きの調整時に、副流路から吹き出される副流の向きが主流路から吹き出される主流の向きと揃うように変化するように構成されている。
第2の観点によれば、流体吹出装置のベース部には、流通路から主流路側に流れる流体の向きを副流路側に変化させるための分散部がグリル部よりも流体流れ上流側に設けられている。
流通路では、その壁面付近で流体の速度が低下することで、壁面付近の流量が中央付近の流量に比べて少なくなる傾向がある。そして、本開示の流体吹出装置の如く、副流路が主流路の外側に形成されていると、主流路に比べて副流路に流体が流れ難くなる。副流路における流体の流量が少ないと、副流路から吹き出される副流による主流の拡散の抑制効果や外部流体の引き込み作用の低減効果が充分に得られ難くなる虞がある。
これに対して、ベース部に形成される流通路に分散部を設ける構成とすれば、流通路にて主流路に向かう流体の一部が副流路側に流れ易くなる。このため、副流路から吹き出される副流による外部流体の引き込み作用の低減効果を充分に得ることが可能となる。
第3の観点によれば、流体吹出装置のベース部には、流通路の通路断面積を縮小させる縮流部がグリル部よりも流体流れ上流側に設けられている。このように、ベース部に形成される流通路に通路断面積を縮小させる縮流部を設ける構成とすれば、流通路の壁面付近と中央付近との速度差が小さくなり、流通路を流れる流体が副流路側にも流れ易くなる。このため、副流路から吹き出される副流による外部流体の引き込み作用の低減効果を充分に得ることが可能となる。
第4の観点によれば、流体吹出装置のベース部には、流通路を流れる流体が主流路および副流路の双方に流れるように流通路を流れる流体を整流させるベース側整流部がグリル部よりも流体流れ上流側に設けられている。このように、ベース部に形成される流通路にベース側整流部を設ける構成とすれば、流通路を流れる流体が副流路側にも流れ易くなる。このため、副流路から吹き出される副流による外部流体の引き込み作用の低減効果を充分に得ることが可能となる。
第5の観点によれば、流体吹出装置のグリル部には、主流路を流れる流体を整流させるグリル側整流部が設けられている。これによると、流路形成体に対してグリル側整流部を設ける構成とすれば、主流路における流体の乱れが抑制されるので、主流路から主流路を適切に吹き出すことが可能となる。
第6の観点によれば、流体吹出装置のベース部には、流通路から主流路側に流れる流体の向きを副流路側に変化させるための分散部と、分散部の流体流れ下流側において流通路の通路断面積を縮小させる縮流部と、が設けられている。さらに、ベース部には、流通路を流れる流体が主流路および副流路の双方に流れるように流通路を流れる流体を整流させるベース側整流部が設けられている。
これによると、分散部によって流通路にて主流路に向かう流体の一部が副流路側に流れ易くなる。また、分散部の下流側の縮流部によって流通路の壁面付近と中央付近との速度差が小さくなる。さらに、分散部や縮流部において乱れた流体の流れはベース側整流部によって、主流路および副流路の双方に流れるように整流される。このように、分散部、縮流部、ベース側整流部を流通路に設ける構成とすれば、流通路を流れる流体が主流路だけに偏って流れることを抑制することができる。すなわち、本構成によれば、流通路を流れる流体が主流路だけでなく副流路側にも流れ易くなるので、副流路から吹き出される副流による主流の拡散の抑制効果や外部流体の引き込み作用の低減効果を充分に得ることが可能となる。
第7の観点によれば、流体吹出装置のベース側整流部は、主流路の流体流れ上流側に設けられている。グリル部には、ベース側整流部の流体流れ下流側に主流路を流れる流体を整流させるグリル側整流部が設けられている。これによると、ベース側整流部にて整流された流体がグリル側整流部にて整流されるので、流体がベース部に形成された流通路から主流路に流入する際に乱れること抑制することができる。主流路における流体の乱れを抑制することは、主流路から吹き出す主流の到達距離を長くする上で有効である。
第8の観点によれば、流体吹出装置のベース部は、グリル部を収容する収容部の内壁面の一部がグリル部を回転させることが可能なように湾曲した形状になっている。流路形成体は、収容部の内壁面に対応して湾曲する環状の外壁部を有し、外壁部の内側に主流路が形成されると共に、主流路に沿って外壁部を貫通する複数の貫通孔によって副流路が形成されている。
このように、流路形成体の外壁部の内側に主流路を形成し、当該外壁部を貫通する貫通孔で副流路が形成される構成とすれば、副流路が主流路を囲みつつ、副流路から吹き出される副流の向きを主流路から吹き出される主流の向きと揃えることが可能となる。
第9の観点によれば、流体吹出装置は、グリル部をベース部に対して回転可能に支持する支持機構を備える。そして、支持機構は、グリル部およびベース部の一方に設けられる球面状のボールスタッド、並びに、グリル部およびベース部の他方に設けられてボールスタッドを受け入れるボールソケットを含むボールジョイント機構で構成されている。
このように、ボールジョイント機構によってグリル部をベース部に対して支持させる構成とすれば、グリル部を任意の方向に回転可能となるので、開口部側から吹き出す流体の向きの調整の自由度を向上させることができる。
第10の観点によれば、流体吹出装置のベース部は、流通路に対して温度または湿度が調整された空気が流体として導入されるように、空気流れ上流側に空気の温度または湿度を調整する調整機器が接続される。
前述したように、本開示の流体吹出装置では、副流によって装置外部の外部流体の主流への引き込み作用が低減される。このため、空気の温度または湿度を調整する調整機器の空気吹出装置に本開示の流体吹出装置を適用すれば、調整機器にて調整された空気の温度または湿度が、装置外部の温度や湿度が調整されていない空気によって変化することが抑制される。換言すれば、本開示の流体吹出装置によれば、調整機器にて温度または湿度が調整された空気を温度または湿度が維持された状態で所望の空間に到達させ易くなる。
1 流体吹出装置
10 ベース部
100 流通路
101 開口部
20 グリル部
21 流路形成体
210 主流路
211 副流路

Claims (10)

  1. 流体を吹き出す流体吹出装置であって、
    流体の流通路(100)を形成するとともに、前記流通路の下流側の端部に開口部(101)が設けられたベース部(10)と、
    前記流通路に収容されて前記開口部側から吹き出す流体の向きを調整するグリル部(20)と、を備え、
    前記グリル部は、前記流通路を流通する流体の一部を主流として前記開口部側に導く主流路(210)、および前記流通路を流通する流体の残りを副流として前記開口部側に導く副流路(211)を形成する流路形成体(21)を有し、
    前記流路形成体は、
    前記副流路から吹き出される副流が前記主流路から吹き出される主流の外側を流れるように前記副流路が前記主流路を囲むように形成され、
    前記開口部側から吹き出す流体の向きの調整時に、前記副流路から吹き出される副流の向きが前記主流路から吹き出される主流の向きと揃うように変化するように構成されている流体吹出装置。
  2. 前記ベース部には、前記流通路から前記主流路側に流れる流体の向きを前記副流路側に変化させるための分散部(131)が前記グリル部よりも流体流れ上流側に設けられている請求項1に記載の流体吹出装置。
  3. 前記ベース部には、前記流通路の通路断面積を縮小させる縮流部(133)が前記グリル部よりも流体流れ上流側に設けられている請求項1または2に記載の流体吹出装置。
  4. 前記ベース部には、前記流通路を流れる流体が前記主流路および前記副流路の双方に流れるように前記流通路を流れる流体を整流させるベース側整流部(14)が前記グリル部よりも流体流れ上流側に設けられている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の流体吹出装置。
  5. 前記グリル部には、前記主流路を流れる流体を整流させるグリル側整流部(23)が設けられている請求項1ないし4に記載の流体吹出装置。
  6. 前記ベース部には、
    前記流通路から前記主流路側に流れる流体の向きを前記副流路側に変化させるための分散部(131)と、
    前記分散部の流体流れ下流側において前記流通路の通路断面積を縮小させる縮流部(133)と、
    前記流通路を流れる流体が前記主流路および前記副流路の双方に流れるように前記流通路を流れる流体を整流させるベース側整流部(14)と、が設けられている請求項1に記載の流体吹出装置。
  7. 前記ベース側整流部は、前記主流路の流体流れ上流側に設けられており、
    前記グリル部には、前記ベース側整流部の流体流れ下流側に前記主流路を流れる流体を整流させるグリル側整流部(23)が設けられている請求項6に記載の流体吹出装置。
  8. 前記ベース部は、前記グリル部を収容する収容部(12)の内壁面(121)の一部が前記グリル部を回転させることが可能なように湾曲した形状になっており、
    前記流路形成体は、前記収容部の内壁面に対応して湾曲する環状の外壁部(212)を有し、前記外壁部の内側に前記主流路が形成されると共に、前記主流路に沿って前記外壁部を貫通する複数の貫通孔(211a)によって前記副流路が形成されている請求項1ないし7のいずれか1つに記載の流体吹出装置。
  9. 前記グリル部を前記ベース部に対して回転可能に支持する支持機構(134、224)を備え、
    前記支持機構は、前記グリル部および前記ベース部の一方に設けられる球面状のボールスタッド(134)、並びに、前記グリル部および前記ベース部の他方に設けられて前記ボールスタッドを受け入れるボールソケット(224)を含むボールジョイント機構で構成されている請求項1ないし8のいずれか1つに記載の流体吹出装置。
  10. 前記ベース部は、前記流通路に対して温度または湿度が調整された空気が流体として導入されるように、空気流れ上流側に空気の温度または湿度を調整する調整機器(ACU)が接続される請求項1ないし9のいずれか1つに記載の流体吹出装置。
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